転職・中途採用の書類選考通過率は?落ちる理由や見られているポイントを徹底解説!

転職・中途採用の書類選考通過率は?落ちる理由や見られているポイントを徹底解説!

    転職する際の書類選考の通過率をはじめ、落ちる原因や通過率を上げる方法、書類選考で見られているポイントを解説します。

    また書類選考にかかる期間や遅くなる理由、中途採用面接の通過率を上げる方法も併せて紹介します。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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中途採用での書類選考通過率は30%

中途採用での書類選考通過率は平均で約30%です。この30%という数値は、実際に書類選考を受けた転職者からとったデータで、弊社が独自に調査したものとなっています。

大手の人気企業となると、書類選考通過率はもうすこし低くなる印象です。

ちなみに、書類選考や1次面接・最終面接の通過率をデータ化したものは以下の通りとなっています。

書類選考の通過率 約30%
1次面接の通過率 約30%〜約40%
最終面接の通過率 約30%〜約50%

上記の確率で選考が進んでいけば「30%×40%×50%=6%の内定獲得率」ということになります。つまり、内定1件を獲得するためには、少なくとも17件以上の求人に応募しなければなりません。

初めて転職する人にとっては驚きの結果だと思いますが、書類選考は思っているよりも意外と通過しないものなんですよね。

転職エージェント末永 末永

あくまでも平均であって転職者の経験や年次・人柄やエントリーする求人によっても、パーセンテージは変動します。ですので、参考程度に捉えていただくのが良いかと思います。

転職の書類選考通過率を少しでも上げたい人は転職エージェントを活用して、書類作成のサポートを受けることをおすすめします。

その中でもすべらないキャリアエージェントは転職者個人に寄り添った徹底サポートを強みとしており、書類通過率は大手の6倍(平均値58%、大手転職エージェント平均12%程度)を誇っているので特におすすめです。

少しでも書類選考通過率を上げたい、転職に漠然とした不安がある人はぜひ一度弊社にご相談ください!

書類選考通過率を上げたいなら

書類選考通過のポイントは、以下の動画で詳しく解説しています!よろしければぜひご覧ください!

転職では書類選考でほぼ内定が決まるって本当?

すべての企業の中途採用事情を知っている訳ではないので一概には言えませんが、基本的に書類選考でほぼ内定が決まることはありません

このような仕事をしていると、書類選考で条件に合致しない人をお見送りにし、1次面接・2次面接で段々と吟味していく企業が多い印象を受けます。

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例えば弊社が転職支援に力を入れていて、私が所属していたリクルートは面接にとても力を入れている企業です。


書類選考でお見送りになる場合は珍しく、転職者がどのような人物なのか?を面接で見ていきます。


他にも採用に力を入れている会社であれば、このような採用方針をとっている企業も多いですよ。

書類選考の書面だけでは具体的な業務範囲や経験の深さ、スキルまで把握できません。

人事担当者や現場の責任者、経営層などによる複数の職種・役職の人が面接を担当することで、多角的に評価することができます。

また、定着して働き続けてくれる人材が採用のポイントでもあります。

面接の場で直接話すことで、応募者の人柄や自社の社風との相性、職場のメンバーとの相性などを判断するケースがほとんどです。

転職の書類選考で落ちる原因

書類選考になかなか通過しない原因は事前にきちんと把握しておきたいですよね。

書類選考に通らない原因は、主に以下の5つであるケースが多いです。

上記に挙げた通らない5つの原因について、次でそれぞれ詳しく解説していきます。

自分の経験を書類でアピールできていない

エントリーしている求人自体は自身の経験やキャリアを踏まえた上で選定できているものの、その求人に合致した経験・スキルのあることが書類でアピールできていないケースがあります。

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この場合は、改めてあなたが希望している企業が求める経験・スキルが掲載されている求人情報などを見て確認し直してみることをおすすめします。

