転職でSPIは必要!?転職エージェントがSPI対策について説明!
これから転職のために、企業へ応募してみようと思っている人、またはすでに応募している人の中には、企業の選考でSPIがあるという人もいるのではないでしょうか。
そもそも初めてSPIを受ける人や、新卒のときに受けたけど転職のSPIでは何か違いがあるのか?など、色々とわからないことが多くて不安なことも多いですよね。
そこで今回は、転職でのSPIについて徹底的に解説していきたいと思います。また、SPIの対策法やどの程度正解していれば合格するのかなども合わせて紹介していきます。
転職でのSPIとは
SPIは新卒の採用でおこなわれる印象が強いですが、最近では中途の採用でもおこなう企業が増えてきています。
そもそもSPIとは、Synthetic(総合的な) Personality(個性・性格) Inventory(評価)の略で、企業が就活生の能力を測る筆記試験として、現在は1万社以上が導入しています。
SPIには全部で3種類あり、それぞれ以下のようになっています。
SPI-H | 高校生の採用時に使われる |
---|---|
SPI-U | 大学生の採用時に使われる |
SPI-G | 中途者の採用時に使われる |
基本的にSPIで出題される問題は、新卒と中途でも変わらずに「言語問題」「非言語問題」「性格検査」の3つとされています。企業によっては希に英語問題が出題されることもあるようです。
この言語問題と非言語問題とは、いわゆる国語と数学です。レベルとしては、中学卒業くらいの問題が出題されます。
中途者を採用するときに使用される「SPI-G」は、言語問題の難易度が少し高めで、非言語問題が少し簡単とされています。
ただ、新卒で使われる「SPI-U」と「SPI-G」では、そこまで出題される問題に違いはありません。ほぼ一緒だけど、多少違うくらいの認識で良いです。
SPIは転職者を深く理解するためにおこなわれる
SPIは履歴書だけでは判断できない転職者の適正などを、企業が深く知れるように開発されたものです。企業側はどれだけ効率的に、人柄や適性を重視した形で、大量の採用候補者を絞り込むかが重要です。
SPI試験は、それができる網目を持った"ふるい"の役割として利用されています。
転職のSPIではどういう問題が出る?
SPIの試験では、大きくわけて以下の2種類があります。
- 能力検査
- 性格検査
これら2種類は、どのような問題が出題されるのかを解説していきます。
能力検査
能力検査は、働く上で必要な基礎能力を図る検査です。具体的には、「言語分野(国語)」と「非言語分野(数学)」の2種類の問題を通して、問われていることを理解し、どういったロジックで考えれば答えが出るか効率よく処理する能力を測ります。
言語分野では、言葉の意味や話の内容に対する理解力を問われる問題が出題されます。うってかわって非言語分野では、数的な処理や論理的思考力を図る問題が出題されます。
また、企業によっては英語の問題が出題される場合もあります。
問題例
答え:24/35
性格検査
性格検査は、転職者がどのような仕事や組織に向いていそうかなど、人となりを把握するための検査です。実際の検査内容については日頃の行動や考え方など、多角的方向から質問されます。
具体的には物事や人、目標などに対する考え方などについて2つの選択肢が提示され、どちらが自分に当てはまるかを選択していきます。
問題例
A:1人で行動するのが好きだ
B:みんなで行動するのが好きだ
→当てはまるほう
を選択
SPIの対策方法
今紹介した問題を見て、すぐにできなくても、しっかり対策をすればできるようになるので、安心してください。
そのためのSPIの対策方法を解説していきます。基本的に、言語問題と非言語問題は、中学高校レベルの問題が出題されます。
問題のレベル自体はそこまで高いわけではありませんが、出題の方法にかなり癖があるんですよね。筆者が今まで相談を受けてきた人達の中にも、SPIを受ける人達はいましたが、全員に「SPIノートの会」という対策本をおすすめしています。
SPIは問題に癖があるのと同時に、そもそもの問題数も多いのです。正直に1問1問解いていたら、確実に時間内には終わらないようにできています。その効率的な回答方法なども、「SPIノートの会」には乗っています。
癖のある問題に対して、対策するためのヒントやコツなんかを教えてくれる、いわば攻略本的なものです。これと、転職版の問題集が1つあれば良いです。問題集についてはとくにどの本が良いというのはありません。
問題集はとりあえず1冊やってみて、ダメだったところをもう1度反復する程度で良いです。もし余裕があれば、2度ほど反復しておけば十分でしょう。
転職のSPI対策をするなら転職エージェント
SPIをはじめ、自力で志望企業の選考対策をするのに不安がある人は、転職エージェントの活用もオススメです。
各企業の選考におけるSPIの重視度合いなどを把握した上で適切なアドバイスをもらえるだけなく、その後の面接対策も無料でサポートしてもらえます。
