2019.09.13

【プロ徹底解説】転職エージェントの使い方!賢く使い倒す方法は?

この記事を書いた人

アクシス株式会社 代表取締役

末永雄大

Suenaga Yuta

Profile 新卒でリクルートキャリア入社。その後、サイバーエージェントにて集客支援を行う。
2012年転職エージェントとしてアクシス株式会社を設立。
Yahoo!ニュース(個人)・オールアバウトガイドなどのメディアに転職のプロとして記事を寄稿している

CMや広告で、転職するなら転職エージェントがおすすめ!という言葉をよく見かけるようになりましたが「転職エージェントって難しそうで使い方がよくわからない」とか「どういうサービスを提供しているの?」という声をよく耳にします。

中には「本当に転職エージェントを利用して転職なんてできるの?」「胡散臭いなぁ…」なんて思っている人がいるかもしれませんね。

転職エージェントに登録はしてみたものの、想像していたよりもキャリアアドバイザーとのやり取りがうまくいかず「せっかく利用するならもっと上手な使い方を知りたい!」という相談をされることも多いです。

そこで今回は、転職エージェントの流れに沿って、転職エージェントの賢い使い方をご紹介していきます。

転職成功率を高める転職エージェントの使い方

転職エージェントの説明

転職エージェントをわかりやすく表現するとしたら「企業と転職者の間に入って、お見合いを設定するおばちゃん」です。人材を採用したい企業と転職者である皆さんの間に入って、双方のマッチングをおこないます。

転職エージェントは履歴書や職務経歴書の添削に始まり、面接対策、給与交渉など転職活動のあらゆる面で役に立ちます。

しかし、それは転職エージェントの正しい使い方を知っていればこそです。

結論、転職エージェントを使って転職を成功させるコツは2つです。

1. 優秀なキャリアコンサルタントに出会う

まず最も大事なことは、優秀なキャリアアドバイザーを味方につけることです。

特に大手エージェントの場合、どの転職エージェントもサービス内容に大きな違いはなく、その満足度はキャリアアドバイザーの質によって左右されることがほとんどです。

そのため、なるべく最初は複数の転職エージェントに登録してみて、何人かのキャリアアドバイザーと直接話した上で、比較検討して自分と相性の合う優良なキャリアアドバイザーを見つけましょう。

さらに、転職エージェントやキャリアアドバイザーによって得意な業界・職種が異なります。

複数の転職エージェントを検討することで、異なる視点から転職アドバイスを受けられたり、そのエージェントしか保有していない独占求人を網羅できる確率も高まるので、そういった点からも複数のエージェントへの登録をオススメします。

以下の記事で複数登録する場合の注意点やコツを詳しく解説しているのでぜひ合わせてご覧ください!

転職エージェントは複数登録・掛け持ちすべき!本当の理由をぶっちゃける!

2. キャリアアドバイザーから見て「利益になりそう」な求職者になる

キャリアアドバイザーは10~100人の転職希望者を常に抱えているような状況です。なので、全員に履歴書添削や面接対策など手厚いフォローをするのは不可能です。

転職エージェントはお見合いを設定するおばちゃんのように、ボランティアとしてではなくビジネスとして転職のサポートをしてくれます。

ビジネスなので、当然のように利益を追求することになるため、転職希望者の中から利益に直結しそうな人からサポートを進めていくのです。

ということは、キャリアアドバイザーに「内定獲得できそう」「確実に転職してくれそう」と思わせることができれば、キャリアアドバイザーもやる気を出して、質の高いサービスを提供してくれるということです。

「転職エージェントに任せておけばいいや」という受け身なスタンスではなく、どんどん自分から攻めていくぞというような気持ちでキャリアアドバイザーと付き合うことが転職を成功させる秘訣です。

「質の高い求職者」であれば、親身に相談に乗ってくれるのはもちろん、大量の保有求人からあなたの希望にあう質の高い求人を一生懸命探してくれますし、時には面接で落ちても「もう一度検討してほしい」と企業にプッシュしてくれることもあります。

転職エージェントサービスの流れ

転職エージェントサービスの流れ

まずは、転職エージェントを初めて使う!という方向けに転職エージェントの利用の流れについて説明しますね。

登録から入社の大まかな流れは以下のようになっています。

  1. 転職エージェントに登録
  2. 転職エージェントとの面談
  3. 面談内容に基づいて転職エージェントから求人紹介を受ける
  4. 求人選定・エントリー
  5. 各求人企業の選考(書類・面接)
  6. 内定・意思決定
  7. 退職交渉
  8. 入社

この利用の流れに沿いながら、以下で、それぞれの段階での転職エージェントの賢い使い方・使い倒し方をレクチャーしていきます。

転職エージェントの賢い使い方~面談編~

転職エージェントに登録すると担当になったキャリアアドバイザーから連絡がきて、面談をすることになります。

面談前に以下のポイントを押さえるとスムーズに面談ができて良いですよ。初対面だと何かと緊張しがちなので、目を通しておくだけでも心持ちが違います!

