外資系に強いおすすめ転職エージェント|プロが選び方などを徹底解説
外資系企業に強い転職エージェント・転職サイトを11社厳選し、それぞれの求人数・特徴・得意業界を紹介します。
また、気になる登録すべき転職エージェントの選び方や利用するメリットも解説しているので、現在外資系に転職を検討している人は参考にしてください!
外資系企業への転職はエージェント利用がおすすめ
現在、外資系企業へ転職を考えている人には転職エージェントを積極的に活用することをおすすめします。
なぜなら、外資系企業は大前提として優秀な人材を求めている傾向が強く、応募の段階で求めているラインに達しているかどうかをジャッジしてもらうために、信頼のおける転職エージェントに求人を依頼していることが多いからです。
とはいえ、転職エージェントと一言でいってもさまざまな種類があります。そこで筆者が外資系企業への転職で、とくにおすすめする転職エージェントと転職サイトの特徴と求人数が一目でわかる早見表を用意してみました。
特徴 | 求人数 | |
---|---|---|
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大手・総合型 IT・Web 医療・製薬 |
約176,250件 |
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大手・総合型 コンサル IT・Web 消費財 |
約456,640件 |
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大手・総合型 高収入領域 |
約15,000件 |
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転職サイト 医療・製薬 |
約127,000件 |
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特化型 コンサル |
非公開 |
2022年6月時点の求人数 |
上記以外の転職エージェント・転職サイトについては、「もっと見る」にまとめてあります。
特徴 | 求人数 | |
---|---|---|
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転職サイト |
非公開 |
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転職サイト コンサル |
約109,140件 |
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総合型 IT・Web |
約910件 |
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総合型 コンサル 医療・製薬 IT・Web |
約6,430件 |
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総合型 IT・Web |
約1,750件 |
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特化型 コンサル |
非公開 |
2022年6月時点の求人数 |
以下では、おすすめポイント・求人数・対応エリア・おすすめの人などを詳しく紹介していきます。
外資系に強いおすすめの転職エージェント
外資系企業への転職に強い転職エージェントは以下の8社です。各転職エージェントごとに特徴やメリットを解説してきます。
外資系企業の求人が多い総合型エージェント
外資系・コンサルに強い特化型エージェント
doda

dodaはパーソルキャリアが運営する業界2位の総合型大手転職エージェントです。外資系企業ではIT・Web、医療・製薬業界の求人が多く、他の転職エージェントでは取り扱っていない独占求人もたくさんあります。
また、dodaは転職エージェントと転職サイトが一体となったサービスです。どんな求人があるのかを確かめるために、とりあえず登録だけしておくという使い方もありです。
そんなdodaの特徴や2022年6月時点の取り扱い求人数、対応エリアなどを検索して一覧にまとめてみました。
ポイント
- 全業界・職種の求人を豊富に保有しており、すべての転職者におすすめ
- 希望に合わせて求人をプロがある程度絞り込んでくれる
- 求人数とサポートのバランスが取れている
- 電通バズリサーチ調べで転職者満足度No.1
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 公式サイト:https://doda.jp/ |
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求人数 | 公開求人:約136,980件 非公開求人込み:約176,250件 外資系の求人:約4,540件 IT・Web:約1,027件 医療・製薬:約762件 商社:約413件 消費財:約443件 金融:約415件 |
