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カスタマーエンジニアに転職するには

こんにちは、自立型人材の転職・キャリア支援に特化した転職エージェント、アクシス代表の末永 雄大(すえなが ゆうた)です。

弊社運営サイト転職エージェントが語る「すべらない転職」では、主に20代~30代前半のビジネスパーソンを対象に、転職者に向けて転職のプロがぶっちゃけで転職やキャリア形成ノウハウをお伝えしています。

今回はカスタマーエンジニアがどういった職種なのか、現在カスタマーエンジニアに興味のある方に向けた内容となっております。

カスタマーエンジニアとは

カスタマーエンジニアとは、メーカーが販売するOA機器や通信機器を導入するユーザーの元で機器の搬入から設置、インストール作業、さらに点検やトラブル対応などの保守作業までを担う職業です。機器に関する様々な業務に対応するため、ハードウェア、ソフトウェア両方の知識やスキルが求められます。機器を導入している顧客の元へ出向いて作業を行うこともあれば、客先に常駐する勤務形態も存在します。

カスタマーエンジニアの仕事内容

カスタマーエンジニアの仕事としてまず挙げられるのは、機器の設置といったハードウェア業務です。機器の設置だけでなく、空調や回線の位置を考慮し、機器周りの環境整備をすることも求められます。顧客の元でIT機器を正しく稼働できるよう設置する作業を行うため、他のエンジニアに比べてより高度なハードウェアの知識が必要です。

次に挙げられるのは、ソフトウェアのインストールやそれに関連した作業です。カスタマーエンジニア自身がインストール作業自体を行うこともあれば、顧客がソフトウェアをインストールする際のアドバイスや操作説明などの指導を行う場合もあります。

さらに、機器が正常に稼働するようになった後に、定期的に保守・点検をすることもカスタマーエンジニアの仕事です。具体的には、設置した機器にトラブルが発生した場合の修理対応やサポートなどです。併せて、機器のバージョンアップや最新機器のリリース情報などを顧客に案内することもあります。

このように多彩な業務をこなすためには、機器の設置から稼働、トラブル発生時の原因究明ができるだけの専門知識が必要です。また、顧客と直接やりとりをしながら業務を進める場面が多いため、コミュニケーション能力及びヒアリング能力もカスタマーエンジニアにとって重要なスキルと言えます。

カスタマーエンジニアの魅力

カスタマーエンジニアは、機器の導入からトラブル対応まで、顧客の目の前で対応することも多いため、顧客の反応を直に見ることができます。自分の仕事を通して顧客の喜ぶ表情や安心した表情を一番に見ることができるのが、カスタマーエンジニアの魅力の一つと言えるでしょう。

また、製品を導入した顧客に対して、アフターサービスを通して満足してもらうためには、カスタマーエンジニアはなくてはならない存在です。難しいトラブルを解決し、顧客に安心してもらえたり満足してもらえた時に、仕事にやりがいを感じるというカスタマーエンジニアも少なくありません。

カスタマーエンジニアの年収

2016年に作成された、NPO法人ITスキル研究フォーラム(iSRF)による「IT技術者向けスキル診断調査レポート」では、カスタマーサービスに従事するIT技術者の平均年収は489万円とされています。同資料では調査対象となったIT技術者全体の平均年収は502万円と算出されており、そこから考えるとカスタマーエンジニアの年収は他のエンジニアと比べても標準レベルと言えるでしょう。

ただし、実際には企業によっても幅があり、特に外資系の大手企業では平均よりも高めの年収を見込める場合が多いようです。また、営業職を兼任するカスタマーエンジニアも増えてきており、その場合には契約が成立した場合の歩合が発生すればさらに年収アップを見込むこともできます。

カスタマーエンジニアの需要・将来性

今日のような情報化社会では、様々な企業でビッグデータやIoT、人工知能などの新しいIT技術が取り入れられています。そのため、コンピュータ関連機器の導入や保守を担うカスタマーエンジニアの需要がなくなることは考えにくいでしょう。

しかし、その反面でコンピュータなどの機器自体の価格はここ数年で低下しています。そうなると、機器のトラブルが発生した際、修理するよりも機器そのものを交換した方がコストを抑えられる場合もあります。機器を交換するだけであれば専門知識を持ったカスタマーエンジニアでなくとも対応できてしまうことが多いので、従来一般的であったカスタマーエンジニアによる機器の修理の件数は減少していくと考えられます。

その流れで、前項でも触れたように、顧客先に出向くカスタマーエンジニアが営業職を兼任するケースが見受けられるようになりました。顧客と直にやりとりをして関係を築いていくというカスタマーエンジニアという立場を活かし、さらに営業として契約を取るという働き方です。技術的な専門スキルのみのカスタマーエンジニアよりも、営業職としてのスキルを身につけたカスタマーエンジニアの方が今後の需要は見込めると考えられています