リモートワーク・テレワークができる仕事を職種・業界別に紹介!転職する方法も徹底解説!
リモートワーク・テレワークができる仕事について、転職のプロが職種・業界別に徹底解説します。
またリモートワークができる仕事の求人情報やその探し方、転職をする際の注意点も説明します。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
リモートワークとテレワークの定義は同じ
リモートワークとテレワークは定義に微妙な差はあれど、基本的に意味は同じです。
いずれもインターネットの使用によりオフィスから離れた場所で働くことを示しています。
従って、基本的にはこの記事では「リモートワーク」や「テレワーク」を一括りに「リモートワーク」という言葉で表しています。
「リモートワーク」という単語が使われていても同時にテレワークのことも示しています。ご注意ください。
リモートワーク・テレワークがしやすい業界
リモートワークがしやすい業界は「情報通信業(IT業界)」「金融・保険業」「不動産業」の3つです。
なぜこの3つなのかというと総務省が発表している「令和2年 通信利用動向調査報告書(企業編)」のテレワークの導入状況の推移によると、コロナ禍前の2019年時点で「情報通信業46.5%」「金融・保険業40.7%」でした。
新型コロナウイルスの感染拡大後は、リモートワークを導入する企業は増え、2020年には「情報通信業92.7%」「金融・保険業68.1%」と大きく増加しています。
とくに大きく増加したのは「不動産業」で、2019年の導入率は25.4%でしたが、2020年には68.1%にもなっています。このテレワーク導入率からIT・Web業界(情報通信業)や金融・保険業界、不動産業界は業務内容的にも在宅勤務がしやすい業界だと言えるでしょう。
末永
末永
というのも、BtoBとは企業を相手にした事業をおこなっている会社のことで、BtoCは一般消費者を対象としており、対面でサービスを提供するためリモートワークが難しいためです。
リモートワークがしやすい業界に転職する方法
とはいえ紹介した業界やBtoB企業がおすすめというのはあくまで大枠の話なので、実際にリモートワークができる転職を叶えるには、転職エージェントを利用するのが手っ取り早いです。
末永
というのも、リモートワークを条件とした求人検索の際、「リモートワーク(実績あり)」「リモートワーク(相談可)」といった絞り込みだけでは現行で実際に運用されているかまではわからない、という内情があるのです。
とはいえご自身で聞いた場合、企業からの印象が悪化する可能性が出てきてしまうので、転職エージェントを利用して志望企業のリモートワーク運用の実情を教えてもらうのがベストです。
以下で紹介する大手エージェントは業界最大手としての知名度と企業との信頼関係があるので、採用担当者とコンタクトを取るエージェント経由から精度の高いリモートワーク運用の実態を確認することができます。
おすすめの大手総合型転職エージェント
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リモートワーク・テレワークができる職種
それでは上記で紹介した3つの業界の中で、リモートワーク・テレワークできる職種と、その案件数と平均年収も合わせて紹介します。
以下の5つが比較的リモートワークができる職種となっています。
それぞれの職種について以下で紹介していきます。
なお、案件数は2024年9月時点のリクルートエージェントで掲載されている公開求人数、平均年収はdodaの「職種別平均年収ランキング(2023年版)」を参考にしています。
事務職
リモートワークがしやすい職種として、事務職が挙げられます。
事務職とは主に営業事務やカスタマーサポートなどのバックオフィス系の職種のことです。
これらの職種は主に女性に人気があるため、全体的に求人数も少ない傾向にあります。しかも人事や経理、総務は経験者採用となっており、未経験からの挑戦は難しいと考えて良いでしょう。
スキルが求められる職種もありますが、カスタマーサポートや営業事務は未経験からでも採用される可能性があります。
求人数 | 年収 | |
---|---|---|
貿易事務 | 525件 | 393万円 |
翻訳・通訳 | 1,893件 | 369万円 |
一般事務 | 3,165件 | 345万円 |
営業事務 | 4,114件 | 345万円 |
秘書・受付 | 307件 | 330万円 |
末永
事務職系職種でリモートワーク・テレワークの仕事を探すなら、以下の転職エージェントがおすすめです。
特にdodaでは、リモートの事務・アシスタント求人が3,769件前後(2024年9月時点)と、上記のリクルートエージェントの求人数と比べてもかなり多くなっています。
