20代で転職を検討されている方へ


女性が外資系企業に転職するには?

こんにちは、自立型人材の転職・キャリア支援に特化した転職エージェント、アクシス代表の末永 雄大(すえなが ゆうた)です。

弊社運営サイト転職エージェントが語る「すべらない転職」では、主に20代~30代前半のビジネスパーソンを対象に、転職者に向けて転職のプロがぶっちゃけで転職やキャリア形成ノウハウをお伝えしています。

外資系企業といえば、主要な意思決定や運営そのものを外国籍企業が行なっているといったざっくりしたイメージで捉えている人が多いと思いますが、経済産業省によると、3分の1以上の株式を外国人もしくは外国法人が所有している企業のことを「外資系企業」としています。その意味で言うと、西友や日産自動車、中外製薬など日本の企業だと思っていたが実は外資系企業だったという例はたくさんあります。一般的に外資系企業は成果至上主義で高い語学力が必要とされるなど、男性のみならず女性にとっても敬遠されがちですが、実は女性にとって働き易い外資系企業はたくさんありますし、労働環境の整備が進んでいるのは実は外資系企業であったりします。

今回は、女性がやりがいを持って安心して働ける職場という位置づけで外資系企業について分かり易く説明していきましょう。

外資系企業の特徴は?

関係がフラット

外資系企業の特徴として、部署間や人間関係がフラットな点があげられます。成果重視で目標達成に比重を置いた評価をされる一方でプロセスはそれ程重視されません。その意味では、日系企業にありがちな「上司が残っているので帰れない。」といった風潮はありませんし、逆に無意味な残業は評価を下げる原因になります。そのような考え方に職位や性別は関係なく、ビジネスとプライベートを明確に分けるのが、外資系企業の考え方の特徴です。

実力主義

外資系企業は、人の持つスキルや経験を純粋に評価した上で自社の成長に貢献し得る人材か否かを判断します。そのような考え方に沿って採用された人材は、20代だろうが50代だろうが、シビアに評価されます。確かに、日系企業でもKPIの査定に基づき人事評価されることが増えてきましたが、外資系企業はこのあたりがかなり厳密。できなければ最悪事業撤退などを理由に退職に追い込まれるドライな環境は職位が上がる程その傾向が顕著になっていきますが、リスクに連動して年収は上がり、責任の範囲も拡大するので、やりがいという意味ではかなり高いのが外資系企業の特徴です。企業によってこのあたりの温度感は異なりますが、自分を成長させてキャリアアップを目指す人にはこれ以上ない環境と言えます。

ゼネラリストではなくスペシャリスト

外資系企業の特徴として、入社後のジョブローテーションが殆ど無いことがあります。つまり、一旦配属されれば、基本的にその部署での勤務を継続することになります。元々企業の採用動機が、その人固有のスキルを高い報酬で買っているわけですから、日系企業のように長い目で様々な部署を経験させながら成長を促すといった観点がそもそもありません。このことからキャリアアップの考え方としては、「日系企業=ゼネラリストとしてのキャリアップ」に対して、「外資系企業=スペシャリストとしてのキャリアアップ」であると言えます。

女性が外資に転職する理由は?

実力主義だから

先程ご説明した通り、外資系企業の特徴のひとつは「実力主義」。日系企業のように、「この業務が合わなければ、配置転換で・・。」といった柔軟性に欠けるところはありますが、自分のスキル次第で存在感を発揮できる点はキャリア志向の高い女性には魅力的です。

  • 年功序列/男女差がない

専門的なスキルや経験を活かして要求される成果を出せば、20代の転職1年目であろうが、高い役職に就ける可能性があります。評価に年齢や性別は関係ありません。

  • 成果報酬で年収アップが可能

外資系企業の特徴に成果型報酬があります。日系企業においても営業職は、個人の業績連動で高い報酬を得ることは可能ですが、外資系企業の場合は営業職に限らず特にそれが顕著です。自分の守備範囲で設定される数値目標が高いレベルで達成できれば、直接それが年収アップに繋がります。

仕事と子育てを両立できるから

外資系企業はある意味スキルに自信のある個人事業主の集まりと言えます。それ故、人間関係はフラット。日系企業でよくある、飲み会の席で業務や人事の調整が図られることはありません。

  • ワークライフバランスが意識された職場環境

成果主導で評価を受ける一方で、より効率よく仕事を片付ける高い生産性も求められます。突発的な事故やそれに伴う対応が発生しない限り、残業も計画的に行なわれますし、そもそも残業自体が評価の対象にはなりません。組織を重んじる日系企業とはこの点が大きく異なります。プライベートも含めて計画的に日常生活が過ごせることから、出社前に子供の通園・通学の面倒を見たり、退社後に更にスキルを伸ばす為の習い事に通うことも可能です。

