職業訓練でWebデザイナーはやめとけ?実態や転職成功への道筋を紹介
本記事では、職業訓練で受けられる「やめとけ」と言われることも多い、Webデザイナーコースに関する基礎知識を解説していきます。
学べる内容やおすすめな人だけでなく、卒業後にどんな仕事に就けるかも転職のプロ目線で徹底的に解説していきます。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
職業訓練でWebデザイナーコースを受講するのはあり?
「やめとけ」といわれることもありますが、職業訓練でWebデザイナーコースを受講するのは、Webデザインに関連する職業に就きたい人ならおすすめできる選択肢です。
訓練では、HTMLやCSSコーディングなどのWebページ制作に欠かせない技術を学ぶことができます。基本的には未経験扱いとなるので、求人探しに苦戦する可能性はありますが、Webデザイナーになるための最初の一歩としては決して悪い選択肢ではありません。
職業訓練のWebデザイナーがやめとけと言われる理由5選
職業訓練で用意されているWebデザイナーコースは非常に人気ですが、「やめとけ」と言われてしまうこともあります。本項では、その理由をいくつか解説していくので、それぞれチェックしてください。
Webデザイナーになりたい意欲よりも懸念点の方が大きい場合は、あらためて進路について考え直してみましょう。
選考に落ちたり自分に合わない可能性がある
Webデザイナーコースは倍率が2倍〜4倍程度になることも多く、十分な準備をしていないと面接や筆記試験で落ちてしまう可能性があります。事前の説明会などに参加したとしても選考に受かるとは限らず、場合によっては対策をした時間が無駄になってしまうこともあります。
また、せっかく選考に合格して訓練に参加しても、途中で「自分には合わない分野かも…」と感じて途中離脱してしまう人もいます。
選考から訓練終了まで高いモチベーションを保てるよう、なぜWebデザイナーを目指したいのかという「想い」の部分は整理しておきましょう。
必ずWebデザイナーになれるとは限らない
Webデザイナーの基礎的なスキルや知識は職業訓練で得ることができますが、実際に現場で活躍するには企業の選考に合格しなければいけません。その大変さから「やめとけ」といわれてしまうのです。
職業訓練の受講は実践経験としては見なされません。その結果、受講後すぐに就職したい場合は未経験としての中途採用となってしまい、選考の通過難易度は高いと言えます。
「なんとなく」で決めるなど、Webデザイナーになりたいという気持ちがそう強くない場合などは、活かせる就職先が多いビジネスパソコンコースなど、幅広い選択肢からコースを決めていくのも1つの方法です。
Webデザイナーを目指すことを決めているのであれば、未経験でも応募できる企業を見つけて応募することが大切です。
また、副業やフリーランスとして案件を獲得すれば経験を積めるので、状況によってはパート・アルバイトの仕事も同時に探してみるのもおすすめですよ。
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以下の記事では、転職エージェントを利用する際の注意点や気になる疑問点に関して解説しています。
授業のペースが合わない可能性がある
職業訓練は2ヶ月〜6ヶ月程度でのスキル習得を目標としているため、授業のペースが比較的早いのが特徴です。また、基本的に平日の昼に週5で訓練が実施されるため、体調不良になると一気に理解進捗が遅れてしまう可能性もあります。
そうした難しさから「やめとけ」といわれることがあります。
また、内容面で途中でついていけなくなる人もいるので、予習復習を徹底する必要があります。訓練時間中は講師に質問することができるので、疑問点も放置しないよう意識するのも大切ですね。
Webデザインコースを受講する場合、積極的に学んで自分の知識にしようとする姿勢を持って挑んでいきましょう。
現場で求められるスキルレベルに達しない可能性がある
職業訓練で得られる知識やスキルはあくまでも基礎的なものであり、応用技術までは習得できない点にも注意が必要です。現場ですぐに活躍できる能力までは身につきづらいことが「やめとけ」といわれる原因の1つです。
また、場合によっては講師が現役の技術者ではなく、得られる知識が最新のものではない可能性もあります。
有料のスクールであればさらに洗練されたカリキュラムのもとで学習ができるほか、サポート体制もより充実しています。資金に余裕があれば検討してみてください。
職業訓練で発生する費用はテキスト代だけです。学習費用を抑えたいのか、より高度なスキルを得たいのか、状況に合ったスクール選びをしましょう。
もちろん、基礎を身につけた上で、就職先で応用技術を身につけていく人もいます。転職エージェントを活用して難度の高い転職活動を効率的に攻略していきましょう。
労働条件が合わない職場しか見つからない可能性がある
