【2025年最新版】リクルート転職の難易度と中途採用選考対策|元社員が解説
この記事では、リクルートへの転職対策記事の完全版として、元リクルートで面接官も務めた私末永が、中途採用の転職難易度や選考対策、内定獲得率を上げる方法を解説します。
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リクルートの中途採用/転職難易度
リクルートの中途採用/転職難易度は高いです。
リクルートの転職難易度が高い理由
- 競争相手が非常に優秀
- 面接内容が独特
dodaが発表する転職人気企業ランキング2025によると、リクルートは22位です。「成長環境」「待遇」「年収」すべての面で全企業でも屈指の環境があり、多くの優秀な人材が応募します。
「なぜ」が2~3回繰り返される質問スタイルやWILL/CAN/MUSTが必須という独特な面接を行います。リクルートに特化した面接対策をしないと回答に詰まってしまい、「準備不足」「論理的思考力不足」と判断されます。
リクルートの転職難易度は高いと紹介しましたが、実際の難易度は応募職種の形態(正社員=GE職・SE職or契約社員=CV職)によって異なります。
正社員(GE・SE)に転職する場合
リクルートは中途採用の転職難易度が高いとお伝えしましたが、特に総合職であるGE職に転職するのは非常に難しいです。
一方で、地域と職種が限定された正社員であるSE職であれば転職難易度はGE職よりは易しいです。

末永

リクルートの正社員に転職するためのポイントは、面接での受け答えを繰り返し練習することです。
リクルートの中途採用面接では経歴だけではなく、「成長意欲」「論理的思考力」「素直さ」がチェックされています。
この3つのポイントを踏まえて、深掘り質問を想定した面接練習を繰り返すことが転職成功のカギです。
契約社員(KS)に転職する場合
リクルートの契約社員に転職する場合だと、正社員への転職と比べて転職難易度は易しいです。
リクルートの契約社員(KS職/旧CV職)とは3年間契約でリクルートで働ける社員のことですが、正社員とほぼ待遇は変わらないのに、経歴も学歴も不問で応募できます。
一方で、このような理由から正社員ポジションよりも応募は多くなっており、ほかの人と同じような対策だけだと内定獲得は難しいです。

