転職エージェントと直接応募はどっちが受かりやすい?採用側視点で解説!
転職の際、エージェントを利用するか直接応募するか、どっちが受かりやすいのかをキャリアのプロが徹底解説します。
それぞれのメリットやデメリット、直接応募の際のメール例や内定獲得のポイントについても説明します。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
「転職エージェントより直接応募のほうが有利」が間違っている理由
「中途採用の求人には、直接応募したほうが企業の採用コストは安いから、転職エージェント経由よりも採用されやすい」「転職エージェント経由で応募すると不利になる」という話を聞いて、直接応募のほうが選考が有利に進むと考えている求職者もいますが、実はそんなことはありません。
確かに一見筋が通っているように見える理由ですが、応募先企業の採用事情によって、選考が有利になるかどうかは変わってきます。
希望する転職先によっては直接応募よりも転職エージェントを使ったほうが有利になる場合もあるので、基本的には転職エージェントは使うべきです。
その理由は以下に挙げた3つです。
転職エージェント経由のほうが選考通過率が高くなりやすい
以下の3つの理由から、自分で直接応募するよりも転職エージェント経由で応募したほうが選考通過率が高くなる場合があります。
- 応募企業に合わせた面接アドバイスが受けられる
- 応募企業にプラスαのアピールをしてもらえる
- 不採用の結果をひっくり返してくれる場合がある
応募企業の求める人材や過去の面接傾向を把握し、面接での受け答えやアピールポイントのアドバイスをしてくれる
書類提出の際、人柄や活かせる経験・スキルなどをプラスαで採用担当者に伝えてくれるので書類選考の通過率も上がりやすい
求職者が面接時にうまく話せなかったポイントを面接後に補足してくれたり、面接官のジャッジに関して採用責任者に提言し、もう1度面接の機会をもらえることもある
こうした結果、転職エージェント経由のほうが選考通過率が高まることが多いため、やはりエージェントは使うべきでしょう。
末永
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直接応募よりも転職エージェントがいい理由については、動画でも解説しているのでこちらも参考にしてみてくださいね。
直接応募を精査していない企業がある
コーポレートサイトからの求人応募に対して、すべての企業が応募書類を精査しているとは限りません。
とくに応募が殺到してしまう大企業や人気企業はその傾向にあります。
企業が欲しいと思っている人材だけでなく、企業が求める能力水準に達していない人材の応募も殺到します。そのため、採用担当者はすべての選考書類を精査する時間が取れなくなり、応募者の学歴や実績などで一定の足切りをおこないます。
企業は採用コストより人材の質を重視している
企業は採用コストよりも、人材の質を重視して採用をおこなっています。
直接応募ではなく転職エージェントなどを経由し、採用コストをかけてまで人材を採用する理由は、以下の2つが挙げられます。
- 高いスキルや意欲、実績のある人物を採用したい
- 応募者の条件や実力をきちんと見極めた上で、紹介してもらえる
企業にとっては、採用も投資活動の一環です。採用コストが安かったとしても、採用して売上や利益を上げられる人材でなければ、固定費が増えるだけでマイナスとなってしまいます。
採用担当者の目線だけでなく、転職エージェントという客観的な視点で自社に合いそうな求職者を紹介してもらえることで、より定着と活躍性の高い人材を確保できると考えている企業もあります。
そのため「採用コストが低い=転職に有利」とはならないんです。「直接応募なら企業側の期待値が低くなり、選考が通りやすくなる」ということもありません。
企業が転職エージェントに求人を依頼する理由は以下の記事でも詳しく解説しているので合わせてご覧ください。
ちなみに企業の採用コストは以下のように応募方法によって変わってきます。
応募方法 | 採用コスト |
---|---|
直接応募 (企業の公式サイトなど) |
0円 |
求人サイト (転職サイトや求人情報など) |
約40万円 (参考:マイナビニュース) |
転職エージェント | 年収の3割~4割 |
この中では転職エージェントがもっとも採用コストがかかります。しかし、採用コストをかけることで欲しい人材を採用しやすくなるため、転職エージェントを経由して採用活動をおこなっている企業は多いです。