職業訓練校は、訓練のほかにも求人を紹介してくれるという側面も持ち合わせています。
ただし、職業訓練校に求人を掲載するのは無料で、訓練校としては利用者が就職することによって国からの支援金を受け取ることができる仕組みになっています。そのため、労働条件が悪く不人気な求人を紹介してくることもあり、よく検討せずに就職先を決めてしまうのはおすすめできません。
厚生労働省の発表によれば、Webデザイナーコース受講者の55.6%が就職しています。中にはすぐの就職を前提としていない受講者もいますので、この数字は決して少なくはありませんが、条件の良いホワイト企業に就職している人は決して多くはないでしょう。
ブラック企業を避けたいなら、IT系に特化した転職エージェントのワークポートやユニゾンキャリア、求人数が豊富なリクルートエージェントやdodaなどのエージェントを活用するのがおすすめです。
これらのエージェントなら、職業訓練校やハローワークに見られるようなブラック求人や不人気求人を排除して提案してくれるので、安心して転職活動ができます。
さらに、選考対策も実施してくれるので、就職に自信がない人でも安心して就職活動ができますよ。
職業訓練校を卒業した後の就職に関しては、以下の記事でも気になる情報をまとめています。
職業訓練のWebデザイナーコースのメリット
職業訓練のWebデザイナーコースは「やめとけ」と言われることもありますが、以下のようにメリットも多いです。
それぞれ確認していきましょう。
Webデザイナーの基礎的な知識習得ができる
職業訓練ではWebデザイナーの基礎的な知識習得ができるので、Web業界への第一歩を踏み出したい人におすすめです。例えば、以下のようにさまざまなジャンルのWebデザインに使われる言語・ツールを習得することができます。
学べる言語・ツール | できること |
---|---|
HTML/CSS | Webページの骨組みやデザイン作成 |
Photoshop・Illustrator | 写真やデザインの作成・編集 |
JavaScript | Webサイト・アプリの機能を作成 |
技術を学ぶことができる有料スクールもありますが、離職中の人にとってはスクールの出費は手痛いはずです。
また、費用を抑えて書籍や動画などでの学習もできますが、疑問点が発生しても質問できない点はデメリットです。
そのため、費用を抑えつつも講師に直接質問ができる職業訓練は、スキルを得たい人にとって非常に価値の高いサービスといえます。
職業訓練の給付金が受け取れる
職業訓練では、以下の条件を満たせば訓練期間中に月10万円の給付金を受け取ることができます。
- 雇用保険被保険者ではない、また雇用保険の失業給付を受給できない
- 本人前月収入が月8万円以下
- 世帯全体の収入が月30万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
- 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
- 訓練実施日全てに出席する
- 訓練期間中~終了後、定期的にハローワークに来所し職業相談をする
- 同世帯に同時にこの給付金を受給して訓練を受ける方がいない
- 既にこの給付金を受給した場合、前回の受給から6年以上経過
- 過去3年以内に偽りその他不正の行為により特定の給付金の支給を受けたことがない
参考:厚生労働省公式サイト
仕事探し中は収入がほとんどない状態になってしまうので、給付を受けながら資格取得を目指せるのは嬉しいですね。
また、職業訓練自体もテキスト代以外は全て無料で、交通費に関しても支給を受けられるので出費に関しては心配不要です。
しかし、正当な理由のない欠席や月8万円を超えるパート・アルバイトなど、条件から外れてしまうと給付が停止してしまうので注意が必要です。
職業訓練校の受講による給付金については以下の記事でより詳しく解説しています。
就職活動のサポートを受けられる
職業訓練校では、以下のように就職活動のサポートを受けることが可能です。
- 求人の紹介
- 応募書類の作成サポート
- 面接対策
- キャリア相談
応募書類や面接は非常に重要な選考基準になるので、対策が必須となります。1人だけだと自己分析や対策の難易度も高まるので、サポートは積極的に受けましょう。
ただし、職業訓練校から受ける求人は全てが良質なものとは限らず、慢性的な人手不足が起きているブラック求人が含まれる可能性もあります。
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職業訓練のWebデザイナーコースがおすすめな人
職業訓練のWebデザイナーコースは、以下のような人におすすめです。
それぞれチェックしていきましょう。
独学で学ぶのが難しい人
職業訓練がおすすめな人の1つ目は、独学で勉強するのが難しい人です。
近年ではYoutubeや書籍などの情報網が発達しているので、自分だけでも学習すること自体は可能です。ただし、専門用語やソフトの動かし方など、つまづいてしまうとなかなか進めないのがWeb系の難しい部分でもあります。
