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カメラマンになるには?仕事内容・給与形態などをまとめてみた!

インスタグラムなどで写真を通じた自己表現が一般的となり、写真の商材としての価値が上昇しています。

カメラマンは主に出版物や広告などに撮影した写真を提供するのが仕事。

その写真は、プロのカメラマンとして独自の技術や発想に基づき撮影されたもの。

つまり、被写体が同じでも、カメラマンの撮り方や表現方法によって写真は全く別物になります。

その写真を通じて、驚きや感動を伝えることがカメラマンの仕事の重要な要素と言えます。

今回は「カメラマン」という職業について、改めて仕事内容や年収の目安、やりがいなどについてわかり易くご説明していきましょう。

カメラマンってどんな職業?

今回、カメラマン商材として写真を撮影してメディアなどに提供するプロの写真家と定義して説明していきます。

それでは、カメラマンの仕事内容をセグメントに分けて確認していきましょう。

メディア・広告カメラマン

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雑誌や新聞、ポスターなどに掲載する素材を撮影して提供します。

撮影のシチュエーションは、スタジオで多くのスタッフと一緒に行なうものから、自然や街中といった様々な場所でカメラマン単独で行なうものがあります。

被写体も人物や動物、料理など、クライアントからの要求や自分の専門に合わせた対象を撮影します。

報道カメラマン

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新聞社や出版社に所属して事故や災害、スポーツや政治など、報道するための写真を撮影します。

所謂、戦場カメラマンもこの範疇に含まれます。

学校や結婚式での専属カメラマン

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写真スタジオなどを経営して、学校などからアルバム用の集合写真や個人写真を請け負ったり、結婚式場に所属して撮影を行ないます。

 

ここまで見てきたカメラマンは、広告用など商業写真として撮影を行いますが、その中には写真集やCDジャケットなどの写真も含まれます。

一方、芸術として写真を撮影するカメラマンもいますのでご紹介します。

芸術家としてのカメラマン

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風景や人物、オブジェなどを撮影し、写真を個展などで販売するカメラマンを指します。

アートと言われる写真を撮影するカメラマンは、現代写真作家、ビジュアルアーティストなど撮影する写真によって呼び方は様々ですが、高松宮殿下記念世界文化賞などの賞を受賞する写真であれば数億円の値がつくこともあります。

このような写真は商業写真に対して芸術写真と呼びます。

 

最近はカメラ自体の性能が向上し、素人でも十分販売に耐え得る写真が撮影できるようになってきました。

その代表的な例がPIXTA

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プロ・アマ問わず販売用の写真を登録して、販売されればポイントに応じて報酬が支払われます。

写真という素材の取り扱いの手軽さにより、プロとアマチュアの垣根が徐々に低くなっていると言えますが、セグメントに分けてカメラマンという職業を分類してみると、まだまだ専門職であることが分かります。

カメラマンは未経験でもなれる?

カメラマンのイラスト(男性)

先ず、カメラマンになるのに必要な資格や技術はありません。

カメラマンを名乗るのに実績も不要ですので、極端な話今日からカメラマンになることは可能です。

但し、どの業界のどの職種においても何がしかの基本となるスキルが必要なように、カメラマンになるにも一般的なルートが存在します。

専門学校などカメラマン養成スクールで学ぶ

芸術・美術系の学校や写真に特化した学科を持つ学校ではプロが使用する機材で撮影技術を学ぶことができますし、専門的な学校で基本を学べば、独学より効率的に知識や経験を得ることが可能です。

また、求人情報も手に入り易いことや、同じ学校の卒業生が業界で活躍していればコネクションを得易いメリットがあります。

出版社や新聞社に就職(転職)する

専門学校を卒業しても簡単にはカメラマンとして食べていくことは困難です。

一旦、写真を扱うメディア関係の会社で働きながらカメラマンを目指す方法もあります。

具体的には、出版社などに所属するカメラマンのアシスタントを務めながらカメラマンを目指す方法です。

直接企業で働き始める方法は、実務を通じて直接経験が得られるメリットがあります。

 

カメラマンに資格は不要ですが、保有しているとスキルアップや転職に有利に働く資格がいくつかありますので参考としてご紹介します。

フォトマスター検定

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文部科学省が後援する写真の知識や教養を確認する資格試験です。

試験の内容は、カメラの構造や露出の決定方法、ライティングのポイントなど実用的。

その他、撮影マナーやプリンターに関するものまで幅広く出題されます。

2002年から始まった検定ですが毎年約6,000名が受験し、難易度によって1級(準1級)~3級に分類されます。

1級の合格率は約30%です。

写真技能士

写真撮影の技能を認定する国家資格です。

1~3級があり、1級であれば人物を撮影して現像、修正、焼付け、仕上げのプロセスを経てポートレート写真を制作する上での技術を確認されます。

技術試験の他に写真の歴史や撮影に関する筆記試験があるのが特徴。

また、受験にはプロカメラマンとしての実務経験が必要で、3級で実務経験があること、2級では実務経験2年以上、1級では実務経験7年以上が求められます。

受験費用は高額で事前講習を含め4~5万円。

試験内容の特徴から、自分で写真スタジオを経営する人に必要な資格と言えます。

Photoshopクリエイター能力認定試験

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写真の編集や補正を行なうソフト「Adobe Photoshop」を使った加工スキルを認定する試験です。