対応エリア 拠点 |
全国・海外 拠点:東京/横浜/札幌/仙台/静岡/名古屋/大阪/京都/神戸/岡山/広島/福岡 |
こんな人におすすめ
●業界・職種問わず外資系企業へ転職したい人
●1度に転職サイトと転職エージェントに登録したい人
●20代や第二新卒などで初めて転職する人
●大手で手厚いサポートを受けたい人
リクルートエージェント

人材業界最大手のリクルートグループが運営するリクルートエージェントは、外資系企業の求人保有数が最多です。
コンサル、IT・Web、医療・製薬、金融、商社など、様々な業界の外資系企業の求人を取り扱っています。また、未経験可の求人もあるので、未経験チャレンジを考えている人にもおすすめです。
そんなリクルートエージェントの特徴や2022年6月時点の取り扱い求人数、対応エリアなどを検索して一覧にまとめてみました。
ポイント
- 人材業界最大手の転職エージェント
- 全業界・職種を問わず外資系企業の求人が豊富にある
- 外資系企業の求人は8割以上が非公開求人
- 転職者の約8割が利用
- 大手で手厚いサポートを受けたい人
運営会社 | 株式会社リクルート 公式サイト:https://www.r-agent.com/ |
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求人数 | 公開求人:約202,320件 非公開求人:約254,320件 外資系の求人:約14,092件 未経験可:約890件 IT・Web:約2,628件 コンサル:約5,792件 医療・製薬:約2,968件 金融:約394件 商社:約384件 |
対応エリア 拠点 |
全国・海外 拠点:東京/神奈川/北海道/宮城/名古屋/京都/大阪/兵庫/福岡 |
こんな人におすすめ
●すべての転職者におすすめ
●どれを使って良いのか迷っている人
●初めて転職エージェントを使う人
●たくさんの求人を提案してもらいたい人
JACリクルートメント

JACリクルートメントはリクルート・dodaに次ぐ、国内売上規模が3位の転職エージェントですが、高年収領域では1位です。
ハイクラス・エグゼクティブ向けの求人を扱っており、外資系企業へ転職して今よりも年収をあげたい人やキャリアアップしたい人におすすめです。
そんなJACリクルートメントの特徴や2022年6月時点の取り扱い求人数、対応エリアなどを検索して一覧にまとめてみました。
ポイント
- 高年収求人領域では国内No.1
- 600万〜1,500万円の高年収な非公開求人が豊富
- 企業・業界の情報に精通した優秀なアドバイザーが多数在籍
- 外資系企業やコンサルの転職支援も得意
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント 公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/ |
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求人数 | 常時15,000件以上 |
対応エリア 拠点 |
全国・海外 拠点:東京/北関東/横浜/名古屋/静岡/大阪/京都/神戸/中国 |
こんな人におすすめ
●年収が500万円以上でさらに収入を増やしたい人
●マネジメント経験や一定の専門スキルがあり、キャリアアップしたい人
●外資系企業などグローバル転職を考えている人
アサイン

アサインはコンサル業界や外資系企業に強く、中でもSEや営業経験者向けのサポートを得意としています。
取り扱っている求人数は非公開となっていますが、これまで有名大手コンサルティングファームや戦略ファーム、総合ファームまで幅広い企業への支援実績があります。また、コンサル業界以外では外資系の事業会社の求人も取り扱っており、外資系企業への転職実績も豊富です。
そんなアサインの特徴や取引企業例、拠点などを検索して一覧にまとめてみました。
ポイント
- コンサル業界や外資系企業に特化したSE・営業経験者向け
- サポートを担当するコンサルタントはコンサル業界出身
- 他の転職エージェントよりも2〜3倍の時間をかけて選考対策をおこなっている
運営会社 | 株式会社アサイン 公式サイト:https://assign-inc.com/ |
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紹介実績例 | 大手SlerのPM→外資系戦略ファーム 専門商社の営業→大手総合系ファーム Slerのインフラエンジニア→デロイト・トーマツ |
拠点 | 東京 |
こんな人におすすめ
●異業界からコンサル業界へ転職したい20代〜30代
●時間をかけたて転職支援を受けたい人
●中長期なキャリア相談がしたい人
●入社後も気軽に相談したい人
エンワールド・ジャパン

エンワールド・ジャパンは、日本の他にタイ・ベトナム・インドの3ヶ国に拠点があるので、アジア太平洋地域の外資系企業への転職支援を得意としています。
また、日系グローバル企業の管理職・経理幹部といった求人もあるので、これらも転職先の候補に入れたい人は利用してみると良いです。