職業訓練ならいつでも講師に質問することができるので、不明点が発生してもすぐに解決することができます。
逆に、わからないところを放置してしまうと授業についていけなくなってしまうので、質問する習慣はつけるようにしましょう。
学習費用を抑えたい人
学習費用を抑えたい人は、職業訓練が最もおすすめの選択肢です。
有料のスクールでスキル習得を目指すのも手ですが、安くても10万円程度、高いと50万円以上の高い費用がかかってしまいます。安価なスクールでは質問回数の制限があったり内容が薄かったり、正しいスクール選びをするのも簡単ではありません。
仕事選びまでサポートしてくれる職業訓練なら、ひとまずは安心してスキル習得に励めますよ 。
なお、職業訓練校や有料スクールの開始まで時間がある場合、失業保険の受給手続きを先に済ませておいた方がいい場合もあります。
失業保険受け取りのためには求職活動の実績報告が必須になりますが、スクール選びの間は忙しくて仕事探しの時間が作れないこともあります。
リクルートエージェントに用意されている動画セミナーを視聴すれば、求職活動として報告できるため、失業保険受給のハードルが下がります。
転職に役立つ情報も得られるので、まずは登録して動画セミナーを視聴してみてください。
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リクルートエージェントの動画セミナーに関する詳しい情報は、以下の記事で解説しています。
志望動機がはっきりしている人
Webデザイナーへの志望動機がはっきりしていないと職業訓練の途中で挫折しやすいので、確固たる意志を持って訓練に臨める人は成果が出やすくなります。学習内容は人によって難しいと感じることもありますが、志望度が高ければ講師や周りの力を借りながら困難を乗り越えやすいと言えます。
また、志望動機がはっきりしている人は就職活動でも高い評価を受けやすいので、希望する仕事にも就きやすくなります。
職業訓練の実施期間は数ヶ月間と決して短くないので、受けるコースを決める前に業界選定は済ませておきましょう。
転職エージェントなら、現状のヒアリングや特性に合ったおすすめ業界の提示など、キャリア形成のための充実したサポートを展開してくれます。
リクルートエージェントやdodaなど、幅広い業界の求人や働き方に関する情報を持つ大手エージェントにサポートを依頼してみてください。
Webデザイナーへの転職を考えている人は、以下の記事でどんな働き方になるかを想像して志望動機を考えてみましょう。
幅広い分野での就職を考えている人
Webデザイナーコースは、Web系やIT系の仕事で幅広くスキルを活かすことができるので、就きたい仕事がWebデザイナーに固まっていない人でも挑戦する価値がないわけではありません。
Webデザインが関わってくるようなマーケターなどの広報職、顧客のマーケティングを支援するコンサル営業など、Webデザインが関わる職種は多くあります。
職業に関わらなければ、職業訓練を受講してからの就職率は7割〜8割程度となっているので、Webデザインの知識やスキルがあれば目指せる業種はかなり増えますよ。
幅広いジャンルでの職探しをするなら、求人数が圧倒的に多い、以下の総合型の大手転職エージェントを活用するのがおすすめです。
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職業訓練のWebデザイナーコースがおすすめできない人
職業訓練のWebデザイナーコースがおすすめできない人もいるので、自分が当てはまっていないか確認しておきましょう。
Webデザイナーコースは誰にでもお勧めできるわけではないので、自分に合うのかをチェックする必要があります。
パソコンが苦手な人
パソコンが苦手な人にとって、Webデザイナーコースの受講は苦痛になってしまうかもしれません。Webデザインではなく、パソコンそのものに苦手意識を持っている人はすぐにマイナス思考に陥ってしまい、簡単な壁でも乗り越えることができません。
そのため、パソコンのスキルレベルが低く苦手意識があるという人は、Webデザイナーコースよりも易しいレベルのコースを選ぶのがおすすめです。
例えば、パソコン基礎コースやビジネス基礎コースなどでもパソコンの基礎操作を学ぶことができます。
自分に合ったコースを見つけるため、ハローワーク公式サイトをチェックするだけでなく窓口でも相談するのがいいですよ。
すぐに就職したい人
すぐに就職をしたい人には職業訓練はおすすめできません。
職業訓練は2ヶ月〜6ヶ月の期間を要するため、その期間中に正社員として働くことはできません。また、面接などの理由で欠席することはできますが、それでも訓練や授業は先に進んでしまうので、なるべく全て出席する必要があります。
すぐに就職しなければいけない事情がある場合は、職業訓練を受けるのは諦めて仕事探しに専念しましょう。
