2019.12.06

転職時の給与交渉をプロが伝授!年収アップのポイントを解説します!

この記事を書いた人

アクシス株式会社 代表取締役

末永雄大

Suenaga Yuta

Profile 新卒でリクルートキャリア入社。その後、サイバーエージェントにて集客支援を行う。
2012年転職エージェントとしてアクシス株式会社を設立。
Yahoo!ニュース(個人)・オールアバウトガイドなどのメディアに転職のプロとして記事を寄稿している

先日、小学館の@dimeさんの転職における給与交渉に関するインタビューに答えさせていただきました。

本記事と重なる箇所もございますが、よろしければそちらもご参照ください。
転職エージェントに聞く!転職時の年収アップ交渉術

さて、転職をする際にどうしても気になるのが、収入の変化ですよね。

上がることもあれば下がることもありますが、転職するなら出来れば給料をアップさせたいものです。そこで「給与交渉」をする必要があります。

ただ、交渉の方法を少しでも間違えれば、評価がダウンして内定が取れないなんていうことになりかねません。

給料交渉は諸刃の剣ですが、ポイントさえ抑えれば自分の希望する給料を得ることが可能です。

それでは、そのポイントとは何なのかを、これから紹介しましょう。

給与交渉しても全く問題ない

提示された金額に納得できない場合、給与交渉をしても問題ないです。

企業から提示された金額に対して、給与交渉をしてしまうと人事の心証を悪くして「選考に影響するのでは?」「内定の取り消しになるかも」と不安を感じている人も多いと思いますが、そんなことはありません。

ただ、給与交渉をするのには条件ややり方があるので、少しでも間違えれば評価が下がってしまいます。結果としてお見送りになってしまうこともよくあります

給与交渉は年収を上げるためには効果的な方法ですが、お見送りになってしまう可能性もあるので、諸刃の剣だと理解しておきましょう。

とはいえ、給与交渉のポイントをしっかりと押させておけば、提示された金額よりも年収を上げることが可能です。

給与交渉をするときの3つのポイント

給与交渉をするときのポイントを紹介している

給与交渉をするにあたり、押さえておくべきポイントが3つあります。
転職で自分の希望する年収に近づけたい人は、必ず押さえておいたほうが良いでしょう。

給与交渉のポイント

  1. 必ず給与が上がるとは限らない
  2. 給与交渉はできる限り早いタイミングで
  3. 転職エージェントに任せる

それぞれのポイントについて、以下で詳しく説明していきます。

1.必ず給与が上がるとは限らない

勘違いしている転職者が多いのですが、交渉をすれば必ず給与が上がるという訳ではありません。

なぜなら、給与相場というのは、「業界」・「職種」・「経験年数」の3つの要素によって、ある程度決まっているからです。

そのことを理解した上で給与交渉に臨む必要があります。

多くの転職者のサポートをしてきた経験から、給与交渉が上手くいかないケース、上手くいくケースをまとめました。

上手くいかないケース

  • 未経験業界・職種へ挑戦するのにも関わらず、前職よりも高い給与を要求する。
  • 同職種への転職でも、一般的な給与相場よりもかなり高い水準の給与を要求する。

未経験での転職は、入社後にすぐ活躍できるスキルがないため、基本的には下がると思ったほうが良いでしょう。

もし、高い水準の給与を要求する場合には、それ相応の実績が必要です。

上手くいくケース

  • 同業界・同職種へ転職する場合
  • 前職の年収が相場よりもはるかに低い水準だった場合

同業界・職種へ転職する場合は、給与相場を決める「業界」「職種」「経験年数」の3つの要素が揃っているので、交渉次第で給与アップの可能性は高いといえます。

前職もしくは現職の年収が相場より水準が低い場合は、適切な評価をしてもらえる転職先を選ぶことで、給与アップが可能です。

給与はこれまでの経験やスキルによって、給与相場が決まっているので、相場から大きく離れた無茶な給与交渉は難しいと肝に銘じておきましょう。

2.給与交渉はできる限り早いタイミングで

希望する金額はできる限り早いタイミングで提示するようにしましょう。

選考が進んで終盤になると、企業から年収が提示されます。このタイミングで「やっぱりこれぐらいの年収がないと…」と言われても、社内の稟議で決まった額面であった場合、覆すのは難易度が高いです。

