アクシスのミッションについて

こんにちは。アクシス代表の末永です。

社長ブログです。

今回は、アクシスのミッションについて社内向けの意味も含めてこちらの場を借りてお伝えできればと思っています。

基本的には2015年6月に書いた時と変わっていません。

詳しくは以下の記事をご覧になっていただければ幸いです。

・自分がありたい姿に向けて

弊社アクシスのミッションは以下です。

ヒトとITのチカラで働くすべての人を幸せにする

内容をご覧になっていただければおわかりいただけると思いますが、2014年〜2015年当時から現在のミッション・理念は変わっておりませんし、事業展開・構想もほぼ変わっていません。

ただ、上記記事にはミッションの詳細説明がなかったので、こちらの記事にてアクシスのミッション・ビジョンの意味・定義について説明させてください。

アクシスのミッションの定義について

まずはアクシスのミッションから説明させてください。

弊社ミッションは、「ヒトとITのチカラで働くすべての人を幸せにする」ですが、

  • 「ヒト(のチカラ)と」
  • 「ITのチカラで」
  • 「働くすべての人を」
  • 「幸せにする」

の4つに分けて意味をご説明していきますね。

「ヒト(のチカラ)と」

それでは、ここで言うヒトのチカラとは何でしょうか?

ヒトのチカラ=人間が介在・関与する価値についてです。

ここ最近、AIやロボット技術の進化によってこれまでヒトがしていた仕事が代替されるといった論調のニュースを多く聞くようになりました。

事実AIの技術を活用するかは別としてコンビニなどでも無人レジなどが導入され始めており、各業界・企業が生産性を高めるためにヒトでなくてもできる領域・仕事についてはテクノロジーにリプレイスしていく流れは止められないでしょう。

その中で、ヒトが介在する事で付加価値を高める事ができる仕事とはなんだろう?と考える必要があります。

また、当社アクシスにおいては、働くすべての人を幸せにするという目的のために、手段としてヒトとITのチカラを活用するわけですので、そのためのヒトが介在する付加化価値を考える必要があります。

人ならではの力としては以下が主だった価値ではないでしょうか。

  • キャラクター・個性・エンターテイメント性
  • 対話力・深掘り力
  • 傾聴力
  • 客観性
  • 背中押し力
  • フィードバック力
  • 自己投影力
  • メタ化・抽象化・整理

例えばですが、転職やキャリア支援のシーンにおいては以下のような事があるのではないでしょうか。

  • 転職者本人が気が付かなかった視点やキャリアプランの発見
  • 共感してもらう事での安心感
  • 背中押ししてもらう事で勇気ある決断を下す事ができる
  • 働く人のロールモデルになる事
  • 耳の痛い事を客観的に指摘・フィードバックしてくれる事
  • 自分の本質的な志向性を深掘りした上で整理・棚卸ししてくれる事

「ITのチカラで」

次に、ITのチカラについてお話していきます。

ITのチカラ=そのまんまですが、テクノロジーを駆使する事でヒトではできないレバレッジを効かせる事ができます。

ITを駆使する事でできるレバレッジ力について、具体的には以下がITならではの主な効力だと考えています。

  • 無人化による低コスト・効率化
  • アルゴリズムによる自動化・反復化
  • リーチ力・拡散力
  • 即時性・リアルタイム性
  • データのインプット・DBストック力

例えばですが、転職やキャリア支援のシーンにおいては以下のような事があるのではないでしょうか。

  • より多くの転職者にリーチする事ができる・N数の最大化
  • 均質な転職・キャリアノウハウコンテンツの提供が可能
  • 簡易なキャリアカウンセリングサービスの無人化・自動化
  • 転職者の行動データ等の取得と蓄積とそれによる最適なマッチングロジックの発見
  • 働く人のキャリア志向や職務経歴データのインプット・データベース化

代表である私末永自身が、新卒で入社したリクルートエージェントでヒトが介在する価値を学び、また、学生時代のSNSでの起業経験とサイバーエージェントでのデジタルマーケティング支援経験を積んだ中でITのチカラのダイナミズムを学んできた中で、これらの2つのチカラを活用し切る事が、この後に続く「働くすべての人を幸せにする」ために有効であると考えています。

「働くすべての人を」

働くすべての人を=「転職者だけに限らず働くすべての個人」と定義しています。

弊社アクシスは、「転職支援だけをサービス価値、領域と考えているわけではなく、働くすべての人のためにサービス・価値提供していきますよ」という意志を込めています。

また、多くのHR、人材関連企業は、企業側の組織課題や採用課題にサービス提供しており、転職者や働く個人側を向いてサービス提供している会社はほとんどありません。

もちろん、多くの人材ビジネスは企業側からフィーをいただくモデルが多く、またその方が圧倒的に市場規模が大きいために、企業を向いてしまう事は構造的に仕方ない事とは思いますし、そうした背景の中で、個人側を向き続ける事は決して簡単な事ではないと思っています。

