人事の目に留まる転職の職務経歴書の書き方完全ガイド

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アクシス株式会社 代表取締役 末永雄大
新卒でリクルートキャリア入社。その後、サイバーエージェントにて集客支援を行う。 2012年転職エージェントとしてアクシス株式会社を設立。 ■Yahoo!ニュース(個人):IT/キャリアコンサルタントが語る「働き方3.0」 ■オールアバウトガイド:「キャリアプラン・転職ノウハウ」ガイド

こんにちは、自立型人材の転職・キャリア支援に特化した転職エージェント、アクシスの末永雄大です。

今回は、転職活動についての基礎的なお話になりますが、職務経歴書についてお話したいと思います。

就活においてはエントリーシート(ES)が重要ですが、転職活動にはESというものは存在せず、主に、履歴書と職務経歴書(キャリアシート)の2点が重要な書類(レジュメ)となります。

履歴書は、アルバイトなどの面接でも書く機会があるのでなんとなく分かるけれど、職務経歴書ってどうやって、どんな内容を書けばいいの?という方向けに、採用担当者の目を引く職務経歴書の書き方についてお話していきたいと思います。

転職用の履歴書の書き方については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください!

転職の履歴書はどう書く?書類選考で落ちないための完全マニュアル!

書類選考を通過させる職務経歴書の書き方のポイント

黒板にポイントが英語で書かれている

職務経歴書の書き方について、私末永が、いつも転職者の方にお話しているポイントは以下の5点です。

  • 具体的に書く
  • 定量的に書く
  • 相対的に書く
  • 求められるスキル・経験に合わせて書く
  • 成果でストーリーを伝える

具体的に書く

具体的に書くというのは、簡単に言いますと、5W1Hで書くという事です。

前述しましたが、転職者は自分の所属していた業界や会社、仕事内容については精通しているため、自分の知っている事が常識と錯覚してしまい、ついつい細かな説明を端折ってしまいがちです。

主語と述語をしっかりと明記し、誰が、どこで、何を、いつ、どのように、を漏れなく記入しましょう。

現職社内でしか通用しない、意味が通じないような社内公用語も意外と使ってしまいがちなので気をつけてくださいね。

そして小学生でもわかるくらい、具体的に、簡潔に記入しましょう。

定量的に書く

定量的に書くとは、すなわち、数値化して表現するという事です。

職務経歴書の中で数値として表現できるものを、定量数値化する事で、客観的な情報・データになります

「すごい、とても、多い、小さい」等の形容詞を使う方もたまにいますが、あなたの会社に在籍していた事のない人事や面接官には通じません。

ただ、こう言うと、「私は、営業職じゃなく内勤スタッフだったので数値目標とかなかったんですよね・・汗」と仰る方が多いです。
どんな職種でも、数値化は可能だと私は思っています。

例えば、今まで1時間かかっていた作業を、30分で終えられるように改善したのであれば、所要時間を50%に圧縮しました、と言えるはずです。

要はものは言いようなのです。

面接官は、その数値がすごいかどうかという点ももちろん見ているとは思いますが、そもそも数値感覚持っているのか?ビジネス感覚を持っているのか?生産性・成果への意識を持っているのか?を数値表現を通して、判断しているのです。

相対的に書く

相対的に書くとは、物事と相対比較して表現しましょう、という事です。

先にお伝えした定量化をして、「毎月1,000万円の売上を達成してました」という数値を提示したとしても、面接官からすると、1,000万円の重みはまだイメージしにくいものです。

なぜならば、その月間1,000万円という売上数値は、業界の相場が3,000万の中での1,000万なのかもしれないし、逆に通常は500万円でもすごい!という感覚の中での1,000万かもしれず、それによって価値の重みや印象は変わってくるためです。

相対比較のポイントとしては、基本的には、他の第三者と比べるか、過去の時間軸で比べるというのが一般的です。

第三者というのは、例えばですが、同期入社新人10人中1位、事業部100人中20位、同部署100人の中で、同じミッションを負っていた30人の中で5位なのか。

これら全部を記載するのではなく、自分を最もアピールできる表現を選ぶべきでしょう。

時間軸での比較については、例えばですが、昨年対比、昨月対比150%成長等です。相対比較して記載する事で、より立体的に自分の成果の重み付けを相手に印象付ける事が可能です。

 

求められるスキル・経験に合わせた成果を伝える

企業が求めているスキル・経験を把握し、それに合わせて成果をアピールするのがオススメです。

例えば、既存営業の求人の選考を受ける場合、既存営業と親和性のある経験・スキルをアピールできるのがベストです。

現在とは違う職種を希望している場合でも、その職種で活かせるような経験やスキルをアピールすることを心掛けると良いですね。

転職しても成果を出せる再現性をアピールできれば、人事から高く評価されるポイントになります。

もし、既存顧客の営業で成果を出した経験があれば、そのエピソードを優先して伝えましょう。

 

ストーリーで成果を伝える

成果の有無は人それぞれですが、成果を上げるまでの過程をストーリーとして伝えられると良いです。

例えば、「最初は目標達成率50%でしたが、こんな取り組みをしたら目標を200%できました」のように、自分の努力によって成果が上がっていくようなストーリーがあれば、成果を出すために努力した過程があることを伝えられますよね。

外的要因によって成果を出せたのではなく、自分の努力・取り組みによって成果を出したことを示すことが大切なのです。

もちろん、嘘をつけということではありませんが、成果を出すまでの過程をストーリーとして語れる方は、これがオススメです。

 