ただ、他の転職エージェントに比べると外資系の求人がやや少ないため、より自分の希望に近い外資系求人やハイクラス求人を検討したい方はアサインも併せて利用することをおすすめします。
そんなエンワールド・ジャパンの特徴や2022年6月時点の取り扱い求人数、対応エリアなどを検索して一覧にまとめてみました。
ポイント
- 日本以外でタイ・ベトナム・インドに拠点あり
- アジア太平洋地域にある外資系企業の求人が多数
- 職種別支援チームと各業界に特化したチームを配置し、専門性の高いサポートをおこなっている
運営会社 | エンワールド・ジャパン株式会社 公式サイト:https://www.enworld.com/ |
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求人数 | 公開求人:約910件 IT・Web業界:約232件 医療・製薬:約110件 消費財:約93件 |
対応エリア 拠点 |
全国 拠点:東京/大阪/名古屋 |
こんな人におすすめ
●キャリアアップを志望するプロフェッショナル人材
●正社員以外の雇用形態も考えている人
●グローバル企業へ転職したい人
ランスタッド

ランスタッドはオランダ生まれの転職エージェントで、39の国と地域に4,700以上の拠点があります。
得意領域は製薬や医療機器を含んだライフサイエンス業界とIT・Web業界です。これらの業界への転職を考えている人は利用を検討してみると良いです。
ただし、ランスタッドもエンワールド・ジャパンと同様に、他の転職エージェントに比べると外資系の求人がやや少ないため、より自分の希望に近い外資系求人やハイクラス求人を検討したい方はアサインも併せて利用することをおすすめします。
ポイント
- 日本を含む39の国と地域に4,700以上の拠点があり
- 主に1,000万〜2,000万円の高年収求人を取り扱い
- 20代や第二新卒などで初めて転職する人
- IT業界とライフサイエンス業界(製薬や医療機器など)への転職支援が得意
運営会社 | ランスタッド株式会社 公式サイト:https://www.randstad.co.jp/ |
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求人数 | 全公開求人:約7,600件 外資系の求人:約2,110件 医療・製薬:約700件 消費財:約650件 IT・Web:約200件 コンサル:約80件 広告:約40件 建築・不動産:約10件 |
対応エリア 拠点 |
全国 拠点:北海道/山形/宮城/福島/栃木/茨城/群馬/埼玉/千葉/神奈川/東京/新潟/静岡/愛知/三重/大阪/京都/兵庫/広島/香川/愛媛/福岡/熊本/宮崎/鹿児島 |
こんな人におすすめ
●年収1,000万円以上を目指している人
●IT業界やライフサイエンス業界へ転職したい人
●外資系企業への転職を考えている人
ロバート・ウォルターズ

ロバート・ウォルターズは1985年にロンドンで創業した外資系のグローバル転職エージェントです。世界の主要都市31ヶ国に拠点を置いて、転職支援をおこなっています。
グローバル転職エージェントなので、世界的な大企業から中小企業、ベンチャー企業まで様々な外資系企業の求人を保有しています。
ポイント
- 日本を含む世界の主要都市31ヶ国に拠点あり
- 正社員・契約社員・派遣社員のハイクラス案件を取り扱い
- アドバイザーは日本語と英語の両方が使え、業界に対して高い専門性を持っている
運営会社 | ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社 公式サイト:https://www.robertwalters.co.jp/ |
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求人数 | 公開求人:約1,540件 外資系の求人:約1,010件 IT・Web:約130件 金融:約130件 消費財:約80件 医療・製薬:約50件 |
対応エリア 拠点 |
全国 拠点:東京/大阪/海外にも30ヶ所 |
こんな人におすすめ
●外資系、日系グローバル企業へ転職したいバイリンガル
●英語力を活かした仕事をしたい人
●正社員だけでなく、派遣社員や契約社員も検討している人
アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングはコンサル業界の転職支援を得意としているエージェントです。大手外資系コンサルディングファームへの支援実績が豊富にあります。
とくにシニアコンサルタント以上の入社実績が全エージェントの中ではトップクラスです。今よりもキャリアアップしたいと考えているコンサルタントの人は相談してみると良いでしょう。
ポイント
- 大手外資系コンサルティングファームへの転職支援が豊富
- 独自の非公開求人が全体の77%を占めている
- エンジニアや企画職の求人も取り扱い