また、企業側の心証も悪く、最悪の場合はお見送りになってしまうリスクもあります。

1番良いタイミングは、エントリーの時に「年収〇〇ぐらいであればエントリーを検討します」というスタンスで、企業側と期待値を握れることです。

既にエントリーが済んで、面接に進んでいる場合は、年収が提示されていない段階で企業側と期待値調整をおこなうと良いです。

ちなみに給与交渉ですが、メールではなく、対面でおこなうようにしましょう。相手の顔色を伺うことが大切です。

メールだと顔色や細かいニュアンスが伝わらないため、交渉が進められません。

3.転職エージェントに任せる

転職エージェントは、各業界・職種の年収事情について熟知しているので、「この経験で〇〇万は低いですよ。」と採用担当者に直接交渉できます。

給与交渉は業界や職種に関する知識が豊富なエージェントに任せることで、選考対策に専念できますね。

転職エージェントを利用して給与交渉を行う場合にも、成功のコツがあるので、以下でご紹介します。

希望年収は最初の面談で伝える

担当キャリアアドバイザーに希望年収を伝えるタイミングは最初の面談がベストです。

最初の段階で希望年収を伝えることで、エントリーの段階から企業側に希望を提示でき、企業側もそのつもりで選考を進めるため希望が通りやすいです。

キャリアアドバイザー側からしても、最初の面談では「300万で良い」と言っていたのに、内定の段階で「やっぱり500万円ないとキツイです…」と言われても、企業側の決定を覆すのは難しいからです。

未経験で転職する場合も、この業界・職種なら年収がどれぐらいになるのか事前に教えてもらえます。

エントリー前に自分自身の年収を把握できるので、内定後に思っていた年収と違った…というミスマッチを防ぐことができます。

給料アップしたい理由をハッキリ伝える

どうして年収をアップさせたいのかという理由をハッキリ伝えましょう。

理由が明確になっていないと、人事はモチベーションに対して不安や疑問を覚え、お見送りになってしまうこともあります。

例えば、「子供2人の養育と親の介護にはこれぐらいの金額が必要です」という明確な理由があれば、企業側も経験やスキルと照らし合わせて検討してくれます。

以下でオススメの転職エージェントを紹介します。サービス自体は無料なので、ぜひ積極的にご利用ください。

全ての人にオススメの転職エージェント

給与交渉をする際に使えるテクニック・コツ

給与交渉をする際に使えるテクニックやコツを6つご紹介します。

以下で、それぞれについて詳しく解説していきます。

1. 給与交渉の前に準備しておくべきこと

給与交渉をする前に、武器を調達しないといけません。丸腰で戦うのは、危険です。

  • 説得材料を集める
  • 優先順位を明確にする

1つ目の説得材料ですが、客観的なデータを集めるようにしましょう。

業界や企業の実績を集め、他社と比較したり、求人先企業の実績などを絶対評価したり、自分なりに分析してみてください。

その結果、「これは給与交渉に使える」と感じれば、武器として腰に下げておきましょう。

また、自分の実績の証拠を集めることも大切です。

自分が参加して成功させたプロジェクトに記載されているクレジットや、自分の働きによって業績がどれだけ上がったのかという具体的な数字などが証拠にあたります。賞を取ったなら、賞がそのまま証拠になりますね。

データは出来るだけ具体的で、客観的なものにしましょう。

2つ目ですが、まず自分の中で給与がどれぐらい重要なのかを明らかにしましょう。

転職先に求める条件は給与だけでなく、福利厚生や残業時間など、他にもたくさんあるはずです。

その中で給与は何番目に優先させたいのか、ハッキリさせる必要があります。

2.話を切り出すタイミング

話を切り出すタイミングは、自分から言うのではなく相手から聞かれるのを待ったほうが良いです。

相手から話が振られるのを待ったほうが、精神的にも余裕ができますよね。

ただ、相手が給料の話を最後までしてくれないということも、あります。

その場合、「最後に何か質問はありますか?」と聞かれたときに切り出しましょう。たとえば、このような流れです。

面接官

何か質問はございますか?

