【適性・実技別】保育士の仕事で大切なことは?大事な心構えも紹介!
この記事では、保育士の仕事で大切なことをはじめ、働く上で大切なポイントや意識したいことなどをより詳しく解説しています。
また、合わせて保育士の基本的な業務内容やよくある質問に対しても詳細にお伝えしていきます。
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保育士の業務内容とは
保育士の仕事で大切なことをお伝えする前に、まずはどのような業務をこなしていくことになるのか解説していきたいと思います。
保育士の業務内容は主に下記に挙げた6つとなっています。
保育士の仕事内容についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事でわかりやすく紹介しています。気になる人はぜひご覧ください!
食事介助や着替えなどのサポート
保育士の仕事1つ目は「食事介助や着替えなどのサポート」をすることが挙げられます。基本的には子どもたちの身の回りのお世話をしますが、食事の介助や着替えのサポートもおこないます。
具体的には食事をすることの大切さを教えたり、楽しいと思ってもらえるように工夫したりすることですね。着替えのサポートをする際には、ひとりひとりの子どもに合わせて自分でできるように手助けしていきます。
末永
子どもたちへの教育
保育士の仕事2つ目は「子どもたちへの教育」をすることです。小学校へ入学するまでに必要な知識や社会性、生活習慣などを教えていくのも保育士の仕事では大切なことです。
例えば一緒にお絵描きをしたり工作をしたり、そのような行動を通じて基礎的な知識や能力が習得できるようにしっかりとサポートしていきます。他にも遊具を使って一緒に遊ぶことで運動能力を高めてあげることも大事な仕事です。
末永
子どもへの教育として英語教育に注力していることもありますし、モンテッソーリ教育に注力している保育施設も増えてきています。
だからこそ、幼児教育がどのくらい重要であるのかについてしっかり理解するのも大切なことの1つですね。
子どもたちの体調管理
保育士の仕事3つ目は「子どもたちの体調管理」をすることが挙げられます。というのも、子どもたちの中には突然体調を崩してしまう子もいるからです。
日頃から子どもたちをよく観察して、その状況に応じて臨機応変に対応できるようにするのも保育士の仕事で大切なことですね。
具体的には子どもが体調を崩してしまったら、速やかに保護者へ連絡をしてお迎えに来てもらう、というフローなどが挙げられます。
末永
さらに子どもたちはまだ小さく免疫力も低いので、園内で風邪やインフルエンザが流行してしまわぬように、手洗いやうがいを促すのも大切なことですね。
保育日誌や連絡帳などの事務作業
保育士の仕事4つ目は「保育日誌や連絡帳などの事務作業」をすることですね。保護者に子どもたちのことを伝えるために、保育日誌や連絡帳に子どもの体調や保育園での過ごし方を記載するのも大切なことです。
保護者は普段仕事などをしていて自分の子どもが保育園でどんな過ごし方をしているのか、体調の変化についてなど知ることができません。だからこそ、保護者がどんなことを知りたいのか考えて記載するのがポイントですね。
末永
子どもたちがどんなことをできるようになったのか、どんな成長が見られたのかなど、保護者が読んだときに嬉しいと思える内容にするのも保育士として大事なことです。
行事やイベントの準備・運営
保育士の仕事5つ目は「行事やイベントの準備・運営」をすることです。保育施設で開催される運動会やお遊戯会などといった行事・イベントの準備をおこなうのも保育士の仕事です。
そのためにどのようなスケジュールで準備を進めていくのか、どうやって連携をとっていくのか保育士スタッフで話し合って決めていきます。そこで誰が何を担当するのかしっかり決めて、連携をとりながら本番に向けて準備していくことになります。
末永
行事やイベントをおこなう際には、子どもたちに楽しいと思ってもらえるようにするのはもちろんのこと、保護者にも楽しいと思ってもらえるように工夫するのも大切なことですね。
