転職エージェントのデメリット・メリットは?プロが徹底解説します!
転職エージェントのデメリット・メリットについて、現役エージェントとして10年以上のキャリアを持つ筆者が詳しく解説します。
他にも転職エージェントの対応に疑問を感じた際の対処法についても紹介します。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
転職エージェントのデメリット4選
転職エージェントとは、転職を希望している人と採用したい企業をマッチングさせるサービスです。
一般的に転職エージェントが提供するサポートサービスは利用料金が発生せず、誰でも無料で利用できるのが特徴です。というのも、転職エージェントは求職者が採用された際に企業側から成功報酬を受け取るビジネスモデルだからです。
企業側からの報酬の多くは「紹介した求職者がその企業で雇用された際の年収の3割程度」といった形で決定されています。
そんな転職エージェントのデメリットについて、現役エージェントとして10年以上のキャリアを持つ筆者がぶっちゃけで以下にまとめてみました。
転職エージェントを利用するデメリット
紹介される求人に偏りがある
質問者
末永
本当です。転職エージェントのデメリットとして「紹介される求人が希望と違う」という点があります。
実際には求職者の希望を満たしていないのに、担当したキャリアアドバイザーの得意分野の求人を大量に押し付けられるといったケースです。
とはいえ、転職エージェントは慈善事業ではないため、利益追求をおこなうのはしかたないです。転職希望者に求人を紹介して、企業から内定が出て入社した時点で、採用した求人企業から報酬を受け取っています。
ただ、むしろ「転職エージェントはビジネスだからこそ信用・信頼できる」という側面もあります。
企業と転職エージェントの間には「返金規定」が結ばれていて、紹介して入社した人が半年以内に退職してしまった場合は、報酬を返金しなければならないという契約があります。
末永
つまり、転職者と企業の双方をきちんとマッチングさせて、あなたが定着・活躍できる環境を紹介することが転職エージェントにとってもいい結果になります。
そのため、きちんとあなたにあった企業に転職できる可能性が高くなるので、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
おすすめの大手総合型転職エージェント
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ただ、中には興味のない求人を送ってくるエージェントもあるので、2,3社登録して、きちんとあなたの適性や強みを活かせる仕事を紹介してくれるエージェントに絞っていくのがおすすめです。
末永
どのエージェントを比較すればいいかわからないという方は、業界内大手でたくさんのサポートを経験しているリクルートエージェント・マイナビエージェント・dodaがおすすめです。
無料でサポートを受けられるので、ぜひ気軽に相談してみてください。
転職エージェントの選び方や担当変更について知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
自分のペースで転職活動を進められないことがある
質問者
転職エージェントを使うと自分のペースで転職活動を進められないって本当ですか?
末永
転職エージェントに登録すると、求人の紹介や面接の日程調整などをキャリアアドバイザーがおこなってくれますが、自分のペースで求人を探したり、求人に応募することができない可能性があります。
理由は転職エージェントもビジネスなので、求職者がなるべく早く内定獲得して、成功報酬を受け取りたいと思っているからです。
「内定受諾の意思決定を急かされてしまう」といった口コミを見かけることがありますが、それは上記のような背景があります。
また、選考中も面接の手応えなどをこまめにエージェントが聞いてくる場合があります。そのため、電話面談やメールの対応もしなければいけなく、自分のペースで転職活動を進めたいという人にとっては向かないと言えるでしょう。
評判の悪い転職エージェントの特徴について以下の記事で紹介しているので、こちらも参考にしてくださいね。
紹介される年収や職種・役職が調整されてしまう
転職エージェントのビジネスモデル上、候補者の年収によって支払われる報酬額が変わってしまうため、学歴や社歴から勝手に応募企業を絞り込まれたり、企業の需要やエージェント側の都合で、年収や職種・役職を調整されてしまう可能性があります。
というのも転職エージェントは転職のプロとして、転職市場の相場を把握しています。
そのため、求職者の学歴や社歴、現在の年収や職種・役職から、どの企業のどの職種・役職で需要があるのか、どの程度の年収で雇ってもらえるのかを事前にある程度予測ができます。
末永
しかし、裏を返せばエージェントは内定見込みの高い企業を紹介してくれるということです。
そのため、きちんとあなたのレベルにあった求人を紹介してくれるので、入社後も活躍が望めます。
