
転職で何がしたいかわからない原因と見つけ方|プロが解説
「転職したいけど何がしたいかわからない」「やりたい仕事が見つからない」と悩む人は決して少数派ではありません。原因は意志の弱さではなく、自己理解と業務理解、将来のゴール設定が追いついていないことにあります。
本記事ではキャリアコーチングと転職エージェントを両軸で運営するアクシスのプロが、原因と仕事の見つけ方、What・Howで考える仕事の選び方、自己分析の進め方までを一気通貫で解説します。
「転職で何がしたいかわからない」と感じる6つの原因
この3つが絡み合って、6つの典型的な原因が現れます。今の自分の状態に近いものがないかを確認しながら、読み進めてみてください。
自己理解が足りない状態
自分の強み・弱み・やりがい・苦手の輪郭がはっきりしない
業務理解が足りない状態
業界や職種ごとに、どのようなスキルがどう使われるのかが見えていない
将来のゴールが設定できていない状態
どこで誰と、どのような仕事をして、どのような生活を送りたいのかをイメージできていない
原因1:やりたいことや好きなことがわからない
最初の原因は、自己理解の不足から生まれる「適性のわからなさ」です。20代前半は仕事経験が浅く、興味本位で就職先を選んだ人も少なくありません。
入社後3年ほど経った頃に「やりたいこともないし、向いている気もしない」と立ち止まる人が多くなるのは、こうした経緯が背景にあります。
20代後半から30代前半でも、目の前の仕事をこなす中で「そもそも何がしたいんだろう」と振り出しに戻ることは珍しくありません。
学生時代は偏差値のような共通の物差しがありました。
社会では正解が用意されておらず、自分に合った会社を選び、その選択を正解にしていく時代に移っています。
好きなことや得意なことの輪郭がぼやけたままだと、キャリアの方向性も定まらずミスマッチが起こりかねません。まずは自分の中の「軸」を言語化することが、次の一歩を踏み出す土台になります。
原因2:今の仕事にやりがいを感じない
仕事を頑張る理由を見出せないと、いつのまにか「作業者」になってしまいます。やりがいも成功体験もない状態が続けば、次に何をしたいかが思い浮かばなくなるのも当然です。
やりがいを感じられない裏側には、仕事と自分の特性のミスマッチが潜んでいることがほとんどです。
やりがいを感じられない代表的な理由
- 仕事をやる意味を見出せない
- ミスを繰り返してしまう
- 評価されない・評価に納得していない
- 仕事に飽きてしまった
- 追う目標が定まっていない
今の業務にやりがいを感じられない人は、自分が何に喜びや熱量を持つのかを、過去の経験から振り返ってみるのが近道です。
原因3:自分の強みや得意なことがわからない
自分の強みや得意なことを理解できていると、頑張る方向性が定まり成果も出やすくなります。
逆に強みが見えないと、好きな仕事に出会っても「自分に向いているのかわからない」と動けなくなり、転職で何がしたいかわからない状態に陥ります。
強みは多くの場合、本人が「当たり前にできていること」の中に埋もれています。自分で見つけるのが一番難しい性質のものなんです。
一人で自己分析をすると、「自分にはやりたいことがない」というバイアスが先に立ち、堂々巡りに終わりやすくなります。第三者の視点を借りるか、自己分析の型を意図的に使うことで、強みは輪郭を持って見えてきます。
原因4:将来どうなりたいかが描けない
転職とは本来、将来やりたいことから逆算して、その手段としてキャリアチェンジやスキルアップを選ぶプロセスです。
理想像が言葉になっていないと手段だけが宙に浮き「転職したいけど何がしたいかわからない」状態が生まれます。
「ありたい姿(being)」と「何をしていたいか(doing)」の2軸で考えると、理想像が描きやすくなります。尊敬する人を3人挙げてその共通点を洗い出すと、自分の価値観に近い「ありたい姿」が見えてきます。
そのうえで「その姿を実現するためにどのような仕事に就きたいか」を書き出すと、転職の方向性が言語化しやすくなります。
原因5:意思決定の経験が少ない
「自分で決めた経験」が少ないと、転職という連続した意思決定の場面で迷いが大きくなります。親や周囲の期待に応えるかたちで進路を選んできた人は、配慮ができる一方で「自分で決める」訓練が不足しがちです。
転職活動は、いつ動くか、どこに応募するか、どこへ入るか、入社後のキャリアをどう積むかと、意思決定が連続するイベントです。