企業が本当に求めている経験・スキルを自分自身がどれだけ持っているのか、という視点で確認して職務経歴書を見直してみましょう。

さらに以下に挙げた3つのポイントを押さえておくと書類選考に通過しやすいです。

  • 業界・企業とのリレーション、コネクションの強い転職エージェントに登録する
  • 自分の経験・スキルに見合った求人を選定する
  • エントリー求人に合わせた履歴書・職務経歴書を作成する

あなたが希望する業界・職種に強い転職エージェントを利用すれば、自分1人では得られない情報を得られます。それだけではなく、あなたの経験・スキルを最大限にアピールできる伝え方も教えてもらえますよ。

自分に合った転職エージェントが知りたい人は以下の記事を読んでみてください。

入社の熱意が伝わっていない

書類選考で落ちる理由として、入社の熱意が伝わっていないことが挙げられます。

採用する企業側としては、どれだけこの企業に入りたいと思っているか、なぜこの企業で働きたいのかを重視して見ています。

書類選考時点で入社の熱意が伝わってこなければ、書類選考を通過できない場合があります。

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例えば「志望動機や自己PRが設定文字数に満たない」「志望動機の理由や根拠が薄く、やる気や熱意が伝わらない」可能性があります。


企業リサーチをしっかり行い、志望動機や自己アピールを履歴書に明確かつ具体的に記載することが重要です。

他の企業ではなく応募先の企業でないといけない理由をしっかりアピールしましょう。

条件に合わない求人にエントリーしている

書類選考が通らない人によく見られる傾向として、そもそも自分の経歴が対象になっていない求人にエントリーしてしまっているケースが多いです。

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少し言い方が悪くなってしまい大変恐縮ですが、そのような人は「ないものねだり=イメージ先行型」でエントリーしていることも多いんですよね。


つまり転職できるはずがないのに転職を希望しているということです。

だからこそ「本当にその求人や仕事が自分のやりたいことなのか?」「やっていけるのか?」という視点で、求人エントリーの方向性を見直してみることをおすすめします。

また、その分野に強い転職エージェントに相談をして、求人の目線や相場を確認するというのもアリですよ。

実際にエントリーした求人で、自分が内定を得られる可能性の有無について確認するのも良いでしょう。

年齢が高い

年齢を条件として明記していなくても、若い人を採用したいと考えている企業は多く、40代以降になると書類選考の通過率が大きく下落する傾向にあります。

30代・40代でも書類選考を通過できるか確認する方法は主に2つあります。

一つは求人票をチェックし、未経験者を採用しているかを確認しましょう。基本的に未経験者採用は20代を対象としているので、とくに30代後半以降の人は応募に注意が必要です。

もう一つは転職エージェントに確認することです。転職エージェントであればどの求人が、どのような年代の転職者を求めているかがわかるので、書類通過の確度を高めることができます。

内容に不備がある

もちろんですが、履歴書や職務経歴書の内容に不備がある場合は書類選考で落とされてしまいます。

こちらは初歩的なミスですが、案外やってしまうことが多く、企業側から丁寧さに欠けていると判断され、落とされる原因になってしまいます。

内容に不備がある具体的な内容は以下のとおりです。

  • 誤字脱字がある
  • 空欄がある
  • 内容に具体性がない
  • 企業が求める人材にマッチしていない

誤字脱字がある履歴書では、仕事でもミスをする人だと、悪い印象を与えてしまいます。

採用側は、確認不足でミスが多く、細かい気配りができない人材を積極的に採用したいと思いません。

空欄や内容に具体性がない履歴書も内容に不備があるとみなされる場合があるので注意が必要です。

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内容に具体性がない履歴書も志望動機や自己アピールが上手く伝わらず、採用側が自社の求める人材なのかどうかも判断がつきにくいです。