事務系職種のリモート系求人は人気があるため、全体的に案件数が少なめです。少ない求人を逃さないためにも、以下で紹介する両方を複数登録しましょう。
事務系職種のリモート求人が豊富な転職エージェント
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IT系専門職
IT系専門職はリモートワーク・テレワークの代表格です。実際、エンジニアの多くはリモートワーク・在宅勤務で転職先を探していることが多いです。
リモートワークがしやすい職種の中でもエンジニアは特にリモートワークができる職種で、フルリモートで働いているエンジニアも少なくありません。
エンジニアの他にはSE、プログラマー、WebデザイナーなどもIT系専門職種に当てはまります。
全体的に求人数は他の職種と比べてとくに多いので、選択肢も豊富にあります。
求人数 | 年収 | |
---|---|---|
SE・プログラマー | 70,641件 | 422万円 |
ITコンサルタント | 9,948件 | 602万円 |
プロジェクトマネージャー | 2,608件 | 691万円 |
プリセールス | 3,454件 | 609万円 |
末永
IT系専門職はIT・Web業界に強い転職エージェントがおすすめです。
業界・職種に詳しいキャリアアドバイザーのサポートが受けられるからです。
上記の職種への転職を目指す場合は、ウィルオブテックやリクルートエージェント(IT)を利用して、上記の豊富な求人数から応募しましょう。
IT業界は一定リモート前提の風土が通用するので、IT業界に特化したエージェントとそのキャリアアドバイザーのサポートを受けることで、スムーズにリモートワークへの転職を叶えられます。
エンジニアにおすすめ転職エージェント
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マイナビIT AGENT
マイナビのコネクションを活かした、人気企業求人や社内SEなどの求人が多数 -
ウィルオブテック
ITエンジニア専門エージェント!2名の専属アドバイザーが年収アップをサポート -
リクルートエージェント(IT)
国内最大の定番エージェント!エンジニアやIT業界の求人も多数保有 -
Geekly(ギークリー)
IT・WEB・ゲーム業界特化の転職エージェント!IT求人数は業界最大級を誇り、一都三県・関西圏に強い! -
レバテックキャリア
ITエンジニア経験者向けのハイクラスIT求人が多数!キャリアUPを狙うエンジニア定番のエージェント
またエンジニア職のリモートワーク求人を探している人はすべらないキャリアエージェントを利用するのもおすすめです。
求人数は大手転職エージェントに劣りますが、その代わりに求職者の希望に沿った優良求人を厳選してご紹介いたします。
エンジニア職への知見が深いキャリアアドバイザーが対応させていただきますので、大手転職エージェントで満足できない人はぜひ一度ご相談ください。
リモートワークしたいエンジニア職の人におすすめ
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すべらないキャリアエージェント
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マーケティング職
マーケティング職もリモートワーク・テレワークを導入していることが多いです。
ただ、マーケティング職はIT・Web業界の営業経験がなければ転職するのが難しいです。
未経験からマーケティング職種への転職を考えている人は、まずはIT・Web業界で営業経験を積んでからのほうが転職を成功させやすいでしょう。
求人数 | 年収 | |
---|---|---|
マーケティング | 6,697件 | 517万円 |
Webディレクター | 174件 | 447万円 |
末永
マーケティング系の職種へ転職したいのなら、大手転職エージェントがおすすめです。
大手企業からベンチャー・スタートアップまで幅広い業界の求人を保有しているリクルートエージェントを利用して、比較的リモートワークの理解と浸透が進んでいるベンチャー企業を中心に探すとよいです。
また、転職エージェントによって取引先が異なるので、以下の3つすべてに複数登録すると良いでしょう。
マーケティング系職種のリモート求人が豊富な転職エージェント
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営業職
営業職は未経験からでもチャレンジがしやすいです。異業種からリモートワーク・テレワークができる職種へ転職したいのなら、とくにおすすめです。
また、挑戦しやすいだけでなく、どの職種にも通用する汎用スキルが身につけられるので、今後の市場価値が高められます。