リクルートエージェントやdodaといった大手転職エージェントを使い、幅広い業界・業種から仕事を比較するのがおすすめです。
どちらも数十万件以上の求人を保有しており、未経験でも働ける仕事を探しやすいですよ。
また、社会人経験が少ない人に特化したエージェントもあるので、若年層やアルバイト業務が中心だった人は以下のエージェントもチェックしてみてください。
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転職エージェントを使って転職を成功させるコツに関しては、以下の記事を読んでみるのがおすすめです。
志望動機がはっきりしていない人
職業訓練は2ヶ月〜半年程度で知識やスキルを習得する必要があり、志望動機が曖昧な人は途中で脱落してしまうのも珍しくありません。特に、Webデザイナーコースで学べる内容を活かせない職種にも興味がある場合、職業訓練に使った時間が無駄になってしまうかもしれません。
また、「なんとなく稼げそうだから」という理由でWebデザイナーを目指す人もいますが、実際の給与水準を知っておくことが重要です。
大手転職エージェントのdodaによると、年代別のWebデザイナーの平均年収は以下の通りです。
年収 | 割合 |
---|---|
300万円未満 | 24.6% |
300~400万円未満 | 38.6% |
400~500万円未満 | 20.7% |
500~600万円未満 | 8.9% |
600~700万円未満 | 3.4% |
700~800万円未満 | 1.7% |
800~900万円未満 | 0.7% |
900~1000万円未満 | 0.5% |
1000万円以上 | 0.8% |
高収入を得るためには応用的なスキルや実績も必要なので、「なぜWebデザイナーになりたいのか」に関しては必ず考えてからコース選びをしてください。
職業訓練のWebデザインコースで転職成功させる方法
Webデザイナーコースを受講した後には、以下のポイントを意識して転職活動を有利に進めていきましょう。
どれもWebデザインで身を立てていくためのスタートには欠かせないものです。1つ1つ一緒に見ていきましょう。
ポートフォリオを充実させる
Webデザイナーとして働きたい場合、ポートフォリオを充実させるのがおすすめです。
ポートフォリオとは、作成してきたデザインを説明と一緒に記載しておくものです。フリーランスでの案件獲得や企業選考を受ける際に採用担当者が実力を判断するための重要資料になるため、しっかりと作り込むことが大切です。
現場目線でスキルを習得する
Webデザイナーとして活躍するためには、「現場ではどんなスキルが求められるのか?」を常にキャッチする必要があります。
職業訓練で学べる知識だけで現場での1人前というわけではないので、書籍や動画などを活用して自分自身でも学習するのが大切です。
実際のデザイナーが発信している情報を参考にすればより実践的な情報を学べるので、書店やネットなどで情報収集をしてみてください。
業界に関する研究も重要になるので、以下の記事で詳細をチェックしてくださいね。
自己分析と志望動機の言語化を進める
希望する企業に入社するためには、選考に通過するための対策も必要です。まずは、自己分析によって自身の強みや弱みを把握しておき、企業に対してどんな価値を提供できるかを伝えましょう。
次に、志望動機や将来のキャリア像などもしっかり作り込み、「将来的に活躍してもらえる」と感じてもらう必要があります。
受け取り手の目線に立って対策をおこなうのがベストです。一人では難しい場合も多いので、転職エージェントを活用して、自己分析のサポートをしてもらうのがおすすめです。
時間をかけた面接対策を実施してくれるので、自分だけでは気づかなかった強みやアピールポイントを見つけられるかもしれません。
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自己分析や志望動機の言語化など、選考対策に必要なアクションは以下の記事で詳しく解説しています。
クラウドソーシングで実績を作る
Webデザイナーとして就職する前に、クラウドソーシングで実績を作るのもおすすめです。
クラウドソーシングとは、ネット上で案件を依頼したい企業と仕事を探している個人事業主や副業ワーカーをマッチングさせるサービスです。
簡単な仕事から高難易度の開発まで、さまざまな仕事を個人で請け負うことができます。継続的な仕事をもらえるケースもあり、職業訓練で学んだ内容と合わせて、実務経験を積んだ状態で就職活動ができるのがメリットです。
以下のようなクラウドソーシングが、初心者でも始めやすく、案件数が多いのでおすすめです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
積み上げた実績はポートフォリオにも記載できるので、場合によっては経験者枠で好条件の求人を目指すこともできます。