運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 公式サイト:https://www.axc.ne.jp/ |
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求人の種類 | コンサルティングファーム IT企業(外資系の大手〜ベンチャーまで) 一般事業会社 |
拠点 | 東京/大阪 |
こんな人におすすめ
●未経験からコンサルタントになりたい人
●ファーム内でキャリアアップしたい人
●コンサルタントの経験を活かしたい人
【特化型】その他一覧
上記では紹介しきれなかった外資系企業への転職支援を得意としている特化型転職エージェントを一覧にまとめてみました。
外資系企業の求人が豊富にあるdoda・リクルートエージェントを押さえた上で、次で紹介する特化型転職エージェントの利用も検討してみてください。
マイナビ金融AGENT | 金融 |
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アズール&カンパニー | 高級消費財/一般消費財/スポーツ&エンターテイメント |
ムービン・ストラテジック・キャリア | コンサル/IT・Web/金融 |
マイケルペイジ | IT・Web/コンサル/マーケティング/不動産 |
ヘイズ・ジャパン | 医療・製薬/IT・Web/金融/財務・経理/製造業 |
RGFエグゼクティブ サーチ ジャパン | 消費財/金融/医療・製薬/メーカー/コンサル/不動産・建築 |
外資系に強いおすすめ転職サイト
外資系企業への転職では転職エージェントを利用してもらいたいのですが、全体的に求人が少ないため転職サイトも一緒に活用するようにしましょう。
中でもヘッドハンティング型の転職サイトは自分の経歴やスキルが分かる職務経歴書・プロフィールを公開することで、ハイクラス人材を求めている人事やヘッドハンターからスカウトが届くサービスです。
これらの転職サイトに登録しているヘッドハンターは独自のコネクションで求人を持っているため、転職エージェントには掲載されないレアな案件と出会える可能性があります。
レアな求人を網羅するためには、ここで紹介する3つすべてに登録することをおすすめしますが、難しい場合は求人数・ヘッドハンター数ともに多いビズリーチだけは押さえておきましょう。
ビズリーチ

ビズリーチは転職サイトでは最大級の求人を保有しています。利用すれば年収600万〜1,500万円の外資系企業と出会える可能性が高いです。
また、届いたスカウトに記載されている年収やポジションから今の自分の市場価値が把握できるため、転職を積極的に考えていない人にもおすすめです。
そんなビズリーチの特徴や2022年6月時点の取り扱い求人数、ヘッドハンター数などを検索して一覧にまとめてみました。
ポイント
- 転職サイト・転職エージェント・スカウトサービスの要素を併せ持つ転職支援サービス
- ハイクラス特化のスカウト型転職サイトでは最大手
- 他の転職サイトでは取り扱っていないレアな優良求人が多数
- 利用者の9割以上がスカウトで転職
運営会社 | 株式会社ビズリーチ 公式サイト:https://www.bizreach.jp/ |
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求人数 | 非公開求人込み:約127,000件 外資系の求人:約3,198件 |
ヘッドハンター数 | 約4,262人 |
こんな人におすすめ
●年収500万円以上で、さらに年収を増やしたい人
●管理職経験者、専門性の高いスキルを持っている人
●一定の経験があり、キャリアアップしたい人
●自分の市場価値を知りたい人
●良い条件の求人があれば転職したい人
iX転職

iX転職はパーソルキャリアが運営するハイクラス向けの転職サービスです。職務経歴などを登録すると、ハイクラス求人を専門に扱うヘッドハンターから経験・スキルに合ったスカウトが届きます。
外資系企業へ転職したいものの、現在のポジションから離れることに迷いがある段階でも経験豊富なヘッドハンターが将来のキャリアプランや、今の状況を詳しくヒアリングした上で適切なアドバイスをしてくれます。
そんなiX転職の特徴や求人実績などを検索して一覧にまとめてみました。
ポイント
- ハイクラス向けヘッドハンティングサービス
- ヘッドハンターが応募から入社までトータルでサポート
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 公式サイト:https://ix-tenshoku.jp/ |
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求人実績 | 外資系専門商社 外資系たばこメーカー 外資系掃除機メーカー 外資系総合化学メーカーの日本法人 外資系半導体製造装置メーカー 外資系RPAソフトウェア開発 外資系コーヒーストア経営・販売 外資系ECサイト運営 外資系ヘルステックサービス 欧州最大の経営戦略コンサルファーム 外資系製薬会社 外資系製剤開発会社 |