末永

正社員も契約社員もどちらもリクルートに転職するのは簡単ではないです。
そのため、リクルートの内定を勝ち取りたい人は転職エージェントを活用しましょう。
「リクルートに特化した対策がしたい」「希望に合う求人を厳選して紹介してほしい」という人は、すべらないキャリアエージェントのような特化型エージェントがおすすめです。
すべらないキャリアエージェントは、リクルートで中途採用面接官を務めた私末永監修の「リクルート特化の選考対策プログラム」で選考対策をおこないます。
すべらないキャリアエージェントの強みや口コミもあわせてご覧ください!
リクルートの第二新卒の転職難易度
第二新卒のリクルートへの転職難易度は、職種や応募方法によって異なるものの、全体として高いです。
第二新卒の転職難易度が高い理由は、リクルートが人気企業のため競争率が高いことに加え以下のような理由があります。
第二新卒のリクルートへの転職が難しい理由
- 成果へのコミットと自律性が必須の文化
- 早期から戦力として働くことを期待される
リクルートでは新卒から成果を出すこと、自分で仕事を進めていくことが求められます。普通の第二新卒の人はこれらの経験がないため、面接でアピールすることが難しいです。
多くの日系企業は第二新卒採用=ポテンシャル採用という考えが一般的です。しかし、リクルートでは新卒の段階から戦力として働くことを求められ、それは第二新卒採用者も同じです。
リクルートでは、第二新卒でも新卒枠・中途枠どちらも応募できますが、社会人経験を活かした即戦力としての素養が厳しく問われるため、相対的にスキル・実績不足がネックになります。
リクルートに転職しやすい人の特徴
リクルートに内定した人に共通する特徴は以下の通りです。
- 当事者意識が高く、自責思考が強い
- 明るくガッツがあり、エネルギーが豊富
- 論理的・合理的にコミュニケーションできる
- 自分を客観評価でき、メタ認知力が高い
- 自分のありたい姿(will)が明確
- 本気度が高く、自らアクションできる
- 素直で柔軟に、本音で腹を割って話せる
- チームワークを大事にする
特に、リクルートには「圧倒的当事者意識」という言葉があり、社内ではよく「お前はどうしたい?」と聞かれることがあります。
「1.当事者意識が高く、自責思考が強い」はこの中でも特に求められる要素と言えます。
リクルートの中途採用の選考フロー
リクルートの中途採用の選考フローは、正社員・契約社員どちらも基本的には以下の流れで進みます。
リクルートの選考フローの流れ
- 書類選考
- SPI
- 録画面接(契約社員採用のみ)
- 1次面接
- 最終面接
※正社員の企画職・エンジニア職などの特殊職種はこの限りではないケースがあります。
書類選考
書類選考の特徴2つ
- 書類選考の通過率は比較的高い
- 履歴書/職務経歴書の内容が面接で聞かれる
リクルートは面接での選考を重視しており、書類選考はネガティブチェックの側面が強いためです。学歴や経歴もそこまで厳しく見られることはないです。
これを意識していないと面接の時の深堀でぼろが出てしまいます。自分が書いた内容とその理由は言語化してまとめておきましょう。
コーポレート職やテクノロジー職などの専門職は書類選考の段階でも「専門性」を厳しく見ることがあるため、これらの職種を検討する人はしっかり書くようにしましょう。
SPI
リクルートの中途採用選考ではSPIの受験が必須となっており、難易度は雇用形態ごとに異なります。
雇用形態別のSPI難易度
- 正社員の場合
- 契約社員の場合
通過難易度が高く、言語・非言語で7~8割の正答率を出す必要があります。
きちんと対策をした上で受験すればほぼ通過する難易度です。
職種やサービスによっては、能力検査以外に「性格検査」も見られるので、リクルート・希望職種がどのような人材を望んでいるのかを把握するようにしましょう。
録画面接(契約社員のみ)
リクルートの録画面接は契約社員採用のみ必要となるので、正社員への転職を検討している人は読み飛ばして大丈夫です。
リクルートの録画面接では下記の6つの質問が出題されます。
録画面接の質問内容
- 自己紹介
- 転職理由
- 志望動機
- 自身の強み・弱み
- 希望ポジション
- 希望エリア

末永

各質問1つずつ60秒で話すように指示されますので、事前に準備しましょう。また、自己紹介と転職理由をセットで話すように指示される場合もあるので、そのような指示がある可能性を念頭に練習しましょう。
録画面接では、しっかり目線をカメラに向けてはっきりとした口調で話し、印象よく写るように撮影しましょう。
1次面接
リクルートの一次面接の面接官は、人事かマネージャークラスが出てきます。
1次面接で見ているのは以下の2つです。
1次面接で見ている点
- リクルートの求める人物像に当てはまるか
- リクルートで活躍できるような経験をしているか

末永

1次面接では「リクルートへの志望度」はそこまで強く求められない代わりに、「リクルートで活躍できるか?」を厳しく見られます。
「現職の経験」や「今までどんな人生を歩んできたか?」を中心に聞かれるため、自己分析で自分の今までの過去の棚卸しを中心に言語化する必要があります。
具体的な質問内容は、こちらで解説しています。
最終面接
リクルートの最終面接では、マネージャーか事業部長クラスが出てきます。
最終面接で見ているのは以下の2つです。
最終面接で見ている点
- リクルートでどうなりたいか
- キャリアプランをどう考えているか