よって、書類選考時点で落とす可能性があります。

書類選考で落ちてしまう原因は他にもいくつか考えられますが、少しでも書類選考で落ちる確率を下げるには転職エージェントを利用するのがおすすめです。

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その中でも志望する業界・職種がある程度明確になっているのであれば、その業界・職種に強みを持つ転職エージェントを活用したほうが通過しやすいです。


弊社のすべらないキャリアエージェントは人材、広告、メディア、IT・Web業界や営業職の転職に強みがあります。弊社のように得意領域がはっきりしている企業だと、転職アドバイザーの専門性が高いため、1つの企業に対してより深い知識を持っています。

その分、転職者一人ひとりに合わせた提案ができ、書類作成でも適切なアドバイスができるんです。

すでに大手エージェントを使ってみてしっくりこなかった人やなかなか書類通過しない人、転職希望先がある程度決まっている人は、ぜひ一度ご相談ください。

書類通過率を上げたいなら

書類選考の通過率が上がる履歴書の書き方

書類選考の通過率を上げるための履歴書の書き方のポイントは全部で3つあります。その3つのポイントは以下の通りです。

PCで作成する

履歴書を作成する場合、PCと手書きの2種類の方法で作成するかと思います。手書き指定がなければ、PCで作成しても問題ありません

ひと昔前ならPCでの履歴書作成は嫌悪感を持たれていました。しかし、最近ではデジタル化も進みPCでの履歴書作成も大分寛容になってきてます。

むしろ、PCの使用頻度が高い職種は、PCで作成した方が好まれる場合があります。

逆に、昔からある歴史の長い企業は、手書きの方が好まれたりします。

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応募先の企業がどのような職種なのか、創業何年の企業なのかもリサーチして、履歴書の作成を使い分けてみてもよいでしょう。

証明写真は3ヶ月以内で撮影した明るい表情のものを使う

書類選考率を上げるには、3ヶ月以内に撮影した証明写真がおすすめです。

企業や行政が証明写真の有効期限を設定しているためです。

1年ほど経てば、微妙に雰囲気や顔つきに変化が出ることがあります。実際に、髪の毛が伸びただけでも、人の印象はかなり変わります。

仮に、書類選考が受かり面接を受ける際に、写真と比べて変わってしまっていては、本人の証明にならず、採用側も違和感を覚えます。

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対面したときの違和感を感じさせないためにも、3ヶ月以内に撮影した写真を使用するようにして下さい。


そして、写真の裏に名前の記入も忘れずにしましょう。

志望動機はできるだけ明確に記載する

志望動機は企業が採用する上で最も注目するポイントになる項目です。

採用側が志望動機で見るポイントは「なぜ数ある会社の中でなぜうちに応募したのか」という点です。

志望動機を書く際は、応募した企業の魅力や特徴と転職理由をうまく織り交ぜながら書くと効果的です。

また複数の企業に応募する場合、志望動機を使い回す人がいますが、それは絶対にしてはいけません。

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応募先の企業をよくリサーチして、どこに興味をもったかや自分の実体験も入れつつ、オリジナリティが出るように工夫しましょう。

より詳しく履歴書の書き方について知りたい人は、以下3つの記事も合わせて目を通して参考にしてみてくださいね。

書類選考の通過率が上がる職務経歴書の書き方

書類選考の通過率を上げるための職務経歴書の書き方のポイントは全部で4つあります。その4つのポイントは以下の通りです。

5W1Hで書く

5W1Hで文章を書くと、伝えたい情報が明確になります。

そもそも5W1Hとは、誰が(Who)→いつ(When)→どこで(Where)→何を(What)→なぜ(Why)→どのように(How)を表しています。

主語と述語をしっかりと明記し、5W1Hを意識して書くだけで誰が読んでも分かりやすい文章になります。

企業は職務履歴書の内容をみて、スキルや実績を判断します。

したがって、分かりやすく、かつ詳細に書くことが職務経歴書では求められます。

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自身の所属していた業界や会社、仕事内容について丁寧に記載しましょう。


