転職エージェントとの電話面談は何をする?事前準備・メリットや聞かれる内容について解説
転職エージェントとは電話面談のみで大丈夫なのかについて、実際に聞かれることや対面面談との違い、流れを現役エージェントが徹底解説します。
電話面談をするメリットや注意点、事前準備するべきことも紹介します。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
転職エージェントとの電話面談と対面面談は大きな違いがない
転職エージェントとの面談方法には、対面面談の他に電話面談、オンライン(Web)面談がありますが、どの方法でも面談の内容やサポートの質に大きな違いはありません。つまり、電話面談のみでも転職成功することができるというわけです。
一方で、電話面談は場所を選ばずに気軽に会話ができるので取り入れやすいメリットもありますが、相手の顔が見えないので伝えたいことが伝わりづらいといったデメリットもあります。
近年ではSNSの発達により電話以外でのコミュニケーションが取れるようになりました。そのため、電話でのコミュニケーションに苦手意識を持つ人が若手を中心に増え始めています。
しかし、転職は今後の人生を決める大きな出来事です。文章だけのやりとりでは認識にズレが生まれやすく、その結果として転職先選びにミスマッチが出てしまうことも考えられます。電話面談に心配や懸念、苦手意識があるから避けるのではなく、思い切って相談したほうが転職活動は上手くいくものです。
転職エージェントも求職者の事情は把握しています。電話面談を進めやすいように、さまざまな工夫をおこなっています。
とくに大手転職エージェントは多くの求職者をサポートしてきた実績があります。これまでの支援に基づいて、相談しやすい雰囲気作りにも力を入れているので、まずはどんな雰囲気になるのかを把握する意味でも登録してみると良いです。
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転職エージェントの評判やおすすめランキングについて、下記の記事も一緒に読まれているので参考にしてみてください。
転職エージェントと電話面談するメリット
転職エージェントと電話面談するメリットを紹介します。
電話面談には対面面談にはない以下のようなメリットもあり、人によっては電話面談のほうが気楽に感じることもあります。
転職エージェントと電話面談するメリット
時間が有効活用できる
電話面談だと時間を有効活用しやすいです。電話面談でキャリアアドバイザーと面談を実施すれば、直接転職エージェントの拠点にいく必要がないため、移動時間が節約することができます。
転職エージェントの拠点が遠かったり、遠方に住んでいる場合は移動と交通費だけでもかなりの負担になります。電話面談ではその移動の負担がなくなります。
また、わざわざ有給を取らなくても平日の仕事終わりに電話面談を受けることができるのも電話面談の大きなポイントです。
それはオンライン面談でも同じことが言えますが、オンライン面談はインターネット回線の影響を受けたり、アプリやツールにログインする準備が必要になります。しかし、電話面談は「受信」ボタン1つで始められる手軽さがあるのです。
実際に、昼休みの時間、出先の社用車の中から電話面談を受ける人もいました。スキマ時間などを有効利用して面談が受けられるのも、電話面談の魅力です。
服装や身なりを気にしなくていい
電話面談は、相手の音声だけでコミュニケーションを取るため、視覚的な情報はなくなります。
これに不安を覚える人もいますが、服装に気を遣わなくて良いのはメリットとも言えるのです。
本来、対面面談やオンライン面談ではオフィスカジュアルが求められます。というのもキャリアアドバイザーの積極的なサポートを引き出すために第一印象を良くする必要があるからです。
しかし、電話面談は視覚的な情報がないので第一印象は声やトーンだけに限られます。極論ですが、服装はジャージでもTシャツでもまったく問題ありません。
転職エージェントとの面談で適切な服装については下記の記事で詳しく解説しています。
場所を選ばない
電話面談は、場所を選ばないで実施できるのもメリットです。
対面面談は転職エージェントのオフィス内に訪れる必要があり、オンライン面談は画面に余計なものが映らないように気を付ける必要があります。