訓練校の就職支援と転職エージェントを併用する
選考への対策が済んでも、仕事探しの方法が適切でなければ良い求人を見つけられません。
職業訓練校では求人の紹介もしてくれますが、ハローワークと同じくブラック企業の求人が含まれている場合もあります。業界未経験の場合は優良求人とブラック求人の見分けが付きにくいので、言われるままに就職してしまうのは危険です。
選べる求人の幅を広げるため、転職エージェントも併用して仕事を探しましょう。希望条件に沿った求人提案レベルが圧倒的に高いほか、エージェントごとに以下のように強みを持っているのが特徴です。
エージェント | 特徴 |
---|---|
ワークポート | ⚫︎IT系の求人を豊富に掲載 ⚫︎全国に拠点があり直接相談できる ⚫︎幅広い業界のWebデザイナー求人を保有 |
ユニゾンキャリア | ⚫︎最速で登録から3日で求人獲得できる ⚫︎IT業界に精通したアドバイザーが駐在 ⚫︎無料のITスクール動画を視聴できる |
リクルートエージェント | ⚫︎80万件以上の豊富な求人 ⚫︎キャリアアドバイザーの質が高い ⚫︎アプリや動画セミナーなどのツールが豊富 |
doda | ⚫︎28万件以上の求人を保有 ⚫︎転職サイトとエージェント両方の機能を使える ⚫︎900万件以上の会員が登録しておりデータが豊富 |
転職サイトのようにネットで求人検索ができるエージェントもあるので、早ければ1ヶ月以内にWebデザイナーの仕事を探すことができます。
ワークポート、リクルートエージェント、dodaについては以下の記事も参考にしてください。
職業訓練のWebデザイナーコースで目指せる就職先
職業訓練でWebデザイナーコースを受講した後には、以下のような就職先を目指すことができます。
- オンラインショップ運営会社
- スマートフォンアプリ開発会社
- WEB制作会社
- 広告会社
最も目指しやすい職業としては、オンラインショップやWebサイトのデザインから設計、作成までをおこなうデザイナーです。またWebサイトだけでなく、スマートフォンアプリのデザインや開発をおこなう企業への入社もしやすくなります。
意外と需要があるのが広告業界のエンジニアです。
広告には顧客の目を惹きつけてサービスの拡大を狙う大事な役割があり、Webデザイナーが広告の制作を担当します。
インセンティブ制度が採用されている企業であれば、広告による商品の売れゆきによっては一気に稼ぐこともできますよ。
職業訓練のWebデザイナーコースに関する注意点
職業訓練のWebデザイナーコースを希望する場合、以下の注意点を把握しておきましょう。
学びたい内容を事前に決めておく必要がある
Webデザインや関連コースを受講する前に、どんな内容を学びたいかに関しては事前に決めておかなければいけません。Webデザインの他にも似たようなコースがいくつかあるので、学びたいことと学べることが一致しているか確認しておかなければいけません。
Webクリエイター養成科 | インターネットを通じた制作や企画を学ぶ |
---|---|
ビジネスパソコン実務科 | 仕事で使えるパソコンスキルを学ぶ |
Webプログラミング養成科 | プログラミングによるシステム開発を学ぶ |
職業訓練に入校してから、実は自分がやりたかったことが例えばWebクリエイターの分野だったと判明しても、後からコース変更をすることはできません。
ハローワーク公式サイトでも簡単な説明は記載されていますが、窓口で直接相談してみるのもおすすめです。
目標の職種・働き方を設定しておく必要がある
職業訓練が終わるまでに、どんな職種や働き方をしていきたいかも決めておきましょう。
企業面接では志望動機や経験・スキルだけでなく、将来のキャリア像に関する質問もされます。答えられないと熱意が低いと判断されてしまう可能性もあり、内定率が下がってしまいます。
キャリア像を考えて具体的な言葉にするのには、コツが必要です。「Webデザイナーから何年後にプロジェクト統括を目指す」など、期限を含めたキャリアプランを考えましょう。
以下の記事では、キャリアプランの考え方や話し方に関して解説しています。
[/voice]職業訓練校に見学にいくのが大切
職業訓練校に入校する前には、事前見学や説明会に参加しておくのがおすすめです。
見学会や説明会では、職業訓練の内容や雰囲気、取得できる資格などを知ることができます。自分が就きたい仕事や目指す職種に必要なスキルを得られるかがすぐにわかるので、強制ではありませんが参加の価値は高いですよ。
見学会や説明会は講師に志望度をアピールできる機会でもあるので、講師からの心象もよくなり選考に通過しやすくなる可能性もあります。
入校したい訓練校の倍率が高い場合は、特に参加するメリットは大きいですね。
職業訓練のWebデザイナーに関するよくある質問
本項では、職業訓練のWebデザイナーコースに関するよくある質問に関して解説していきます。
失業保険をもらいながら職業訓練のWebデザイナーコースは受講できますか?
