2023年のご挨拶と昨年の御礼

明けましておめでとうございます。アクシス代表の末永です。

本年も宜しくお願い申し上げます。

社長ブログです。またまた、久しぶりの更新になってしまいました。

早いもので、2022年が終わり、2023年がスタートしました。

アクシス株式会社に関わってくださった皆様、お客様、パートナーの皆様、社員やインターンのみなさん、昨年も大変お世話になりました。ありがとうございました。

毎年毎年同じ事を言っているような気がしますが、今年も仕事ばかりの1年でした・汗

また、良かった点として個人としてのあり方や価値観については、昨年に引き続きですが取り組んだ中で大きくアップデートする年になったと感じています。

改めて、年始ですので、いつもながら昨年の振り返りと今年の抱負を書かせていただこうと思います。

2022年の出来事

2022年のトピックを昨年のフォーマットと同じく振り返ろうとしたのですが、今年も慌ただしかったからか、ほぼプライベート時間がなく振り返る機会を作ってこられなかったからか、正直あまり思い出せないと言いますか記憶がないのですw

とは言え、記憶が少ない中で、過去のログを見返しつつ、思い出せる範囲のトピックを下記に時系列でまとめてみました。

  • 3月  全社営業利益ギネス
  • 4月〜6月 社長室設置、コーポーレート・組織周りの強化
  • 7月 経営合宿実施
  • 8月 通期総会@秋葉原
  • 9月 23新卒採用終了
  • 10月〜12月 りそな銀行様に無担保社債を発行し1億円の資金調達。マネージャー朝会の運用開始

イベントとして大きな出来事があったわけではないのですが、組織や事業運営周りで色々な学びがあった濃い1年間だったと感じています。

特に2021年6月頃から組織を求心力から遠心力にあえて寄せてきた経緯がありましたが、昨年2022年10月頃から再度求心力に振り戻した事で、気づきが多くありました。

求心力にもメリットもデメリットもありますし、遠心力においても同じだと思います。実体験をともなって経験できた事で解像度が高まりました。実際は白か黒かの二元論ではなく、相互について理解した上で、グレーゾーンをうまくTPOに合わせて活用する事と思います。

求心力によるメリット・デメリット・学び

  • 思想と戦略が合致し一貫性のある事業やサービス提供が可能
  • 強いカルチャーで同質性が増すために一致団結しやすい
  • コミュニケーションが活性し、すぐに情報や考えが伝わる
  • 経営者の顔色を伺ったり、指示待ちの組織になってしまう
  • マネージャーが権限と責任を発揮しにくい
  • 手段や戦略に柔軟性や多様性がない
  • 一部の主体的なメンバーのみに負荷や皺寄せがいってしまう

遠心力によるメリット・デメリット・学び

  • マネージャーに権限と責任がわたり、自由な事業運営が可能になる
  • マネージャーが我流となってしまい育たない側面もある
  • 事業部ごとにカルチャーが分散して一体感が薄れてしまう(組織としてのアイデンティティが薄れて頑張る意味を見失いがち)
  • 会社や事業、商品における思想の伝承が薄れてしまう
  • 性弱説が発動しやすい。人は管理は必要。ルートや規範などの厳しさが弱くなると個人も組織も弱くなる。人は一定の管理があるから客観視できたり頑張れる

心を開示合う事、感情を共有し合う事の力

経営合宿を実施し、マネージャー陣だけでなく有志のプロジェクトメンバーにも参加してもらいました。

そこである意味でプロレス?的にマネージャーや末永が議論したり、ネガティブ感情も含めて自己開示する場をプロジェクトメンバーにも晒して、一緒に共有・議論した事がとても良い場になったと思います。

もちろん、途中でコンフリクトが起きたり、停滞したりもありましたが、最終的にはそれらプロセスも通じて、関係性が前進できたと思いますし、僕自身もみんなと繋がれた感覚がありました。

改めてもう一度みんなを信じて、しんどい出来事があったとしても、ちゃんと前を向いて一緒に前進していけると確信ができたのはとても大きな出来事でした。

個人の責に依存しない仕組みの責の事業・組織経営を志向し、社員の個性を自由にする

ここ1年半程はあえて遠心力に寄せてきたのですが、事業や現場組織をマネージャーに移譲し、自分はあえてすみっこぐらしモードでいた事で、経営者でありながら、事業責任者とその配下のメンバーとの関係性を客観視できた事は良い経験になりました。