末永

最終面接では「リクルートへの志望度」や「入社への覚悟感」が求められます。
また、最終面接は非常にドライで淡々としているので、人によっては「怖い」と感じそうですが、あくまで演じているだけで、「厳しい環境でやりきれるか?」というストレス耐性を見ています。
リクルートの中途採用面接の特徴と頻出質問
リクルートの中途採用の面接対策について、以下の2つを詳しく解説します。
リクルートの面接の特徴
リクルートの面接の特徴は以下の2点です。
- WILL/CAN/MUSTが重要
- 深堀りスタイルの面接
「WILL=ありたい姿」「CAN=できること」「MUST=必要なスキル」のことです。「将来どんな人になりたくて、そのためにはどのような成長が必要か」という点をしっかりと話せる必要があります。
1つの質問で2〜3回は深掘りされる可能性があると考えておきましょう。例えば、「どうして営業を志望しているのか」という質問に「成長したいからです」と答えた場合、「なぜ成長したいのか」「成長とはなにか」「なぜ営業だと成長できるのか」という追加質問があります。
「WILL/CAN/MUST」が重要なことも、深堀りスタイルの面接も、どの職種の1次面接・最終面接でも共通しています。
リクルートの中途面接の頻出質問
質問内容は人によって変わりますが、以下質問はよく聞かれます。
- 転職活動を開始した理由は?
- 新卒で1社目を選んだ理由は?
- 前職を退職し現職に転職した理由は?
- 企業選定をする際の基準は?
- 転職先を選ぶ上で選定要件を3点あげるとしたら?
頻出質問の詳細はこの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
リクルートの面接では、あなたの価値観がもっとも重視される傾向にあり、自分の軸をしっかりと持った上で質問に答えていくことが大切です。

末永

リクルートは転職者の価値観を重視するため、転職者自身も自己分析を通して自分の価値観を理解してないといけません。
しかし、「徹底的な自己分析」というのは自分一人でおこなうのが難しく、客観的な視点が足りなかったり、深掘りするポイントが偏ってしまう人が多いです。
そういった失敗を起こさないためにも、リクルートへの転職を知り尽くしたすべらないキャリアエージェントで面接対策をしませんか?
すべらないキャリアエージェントのメリット
- 元リクルートで中途採用面接官も経験した末永監修の「選考対策プログラム」を利用
- リクルートの契約エージェント200社内で最も手厚い転職支援をしている「リーディングエージェント」に認定
- 平均10回以上の面談で、入社後の定着・活躍を見据えた戦略を提供
リクルートへの転職を成功させる方法
すべらないキャリアエージェントのリクルート転職成功事例
以下では弊社のすべらないキャリアエージェントに転職相談した人で、実際にリクルートへの転職に成功した事例をご紹介します。