また、社内でしか通じないような社内公用語を職務経歴書で使用してしまいがちな点も注意が必要ですよ。

職務経歴の中身は企業ごとにチューニングする

様々な企業を希望している場合、とくに職務経歴書に手を入れずにどの企業にも同じ職務経歴書を用意してしまうのはNGです。

なぜなら、採用担当者は一目見ただけで「他社のために用意したものをコピペして送ってきたな」とすぐに見抜いてしまうからなんです。

だからこそ、きちんと「○○業界」「○○社」など、具体的な業界名や社名・業種名や職種名、ポジションなどを記載することが大事なポイントだと言えますね。記載し終えた後には、変更した部分に誤りがないかどうか2回以上確認することをおすすめします。

また、志望動機や強みの部分は業界や企業の特徴により変わってくる部分なので、コピペはせずにしっかりと考えて書くようにしましょう。

合わせて、求人募集している企業が「あなたに何を期待しているのか?」を考えて職務経歴書を書くのが良いですよ。

携わった仕事を抜け漏れなく記載する

職務経歴書も履歴書と同様、抜け漏れなく記載するようにしましょう。主な業務のみ抜粋して作成してしまうと「書類作成に力を入れていない」「適当に作っている」と思われてしまう可能性があります。

職務経歴書は2ページ程度に頑張ってまとめようとする人もいると思いますが、無理にまとめてしまうと内容が薄くなるため、おすすめしません。

多少長くても今まで経験してきたことをしっかり伝えることで、書類選考の通過率をアップさせられる可能性があります。ですので5枚〜6枚でまとめるのがベストだと言えます。

実績や成果・アピールポイントを記載する

業務内容だけでは実績や成果をあげたのかわからないため、実績や成果もしっかりアピールしましょう。営業職なら「年間営業目標3,000万円に対して、実績4,500万円・達成率150%」など、数字で実績をアピールするのが望ましいですね。

その際に大切なのは「他者との比較」「ビフォー・アフターの比較」です。

例えば他者との比較でいえば「10人の同僚の平均売上が100万円のところ、私は300万円を達成してきました」と言えば、大きな成果を挙げたことが伝わりますよね。

営業系の場合なら「新人同期100人中3位」など、先輩を入れず新人に絞った上で自分の実績を伝えるという方法もテクニックとしてあります。

一方、ビフォー・アフターの比較では「上半期に〇〇という騒動があり市場全体が低迷しましたが、下半期で20%増の売上を挙げました」というように時間軸で比べると良いでしょう。

「事務系の仕事だから数値化できない」と伝える人もいますが、そう伝えるよりも「入力作業で200%の生産性向上を実現しました」というように生産性を上げた経験を数値化するのが良いでしょう。

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あまり数値化できる成果が無いという場合でも、何かしら自分で数値化することはできます。1人で成果を書き出すことが難しい人は、プロのアドバイザーに頼りましょう。


あなたが成果にならないと思ってもプロのアドバイザーから見るとしっかりと成果として言語化できることもあります。

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弊社のすべらないキャリアエージェントは、小規模エージェントなので、転職者に合わせた、オーダーメイドの求人提案、選考対策ができます。


