転職時の給与交渉は失敗しやすい?成功するコツをプロが伝授!
転職時の年収・給与交渉を成功させるポイントをプロの転職エージェントが徹底解説します!
年収・給与交渉で何%上がるのか、言い方や最適なタイミング、失敗しないコツなども詳しく紹介していきます。
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転職時に年収・給与交渉することは可能
転職をする際、企業から提示された年収・給与からアップさせたい場合は年収交渉や給与交渉をすることは可能です。
年収・給与交渉をしてしまうと、心証を悪くして「選考に影響するのでは?」「内定取り消しになるかも」と不安を感じる人も多いと思いますが、必ずしもそんなことはありません。
末永
とはいえ、年収・給与交渉のポイントをしっかりと押さえておけば、提示された金額から上げることも可能ですよ。
年収・給与交渉の方法は2種類ある
ここからは、実際に年収・給与交渉をどのようにしたらいいのか、その方法を解説していきます。
まず、転職活動の流れは2種類あります。「自分だけで転職活動をする場合」「転職エージェントを利用する場合」の2種類です。そして、それによって給与交渉の方法も難易度も大きく異なってきます。
では早速、2種類に分けて給与交渉の方法を詳しく解説していきますね。
年収・給与交渉の方法①自分だけで転職活動する場合
ここからは、1人で転職活動する場合の年収・給与交渉の方法を、6つに分けて解説していきます。
希望の年収を実現できずに後悔することがないよう、これを見て上手に年収・給与交渉をおこなってください。
末永
ちなみに、企業に対して直接給与交渉をする必要が全くない手段として転職エージェントが存在します。
まず、転職エージェントは各業界・職種の給与相場を熟知しているので、あなたの経験やスキルを踏まえて「どの仕事に転職すると年収はいくらになるか」を大体わかっています。
次に、転職エージェントは応募企業の担当者とも密に連絡をとっています。そのため、企業から提示された給与が相場より低い場合は「この人のスキル・経験で〇〇万円は低いですよ。〇〇万円になりませんか」と担当者に直接交渉が出来るのです。
最後に、転職エージェントも転職者の年収を上げるとメリットがあります。転職エージェントは転職決定後の年収によって成功報酬が決まるからです。成功報酬は一般的に年収の30〜35%程度なので、転職者の年収を上げると成功報酬も上がるのです。
末永
これら3つの理由から、転職者が特別何かをしなくても、転職エージェントが積極的に給与交渉をしてくれますよ。
以下でおすすめの転職エージェントを紹介しています。転職者は完全無料でサービスを利用できますよ。詳細は以下から確認してみて下さい。
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それでは早速、自分だけで転職活動する場合の給与交渉について詳しく解説していきます。
年収・給与交渉の事前準備
年収・給与交渉の事前準備としては、「説得材料を集め自分の給与相場を把握する」ことが必要です。
説得材料とは、給与相場を決める具体的で客観的なデータのことです。現職での自分の実績や持っているスキルを整理して、自分の給与はいくらが妥当なのか説明できるようにしましょう。
ここで嘘をついて希望年収を吊り上げる人もいますが、バレれば内定取り消しなのでやめましょう。証拠として実績の数字データや、参加したプロジェクトのクレジットなどを持っておくと安心ですよ。
末永
転職が初めての人は、給与相場を自分だけで正しく把握するのは難しいです。そういう場合は、リクルートエージェントなどに相談すると教えてくれますよ。
転職エージェントは多くの転職支援をしてきた経験から、各業界・職種の給与相場を熟知しています。詳細は以下のページから確認してみて下さい。
転職エージェントに不信感があるという人は、以下の記事に裏事情を記載しているので参考にしてみてください。
年収・給与交渉のタイミング
年収・給与交渉のタイミングは「面接時」「内定後のオファー面談」の2つの選択肢があります。プロの転職エージェントとしてのおすすめは「面接時」です。さらに言えば面接時の早い段階で希望年収を伝えておくといいです。
面接時に給与の話をするタイミングも難しいと思いますが、基本的には面接官から聞かれるのを待つのがいいです。恐る恐るタイミングを伺うよりも、精神的に余裕ができるからです。
ただ、面接で給与の話が最後まで出ないことも実際には多いです。その場合は「最後に何か質問はありますか?」と聞かれたときに切り出しましょう。
具体的には、以下のような流れがおすすめです。
面接官
本日の面接は以上となります。何か質問はありますか?