自分が思っていたよりも、高い年収やいい役職に就ける可能性もあるので、きちんとプロに自分の市場価値を教えてもらうのも大切です。
末永
エージェントは、企業の給与形態や年収相場などの知識があるため、企業の想定年収があなたの希望額より少ない場合などは、年収交渉をしてくれるケースが多いです。
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年収が高い求人ばかりを勧められる
転職エージェントは成果報酬を求人企業からもらうビジネスモデルになっています。そのため、年収が高い企業ほど支払われる報酬も多くなります。
転職者の希望実現よりも利益を優先する転職エージェントは「転職者の希望が実現する企業」ではなく「求職者が内定を獲得する確率が高そうな企業」を優先して紹介する場合があります。
末永
これらのデメリットですが、転職エージェントのビジネスモデルに由来しているケースが多いです。
転職エージェントのビジネスモデルについて知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。
転職エージェントのデメリットについて、動画でも解説してるので参考にしてみてくださいね。
転職エージェントを逆に使い倒す方法については、以下の記事でも解説しているので参考にしてみてくださいね。
転職エージェントのメリット6選
転職エージェントにはデメリットもありますが、それを上回るメリットもあります。
具体的にどのような部分に使うメリットがあるのか、実際にどの転職エージェントがおすすめなのかを以下で詳しく解説していきます。
転職エージェントを利用するメリット
興味のある業界の内情を教えてもらえる
転職エージェントの中でも特定の業界・職種などに特化したところは、サポートを担当するキャリアアドバイザー自身がその業界・職種出身者であることが多く、実際に働いてみないとわからない内情に精通しています。
転職エージェントを利用すると、自分で調べるだけでは手に入らないような業界の動向や企業ごとの特性などその業界にいないと分からないようなリアルな情報を聞けます。
さらに企業の実際の業務内容や雰囲気も教えてくれるので、転職後のミスマッチを事前に防げます。
ただ、大手の転職エージェントは幅広い業種の転職情報を持っていますが、扱っている求人が多いため、情報量は薄くなりやすいです。一方で中小の転職エージェントは取り扱っている求人が限られており、よりリアルで詳細な情報を把握しています。
中小の転職エージェントについて、さらに詳しく知りたい人は以下の記事もおすすめです。
企業の人事に推薦してくれる
転職エージェントでは、企業へ応募する際に「応募者の人柄や意欲、アピールポイント」を推薦状にまとめ、事前に企業側へ推薦をしてくれます。
コーポレートサイトから自分で応募すると必要書類の経験・スキルだけで足切りされてしまうこともあるのですが、転職エージェントを使うと個別で人柄も含めて推薦してもらえるので、書類選考の通過率が上がりやすいです。
末永
さらに面接後には企業側の人事にキャリアアドバイザーが再度プッシュをしてくれるため、伝えきれなかった魅力も伝えてくれます。
また、面接官からのフィードバックを転職エージェント経由で伝えてもらうこともできるので、フィードバックから自分の足りない部分を把握でき、次の面接で役立てられるようになりますよ。
特に、信頼できるエージェントから「必ず会ってほしい」のように強く推されると、本来なら書類で落としていただろう案件でも面接につながるケースがあります。
ただし履歴書・職務経歴書の内容を重視する企業もあるため、推薦状があれば選考を通過できるわけではありませんので注意しましょう。
どのエージェントがいいかわからないという方は、リクルートエージェント・マイナビエージェントやdodaなどの大手総合型転職エージェントがおすすめです。
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企業との日程調整・交渉の代行
転職エージェントでは求人紹介や応募書類の添削、面接対策の他に、企業とのスケジュール調整・交渉を代行してくれます。
面倒なスケジュール調整を代行してもらうことで、浮いた時間を選考対策に当てられるのもメリットの1つだと言えるでしょう。
具体的にどのような調整・代行をしてくれるのか以下で一覧にまとめてみました。
- 各企業への応募手続き
- 面接の日程調整
- 複数社の選考結果が同時に出るように調整
- 配属先や給与の交渉
- 入社日調整
転職エージェントを利用すると、時間や手間がかかる面倒な調整を代わりにやってくれるだけでなく、転職者にとって利益があるように調整してくれるので便利です。
たとえば、面接を受けている企業の選考結果が同じタイミングで出るように調整し、それぞれを比較した上で入社の意思決定をしやすくしてくれるなどです。
配属先や給料の交渉は、転職エージェントのような第三者がやるほうがスムーズです。応募者本人が交渉してトラブルになってしまうケースもあるので、転職エージェントに任せることをおすすめします。
