20代で転職を検討されている方へ


転職イベント・フェアについて解説!知っておきたいポイント5選!

大手転職サイトdodaの発表によると、2018年7月の有効求人倍率は2.25倍、転職希望者は前年同月比110.6%です。以前は同じ業界の中で転職することが一般的でしたが、最近は自分の目指す働き方や、より良い労働条件を目指して、業界を越えた人の動きが活発になってきました。

そこで今回は、転職希望の人たちがどのような情報をもとに転職先を見つけ、実際転職しているのかを考える上で、転職イベント・フェアが有効なツールであることをご紹介します。

転職イベントに参加したことがない人は、一度このようなイベントに参加するきっかけにして欲しいのと、参加経験のある人もこの記事からイベントに対する新たな発見に繋げて欲しいと思います。この記事を読んで、ぜひみなさんの転職活動を有利に進めてください!

転職イベント・フェアとは?

みなさんは新卒で就職する際に学校内で企業が開く「学内合説」やリクナビやマイナビといった人材ビジネス会社が主催する合同企業説明会に参加した経験はあるでしょうか?

説明会に出展する企業が学生や第二新卒を対象に企業の特徴をアピールして選考に繋げていくイベントです。

新卒対象のものとは若干主旨や内容は異なりますが、活況を呈する転職市場において、中途採用で何とか人材を確保しようと考える企業と転職希望者の接点のひとつが転職イベントです。

ここでは転職イベントとはどのようなものか?について詳しくご紹介します。

出展する企業の業界は様々

会場内は出展企業が求職者に事業内容や採用に関する説明、質疑応答を行なうブースが大部分を占めています。

そこでみなさんが興味のある企業ブースを自由にまわって説明を聞きますが、出展する企業数は大規模な会場で300社を超える場合があります。
それだけの企業数が集まるわけですから、出展する企業の業界や業種は様々。
転職先として興味の無かった企業でも話を聞いてみて希望する候補に加わることも考えられます。

全国各地で開催

主催メディアによって開催場所に特徴があります。マイナビが主催するイベントは全国13会場を対象に地方の採用にも力を入れていますし、dodaは東京・名古屋・大阪・福岡の4箇所開催で毎回大規模に開催しています。

その他イベントによって地方限定のものや、UターンやIターンを前提にしたものなど、特徴があります。そ

の他にも、外国人やバイリンガルなど海外勤務を目指す求職者を対象にしたものなど、どこで働くかに着目したイベントもあるので、開催情報は定期的に検索、チェックするようにしましょう。

特定の年代や職種に特化したイベントも

転職イベントは、転職希望者が多数来場することから、幅広い業界が出展することが一般的ですが、イベントによって対象年齢を「27歳以下」とするなど、細かい年齢制限を設けているものもあります。

更に、帰国子女や障がい者といった転職希望者の特徴に特化したイベントや、介護や保育、農業など特定分野に絞り込んだ企業や団体のみが出展して、企業と求職者のマッチングを効果的に行なうイベントもあります。
自分の希望する業界がある程度絞り込まれている場合は、主催する大手メディアにイベント情報を確認してみるようにしましょう。

転職イベントのその他の機能

会場内では転職に関する様々なサービスが提供されています。

例えば、転職に関する相談を専属のカウンセラーが受け付けてくれたり、履歴書の書き方指導を行うサービスもあります。
それらのサービスは積極的に活用してみましょう。

転職イベント・フェアに参加するメリットとは?

