ダウンサイドリスクがないリスク

今日は原宿にて、定例のマーケティング勉強会。
帰り際に学生時代からの友人と近くのカフェでこれからについて語り合っていました。
正直ガツンときました。
最近の自分の課題感が整理され、非常にありがたかった。
結局は、なんのために起業したのか?
という事に尽きるのです。
起業や、経営という言葉を一緒に語られる事が多いわけですが、
僕は起業がしたいのであって、経営がしたいわけではないのです。
もちろん必要に応じては、部分的に必要に迫られると思いますが。
起業するというと、ダウンサイドリスクを取り沙汰されがちです。
ダウンサイドリスクとは、つまり食べていけるのか?
という話です。
よく廃業率の高さを引き合いに、
起業はリスクが高い、と言われますが、これはダウンサイドリスクについての話だと思います。
対して、アップサイドリターンという概念があります。
リスクをとった代償として、どれだけのMAXリターンが見込めるか、
という話です。
起業というのは、ビジネスの範疇なので、もちろん利益をあげる事は、
重要な指標、目的となるわけですが、同時に、起業家にとっての自己実現も大切な目的であり、
それが実現できるのか否かは当事者にとっては重要な指標になるわけです。
それは、会社を1000人規模まで成長させたい、上場させて資産を得たい、
業界にイノベーションを起こすようなサービスを創りたい、
規模は小さくても顧客満足度の高い会社を創りたい、など人によって千差万別だと思います。
これらが、実現しない事が、
ある意味、当事者にとっては、失敗であり、リスクであるわけです。
上記のような前提条件を踏まえた上で、
今回の掲題と関わる話ですが、
起業におけるダウンサイドリスクというのはそう大きなものではないのではないかと
僕自身は感じております。
起業において、いわゆる「食べれない」という事は、誰がやるか、にもよりますが、
そうないのではと感じているためです。
実際、「誰がやるか」が重要なポイントにはなると思うのですが、
一般的には、いわゆる大学を出て大手企業で活躍している人材は、日本国内においては
優秀な人が多いと言われています。
採用の仕事に関わる僕の実感値としても、大手企業は採用ハードルが高い場合が多いですし、
大手出身者の転職希望者とお会いすると優秀な方とお会いする割合も多いと感じます。
ただし、日本の大手企業に属するいわゆるエリートサラリーマンは
そもそも起業という選択を取る事はほとんどありません。
そのため、上記のような優秀な人が、もし起業をすれば、
また、よっぽど道を誤らず、活躍していた会社員時代と同じくらいに気合いで頑張っていれば、
少なくとも「食べれない」という事は、案外ないと思います。
実際に、周りで大手企業で活躍していた、もしくは大手出身者でなくとも、
そういった人々と同じくらい優秀な人で、起業している人たちで、
いわゆる廃業や失敗、食べれていないという人を僕は見た事がありません。
むしろ、会社員時代よりも、早期に高年収を実現していたり、
と時間にもお金にも余裕のある優雅な暮らしをしています。
厳密には、廃業は見た事がありますが、それは起業家自身が志向が変わり、
起業家という道をやめてしまったか、創業メンバーの内輪もめ等、人災的な事がほとんどと思います。
あとは、起業後、大きくリスクをとって、大きな金額の融資を受けて、
売れる見込みのないサービス・商材で、
初期に無理な設備投資や大量在庫を抱えて、倒産、というのはあるかもしれませんが、
優秀な人は気が狂れない限り、そんな死亡してしまう程の、無意味で、無茶なリスクはとりません。
あとは、多少成功して、お酒や女性、贅沢に溺れて、そもそも働かなくなってしまう、等でしょうか。
これも、優秀な人か否かという以前の問題で、社会人としてどうなの?という話です。
※現実には、そういう誘惑は大きなインパクトなのかもしれませんが・・・
そういう意味で、少なくとも日本(僕は地方の現状を知らないため、実際は東京)において、
しっかり大手企業等で成果をあげて活躍してきた人にとっては、
起業する際に食いっ逸れるというダウンサイドリスクは、一般に言われている程に、
高くはないのではないかと感じています。
というのも、大手出身者は、起業した後も、大抵は出身業界と同じ事業を行うため、
高い業界の業務知識・スキルを、見込み客との人脈、大手の隙を狙ったサービス提供のノウハウ、
等を持っており、よほど設備投資が必要で巨大資本が必要な業態出身者でない限りは、
一定の成果が約束されているのは、論理的に考えて当たり前と言えば、当たり前です。
大手でやっていた事を、外に出てやる、というだけですので。
逆に言えば、大手で高い成果を出せていない人は、
外に出ても、やはり成果を出せないと思います。
ただ、そもそも、そうした人は、あまり起業という選択をとっていないように感じます。
上記、東京における起業は、やる人によっては(業界大手等で活躍していた人材)
ダウンサイドリスクは、意外とそう高くないよ!という事をお話してきたのですが、
今日僕が主張したかったのは、そうした話ではなく、
実は、そうした現実にリスクが潜んでいる、という点について、です。
つまり、ダウンサイドリスクが少ないが故に、起業した後に、
結構食べれる現実・毎日に満足してしまい、当初の目的である
アップサイドリターンを手放してしまう、あるいは自分の志・理想と現実のギャップに苦しみながら
日々をやり過ごしてしまうというリスクです。
これは、個人事業主的に高収入をそもそもの動機付けや目的としている人にとっては、
そう感じないリスクかもしれませんが、そもそも何か別に成し遂げたいことがあり、
起業した起業家志向の人にとっては、とても辛い現実です。
結局、目標には、目標から逆算したプロセス・手段を選んでいかない限り、
一生そこにはたどり着けないわけです。
ですので、冒頭で、お話した通り、
「何のために起業したのか」を明確に意識し、目標設定した上で、
そこにたどり着くプランを具体化する事、
また、途中出くわすかもしれない、そこそこの高収入な生活やその他の誘惑に
負けずに、目的を果たす事をブレずに、積み上げていく辛抱強さや、
強烈な動機付け、それを維持する環境作り等が、
少なくとも凡人以下の僕には、非常に重要な事である、と
学んだ次第です。
読む方によっては、非常に偏った考えに思えるかもしれませんし、
情けない、格好の悪い、レベルの低いお話に聞こえたかもしれませんが、
備忘録として、ご容赦ください。。
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