末永
また現職を続けながら転職活動の場合は、企業からのメールや電話の折り返しが遅れたり、書類の郵送などの依頼に対してタイムリーに対応できないことがあります。
その結果、企業側から「うちへの意欲が低いのかな?」「仕事ができない人かも」と思われてしまうリスクがあり、それが面接の評価に響いてしまうこともあります。
転職エージェントを利用すれば、企業との電話・メールの対応はすべて担当のキャリアアドバイザーがおこなってくれるので、少しでもリスクを減らしたい人は使って損することはありません。
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転職エージェントを活用して効率的に給与交渉するコツについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントを利用すると公開求人の他に、転職エージェントでしか取り扱っていない非公開求人を紹介してもらえます。実は転職エージェント各社が取り扱っている求人の約8割ほどが、企業の公式採用ページや転職サイトに掲載されていない非公開求人なんです。
企業が転職エージェントに非公開求人を依頼する理由は、自社に欲しい人材を効率良く採用したいからです。とくに人気企業や有名な大企業は1つの求人に対して数百の応募があります。
その中には企業が求める募集要件にマッチしない応募も多く、人事が対応しきれないリスクが発生してしまいます。そのリスクを事前に回避するために、募集要件にマッチする人材のみを紹介して欲しいと転職エージェントを利用するのです。
また、リーダーやマネージャーといった管理職や新規事業の新しいポジションなど、経営戦略的に求人内容を競合他社に知られたくない場合も非公開求人として扱われやすいです。
末永
非公開求人を幅広く検討したい人には、非公開求人数も業界No.1のリクルートエージェントがおすすめです。(非公開求人数240,980件※2024年11月時点)
ちなみに20代〜30代の非公開求人数は、マイナビエージェントが業界トップクラスの求人数を誇っています。
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質の高い面接対策で内定獲得率アップ
転職エージェントは求人企業の内情に詳しく、どのような面接がおこなわれ、面接官がどういう点に着目しているのかを把握しています。
これらの情報をもとに面接対策も企業ごとにカスタマイズしているため、自分1人で対策するよりも内定獲得率がアップしやすいです。
転職エージェントが質の高い面接対策を実施できる主な理由としては、以下の2つが考えられます。
- 面接で重視しているポイントを企業ごとに理解している
- 過去の面接事例をもとに面接で聞かれる質問を想定できる
転職エージェントは企業の人事に採用要件をヒアリングしています。そのため、企業の選考重視ポイントを細かく把握した上で「この会社はスキルを重視しているので、面接ではこれまでの経験・実績を詳しくアピールしましょう」といった具体的なアドバイスができるのです。
また、転職エージェントは多くの転職者を企業に紹介しているため、企業ごとの面接情報やノウハウが蓄積されています。
面接で聞かれた質問もデータとして蓄積されるため、どのような質問をされる傾向が多いのか、企業ごとの想定質問集を用意できるのです。この想定質問集により面接対策を万全にすることも可能です。
末永
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履歴書・職務経歴書の添削をしてくれる
初めての転職だと履歴書・職務経歴書が上手く書けているか不安に感じる人も多いと思いますが、転職エージェントでは書き方のアドバイスや添削をしてくれます。
転職エージェントに作成した履歴書・職務経歴書を添削してもらうことで、転職サイトや企業の採用ページから自分で直接エントリーするよりも書類選考の通過率がアップしやすいです。
書類選考の通過率がどれぐらいアップするのか気になる人は、以下の記事でも詳しく解説しているので読んでみてください。
転職エージェントの種類によってもメリット・デメリットが異なる
実は転職エージェントは種類によってもメリット・デメリットが異なります。転職エージェントにはよくCMで見るものから、規模は小さいですが特定の領域に特化したものまであります。
初めて転職エージェントを利用する場合、それぞれにどのような特徴やメリット・デメリットがあるのかをすべて把握するのは難しいですよね。
そこで初めて転職エージェントを利用する人でもわかりやすいように、10年以上転職エージェントをやってきた筆者がまとめてみました。
末永
転職エージェントは大きく
●大手総合型
●業界・職種の特化型
●年代・属性の特化型
の3つに分かれています。
この3つの転職エージェントについて、それぞれのメリット・デメリットを比較できるように表にしてみました。
大手総合 | 【メリット】 ●全業界・職種の求人を保有している ●基本的なサービスは受けられる |