大手のエージェントと比較して、サポートが手厚いので、企業に合わせた書類作りまでサポートすることができます。


とくに書類の提出の際に必須になる、自己分析のサポートに強みがあります。


志望する企業×転職者の強みを徹底的に分析して書類作成のアドバイスができるので、転職をお考えの人はぜひご相談ください。

弊社エージェントのポイント

▶人事目線で選考に必要なスキルや経験を言語化
▶企業別の徹底した選考対策が可能
▶書類通過率は大手の6倍、内定率は4倍

すべらないキャリアエージェントに相談する

以下の記事では、職務経歴書の書き方についてさらに詳細を解説しています。こちらも合わせて参考にしてみてください。

【年代別】書類選考通過率を上げる方法

書類選考で通過する確立が年代によっても違うのか気になるポイントですよね。

ここからは、年代別に書類選考通過率を上げる方法を紹介します。

20代の書類選考通過率を上げる方法

20代で書類選考の通過率を上げるためには、とにかく「志望動機を明確にすること」が重要です。

20代で書類選考が通らない人は、志望動機が明確にしきれていないことが多いです。

20代は経験や実績よりもポテンシャルや熱意で評価されるため、志望動機が明確で、入社後の活躍と定着が見込めるかにかかっています。

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まずは、応募先の企業の理念や社風、業界での立ち位置、今後の展望などをリサーチして企業が求める人材を把握します。


次に自分の強みやスキルを棚卸し、企業が求める人材と重なる部分を結び付けて記載すれば、具体性もあり説得力も増しますよ。

30代・40代の書類選考通過率を上げる方法

30代・40代以降で書類選考の通過率を上げるには「未経験の業界・職種への応募を避けること」「前職までで得たスキルの言語化」が大切です。

30代・40代以降で書類選考が通らない人はこれらが実践できていないことが多いです。

30代・40代以降で転職を希望する場合は、職務経歴書に記載する内容と応募先の業務内容に一貫性を持たせることが重要です。

過去の業務内容に再現性があることをアピールすれば、応募先の企業で即戦力として活躍できることを示すことができます。

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自分を採用するメリットを必ず記載しましょう。


未経験採用の場合、基本的には素直さとポテンシャルを評価して若い人が採用される可能性が高いです。


書類通過率を上げるなら、どうして20代の人よりも自分を採用することにメリットがあるのか明確に記載することが重要です。

転職の書類選考で見られているポイント

上記で紹介した、通過率を上げる方法を知っておくことはもちろん、どのようなポイントが見られているのか?を把握しておくことも通過率を上げるポイントです。

ここでも履歴書と職務経歴書に分けて解説しますね。

履歴書で見られているポイント

履歴書では年齢、勤続年数、経験企業・職種、学歴、写真、志望動機がチェックされています。

項目 見られているポイント
年齢 未経験職種への転職の場合、若さを見られています。未経験転職は20代までが一つの基準になります。
30代以降なら業界・職種の経験を見られていて、未経験転職だと実績等が比較的厳しめにチェックされます。
勤続年数 主に忍耐力がチェックされています。とくに3年以内に離職している場合は、面接で離職理由を他責にせず、論理的に話せる準備をしておきましょう。
経験企業・職種 未経験転職でも、入社後の業務と親和性の高い業務を経験しているかをチェックしています。また、企業のカルチャーが合うかどうかも確認している企業もありますね。
学歴 中途採用では学歴以上に職務経験が重視されるので、それほど厳しくチェックされていません。ですが、応募要件に合致するか(大卒以上、高卒以上)を見ていたり、地頭の良さをチェックしていることもあります。
志望動機 志望動機も書類選考の時点では重要度が比較的低いです。極端に志望度が低いと思われる動機はお見送りになる場合があります。

職務経歴書で見られているポイント

中途採用では履歴書以上に職務経歴書が重視されています。

チェックされるのは主に自己PR、実績、業務内容の3点です。

項目 見られているポイント
業務内容 主に転職後の業務との親和性を見ています。
実績 主に遂行力を見ています。
とくに注意して欲しいのは達成率を忘れずに記入することです。同じ1億円を売り上げたとしても当初の目標が500万だったのか2億だったのかで評価が変わってきます。また、面接官も商材の単価を知らない場合が多いので、自分の実績をアピールするためにも達成率を記載しましょう。
自己PR ここではこれまでの業務から、実績を出すためのプロセスの再現性を見ています。業務を遂行するにあたって、どのような工夫を心がけていたか?どのような能力があるのかを記載しましょう。
転職後の業務でも汎用的に使えるスキルを記載するといいですよ!

