【元リク】リクルートの面接対策を解説!よく聞かれる質問は?
元リクルートの社員であり、リクルートで面接官をおこなっていた末永が、リクルートの面接の裏側を徹底解説します!
リクルートの面接通過率が知りたい人やリクルートの面接対策がしたい人、リクルートへの転職を迷っている人はぜひ読んでみてください。
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この記事を読んでもらいたい人
リクルートへの転職を考えている人
リクルートの選考対策をしたい人
営業でのキャリアアップを目指している人
リクルートの面接・選考通過率
【一般】 リクルート面接の通過率 |
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一次面接 | 約20% |
最終面接 | 約40% |
上記はあくまで参考値ですので、時期や応募者数によって前後しますが、それにしても低い数字ですよね。一次面接で約20%、2次面接で40%ですので、どちらも通過し、内定できる確率は単純計算で8%です。
ですが、転職エージェントを利用すれば選考に通過する確率を上げることができます。
転職エージェントを利用した際の平均的な数値はわからないので、弊社のエージェントを利用した場合の通過率を紹介します。参考程度にご覧ください。
【弊社エージェントの場合】 リクルート面接の通過率 |
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一次面接 | 約65% |
最終面接 | 約65% |
転職エージェントを利用するのとしないのとでは、大きな違いがあることがお分かりいただけると思います。
転職エージェントを利用した際に通過率が高いのにはいくつかの理由がありますが、1番大きな理由は、特徴的なリクルートの面接に対して、特化した選考対策をおこなうからです。
個人で選考対策をしてもリクルートに関する詳細な選考情報がないので、一般論的な対策しかできません。
しかし、転職エージェントは企業の採用担当とコミュニケーションを取っているのでリアルタイムでリクルートの選考情報を把握しています。
リクルートの面接の特徴
リクルートへの転職を多数支援してきた中で、ほとんどの転職者が独特なリクルートの面接対策に苦戦していました。
ですが、正しい面接対策をおこなえば怖くありません。まずはリクルートの独特な面接の特徴を押さえてから攻略していきましょう。
人柄・価値観重視
リクルートの面接では、過去の実績や経歴以上に、人柄や価値観が重視されます。学歴フィルターもありません。
特に面接の中で見られていると言われるポイントは『当事者意識があるかないか』です。
リクルートの社内用語に「圧倒的当事者意識」と呼ばれる考え方があり、何事も自分ごと化できるかどうかを面接で判断しているようです。
「圧倒的当事者意識」の面接でのアピール例
例文(営業職)
私の強みは、現状を打破するために自ら起点となって行動する「当事者意識の高さ」です。
前職で担当エリアの売上が頭打ちになった際、私は既存手法の延長では限界だと感じ、未開拓だった業界へのアプローチを決意しました。
自ら市場を調査、反対する上司をデータで説得し、開発部門も巻き込んで新プランを企画・提案しました。結果、新規の大型契約を獲得し、社内に新しい成功事例を作ることができました。
また、実績は重視されないものの、論理的思考力はチェックされるポイントです。リクルートでは、当事者意識の強さから「お前はどうしたいの?」と頻繁に聞かれます。
自分の考えを話す際は、必ず根拠を求められますし、論理的思考力はビジネスに欠かせないスキルです。この能力が備わっているかどうかは、面接の受け答えでチェックされます。
徹底的な深掘り
上記のように、転職者の人柄や考え方、価値観を知るために、面接では1つの回答に対して徹底的に深掘りされます。
リクルートは多様性を大切にしている企業なので、特定の価値観を持っている人をお見送りにしているわけではありませんが、社内で大事にされているスタンスにフィットするかどうか、というポイントは深掘りを通じてチェックされています。
この深掘り質問は多くの転職者がつまづくところで、優秀で論理的に話すことが得意な人でも、自己分析を十分におこなっておらず、面接官の深掘りに答えられなくてお見送りになることが多々あります。
1つの質問に対する回答から、さらに3回の質問が追加されることがあるので、自己分析をして、それを筋道立てて説明するのがどれだけ大変か想像していただけるでしょう。
そこで、リクルートの中途採用面接官を務めた経験もあり、現役転職エージェントの私が「これは事前の対策なしで答えるのは厳しいな」と感じた質問をいくつか紹介します。
末永が手強いと思った質問
- (未経験者に対して)どうして○○職を志望しているのですか?