さらに業界によって将来のキャリアパスの幅も広げられます。具体的にはIT・Web業界の営業ならマーケター、人材業界の営業なら人事へのキャリアアップが可能になります。
求人数 | 年収 | |
---|---|---|
営業全般 | 88,535件 | 456万円 |
IT・通信 | 8,794件 | 466万円 |
インターネット・広告・メディア | 4,717件 | 433万円 |
金融 | 6,320件 | 432万円 |
建築・不動産 | 35,180件 | 431万円 |
末永
営業職はエンジニア・プログラマーなどのIT系職種の次に案件数が多い職種です。
選択肢は比較的幅広いですが、希望にマッチする会社を見つけるためにも以下で紹介する大手転職エージェント3つすべてに複数登録することをおすすめします。
dodaの営業系職種のリモート求人数は4,000件を超えている(2024年9月時点)ので、マストで登録しておきましょう。
営業のリモート求人が豊富な転職エージェント
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また、弊社のすべらないキャリアエージェントは営業職の転職支援を得意としているので、手厚いサポートを受けたい求職者はぜひお問い合わせください。
営業職種の求人が多いエージェント
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弊社が運営!市場価値を高められる無形商材の法人営業の支援支援実績が豊富
イラストレーターやライター
他の記事ではリモートワークができる仕事として「イラストレーター」「ライター」の職種も紹介していますが、正直なところおすすめはできません。
確かに在宅勤務ができる職種ですが、基本的に即戦力採用です。また、求人数が非常に少なく、中途採用されるのは専門性の高いスキルを持ったプロフェッショナルだけだと思ったほうがいいでしょう。
安易にこれらの職種に絞り込むのではなく、他の職種も選択肢に入れたほうが希望を叶えやすいです。
求人数 | 年収 | |
---|---|---|
編集 | 239件 | 454万円 |
デザイナー・クリエイター・ イラストレーター |
1,409件 | 345万円 |
テレワーク・リモートワークができない職種
現地に出向いて人と関わる必要があったり、実物を動かす必要がある職種ではリモートワーク・テレワークを行うことは難しいです。
一部リモートワーク化できる可能性もありますが完全リモート化は難しいのでリモートワーク・テレワークを志望している人は以下の職種は避けたほうがいいでしょう。
公務員
公務員が扱っている情報は行政に関わる重要な機密情報です。セキュリティの観点で各自治体はリモートワークを許可しにくいのです。
また、行政組織における庁内ネットワークへの自宅からのアクセスが難しいという現状もあります。リモートワーク が許可されたとしても実施できないのです。
警察や消防員の方は緊急事態が起こるとすぐに現場に駆けつける必要があるのでリモートワークは不可能です。
接客業
飲食業や宿泊業を含めた接客業は、人と直接接してサービスという価値を提供する職種なのでリモートワークを行うことは難しいです。
ビジネスホテルでチェックイン・チェックアウトが行える機械を設置したり無人販売所を設けたりするなどであれば一部リモートワークを導入することも難しくないかもしれません。
しかしその場合人そのものが必要なくなってしまうので人材を導入するからには直接サービスを提供し、その対価をいただく必要があります。
生産・製造業
工場で直接原材料を加工して製品を製造する生産・製造業もリモートワークを行うことは難しいです。
将来的にはAIや機械の発達でリモートで製品を製造することが可能になるかもしれません。しかし現状は直接人の手が加わる必要のある場合が多いです。
現場勤務が基本である製造業員として収入を得ていくつもりなのであればしばらくはリモートワークを諦める必要があります。
医療・介護職
直接患者に関わる必要のある医療職と介護職もリモートワークは難しいです。
医療職の場合直接患者を診療したり、入院患者にいつでも対応できるように病院に居続ける必要があります。
介護職の場合は食事の提供や移動の際など利用者を直接介護する場面が多いのでリモートで仕事はできません。
運輸業
現場での業務が中心である運輸業もリモートで仕事を行うのは難しいです。
運輸業ではモノの保管や梱包や検品などの流通加工、トラックや船に積み込んでの輸送など人の手が必要な業務ばかり要求されます。
生産処理や事務処理であればリモートワークは可能かもしれませんがリモート化できるのは一部の業務に留まります。
農林水産業
対象を直接手にいれる必要のある農林水産業もリモートで業務をこなすことはできません。