ですが、それを諦めてしまう事はアクシスにとって存在価値・意義自体を失う事を意味します。

ビジネスがうまくいったとしても結局企業側を向いてしまうのであれば、それは既存市場をリプレイスしただけであり、市場に新しい付加価値を提供したわけではなく、パイの奪い合いに過ぎませんし、起業家や経営者が後発参入して既存プレイヤーに対して競争に勝つ事を証明したいという自己承認欲求でしかないと思うのです。

恵まれた国と時代に生まれた日本人の私達にとって、単なる承認欲求を満たしたいだけであれば、個人アカウントでインスタグラムでリア充写真をアップしまくったり、Twitterでフォロワーを増やしまくれば事足りる話で、わざわざ他人様を巻き込んでまで起業なんてする必要はないと少なくとも私は思います。

特に、新卒で最大手人材会社に入社・在籍していた私からすれば、その程度の承認欲求であるならば、あえて起業なんてする必要もなく、そのままリソースの潤沢なリクルートに在籍し続けていた方が良かったという事になってしまいます。

ですので、今後も、働く個人を向いたHRサービス&価値提供にこだわってアクシスは事業を営んで参ります。

「幸せにする」

最後に、幸せにするについてですが、幸せにするというのは我ながらなんとも漠然とした言葉だと思います。

ボク個人としては、本質的な問題解決をしていきたいという事をイメージしていますが、こちらはあえて漠然とした言葉を選んだ事で、アクシスに関わる社員・メンバーが個々人に時代の流れに合わせて考え続けていってもらえたらという想いを示しています。

幸せの形は主観的で人それぞれですし、時間軸でも変わっていくものと思います。

サプライヤー主語のべき論で語らずに、ユーザーのニーズやウォンツに耳を傾け、向き合い、寄り添い続け、一生を懸けて試行錯誤を永続していきたいと思っています。

そんな意味を込めています。

アクシスがこのミッションに至った背景とビジョン

末永自身が、HR・雇用分野で東京と地方で仕事をしてきた中で、大きく問題意識を持った事があります。

それは、今恵まれている日本の環境が今後もずっと当たり前でいられるわけではないのだという危機感です。

その危機感を他人事とスルーせずに、当事者として人生を生きるために自分は何をすべきかを考えました。

青臭いかもしれませんが、僕は、日本の国力や生産性に寄与したいという想いがあります。

もともと北海道・小樽市の2代目経営者の長男として生まれ、地方によくあるシャッター商店街で実家の家業の倒産や近所のお店の夜逃げ等を思春期に目の当たりにしてきた自分としては、地域経済やそこで働き暮らす人や家族の幸せを守り続けたいというコンプレックスと欲望が中学生時代からありました。

雇用を生業とした仕事を東京・京都で経験した中で、様々な業界の多くの経営者と仕事をして対話する中で、いまの現状を維持し続ける事が難しいものだとリアリティを持って感じる事ができた中で、これは北海道、小樽市だけの問題ではなく、日本全体の課題・問題であると感じました。

HR・働くという分野を切り口に、こうした国力や生産性を最大化するためにはどうすれば良いのか?理想像を考えてみました。

  • 人材が適材適所に配置されている状態
  • 各持ち場で高い集中力と生産性を発揮でいている状態
  • 現状をより良くしていこうという主体的な意欲を持てている状態

つまり末永としては現状の課題は以下であると捉えています。

  • 適材適所になっていない
  • 各持ち場で高い集中力と生産性を発揮できていない
  • 現状をより良くしていこうという主体的な意欲を持てていない

このような課題が起きている原因は色々とあると思いますし、色々なご意見があると思いますが、これらの課題を改善・解決する上で、私は以下3点が重要であると結論付けました。

  • 自分なりの軸を明確にしてそれにまっすぐに生きられる社会にする事
  • 転職者のキャリアリテラシーを高める事
  • 気軽に相談できるキャリアのプロのインフラを整備する事

ミッションを実現していく中で描く未来・ビジョン

それを、昇華していった結果、以下3点を弊社アクシスのビジョンとしました。(ほぼ一緒ですが・・)

  • 誰もが自分なりの軸を明確にしてまっすぐ活き活きと生きられる社会にする
  • 転職者のキャリアに関するリテラシーを高めて情報格差をなくす
  • 誰でも気軽に相談できるキャリアメンターインフラを構築する