ヘッドハンター数 | 非公開 |
こんな人におすすめ
●現在の年収が650万円以上で、さらに年収を増やしたい人
●ヘッドハンターにサポートしてもらいたい人
●市場価値を向上させたい人
リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウトはリクルートグループが運営するハイクラス・エグゼクティブ限定の会員制転職サイトです。
ハイクラス転職を専門に扱うヘッドハンターに将来のキャリアプランの相談ができます。さらにヘッドハンターが希望に合わせて求人を探してくれるので、想定していなかった外資系企業の求人と出会える可能性があります。
そんなリクルートダイレクトスカウトの特徴や2022年6月時点の取り扱い求人数、ヘッドハンター数などを検索して一覧にまとめてみました。
ポイント
- リクルートグループが運営するハイクラス・エグゼクティブ向けの会員制スカウト型転職サイト
- ヘッドハンターの逆指名が可能
運営会社 | 株式会社リクルート 公式サイト:https://careercarver.jp/ |
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求人数 | 公開求人:約109,140件 外資系の求人:約2,708件 コンサル:約838件 消費財:約678件 医療・製薬:約399件 金融:約252件 IT・Web:約450件 |
ヘッドハンター数 | 3,000名以上(2022年6月時点) |
こんな人におすすめ
●ハイクラスやエグゼクティブ転職をしたい人
●短期集中で期限を決めて転職をしたい人
●複業顧問を考えている人
外資系への転職でエージェントを使うメリット
外資系企業への転職を成功させたいのなら、転職エージェントを積極的に利用するのがおすすめです。実際、転職エージェントを利用することで、主に以下の3つのメリットがあります。
非公開求人を紹介してもらえる
基本的にどの転職エージェントも保有する総求人数の約8割が非公開求人となっています。
非公開求人とは、企業のホームページや転職サイトなどで一般公開されていない求人のことです。年収が高い求人、人気がある大手有名企業の求人、管理職など会社の中核ポジションは非公開求人となっている傾向にあります。
転職エージェントが保有する非公開求人は、利用しないと求人のある外資系企業・職種・仕事内容が一切わからないようになっています。外資系企業の中には公式採用ページでは募集をおこなわず、転職エージェントのみで応募できる求人があるのです。
非公開求人についてさらに詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてください。
英文レジュメを添削してもらえる
日常的に英語を使っている外資系企業は英文レジュメ(履歴書・職務経歴書)の提出を求められることがあります。
日本語の職務経歴書とは違い、簡潔に分かりやすく作成することが大切になってきます。人事や面接官に刺さる英文レジュメを自分の力だけで作成するのはなかなか大変なものです。
外資系企業の転職に強いエージェントは、これまで多くの転職者を支援してきた実績があります。その実績に基づいて英文レジュメの書き方アドバイスや添削をしてくれるため、書類選考に通過しやすくなります。
英文レジュメについて、さらに詳しく知りたい人は以下の記事もチェックしてみてください。
回数が多い面接の対策をしてもらえる
外資系企業の面接の流れは一般的な日系企業と大きな違いはないのですが、人事権が本社にある場合は面接の回数が多くなります。
日系企業のように一次面接〜三次面接をおこなった後に、アジアパシフィック代表と四次面接、本国の役員と面談をするなど、最終的に4回〜5回面接をおこなうこともあります。
外資系企業の面接では主に「定着性」と「活躍性」の2つがチェックされます。外資系企業は人材を育成するのではなく、入社してすぐに即戦力として活躍できるのか、利益貢献できるのを重視しています。
そのため、社風に馴染んで長く働いてくれるかよりも、スキル面で活躍できるかどうかを見ている傾向が強いです。このような外資系企業の採用目線を意識し、すべての面接で一貫したアピールができるように面接対策をすることが大切です。
英文レジュメのアドバイスと同じように、外資系企業の転職に強いエージェントは企業ごとの面接の傾向を把握しています。どのようにアピールをすればいいのかなどのノウハウを伝授してもらえるので、積極的に活用すると選考通過率を高められます。
外資系企業の面接について知りたい人は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
外資系企業への転職に役立つ転職エージェントの選び方
ここからは外資系企業への転職に役立つエージェントの選び方について解説します。利用する転職エージェントは以下の2つのポイントに着目して選ぶようにすると良いでしょう。
- 求人が多いか
- サポートは手厚いか