終身雇用が崩れた今「この会社なら正解」「この年収なら幸せ」という外から与えられる正解は存在しません。だからこそ意思決定の場数が少ない人ほど、迷いの解像度を上げる手助けが必要になります。
原因6:自己分析が足りていない
ここまで挙げた5つの原因をたどると、最終的に行き着くのが「自己分析の不足」です。今の自分は、過去の経験と意思決定の積み重ねでできています。
だからこそ、自分史を振り返って価値観の輪郭をなぞる作業が、転職の方向性を定める出発点になります。
まずは今の状態を整理するために、次の5つを書き出してみるのがおすすめです。
考えるべき5つのポイント
- なぜ現職・前職を選んだのか。どのような基準で企業を選んだのか
- なぜ転職活動を始めようと思ったのか
- 今回の転職で実現したいことは何か
- 転職先の選定要件を3つ挙げるとしたら、それは何でその理由は
- どのような観点・方向性で企業や仕事を探しているのか。その理由
自己分析の具体的な進め方は、別記事で詳しくまとめています。
ただし、一人で自己分析を進めると「やりたいことがない」という結論に逃げ込みやすくなります。
バイアスを外しながら強みと価値観を言語化したい人は、キャリアコーチングのような第三者と一緒に進める手段も検討してみてください。
自分のことを言語化できる人とできない人では、転職の納得感が大きく変わります。早めに整理しておく価値は十分にあります。
転職で何がしたいかわからないと感じる根っこには、自己分析浅さが原因です。マジキャリは幼少期から現在までの出来事を一緒に振り返り、原体験から強みや価値観を引き出す自己分析を強みにしています。
プロと整理することで、面接でも語れる「自分の言葉」になった強みや軸が手に入り、選考通過率の向上にもつながりやすくなります。一人で自己分析が進まない人ほど、初回無料面談で一度プロと話してみてください。
自己分析で「自分の軸」を言語化したい人へ
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プロのキャリアコーチが原体験から強み・価値観の言語化をサポート
転職で「何がしたいか」を見つける10の方法
転職でやりたい仕事を見つける近道は、自分の中にすでにある「答えの種」を掘り起こすことです。本章では実践しやすい10の方法を、ハードルの低い順に紹介します。
1つでも気になるものから着手するだけで、転職の方向性は確実に動き始めます。
1. 転職したい理由を「なぜ」で5回深掘る
最初の一歩としておすすめなのが「そもそもなぜ転職したいのか」を改めて言葉にすることです。最初はぼんやりした目的でも構いません。
そこから「なぜ?」を5回繰り返すと、根っこにある本音や、転職で達成したいゴールが浮き彫りになります。
ポジティブな理由でもネガティブな理由でも、まずは書き出すことが大事です。ゴールが見えればロードマップが描けるので、求人を見る目線も変わります。
2. 自己分析で強み・得意を見つける
転職で何がしたいかわからない人は、自己分析で自分の強みと弱みを整理することから始めてみてください。やりたいことが見つからない状態でも「自分が幸せに働ける仕事」は強みや得意から逆算できるからです。
「やりたいこと」は過去の成功体験と紐づいています。
野球を続けてきた人がサッカーをやりたいとはなりにくいのと同じで、過去の延長線上で芽を出すことが多いんです。
強みや得意は本人にとって「当たり前」に見えるため、自分一人だと言語化が難しいものです。
家族や友人、職場の同僚に「自分はどのような時に頼られるか」を聞いて、自分の中の「当たり前」を疑ってみる方法も役に立ちます。
3. 自己分析でやりがいを見つける
強みに加えて「何にやりがいを感じるか」「どのような価値観を持っているか」を把握しておくと、転職後のミスマッチを大きく減らせます。
やりがいが土台にあると、つらい時期も乗り越えやすく、モチベーションを保ちやすくなるからです。
例えば「人から感謝されると力が出る人」が、数字至上の不動産営業に転職した場合、成果は出せても気持ちが続かない状況が起こりがちです。
強み軸とやりがい軸の両方を並べて、転職先の選定基準にしてみてください。
一人で進められない人は、自己分析を助けてくれる本や診断ツールを使うのも有効です。
4. 思い出に残っている出来事を書き出す
幼少期から現在までの「印象に残っている出来事」を、思いつく限り書き出してみてください。やりたいことはゼロから降ってくるものではなく、過去の経験が伏線になって浮かび上がってくる性質のものです。