転職者
ありがとうございます。私の年齢・スキルの社員だと、御社ではどれくらいの給与モデルになるのでしょうか?
面接官
そうですね、【転職者】様の場合ですと、月給25万円からということになると思います。
転職者
そうなのですね。月給25万円からということですが、実は……
このように、最初に相手から金額を提示してもらうようにすれば、自然な流れで年収・給与交渉に移ることができますよ。
それ以外にも、「給料はこれくらいを希望しているのですが、実際どれくらいの給与モデルになりますか?」と自分から金額を提示して質問しても大きな問題はありません。
年収・給与交渉の伝え方
給与交渉で金額を提示するときにも気をつけるべきポイントが2つあります。
1つ目は、今の年収を手取りではなく額面で伝えることです。基本給だけでなく、残業代やボーナスも含めるようにしましょう。
一般的に企業側が提示する金額は額面なので、こちらも額面で伝えなければ、正確な情報のやりとりができません。知らず知らずのうちに、損をする可能性もあります。
2つ目は、希望条件は「現在の年収を100%として、そこから何割アップしたいのか」の割合で伝えるようにすることです。人は具体的な数字を示されるよりも、割合などの若干曖昧な表現をされるほうが判断が鈍り、交渉を受け入れられやすいです。
ここでちょっとした例を紹介します。
子供のお小遣い交渉
「1ヶ月3000円から、5000円にして」と言われるのと「1日200円欲しい」と言われるのとでは、印象が違ってきませんか?
よく考えれば「200円×30日=6,000円」で、1ヶ月5,000円という要求よりも大きい数字ですが、それが「毎日200円ずつ」と表現するだけで、なんだか低い金額に思えます。
よく考えればわかることですが、実際に交渉している時にはそこまで頭が回らないものです。
似た理屈で、給料の上がり幅も具体的な金額で伝えるより、割合という曖昧な表現のほうが交渉が成功しやすくなります。ぜひ試してみてくださいね。
年収・給与交渉を成功させるコツ
年収・給与交渉を成功させるコツは、他社の提示年収を交渉材料にすることです。
他社の金額を出されると、企業としてはより良い条件を提示して、他社に奪われないようにしなくては、と考えます。そのため、提示された金額より年収が高い競合他社の内定があれば、それよりも少し高い金額を交渉で引き出しやすいです。
たとえば、第1志望の企業に内定をもらえたとして、提示年収が450万円だったとします。
この時に競合他社の内定も獲得できていて、かつ提示年収が480万円だったとすると、交渉によって第1志望の企業に、かつ年収も480万円までアップさせて転職できる可能性が高いです。
そのためにも、たとえ志望企業が特定の1社だけだったとしても、ほかにも内定を獲得できるように複数社の選考を進めておくことをおすすめします。
複数の選択肢をもっておくことで、結果的に年収も上げられる可能性が高くなることを頭に入れておくと良いですよ。
末永
転職エージェントが年収交渉してくれないのでは?という疑念を持ちつつ、あなた自身で給与交渉の流れを知りたいのではありませんか?
結論そんなことはなく、転職エージェントは年収交渉の戦術を知っています。
確かにあなたの給与相場に合わない希望なら交渉不可ですが、前項で紹介した交渉方法や本項で紹介した戦略をうまいタイミングと伝え方で交渉成功に導いてくれます。結果、年収2~30万程度であれば交渉可能です。
給与交渉でもっとも成功への影響力が大きいのが、前項と本項で伝えた以下3点です。
給与交渉のこれがキモ!3選
- 今の年収を手取りではなく額面で伝える
- 上がり幅は年収総額ではなく割合など曖昧な表現にする
- 他社の提示年収を交渉材料に活用する
ここでまとめるとシンプルなようですが、例えば2番目の時に「で、実際、年収としていくらアップをご希望されるのですか?」と切り返されたら困惑するでしょう。
あなたが採用担当者と直接やりとりするよりも転職エージェントに依頼すべきなのは、このように想定外の質問が来た時に対応できずに交渉成功のチャンスをみすみす逃すことになるからです。
末永
特にリクルートエージェントは年間40万名以上、dodaは通算700万名以上の利用者数を誇っているので、これまでの年収交渉の場数とノウハウが圧倒的です。
企業からのさまざまな切り返しに屈せず交渉成功させたいなら、転職エージェントに一度相談してみましょう。
年収交渉の実績が豊富な転職エージェント
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余談ですがビズリーチは比較的高年収帯の求人を保有しているスカウト型転職サイトです。スカウト型転職サイトは企業やヘッドハンターからの声がけを待つ仕組みになっています。