---|---|
【デメリット】 ●アドバイザーがすべての求人内容を把握するのが難しいため、求人の情報が表層的になりがち | |
業界・職種特化型 | 【メリット】 ●大手も保持していない求人をピンポイントで保持していることがある ●業界や業務知識へ深い理解を持った経験豊富なアドバイザーが多く在籍 |
【デメリット】 ●保有求人の網羅性や求人数は大手よりも少ない | |
年代・属性特化型 | 【メリット】 ●求人企業と強い人脈があるので、内定確率を引き上げてもらえる可能性がある ●手厚いサポートを受けられる |
【デメリット】 ●自分の受けたい企業の求人をまったく保有していない可能性もある |
転職エージェントごとでそれぞれ保有求人や得意分野が異なるので可能であれば2〜3社複数登録することをおすすめします。
大手総合型転職エージェント
大手総合型転職エージェントは幅広い業界・職種の求人を取り扱っているため、たくさんの選択肢の中から希望に近い求人を探せることが強みです。
とくに、リクルートエージェント・マイナビエージェントは、日本の全業界・職種の求人をほぼ網羅しているので押さえておきたい転職エージェントです。
一方で、大手総合型転職エージェントは求人数が膨大なため、業界特化型エージェントと比べると、業界ごとの情報や知見がやや表層的になってしまうというデメリットもあります。
末永
とはいえ、大手総合型転職エージェントはそれぞれの業界について基本的な情報は網羅しているので、
「業界を絞らず自分に合った企業を見つけたい」「自分ってどんな業界・職種の仕事が向いているのか知りたい」
という人は大手総合型転職エージェントに相談することをおすすめします。
おすすめの大手総合型転職エージェント
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業界・職種の特化型転職エージェント
業界・職種に特化した転職エージェントは総合型と比べ、特定の業界・職種に対して独自の強みを持っています。例えば、エンジニアやデザイナーの転職を得意としているのは、マイナビIT AGENT・ウィルオブテック・リクルートエージェント(IT)などです。
また、後ほど紹介する年代・属性の特化型も含めてになりますが、サービス形態が大手と同じ分業制か両面制の両方が存在します。
それぞれの違いは転職者と企業の担当キャリアアドバイザーが分かれているかどうかです。分かれている場合が分業制、同じ人の場合は両面制となっています。
両面制だとキャリアアドバイザーが求人企業に精通しており、リアルな情報を提供してもらえるだけでなく、その会社の選考に合った対策を受けられます。
末永
自分が転職したい業界が決まっていない場合は大手エージェントがおすすめですが、自分が転職したい業界・職種が決まっている場合はその分野のエキスパートである業界・職種に特化し転職たエージェントを利用したほうがスムーズな転職ができると思います。
エンジニアにおすすめ転職エージェント
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国内最大の定番エージェント!エンジニアやIT業界の求人も多数保有 -
Geekly(ギークリー)
IT・WEB・ゲーム業界特化の転職エージェント!IT求人数は業界最大級を誇り、一都三県・関西圏に強い! -
レバテックキャリア
ITエンジニア経験者向けのハイクラスIT求人が多数!キャリアUPを狙うエンジニア定番のエージェント
年代・属性の特化型転職エージェント
年代・属性に特化しているのは第二新卒や20代のフリーター・ニートの支援を専門としているところ、女性の転職支援を得意としているところ、30代以上のハイレイヤー・ミドル・エグゼクティブ層に強い転職エージェントが該当します。
特定の年代や属性の転職支援を得意としているため、手厚いサポートが受けられます。
例えば、20代の転職に強いUZUZは12時間以上もかけ丁寧なサポートを実施し、内定率が86%と高い実績を出しています。
末永
転職したい業界・職種が決まっていないものの手厚いサポートを受けたいのなら、年代・属性に特化した転職エージェントの利用をおすすめします。
正社員経験が少ない人におすすめのエージェント
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転職エージェントにデメリットを感じた際の対処法
末永
先ほど紹介したデメリットは、すべての転職エージェントやキャリアアドバイザーに当てはまるわけではありません。しかし、中には対応が微妙な転職エージェントがあるのも事実です。
もし、登録した転職エージェントが微妙だと感じたら「遠慮なくサポート終了」を連絡しましょう。
受け身で「内定が出たし、年収も悪くないから入社する」といった思考停止した転職活動をしてしまうと、「入社してみたら違った…」とミスマッチが発生し、また転職することになってしまいます。