画像編集に加えてデジタルコンテンツそのものの制作も試験の中に含まれます。

資格には「スタンダード」と「エキスパート」があり、「スタンダード」はアシスタントレベル、「エキスパート」はデザイナーレベル。

合格率は70%程です。

民間資格ですがより実践的なスキルの習得が図れる資格と言えます。

カメラマンの年収はどのくらい?

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カメラマンの年収に関する公式データは開示されていないため、今回は「COMMERCIAL PHOTO」という写真雑誌が行なった「フォトグラファーの仕事白書2017の調査結果から探ってみました。

この調査では、プロカメラマンが無記名で回答しましたが、回答数は151名。

大半が関東在住、所属する業界は60%が広告関連、20%が雑誌関連でした。

その資料から、年収分布で最も多いのが400~600万円で23%

次いで200~400万円が19%

また、1000万円以上も24%いる一方、200万円未満も8%いる状況が分かりました。

今回、回答者のキャリアで最も多いのが10~19年であったことから、カメラマンとしてはある程度自立した人が大半で、実態より高所得者の比率が高く出たと考えられます。

このような状況を踏まえて、カメラマンとしての働き方による年収の特徴を見ていきましょう。

出版社や新聞社などで正社員として働く場合

会社に所属して働く場合、ある程度平均的な給与に落ち着く傾向があります。

年収で300~600万円の層は会社員として組織に所属している可能性が高いです。

300万円未満になると、プロカメラマンのアシスタントとして修行期間であることが予想されます。

アシスタントとしてスキルを勉強している時期は、年収においてもある程度の割切りが必要だと思います。

フリーランスとして独立して働く場合

一方、年収が1,000万円を超える場合はフリーランスとしてクライアントと独立した契約をしている場合が大半

契約は写真の希少性やカット数、ページ数などで決まりますが高額な契約を得ようと思えば、カメラマンもそれなりに有名である必要があります。

カメラマンとしてある程度自信ができて、自分自身をマネジメントできれば、このようにフリーで働く場合に高所得が期待できます。

一方、フリーで働くデメリットとしては、会社のような組織が守ってくれる訳ではないため、病気や怪我などで働けなければ、収入が極端に減少する可能性があります。

 

このように、カメラマンは働き方によって年収格差がある職種です。

会社に所属する場合は収入も限定的である反面、生活は安定します。

フリーランスで働く場合は高収入となる傾向が強い反面、そのようなカメラマンは限定的です。

カメラマンに求められる人物像

「カメラマン 」の画像検索結果

プロのカメラマンである以上、写真には高いクオリティは勿論、クライアントの要求を満たすことが要求されます。

何日も同じスタッフで現場に張り付き、重い機材を移動させるなど、カメラマンの仕事は以外に重労働。

高い撮影技術を持ち、写真が好きというだけでは務まらない職種です。

コミュニケーション力がある

カメラマンには淡々と写真を撮るイメージがありますが、高いコミュニケーション力と協調性が要求されます。

例えば、雑誌やポスターに載せる写真には撮影場所に関わらず多くのスタッフが携わっています。

人の撮影であればモデルやディレクター、メイクや衣装、照明などが互いに連携しながら仕事を進めていきます。

料理の撮影であれば、そこに調理スタッフなどが加わります。

また、子供の撮影に立ち会った人なら分かると思いますが、時間に追われながら人の自然な表情を引き出すのは非常に高いスキルが必要です。

人によって、笑顔になるポイントは異なりますし、その日の体調も考えなければなりません。

このように、カメラマン被写体だけではなく、周囲にも気を配ることができて初めて最高のシャッターチャンスを得られる仕事ができるのです。

自己管理能力/体力がある

カメラマンは被写体だけではなく関わるスタッフと連携しながら撮影を進めていきますが、各パートでは時間厳守が求められます。

各工程で遅れが発生すると、次の工程での調整が必要。

こうなると、各自が気持ちよく仕事が進められないために、モデルの笑顔が引き出せないことや、写真のクオリティが下がることも考えられます。

その意味では遅刻は勿論有り得ませんし、クライアントの信頼を得るために納期も守る必要があります。

また、カメラマンの仕事は予想以上に体力勝負。

屋外の撮影では炎天下や雨、雪にさらされることが頻繁にありますし、撮影スケジュールはクライアントや個人の希望が優先されるため、休みが取れないことや、長時間労働になることもあります。