書き出すときのフォーマット
- 印象に残っている出来事
- そのとき何を感じたか
- そのときどのような行動を取ったか
出来事を並べたら、共通点を探ってみてください。好きなこと・嫌いなこと、得意なこと・苦手なこと、感情が動く瞬間と取りやすい行動が見えてきて、やりたい仕事のヒントが拾えます。
5. モチベーショングラフを作成する
モチベーショングラフは、自分の人生を時間軸(横軸)と感情・幸福度(縦軸)でプロットする手法です。グラフを描くことで、感情が大きく揺れた出来事と、そのときにとった行動のセットが見えるようになります。
モチベーショングラフから見えること
- どのような人と働くとやる気が出るか、出ないか
- どのような環境で働くとやる気が出るか、出ないか
- どのような仕事でやる気が出るか、出ないか
上下のピークに共通する要素を抜き出し、転職先の必須条件・避けたい条件として書き残しておくと、求人を見る目線がぐっと具体的になります。
6. 将来「どうなりたいか」を考える
将来のありたい姿を言葉にすると、転職でやりたいことのヒントが見つかります。キャリアの将来像は「ありたい姿(being)」と「何をしていたいか(doing)」の2軸で考えると整理しやすくなります。
beingでは「どのような人間性を持ち、どのような状態で過ごしていたいか」を、doingでは「その姿を実現するためにどのような仕事に就いていたいか」を書き出してみてください。
尊敬する人を複数人挙げて共通項を抜き出すと、自分の理想像の解像度が上がります。
7. 将来「こうなりたくない」を考える
「ありたい姿」と並行して有効なのが「こうなりたくない」から逆算する考え方です。
思考には目的思考(目的を達成したいから動く)と逃避思考(こうなりたくないから動く)の2種類があり、人によって原動力の置き所が違うからです。
「こうなりたくない」から見つける方法
- どのような人間性のビジネスパーソンになりたくないか
- どのような状態になりたくないか
- 尊敬しない人や苦手な人はどのような人か
- 1〜3を避けるには、どのような人間性・状態でいればいいか
- 4を実現するために、どのようなスキルや経験が必要か
過去の頑張りが「逃避思考」由来の人は、こちらのほうが行動につながりやすいので、まずこの軸から書き始めてみてください。
8. 好きなことを動詞で書き出す
好きなことを「名詞」で書くと視野が狭くなりがちです。「居酒屋バイト」「お酒」のような名詞では業界が固定されてしまうため「動詞」に分解してみてください。
例えば居酒屋バイトの中の「接客を通じて感謝されること」「忙しい中で効率よく注文を回すこと」では、転職先候補がまるで違ってきます。
動詞は実務に紐づきやすく、仕事内容のレベルで「やりたい」を描けるようになります。
9. 選択肢としての仕事を網羅的に調べる
何がしたいかわからない人の多くは、選べる仕事の選択肢自体を見たことがありません。
営業1つを取っても、有形商材か無形商材か、法人か個人か、新規か既存か、テレアポありかなしかで業務内容は大きく変わります。
厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」では、職業ごとの仕事内容・必要スキル・平均年収が確認できます。気になるキーワードで横断的に検索してみると、自分が知らなかった選択肢に出会えます。
自己分析で見えた強み・やりがいを、仕事のリストにぶつけることで、現実的な候補が絞れていきます。
10. キャリアのプロに相談する
ここまで紹介した9つを1人で全部こなすのは、正直かなり骨が折れます。
「転職したいけど何がしたいかわからない」と悩む人ほど、自己分析から企業選び、転職活動までを一気通貫でサポートしてくれるキャリアのプロに頼るのが近道です。
キャリアコーチングは、転職エージェントとは別の専門領域です。「転職するかどうか」の手前の悩みも一緒に整理できます。
中でもマジキャリは、自己分析の深さと転職知見の両輪で組み立てられているのが特徴です。
コーチには国家資格キャリアコンサルタント、元転職エージェント、元採用人事といったキャリア領域の専門家が揃い、面談を通じて強みや価値観の言語化を一緒に進めてくれます。
キャリアコーチング全体の比較や仕組みを知りたい人は、関連記事も参考にしてみてください。
一人で自己分析を続けると、自分を過小評価する、または過大評価するバイアスから抜け出しにくくなります。