もし、転職エージェントや担当のキャリアアドバイザーが信用・信頼できない、相談できない、納得した意思決定ができないという場合は、メールや電話でサポート終了を申し入れましょう。
連絡を忘れてしまうと転職エージェント側から頻繁に連絡がきて、しつこいと感じてしまう恐れがあります。転職エージェントにサポート終了を上手く伝えるコツを以下の記事で詳しく紹介しています。
複数の転職エージェントを比較しながら利用する
転職活動を自分のペースで進めていくには、同時に複数の転職エージェントに登録してそれぞれ同時に比較できるようにしておくことがポイントです。
転職エージェントといっても各社で得意領域やサポートの手厚さなどが異なるため、同じタイミングで比較できるようにすると、自分自身にとって1番良いと思える転職エージェントを選びやすくなります。
まずは求人数の多さから転職エージェントを選び、実際に面談を受けてみて相性の良い担当キャリアアドバイザーを見つけるようにしましょう。転職は担当キャリアアドバイザーとの相性によって良し悪しが変わってきます。
複数に登録して自分と相性の合う転職エージェントを見極めるようにすると、たとえ1社自分に合わない転職エージェントのサポートを終了しても、転職活動をやり直すことなく自分のペースで時間を無駄にせず転職活動を進められます。
転職エージェントのおすすめ組み合わせ例や使えない転職エージェントの見極め方については、以下の記事で詳しく解説しています。
転職エージェントを利用するべき人の特徴
転職をする手段には転職エージェントの他に求人サイトや企業の採用ページからの直接応募、ハローワークからの紹介など、さまざまな方法があります。
どの方法でも転職できますが、ここでは転職エージェントを利用したほうが転職を成功させやすい人の特徴を紹介します。
先ほど紹介した転職エージェントのメリット・デメリットを踏まえた上で詳しく解説していきます。ここで紹介する特徴に当てはまっている場合は、ぜひ転職エージェントを利用してみてください。
キャリアの相談に乗って欲しい人
「今の仕事にやりがいを感じない」「今の職場では成長できない気がする」という漠然とした理由から転職を考えている人に、転職エージェントはおすすめです。
キャリアアドバイザーは自己分析を通して、あなたの志向性やスキルを整理するのを手伝ってくれます。また「なりたい人間像」から逆算してどういうキャリアを歩むべきなのかという将来設計も一緒に考えてくれます。
末永
キャリアアドバイザーに相談することで「自分はなぜ転職するのか」「自分が理想の職場に求める条件とは何か」を確認でき、キャリアプランが明確になりますよ。
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未経験分野への転職を検討している人
未経験の分野への転職に挑戦したい人は「そもそも本当に転職できるのか」「業界や職務知識について、自分の認識は正しいのか」「どの企業が自分に適しているのか」など、不安がつきものです。
業界に精通し、何人もの求職者を支援してきた経験を持つキャリアアドバイザーに相談することで、未経験というハードルがあっても転職活動を成功させやすくなります。
また、未経験採用の選考では、たとえ未経験であっても「当該業界や企業、職種に関して自分で知識を収集しているか」が重要な評価ポイントです。専任のキャリアアドバイザーから業界事情を教えてもらうことで内定獲得率も上がりやすいです。
末永
数あるエージェントの中でも、未経験分野含め自分に合った企業を探したい人は幅広い業界・職種の求人を扱っているリクルートエージェント・dodaがおすすめです。
内定率・書類通過率を最大化させたい人
転職エージェントは過去の応募者の事例を踏まえて転職サポートをしているので、内定率は上がる傾向にあります。
末永
応募書類の作成や面接対策に不安を感じていたり、自分で応募したけどなかなか書類選考に通過しないなどの悩みがある場合は、1度転職エージェントに相談してみましょう。
相談することで自分では気づかなかった改善点をアドバイスしてもらえますよ。
働きながら転職活動を進めていきたい人
現職を続けながら転職活動を進めるのは、時間的な余裕もなくハードになってしまいがちです。時間を確保するためにも転職エージェントの利用を検討してみましょう。
末永
希望に合う求人紹介や企業への応募手続き、面接の日程調整など、手間のかかることを転職エージェントが代わりにやってくれるため、余裕が生まれ選考の準備・対策に時間を割けるようになります。
ちなみに、転職活動は在職中におこなったほうがいいです。なぜ、退職後の転職活動がおすすめできないのか、その詳しい理由について知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
転職エージェントを利用しなくてもいい人の特徴
基本的にはどんなに即戦力として活躍できる経験・スキルを持っていたとしても、転職エージェントにサポートをしてもらったほうが客観的な意見やアドバイスをもらえるため利用したほうが良いです。