ちなみに求人サイトの場合はさらに「前払い制の掲載料金型」「後払い制の成果報酬型」「無料型」の3つに分かれています。それぞれの採用コストは以下のようになっています。
掲載料金型 | 求人の掲載期間が定められている。 2週間掲載で約40万〜100万円が相場 |
|
---|---|---|
成果報酬型 | 採用課金型 | 採用した時点で料金が発生。 採用1口につき1万〜10万円が相場 |
応募課金型 | 求職者が応募した時点で料金が発生。 応募1口につき数千円〜2万円が相場 |
|
無料型 | すべて無料 |
転職エージェントを利用するなら直接応募は控えよう
転職活動において少しでも転職エージェントを利用する可能性があるのなら、求人に直接応募するのは控えたほうが良いです。
転職エージェントと企業の契約で、直接応募した求職者がその後転職エージェント経由でも応募してきた場合は、転職エージェント経由の応募は無効とされ、直接応募として扱われます。
採用コストが重複してかかってしまうリスクを避けるなどの理由で、先に応募があったほうを有効として扱うことにしているんです。
そのため、同時に直接応募と転職エージェント経由の応募をすることはできません。また、直接応募した企業の選考を途中から転職エージェント経由に切り替えることもできません。
さらに、基本的に同じ求人には1年以上経過しないと再応募することができないので、その点にも注意が必要です。
実際に転職エージェント経由で応募すれば落ちることなく内定を獲得できた、という求職者が非常に多く見られます。
転職エージェントに相談したけれど希望の求人が見つからないなど、直接応募のほうがメリットが大きそうな場合には、直接応募を検討してみてくださいね。
転職エージェントを利用するメリット・デメリットは以下の記事でも詳しく解説しています。
直接応募をおすすめしない5つの理由
求人企業への直接応募をおすすめしない理由は5つあります。
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それでは、以下でそれぞれデメリットについて詳しく説明していきますね。
複数の選考スケジュールが合わせにくい
通常、選考を受けた企業から内定が出ると、回答期限を3日〜1週間程度で区切られてしまうことが多いです。
なぜなら、企業側も内定を出した人が入社するかしないかによって、募集を1度ストップするのか、並行して選考している候補者をどうするのかなどを早期に判断する必要があるからです。
転職エージェントを利用していれば、各社の選考スケジュールが揃うようにやりとりをして日程調整をしてくれます。ですので、求職者も各社を相対比較しながら、慎重に選択・意思決定をすることができます。
選考に直接関係がない要素が評価されることがある
求人に直接応募する場合、履歴書の送付や面接の日程調整のやりとりも自分でおこなうことになります。
とくに、現職を続けながらの転職活動の場合は、企業からのメールや電話の折り返しが遅れてしまったり、書類の郵送などの依頼に対してタイムリーに対応できなかったりすることがあります。
その結果、企業側から「うちへの意欲が低いのかな?」「仕事ができない人かも」と思われてしまうリスクがあり、それが面接の評価に響いてしまうこともあります。
末永
転職エージェントを利用すれば、企業との電話・メールの対応はすべて担当のキャリアアドバイザーがおこなってくれるので、少しでもリスクを減らしたい人は使うべきだと言えますね。
また、選考との関係あるなしに関わらず、転職エージェントはマイナス評価の誤解を解いたり補うようなアピールをしてくれるので、あなた1人で選考を受けるより断然心強いですよ。
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選考のフィードバックを受けられない
案外見落としがちな点ですが、直接応募だと書類選考や面接のフィードバックを受けることができません。
転職エージェントを利用していれば、選考フェーズごとに企業担当者に対して合否の結果とともに感想やフィードバックを回収してくれます。
採用・不採用に関わらず、その理由とフィードバックをもらうことができるので、その反省を踏まえてさらに選考対策をブラッシュアップすることができます。
ちなみに、選考の振り返りは以下のような流れで深く考えると精度が高くなるので、参考にしてみてください。
- 今回の面接では何が課題であったのか?
- その課題が表出してしまったのはなぜなのか?
- どうすれば次回以降、その課題を改善・克服できると考えているか?