失業保険をもらいながら職業訓練を受講するなら、「公共職業訓練」に位置付けられているWebデザイナーコースを受講しましょう。
公共職業訓練は失業保険をもらっている人が対象で、求職者支援訓練は失業保険の対象にならない人が受講するものです。どちらにもWebデザイナーコースが存在するので、勘違いしないように注意してください。
40代でも職業訓練のWebデザイナーコースを受講するのはありですか?
40代で職業訓練のWebデザイナーコースを受講するのは、就職に役立つのでおすすめです。
Webデザイナー系の仕事は個人レベルで受注できる案件もあるので、副業で経験を積めばさらに就職しやすい環境を作り出せます。
職業訓練校のWebデザインの就職率はどれくらいですか?
厚生労働省の発表によると、Webデザイナーコースを受講した人の55.6%が就活を成功させているというデータが見られます。
約半分が就職していますが、この中にはそれほど就職意欲が高くない人がいるのも事実です。学んだ内容を活かして就職活動をすれば、55.6%よりも高い確率で理想の仕事を探すことができます。
職業訓練校のWebデザインコースの受講期間は何ヶ月ですか?
受講期間は職業訓練校によって異なるのですが、Webデザイナーコースは2ヶ月~3ヶ月程度が多く見られます。
朝9時~午後4時など、比較的長い時間で週5日の拘束となることが多く、短期間で一気に技術を習得していくことになります。
ただし、子育てなどの事情がある人を対象に、1日3時間程度のカリキュラムが組まれている訓練などもハローワークによっては用意されています。
職業訓練校のWebデザインコースで給付金は受け取れますか?
職業訓練では、コースに関わらず以下の条件を満たしていれば月10万円の給付を受け取れます。
- 雇用保険被保険者ではない、また雇用保険の失業給付を受給できない
- 本人前月収入が月8万円以下
- 世帯全体の収入が月30万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
- 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
- 訓練実施日全てに出席する
- 訓練期間中~終了後、定期的にハローワークに来所し職業相談をする
- 同世帯に同時にこの給付金を受給して訓練を受ける方がいない
- 既にこの給付金を受給した場合、前回の受給から6年以上経過
- 過去3年以内に偽りその他不正の行為により特定の給付金の支給を受けたことがない
参考:厚生労働省公式サイト
職業訓練校のWebデザインコースで就職できますか?
職業訓練のWebデザイナーコースを受講しても、絶対に就職できるとは限りません。訓練を受けても実務経験がない扱いとなるので、選考対策は必須となります。
ポートフォリオを整えたうえで、転職エージェントなどの力を借りつつ、効率的に対策を進めていきましょう。
職業訓練のWebデザイナーコースでの職場探しなら転職エージェントがおすすめ!
職業訓練のWebデザイナーコースは比較的倍率が高いですが、その分基本的なスキルや知識を短期間で習得することができます。ただし、事前に働きたい職種を決めて高いモチベーションを維持しなければ、途中で離脱してしまう可能性があるのも事実です。
また、職業訓練が終了した後には就職活動が待っています。習得したスキルはあくまでも基礎的なものであり、未経験での就職となってしまいますので、面接対策を徹底して就職活動をしていきましょう。
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