企画力/提案力がある

主にフリーランスとして自ら営業活動を行なうカメラマンに必要な能力です。

営業先である出版社などに自分の写真をただ持って行くだけでは簡単に契約には結びつきません。

安定した収入を得るためには、自分がどのような写真を撮影できて、掲載メディアにどのような利益をもたらすことができるかを整理して表現できなければなりません。

また、撮影した写真をどのような目的で選択、編集するかは、カメラマンがクライアントの意図を正しく理解した上で企画し、提案できなければリピートは得られません。

 

このように、カメラマンとして求められる人物像としては撮影の技術的なものだけではなく、コミュニケーション力や現場をまとめるリーダーシップ、同業比較で差別化に繋がる企画力/提案力といった一般的な社会人に求められる能力を備えた人材と言えます。

カメラマンのやりがいとは?

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写真は、単に情報を補足するというだけではなく、時に人の心を激しく揺さぶり、感動させるものです。

ネットや雑誌に掲載される笑顔の子供やかわいい動物の写真、おいしそうな料理の写真は全てカメラマンが撮影したもの。

そんな写真を見て、人は笑い、時に涙します。

このように、人の心に訴える仕事ができることがカメラマンの大きなやりがいのひとつと言えるでしょう。

仕事は未来にも価値を残し続ける

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撮影した写真は、商業写真であれ、芸術写真であれデータであれば永遠に保存が可能です。

東日本大震災のような報道写真を例にあげると、撮影した直後と100年後では同じ写真でもおそらく見方は全く異なります。

このような写真は後世に向けた教訓としてその価値を残すことでしょう。

また、芸術写真であれば未来にもその感動や価値を引き継ぐことになります。

一瞬の感動を切り取る

運動会や演劇など一瞬のシャッターチャンスを逃さず撮影できた時の達成感はこの仕事ならではです。

また、カメラマンは結婚式や卒業式など多くの感動的な場面に同席します。

そのような場面に数多く立ち会うことでカメラマン自身の心が豊かになることでしょう。

撮影は共同作業

スタジオで行なう雑誌や広告の撮影であれば、モデルやスタイリスト、照明など多くの人が関わりながら仕事を進めていきます。

チームで仕事を進めていくので、写真の出来栄えが良ければ、全員で喜びを共有できます。

また、撮影はある意味被写体があって初めてできるもの。

撮影する時は、その被写体との距離感や呼吸を合わせる必要があります。

その意味では、単独の撮影であっても被写体との共同作業と言えます。

カメラマンの仕事は決して孤独なものではなく、撮影を通じて多くの人や物との関係性が築けるのもこの仕事のやりがいです。

転職エージェントのご紹介

カメラマンの仕事は出版社であれ、新聞社であれ大量採用は期待できません。

事業規模の拡大や欠員の補充などが採用機会ですが、そのようなタイミングを個人で探すのは非常に困難です。

 

そこで、登録無料で非公開求人の紹介や希望の条件に沿った企業とのマッチング、面接の指導や条件交渉まで行なってくれる転職エージェントをいくつかご紹介します。

 

リクルートエージェント

求人数と転職仲介実績は業界第1位。

21万件を超える求人数の内、一般には公開されない非公開求人の比率が80%以上あることが特徴的。

全国主要都市に拠点を構えて、ベテランアドバイザーが多いことから、UターンやIターンなど求職者の幅広いニーズにこたえてくれます。

 

DODA

リクルートエージェントに次ぐ求人数を保有しています。

履歴書の作成や面接対策をきめ細かく行なってくれます。

また、アドバイザーは業界・職種毎に原則女性が配置されていますのが特徴。

専門的な経験と知識が豊富で、女性特有のコミュニケーション力の高さから、男性・女性双方からの高い評価につながっています。

 

マイナビエージェント

就活・転職サイトを運営するマイナビの転職エージェントであることから、求人企業からの信頼が厚いことで知られています。

営業系の転職先を多数掲載し、履歴書の書き方や模擬面接などサポートが充実しています。

 

JACリクルートメント

外資系企業に強みを持つエージェントです。

写真の特徴は言語に関わらずその価値が伝わることにあります。

カメラマンには外資系企業を通じて海外で勤務するチャンスはありますし、実際外資系企業の求人もあります。

このエージェントは、英語による模擬面接の指導も行なってくれます。

まとめ

いかがでしたか?

今回はカメラマンの仕事についてご説明しました。

繰り返しになりますが、この仕事の魅力のひとつは、自分なりのシャッターチャンスで撮影した感動を広く世界で共有できること。

多くの人と関わり、被写体を通じてその世界観は広がり続けるでしょう。

そこで必要なスキルは決して特別なものではなく、コミュニケーション力や、企画力といった皆さんが日頃培ってきたものがベースになるのは、ここまでご説明した通りです。

皆さんもこの魅力的な職種にぜひチャレンジしてみてください。