  • 全て正直に話す
  • 前の職場の悪口は言わない
  • 転職希望時期は遅くとも3ヶ月以内と答える
  • 紹介される求人が少ない場合は希望条件を再考する
  • 服装はスーツでも私服でも良い

詳しく解説していきますね。

全て正直に話す

キャリアアドバイザーが適切な形で求人紹介や選考対策ができるよう、また転職理由や休職の有無などを包み隠さず話すことは、信頼関係の確立のためにも大切なことです。

ビジネス的な考えになってしまいますが、キャリアアドバイザー側からすると内定を獲得して就職してもらえなかったら企業から報酬を受け取れないので「転職者が納得できる転職先を見つけて欲しい」と思っています。

前の職場の悪口は言わない

前の職場の悪口を言われてしまうと「転職してもすぐにやめてしまいそうな人」と判断されて、紹介求人が減ってしまうなど、きちんとフォローしてもらえなくなってしまいます。

例え転職理由が人間関係や待遇面などマイナスな理由であったとしても、悪口にならないよう、「次の職場では同じことを繰り返さないためにどう改善しようと思っているのか」を伝えるようにすると良いですね。

転職希望時期は遅くとも3ヶ月以内と答えよう

希望する転職時期が早いほど、キャリアアドバイザーに「転職する意思が強い」ことをアピールできますし、本気度が伝わると言えます。

転職希望時期が1年先以降になると当然担当キャリアアドバイザーの優先順位は下がりますし、求人情報は3ヶ月を目安に入れ替わることが多く、自分が希望する転職先の求人が締め切られている可能性があります。

紹介される求人が少ない場合は希望条件を再考しよう

自分が希望する業界の平均年収や転勤の頻度など、事前に状況を確認しておくとスムーズに進みます。相場からかけ離れた希望を出しても、該当する求人が少なくなってしまうからです。

「職種」「年収」「勤務地」「労働条件」などの希望条件は増えていきがちになってしまうので、譲歩できる条件がないか、もう1度考えてみてください。

もし、紹介される求人が少なかったら、希望条件を全て満たす求人をキャリアアドバイザーが持っていないと考えられます。

服装はスーツでも私服でも良い

よく「服装はどうすればいいか?」と質問を受けますが、キャリアアドバイザーは面接官ではないので服装は全く気にしていません。

とはいえ、仕事後に面談することも多く、今の職場がスーツならスーツ、今の職場が私服なら私服で来る人も多いので、服装はあまり気にしなくても大丈夫ですよ。

転職エージェントとの面談の流れや、どんなことを聞かれるの?という疑問について以下の記事で詳しく解説しているので合わせてご覧ください!

転職エージェントの面談・面接ってどんな事するの?【完全版】

転職エージェントの賢い使い方~エントリー・面接編~

実際にエントリーする求人が決まったら、企業ごとの面接がスタートします。

面接のフェーズにおいて、転職エージェントを使い倒すコツは以下です。

  • 日程をうまく調整してもらう
  • 面接対策をしてもらう
  • 残業時間や福利厚生関連の質問は転職エージェント経由で聞く
  • 現場社員と話す機会を作ってもらう
  • 面接後は感想や入社意思を伝える
  • 企業側の評価・FBを教えてもらう