しかし、電話面談は面談場所が指定されているわけでもなければ、背景や周囲が相手に見えないので気にする必要がありません。唯一気をつけるとすれば、周りがうるさくないことです。
周囲の音にさえ気をつければ、電話面談はどこでも受けられます。自分が落ち着いて過ごせる家でリラックスしながら面談を受けられるのが電話の魅力だと言えます。
緊張せず気軽に話せる
電話面談は、対面面談・オンライン面談と比べて緊張せず気軽に話せるメリットがあります。
電話面談は相手の表情や仕草を見ることができないので、その点が不便に思う人もいますが、実は相手の顔色を気にしないで良いという点では緊張する必要がなくなるのです。
転職エージェントの面談では、自分の経歴やスキル、強みや弱み、希望条件など自分の情報を提供するため、どうしても相手の反応を気にしてしまうという人もいます。
そういう人は相手の表情が見えない電話面談だと、反応を気にしないで良いので、より本音を話しやすくなります。
転職エージェントと電話面談する注意点
転職エージェントと電話面談をする際には、以下の注意点を意識しておいてください。
電話面談は気軽さがある一方で、相手の声のみでコミュニケーションを取るデメリットもあります。
そのデメリットがあるため、以下に注意する必要があります。
音声だけなのでコミュニケーションが取りづらい
電話面談だと相手の顔が見えないため、声のトーンや話し方でしかお互いを判断することができず、コミュニケーションが取りづらいというデメリットもあります。
コミュニケーションは言葉だけでなく、表情で感情を伝えたり、うなづくことで共感を伝えることで、相手に自分の感情を伝えています。
電話面談ではこれができないので、実際に自分が思っていたことと違ったり、伝えたつもりがうまく伝わっていなかったりということにもなりかねません。
このように、認識の齟齬などが生まれやすいという点には注意が必要です。対策としては「相槌は大きく打つ」「反応を少しオーバーにする」「分からないことは素直に質問する」と自分の考えが伝わりやすいです。
求人情報など視覚で確認しづらい
電話面談は音声だけなので、その場で求人票を確認できず、履歴書や職務経歴書も直接渡すことができません。
事前にメールなどで情報を送るなどすると、電話で話しながら求人やレジュメを見ながら話ができますが、それが難しいことも多いです。
そうすると、なかなか求人情報と企業情報を紐づけられなかったり、聞いた内容を忘れてしまうこともあるので注意が必要です。
都度メモをすることを心がけてみてください。1度に複数のことをするのが苦手な場合は、電話を録音するのもありです。ただ、録音を希望するのなら担当キャリアアドバイザーに確認を取るようにしてくださいね。
話すテンポは速くなる
電話のような言葉だけでコミュニケーションを取っていくと、どうしても話すテンポが早くなってしまう傾向にあります。
そのため、電話面談では初耳の内容を言葉で聞いて、瞬時に内容を理解しながら話を進めないといけません。
それを電話面談1時間以上のうちに処理し続けるとなるとかなり労力がかかります。さらにそんな中で聞いた内容をずっと覚えておくことも必要です。
重要なことは復唱して、自分の口でいうことも覚えておくテクニックの1つです。もちろん、メモを取るのも忘れずにおこなうと良いです。
また、よく分からない言葉が出てきた場合は、意味を聞き直すようにすると電話面談がより有益になりますよ。
転職エージェントとの初回電話面談の流れ・聞かれること
転職エージェントとの初回電話面談の流れと、聞かれることを紹介します。
面談の流れや聞かれる内容は、対面面談も電話面談も同じですが、電話面談の場合には「事前に履歴書・職務経歴書を送ってほしい」「求人票は追って送付する」といった追加の対応が求められることもあります。
また、電話面談は以下の流れで30分〜90分程度で実施されますが、所要時間は転職エージェントによって異なります。
転職エージェントとの初回電話面談の流れ
キャリアアドバイザーから電話を取る
電話面談の開始時刻になったら、キャリアアドバイザーから登録の電話番号に連絡があります。
求職者は電話を受けて電話面談がスタートします。
マナーとして3コール以内には電話に出るようにしてください。

末永

電話面談は基本的にキャリアアドバイザーから求職者へ電話をかけてくれます。