農業の場合収穫期間に限らず直接農作物の管理をしなければなりません。水産業であれば直接海に魚介類をとりにいかなければなりません。林業も木の手入れが必要です。
このように食物や木を収穫するタイプの職業はリモートでは難しいです。
建設業
建物の建造が業務の中心である建設業もリモートワークは難しいです。
建物を建造する際にはどうしても現場作業が中心となってしまいます。建設業の中でも特に現場作業員はリモート化が難しいでしょう。
建設業のなかで設計部門であればリモートワークが可能な部分もありますが建設業自体がアナログ的な働き方が残っており、リモート化しにくい側面があります。
警備・清掃業
現場を直接警備したり、現場を直接清掃しなければならない警備や清掃業もリモートワークが難しいです。
警備員や清掃員の場合他の職種とは異なり、現場での仕事以外の仕事がほとんどありません。他の職種には一部であればリモート化できる業務があるのに対し、警備員や清掃員には存在しないのです。
警備員や清掃業で収入を得ていく場合にはリモートワークはできないものと考えておくべきです。
リモートワーク・テレワークのメリット
リモートワークにはいくつかのデメリットがある一方で想像通りの多くのメリットがあります。
以下でリモートワークをすることのメリットをそれぞれ紹介していきます。
通勤時間を減らせる
リモートワークでは出社がないので当然通勤時間はありません。
通勤時間がない分会社の業務以外のことに時間が使えます。
リモートワークをすれば育児や介護などの家族の世話や隙間時間でできる副業、自由に趣味に没頭することにより多くの時間を使えるようになります。
健康に良い
自由に使える時間が多いのでリモートワークでは睡眠時間や食事の時間を十分にとりやすく、健康維持に効果的です。
さらには人と会う機械もかなり少なくなるのでコロナをはじめとした感染症へのリスクも下げられます。
こういった理由による身体の健康は精神の健康、果てはモチベーション維持につながります。
働きやすい環境
リモートワークの場合自分で自由に働く場所や環境を変えられるので働きやすい環境で働くことができます。
自宅が落ち着くのであれば自宅で、カフェが集中しやすいのであればカフェでといった形で働く場所の自由度が高いです。
特に自宅の場合自分に最も適した机や椅子、パソコン、室温などを選べるので自分に最適な環境を追求できます。
ストレスが少ない
働き方の自由度が高いリモートワークはストレスを抑えられます。
通勤時間がないことや働きやすい環境で働けることはもちろん、人との関わり合いが少ないこともストレス減少につながります。
コミュニケーション不足による仕事へのモチベーション低下も考えられますが、面倒な人付き合いが少ないので精神的に楽なのは間違いありません。
リモートワーク・テレワークのデメリット
リモートワークに対して良い印象ばかりを持っている人が多いかもしれませんが、デメリットもいくつか存在します。
以下でリモートワークをすることのデメリットをそれぞれ紹介していきます。
勤務時間の超過
会社が社員の労働を管理しにくいリモートワークでは勤務時間を超過して働いてしまうことが多いです。
リモートワークでは従業員の働きぶりがわからないので人事からの評価が業務の過程ではなく成果重視の評価となりがちです。
その結果勤務時間中に業務が終わってなかったり成果が出ていない場合は定められた労働時間を無視して業務に取り組みざるを得なくなってしまうのです。
コミュニケーションの不足
テレワークでは基本的に必要時しかコミュニケーションをとらないので社員同士のコミュニケーションが不足する傾向にあります。
社員同士のコミュニケーションは仲間意識やライバル意識を高め、仕事へのモチベーションを高めてくれます。
リモートワークの場合そのコミュニケーションが希薄になりがちなので仕事へのやる気が損なわれてしまいます。
セキュリティリスク
会社のネットワークではなく自宅のネットワークを使用する場合には情報漏洩のリスクが高まります。
さらに飲食店のネットワークでは通信が暗号化されておらず、自宅のネットワーク以上に情報漏洩のリスクが高いです。
会社の機密情報を漏らしてしまうと会社の損害になるだけでなく自分自身が責任を問われかねません。
生産性の低下
周囲の視線がないテレワークでは生産性が低下しやすいです。
会社に出社して勤務する形であれば周囲の人が仕事をしていますし、手を抜いていると悪い印象をもたれかねないので周囲の目が気になり、仕事に集中できます。
誰にも見られずに仕事を続けているとつい手を抜いてしまう人が多いでしょう。手を抜くと仕事が労働時間内に終わらないので勤務時間の超過にもつながります。
リモートワーク・テレワークができる仕事の探し方
リモートワーク・テレワークができる仕事を探したいのなら、転職エージェントを積極的に利用しましょう。