ただ、上記の書類選考で見られているポイントが分かっても実際に自分で履歴書・職務経歴書を書くのは難しいですよね。

弊社のすべらないキャリアエージェントでは大手の転職エージェントよりも1人1人へのサポートが手厚く、企業ごとに合わせた書類作成をお手伝いしています。

そのため大手転職エージェントの書類選考通過率は10〜15%程度なのに対し、弊社エージェントの書類選考通過率は約60%となっています。

もし自分で書類作成を行うことに不安感を持っているのであれば以下から弊社のすべらないキャリアエージェントをご利用ください。

弊社エージェントのポイント

▶人事目線で選考に必要なスキルや経験を言語化
▶企業別の徹底した選考対策が可能
▶書類通過率は大手の6倍、内定率は4倍

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転職での書類選考にかかる期間

一般的に書類選考にかかる期間は1〜2週間程度ですが、時と場合によってはすぐに結果を連絡してもらえたり、3週間以上の期間をかけたりする企業もあります。

一方で転職エージェントを利用すると2~3日で結果の連絡が来る場合が多いです。

転職エージェントは企業側との信頼関係があるので、企業側ができるだけ早めに書類を審査しようとしてくれるのです。

転職エージェントを経由して求人企業に応募する際には、当日〜3日程度を目安に待つのが良いですね。一方、自ら応募した場合ですが、平均して7日〜14日程度の期間がかかる傾向です。

転職で書類選考が遅くなる理由

次に書類選考が遅くなる理由ですが、転職エージェント経由の場合は採用担当者が不在だったり、社内選考がおこなわれたりしていることが挙げられます。

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なぜ転職エージェントが社内選考をおこなうのかと言いますと、求人を出している企業側に「良い人材を紹介してくれる転職エージェント」だと思ってもらうためなんです。

一方、自ら求人企業へ応募した際に書類選考が遅くなる理由は、求人に対して応募者が多く、人事担当者が精査しきれないことが挙げられますね。

とくに、クリエイティブ関連のWebやゲーム系、IT業界はどの職種も人気があるため、応募者もそれだけ殺到しやすいんです。

さらに、求人企業の複数部門や現場スタッフが書類確認に手間取ってしまっていたり、結果はすでに出ているものの結果連絡が遅れてしまっていたり、というケースもありますね。

転職で書類選考の結果が遅い時のメール例文

書類選考の結果があまりにも遅い場合は、採用担当の人にメールで確認するのも1つの手です。

以下で書類選考についてメールで確認する際の例文を紹介していくので参考にしてください。

メール例文1

件名: 書類選考結果についてのお問い合わせ


〇〇株式会社 採用担当者様


先日、〇〇株式会社の求人広告に興味を持ち、書類選考に応募させていただきました〇〇と申します。


この度は書類選考に進めるかどうかの結果について、まだご連絡をいただけておりません。お忙しい中、誠に恐縮ではございますが、選考結果についてお問い合わせさせていただきたく思い、メールを差し上げました。


私は〇〇株式会社に興味を持ち、自身のスキルや経験を活かし、貢献できることを信じております。選考結果について、早急なご連絡をいただければ幸いです。また、選考の進捗状況についてもお知らせいただければありがたく存じます。


お忙しい中、お手数をおかけいたしますが、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。


〇〇

メール例文2

件名: 書類選考結果のお知らせについてのお問い合わせ


拝啓 [企業名] 様


[名前]と申します。[応募日]に[職種/ポジション]の書類選考に応募し、お送りいたしました。この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。


さて、書類選考の結果について、現時点ではご連絡をいただいておりません。お手数をおかけいたしますが、書類選考の進捗状況についてお知らせいただけますでしょうか。私自身、[企業名]様での働きに非常に興味を持っており、進展を楽しみにしております。