マネージャーとそのマネージャーのコンディション、そして配下のメンバーとメンバーのコンディション、相性や関係性の組み合わせなどがハマるとうまくワークするのですが、そうでないと大きくスタックするという事が多くあるなと。

また、マネージャーが変更になり、後任者に対して、本来であればきちんと丁寧に引き継がれるべき、重要業務やルールなどが引き継がれずに、新任者の属人性で刷新されてしまい、事業において致命傷になってしまったり、目には見えずともボディブローのように事業価値や組織価値を毀損してしまっていた・・なんて事が何度も起こっていたのです。

これは、マネージャーや部下、前任者、後任者がそれぞれ良い悪いという事よりも、組織として必ず守るべき統一のルールや規範がない事に問題があると気がつきました。

事業モデルと組織システムを改めて言語化・設計し、運用徹底していく事の大事さを大きく学びました。

これによって、個人の責にするのではなく、仕組みの責にする事業や組織に脱皮し、その仕組みやルールがきちんと運用されている限りは、表面上ではなく本当の意味で個人が自由に個性を発揮できる組織にしたいと考えています。

人間の認知を左右する構造や位置の力

ここ最近、年末においての学びとして、人間は認知の力によって、自分を肯定できたり、動機づけられたり、次にどういった方向に向かうべきかを把握する生き物なのだと強く実感しました。

部長級のメンバーを再度マネージャー役割に戻した結果、他事業のマネージャーとの関係性が変化したり、見え方が変わると言う話を聞いて、上、横、下、斜めなどの位置を設計、構造化する事によって、人は自分の座標軸を初めて意識できる生き物なのです。

小さい頃に裕福ではない家で常に親に文句を言っていると「他人と比較するな」と言われて育ったものですが、承認欲求や競争意識に限らず、人間は比較という位置や構造によって、自分の座標軸を把握するものだと捉えると、色々な事がシンプルに受け止められると感じました。

組織図や社員評価における成否や評点、役割や能力グレードも全てこの座標軸を把握する自己認知のツールであると思うと、非常に重要な要素であると今更ながら強く感じており、ここを経営としてきちんと本腰入れて取り組む必要があると思っています。

2023年の抱負

2022年はある意味で助走だったり、研鑽を積む1年であったため、大きなイベントもなく、やや立ち止まるような年になり、もどかしい事も正直ありました。

しかし、それによって事業や組織に対する解像度が末永自身、マネージャー陣、メンバーみんなも高まった事で確実に地力がついたと思っていますし、それらの成長を生かして今年2023年からは大きく実績に転化し、大胆に飛躍成長させる年だと考えています。

会社としては、ミッション「ヒトとITの力で働くすべての人を幸せにする」の実現に向かい、2030年日本一、働く個人を幸せにするワークテックカンパニーになるため、50の事業と50の事業責任者を創出すべく、会社として大きく進化・成長していきます。

主には、以下を積極的に投資、取り組んでいきたいと思います。

  • オフィスの拡大移転
  • コーポレートブランドの刷新
  • 新規事業の試行数、マネージャーの数を増やす
  • 新卒・中途幹部候補採用・広報のより一層の強化
  • マネージャーや事業開発人材の育成施策の強化
  • 末永自身がCPOとして自社事業・商品を磨き込み、ユーザーや社員へより強く浸透させていく

前回の移転はたったの10ヶ月で移転した事もあり、今のオフィスに移転してきた4年前は、2年間で次のオフィス移転を目指していました。

しかし、コロナやリモートワーク、その他組織周りの噛み合わせに苦労したりと、思ったよりも4年間と時間がかかりましたがこの1年で解像度が高まり、ようやく次のステージに向かえると感じています。

すでに物件は決定しましたが、今年の春〜夏でオフィス移転を計画しています。

アクシスでは、コロナを通じて早期にリモート中心に移行しましたが、やはりカルチャーや思想、それに合致した戦略を強みとした当社においては、より社員がオフラインでコミュニケーションをはかり、事業最適ではなくより全社最適に、強い「チームアクシス」として一丸となってミッションやビジョンの実現に取り組んでいく事が大切と考えています。

そのためには、採用、事業責任者・マネージャー育成、ブランド強化、広報、商品強化が重要と考えており、オフィス移転を起点として取り組み、試行数を増やしていきたいと思います。

みなさま、今年のアクシスにもぜひ大きくご期待ください。

※24新卒、長期インターン、中途採用やっていますので是非メッセージください!

・ウォンテッドリーはこちら

2023年 1月2日

CONTACT CONTACT CONTACT

CONTACT CONTACT CONTACT

CONTACT CONTACT CONTACT