それでは、ここからは転職イベントに参加するメリットについてご説明します。

人気の業界・企業がわかる

東京や大阪といった大都市で行なうイベントには1日2,000人を超える来場者があります。
来場者がどのブースに集まるのか?を見ているだけで人気の業界や企業がわかります。

企業サイトでは好条件を謳う企業の人気がそれ程でもない場合は、なぜその企業の人気が無いのかを調べるきっかけになります。

また、会場に設置してある企業パンフレットにはサイトに掲載されない情報があったり、パンフレットのデザインや構成から企業の雰囲気や考え方が分かるものがありますので、ぜひ注目するようにしてください。

一度に複数の企業の情報収集ができる

イベント会場に設置している企業ブースは、ある意味企業自体を大量展示している展示物。

実務を実際に行なっているわけではありませんが、社員は会社の業務を基本的に全て把握しています。
また、そこにいる社員の話し方や雰囲気から会社の空気感を把握することもできます。

そのような意味で、転職イベントは一度に大量の企業を実際に見て比較することができる機会と言えます。

企業で実際に働く社員の話を聞くことができる

各企業ブースにはその企業で働く社員の話を直に聞くことができます。

基本的に求める人材にマッチする社員をブースに派遣する場合が多く、企業は話し易さを意識しています。

各ブースでは、先ず事業内容や募集している職種、労働条件等の説明があり、そこから質疑応答の流れが一般的。

新卒対象のイベントでは、15分1回転を目安に数をこなすことを企業は意識しますが、転職イベントではじっくり説明して、質疑応答に時間を長めに取るケースが多いです。
質疑応答では分からないことや不安なことは全てここでクリアになるように、積極的に質問するようにしてください。

但し、ここで注意したいのは、ブースの社員は採用に関わる場合が多く、企業によっては採用決裁者が自らブースを担当する場合もあります。自分が企業を「見る」立場ではなく、「見られている」ことも十分意識して、失礼の無い振る舞いを意識してください。

転職イベントでしか求人を行なわない企業がある

企業がイベントに出展する場合、大体30~70万円程度かかります。

企業は採用したい人材に応じて、スカウト型のサービスの利用や、ウェブを通じた求人出稿を行ないますが、費用も高額になるため、複数の手法を同時に取ることは稀です。
このような背景から、転職イベントに参加すると、求人サイトや求人誌では馴染みのない企業や職種の求人に出会えることがあります。

自分をアピールする機会になる

先程お話した通り、企業は高額なコストを支払って出展していることから、転職希望者のスキルによってはその場で採りにいくことも考えられます。

また、採用担当者がブースに派遣されている場合は、選考過程で再度顔を合わせる可能性が高いと言えます。

自分が入社を強く希望する企業のブースに行く際は、質疑応答を面接と捉えて、積極的に自分をアピールする機会にしてください。その場で面接や適正検査の日程調整が行なわれる場合もあります。

 

ここまで転職イベントに参加するメリットをいくつかご説明しました。

一方、デメリットはと言うと、自分の会社が出展していて、社員に出会ってしまうリスクもあれば、検討材料が増え過ぎて決められないことに繋がるリスクもあります。

それではここで、転職イベント・フェアに実際参加した人の声が大手人材ビジネス企業のサイトに掲載されているので、いくつかご紹介します。

「他の転職希望者の顔を実際にたくさん見ることで、同時期にこれだけの人数と企業のポジションを争っていることの危機感や転職意欲をあおられた。このような経験はサイト検索や転職エージェントの利用だけでは得られない。」

「企業の担当者と話をする中で、技術職を希望していたが、営業にも向いていることが分かり、可能性が広がった。」

「転職先を具体的に決めることはできなかったが、自分のスキルがどのような業界や企業に向いているのか分かった。」

このように、転職イベントに参加するデメリットも確かに存在しますが、参加することで自分の適性を改めて確認することや可能性が広がることのメリットが大きいと感じさせるコメントが目立ちます。

徹底比較!転職イベント・フェアの比較

それでは、どのようなイベントが実際行われているのか、詳しく見ていきましょう。

リクナビNEXT

株式会社リクルートキャリアが運営する「リクナビNEXT」が主催

(特徴)

  • 東京・名古屋・大阪で開催
  • 20代~30代の転職希望者をターゲットにした「はじめての転職フェア」を開催
  • 女性をターゲットにした「私の転職フェア」を開催
  • 「転職お役立ちセミナー」や「キャリア相談コーナー」、「履歴書用写真撮影コーナー」など企画が充実