電話をかけると電話代がかかる配慮から、折り返ししても1度電話を切って、改めてキャリアアドバイザーから電話をかけてくれます。
電話代の費用は気にしないで大丈夫です。
挨拶・お互いの自己紹介
最初の面談はお互いに軽い自己紹介をしたり、挨拶をすることからスタートします。
自己紹介はまず信頼関係を築くために、雑談を交えながら以下のことを確認していきます。
自己紹介の内容
- 転職エージェントのサービス紹介(得意領域・強みなど)
- キャリアアドバイザーの紹介(得意領域など)
- 転職活動の目的・現状をヒアリング
転職活動の状況確認では、転職活動の進捗状況に合わせて、ほかのエージェントサービスに複数登録しているかについても確認します。
応募先企業の重複を防いだり、ほかのエージェント経由での選考スケジュール等を把握するのが主な目的なので、素直に答えて問題ありません。

末永

転職エージェントが気をつけているのが、他の転職エージェント経由での重複応募です。
別々のエージェントから職種は違っても同じ企業へ応募する場合に、トラブルとなる可能性があります。もし、トラブルに発展してしまった場合には、ブラックリストに入ってしまう恐れもあるので注意が必要です。
期間を空けずに同じ企業へ再応募をすることは基本的にできません。1年以上期間を開ければ問題ありませんが、それも企業によって異なります。同じ企業を紹介された場合、再応募したい場合は必ずキャリアアドバイザーに申し出るようにしてください。
転職エージェントのブラックリストに関して、心配な人は以下の記事も参考にしてみてください。
職務経歴・スキルの確認
自己紹介が終わると、これまでの職務経歴・スキルの確認がおこなわれます。
これまでの経験や培ったスキルを伝えるだけでなく、どのような実績や成果を出してきたかなども細かくここで聞かれます。
面談で聞かれること
- これまでの経歴
- 携わってきた仕事内容・担当業務
- 身につけたスキル
- 業務体制(何人チームかなど)
- 実績や成果
- 各職種の業務内容の深掘り(商材、顧客のアプローチ数など)
自分にとってもスキルや経験の整理になるので、小さい仕事だと思っていたことでも、余すところなく明確にキャリアアドバイザーに伝えるようにしてください。実は自分でも知り得なかった市場価値に気づくきっかけにもなります。
また、キャリアアドバイザーが「ここはもうちょっと深掘りして書いたほうがいい」など、履歴書と職務経歴書の添削もしてくれるので、詳細を伝えることを心がけてください。
自身の強みやアピールポイントの掘り下げ
職務経歴やスキルの確認に加え、自身の強みやアピールポイントも深掘りしていきます。
自分がこれまでどのような強みを磨いてきたか、どのような強みを発揮してきたかをエピソードを踏まえて伝えるようにしてください。
職務経験やスキルを踏まえ、自分でも気づかなかった強みを発見してくれるきっかけにもつながります。
転職理由やキャリアプランの共有
転職理由やキャリアプランを詳しく聞かれます。求職者がどのような仕事観や価値観を持っているかを把握し、キャリアアドバイザーが企業とのマッチングに役立てるためです。
転職理由、前職を退職した理由、転職後どのようなキャリアを積んでいきたいかなどはできるだけ詳しく伝えるようにしてください。
この転職理由やキャリアプランは、履歴書や職務経歴書に記載のない内容です。
電話面談で伝えるときには齟齬がないように、ゆっくり話し、要点を整理して伝えるようにすると良いです。
希望条件・希望年収のヒアリング
求職者が求人に求める条件や希望年収も細かく確認されます。
転職活動の軸になる内容なので、自分がどのような軸で求人を探してほしいかを伝えるようにしてください。
電話面談では、相手の感情が読み取りづらいので伝え方を工夫する必要があります。
希望条件は「譲れない条件に優先順位をつけて伝える」と認識の齟齬を防ぐことができ、年収は希望する年収に合わせて「年収は考慮できる最低年収」を伝えるなど、幅をつけておいたほうが良いです。
今後の進め方やスケジュールを共有
転職相談者のことをある程度知ったら、今後どういう流れで内定獲得をしていくのか、キャリアアドバイザーとスケジュールを握っていきます。
転職活動終了時期の目安があれば事前に伝えておくようにしてください。また、退職日が決まっているのであればそれも忘れずに伝えます。