もし可能であれば、選考プロセスの目安や結果通知の予定日について教えていただければ幸いです。お忙しい中恐縮ですが、ご対応お願いいたします。


ご検討いただき、誠にありがとうございました。[企業名]様の素晴らしいお仕事に貢献できる機会をいただけることを、心より希望しております。


〇〇

メール例文3

件名: 書類選考結果の確認について


拝啓 [企業名] 様、


[名前]と申します。[応募日]に[職種/ポジション]の書類選考に応募させていただき、お送りいたしました。この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございます。


書類選考の結果について、まだご連絡をいただいておりませんが、進捗状況をお知らせいただけると幸いです。私は[企業名]様で働くことに非常に興味を持っており、貴社の価値観と素晴らしいチームに参加できることを心待ちにしております。


お手数をおかけいたしますが、書類選考の進行状況や次のステップについての情報をいただけると幸いです。また、結果通知の予定日や追加の資料提出がある場合についても教えていただけますと助かります。


ご検討いただき、誠にありがとうございます。[企業名]様での活躍の機会を得ることを心より願っております。


〇〇

メール例文4

件名: 書類選考結果のお知らせに関するお問い合わせ


拝啓 [企業名] 様、


[名前]と申します。[応募日]に[職種/ポジション]の書類選考に応募させていただき、お送りいたしました。この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございます。


現時点で、書類選考の結果について連絡をいただいておりません。恐れ入りますが、書類選考の進捗状況についてお知らせいただけますでしょうか。私は[企業名]様でのキャリアを築くことに強い意欲を持っており、結果を心待ちにしております。


可能であれば、選考プロセスの予定や次のステップに関する情報をお教えいただけますと幸いです。お忙しい中恐縮ですが、ご対応お願いいたします。


ご検討いただき、ありがとうございます。[企業名]様での活躍の機会を得ることができることを、心より願っております。


〇〇

書類選考は通るのに面接で落ちる場合の対処法

書類選考が通ったとしても面接で落ちてしまうことは多々あります。

面接の通過率を高める方法があれば、事前に把握しておきたいところですよね。そこで、書類選考が通った後の面接の通過率を高める方法を以下の2点に分けて解説していきたいと思います。

1次面接通過率を高める方法

書類選考を通過した後に待っているのは1次面接です。その1次面接の通過率を高める方法として、以下に挙げたポイントを押さえておくと良いでしょう。

1次面接の通過率を高めるポイント

  • 明るく爽やかな第一印象
  • 転職理由が他責・環境依存・ネガティブなものではない
  • コミュニケーションがスムーズかつ、矛盾がなくわかりやすい
  • 事前に企業や仕事内容の研究・リサーチができている
  • 未来に向けて自分がどうなりたいのか明確に語れる

事前に考えておきたい内容

  • 転職する理由を自分の短期的かつ長期的観点で言語化し、客観的に納得感のある形で明示する
  • 応募企業の事業内容や仕事内容、カルチャーやビジョンなどの事実情報と自分が重なり合う部分を押さえる

未来に向けてどうなっていきたいのかという点についてうまく整理できていない、そんな人もいると思います。

そういう人は、上記の事前に考えておきたい内容をわかりやすく伝えられるように、まとめておくことをおすすめします。

さらに中途採用の面接対策や自己分析などについて詳しく知りたい人は、以下の2記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

最終面接通過率を高める方法

最終面接は、社長や役員・部長クラスの面接となるケースが多いです。

企業によっては、顔合わせ程度の面接の場合もあれば、最終面接でじっくりとジャッジ・評価をしてくる企業もあります。

そこで、最終面接で確認されるポイントを以下に5つ挙げてみました。

  • 入社への意欲や覚悟感
  • 社内の既存社員・カルチャーへのフィット感
  • 人間性・人として信頼できるか、誠実か
  • 背伸びせずに本音で語れるか
  • 素直・柔軟性があるか