面接官は30分〜1時間という限られた時間の中で合否を判断をしています。1つ1つの質問の意図を汲み、的確な回答ができるように繰り返し練習をすることが大切です。
入社後ミスマッチの危険性がある
以下のような理由で、転職したあとにミスマッチ・早期離職してしまう失敗は非常に多いので注意が必要です。
- 企業・仕事内容の理解が浅いまま選考を進めてしまう
- 志向が定まっておらず、間違った選択をしてしまう
企業のホームページ・採用ページで得た情報は、求人企業の表層的なアピール情報であることが多いです。しかしながら、具体的な企業の事業内容や仕事内容まで把握・理解ができている応募者は少ないです。
結果、お見送りが続くまたは運良く受かり内定を獲得できたとしても、企業のことを十分に理解していないまま転職し、入社後にミスマッチに気づいて早期離職してしまうリスクがあります。
とくに第二新卒と呼ばれる20代後半の人や初めての転職の場合、自分が何をしたいのか固まっていない場合がほとんどです。
そもそも自分に合っていない企業に応募したときや、複数社の内定を獲得したときに、年収などの待遇面だけで意思決定してしまい、のちにミスマッチに気づいて後悔する失敗は後を絶ちません。
転職エージェントでは、その企業の具体的な事業内容や仕事内容だけでなく、社風やどんな人と働くのかといった詳細な情報を把握しています。
さらに「本当にあなたの現職・前職の課題や不満を改善・解決できる会社や仕事なのか」「転職の軸」などをプロの視点から客観的にアドバイス・棚卸しした上で、あなたに合う企業の求人を紹介してくれます。
結果として、入社後のミスマッチを減らすことができるので、転職エージェントは使うべきかと思います。
初めての転職での注意点や転職に失敗しないためのコツについては以下の記事も参考にしてください。
配属や年収などの交渉がしづらい
入社の内定を得たとしても自分で直接応募した場合は、これから入社するかもしれない相手と交渉するのは気まずいため、ついつい企業から言われるがままの配属や雇用条件になりがちです。
そこに転職エージェントという第三者が入ることで、配属についても事前に希望を提示して考慮してもらったり、給与条件も高められたりするケースがあります。
給与交渉について、さらに詳しく知りたい人は以下の記事も読んでみてください。
直接応募を検討したほうが良いケースもある
求人に直接応募するよりも転職エージェント経由で応募するほうが内定を獲得しやすいと説明しましたが、場合によっては直接応募したほうが良いケースもあります。
例えば、下記の業界・企業、職種は企業ホームページや転職サイトでの求人掲載が中心で、転職エージェントであまり求人を取り扱ってないことがあります。
そのため、転職エージェントを利用しつつ、直接応募も検討すると良いでしょう。
その理由を以下で説明していきますね。
公的企業への転職
NPOやNGO、学校法人や財団法人、JICA等の公的企業は、公募で転職希望者を集められる非営利団体のため、そもそも高い採用フィーを払うことができないという理由から自社ホームページでの採用が中心の場合が多いです。
上記のような企業への転職を希望する場合は、直接応募が良いでしょう。
大手企業や有名企業への転職
一部の外資系IT企業(=GAFAのAmazon以外)などはエージェントを使わない傾向があります。
こうした企業は、社内に「リクルーター」という採用専門職種を内製して、Linkedinなどのスカウト媒体を利用しての採用が主流になっています。
エグゼクティブクラスはヘッドハンティングで、若手メンバークラスの場合は転職エージェントを使わず公募やスカウトで採用するケースが多いですね。
また、毎年新卒採用を大量にしていて、1度就職したら定年まで勤めあげる人が多い企業も、中途採用をほとんどおこなっていないケースがあります。
具体的にいうと、大手メーカーや総合商社、メガバンクなどがその傾向が強いですね。
公募・エージェント問わず中途採用の枠自体が少ないので、定期的に企業の採用ページを確認して求人が出ていないか確認しつつ、タイミングを逃さずに応募する必要があります。
ただ、技術者や専門職などに関しては、その技術を有している人をピンポイントで転職エージェントで探したり、ヘッドハンティングしていたりするので、転職エージェントへの登録もしておくと良いと思います。
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大量採用が多い業界への転職
大量採用をおこなっている企業は、コストの割高な転職エージェントよりも自社の採用ページや転職サイトなどでの求人掲載に力を入れているケースが多いです。
具体的には以下の業界が大量採用をおこなっている傾向にありますね。
大量採用をおこなっている業界
- 飲食や不動産賃貸などの利益率の低い業界
- 美容・小売業界
- ソルジャー枠として営業職を採用する業界
とはいえ、近年は上記のような業界でも転職エージェントを使う企業は増えてきているように感じます。
また、潤沢に採用予算を持っている、一定の支払い能力がある企業が転職エージェントを利用することが多いです。ですので、転職エージェントも併用することで、そういった優良企業の求人に出会えるチャンスは増えるかもしれませんね。
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ベンチャー企業への転職