  • 「働き方改革」が進んでいる

ワークライフバランスを促す外資系企業の具体的取組みを見ていきましょう。

  • プルデンシャル生命

2015年より「ワークスタイル変革タスクフォース」を立上げ、全社横断的に社員の生産性向上に取組んでいます。具体的には、時差出勤制や短時間勤務、時間単位有給、在宅勤務などを取り入れています。また、「仕事と育児両立サポート」として、社内行事で「ファミリーデー」など家族全員が参加できるイベントを開催。家族間で情報共有できる仕組み作りを行なっています。結果、女性社員比率は全体の18%、内勤管理職の女性比率は30%と高い水準となっています。

  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ

「柔軟な働き方の推進」として、在宅勤務や始業・終業時間をパターン毎に選べる時差勤務制、フレックスタイム制を導入しています。また、働く親の姿を子供に見せる「こども参観日」や英語プログラムなどを盛込む「キッズデー」の開催など、グループ全体で社員が親として子供と関わる機会を積極的に作っています。

  • 日本マクドナルド

外食産業では一部企業で長時間勤務の傾向が指摘されるなど、女性の職場として敬遠されがちですが、マクドナルドは複数の社員が店舗をマネジメントする仕組みを設けている為、勤務時間は柔軟に設定できます。年3回の長期休暇も確実に取れる環境になっています。また、事業自体を「ピープル・ビジネス」と位置づける同社では、育児休暇制度や短時間勤務制度などを整備し、独自の教育システムと併せて、社員・パート/アルバイトを問わず、満足度の高い労働環境作りに取組んでいます。

外資に転職する際のポイントは?

即戦力を求める

外資系企業に転職すると、在籍期間に関わらず成果を要求されます。その為、求人企業が求めているのは、成果につながるスキルや経験です。逆を言えば、転職希望者にその企業で使えるスキルが無ければ、具体的な成果をあげることなどできません。このことから、転職活動では、履歴書や職務経歴書、面接などを通じて「自分がどのようなスキルを持っていて」「それをどのような成果に繋げることができる」かをアピールする必要があります。勿論、協調性やリーダーシップといったビジネスマンとしての基本的で汎用性のあるスキルは必要とされますが、これらは「あなたは何ができるのか?」といった質問に対する回答としては適切ではありませんので注意してください。

同業者からの転職が多い

外資系企業は、求人において年齢や性別に対するこだわりがないのと同様に同業他社出身者の転職についても問題としないスタンスを取っています。同業他社での経験は即戦力として十分なアピール材料になります。面接でのポイントは、特にどのようなプロセスで目標を達成して組織に貢献できたのかを具体的に話しができること。外資系企業では、会議で自己主張できない出席者には低い評価が与えられます。発言しない出席者には次回の参加を認めない程です。その点で言えば面接も同様で、同業他社への転職ということで遠慮していると、マイナス評価に繋がります。

外資は中途採用が多い

実力主義の外資系企業では、社会人経験のある人を積極的に採用して業績に繋げています。社会人経験で一定の基本的ビジネススキルが身に付けていることで、教育に掛けるコストや時間をより専門性の高い分野に振り分けることが可能になります。面接などでは、この点についてのアピールも必要です。外資系企業が求めるビジネススキルをいくつかご紹介します。

  • 自己管理能力

外資系企業では、スケジュールや行動は個人の裁量に委ねられる傾向が強い為、時間管理を含めた自己管理能力が求められます。ワークライフバランスが意識される環境で、課題発見力とその課題に対する優先順位付け、マルチタスクで業務を進める能力が無ければ、納期を守った仕事を業務時間内に行なうことはできません。

  • ロジカルシンキング

外資系企業は成果に付随して効率性も重視されます。残業が頻繁に発生している社員の評価が低いのはその為です。求められる成果をより効率的に行なう上で、ロジカルシンキングは必須。経営層や上司に対するプレゼンテーションもロジカルな展開抜きに承認されることはありません。社会人として必ず身に付けておきたいスキルです。

  • 高いモチベーション

外資系企業の業務は単純作業ではなく、課題への対応力や応用力が要求される業務が大半です。その為、金銭的なものではなく仕事そのものを動機として認識できる能力が必要です。仕事にやりがいを感じて主体的に行動する為には、自分自身が業務に成長要素を見出して、楽しんで取組むことが一番だからです。

外資の転職でよくある失敗は?