他社の提示年収を交渉材料に活用したい時、ビズリーチのスカウトで提示された額面を活用できるので、効率的に交渉材料集めできますよ。
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国内3位の規模を誇る転職エージェント!年収600万〜1,500万円以上の案件を多数保有
年収・給与交渉に失敗しないための注意点
年収・給与交渉に失敗しないための注意点は、企業からの提示をその場では受け入れないことです。
というのも、企業側が年収・給与交渉に応じる際には、上げられる最大限の数字よりも少し低い金額から提示して転職者の出方をうかがうものです。そして、あなたがその金額で満足だという姿勢を見せれば、そこから上がることはないでしょう。
そうならないためにも「家族にも相談したいので考える時間が欲しい」というように伝えて、悩みつつも考える姿勢を見せるようにしましょう。
その後時間をおいて「やはり年収〇〇万円の希望が強く、内定承諾は悩んでいます」というように伝えることで、企業側もより高い年収を提示してくれる可能性がありますよ。
また、年収・給与交渉はメールではなく対面またはオンラインで、相手の顔色を伺いながらおこなうことが大切です。なぜなら、メールだと顔色や細かいニュアンスが伝わらないため効果的な交渉が難しく失敗する可能性が高いからです。
年収・給与交渉の注意点については以下の動画でも解説しているので、参考にしてみてくださいね。
年収・給与交渉に臨む姿勢
年収・給与交渉に臨む姿勢は「相手に納得してもらう」ことを常に意識し、感情に訴えるのではなくビジネスライクに、論理的に話すことを強く意識しましょう。
冷静な態度で、客観的に「説得」ではなく「納得してもらうための説明」をするという感覚です。納得してもらうことが大事なので、自信過剰すぎたり傲慢な態度をとったりするのは絶対にダメです。
ただ、下手に出てお願いするのも良くないです。理路整然と理由や証拠を挙げて、「自分の経歴やスキルを鑑みると、年収は〇〇万円くらいが相場だと思いますがいかがでしょうか?」というように、希望年収を導きましょう。
その年収を希望するのが当然のことである、その給料を得るのが当然のことであると納得させられるくらい、客観的な根拠をもって交渉することが大切になります。
年収・給与交渉の方法②転職エージェントを利用する場合
結論からいうと、転職エージェントを利用する場合は、企業に対して直接給与交渉をする必要は全くありません。全て転職エージェントが代行してくれるからです。
末永
年収・給与交渉のやり方がわからない方や、何らかのミスで心象悪化や最悪採用見送り、という事態になるリスクを避けたい方は転職エージェントを利用して給与交渉行うのがベストです。
なぜなら、金銭面の交渉という繊細な問題はその場数を踏んでいる専門家に頼んだ方が、失敗のリスクも低く成功する確率も上がるからです。
転職エージェントという第三者の法人を挟むことで、企業側も交渉に真摯に対応するため、企業側に都合よく給与を決められてしまうこともなくなります。年収交渉の成果に期待するなら登録は必須でしょう。
加えて、転職エージェントの報酬は転職者の年収で決まるという背景から、エージェントは転職者の年収アップのための企業側との交渉に尽力してくれる、というのも心強いポイントです。
末永
特にリクルートエージェントは年間40万名以上、dodaは通算700万名以上の利用者数を誇っているので、これまでの年収交渉の場数とノウハウが圧倒的です。
年収交渉の実績が豊富な転職エージェント
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マイナビエージェント
20代支持率No.1!若手を採用したい企業の求人が多数
そもそも転職するか迷っている人は、あなたを求める企業から直接スカウトが届くビズリーチに登録しておくのもおすすめです。
転職エージェントを利用すると年収・給与交渉を全て代行してくれるとはいいましたが、その上で更に成功確率を上げるコツが2つあります。これについて以下で紹介していきますね。
希望年収は最初の面談で伝える
転職エージェントを利用する場合、最初の面談のときに今回の年収で叶えたい希望年収を伝えるのがおすすめです。もしエージェントから聞かれなくても、こちらから伝えるようにしましょう。
希望年収があるのは当然ですし、転職エージェントは選考する訳ではないので心証を気にする必要はありません。
末永
最初に希望年収を伝えることで、応募の段階から企業側に希望が伝わります。