しかし、求人紹介を伴わないサポートはおこなっていないので、転職エージェントに求人を依頼していない以下の企業への転職を考えている場合は、利用しないほうが良いでしょう。
- 転職エージェントに求人を依頼していない中小企業など
- 創業間もないベンチャー企業
- NPO・NGO、学校法人や財団法人など
これらはそもそも転職エージェントで求人を取り扱っていないので、どんなに面談を重ねても求人を紹介されることはありません。
転職エージェントを利用していない企業であれば「企業のコーポレートサイト」から、創業間もないベンチャー企業であれば「Wantedly」から、NPO・NGO、学校法人や財団法人であれば「リクナビNEXTなどの転職サイト」から直接応募すると良いですね。
プロ厳選!おすすめの転職エージェント特集
日本には24,000社を超える転職エージェントがあります。この中から自分に合った転職エージェントを見つけるのは大変なものです。そもそもこの数のエージェントの情報を探し、比較するのにも時間がかかってしまいます。
そこで現役の転職エージェントとして10年以上のキャリアを持つ筆者がおすすめの転職エージェントを厳選しました。
自分と相性の合う転職エージェントを見つけるためにも、2〜3社複数登録して実際に面談をしてから見極めることをおすすめします。
転職エージェントのタイプ別分類
以下で、それぞれの特徴とおすすめの転職エージェントを紹介していきます。
全業界・業種の求人を保有する大手総合型転職エージェント
末永
大手総合型転職エージェントには、全業界・業種の求人が集まっています。大手企業や人気企業の非公開求人を多数保有しているのもこれら大手エージェントです。
複数検討する上では、2〜3社は押さえておくべきですね。
「まだいきたい業界・職種が絞り切れていない」「多くの求人の中から比較検討したい」という転職者にもおすすめです。
だからこそ、選択肢の幅を広げるためにも、まずは求人数最多のリクルートエージェントに登録しておきましょう。
もし、書類選考に課題感を感じているのであればマイナビエージェントがおすすめです。なぜなら、書類選考の通過率が約50%と、他の人材紹介会社の平均通過率の約20%程度よりもかなり高いからです。
大手や人気企業の求人を多数保有!大手エージェント
大手エージェントには、全業界・職種の求人が集まっています。さらに、大手企業や人気企業の求人を独占で持っていることも。 幅広い選択肢の中から求人を提案してもらいたい、大手企業や人気企業への転職を検討しているという方は登録しておきましょう。
業界No.1!転職者の8割が利用している
国内最大の定番エージェント
おすすめポイント
- 求人数が業界No.1!人気企業・大手企業の非公開求人を多数保有
- 数の強みを活かした幅広い業界・職種の提案が可能
- たくさんの求人の中から比較検討できる
20代の登録者数No.1!
20〜30代前半・第二新卒向けの非公開求人を多数保有
おすすめポイント
- 新卒サイトNo.1のマイナビが運営。若手層を採用したい企業とのコネクションが豊富
- 営業、メーカー、金融、ITなどの転職支援に強み
- 20〜30代など若手層の転職サポート・アドバイスの手厚さに定評あり
CMでおなじみ!顧客満足度トップクラス!
豊富な求人数に加えて、専任アドバイザーの手厚いサポートが強み
おすすめポイント
- リクルートと並ぶ、実績豊富な国内最大級の転職エージェント
- 20万件以上(2023年3月時点、非公開求人を含む)の求人から、厳選して紹介をしてくれる数少ないエージェント
- リクルートが保有していない有名企業の求人に出会える可能性が高い
ハイレイヤー層に強い特化型エージェント
末永
ハイクラス求人が多いおすすめ転職サービス
ハイクラス求人は出回る数が少ない!求人数を網羅するためには転職サイトと転職エージェント両方の登録がオススメ
年収600万〜1500万の優良求人を多数掲載している転職サイト
登録しておくだけでスカウト機能が使えるので、どんな企業からどんなスカウトが来るかで、気軽に自分の市場価値を確かめることができますよ。
おすすめポイント
- 企業の採用責任者やヘッドハンターから直接スカウトが届く!
- 中小のエージェントとのコネクションも作れるので、大手エージェントと併用して利用するのがオススメ
- 大手エージェントで取り扱っていないような隠れた優良求人が見つかる
国内3位、高年収求人領域では国内No.1の転職エージェント
外資系企業やコンサル、管理職/専門職への転職サポートに強み(経験者のみ対象)
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- 年収600〜1500万円の高年収の非公開求人を大量に保有
- 30〜40代のマネジメント層や専門スキルを持った人向けの求人も多数
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末永
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