第7期/3Qを終えて
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こんにちは。アクシス代表の末永です。社長ブログです。
約1ヶ月ぶりの投稿となってしまいました。4月はGWの10連休前半戦もあり、営業日が少なくバタバタした月でした。
皆さん、GW・10連休は満喫されてますでしょうか??
昨日平成が終わり、本日5月1日から令和がスタートしました。
同時に私末永も36歳の誕生日を迎えまして、毎年誕生日恒例の最大吉方位の一人旅をしており、旅途中にこのブログを書いています。
午前中に千葉県成田市の麻賀多神社に参拝してきたのですが、御神木の大杉がすごい迫力だったので画像を掲載させていただきました。
5月から令和に入り、私個人も36歳を迎えたというタイミングで、axxis inc.も7期の3Qが終了し4Qに入るので、このタイミングで改めて振り返りとこれからについて備忘録として残しておきたいと思います。
4月中旬頃から3Qの着地予測と4Qの見立て、来期の計画の調整を開始しているのですが、3カ年計画を立ててからの初めての通期決算を迎える中で、良くも悪くも色々な学びを得る事ができました。
ちょうど1年程前の社内総会で発表した3カ年計画の1年目の目標・重点テーマは不思議なもので既に実現できていたり、実現に向かって進捗できていたりと良い面も多々ありましたが、当初計画からすると若干進捗状況が遅れているため一定危機感を持っており、振り返る中で言語化している内容は課題の方が多いのですが、全ては現実の把握と正しい改善の打ち手だと前向きに捉えています。
今回は、個人的な反省点やどうするべきだったか?と経営に「もし」はないけれど振り返ってみたいと思います。
反省点としては大まかに以下の4点です。過去の失敗を繰り返さずに今後の経営にきちんと活かしていきたいと思います。
- 各チームがPLベースで経営できる仕組みを早期に導入すべきだった
- 投資とリターン(回収期間含めて)をより正確に管理すべきだった
- 事業ごとの当面の重点KPIの設定についてもっと各チームリーダーと繊密に議論すべきだった
- その上で先回りの投資計画を立てて先手を打つべきだった
各チームがPLベースで経営できる仕組みを早期に導入すべきだった
組織化すると販売管理費などのあらゆる諸経費が増えるものです。
人が増えれば、人件費もそうですが、法定福利費やインフラコストも比例して増えます。
こうした現場だとなかなか目に見えないコストを各チームにしっかりと共有していく事で営業利益ベースでの成長をしっかりと意識してもらう事が重要だと感じました。
売上や粗利が伸びていても、営業利益が伸びなければ実質的な成長とは言えず、みんなが報われずに疲弊してしまいます。
こうした事業管理の仕組みをきちんと導入・運用徹底させていく事も経営者の役割だと痛感しました。
投資とリターン(回収期間含めて)をより正確に管理すべきだった
弊社でも新規事業に取り組んでいますし、既存事業にも追加投資を行いグロースさせていく必要があります。
その際に、投資に対する期待生産性・アウトプットについてはある程度数値化していたとしても、その期待生産性に到達するまでの期間・バッファや、MAX数値に対する定義が曖昧でした。
特に新規事業においては撤退ラインを明確にする事が重要と説く経営者の先輩方は多いですが、どれくらいの期間でどれくらいの累損を許容し、その分の見返りとしての期待値のMAX値を想定しておく事は当たり前過ぎるのですが、オーナー経営だと意外とおざなりになりがちだなと反省しました。
たとえ、見立てた一定期間内での累損の許容額を超えたとしても、また想定期待した金額回収に到達しなかったとしても、継続するか撤退するかの意思決定はその都度行えば良いわけで、きちんと社内で基準を持つという事が重要なのだと感じました。
でなければ新規事業責任者やメンバーにとっても、再現性の高い経験や学びを提供してやれないと思い、反省しています。
事業ごとの当面の重点KPIの設定についてもっと各チームリーダーと繊密に議論すべきだった
これも、投資とリターンの概念で、現場目線でPDCAを回しているともちろん都度都度の柔軟な対応はとれるものの、一方では、事業そのものを大きく伸ばすための視点・視座で、何に大きく比重を傾けるべきか。資金や工数を重点投資すべきかという視点が抜けてしまいがちだなと思いました。
事業ごとに一定期間において、どのKPIを伸ばす事が事業全体を大きく伸ばす事に繋がるのか。そのために投資すべき経営資源は何か?という事を各事業リーダーともっとじっくりと話し合うべきだったと思っています。
もちろん各リーダーは賢いので、結果的には経験から学んで自ら発見していくのですが、その意思決定のスピードやタイミングをもっと早める事ができたのかもしれないと思うと、それは僕の役割だったのだと反省しています。
その上で先回りの投資計画を立てて先手を打つべきだった
会社員時代、営業しかやった事ないから、購買や投資が苦手とナメた事を言っていた時の自分からすれば幾分マシにはなっていると思いたいのですが、上記の事業を伸ばすKPIが明確になり、そのKPIを伸ばすための経営資源の調達や投資を行う際に、当然打ち手を打ってから調達までのバッファが発生してしまいがちです。
主には、人材の採用などがわかりやすいかと思います。
投資の意思決定タイミングを早めるという前述の反省が大きいのですが、意思決定と同時にいかに投資や打ち手をスピーディーに行っていくかが重要だと反省しました。
結局はスピーディーで正しい情報把握と意思決定
これらの反省点を総括してしまうと、結局はスピーディーで正しい情報・データの把握と、大局的な視点での意思決定をいかに実行していけるかなのだと考え至りました。
色々な経営者の方や書籍で、「経営者の仕事は意思決定がすべて」と仰っていましたが、今更ながら実体験にて腹落ちしました。
僕自身一定意識をしてきたため、以前から比べると現場実務からはだいぶ離れられてきたと感じているものの、結局は現場実務はやっていなくても、現場目線での相談相手になってしまっていたのだなと感じました。
「経営者は現場実務から離れるべき」の意図は単純に実務をやらないという事だけでなく、現場とは異なる視点・視座から事業を俯瞰して全体最適視点で導く事なのかなと思いましたが、まだまだ意識が足らなかったため、物理的にだけでなく視点・視座としても現場から離れていく事を意識したいと思います。
経験から学ぶ前に、ロジックや頭で学んで活かしていければ良かったのですが、凡人以下の自分にはなかなか難しいようで、レベルの低い話ではありますが、着実にこの失敗体験・反省を次に活かしていきたいと思います。
ちなみに、現在、弊社axxis inc. では一緒に働いてくれる仲間を大募集中です!
今回のブログは、反省ばかりな内容となってしまいましたが、きちんと振り返り、前向きに活かしていく事をモットーに引き続き頑張っていきますので、そんなスタンスで一緒に「働く個人を幸せにする」サービスやプロダクトを作っていきたい方は是非ご連絡ください。
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