すると企業側もそのつもりで選考を進めるため、希望年収が通りやすくなるんです。
逆に、内定後に提示年収からアップさせることは転職エージェントでも難しいです。よほど企業が欲しがっている人であれば、内定後でも交渉によって年収改定されることもごく稀にありますが、基本的には提示年収で確定となることが殆どです。
というのも、年収を提示する段階で企業担当者は上層部に承認をとっており、そこから変更するとなると再度上層部へ掛け合う手間が生じるからです。
希望年収とは別で、最低年収も決めておくのもおすすめです。希望年収がもし難しかった場合のためにも「最低いくらは無いと絶対に入社しない」というラインを決めておくと転職活動がスムーズに進みやすいですよ。
年収・給料アップしたい理由をハッキリ伝える
「どうして年収を上げたいのか」この理由や目的をハッキリと転職エージェントに伝えましょう。
希望年収に対しての理由や目的が明確になっていないと、企業担当者は「お金のことしか考えていないのかな」と仕事へのモチベーションに対して不安や疑問を覚え、お見送りになることが多いです。
末永
具体例をあげると「子ども2人の教育費と親の介護費のために、年間で〇〇万円が必要なんです」などです。
このような明確な理由があれば、企業側も経験やスキルと照らし合わせて検討してくれますよ。
ここまで転職エージェントを利用して年収・給与交渉するときのコツを解説しました。1人で交渉するよりも簡単に、かつ効果的に給与アップが目指せるので、利用を検討してみるのがおすすめです。
転職エージェントに不信感をもっている人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
転職時の年収・給与交渉でいくら上がる?そもそも給与には相場がある
転職時に年収・給与交渉で上げられる金額は、年収で20〜30万円程度(5%程度)が相場です。明確に決まりはなく、私が多くの転職支援をする中での傾向値ではありますが、大体これくらいが妥当と言えます。
「意外と上がらないなあ」と思った人もいるのではないでしょうか?一般的には交渉によって年収50万円以上あがるイメージなどもあるかも知れませんが、そこまで上がるケースは本当に一握りです。
なぜなら、そもそもサラリーマンの年収・給与は「業界」「職種」「経験年数」の3つの要素によって、ある程度相場が決まっているからです。
内定後に企業から提示される年収はこの相場に基づいていることが殆どなので、それ以上大きく上げるのは難しいというのが現実です。
ただその中でも年収・給与交渉によって年収アップしやすい、またはアップが難しいケースが存在するのは事実なので、次から詳しく解説していきますね。
転職時の年収・給与交渉の成否を分けるポイント
結論から言うと、交渉によって給与がアップするかどうかは「未経験領域への転職かどうか」がある程度影響します。
異業界×異業種の転職は、活かせる実務スキルが無いと見なされ、新卒と同じような給与レンジになることが多いです。前職では4年目でも、異業界×異業種転職をするとその昇給分は反映されずに1年目の給与になる、つまり給与が下がるイメージですね。
逆に、同業界や同業種の転職では活かせる実務スキルや経験がある前提なので、4年目なら4年目の給与レンジのまま転職できます。加えて、ヘッドハンティングのような要素も出てくるので、年収アップの可能性も高くなります。
実際に株式会社マイナビが2022年に発表した内容から20代男性と30代男性を比較すると、20代のほうが30代よりも転職で年収が上がる割合が低く、年収が下がる割合が高いことが読み取れます。
出典:マイナビ「転職動向調査(2022年版)」
また、株式会社リクルートが2021年に発表した内容によると、異業界×異業種の転職は20代が圧倒的に多いです。
出典:リクルート「転職決定者データ分析」
この2つのデータからも、異業界×異職種への転職で年収を上げることは難しいと言えます。
実際に転職エージェントとして10年以上転職者の支援をしてきた私の経験から言っても、「未経験領域への転職になればなるほど、転職直後の年収は上がりづらい」という傾向がありますね。
ここまでは実際のデータをもとに傾向をお伝えしましたが、次からは私が支援してきた実際の転職者の年収変化をもとに、給与交渉が失敗しやすいケース・成功しやすいケースについて更に詳しく解説していきます。
【経験談あり】転職時の年収・給与交渉が失敗する人の特徴
ここからは、多くの転職者のサポートをしてきた私の経験から、年収・給与交渉が失敗しやすいケースを事例を交えて解説していきます。
年収・給与交渉が失敗しやすいケース