適性が感じられるエピソードはありますか?
もし仕事内容が想像と違った場合、どうしますか? - (未経験者に対して)この仕事を新卒の就活時に志望しなかった理由はなんですか?
- (経験者に対して)これまでの手法がリクルートでも転用できると思う理由はなんですか?
これまでのやり方で思ったような成果が出なかったり、目標が未達に終わったらどのように行動しますか?
これらの質問は、リクルートの人間でも事前準備なしに答えることはかなり難しいですが、これらの質問に論理的に矛盾なく答えることがリクルートに入社するためには必須と思ってください。
志望動機の重要度が低い
リクルートは志望動機の重要度が比較的低いことで知られています。
というのも、リクルートの面接では以下の2点を確認するために志望動機を聞いています。
- 志望するに至った背景を論理的に説明できるか
- 志望動機から入社後の活躍が想像できるか
リクルートでは一般的な企業で確認されるような、会社に対するロイヤリティーを重視していません。
むしろ「リクルートを踏み台にして成長したい!」という思考の人が好まれます。
もちろん踏み台にしたいという気持ちがなくても、何かしら強い想いやビジョンがあれば好印象を与えられますよ。
【元リクが教える】リクルートの面接対策法
リクルートの面接は一次面接と最終面接で見られてるポイントが若干異なります。
そのためリクルートの面接対策の方法について、一次面接と最終面接にそれぞれ分けて解説していきます。
一次面接
リクルートの一次面接は人事担当、もしくはマネージャークラスの社員が出てくることが多いです。
リクルートの一次面接では主に、リクルートの求める人物像に当てはまるかどうかを深堀りすることで判断しています。
そのため、リクルートへの志望度はそこまで強く求めておらず、それよりもカルチャーマッチしているか、成長意欲や在りたい姿が明確かどうかを注力して見られます。
具体的には「学生時代や現職の経験」や「これからどうなっていきたいのか」を中心に聞かれるため、自己分析で過去の経験の棚卸しや自分の理想の将来像を中心に言語化していくことをおすすめします。
面接官からすると、自己分析や面接対策が甘いというのはすぐに分かるので、抜かりなく入念に対策をしておきましょう。
最終面接
リクルートの最終面接はマネージャー、もしくは部長クラスの社員が担当することが多い傾向にあります。
最終面接は一次面接とは違って「リクルートを選んだ理由」や「入社後の覚悟」を見られています。
そのため、数ある企業の中でなぜわざわざリクルートに入りたいのか、リクルートに入社後はどういったキャリアを描いているのかということを言語化して話せるようにしておきましょう。
また、リクルートの最終面接は非常にドライな雰囲気で淡々と進みます。そのため、その雰囲気にやられて本領を発揮できない人が多くいます。
リクルートの最終面接を通過して内定を獲得するためには、リクルートの選考ポイントを意識しながら模擬面接等で場数を踏んでいく必要があります。
他にも、後ほど紹介するお見送りの理由に引っかからないかつ、以下で説明することを対策していけば、選考突破率は格段に上がります。
面接中に限らずですが、リクルートの人たちが好んでよくする質問として、以下3つがあります。
- なぜそうなの?それを主張する背景や理由、動機付けは?
- 他にはないの?本当にそうなの?それを主張する前に、他の選択肢と比較し吟味した上での結論なのか?
- 具体的に言うと?それに対して自分なりの解釈や定義、言語化ができているのか?
