転職よりも処世術

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アクシス株式会社 代表取締役 末永雄大
新卒でリクルートキャリア入社。その後、サイバーエージェントにて集客支援を行う。 2012年転職エージェントとしてアクシス株式会社を設立。 ■Yahoo!ニュース(個人):IT/キャリアコンサルタントが語る「働き方3.0」 ■オールアバウトガイド:「キャリアプラン・転職ノウハウ」ガイド

転職よりも処世術

転職者からの相談

みなさん、こんにちは。自立型人材の転職・キャリア支援を行うアクシス・代表コンサルタントの末永雄大(すえながゆうた)です。

今回も転職のプロの視点から、転職・キャリアについてのノウハウを惜しみなくレクチャーしてまいります。

過去に転職のお手伝いをした方から、ご連絡をいただき「最近仕事で悩んでおり、転職という選択肢も考えている」というお話をいただきました。

非常に感情的になっていらしていたので、一度お会いしましょう、とランチに行ってきました。

お話を聞いている上で、転職という選択肢は、転職市場や求人企業から見ても納得感もなく、本人にとってもデメリットやリスクの方が大きいと感じたため、オススメしないとお伝えした上で、まだ20代前半とお若い方であったため、そもそもの処世術についてお話する必要があると感じました。

社会人としての処世術

そもそも社会人としての処世術とは何でしょうか?

処世術は、辞書等で調べてみると、「巧みな世渡りの方法」と一言だけ定義がありました。

かなりざっくりな定義ですが、社会人・ビジネスパーソンとして、会社や組織の中で、うまく世渡りしていくという事でしょうか。

しかし、こうした処世術って、皆さんどこで、どうやって身につけるのでしょうか?

親が教えてくれるわけでも、学校で学べるわけでもなく、転職やキャリアという分野を生業としている私からすると、この領域は、人によって大きな格差があるように感じています。

恐らく昔は、会社がこうした処世術の教育機能を担っていたのではないかと思っています。

会社=家族という考え方が、分け隔てなく、先輩から後輩に受け継がれてきたのではないでしょうか。

最近は飲みニケーションが減ってきていたり、上司と部下との関係も業務上のみといった風潮の会社も増えてきたためか、先輩・上司から後輩・部下に伝授・伝播されづらくなっているような気もします。

ただ、こうした処世術が、ビジネススキルや専門性以上に、重要であると私は考えます。

以下の書籍はリクルートエージェントの大先輩 鈴木 康弘さんの著書で、池袋で転職バーを運営していらっしゃる方なのですが、内容が処世術について示唆に富み、非常に参考になるので、ご興味のある方は是非読んでみると良いと思います。

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社会人として大切な5つのポイント

話を戻しますが、本日の方に対して、私の新人時代の実体験を交えて、以下の5つの話をさせていただきました。

  • 苦しい時こそ真価が問われる。
  • プロになる自覚を持つ
  • 自己責任と捉える
  • したたかさを持つ
  • 感情と理性を認識する

内容が長くなるため、今回のエントリーでは上記3点までについてお話したいと思います。

・苦しい時こそ真価が問われる。

私はもともとの特性として、情緒的・感情的で、浮き沈みの激しいところがありました。

自ら高過ぎる理想や目標を掲げ、それに追いつけずに自己嫌悪になる、といった特徴があったと思います。

実際に、新人時代に営業として高い目標は掲げるものの、それでも1番になれなかったり、成果が追いついてこない事があり、大きく落ち込み、体調にまで影響が出てしまう、といった事がありました。

その際に、当時の事業部の部長に教えてもらったのが、この「苦しい時こそ真価が問われる」という言葉でした。

「良い時に調子が良いのは当たり前だし、単純に行動を積み上げるだけで良く、極論、思考停止していても成果は出る。厳しい時に、そこで腐らずに、工夫して、好調に転換させたり、改善するための歩みを止めない事こそが、重要だし、その人の実力が問われるものだ。」

といった意味合いでした。

私自身は、ノリノリで好調な時期は無敵になったように我武者らにハイパフォーマンスを出せるのですが、不運や不調になると、一気に自己嫌悪に陥り、全てダメだ〜といったところがあると感じでいたので、この言葉は、「なるほど・・!」と目から鱗でした。