以下で個別に解説していきますね。

誰もが自分なりの軸を明確にしてまっすぐ活き活きと生きられる社会にする

ここ最近、当社も2012年から提唱し続けていましたが、会社に依存しない「自立型人材」、「副業・パラレルワーク」、「フリーランス」、「起業・スタートアップ」等、働く個人にとって、一気に多様な選択肢が広がっています。

多くは自前で雇用の責任を持てなくなってきた国や企業の代替策というのが背景とは思いますが、現実として一気に押し迫ってきた感じがしています。

しかし、そもそも自社の中でのキャリアプランや転職1つをとっても、自分のやりたい事なんてわからないというのがほとんどの人の本音と思いますし、大量の選択肢を前に右往左往している人の方が実際多いと思います。

だって誰も今まで教えてくれなかったのです。

誰も教えてくれない。誰もやらないのであれば、僕たちがその役割を担い、自分の将来や道筋について漠然とした不安を持つ個人の方々に対してサポートを行っていきたいと考えました。

転職者のキャリアに関するリテラシーを高めて情報格差をなくす

僕自身が転職エージェントとして、多くの転職者と面談している中でどんなに優秀な方であっても、エージェント目線からすると当たり前なんですが「こんな事も知らないんだ・・汗」というくらいに転職ノウハウについては全く知らず、的はずれな考えや選択をしてしまっているケースを多く目にしてきました。

こうしたノウハウ(知識や知恵)は、一部のイケてる(ノウハウを持っており、丁寧な)転職エージェントであれば当たり前に持っているものでなんですが、運良くこうした転職エージェントに出会えないといけませんし、対面での面談時にしか教えてもらえません。

これらのノウハウをより多くの転職者やビジネスパーソンに共有していく事で、各個人にキャリアリテラシーを高めてもらい、情報格差をなくしていきたいと考えています。

実際にそうした背景・コンセプトから創業期の2012年から「転職エージェントが語るすべらない転職」を、2014年から「Callingood(コーリングッド)」を地道ながら運営しています。

誰でも気軽に相談できるキャリアメンターインフラを構築する

一方で、仮に前述してきたビジョンを実現でき、自分の軸が明確になり、転職・キャリアノウハウを習得できたとしても、実際のところそれでも多くの人は悩むし、ブレるものです。

そんな時に自分をよく知る転職・キャリアのプロが相談にのってくれる事は心強い味方になってくれると思います。

時には耳が痛い事を指摘してくれたり、自分ひとりでは気づけなかった気付きを与えてくれたり、ブレた自分を軌道修正してくれたり、勇気のいる決断を背中押ししてくれたりするプロです。

「えっ、それってエージェントがしてくれるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、残念ながらそうでないエージェントも多数存在しています。

本当の意味で個人の見方としてサポートをしてくれるキャリアメンターを、誰でも気軽に利用できるという意味でインフラレベルで整備していきたいと考えています。

ミッション・ビジョンの実現のために、イマ私たち一人ひとりに何ができるのだろうか・役割

このようなミッション・ビジョンは聞こえは良いものの、抽象的で遠い未来の話であり、今の自分たちにとっても、当事者としてリアリティを感じにくいものかもしれません。

ですが、僕自身は今向き合っている事とこれらのミッション・ビジョンにズレはなく、シンプルに繋がっていると思っています。

転職エージェントが語るすべらない転職」、「Callingood(コーリングッド)」の2つの転職メディアを運営する事で、転職者、ユーザーに対して、本質的で役に立つプロの専門知識・ノウハウコンテンツを徹底して提供していく事。

すべらないキャリアエージェント」にて個人を向いた転職エージェントサービスを提供する事で、転職者の満足度高いキャリア支援(足元では転職成功、入社後の定着と活躍を支援し切る事)を徹底する事。

そして、今後は継続的に、冒頭でご紹介させていただいた2015年6月に書いた記事にある事業・サービスを展開していく事そのものが、これまでお伝えしてきたアクシスのミッション「ヒトとITのチカラで働くすべての人を幸せにする」と以下の3つのビジョンを実現していく具体的なアクションであると考えています。

  • 誰もが自分なりの軸を明確にしてまっすぐ活き活きと生きられる社会にする
  • 転職者のキャリアに関するリテラシーを高めて情報格差をなくす
  • 誰でも気軽に相談できるキャリアメンターインフラを構築する

遠い道のりではありますが、2015年よりは確実にミッション・ビジョンの実現に近づけていると確信しています。

それもこれも全て、当時と違うのは、信頼できる心強い仲間がいるからだと改めて天に感謝しています。

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