日程をうまく調整してもらう

面接を進めていく上で、日程調整を無視することはできません。

転職エージェントに依頼することで、面接のダブルブッキングを未然に防いだり、内定確定後の回答期限の調整を代行してくれます。

また、複数社の内定が同じぐらいのタイミングで出るように調整してもらえるので、回答期限に急かされず、じっくり意思決定できるのも大きなメリットの一つといえます。

面接対策をしてもらう

転職エージェントを利用する上で面接対策は欠かせません。

転職エージェントでは、自己紹介・自己PRに始まり、転職理由・志望動機など、面接官が見ているポイントを重点的に対策します。

何十人何百人と転職支援を行ってきた知見をもとに、転職者が面接でつまづきやすいポイントを事前に指摘・改善してくれるので面接の通過率が高まりやすいです。

転職面接で内定を勝ち取るポイントについて詳しく知りたい方は、以下の記事をぜひ読んでみてください。

転職面接でよく聞かれる質問集!成功率を上げる対策法を徹底解説

労働環境や福利厚生関連の質問はエージェント経由で聞く

キャリアアドバイザーに紹介されて興味を持った企業の残業や福利厚生などは、キャリアアドバイザーを通じて聞くようにしましょう。

企業側に直接聞いてしまうと「働く意欲が低いのではないか」と懸念を抱かれることがあるので、聞かない方が良いです。

実際、企業の人事担当者は現場の実態を正確に把握していないことが多く、正確な情報を教えてもらえない可能性もあります。

複数企業の情報を持つキャリアアドバイザーの方が、実は人事担当者以上に生の声を把握していたりします。

現場社員と話す機会を作ってもらう

実際に現場で働く社員の実態について気になることがあれば、キャリアアドバイザーに「現場社員に会いたい」と伝えてみましょう。

キャリアアドバイザーに頼めば、現場社員と話せる機会をセッティングしてくれる場合もあります

書籍やネット、人づての情報ではそのような「実際の状況」はわかりにくいし、その企業に対する期待感が高ければ、ネットに書いてあることであれば「大丈夫だろう」と妥協しがちです。

求人を出している企業側も、コストを掛けて求人をおこなっているので、転職希望者と企業とのミスマッチは避けたいと考えているので「現場社員と話したい」というキャリアアドバイザーからの依頼に協力せざるを得ません。

面接後は感想や入社意思を伝える

面接後は、面接の出来や面接官との会話で入社意思がどう変化したか伝えましょう。

キャリアアドバイザーは面談後に企業側の担当者と連絡を取るので、面接でうまく言えなかったことを伝えておけばフォローしてくれます。

また、入社意思を伝えておけば、キャリアアドバイザーを通じて企業に入社意思が強いこともアピールも出来ます。

企業側の評価・FBを教えてもらう

転職エージェントにも評価を伝えないという企業も一部ありますが、面接が終わったらキャリアアドバイザーに企業側の評価を聞いてみましょう。

キャリアアドバイザーは企業側の担当者から、面接を通して企業側が感じた評価点と懸念点を聞いています。

特に注意して聞きたいのは「懸念点」です。自分一人で面接していた場合、聞くことができなかった採用側の感想を教えてもらえることで課題点が明確になり、選考通過率をあげることができます。

転職エージェントの賢い使い方~内定後~

内定が出たらそれで終わりではなく、転職エージェントでは無事に入社するまでしっかりサポートをしてくれます。

どのようなことをしてくれるのか、ここでは軽く触れる程度にさせていただきます。

  • 給与交渉を代行してもらう
  • 内定通知書の受け渡しをしてもらう
  • 円満退職の方法を教えてもらう

給与交渉あるいは退職の切り出し方、円満退職のポイントやコツ等について、より詳細に知りたい方は以下の記事をご覧ください。

転職時の給与交渉をプロが伝授!年収アップのポイントを解説します!
円満退職の切り出し方!役立つケース別退職理由の例文付き!
転職エージェントを利用する上での注意点!知らないと転職で損をする!

転職エージェントを賢く使いこなすコツ

転職エージェントの効果を最大限利用するには、優秀なキャリアアドバイザーに出会えるか、そしてエージェントから利益になりそうな人物に見えるかどうかの二点が重要です。

ここまでご覧になってくださった方々なら、すでにエージェントがやる気を出す転職者になっているはずです!

しかし、優秀なキャリアアドバイザーに出会えるかどうかは正直なところ確率論ですので、2〜3社ほどのエージェントに登録し、その後の面談で自分に合ったアドバイザーを見極めるしかありません。

以下で筆者オススメのエージェントを紹介しているので、ご参考いただければ幸いです。

大手や人気企業の求人を多数保有!大手エージェント

大手エージェントには、全業界・職種の求人が集まっています。さらに、大手企業や人気企業の求人を独占で持っていることも。
幅広い選択肢の中から求人を提案してもらいたい、大手企業や人気企業への転職を検討しているという方は必ず登録しておきましょう。

CMでおなじみ!転職者満足度No1!
豊富な求人数に加えて、専任アドバイザーの手厚いサポートが強み

ポイント

  1. リクルートと並ぶ、実績豊富な国内最大級の転職エージェント
  2. 10万件を超える求人から、厳選して紹介を紹介してくれる数少ないエージェント
  3. リクルートが保有していない有名企業の求人に出会える可能性が高い

dodaに
相談する

業界No.1!転職者の8割が利用している
国内最大の定番エージェント

ポイント

  1. 求人数が業界No.1!人気企業・大手企業の非公開求人を多数保有
  2. 数の強みを活かした幅広い業界・職種の提案が可能
  3. たくさんの求人の中から比較検討できる

リクルートエージェントに
相談する

20代の登録者数No.1!
20代・第二新卒向けの非公開求人を多数保有

ポイント

  1. 新卒サイトの掲載社数No.1!若手層を採用したい企業とのコネクションが豊富
  2. 20代向けの全業界・職種の求人を網羅
  3. 若手層の転職サポート・アドバイスに強い!転職サポートの手厚さに定評あり!

