「好きな事を仕事にする」の罠

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アクシス株式会社 代表取締役 末永雄大
新卒でリクルートキャリア入社。その後、サイバーエージェントにて集客支援を行う。 2012年転職エージェントとしてアクシス株式会社を設立。 ■Yahoo!ニュース(個人):IT/キャリアコンサルタントが語る「働き方3.0」 ■オールアバウトガイド:「キャリアプラン・転職ノウハウ」ガイド

こんにちは、自立型人材の転職・キャリア支援に特化した転職エージェント、アクシス代表の末永 雄大(すえなが ゆうた)です。

弊社運営サイト転職エージェントが語る「すべらない転職」では、主に20代〜30代前半のビジネスパーソンを対象に、転職者に向けて転職のプロがぶっちゃけで転職やキャリア形成ノウハウをお伝えしています。

「好きなことでお金が稼げたらいいのに…」誰でも一度は考えたことがあると思います。

20代・30代の方を中心に多くの方の転職相談に乗ってきましたが、「自分が好きな○○に関わる仕事がしたい!」という気持ちを志望理由に挙げる方は非常に多いです。

今回は「本気で好きなことを仕事にしたいなら、それを達成するために企業から求められる能力は何なのか考えよう」というお話をしたいと思います。

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HORIEMON.COMの記事が話題に

Facebookの私の友人・知人のタイムライン上で、HORIEMON.COMに掲載された以下の記事が話題になっていました。

・好きなことで生きていくためにはなにが必要?ホリエモンが趣味をマネタイズするための絶対条件を語る/堀江貴文のQ&A vol.571〜本当に好きな事とは!?〜

高度経済成長も終わり、20年も続く不況・デフレを経験してきた若者層は、「会社のために身を粉にして働いていればその内報われる」といった盲信は既にしていません。

そうした背景があってか、ワークライフバランスなどの働き方や待遇面、共感できるミッション・ビジョンやカルチャーなどの要素を仕事に対して求めるようになってきています。

その中で、「仕事そのものを苦痛なものではなく、自分が好きな事自体を仕事にしてしまえば良いのでは?」といった発想からか「自分の好きな事を仕事にしよう!」といった論調の記事や求人広告コピーが増えてきているように感じます。

今回の記事も、そうした相談者に対して、ホリエモンが切れ味抜群な視点で回答をするといった内容なのですが、私自身は日々多くの20代を中心とした転職者の相談にのっている中で、その中でもゲストのでLiNK-UP株式会社の創業者小田吉男さんの以下の発言が個人的には共感しました。

しかし、今回のゲストでLiNK-UP株式会社などの創業者 小田吉男氏はそもそも質問者のいう「好きなこと」が本当の好きなのかどうかが疑問だと話す。彼らの周りにいる好きなことを仕事にした人たちは、それこそ周りから見れば尋常でないほどの趣味だからこそ仕事にできたのだ。

それに比べて生きる方法ばかりを考えている質問者は、「一般的な仕事をするのが嫌だから好きなことに逃げているだけなんじゃないかな?」と小田氏は話す。仕事にできるほどの「本当の好き」とは、一体どんなものなのだろうか?(上記記事中から抜粋・引用)

好きな事・モノを消費する事と、好きな事・モノを仕事にする事の違い

僕は「本当の好き」と「逃げの出口としての好き」は大きく違うと思います。

極端な例えですが、僕はカレーを食べるのは大好きですが、カレーを作り料理するのは苦手だし、全くやりがいは感じません。

好きな事やモノは消費者として好きではあっても、サプライヤー(供給者)側として「好きになれるか」「やりがいを感じられるか」は全く別の話です。

「そんなの当たり前じゃん」と思われるかもしれませんが、日頃転職希望者や若手のビジネスパーソンのキャリア相談に乗っていると、「好きな事や物を仕事にする・サプライヤーになる」ということを、これと同じレベルでしか考えられていないという人は意外と多いです。

好きな事やモノをビジネスにするなら、サプライヤー側の「ビジネスモデル」や「生産工程」「役割分担」「適性」「ミッション」などについて具体的にイメージを持ち、理解することが必要です。

しかし、僕が今まで相談に乗ってきた「好きな事・モノを仕事にしたい」という人の大半はそれができていません。

その時点で本当にやりたいの?好きなの?本気なの?と疑問に感じてしまいます。

好きな事をやるための手段も含めて考えられているか?

また、「好きな事を仕事とする際に、具体的にどのように関わっていきたいのか?」という論点で、話を掘り下げていくと、「好きなモノを作りたいのではなく広めたい」に行き着く方は多いです。

好きな事・モノを仕事にしたいと仰る方は、全員理系というわけではないし、多くの方は製造工場の現場で、生産管理・生産技術などの工場のライン業務をやりたいというわけではないようです。

しかし、好きな事・モノを広げる役割となると、マーケティングの専門性を高めなければいけませんが、「マーケティングを学ぶために別業界の企業で修行する」という回り道はしたくないと言う方がいます。

みなさんが好きなものとして挙げる製品・サービスのリーディングカンパニーは、ブランド力があります。マーケティングがうまいし、本気で力を入れています。

つまり、社内に優秀なマーケティングの専門家がいるのです。

そうした会社が中途採用でマーケティングの担当者を採用する際に、なぜマーケティングの専門性のない方を採用する合理性があるのでしょうか。

好きな事を本気でサポートしたいなら、何かしらのプロにならなければ(好きな事・モノをビジネスにしている企業が求める能力を極める)、貢献できません。

どんなビジネスも貢献性が高い方が選ばれるし、頼られるし、求められます。

なので、弊社では、(20代の方々には特に)、まずは求められる自分を目指そうとご提案しています。

本気で仕事にしたいことがあるんだ!という方は…

前述したように、好きなことを仕事にするには、その好きなことをビジネスにしている企業から求められる人材にならなければいけません。

あなたの好きなことは、「好きなことを仕事にするために、最低でも2.5年、別業界・別企業でスキルを身につけるために努力する覚悟がある!」と思えるくらい、本気で好きなことでしょうか?
(なぜ2.5年かというと、転職市場では最低でも2.5年はその企業で経験を積んでいないと、スキルを身についてたとは見なさないからです。)

「本気で自己実現したい!そのための準備・手段・ステップも経験する覚悟もできている」という方は是非弊社までご相談ください。

あなたが好きなことを仕事にするための具体的な手段と、そのメリット・デメリットについて情報提供・ご提案させていただきます。

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