転職者

御社の場合は、私の年齢・スキルの社員だと、どのくらいの給与モデルになるのでしょうか?

面接官

月給25万円から、ということになると思います。

転職者

そうなのですね。月給25万円からということなのですが、実は……

このようにすれば、自然な流れで給与交渉に移ることができます。

最初に相手に金額を提示してもらうと、上記のような自然な流れを作ることができるでしょう。

あえて「給料はこれくらいを希望しているのですが、実際どのくらい可能でしょうか?」と自分から金額を提示するのも効果的ですよ。

3.金額を提示するときの伝え方

金額を提示するときにも気をつけるべきポイントが2つあります。

1つ目は、今の収入を額面で伝える事です。月収だけでなく、残業代も含めるようにしましょう。

一般的に企業側が提示する金額は「額面」です。そこには残業代やボーナスも含まれます。

そのため、こちらも額面で伝えなければ、正確な情報のやり取りができません。知らず知らずのうちに、損をする可能性があります。

2つ目ですが、希望条件は割合で伝えるようにしましょう。

現在の年収を100%とした際、そこから何割アップしたいのかを計算してください。人は具体的な数字を示されるよりも、割合などの若干曖昧な表現をされるほうが判断が鈍るんです。

ちょっとした例をご紹介しますね。

子供のお小遣い交渉

「1ヶ月3000円から、5000円にして」と言われるのと、「1日200円欲しい」と言われるのとでは、印象が違ってきませんか?

よく考えれば「200円×30日=6,000円」で、1ヶ月5,000円という要求よりも大きい数字です。

それが「毎日200円ずつ」と表現するだけで、なんだか低い金額な気分になります。

よく考えればわかることですが、実際に交渉のテーブルに座ると、そこまで頭が回らないものです。

それと似たような理屈で、給料の上がり幅を具体的な金額で伝えるよりも、割合と言う曖昧な表現のほうが相手は条件をのみやすくなります。

4.給与交渉に臨む姿勢

給与交渉に臨む姿勢は「相手に納得してもらう」ことを常に意識し、ビジネスライクに徹しましょう。

冷静な態度で、客観的に「説得」ではなく「納得してもらうための説明」をするという感覚です。

納得してもらうことが大事なので、自信過剰すぎたり傲慢な態度は絶対にダメです。

ただ、下手に出てお願いするのもいけません。理路整然と理由や証拠を挙げて、「それならこの程度の給料になる」と、希望条件を導きましょう。

その希望条件を提示するに至ったのが当然のことである、その給料を得るのが当然であると納得させる客観的な証拠が大切になります。

5.交渉は慎重に比較が大事

企業側から具体的な金額を提示された場合、慎重に対応してください。

とりあえず、考える姿勢を見せることが大切です。通常、給与交渉の際、給与アップできる最大限の数字よりも下の金額を提示して、相手の出方を覗うもの。

その金額に対して満足しているという姿勢を見せれば、それより上がることはありません。

また、不用意に口約束してしまうと後々「示された条件が自分の希望額と違う」「面接の時にこの金額でいいと言ったじゃないか」というように揉める原因にもなりかねません。

そうならないためにも「家族にも相談したいので、考える時間が欲しい」というように考えている姿勢を見せてください。

6.他社の選考を交渉材料にする

既に他社の内定を得ている場合、他社の提示額を交渉材料とするのも効果的です。

他社の金額を出されてしまうと、企業としてはよりよい条件を提示して、他社に奪われないようにしなくては、という思考になります。

現在提示された金額より高い給料を提示した競合他社の内定があれば、それよりも少し上を狙うことができます。

給与交渉に自信のない方は転職エージェントを活用

自分で給与交渉できる自信がない人や転職の悩みがある人は、転職エージェントに相談してみることをおすすめします。

給与交渉の代行はもちろんのこと、転職に関するあらゆる悩みに対してアドバイスをしてくれます。

他にも希望年収に合わせた求人の提案、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、スケジュール調整など、転職活動を無料でサポートしてくれます。

サービス自体は無料ですので、ぜひ積極的に活用しましょう。

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最後に、転職の給与交渉に関するノウハウをまとめた動画をご紹介します。

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「転職の給与交渉で年収UP!お金で損をしないコツを解説!」

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