Hさん
25歳・女性・大手損害保険企業勤務
前職は事故対応がメインで、お客様にポジティブな価値を提供できないことに悩んでいました。やりがいを求めて転職を決意しましたが、未経験の職種へ挑戦することや、安定した大手を辞めることに不安を感じていました。
担当の方に親身に寄り添っていただき、自己分析を徹底的に手伝ってもらったことで、本当に自分がやりたいことを見つけることができました。
結果、希望していたリクルートグループへの転職を成功させることができ、今は毎日成長を実感しながら働けています。
アクシス株式会社HP上記の想いをもって選考に臨んだHさんでしたが、転職にあたって以下の課題がありました。
転職成功までの課題
- やりたいことが明確になっておらず、キャリアの方向性に悩んでいた
- 営業未経験であり、選考でアピールできる強みや経験を自分自身で整理できていなかった
- 第一志望の最終選考で不合格となり、転職活動への自信を失っていた
そんなHさんでしたが、下記対策をメインにおこなったことで、見事内定を獲得し、納得のいくキャリアチェンジを成功させることができました。
弊社がおこなった対策
- 徹底した自己分析で「将来どうありたいか」を言語化し、ご自身が心から納得できるキャリアの軸を一緒に見つけ出した
- 前職の経験だけでなく学生時代の原体験まで深掘りし、未経験でも営業職に求められる「目標達成意欲」や「タフさ」を定量的にアピールできるエピソードを発掘した
- 夜遅くまで面接の壁打ちを行うなど、技術面・精神面の両方からサポートし、自信を持って転職活動に臨めるよう伴走した
リクルートへの転職に関するQ&A
リクルートへの転職に関するよくある質問をまとめました!
気になる質問がある人はぜひご覧ください!
リクルートに転職するのに学歴は関係ありますか?
全く関係と言ったら嘘になりますが、中途採用においては新卒採用ほど学歴が重視されるわけではありません。
リクルートが中途採用で最も重視するのは、学歴よりも「個人が何を成し遂げてきたか」という成果と能力、そして当事者意識やポテンシャルです。
面接の中でこれらの項目をアピールすることができれば、リクルートへの転職は十分可能です。また記事内でもご紹介していますが、契約社員であれば学歴不問なので、学歴を気にすることなく選考を受けることが可能です。
参考までにリクルートの採用学歴を紹介します。
リクルートの採用大学
リクルートグループの中でも、転職するうえで特におすすめの部署・職種はありますか?
リクルートグループの中でも、ホットペッパービューティー/ホットペッパーグルメの営業職、またリクルートスタッフィングの人材派遣営業職は特におすすめです。
これらのポジションは基本的に契約社員での募集が主で、契約期間3年での勤務になります。ただ契約社員といっても、正社員と比べて契約期間以外の差分はありません。
同じ待遇・環境で働くことができ、また退職時には100万円を受け取ることができます。整備された成長環境でキャリアアップのきっかけを作りたい人にはぜひおすすめしたいです。
リクルートの中途採用の平均年齢は何歳ですか?
リクルートの中途採用の平均年齢は、24歳~32歳が多いです。もちろん上場企業なので、募集において年齢制限はしていませんが、書類選考を通過していたり内定が出たりしているのは年齢の若い人です。
なぜなら、リクルートは管理職の年齢が比較的に若く、27歳~28歳で課長(ゼネラルマネージャー)になる人もおり、30代で部長や役員も珍しくないからです。
旧リクルートライフスタイルの前社長は38歳という若さでした。筆者の友人でも何名か執行役員や事業部長がおり、平均32歳くらいなんですよ。
とはいえ、年齢が上がれば上がるほど、リクルートの職務と関連する一定の専門的な経験や実績が求められる傾向にありますね。
リクルートの雇用形態にはどんなものがありますか?
リクルートの主な雇用形態は3種類です。
契約期間の定めがない正社員(GE社員)、3年契約で地域限定の契約社員(CV職)、勤務地と職種が限定される正社員(SE職)があります。
GE社員は主に開発や企画職で最難関の雇用形態です。CV職は転勤がなく、SE職は主に営業職で、やむを得ない事情があれば異動を避けることも可能です。
以下に契約社員(CV職)、SE職に関する記事をまとめているので、ご興味ある人はご覧ください。
リクルートへの転職は後悔すると聞いたことがありますが、本当ですか?
確かにそのようなうわさは聞いたことがあります。以下のような理由が多かったです。
リクルートへの転職を後悔する理由
- 目標(=ノルマ)におわれて辛い
- 労働時間が長い
- 給料が成績によって変わる
これらが嫌という人は、リクルートへの転職をやめておいたほうが良いでしょう。
一方で、「成績が重視される職場で働きたい」「圧倒的な成長環境で働きたい」という人は、これ以上なく良い職場ですよ。
ちなみに、成果重視と聞くと互いに蹴落としあう職場を想像する人もいると思いますが、リクルートはいい意味でおせっかいな人が多く、私も人間関係で悩んだことはなかったです。
リクルートの関連記事
ここでは、私が運営するすべらない転職にあるリクルートの関連記事を紹介します。
この記事内では詳しく紹介できなかったリクルート年収や福利厚生、契約社員などに関する記事もぜひ読んでみてください!
リクルートの選考対策に関する記事はこちら
リクルートの契約社員に関する記事はこちら
リクルートの年収・福利厚生・働き方に関する記事はこちら
すべらないキャリアエージェントについてさらに知りたい人は、こちらの記事もご覧ください!
すべらないキャリアエージェントについて