保護者とのコミュニケーション
保育士の仕事6つ目は「保護者とのコミュニケーション」をとることが挙げられますね。保護者は日中仕事で自分の子どもがどのように過ごしているのか知ることができません。
だからこそ、保護者とのコミュニケーションを図ることが重要になってきます。お迎えのときに子どもがどんなふうに保育園で過ごしていたのか、どんなことができるようになったのかなど、伝えるのも大切なことです。
末永
それだけではなく、保護者からの信頼を得るためにも送り迎えをするときに元気よく笑顔で挨拶をしたり、一言添えたりすることも求められますね。
保育士の仕事で大切なこと
保育士の仕事で大切なこととして「子どもが好きなこと」は大前提になります。子どもが好きな気持ちがなければ、保育士として長期的に働き続けていくことは難しいですよね。
保育士の仕事で大切なことはいくつかあるので、適性と実技の2種類に分けてそれぞれ解説していきたいと思います。
【適性編】保育士の仕事で大切なこと
保育士の仕事で大切な資質は複数あるのですが、ここではその中でもとくに大切なことをピックアップしてみました。
わかりやすく表にまとめましたので、保育士の仕事で大切なことが何かチェックしてみてくださいね。
→にスクロールできます。
詳細内容 | |
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柔軟性・謙虚さ | 子どもたちは突拍子もない行動をすることも多くあるからこそ、固定観念にとらわれず柔軟に考えるスキルが求められる。 予想外のことが起きてしまっても対応することができる柔軟性があれば、状況に応じてどうしたら良いのか判断できる。 合わせて謙虚さも持ち合わせていることで、高圧的にならずに子どもたちや保護者、一緒に働く保育士スタッフと良好な関係を築くことができる。 |
体力・忍耐力 | 保育士は子どもたちと一緒に外遊びをしたり、抱っこやおんぶをしたりすることもあるため、体力のある人が向いている。 また、子どもたちは自分の思った通りにやりたいことができないと怒ったり泣いたりするため、忍耐力も必要になってくる。 子どもの中には先生に怒られるのが楽しいと思い、繰り返ししてはいけないことをするケースもあるからこそ、忍耐強く冷静に対応するのも大切。 |
観察力・洞察力 | 保育士はたくさんの子どもたちを保護者から預かり保育を提供していくため、ひとりひとりの子どもの様子をきちんと観察しなければならない。 とくに気を配りたいのは子どもたちの体調の変化。免疫力が低く身体も未熟だからこそ、急に体調を崩してしまうこともある。 また、子どもの様子を見て「先ほどよりも顔色が優れない気がする」など細かな変化に気づける洞察力も大事。 |
責任感・判断力 | 保育士は保護者から子どもを預かるため、責任感が求められる。子どもたちがケガをしないように、そして体調などを崩したりしないように対応する必要がある。 それだけにとどまらず、子どもたちが悪いことをした際には責任を持って、きちんと叱ることも大切なことの1つ。 また、子ども同士が喧嘩してしまったときや病気になってしまった場合に、どのような対応をするべきなのかという判断力も大事。 |
コミュニケーション能力 | 子どもたちはもちろん、一緒に働く保育士スタッフや保護者とのコミュニケーションも大切。常日頃から積極的に明るく挨拶をしたり、声かけをしたりして良好な関係を築いていくのも大切なこと。 保育士スタッフとコミュニケーションを図ることで、気持ちよく仕事を進められることに繋がり、子供達に何買った際でも連携をとりながら対処できる。 とくに保護者に対してはしっかりとコミュニケーションをとることで、信頼関係を築いていくことができる。 |
リーダーシップ能力 | 新人保育士や後輩保育士が入社してきた際には、子どもたちとの関わり方をはじめ、仕事の進め方などをきちんと教えていく必要がある。 さらにクラスを受け持つことになった際にも多くの子どもたちをまとめて、保育を進めていかなければならないため、リーダーシップ能力が求められる。 リーダーシップ能力を発揮することができると保育園全体の業務をスムーズに進められる。 |