マジキャリは国家資格保有のキャリアコーチがマンツーマンで自己分析を導き、強み・価値観・優先順位を客観的に言語化してくれます。
自分でも見えていなかった「向いてる仕事の方向性」が手に入り、入社後のミスマッチ予防にも効きます。「何がしたいかがわからない」を抜け出したい人は、初回無料面談で一度プロと話してみてください。
プロと一緒に自己分析を進めたい人へ
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マジキャリ
国家資格コーチが原体験ベースで強みと価値観の言語化を伴走
何がしたいかより重要|仕事選びの「2W2H」フレーム
「何がしたいか」だけで仕事を選ぶと、転職後にミスマッチが起こりがちです。仕事は「What」「How」「Who」「How much」の4軸で見ると、納得のいく選択がしやすくなります。
これまで多くの転職者を見てきた感覚として、男性はHow much、女性や20代はWhatを重視して失敗するケースが多い印象です。
仕事選びの2W2H(What・How・Who・How much)
仕事を選ぶ視点を整理すると、次の4つに分解できます。
仕事選びの2W2H
-
What
何をするか、どの業界か、何の商材か -
How
どのように働くか、どのような仕事内容か、どのようなスキルや経験が積めるか -
Who
誰と働くか、どのようなチームか -
How much
給与・年収はいくらか、待遇はどうか
このうち、転職の納得度を最も左右するのはHowです。WhatやHow muchだけで決めると、入社後に「思っていたのと違う」というギャップで離職につながります。
WhoとHow muchは相対比較の物差しとして使い、HowとWhatのバランスで本命を決めるのが、ミスマッチを抑える順番です。
【Whatに注意】何がしたいかだけで選ぶと失敗する
「何がしたいか」を軸に転職先を決めると、想像と現場のギャップで早期離職に至る確率が上がります。特にイメージ先行で人気の高い分野は、入ってみると地味で泥臭い業務が大半を占めるからです。
私が「転職ミスマッチ四天王」と呼んでいるテーマがあります。Whatで決めると、特にこの4つで離職が起こりやすいんです。
ミスマッチ四天王
- スポーツビジネス
- 女性の美(コスメ・ビューティー)
- 英語を使う・グローバル
- 教育
これらは華やかなイメージが先行する一方、実際の現場は「スポーツ小売の店舗接客」「ビューティーアドバイザー」「翻訳事務所スタッフ」「塾講師」など、地に足のついた業務が中心です。
Whatに惹かれた瞬間ほど、Howの現場感とすり合わせる時間を取ってみてください。
【How重視】何がしたいかよりどう働くか
転職市場では「業界経験よりも職種経験」が評価される傾向が強くなっています。即戦力として何ができるかが採用基準の中心にあるため、過去の業界よりも、職種で積み上げた専門性が決め手になりやすいからです。
スポーツ団体の社長や教育系企業のマーケ責任者を見ても、リクルート出身の先輩などが多く、必ずしも業界出身者ではないんです。
「スポーツに関わりたいから業界へ」という入り方より「自分の強みでどこに価値を出せるか」というHowの問いに変換したほうが、長期で成果を出しやすくなります。
Howが定まれば、業界を後から選び直すこともでき、キャリアの選択肢が一気に広がります。
理想のキャリアプランを実現する2つの視点
自己分析でキャリアプランの輪郭が見えたら、転職先の市場を見る2つの視点も持っておくと選択を間違えにくくなります。
キャリアプラン実現のための2視点
-
マーケットの魅力度
そのマーケットが今後伸びるか、自分が続けたいテーマか -
マーケット内での競争優位
その業界・職種で勝ち続けられるか
魅力度が高くても、自分が競争に勝てない場所では長続きしません。逆に競争優位を持てても、衰退するマーケットでは年収もポジションも上がりにくくなります。
両方を満たす交差点を探す目線が、キャリアプランを現実化するうえで効いてきます。具体的なキャリアプラン設計は別記事でも掘り下げているので、合わせて参考にしてみてください。
転職で何がしたいかわからない人にありがちな5つの特徴
「何がしたいかわからない」と悩む人には、思考や価値観の癖に共通点があります。自分に当てはまる項目を客観視できると、それだけで方向性が見つけやすくなります。
これから紹介する5つは、これまでの相談で繰り返し出てきたパターンです。あなたを客観視するヒントとして読んでみてください。
失敗することを恐れている