このイベントの特徴は、日本最大級の登録データベースを利用した情報提供量と利用者数です。会場内は、「フェアナビゲーター」と呼ばれる案内担当が配置されており、会場内の説明や案内を行なってくれるので、転職イベントに慣れていない人も安心して参加できます。

doda転職フェア

パーソナルキャリアが運営する大手転職支援サイトdoda(デューダ)が主催

(特徴)

  • 出展企業数は業界最大規模で300社の実績あり
  • 東京・名古屋・大阪・福岡で開催
  • 即戦力の転職希望者が多く来場
  • 出展企業は来場者の基本データを確認しスカウトメールを発信
  • 来場者アンケートで8割以上に応募対象希望が見つかり、9割が「満足」と回答

リクナビNEXT同様に規模は国内最大規模。会場は広く、混雑しますが、企業ブースの看板に「未経験者対象」「女性活躍」といったアイコンを記載するなど分かり易い工夫がされています。また、「訪問企業ガイドコーナー」では、全てのブースを対象に専門のナビゲーターが希望条件に合う企業を提案してくれるサービスがあります。

マイナビ転職EXPO

マイナビが運営する転職サイト「マイナビ転職」が主催

(特徴)

  • 関東~九州まで全国13会場を網羅 地方の採用に強い
  • 来場者の年齢は35歳までが65%(リクナビNEXTよりターゲットが広い)
  • 出展企業は163万人のスカウト登録者にダイレクトリクルーティングが可能

事前登録情報をもとにブースに誘導する案内メールが来ます

  • 出展企業は大手企業が中心

転職サイト情報調査機関が2016年に行なった調査で「転職を決めたサイトNo.1」を獲得したマイナビ転職が主催するイベントです。開催規模はリクナビNEXTやdoda同様に国内最大規模。

上記のような大手メディアが主催するイベントだけではなく、業界や職種を限定した専門性の高いイベントも開催されています。

@typeエンジニア転職フェア

キャリアデザインセンターが主催

エンジニア特化型としては国内最大級

保育のお仕事/栄養士のお仕事 就職・転職フェア

保育士や栄養士の転職サイトを運営する株式会社ウェルクスが主催

施設等を全国展開する法人が出展しています。

参加者は業界経験者が中心で半年以内転職が可能な即戦力であることが特徴です。

その他、外資系、グローバル企業に特化したDaijob Go Global Career Fair 外資系・グローバル企業合同説明会(Daijob.com主催)や農業を仕事にするきっかけ作りを目的にした新・農業フェア(リクルートジョブズ/マイナビ 主催)、障がい者の転職を支援するサーナ就職フェスタ(株式会社イフ/株式会社サーナワークス研究所 主催)などがあります。

興味がある人はぜひ主催会社のサイトをチェックしてみてください。

転職イベント・フェアの服装・持ち物・マナーは?

「ビジネス 持ち物」の画像検索結果

転職イベントに参加したことが無ければ、どのような服装で行けばいいのか、何を持っていけばよいかなど、気になることが多いのではないでしょうか?

ここからは、転職イベントに参加する際の準備について説明していきます。

服装

服装はビジネスカジュアルでも問題ありませんが、スーツが原則です。

参加者の立ち位置は決してお客様ではないので、企業側がネクタイを締めていれば、ネクタイで同席するのが礼儀です。その辺は企業側の担当者もしっかりチェックしていますので、派手にならないように清潔感のある服装を心掛けてください。

スーツであること以外に以下を参考に自分の服装をチェックしてみましょう。

  • 靴は磨いておくこと 靴下はダーク系の黒かグレー(白靴下はNG)
  • ベルトやネクタイは自己主張しないもの(但し、出展企業がアパレル系やメディアに偏るようであれば自分のこだわりを表現しても可)
  • ワイシャツは原則白(ボタンダウンでも可)
  • 女性は上下揃える必要はありません ブラウスも清潔感があれば問題ありません