カルチャーに合わなかった

外資系企業は部署間や社員同士の人間関係がフラットでドライであることはご説明した通りです。スケジュール管理や業務の進捗管理も個人の裁量範囲が大きい為、社員同士で助け合うといった空気は日系企業より希薄。そのような環境で問題を抱えると、解決に時間がかかり、時間の経過に伴って影響範囲が拡大するなど事態の悪化を招きかねません。ビジネスですので、特に社員間の遠慮は無用ですが、日系企業から転職すると、そのような環境に慣れるのに時間が必要かもしれません。ドライな人間関係は、不要な残業を抑制するなど、トータルで見ると良い点も多いので、ある意味割切るしかありません。必要なコミュニケーションは普段から意識的にとるようにしていれば、実際困ったときには上司・同僚・部下は助けてくれるものです。

英語力が不十分だった

日系企業でも取引先の都合上、社内の公用語を英語とする企業がありますが、国内の外資系企業においても一定の英語力は求められます。営業所レベルでは日本語しか使わなくても、キャリアアップすればする程、上司を含めて英語を使ったコミュニケーションの機会は増えていくと考えてください。ここで英語力がない為に、商談機会や重要なプロジェクトへの参加が見送られることもあります。どんなに成績優秀でも実は語学力がない為にキャリアが限られてしまうことは珍しくありませんので、TOIEC750点は最低条件として英語教室に通うなどして英語力を身に付けるようにしましょう。

本国の影響力が大きく自由度が少なかった

外資系企業の国内企業はあくまで子会社的な位置付けですので、本国本社の指示には従わなければなりません。転職の際の面接でも、ポジションによっては国外の本社サイドから派遣された担当者の質問に答えるなど、その意思が採否に反映される機会もあるでしょう。少し面倒なのが、その本社の影響力がどの業務にどの程度反映されるのかが企業毎に異なっていたり、極端な話、本社の経営者や部署の管理職が変われば方針が180度変わってしまうことです。このあたりの権限や影響力を読み間違えた為に失敗に繋がるケースがありますので注意が必要。企業の慣習に関わる部分の対策としては、転職前であれば事前に情報収集するようにしてください。知名度等が低く、あまりネットに掲載されない企業の場合は、転職エージェントのカウンセラーを通じて実態を把握するのがベストです。

外資への転職を成功させるには?

外資系企業への転職を成功させる為に、転職エージェントを積極的に活用しましょう。外資系企業は求人情報を他社に知られたくない理由などで、非公開の求人比率が高いと言われています。転職エージェントによっては、その非公開求人を8万件以上保有しているところもあります。また、専任カウンセラーが希望条件に合う企業とのマッチングを図ることで、転職活動を効率的に行なうことができます。更に、語学力など採用基準を満たさない場合でも、カウンセラーが独自のアピールポイントで希望企業に交渉した結果、採用に繋がった事例が多くあります。

いくつか外資系企業への成功を手助けしてくれる転職エージェントをご紹介しますので、参考にしてみてください。

type女性の転職エージェント

転職サイト「@type」の株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職サイトで、女性の働き方に着目される10年以上前から女性の転職を外資系企業に限らず幅広く支援しています。女性のアドバイザーが多数在籍し、職種毎の専門チームが転職をバックアップしてくれます。

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  • 「女性管理職有」「育児と両立OK」など女性特有の検索条件から検索可能
  • ハイキャリアを目指す求人からワークライフバランスを意識した求人まで幅広い求人を保有

doda

国内最大手の人材会社パーソナルキャリア株式会社が運営する転職エージェント。公開・非公開含めて保有求人数13万件は国内2位の保有数。外資系企業の公開求人も充実していますので、ぜひ一度確認してみてください。

  • 全国に拠点があることから、自分の身近にいるカウンセラーに親身に対応してもらえる
  • カウンセラーは女性中心なので女性のニーズを理解したマッチングが期待できる
  • 求人保有数が多く、希望条件に合う企業から送付されてくるスカウトメールも多い

マイナビエージェント

楽天リサーチで20代に支持される転職エージェントNO.1になったことがあります。20代前半~30代前半でキャリア志向の高い女性にオススメの転職エージェントです。特徴的なのは登録者に対する手厚いサービス。企業との条件交渉や面接指導などカウンセラーが丁寧に対応してくれますが、送られてくるメールひとつとってもテンプレートを使用した自動送信メールではなく、個別に作り込んだ内容で送られてくるため、高いモチベーションを維持して転職活動を行なうことができます。

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まとめ

今回は女性の方が外資系企業へ転職を図る際のポイントについてご説明しました。外資系企業の特徴である「実力主義」な側面は、男女関係無くその時持っているスキルを活かせる環境に繋がります。そして、求められるスキルは専門性であることから、学校や現在勤める企業で身に付けたものが純粋に活かせる環境であると言えます。また、「ドライな人間関係」は無駄なく効率的に業務を進めることに繋がり、ワークライフバランスを意識した環境を実現しています。外資系企業は働き方改革においても日系企業の古い慣習にとらわれることなく先進的な仕組みや制度を導入していますので、過去にキャリアを作った女性の復職や育児をしながら働く女性を強力にバックアップしてくれます。そのような企業で、ぜひもう一度自分の強みを活かして働き、キャリア形成にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。