電話面談の場合は、その場で求人票を見せることができないので、後日求人を提案し応募先を決めるという流れになります。
質疑応答
最後に質疑応答になりますが、電話面談ではこの質疑応答がかなり重要になります。
キャリアアドバイザーは求職者の顔が見えないので、通常なら表情などを汲み取ってアドバイスしてくれることも、電話面談では何に不安や疑問を抱いているのか、言葉でしか知ることができません。
電話面談だからこそ、転職活動で不安に思っていることや悩みがあれば、どんなことでも聞くようにしてください。
転職市場の動向、どんなキャリアプランを歩めるかなど、知りたいことでも大丈夫です。キャリアアドバイザーがその場で悩みを解消してくれます。

末永

転職エージェントとの面談は、キャリアアドバイザーが求職者を知る目的で実施されていると思いがちですが、求職者側も「自分に合う転職エージェントか」を見極める機会になります。
転職市場の動向、業界の動向など質問して知見を有しているキャリアアドバイザーかを見極めるのもおすすめですよ。
総合型の転職エージェントは、各業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しています。ぜひ参考にしてみてください。
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転職エージェントとの2回目以降の電話面談
転職エージェントの電話面談は初回の1度きりとは限りません。必要に応じて2回目の電話面談が実施されるケースがあります。
2回目以降は以下のようなケースがあります。
2回目以降の面談のケース
- 求人の紹介、求人情報共有
- 面接前の面接対策
- 面接のフィードバック
- 転職活動の相談
- 面接・選考辞退の相談
2回目以降は、求職者の経歴を聞くのではなく、メールでは伝わりづらい内容などを対話する目的で実施されることが多いです。
例えば、上記で挙げたキャリアアドバイザーからの求人の紹介、面接対策やフィードバックなどが該当します。
それぞれキャリアアドバイザーがアドバイスをしてくれる場になるので、電話面談でも充分有意義な情報を得ることが可能です。
転職エージェントとの電話面談を上手く進めるための事前準備
転職エージェントとの電話面談を上手く進めるために事前準備は欠かさないようにしてください。
声だけの電話面談だからこそ、スムーズな面談をするために事前準備は重要になります。
電話面談で準備すべきことは以下にまとめました。
履歴書と職務経歴書は事前に送っておく
履歴書と職務経歴書は事前にキャリアアドバイザーに提出しておくと良いです。
電話面談は声だけでコミュニケーションを取るので、履歴書と職務経歴書を事前に送っておかないと、聞き逃しや認識の齟齬が生まれやすくなります。
キャリアアドバイザーに自分の経歴を知ってもらうことは、自分に合う求人を紹介してもらいやすくなるので、効率的な転職活動にもつながります。
履歴書・職務経歴書は事前に提出しておくようにしてください。

末永

もし履歴書・職務経歴書の作成が面談当日に間に合わないのなら、経歴を書いた紙やメールを事前に送り、後日メールで送付するという応急処置的な対応でも問題ない転職エージェントもあります。
電話面談では、視覚で情報がわかるものを事前に送っておくようにしてください。
リクルートエージェントの職務経歴書ビルダー、dodaのレジュメビルダーなどのサービスを利用すると、簡単に職務経歴書が作成できます。
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履歴書・職務経歴書の書き方に関しては、以下の記事にもまとめているので参考にしてみてください。
面談で話すことをまとめておく
電話面談をするにあたり、面談で何を話すかまとめておくとスムーズです。
具体的には以下の内容をまとめておいてみてください。
事前にまとめておく内容
- 職務経歴
- 担当業務
- 実績・成果
- 実績・成果を出したエピソード
- 各社の退職理由(複数社経験がある場合)
- 空白期間の活動(空白期間がある場合)
- 強み・弱み
- 希望条件
- 希望年収
自分が何を話すかまとめておくと、いざ質問されたときも回答がしやすくなります。