失敗を恐れすぎる人は、挑戦そのものを避けてしまうため、適性を試すチャンスが減ります。
経験の総量が少ないと、自分が何に向いているかの手応えも積み上がらず、結果として「何がしたいかわからない」状態に陥りやすくなります。
最初の一歩はハードルが低いものから踏み出すのがコツです。気になる職種の人にカジュアル面談を申し込む、転職サイトでスカウトを受けてみるなど、失敗のリスクが小さい行動から始めてみてください。
他人と比較してしまう
SNS時代は他人の華やかな部分が目に入りやすく、自分との差にネガティブな感情を抱きやすくなります。比較疲れが続くと、自分の強みや興味から目線が離れてしまうため、転職で何がしたいかが見えなくなります。
比較する相手を「他人」から「過去の自分」に切り替えるだけで、視界がぐっと整理されます。3年前と今を比べて、どのようなスキルや視野が広がったかを書き出すと、自分なりの伸びしろが見えてきます。
あるべき論に縛られている
「大企業に入るべき」「正規雇用で働くべき」「結婚するべき」といった「あるべき論」を強く持つ人は、自分の意思より周囲の期待を優先しがちです。
自分の人生の選択を他人軸で決めてきた結果「自分は何をしたいのか」が空白になってしまうのです。
人生は自分が正解だと思った道を歩いていくと、後から振り返って正解になるものです。「べき」を一度外して、本音で「やってみたいこと」「避けたいこと」を紙に書き出すところから始めてみてください。
自己肯定感が低い
自己肯定感が低い人は「自分にはできない」という前提で物事を見るため、選択肢を自分から狭めてしまいます。残った狭い選択肢の中だけで「何がしたいか」を探すと、見つからなくて当然になってしまいます。
自己肯定感は、小さな成功体験を積むことで少しずつ回復します。仕事のなかで「自分にしかできなかった一手」を毎週1つ書き留めるだけでも、自己評価のキャリブレーションが進みます。
目先の条件で意思決定しがち
目先の損得で意思決定する癖がある人は、目的と手段が入れ替わりやすく「何をしたいかわからない」状態に行き着きます。
×目先の条件で選ぶ人
思考:「WEBマーケター」ってかっこいい
判断:WEBマーケターになること自体が目的になる
◎目先の条件で選ばない人
思考:将来は場所を選ばず働きたい
判断:PC1台で完結する職種・業界を候補にする
仕事は「何になるか」より「何を実現するための手段か」で見たほうが、納得感のある選択ができます。
何がしたいかわからないまま転職する3つのリスク
「とりあえず今の会社を辞めたい」という気持ちだけで動くと、転職活動でも入社後でも、大きなしっぺ返しを受けるリスクがあります。本章ではよくある3つのリスクを整理します。
選考を通過できない
何がしたいかわからない状態で受ける選考は、面接でほぼ見抜かれます。なぜなら企業は「うちの会社でこの仕事をしたい理由」がはっきりしている人を採用したいからです。
志望動機が薄いと「現職を辞めたいだけだな」と判断され、選考通過率は一気に落ちます。
逆に言えば、転職したい理由・やりたいこと・会社を選ぶ基準の3点が言語化できていれば、書類でも面接でも評価されやすくなります。応募の前に、まず言語化に時間を投資してみてください。
ミスマッチで早期退職になる
「とりあえずよさそう」で内定をつかんでも、入社後にギャップで辛くなる可能性が高くなります。
何がしたいかわからないまま採用してくれる会社は、離職率が高い、人手不足が深刻といったハイリスクな環境であることも珍しくありません。
マジキャリではその人の強み・価値観・志向をしっかり整理したうえで転職活動を進めるため、入社後のミスマッチを防ぎやすくなります。
ミスマッチで辞めた経験は本人の自信も削るので、納得感のある言語化は事前にやり切ることをおすすめします。
転職市場での評価が下がる
ミスマッチによる早期離職が複数回続くと、転職市場での評価が徐々に下がり、次の選択肢自体が狭くなっていきます。
採用や教育には企業側も大きなコストを払っているため、早期離職を繰り返す人は採用リスクが高いと判断されてしまうからです。
早期離職は本人のキャリアの可能性を確実に狭めます。だからこそ、転職前に仕事の選び方とキャリアプランをきちんと整理する価値があるんです。
転職したいけど何がしたいかわからない人によくある質問
転職で何がしたいかわからないときの、よくある質問4つに回答します。同じ疑問を持つ人は参考にしてみてください。
やりたいことが見つからないまま転職しても大丈夫ですか?