従業員数30名以下のベンチャー企業は、事業がまだ軌道に乗っておらず、採用コストをかけられない傾向があります。
また、大企業や有名企業よりも知名度が低く、転職したい!と思っている人材が少ないのが実情です。人手を増やしたいが採用にコストがかけられず、困っているベンチャー企業は多いんですね。
そのため、ホームページからの直接応募がくれば「とりあえず会ってみよう!」となるので、求職者は面接へと進みやすくなります。
WantedlyやLinkedinなどの新しい採用手法を利用している企業もあるので、合わせてチェックすると良いでしょう。
事務職で転職する
事務職は求められるスキルが他の職種よりも低いです。採用のしやすさから企業は必要以上に採用コストを払いたくないと考えているため、転職エージェント経由ではなく、直接応募で採用する場合が多いです。
ただ、数名の枠に大勢の応募が殺到してしまうのを避けたい、経理など特定の専門スキルをもった人材を採用したいという場合は、転職エージェントに求人を依頼していることがあります。
事務職やバックオフィスの仕事でスキルアップ・キャリアアップしたいという人は、転職エージェントの併用を検討しても良いでしょう。
地方の中小企業への転職
地方の中小企業の場合、そもそも転職エージェントを利用するカルチャーがあまりない、高い採用フィーを払えないなどの理由から公募が中心です。
地方でなくてもメーカーの2次請け・3次請けの中小企業にも同じ傾向があります。
地元の中小企業の求人を豊富に保有しているのはハローワークなので、こうした企業への転職を検討している人は、ハローワークの利用がおすすめです。
ハローワークを利用した転職のコツは以下の記事で詳しく解説しています。
直接応募のやり方
直接応募のやり方として、メールの文例テンプレートをご紹介します。簡単な自己紹介を添えるようにしましょう。
NG例
はじめまして。鈴木太郎と申します。採用ページを見て応募させて頂きました。よろしくお願い致します。
ok例
鈴木太郎と申します。貴社の採用ページを見させていただき、カスタマーサクセス職に応募させて頂きたくご連絡致しました。私は〇〇大学卒業後、新卒採用サービス運営企業にて約3年間、法人営業に従事し、現在は転職活動中の立場になります。法人営業の経験を活かし、キャリアアップしたいと考えていたところ、貴社の募集ページを拝見させて頂きました。もしよろしければ選考していただければ幸いです。よろしくお願い致します。
末永
できれば在籍していた社名は具体的に記載することをおすすめします。文字数に余裕があればもう少し自己アピールしても良いでしょう。どんな経歴なのか、貢献できるポイント、応募しようと思った理由など、簡単に説明できていると親切です。
会社によっては、問い合わせフォームに文字数制限をしている企業もあるので、その場合は最大文字数を考慮して、入れられる情報だけを入れるようにしましょう。
古い会社はいまだに「郵送で送ってほしい」と書かれていますが、そもそも募集終了していて放置しているケースもあるので、事前に電話かメールして選考を受けたい旨を伝えてみても問題ありません。
直接応募のやり方(電話編)
はじめまして、わたくし鈴木太郎と申します。貴社の採用ページを拝見させていただき、選考を受けたいと思ってお電話させていただいたのですが、採用担当者の方はいらっしゃいますか?・・・はじめまして、わたくし鈴木太郎と申します。貴社の採用ページを拝見させていただき、営業事務職の選考を受けたいと思ってお電話させていただきました。まだ募集は継続されていますでしょうか?継続中であれば一度選考を受けさせて頂きたいのですが、どのようにすればいいか今後の選考フローを教えて頂けますでしょうか?
しっかりとした応募専用フォームを設けている会社もあります。年齢や住所の記載だけでなく、履歴書や職務経歴書を添付できる仕組みになっていますので、事前にしっかり準備しておくことが大切です。
直接応募のやり方は企業の状況により変わりますので、適切な対応を心がけるようにしましょう。
直接応募で内定を獲得するポイント
転職エージェントを経由せず、直接応募で内定を獲得するためには、自己分析や企業研究、面接対策を徹底的におこなうことが大切です。
というのも、直接応募は転職エージェントというプロを頼らず、自分1人の力で選考に臨む必要があるからです。
面接官に魅力的な人材だと思ってもらえるように、自分ですべて準備・対策をすれば、直接応募でも内定を獲得できます。
以下では直接応募で内定を獲得したい人向けに、自己分析や企業研究、面接対策について詳しく解説します。
自己分析を徹底的にやる
自己分析は選考対策はもちろんのこと、転職先を選ぶ際にも大切になるので、徹底しておこなうようにしましょう。
というのも自己分析をしっかりおこなわないと「自分がどんな仕事がしたいのか分からない」「どんな仕事が向いているのか分からない」といったように、転職軸が曖昧なまま求人を探してしまうからです。その結果、転職先選びでミスマッチが生じてしまうことが多くなります。
また、自分にどのようなスキルや強みがあるのか把握していないと、自己PRと志望動機の両方を上手く伝えられず、面接でお見送りになる可能性が高まります。
将来の自分がどうなりたいのかを踏まえながら、自己分析で下記の3点を明確にしてみましょう。
-
過去
なぜ前職を選んだのか? -
現在
なぜ前職を辞めたのか? -
未来
なぜこの会社に応募したのか?