電話面談は音声のみの面談になるため、テンポ良く話せないと「沈黙」が生まれます。「沈黙」は相手がどのような様子でいるかが分かりづらいので、電話面談ではさらに不安を煽ることになります。
また、意欲的に自分のことを伝えることで熱意のアピールにもつながります。
不安を抱えやすい人は、テンポ良く話せる準備をしておくのがおすすめです。
電話面談で手元に置いておくものを揃える
電話面談では、以下のものを手元に用意して面談に備えるとスムーズです。
電話面談で用意しておくもの
- 履歴書・職務経歴書
- メモ帳、筆記用具
- スケジュールがわかるもの
- キャリアアドバイザーから事前に共有された資料
これらを見ながら電話面談をしたほうが、理解も深まり、自分のスキルや経験の棚卸しにもつながります。
メモは必要に応じて取るようにすると良いです。
キャリアアドバイザーに聞きたいことを洗い出す
キャリアアドバイザーに聞きたいことも事前に洗い出しておくと、キャリアアドバイザーと信頼関係が築きやすくなります。
電話面談で相手の表情が見えなくて不安に思うのは、キャリアアドバイザーも同じです。
電話面談では、キャリアアドバイザーは求職者の考えや意向を少しでも理解しようとするために、求職者からの質問を大事にしています。そのため、電話面談ではかなり多くの質問が飛びます。
そのため、自分が不安に思うこと、疑問点、相談事項は書き出しておいて電話面談当日に伝えられるようにしておいてください。もちろん、ネガティブなことでも大丈夫です。本音を伝えられるようにしてください。
質問したいことは3〜4個ほど用意しておくと当日困りません。
転職エージェントとの面談で本音を伝えるべきかについては、以下の記事でも詳しくまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
ハンズフリー設定にしておく
電話面談はなるべくハンフリー設定にして、臨むようにすると良いです。
単純に手で持つのが大変という理由もありますが、手を使わないハンズフリー設定にしておくとメモが取りやすいという理由があります。
また、よくあるのがスマホで誤って「通話終了」のボタンを押してしまい、途中で切れてしまうというトラブルです。このトラブルを防ぐという意味でもハンズフリーにしておくとスムーズに面談が進みます。
ただ、状況によってはハンズフリーが難しい場合はマイク付きイヤホンを利用するのもおすすめです。マイク付きイヤホンを活用する際には、実際に家族や友人と通話し、ノイズや聞き取りやすさの確認をしておくと良いです。
転職エージェントとの電話面談で印象を良くするコツ
転職エージェントとの面談で印象を良くするコツを紹介します。
実は、キャリアアドバイザーの印象が良くないと企業への後押しが弱くなる可能性があるので、印象は良くしておいたほうが転職活動も成功しやすくなります。
しかし、電話面談は音声だけなので好印象を残しづらいのではと思う人もいますが、電話面談でも充分に好印象を与えられる方法があります。
ぜひ以下のコツを実践してみてくださいね。
声のトーンを意識する
電話面談では、声のトーンを意識すると好印象を与えやすくなります。
電話面談は声色で相手の印象を判断することになるので、いつもより高いトーンを意識し、ハキハキ喋るように心がけると「やる気」や「熱意」「前向きな姿勢」を持っている印象を与えます。
また、丁寧な言葉遣い、適切な敬語を伝えるとさらに印象を良くするので、声色や言葉遣いは気をつけるようにしてください。

末永

声のトーンを高くし、ハキハキした喋るようにするためには、口角を上げて大きい口で喋るように意識すると、自然に電話面談で好印象を与える声色になります。ぜひ試しにやってみてくださいね。
相槌を打つ
例え相手の顔が見えない電話面談でも、相槌を打つように心がけてください。
相槌はコミュニケーションの基本です。むしろ、相手の顔が見えない電話面談は、相槌はコミュニケーションを活発化させるのに役立ちます。
電話面談では、相手の表情が見えないので聞いているか、聞いていないのかを確認することができません。そこで、相槌を打つことで、相手に「聞いている」ことを伝えることにもつながります。
電話面談で相槌を打てれば、コミュニケーション能力が高いと判断される可能性も高まるので、相槌は意識してみてください。