企業の採用担当とのリレーションが強いエージェントであれば、各選考において「ちょっと失敗してしまったかも…」という場合も、個別で採用担当者に対してフォローを入れ、選考の通過可能性を広げてくれるケースもあるんですよ。
数多くの選択肢の中から幅広く求人提案・サポートして欲しい方は大手総合型エージェント。
ある程度方向性が決まっている方は、志望業界や職種に特化したエージェントで専門性の高いサポートを受けるのがオススメです。
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SPIテストの実施方法は4種類ある
SPIには4つの実施方法があります。応募企業によって、どの方法でテストをおこなうかは異なります。主に以下4つのいずれかの方法で実施されます。
- Webテスティング
- テストセンター
- ペーパーテスティング
- インハウスCBT
上記4つの中でも、実施方法が「Webテスティング」と「テストセンター」でSPI試験をおこなう場合、注意したほうが良いことがあります。この2つは、受験者ごとに出題される問題が違います。そして、出題された問題ごとに制限時間が設けられています。
基本的にテストはPCでおこなわれることがほとんどなので、誤った回答を選択してしまっていても、先に進んでからは元のページには戻れません。
以下から詳しく解説していきます。
Webテスティング
インターネット環境に接続できるパソコンから受検する形式です。指定された受検期間内で都合の良い時間に自宅や学校などのパソコンから受検します。
中途採用でSPIがある場合は、この方法で実地されることが多いです。
テストセンター
SPIを開発するリクルートキャリアが用意する会場のパソコンで受検する形式です。指定された受検期間の中から都合の良い日程・会場を予約し、受検します。
ペーパーテスティング
応募先の企業が用意した会場で、マークシートで受検する形式です。一般的な資格試験と同じやり方です。
インハウスCBT
応募先の企業に出向いて、企業内のパソコンで受検する形式です。
SPIの結果は合否にどのくらい影響する?
SPIの正解率は新卒では約8割必要と言われています。この知識のまま中途でSPIを受けるときに、同じように8割は正解しないとダメだと思っている転職者は多いですが、実は中途のSPIの正解率は3〜4割で良いです。
これに加え、性格検査で企業とマッチしている人材だと分かればSPIについては問題ないと言えます。検査の結果は得点が高ければ良いというものでは無く、企業の水準を満たせているかという観点で見られています。
とはいえ、流石に回答率が3割を切ってしまうと、合格ラインを下回ってしまいます。例えばSPIのテストが面接前の段階である場合は、書類選考の段階でお見送りとなってしまうでしょう。
ちなみに、この正解率については企業によって基準が違います。ですが、新卒のように8割正解しないとダメということはほとんどなく、高くても5割くらいの正解率を求められる程度です。
SPIの試験で気をつけるポイント
筆者が思う、SPIで気をつけて欲しいポイントは、先ほど対策法を紹介した言語問題や非言語問題よりも、性格検査です。
実際、言語問題と非言語問題のできがよくても性格検査で不合格にされてしまうことが稀にあります。
性格検査の気をつけるポイントは、他のコラム記事を見てみると「素直に答える」「嘘をつかない」などと書いてあることが多いですが、正直言ってこれは間違いです。
まずは面接を通過することを目指すべきなので、性格検査では会社や職種に合わせてキャラクターを作り上げて回答すべきです。
ただ、問題の中には「今まで嘘をついたことはありませんか?」というような、良い回答をすると明らかに嘘とわかるような問題もあるので、そこだけは注意しておきましょう。
「能力検査」ではある程度の練習問題を実施しておきましょう。とは言え、あくまで足切りのためなので、時間をかけるのは得策ではありません。その分、面接対策などに時間を割いたほうが良いですよ。
また、SPIの落とし罠として、正解率だけではなく、回答率も見られています。数多い問題をいくつ回答したかによって、転職者がどのように業務を遂行していくのかを図るために、回答率というのも重要になってきます。
選考対策は転職エージェントに相談しよう
転職を成功させるためには、SPIの対策だけでなく、書類選考や面接の対策も重要です。
転職エージェントは、企業の採用担当者に直接「企業がどんな人材が欲しいのか」をヒアリングしているので、企業HPにすら載っていない生の情報を知っています。
履歴書や職務経歴書だけでは伝わらないあなたの魅力を企業に伝え、企業の特性に合わせたサポートをしてくれるので転職を有利に進めることができます。
「自分にはどんな企業や仕事があっているの?」という疑問にも、数多くの転職サポートの経験から客観的なアドバイスをもらうことができるので相談してみて損はないと思います。
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