機会を活かす視点

機会を機会として捉える事。
これは、意外と難しい事と思います。
昨年末、ご縁あって、東京経済大学の講義で300人の学生さんたちを前に講演をさせていただいたのですが、
その時に話した内容で、好評であったコンテンツが、
コルブというイギリスの組織論学者が提唱する「経験学習モデル」でした。
私がこの経験学習モデルを知ったのは、某会での、リクルートライフスタイルの社長のお話でした。
リクルートという会社は、この経験学習モデル、PDCAサイクルをしっかり回す事で、社員の教育に力を入れて、彼らが自立し、社会で活躍できるように責任持って育てていく、といった事をお話されていたのですが、
まさに自分自身が漠然と感じていた成長の定義を非常にわかりやすく表現されていると、目から鱗でした。
以下のようなサイクルを何度も回していく事が、成長スピード・深さの差となるという事なのですが
1の経験・機会を重要なものと思い、自分にはそうした経験や機会がないと嘆く人が多いと思います。
1,経験・機会
⇒
2,具体的内省
⇒
3,概念化(持論化)
⇒
4,具体的な行動・試行
ただ、ここで重要なのは、2と3部分で、仮に同じ機会・経験であっても、それをどのように振り返り・意味付けし、自分なりの体感や持論に落とし込めるかで、その経験から得られるものは大きく異なってしまう、という事なのです。
それらをしっかりと意識的にとらえ続ける事、これが冒頭で触れた「機会を機会として捉える事」と考えています。
ただ、人間は環境の生き物ですから、同じような経験に慣れてしまうと、そこに安住し、無意識ベースで日々を過ごしてしまいがちです。
ある意味、無意識化=習慣化であり、効率的とも言えるのですが、それがあまりに行き過ぎると惰性となってしまい、何も改善や成長がなくなっていってしまい、それは長期的には、何かしらの変化に弱くなってしまったり、衰退への道となってしまうのです。
特に、起業し、経営者という立場になると自分を叱ってくれる上司や、目標や指示を提示してくれる人は一切いなくなります。
なので、経営者は進んでメンターという師匠を求めるのだと思います。
戦略的な自己管理ですね。
言うは簡単なのですが、独立をして4年弱、会社を立ち上げて2年半も経つと、色々と思考停止しても、
良くも悪くも回ってしまうという現状があります。
良く言えば軌道に乗ったとも言えるかもしれません。
ただ、軌道に乗る事は目的・ゴールではないわけですから、いかに常に危機感を持ち、自分自身を突き上げられるか、これがとても重要な事と思います。
以前、読んで本で、リクルート出身の経営者で、「ザ・タワー」や「シーマン」を開発したゲームクリエイターとしても有名な斎藤由多加社長の「社長のオキテ」という本があるのですが、
ここで齋藤社長が仰っている「社長の願望力」についての話がとてもリアルに洞察されており、腹に落ちました。
要は小規模な企業、ベンチャー企業の存在の決めるのは、なんだかんだ社長の願望力次第という事です。
もちろんお客様や社員の方々あっての事は当たり前ですが、どういった方向性にどれくらいの程度で頑張るか、等を決めるのも、すべて社長次第。
この願望力をいかに明確に定義して、常に意識して、それに向けて適正なスピードで努力し続けられるか。
この事が、経営の全てと言っても過言ではないのではないでしょうか。
そういった意味で、自分自身の願望力を枯渇・停滞させぬよう、常に機会を捉えて、エネルギーを蓄積し、チャレンジを継続していきたいと思います。
CONTACT CONTACT CONTACT
CONTACT CONTACT CONTACT
CONTACT CONTACT CONTACT