リクナビNEXTのような転職サイトからでも求人を探すことは可能ですが、フルリモートなのか、週に数日の出社が必要なハイブリッド・リモートワークなのかは求人票の情報だけでは判断ができません。
また、制度としてはあるものの実際の普及率は転職サイトだけでは分からないものです。
しかし、転職エージェントは各企業の労働環境を把握しているため、求人情報だけでは分からない「会社の在宅勤務への理解度」「リモートワークでの教育体制」などのリアルな情報も提供してもらえます。
さらに、求人票には記載されていなくても、リモートワーク・在宅勤務が可能かどうかの交渉も転職エージェントを通じておこなうことができます。
リモートワーク・在宅勤務ができる仕事の探し方について、さらに詳しく知りたい人は以下の記事もチェックしてみてください。
リモートワーク・テレワークを導入している企業一覧
2021年6月に内閣府が発表した「第3回 新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」によると、テレワーク・リモートワークの実施率が高いのは以下の業界に属する企業です。
この中で1番リモートワーク・テレワークの実施率が高いのは、情報通信業の76.9%です。その次が金融・保険・不動産業の46%、その他のサービス業(対事業所サービス)の41.2%、製造業の40.3%と続きます。
では、実際にどのような企業がリモートワーク・テレワークを導入しているのかをdodaが発表する「転職⼈気企業ランキング2024」の上位50企業の中からピックアップしてご紹介していきます。
業種 | 企業名 |
---|---|
IT・通信 |
Apple Japan ソフトバンク 日本マイクロソフト NTT東日本 NTT西日本 NTTドコモ 日本IBM アクセンチュア |
インターネット 広告 メディア |
Google 楽天 ヤフー リクルートホールディングス 電通 フジテレビジョン 博報堂 サイバーエージェント ZOZO LINE |
メーカー (機械・電気) |
トヨタ自動車 ソニー パナソニック キーエンス 本田技研工業(HONDA) 日立製作所 NEC 富士通 日産自動車 デンソー 三菱重工業 |
メーカー (素材・化学・食品・化粧品・その他) |
サントリーホールディングス 資生堂 味の素 花王 カルビー 旭化成 アイリスオーヤマ |
運輸 物流 エネルギー |
全日本空輸(ANA) JR東日本 日本航空(JAL) JR東海 |
金融 商社 サービス |
三菱商事 伊藤忠商事 三井物産 |
小売・外食 |
アマゾンジャパン ファーストリテイリング |
旅行 レジャー エンターテイメント |
任天堂 オリエンタルランド JTB |
上記の大手企業・有名企業の中には、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から導入したケースもあります。状況が落ちついて、リモートワークが廃止となっている可能性もあるので注意が必要です。
しかし、コロナ禍よりも以前にリモートワーク制度を導入している企業もあります。以下ではユニークなリモートワーク制度を導入している企業を3社紹介します。
リクルートホールディングス
リクルートホールディングスはかなり前からリモートワーク制度を導入していた企業の1つです。
リクルートホールディングスは、従業員ひとりひとりの多様性を尊重し、それぞれが持つ力を発揮できるように「個々人の働き方を選択しやすい環境づくり」に取り組んでいます。
新しい働き方に向けた取り組みとして、働く場所・日・時間を個人の生活環境に合わせて自由に選択できるような以下の制度を用意しています。
理由・回数を問わないリモートワーク
一部の職種を除き、リクルートでは理由・回数を問わないリモートワークを全社に導入しています。
出社しないことを前提としているものの、遠方通勤もしやすくなるように交通費に特急料金も条件付きで許可される場合もあります。
他にもリクルートは福利厚生や働き方に関する制度がとても充実しており、成長環境が整備されているので働きがいを感じやすい企業です。
そのため、転職市場でも人気企業の代表格となっており、理想のキャリアを実現するためにリクルートに入って市場価値を高めようという人もいます。
そんなリクルートに転職したい人はぜひすべらないキャリアエージェントをご活用ください。
末永
すべらないキャリアエージェントはリクルートへの転職支援に強みがあり、実際これまで転職支援した企業の中でリクルートが1番多いです。
また私末永が元リクルート出身ということもあり、リクルートに関する情報の量・質にはかなりの自信があります。
リモートワーク・テレワークができる仕事を探していて、その中でも成長したいと考えている人はリクルートがぴったりなので、一度弊社にお問い合わせください!