末永

電話面談でうなづくように相槌をうっても、相手に見えないので意味がありません。
電話面談では声を出してみてください。相手が話す途中でも「はい」と相槌を打てば、キャリアアドバイザーもしっかり聞いていることを認識できるので、スムーズなコミュニケーションを実現できます。
結論から簡潔に答える
電話面談では、結論から簡潔に答えるほうがコミュニケーション力が高いと好印象を与えやすくなります。
電話面談は初耳から瞬時に内容を理解しながら会話を続ける必要があり、なかなか伝えたいことが伝えづらいというデメリットがあることをご紹介しましたが、それを払拭できるのが結論から答える方法です。
結論から簡潔に伝えることで、聞き手が伝えたいことを明確に理解でき、どの後の内容も理解しやすくなるので、認識の齟齬を防ぐことができます。
また、コミュニケーション力も高いと評価されるため、良い印象を持ってもらいやすくなるのです。
大事なことは復唱する
電話面談では大事なことは復唱するようにしてください。電話面談は視覚的に情報を得るヒントがないので、大事なことも忘れがちになる傾向にあります。
そんな時に便利なのが同じことを復唱して確認することです。
大事なことは復唱すると忘れることも少なくなるだけでなく、キャリアアドバイザーもしっかり理解していることがわかるので、安心できるだけでなく印象が良くなります。
転職エージェントとの電話面談でやってはいけないこと
転職エージェントとの電話面談でやってはいけないことにも注意しなければなりません。
転職エージェントの電話面談で以下のことをしてしまうとマナー違反になる可能性があり、印象が悪くなる可能性があります。
転職エージェントとの面談でやってはいけないことに関してもっと詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
当日連絡なしでバックれる
電話面談に限らず、当日キャリアアドバイザーからの連絡を無視して、バックレることは避けるようにしてください。
当日連絡なしでバックレることは社会人としてマナー違反です。
平日の夜の時間帯、土日などに面談を実施する予定であれば、キャリアアドバイザーもその時間まで残って面談の準備をしています。このように相手のことを考えた行動ができないと、社会人としてマナーがないとされ、企業へ推薦もできないと求人を紹介してくれなくなります。
もし都合が悪くなったら前日までに連絡を入れること、急遽電話面談ができなくなってしまったのなら、面談開始時間前までに電話で連絡するようにしてください。
騒がしい場所で電話に出る
電話面談なのに騒がしい場所で面談をするのは避けるようにしてください。
電話面談で、騒がしい場所で電話面談を受けてしまうと、双方話す内容が聞き取りづらくなるので、認識の齟齬をしやすくなってしまいます。
それだけでなく、配慮がない人材としてキャリアアドバイザーには映ってしまうので、印象が悪くなるのはいうまでもありません。
電話面談を受ける際は、騒がしくない場所を確保し、面談に適切な環境を整えるようにしてください。
やむえず騒がしい場所で電話面談を受ける場合には、周りに配慮すると共に、キャリアアドバイザーに、一言断りを入れるようにすると印象が悪くなるのを防げます。
一方通行でしゃべり続ける
電話面談では一方的にしゃべり続けないように注意してください。
電話面談はコミュニケーションが取りづらいため、必死に自分の考えを伝えようと一方的にしゃべり続ける人もいます。そうなると実はコミュニケーション力がないと判断されてしまう可能性もあります。
電話面談は、求職者の経歴やスキル、希望条件のヒアリングなどをメインにしていますが、実はキャリアアドバイザーが転職ノウハウの共有、企業情報の案内なども目的に含まれています。
電話面談で有益な情報を得るためにも、自分が喋ることは1〜2分で伝えられるようにまとめておいてください。
すぐに電話を切る
電話面談が終わってすぐに電話を切ってしまうのはマナー違反となるので避けるようにしてください。
一般的には電話をかけたほうから切るのがマナーとなっていますが、キャリアアドバイザーにとっては求職者が顧客となるので、キャリアアドバイザーよりも求職者が先に電話を切ることになります。