上記にまとめた通り、保育士の仕事で大切なことは多くあります。多様な能力が求められる傾向にありますが、子どもたちと同じように保育士にも個性があります。
末永
ですので、上記の中で「自分はこの部分がまだできていないな…」と思う部分があったとしても落ち込む必要はありませんよ。
子どもが好きであるという大前提をしっかり持っていれば、保育士として十分活躍できます。
【実技編】保育士の仕事で大切なこと
続いては、実技に関して保育士の仕事で大切なことを紹介します。こちらも適性編と同じく複数あるのですが、その中でもとくに大切なことをピックアップしました。
同じくわかりやすく表にまとめましたので、保育士の仕事で大切なことが何か確認してみてください。
→にスクロールできます。
詳細内容 | |
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子どもに合わせた適切な保育 | ひとりひとりの子どもの発達段階に合わせた適切な保育を提供することが大事。子どもたちの主体性を尊重しながら、遊びや学びを妨げないようにするのも大切。 決して強制や否定、比較をせず、子どもの裏側の気持ちを考えたり読み取ったりすることが何よりも重要。 目の前の子どもの状況や発達段階、気持ちなどを最優先に考えることが求められる。 |
ピアノ演奏・歌を歌う | ピアノを演奏したり一緒に歌を歌ったり、子どもたちに音楽の楽しさを伝えるのも保育士の大事な役割。そのため、保育士はピアノや歌など音楽能力が求められる傾向にある。 ピアノを弾いて一緒に歌うことで、より子どもたちが音楽を身近に感じられ、子ども同士でのコミュニケーションにも繋がる。 ピアノが苦手な場合や弾けない場合は、ギターなど他の楽器を使って子どもたちと遊ぶのもアリ。 |
遊び等で使用する道具の制作 | 保育園ではさまざまな行事やイベントが多く、その際に道具を制作しなければならないため、制作するスキルも求められる。 というのも、1人でクラス担任を受け持っている場合は、1人でクラス全員分の道具などを制作しなければならないケースもあるから。 また、工作をする狙いとしては、子どもたちに想像力や豊かな感性を身につけさせたり、季節や文化の背景を学ばせたりすることが挙げられる。 |
絵本や紙芝居の読み聞かせ | 保育士は子どもたちに絵本や紙芝居の読み聞かせをするため、言語表現力が求められる。声に抑揚をつけて絵本の世界を伝えたり、子どもたちが内容に引き込まれるように読み聞かせたりするのが大事。 読み聞かせる際には子どもたちの座る場所を工夫する、アドリブを入れずに読み聞かせるなど、細かな部分も意識する必要がある。 子どもたちに絵本の読み聞かせをするねらいは、精神状態を落ち着かせて幸福感を与えることや、好奇心を育むことなどが挙げられる。 |
PCやタブレットなどの操作能力 | 保育施設によっては保育指導案などを作成する際にパソコンやタブレットを用いることもある。中には国と自治体主導で保育園のシステム導入を促して、ICT化を進める動きも見られる。 ICT化とは日々の業務にデジタルツールを使用できる環境整備のこと。ICT化が進んでいけばパソコンスキルを持つ保育士の需要が高まる。 |
保育士の仕事で大切なことは数多くありますが、すべてを兼ね備えている保育士はほとんどいないので「全部できるようにしなければ」と思う必要はありませんよ。
ちなみに、保育士の仕事で大切なこととしてピアノを弾くことを紹介しましたが、近年ではピアノに対して苦手意識を持つ人でも応募できる保育求人も少しずつ増えてきています。
末永
保育士におすすめの転職サイト
ピアノ未経験の保育士におすすめの練習方法や、ピアノが弾けなくて辞めたいと感じる理由などについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください!