持ち物

  • 鞄/筆記用具

鞄は混雑も考慮して自立タイプのA4サイズの書類が入るものを用意しましょう。

参加すると会社パンフレットや配布物など意外と多くの書類を持って帰ることになります。
中を覗かれても乱雑にならない区分けがされており、雑誌が5~6冊は余裕で入るサイズが理想的です。

筆記用具は最低限で大丈夫です。企業担当者やカウンセリング担当者の話がメモできれば問題ありません。

  • 履歴書/職務経歴書

企業ブースで提出を求められる可能性は0ではありません。
相性が良いと判断されれば、その場で1次面接を提案されることがあります。

また、大規模なイベントでは履歴書や職務経歴書の添削指導が受けられる場合があります。

そのような機会はぜひ活用するようにしてください。

  • 名刺ケース

会社同士で商談を行なう訳ではないため、企業側が名刺を出してもこちらから提示する必要はありません。但し、名刺を受け取り、頂く場合の最低限のマナーとして名刺ケースは準備するようにしましょう。

冒頭でも触れましたが、参加者は情報収集段階とは言っても、入社を希望する立場です。

転職イベントでは想定される来場者の年齢を意識したプレゼンターがブースに居ることが大半で、20代前半など比較的若い層の来場が多く見込まれる場合は、若い担当者が説明する場合が多いです。
その様な場合でも決してタメ口になることなく、ビジネスマナーを意識したやり取りを心掛けましょう。

転職イベント・フェア参加前に準備しておくべきこととは?

転職イベントは大規模で開催される場合、数百社が出展し、数千人が来場します。準備なく会場入りしても途方に暮れるばかりで、効果的に動くことができません。
そこで、事前にいくつか準備しておくべきことをご説明します。

事前登録をしておく

リクナビやdoda、マイナビなど大規模なイベントで事前登録が可能な場合は個人情報を予め登録しておきましょう。
登録は、主催するメディアのホームページで行ないます。

事前登録のメリットは以下の通りです。

  • 入場口でエントリーシートを作成する手間が省けるので、並ばずに入場できます。
  • 話ができた企業や事前登録内容に興味を持った企業からスカウトメールが届く可能性があります。
  • Amazonギフト券やQUOカードなどの特典が受けられることがあります。

出展企業の情報は確認しておく

転職イベントのホームページで出展企業は確認できます。

  • 自分の興味がある企業を優先的に回れるようにチェックしておくと、時間を有効に使えます。

また、取引先企業が出展していて、知り合いに出会う可能性もあります。転職活動を伏せている人は注意してください。

  • 企業の事業内容や職種を見て、質問を準備しておきましょう。

企業担当者の説明だけでは、自分が知りたい本当の情報が分からないことがあります。せっかく、自分が興味を持った会社の社員に直に会えるわけですから、本当に知りたい内容を事前に整理しておきましょう。

自己分析は行なっておく

企業側の担当者は以下の基準で参加者を見ています。

  • 経験やスキルなどの自己分析はできているか 専門的な知識は有しているか
  • 仕事に対する積極性・意欲
  • 前職を退職する理由

企業側はある程度コストを掛けて出展するため、イベントの時点で人材を評価するケースが多いです。

後日正式にその会社に応募する時には「既に低い評価を受けていた」とならないように、企業担当者からの質問には最低限答えられるように準備しましょう。

自己分析するプロセスで、自分に向いている企業や興味は無かったが話を聞いてみたい企業が発見できるかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、転職イベント・フェアについて分かり易くご説明しました。企業サイトや転職サイトを見ているだけでは、応募や問合せといった次のステップに進む意思決定がし難いもの。そこで、実際にイベント会場に行ってみるだけでも自分が行動している実感が持てるものです。

社会的な労働力不足を受けて転職が一般的になりつつあるとはいえ、やはり転職には勇気と行動力が必要。

そして、転職を志すからには絶対に失敗はしたくないもの。少しでも転職を成功に導くために、より多くの企業を見て、直接話しを聞くことができる転職イベント・フェアに参加してみることをオススメします。