しかし、だからと言ってすぐに電話を切ってしまうのはマナー違反となるので、「本日はありがとうございました、失礼します」と挨拶をして、時間をあけてから切るようにしてください。
「もしもし」を使う
「もしもし」は電話に出るときによく使う感動詞ですが、ビジネスシーンで使うのはマナー違反となります。
電話面談では「はい、○○です。」と電話に出るようにしてください。
電話面談は表情や服装が見えないので、言葉遣いで人柄が判断される傾向にあります。そのため、「もしもし」などは使わないように心がけてください。
転職エージェントとの電話面談で役立つフレーズ
転職エージェントとの電話面談で役立つフレーズをご紹介するので、ぜひ以下を参考にしてみてください。
電話面談は表情が見えないので言葉遣いを重要視したほうが、相手の印象が良くなります。
電話を出る時 | はい、○○です。 お電話ありがとうございます。 |
---|---|
了承を伝えるとき | 承知しました。 かしこまりました。 |
聞き返すとき | 少々お電話が遠いようですので、もう1度お伺いできますか? |
相手の反応がない | 〇〇さん、申し訳ございません。聞こえていらっしゃいますでしょうか… |
お願いするとき | お手数おかけしますが〜 恐れ入りますが〜 |
転職エージェントと電話面談するなら
電話面談に不慣れな人や電話自体が苦手な人、口頭だけのやりとりが中心で転職活動がうまくいくのか、など電話面談に不安を抱えている人は多いと思います。
ですがここまでにお伝えしたポイントをおさえつつ、適切なエージェントを選んで信頼することができれば、電話面談でも心配はありません!
以下は現役転職エージェントの末永雄大が厳選したエージェントとその解説です。
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転職エージェントとの電話面談でよくある質問
転職エージェントとの電話面談でよくある質問をまとめました。
電話面談のみで転職活動を進める予定の人はぜひ参考にしてみてください。
転職エージェントが電話面談をリクエストする理由
転職エージェントから電話面談をリクエストされることもありますが、それには以下のような理由があります。
- 転職者が遠方に住んでいる
- 転職者の経歴が不十分でサポートができるか悩んでいる
- 転職者の経験やスキルが豊富で転職を成功させやすい
電話面談はキャリアアドバイザーが求職者の話を聞いて、実際にサポートしていけるか、どんなサポートをすべきかを確認するためにも利用されます。
面談時間なのに転職エージェントから電話が来ない
もしエージェントから連絡がない場合には、一度エージェント宛に電話をかけてみてください。
電話が来ない理由には以下も考えられるからです。
- 電話番号を間違えている
- 面談の時間を誤認している
- 前の面談が延びている
キャリアアドバイザーに緊急連絡先を教えてもらってあればその電話番号へ、もし教えてもらっていなければメールに記載されている直通電話にかけてみてください。直通がなければ代表電話で問題ありません。
そもそも電話が苦手
電話面談が苦手という人に対しては、まずzoomやGoogle MeetなどでのWEB面談を提案できます。
直接拠点に訪れる対面面談も希望すればできるので、面談方法はキャリアアドバイザーと相談してみてください。
電話面談以外も対応できる全国に拠点がある転職エージェントを知りたい
大手総合型の転職エージェントは、全国に拠点を持っているので対面面談にも対応できます。
電話面談のみで不安な人は総合型の転職エージェントを検討してみてください。
おすすめの大手総合型転職エージェント
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忙しくて電話できるタイミングがない
どうしても時間がない場合は運転中の電話面談でも良いですが、運転中は話を集中して聞くことも、考えて受け答えすることも難しくなります。それでは面談の意味が半減してしまいます。
よって、どうしてもという場合以外は集中してやりとりできる日に日程調整する時もあります。
実は、コロナ禍以降対面面談以外の方法が主流となっており、中でも面談方法として1番多く実施されているのが電話面談です。
弊社のエージェント事業も対面から電話面談を主軸にしてサポートをおこなっています。