何がしたいかわからないので、転職で有利になりそうな資格を取ろうと思っています。
資格だけ取るのはおすすめできません。転職市場では資格よりも実務経験のほうが優先されるからです。
将来像から逆算して必要だと判断できた場合に取るのが、時間とお金の使い方として効率的です。
自己分析の診断ツールに頼ってもいいですか?
入口としては有効です。
ただし診断結果は仮説に過ぎないので、出てきた強みや志向を「過去の体験」と照らし合わせて検証する工程を必ずセットにしてください。
20代と30代では考え方を変えるべきですか?
大枠は同じですが、20代はポテンシャル採用の余地が大きく、30代は職種経験の積み上げが評価軸に変わります。
年代ごとに「やりたい仕事の見つけ方」「キャリアの組み立て方」のコツは大きく変わります。20代と30代それぞれの視点で詳しくまとめた記事があるので、自分の年代に合うほうをあわせて読んでみてください。
1人で迷うなら、キャリアのプロと自己分析を整理しよう
ここまで読み進めても「自分一人で全部やるのは難しい」と感じる人は多いと思います。実際、自己分析・キャリアプラン設計・仕事選びを1人で精度高く進めるのは、プロでも難しい作業です。
やりたい仕事の発見から企業選び、転職活動の準備までを一気通貫で相談できる相手を持っておくと、迷いが行動に変わりやすくなります。
「転職したいけれど何がしたいかわからない」「やりたい仕事が見つからない」と悩み、毎日もやもやした気持ちで仕事をしていませんか?
数千人規模のキャリア相談に乗ってきましたが、同じ悩みを抱える20代・30代は本当に多いです。決して特殊なことではありません。
原因の多くは、自己分析の浅さに行き着きます。表層の好き嫌いではなく、原体験から強みや価値観を引き出す自己分析を進めることで、納得のいくキャリアの方向性が見えてきます。
マジキャリは、徹底的な自己分析と、転職エージェント運営で培った転職知見の2つを掛け合わせたキャリアコーチングです。
プロのコーチが1対1で過去を丁寧に振り返り、強み・やりがい・将来像を一緒に言語化していきます。さらに、面接対策や書類添削など、転職活動本番でのサポートも併走してくれます。
「やりたいことの言語化」と「それを実現できる企業選び」を最短距離で進めたい人は、マジキャリの無料相談を活用してみてください。
転職を前提としないキャリアコーチングサービス
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ポイント
- 徹底した自己分析やキャリアの棚卸し
- 中長期的なキャリアプランの作成
- 自社の基準を満たしたキャリアのプロのみ対応
人生で一番若い日は今日です。やりたいことを言語化する作業は、早く始めるほどキャリアの選択肢が広がります。
20代向け・30代向けの仕事選びのポイントは、こちらの記事でさらに具体的にまとめています。











転職で何がしたいかわからない原因は、「自己理解が足りない」「業務理解が足りない」「将来のゴールが設定できていない」の3つにまとめられます。