上記に挙げたポイントを事前に把握した上で、自分なりにうまく伝えられるように準備することが重要だと言えますね。

最終面接を突破するコツや面接官が重視する部分などについて、もう少し詳しく知りたい人はこちらの記事も合わせて読んでみてください。

転職エージェント内でも書類選考がある

書類選考が遅い理由でも説明しましたが、実は転職エージェント内でも書類選考はおこなわれています。

なぜ、転職エージェント内でも書類選考をおこなうのか、その理由と仕組みを以下で解説していきます。

転職エージェントが社内選考をする理由

転職エージェントが転職者を書類選考にかける理由は、単純に業務効率化にあります。とくに大手や中堅規模の転職エージェントに多く見られる傾向がありますね。

大規模な転職エージェントは、集客やマーケティングにも投資できるようになり、登録者数も増加していきます。また、業務効率化を図るために、転職者と面談をする個人担当と、転職者を企業に紹介する企業担当に分けている場合もありますね。

そのため、企業担当者が転職者と接点を持てる機会がないがゆえに、書類のみの情報で社内見送りにされてしまうケースがあります。他にも、登録者が多過ぎるあまりエージェント社内での競争が起きて埋もれてしまう、というケースもあります。

そうなってしまわないためにも、最初の段階で転職希望者の振り分けがおこなわれるように改善されてきています。

転職エージェントの社内選考の仕組み

転職エージェントの社内選考の仕組みについても、詳しく以下にまとめてみました。

もちろん、その転職エージェントによって仕組みが変わってきますので、あくまでも参考程度に見ていただけますと幸いです。

STEP.1 1人の採用求人案件を企業から依頼され、社内へ戻り社内システム上に求人票を作成してアップする。
STEP.2 アップされた求人票が社内データベース経由で、キャリアアドバイザーに流通・共有される。
STEP.3 求人票を見たキャリアアドバイザーが、転職者に大量の他社求人と共に求人を案内する。
STEP.4 どの企業が転職者とマッチするのか内定を得られるのかわからないため「まずはたくさん受けましょう」と促し、大量の応募回収を取る。
STEP.5 2日〜3日経過すると企業担当者側に、社内のキャリアアドバイザーを通じて大量の応募者が推薦されてくる。

その求人の魅力度にもよりますが、1件の企業求人に対して応募者が100人を超えるケースもあります。ただし、その100件を書類選考として企業へ送ってしまうと人事に叱られてしまうんですね。

できるだけ企業には書類選考してもらえるようにお願いをしつつも限界はあるので、企業側担当側で一定レベルで書類選考を代行することになります。その中に一定マッチする人がいる可能性を感じつつも、書類選考上で見送るといったケースも多くあります。

だからこそ、多くの転職者の中に自分が埋もれてしまわないように対応してくれる転職エージェント選びが重要になってきます。

書類選考の通過率を高めて転職を成功させるためには

書類選考の通過率を高めて転職を成功させるには、転職エージェントを利用することをおすすめします。

特にその中でも弊社のすべらないキャリアエージェントがおすすめです。

転職する際、必要な応募書類に求められる要件は企業によって異なります。そのため、あなたが志望する企業の要件をきちんと把握した上で、応募書類に落とし込む必要があります。

とはいえ、具体的な落とし込み方がわからない人も多いと思います。

弊社のすべらないキャリアエージェントは、企業の内部事情に詳しいアドバイザーが多数在籍しているので、書類を使い回さず、企業ごとに合わせた書類作成をお手伝いできます。

実際、大手転職エージェントの書類通過率は10%〜15%程度なのに対して、弊社のエージェント経由の通過率は約60%です

転職エージェント末永 末永

大手エージェントだと10~15%ということは、10件応募しても1〜2社しか1次面接に行けないのに対して、弊社経由だと10件に6件も通過し面接に行けるという事で単純計算でチャンスが4〜6倍になります。


つまり弊社経由では内定を得られる可能性がある求人でも、大手エージェント経由だと書類選考でチャンスを損失してしまうリスクもあり得るのです。

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