・プロになる自覚を持つ

最近は、若い世代の人程、自己実現欲求のために仕事をしよう、といった風潮があるように感じます。

これには色々な理由があるでしょうが、マズローの五段階欲求として、物理的なものを満たされた成熟社会においては自然な流れではあるのかもしれません。

私自身も、自己実現欲求の固まりのようなところがあり、特に新人時代は、「自分の将来ビジョンに繋がる仕事、面白い仕事しかしたくない!」といった考えがあったと思います。

営業としても、自分がお手伝いをしたいと思えるお客様、ITベンチャーの社長にばかり営業を行ない、そうでないお客様に対してはあまり訪問や提案も行なっていませんでした。

そのため、顧客層に偏りがあり、外部環境変化によって、成果にもバラつきがありました。

そして営業スタイルさえも、自分の必勝パターンにはまり込んで、ワンパターン化していたのです。

そんな自分を見かねた当時の上司との面談でこう言われました。

「俺はモチベーションや好き嫌いでは決して仕事はしない。なぜならお客様にとっては新人であっても、ベテランであっても、皆プロとしてのサービスを求められているからだ。いつ何時も、どんな環境であっても、どんな顧客層であっても、自分のモチベーションも関係なく、常に変わらず高いクオリティのサービスを提供する事がプロとして当たり前の事だと思っているからだ」

「仕事をモチベーションや好き嫌いでするのはもったいない。お前自身にとっても将来の成長の伸びしろがなくなってしまう。成長の限界が早くに来るぞ」

自分もビジネスパーソンとして、成果にはこだわるべきであり、実際に成果を出してきたと思っていましたが、上司のより俯瞰した視点での成果に対する考え方を知り、また、プロフェッショナルの意味について、深く考えさせられ、その後、仕事への向き合い方に変化があったように思います。

・自己責任と捉える

新人時代当時の私は、同期ばかりが集められた100人近い組織で仕事をしていたのですが、そこそこ上位の成果を出して、何度かMVP等にも選ばれ、表彰も受けていました。

自分が本当に満足できる程ではないものの一定の高い成果は出せている、そうした慢心があったかと思います。

そうした際に、社内での全社的な大きな人事異動のタイミングで、東京から京都支社への転勤・内辞を言い渡されました。

当時の私は驚き、憤慨しました。なぜ私が全く地縁のない京都なのか。

当時の京都支社はリクルートエージェント内でもずっと目標未達成を繰り返しており、失礼ながら、とても栄転といった配属には感じられませんでした。

「なぜ、成果を出している私が京都配属なのか、理由だけでも教えてください!」と生意気に上司に詰め寄りました。

そこで上司から言われたのが、

「組織の決定であり、本当に理由なんてない。それを嘘をついてお前に伝える事はしないよ。俺は、お前の過去や今までには興味がない。お前にとっても、今とこれからの方が大事なはずだ。俺はお前の事を考えても、お前の未来に向けて今を集中した方が良いと思う。」

なるほど、と思いながらも、まだ納得し切れなかった私は、前の上司に電話して相談をしました。

「気持ちはわかるけれど、結局すべては自己責任だと思うよ。お前は、全社から引き合いがあるくらい圧倒的な成果を出していたと言えるか?京都支社じゃないなら具体的にどこで何をしたいのかが明確だったのか?その事業部のキーマンに対して実際アプローチはしていたのか?お前の同期の●●は希望部署の部長に具体的にアプローチ・行動していたぞ?」

「今のお前のスタンスで会社を辞めて他の会社に転職したとしても、同じ事だと思うな。すべては自己責任という認識を持って、京都で圧倒的な成果を出してみろよ。それから考えても遅くないんじゃないか。」

まさに仰る通りでした。ぐぅの根も出ませんでした。

自意識過剰に、目の前の事に努力し、成果さえ出していれば、周りが見てくれていて、自分が希望する抜擢をしてもらえると、勘違いしていたのです。

そもそも東京で大手顧客を対応したいというくらいの漠然としたものでしたし、興味のある部署が何をしていたのかも理解が浅く、その部署の部長とも挨拶程度でしか関係がありませんでした。

自分目線での自己満足的な努力しかしておらず、自分の目的を明確にして、そのための正しい手段としての努力を怠っていたわけです。

自己責任で捉えれば、打ち手は無限に考えられるようになるのです。

 

長くなりましたので、今回はここまで!

次回で、残りの2点についてお話したいと思います。

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