職務経歴書のフォーマットの形式は特に決まっていない

職務経歴書のデータのテンプレート・ひな形は、ネット上にデータがダウンロード形式で落ちているものがありますのでそれで問題ありません。もしくは転職エージェントがひな形を持っているので、データを送ってもらえるように依頼しましょう。

細かいですが、転職エージェントにデータを渡す際には、ExcelもしくはWordのデータ形式が良いと思います。

PDFデータにしてしまうと作成日付欄等が、修正・加工ができないためです。

履歴書・職務経歴書のひな形ダウンロードサイト

【項目別】職務経歴書の記載例とポイント

職務経歴書は、新卒時には一切存在しないレジュメのため、不慣れで書き方について困る方が多いです。

色々なひな形や形式があるので、一概に絶対なルールがあるわけではないのですが、よく使われる主な情報項目としては以下になります。

  • 職務要約
  • 職務経歴
  • 資格
  • 自己PR/志望動機
職務経歴書のサンプル

それぞれ以下で具体的に解説していきますね。

職務要約は2〜3行で簡潔に

職務経歴書の冒頭に記載する職務要約欄には、今までの職務経歴のまとめ・概要を記載します。

例えば以下のようなイメージです。
2〜3行でわかりやすく、どこで何を担当していたのか。そこで誰に対して何をどのように仕事をしていたのか、等をまとめて記載します。

記載例
●●株式会社にて、〜〜サービスの営業。現在入社4年目であり、△△業界の新規顧客開拓に専念。提案する商材の幅は広く、社内インフラ環境の再構築/コンシューマ向けアプリ制作/営業向けデジタルカタログ制作/受注センターのコンサルティング及び運用/コールセンターを利用したセールスサポート業務、等の提案を行う。

職務経歴は「具体的に」「わかりやすく」

職務経歴書の次の段に記載する項目として、職務経歴があります。

書くべき情報は、「所属企業の情報」と「所属部署や自身の職務内容」の2つです。職歴が複数ある場合は、新しい職歴から順に記載します。

そもそも人事や面接官は、異業界や会社の人だったりする事がほとんどなので、あなたの会社や業界、仕事内容がどのようなものかよくわかっていません。

ですので、小学生に伝えるつもりで、とにかく、わかりやすく伝える事を意識しましょう。

所属企業の情報
  • 所属期間(例、2010年4月〜現在)
  • 社名
  • 事業内容
  • 資本金
  • 売上高
  • 従業員数
所属部署や自身の職務内容
  • 所属部署
  • 部署人数とその内訳(チーム人数や管理職人数等)
  • 当該部署の配属期間(例、2010年4月〜現在)
  • 自分の役割(例、●●商材の営業担当。●●エリアの新規開拓担当)
  • 職務概要・サマリー(配属部署での自分の役割・ミッション・仕事内容)
  • 職務スタイル(営業であれば、営業スタイル。新規or既存顧客担当、対面・非対面等)
  • 関係者(取引顧客、顧客の業界、予算規模等)
  • 実績(特筆すべき成果・実績・達成率等の数値、表彰歴等)

資格欄の記入は自由

資格欄は、単純に保有資格を記載する箇所です。正直記載しなくても構いません。履歴書に記載していれば問題ないでしょう。

記載例
・普通自動車第一種免許
・TOEIC 600点

自己PR・志望動機は400文字程度でまとめる

自己PR・志望動機欄については、最後の締めの文章として、数値では表せられない定性的な文章で、400文字程度でまとめます。

自分の意気込みや大事にしている考え方、その仕事への熱意や志望動機など、記載する内容は人によっても様々です。

部署での特筆すべき成果を出せた理由や、意識的に取り組んだ事、学んだ事等を記載するのも良いでしょう。

自己PRや志望動機が思いつかない、と悩んでいる方は以下の記事も参考にしてみてくださいね!

【完全保存版】志望動機が思いつかない20代転職者の方たちへ
【転職面接】すぐに使える自己PRの考え方・答え方を伝授【回答例】

職務経歴書は面接官のツッコミ材料でもある

面接をしている様子

転職活動における職務経歴書の利用シーンは、書類選考だけではありません。

面接時に面接官が候補者・転職者に対して、質問するための材料としても利用されます。

1つ目を意識している人は多いと思うのですが、意外と2点目を意識している人は少ない印象です。

そのため、1つ目を過剰に意識してどんなにキレイな職務経歴書を書いたとしても、面接ではそれを材料にツッコミを受けるので、回答がしどろもどろになってしまっては意味がありません。

面接官とのコミュニケーションツールとしての職務経歴書の役割を意識して、作成する事もコツの1つです。

わざと面接官が興味を惹くようなツッコミどころを罠として仕掛けておき、実際に面接中にその箇所を突っ込んでもらったら、すかさず、その詳細やポイントを明確に回答できるようにしておく等、のイメージです。

書類通過だけを意識してキレイな事だけを記載するのではなく、その情報を元に、面接官との会話が盛り上がるような内容を設計・設置しておく、といった視点を持っておくと良いかと思います。

面接突破のコツは、以下の記事で詳しく解説しているので合わせてご覧ください!

転職面接でよく聞かれる質問集!成功率を上げる対策法を徹底解説

 

成果を出せた要因は言語化しておこう

職務経歴書には現職での成果を書くわけですが、成果を出せた要因を必ず言語化しておきましょう。

というのも、面接で必ず質問されるからです。

現職で成果を出せていても、言語化できていなければ再現性がないと判断されてしまいます。

ですので、職務経歴書に書いた成果に関しては、どんな取り組みや改善によって成果が出たのかを言語化して、面接で答えられるように準備しておきしょう。

面接で的確に答えられるように、事前に整理しておくと良いですね。

 

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