保育士として大切なこと
保育士の仕事で大切なことについてお伝えしてきましたが、保育士として働く上で大切なことも合わせて押さえておきたいところですよね。
保育士として働く上で大切なことは、主に下記に挙げた2つとなっています。
職場スタッフや保護者と良好な関係を築く
保育士として大切なこと1つ目は「職場スタッフや保護者と良好な関係を築く」ことですね。保育士は日頃から業務量が多く、なかなか職場内でコミュニケーションを密にとることが難しいです。
ただ、しっかりコミュニケーションをとることができないと、いざ子どもたちに何かあったときに対応できなくなったり、トラブルの原因になったりしてしまいます。
そのため、子どもたちに何か異変はないか保護者から聞いた話を伝えるなど、どんな些細なことでもきちんとコミュニケーションをとるのも大切なことですね。
末永
もちろん保護者と良好な関係を築くのも大事なことです。
小さなコミュニケーションを繰り返すことで信頼関係を構築したり、丁寧でポジティブな言い回しで子どもがどう過ごしていたのか伝えたりするのがおすすめですね。
つねに子どもを最優先に考える
保育士として大切なこと2つ目は「つねに子どもを最優先に考える」ことが挙げられます。というのも、保育士は保護者から子どもを預かるため、子どもたちの命を守るという大きな責任を背負うからです。
だからこそ、子どもたちのことを最優先に考えることが大切なこととして挙げられますね。保育施設の中には、つねに子どもを第一に考えて保育を提供することを方針にしているところもあります。
さらに、子どもたちと同じ目線に立つことを最優先にすることで、子どもたちひとりひとりに適した接し方も見えてくるようになりますよ。
末永
「つねに子どもを最優先する=子どもファースト」であることを大切にすれば、保護者からの信頼を得ることに繋がったり、保護者が子育ての相談をしやすくなったりとメリットもあります。
しかし、保育士の中には子どもの命を預かる責任の重さや、自分が子どもたちを守らなければいけないというプレッシャーをつらいと感じる人もいますね。
保育士にとって大切なことに関する質問
保育士の仕事で大切なことに関する疑問や悩みをいくつかまとめてみました。
この先保育士を続けるかどうか、転職しようかどうか考えている人は、ぜひ気になる質問をチェックして転職するかどうかの判断材料にしてみてくださいね!
保育士が子どもと接する上で大切なことは何か
相談者
保育士が子どもと接する上で大切なことは何でしょうか?
末永
保育士が子どもと接する上で大切なことは「優しさ」「明るさ」「楽しさ」といった保育士の基本となる部分ですね。
他にも何か始める前にはきちんと説明してあげたり、話を最後まで聞いてあげたり頭ごなしに叱ったりしないことも大切なことです。
末永
もちろん、子どもたちが良いおこないをしたときにはしっかりと誉めて認めてあげたり、難しくて抽象的なことは使ったりしないというのも大事ですね。
保育士として大切な心構えとは
相談者
保育士として大切な心構えは、どのようなものが挙げられますか?
末永
保育士として大切な心構えは「子どものことを最優先に考える」「保護者の良き理解者になる」「保育スキルを磨く努力をする」という3つが挙げられますね。
例えば、ひとりひとりの子どもに寄り添った保育をおこなう、つねに周囲に目を配りながら仕事をこなすといったことです。
末永
また、保護者の中には頼れる人がいなくて1人で抱え込んでしまう人もいれば、子どもの成長に不安を感じてしまう人もいます。
その際にはどのように解決していくのがベストなのか、何が子どもにとって最善なのか保護者と一緒に話し合って考えるのも保育士として大切なことです。
この先保育士に求められることは何か
相談者
この先、保育士に求められることはどんなことでしょうか?
末永
近年になってから保護者の働き方や保育士へのニーズも多様化してきているので、より専門的かつ質の高い保育が求められることが予想されます。
そのため、この先保育士として活躍していきたいと考えている人は、保育士のスキルアップ研修に参加してスキルを磨いていくことをおすすめします。
末永
今では国が実施している保育士の処遇改善等加算という制度によりキャリアアップも目指せるようにもなっているので、ぜひ検討してみてください。
保育士の処遇改善等加算については、下記の記事でより詳しく解説しているので合わせてご覧ください!
就職や転職の面接で大切なことを聞かれた場合
相談者
保育士の就職や転職で大切なことは何だと思うか質問されたら、どう答えるのがベストでしょうか?
末永
これに関しては正解がないのですが、例えば「視野を広く持つことが大切。なぜなら視野を広く持つことで子どもたちの小さな変化にも気づけるから」と伝えるのも良いですね。
他にも「子どもたちの気持ちや行動を理解して接すること」など、自分と保育園側の教育方針を交えた伝え方にすると良いでしょう。
保育士におすすめの転職サイト
保育士のお仕事・転職に役立つ関連記事
保育士として働く上でさらにいろいろな情報を知りたい人や保育士の仕事にまつわる記事を集めました。
保育士を続ける転職をする人も、保育士から違う仕事へ異業種転職を目指す人も、気になる記事を読んでみてくださいね。
食事介助や着替えなどのサポートをおこなう上で大切なことは、好き嫌いのある子どもに対して強引に食事をさせないことですね。
着替えがうまくできない子どもがいても叱らずに、子どもの気持ちを理解して寄り添って上げることが大切です。