- 未経験業界・職種への転職で、相場を理解せず現職と変わらない年収を希望する
- 同業界・同職種への転職で、一般的な相場よりも高い給与を希望する
Aさん
(27歳)
大手メーカー勤務で年収は600万円でしたが、未経験の広告業界に転職を決意しました。
年収は下げたくありませんでしたが、実際に内定時に頂いた金額は想定よりも低く450万円程度。交渉も通りませんでした。
このように未経験業界・職種への転職だと、基本的には現年収より下がると思ったほうが良いです。活かせる経験やスキルが少ないと見なされ、未経験者の相場で年収が提示されるからです。
20代後半で総合商社やメガバンク、大手メーカー勤務など、そもそもの年収相場が高い人は特に困ってしまうパターンですね。
また、同業界・職種への転職だったとしても、相場よりも高い年収を希望するならそれ相応の業務経験や実績が必要です。さらに、希望年収が上がれば上がるほど面接官の目線も厳しくなることも頭に入れておきましょう。
【経験談あり】転職時の年収・給与交渉が成功する人の特徴
今度は逆に、年収・給与交渉が成功しやすいケースを事例を交えて解説していきますね。
年収・給与交渉が成功しやすいケース
- 同業界・同職種へ転職で現職より高い年収を希望する
- 未経験業界への転職だが、親和性の高い業務経験がある
Bさん
(30歳)
旅行代理店のカウンターセールスをしていましたが、未経験の人材業界に転職しました!今はIT業界専属の両面エージェント(求職者と企業の両方を担当する営業職)として働いています。
個人営業の経験が活かせることもあり、交渉の末に350万円から420万円に年収がアップしました!
このように、業界としては未経験でも職種の親和性がある場合、その人の評価次第で年収アップすることも可能です。ちなみにBさんは、仕事に対しての姿勢や管理職として数値管理の経験もあり、企業から高い評価を得ていました。
同業界・職種へ転職する場合は活かせる経験やスキルも多いので、交渉次第で相場よりも高い年収を得られる可能性が高くなります。
また、前職もしくは現職の年収が相場より低かった場合は、適切な相場で提示してくれる転職先を選ぶことで給与アップが可能です。
【ぶっちゃけ回答】年収・給与交渉でよくある質問2選
ここからは、年収・給与交渉についてよくある質問についてぶっちゃけで回答していきますね。
リアルな質問をピックアップしたので、ぜひ反面教師にしてください。
年収・給与交渉の際に現年収を水増ししたらバレる?
Cさん
志望企業から年収450万円で内定をもらえたのですが、大きな悩みがあります。
現年収を450万円として「生活のため現年収を維持したい」というスタンスで交渉をしてきましたが、実は現年収は400万円なんです・・・
現年収を水増しすれば転職の際に得なのではないかと思い、嘘をついていました。これってやばいですか?バレますか?
末永
結論、ほぼ100%バレます。なぜなら、転職先に入社する際、基本的には源泉徴収票を提出しなければならないからです。
年収を偽っていたことがバレると、即懲戒解雇になる可能性が高いです。年収を上げたい気持ちは分かりますが、嘘をつくのは絶対に辞めましょう!
Cさんの嘘もほぼ100%バレるので、残念ですが入社は諦めて転職活動をやり直した方がいいです。
年収・給与交渉によって内定取消しになる?
Dさん
給与交渉をしたことで、内定取消しになってしまうことって本当にあるんですか?
末永
結論、滅多にあることでは無いです。ただ、希望年収に固執しすぎたことでそもそも内定が出ない、合否に影響が出るケースは実際にあります。
転職エージェントとして企業ともやり取りをしていると、希望年収を過度にアピールしてしまった結果「一般的な年収相場が〇〇万円くらいなのに希望年収が高すぎます。それであれば内定は出せません」と人事担当者から相談されることがあります。
合否に影響が出ないようにするには、先述の通り「給与相場を理解する」「希望だけでなく最低年収も設定する」などが効果的ですよ。
年収・給与交渉に自信がなければ転職エージェントを活用しよう
ここまで自分1人で年収・給与交渉をおこなう方法を解説してきましたが、いかがでしたか?「自分で上手くできる気がしないなあ」と思った人も多いのではないでしょうか?
自分で上手く年収・給与交渉できる自信がない人や転職に関して悩んでいる人は、転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
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つまり年収・給与交渉は諸刃の剣ということですね。