リクルートへの転職なら
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すべらないキャリアエージェント
リクルートの情報を熟知したキャリアアドバイザーが多数在籍!
リクルートについて、さらに詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてください。
トヨタ自動車
トヨタ自動車ではすべての社員が「より充実した」「不安のない」人生を送れるよう、充実した福利厚生制度を用意しています。
そのため、社員ひとりひとりが持てる力を発揮できるような職場環境の整備に力を入れています。
全社平均40〜50%の在宅勤務制度
導入率は職場によって異なりますが、全社としてリモートワークを推進しています。
また、仕事と育児の両立支援として、在宅勤務を認める制度もあります。この制度の対象職種は事務職・技術職・業務職です。
トヨタ自動車への転職について、さらに詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてください。
ヤフー
ヤフーは2014年からオフィス以外の好きな場所で働ける「どこでもオフィス」というリモートワーク制度を導入してきました。
2020年10月1日から「どこでもオフィス」の取得回数を廃止し、時間と場所に捉われない柔軟な働き方に対応できるように無制限としています。
無制限リモートワーク
どこでもオフィスは月5回を上限としていましたが、それを無制限とし原則在宅勤務の導入をしました。
対象者は全国の正社員、契約社員、嘱託社員で職種による制限はありません。また、最大で月7,000円の補助としてどこでもオフィス手当4,000円+通信費補助3,000円が支給されます。
ヤフーへの転職について、さらに詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてください。
リモートワーク・テレワークができる仕事へ転職する際の注意点
リモートワーク。在宅勤務ができる仕事へ転職する際には、以下の4点に気をつけましょう。
- 転職市場では求人はまだ少ない
- 求められるのは即戦力。経験者である傾向
- フルリモートとは限らない。ハイブリッド・リモートの可能性
- コロナが落ち着いたら出社に切り替わる可能性がある
リモートワークができる仕事の求人は、転職市場全体で見るとまだ少ないです。実際にどれぐらいの差があるのか2024年9月時点のリクルートエージェントで取り扱っている公開求人数を比較してみました。
公開求人数 | 457,300件 |
---|---|
リモートの公開求人数 | 34.745件 |
それぞれの求人数を比較すると、採用時にリモート前提としている企業が少ないことがわかります。
また、フルリモートではなく、ハイブリッド・リモートを導入している企業が多いです。ハイブリッド・リモートとはオフィス勤務とリモートワークを組み合わせた働きで、特定の曜日だけ出社する必要があります。
4つ目はコロナ禍でしかたなくリモートワークを導入した企業に多いのですが、感染が落ち着くと制度が形骸化し、週5日での出社に戻ることもあります。事実、楽天では2021年11月1日から原則週4日出社、週1日在宅勤務へと変更しています。
転職で後悔しないためには
リモートワーク・テレワークができる会社で働きたいと考える求職者はコロナ禍で増加しました。しかし、在宅勤務ありきで転職活動をするのはおすすめできません。
末永
自分が転職先に何を求めているのか、その優先順位を洗い出した上で求人を探したほうが納得のいく転職ができます。
末永
先ほども説明しましたが、リモートワークありきでは選べる求人が非常に少ないです。
自分のキャリアを狭めないためにも、転職軸に沿って求人を探すことをおすすめします。
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つまり、リモートワーク・テレワーク制度を導入している企業は上記の3つの業界に多く、さらにこれらの業界の中でBtoB事業を展開している企業に絞って転職先を探すと良いでしょう。