マイナビエージェントに
相談する

年収500〜600万円以上の転職を目指す方向け

ハイクラス求人は絶対数が少ないため網羅するためにも、転職サイトと転職エージェントは両方に登録しておくのがオススメです。

国内3位、高年収求人領域では国内No.1の転職エージェント
外資系企業やコンサル、海外への転職などのサポートに強み

ポイント

  1. 年収600〜1500万円の高年収の非公開求人を大量に保有
  2. 30〜40代のマネジメント層や専門スキルを持った方向けの求人も多数
  3. 業界・職種別コンサルタントによるレベルの高いサポートを受けられる

JACリクルートメントに
相談する

年収600万〜1500万の優良求人を多数掲載している転職サイト

登録しておくだけでスカウト機能が使えるので、どんな企業からどんなスカウトが来るかで、気軽に自分の市場価値を確かめることができますよ。

ポイント

  1. 企業の採用責任者やヘッドハンターから直接スカウトが届く!
  2. 中小のエージェントとのコネクションも作れるので、大手エージェントと併用して利用するのがオススメ
  3. 大手エージェントで取り扱っていないような隠れた優良求人が見つかる

ビズリーチ(転職サイト)に
相談する

既卒・正社員経験が少ない方向けの転職エージェント

未経験OK、正社員経験ナシでもチャレンジできる求人を多数保有!20代で経歴に自信がない方向けに手厚い就職サポートを実施しています。
大手エージェントと合わせて登録しておきましょう。

未経験OKの若手向け求人数は業界トップクラス!
人材業界で多数サービスを展開するレバレジーズが運営!若手向け転職支援サービス

※対象エリアは1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)となります

ポイント

  1. 経歴よりも人柄を重視して積極採用する企業を紹介!
  2. 首都圏のIT/Web系企業への転職に強み
  3. ハタラクティブ独自の自分発見カウンセリングが無料で受けられる!

ハタラクティブに
相談する

急成長のベンチャーとして、多くのメディアに掲載されているUZUZが展開する
第二新卒・既卒・フリーターに特化した就職支援サービス

ポイント

  1. 自身も早期離職経験があるキャリアアドバイザーが同じ目線でアドバイスしてくれる
  2. 10時間以上にも及ぶ丁寧なサポートで内定率UP!1年後の定着率は94.7%!

ウズキャリに
相談する

女性におすすめの転職エージェント

女性のアドバイザーが担当!女性特有の悩みに寄り添ったきめ細やかなサポートがウリ

※サポート可能エリアが1都3県に限られます。
それ以外の方は、全国規模でサポート可能で、女性向けや事務職求人などの豊富な求人をもつマイナビエージェントリクルートエージェントへの登録がおすすめです。

ポイント

  1. 女性に人気の事務職(総務・庶務・秘書・営業事務・経理事務など)の求人も豊富
  2. 未経験からでも挑戦できる職種も多数!

Type女性の転職エージェントに
相談する

エンジニア・デザイナーの転職に特化した転職エージェント

エンジニアのフリーランス支援サービスも展開。
IT/WEB業界に特化しているからこその豊富な情報量×きめ細やかなサービス

※登録完了後、「これまでのご経験、ご希望の入力」も記入することで非公開求人を優先的に提案してもらえます。【2分程度で完了】

ポイント

  1. 業界トップクラスの求人数とサポート実績。Webエンジニア向けの求人も多数
  2. 現役エキスパートエンジニアから応募書類の添削を受けられる
  3. 正社員とフリーランス、両方を想定したキャリア相談が可能

レバテックキャリアに
相談する

大手上場企業から人気ベンチャー企業、隠れた優良企業の求人が多数!
エンジニアからPM、コンサルタントまで幅広い求人提案が可能!

ポイント

  1. 実務未経験からでも挑戦できる求人を保有
  2. 大手からベンチャー企業まで、コンサル、SIer、WEB系の幅広い求人を保有
  3. 人気の社内SE求人も多数!働き方に合わせた多彩な求人アリ

マイナビITに
相談する

この記事とあわせて読まれている記事 Related

おすすめ人気記事 Popular

運営会社

Axxis(アクシス)株式会社は「ヒトとITのチカラで働くすべての人を幸せにする。」という理念に基づきキャリア領域で複数のプロダクト・サービスを提供するHRテックカンパニーです。