この3つをきちんと答えられるように自己分析するのが大事です。うまく自己分析ができない場合は、しっかりと準備するためにも転職エージェントを使うべきでしょう。
自己分析のやり方について、さらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
企業研究をやる
企業研究は、選考対策をする上で大切な要素です。その企業について詳しく把握していなければ、志望動機を考えることも面接で評価される回答をすることもできません。
転職においての企業研究は「最低限調べておくこと」と「プラスαで調べておくこと」の2つに分かれています。
それぞれ、どのような情報を収集すれば良いのか、以下で簡単に紹介します。
最低限調べておくこと
- 会社概要
- 経営方針・理念
- 商品・サービス
- ターゲット顧客や市場
- 業績
- その企業の業界内での位置づけ
プラスαで調べておくこと
- 転職したいと思っている会社で、自分がやりたいと思っていることが実現できるか
- 現職で不満に思っていることが解決できるか
転職活動をするということは、現状に対して何かしらかの不満を持っているからですよね。その不満を解消できるのか、もしくは目的を実現できるのかどうかを検証するための情報が「プラスα」になります。
例えば、新規営業をやりたい場合、求人企業での新規営業と既存営業の割合がどれくらいなのかを調べておく必要があります。
企業研究の詳しいやり方について、さらに詳しく知りたい人は下記の記事も読んでみてください。
面接対策を入念にやる
面接で面接官が知りたいのは「うちで長く働いてくれそうか(=定着性)」と「うちで成果を出してくれそうな人材か(=活躍性)」の2つです。
面接という限られた時間の中で、面接官は「採用コストや人件費をかけても採用するメリットがあるのか」をジャッジします。
面接対策をする上では、これらの視点を理解し、以下の4点を話せるようにまとめておくようにしましょう。
- 自分のやりたいこと
- 退職理由
- 転職先の選定要件
- 自分の強みや実績
面接官は応募者が自社の社風とマッチしているのかを判断するために、価値観に関する質問を中心にします。
そういった質問に答えられるように、自分がどういう人間なのかを回答するための材料を自己分析によって洗い出し、整理しておく必要があります。きちんと面接対策をして準備万全にしたい人なら、やはり転職エージェントを使うべきですね。
面接でどのような質問をされるのか、その答え方についてさらに詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
エージェント経由で応募した企業から直接連絡が来た際の対処法
転職エージェント経由で応募したのに、企業から直接連絡が来たという経験がある人もいると思います。基本的には転職エージェントの担当者経由で連絡をおこないますが、直接連絡が来るケースは2つあります。
- 直接アプローチしたい場合
1次面接実施後や最終面接実施後に、企業側からの評価が高く採用しにいきたい温度感の場合です。アプローチなどをおこなう上で、応募者に直接コンタクトを取るケースがあります。 - 早急に状況を確認したい場合
面接にて応募者が時間になっても面接に来ないときなど、早急に状況を確認するためです。
企業から直接連絡が来た際には、誠実な対応を心掛けるようにしましょう。なぜなら、面接前の場合は電話対応などで心象が印象付けられてしまうことがあるからなんですね。
そのため、どんなに忙しかったとしても決して悪印象を与えてしまわぬように、誠実な対応をするようにしましょう。
末永
逆に応募した自分から転職エージェントを経由せずに、企業に直接連絡しても良いのか質問を受けることもあります。
結論から申しますと、自分から企業に直接連絡するのは控えたほうが良いです。というのも、基本的には転職エージェント経由で企業と連絡をおこなっているからです。
ただし、面接時間の直前に突然のトラブルや現職で緊急の対応が入ってしまい時間に遅れてしまう場合には、企業に直接連絡をしてOKです。
【タイプ別】使うべき転職エージェント
転職エージェント経由で応募すると思っている以上にメリットも大きい、と話してきましたが、自分に合った転職エージェントを利用しなければ意味がありません。
実は、転職エージェントによって保有している求人が違いますし、得意としている領域も異なります。だからこそ、自分に合う転職エージェントを使うべきなんですね。
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