上記3つの質問を繰り返すことで、その人の本気度や、本当の価値観をあぶり出そうとしてくるのです。
ここでは、一次面接と最終面接の対策として意識するべきことを紹介しましたが、結局は「リクルートのことをどれだけ理解できているか」と「面接で効果的にアピールできるか」にかかっています。
リクルートの面接対策で少しでも不安がある人や面接対策の手厚いフォローを受けたい人は、ぜひすべらないキャリアエージェントにご相談ください。
リクルートの面接でよく聞かれる質問集
リクルートの面接で最も重要視されるのはあなたの価値観についてです。そのため、自分の軸をしっかりと持って、質問に答えていくことが大切です。
リクルートの面接官は、質問を通してあなた自身の価値観を知り、どんな想いを持っているのか、主体的にキャリアを歩んでいける人物なのかを確認しています。
以下で実際にリクルートの面接で聞かれる質問例を紹介していきます。
人によって聞かれることは違いますが、ぜひ面接対策をおこなう際の参考にしてみてください。
リクルートの面接での質問例
- なぜ転職活動を開始されようと思ったのですか?
- なぜ、新卒で就職活動された際に、1社目を選ばれたのでしょうか?
- なぜ前職を退職され、現職に転職されたのでしょうか?
- どういった基準で企業を選定されたのでしょうか?
- 転職先を選ぶ上で、どういった観点・方向性で企業・仕事を探しているのですか?それはなぜですか?選定要件を3点あげるとしたら、それはなんですか?
- 今までで1番印象に残っている出来事・頑張ったと思えることはなんですか?
- 周りのご友人など、近しい人からどんな人と言われますか?強みや良い点、逆に課題だと指摘される点はどんなことですか?
- 今まで取り組んできたことで、自分なりに工夫し、成果に繋げた経験があれば教えてください。
- 結果ご縁があり、入社された場合は、どんなことをやっていきたいですか?それはなぜですか?
- 入社して、未経験の仕事をされる中で、壁にぶちあたった際、どのように対応しますか?なぜそう考えるのですか?
- 直近1~3年間で何を得たい、何をゴールとして考えていますか?それを実現するために、入社後、具体的にどういったことをする必要があると思いますか?
- 仮に3年後求めていた成果が実現できたとして、次に何にチャレンジしようと考えていますか?
- 弊社の仕事で、ご自身で活かせると考えるスキル・経験・考え方等があれば、教えてください。それは、なぜそう思うのですか?
- 入社後、早期に成果を出したり、実力を身につけるために、どんなことが必要と考えていますか?どのように行動していこうと考えていますか?
ちなみに、リクルートにはいくつかグループ会社がありますが、面接内容や質問内容はとくに変わりないです。
「なぜそういう考えになったのか」「どうしてそう思ったのか」と、自分の回答に疑問を持ち、さらに深掘りをして答えていく自己分析を徹底的におこないましょう。
リクルートの面接で刺さる志望動機例
ここからは、リクルートの面接で刺さる志望動機の例を紹介していきますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
リクルートの志望動機例
私がリクルートに興味を持った理由は、同社が人々の生活に密接に関わるサービスを提供していることと、多様な事業展開をしていることです。
また、リクルートは社員の働きやすさにも力を入れており、社員の成長やキャリアアップの機会を提供していることが魅力的です。私は、自分のスキルや経験を活かし、リクルートのビジネスに貢献したいと考えています。
さらに、リクルートが持つ多様な人材との協業や、グローバル展開にも興味があります。これらの理由から、リクルートでのキャリアを積みたいと考えています。
リクルートの志望動機例2
私がリクルートに興味を持った理由は、同社が日本を代表する総合人材サービス企業であり、多様な事業展開をしていることです。
リクルートが提供する人材サービスは、人々の生活や企業の成長に欠かせないものであり、それに貢献できる魅力を感じました。また、リクルートは社員の成長を支援する制度や、多様な働き方に対応する柔軟な制度を整備していることが魅力的です。
私は、リクルートのグローバル展開や、新しいテクノロジーを活用したサービス開発にも興味があります。これらの理由から、リクルートでのキャリアを積み、自分のスキルや経験を活かした貢献をしたいと考えています。
上記はあくまで一般的な志望動機例ですので、良いところは真似した上で、自分らしい志望動機を作成していくことが大切です。
志望動機を作るのに苦戦している場合は、転職エージェントに相談することで無料で志望動機作成のサポートを行ってくれますよ。
リクルートの志望動機の作成に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので気になる人はぜひご覧ください。
ポジションや雇用形態によって変わりますが、結論リクルートの選考通過率は低いです。
書類選考が易しいため、とくに面接の通過率が低いことで知られています。