外資系への転職ではいかに多くの求人と出会えるかが大切になってきます。また、優秀な人材を求めている外資系企業は面接の回数が非常に多いです。業界や企業ごとに面接内容、見られる点が異なるため、面接対策を万全におこなう必要があります。
一般的に総合型転職エージェントは幅広い業界・職種の求人を豊富に保有しており、一方で特化型転職エージェントは求人は少ないものの、特定の領域だけを専門にサポートしてきた実績があります。
外資系企業への転職を成功させるためには、総合型転職エージェントと特化型転職エージェントの中から2〜3つほど複数登録し、それぞれの足りない部分を補うようにして活用すると良いでしょう。
外資系企業へ転職する際に注意すべき点
外資系企業といっても会社によっては労働環境があまり良くない場合があります。筆者が実際に相談を受けた中には「外資系企業だからと名前だけで安心してしまい、ロクに調べもせずに入社して後悔した……」というケースが非常に多いです。
とはいえ一個人が応募した企業の労働環境を調べるのはなかなか難しく、実際に働いている社員からリアルな声を聞くのはできないと思います。
転職エージェントは保有している企業の労働環境に関する情報も持っているので、利用すると調べても出てこない「実際のところ」を把握できます。思い切って活用してみると良いでしょう。
以下では外資系企業の注意点を3つ紹介します。転職する前に1度目を通してみてください。
決定権がすべて海外にありプロジェクトが進まない
決定権がすべて海外の本社にあり、プロジェクトが思ったように進まないパターンです。この場合、本社の人が日本にきたときにしか物事を決定できないため、1つのことを決めるのに時間がかかってしまいます。
中には日本以外のアジア圏内の数ヶ国に支社があり、本社の人が常にアジア内の国を行き来していることもあります。
社長がすぐに入れ替わる
外資系企業は日系企業と異なり、即戦力を求める実力主義の世界です。結果・成果を出せなければ、社長といえどもすぐにクビになる企業もあります。
また、ライバル企業からのヘッドハンティングも頻繁におこなわれており、優秀な人ほどすぐに引き抜かれてしまう傾向にあります。
2〜3年働いて飽きて転職してしまう
外資系企業は日系企業と違い、人材を育てるという概念を持たない企業があります。その職種・業務専属で採用をおこなっているため、入社したらその人が得意な領域の仕事を延々任されます。
その業務に関するスキルはどんどん伸びていくので、実績を出せばしっかりと年収に反映されます。しかし、同じ仕事を何年も続けていくと飽きてしまい、給与は良くても転職を考えてしまう人は多いです。
英語ができなくても外資系企業への転職は可能
「外資系企業=英語が話せないとダメ」と考えている転職者もいますが、企業によって求められる英語力は様々で、英語ができなくても外資系企業へ転職することは可能です。
具体的にはファストファッションのアパレル会社や、日本国内の医療機関へ営業をする製薬メーカーのMRであれば、英語力を求められないことが多いので、この辺から探してみると良いでしょう。
ただ、上記にあげた企業が実際にどれだけの英語力を求めているのかは、ぶっちゃけ希望するポジションによっても変わってきます。英語力に自信がないけど外資系企業へ転職したいのなら、企業やポジションごとの採用要件を詳細に把握している転職エージェントの利用を検討してみると良いです。英語力を問われない外資系企業の求人を紹介してもらえます。
外資系企業でキャリアアップしたいのなら英語力は必須
外資系企業でのキャリアップを考えているのなら、入社後に独学で英語を身につけないと出世できない可能性があります。主に以下の特徴に当てはまる外資系企業はその傾向が強いです。
- 社内公用語が英語という会社
- 業務上英語を使う必要がある会社
このような特徴の会社は英語ができないと任せてもらえる仕事の選択肢がなくなり、できることの幅が狭くなってしまいます。
英語力が不要な企業には何があるのかなど、さらに詳しく知りたい人は以下の記事もチェックしてみてください。
未経験から外資系企業へ転職する方法
未経験からでも外資系企業へ転職することは可能です。
ただ、外資系企業は即戦力となるスキルを持った人材を求めているので、転職難易度は高いと考えたほうがいいです。しかし、未経験からでも挑戦しやい業界はあります。
- 製薬業界:MR
- 生命保険業界:営業
- コンサル業界:コンサルタント、アナリスト・リサーチャー
コンサル業界は地頭の良さが求められますが、20代であれば素直さやコミュニケーション能力、物事を吸収する柔軟性があればポテンシャルで採用される可能性はあります。
未経験から外資系企業へ転職する方法について、さらに詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
外資系企業への転職に役立つ関連記事
外資系企業への転職ノウハウなどについてさらに詳しく知りたい人向けに役立つ記事をまとめました。さらに詳しく知りたい記事があれば、ぜひ読んでみてください!
転職エージェントによって得意領域が異なるので、より自分の希望に近い求人を見つけるには2〜3社複数登録することをおすすめします。