
リクルート中途採用のSPIを最短で攻略するには?適性検査のボーダーや対策方法を解説!
リクルートのSPIを最短で攻略するには、志望ポジションに合わせた勉強時間の確保が必要です。
正社員(GE職)志望なら最低2週間、契約社員(KS職なら3日〜1週間が目安です。
この記事では、SPI通過率・ボーダーの実態から、最短で合格ラインに到達する勉強法、おすすめの参考書・アプリまで解説します。
リクルートSPIとは
リクルートの中途採用では、選考の序盤でSPIを受けます。SPIは、リクルートグループの「リクルートマネジメントソリューションズ」が開発した適性検査で、多くの企業が採用に使っている定番のテストです。
検査内容は、大きく次の3つです。
| 言語(能力検査) | 言葉の意味や、文章の要旨を正しく理解する力を測る |
|---|---|
| 非言語(能力検査) | 計算や論理的思考など、数的な処理力を測る |
| 性格検査 | 日頃の行動や考え方から、人となりや向いている仕事を把握する |
SPIには英語・構造的把握力もありますが、リクルートの中途採用で課されるのは基本的にこの3つです。所要時間は、能力検査(言語・非言語)が約35分、性格検査が約30分の合計65分ほどが目安です。
SPI-UとSPI-Gの違い
リクルートのSPIには、大卒新卒向けの「SPI-U」と、キャリア(中途)採用向けの「SPI-G」があります。中途採用では主にSPI-Gが使われます。
両者の主な違いは、非言語(計算)の出題内容です。中途向けのSPI-Gでは、損益算・料金の割引・代金の精算など、社会人の実務に近い計算問題が出やすくなります。新卒向けのSPI-Uより、仕事を想定した内容になっているイメージです。
ただし、SPI-UとSPI-Gのどちらが使われるかは、入社年度・領域・職種グレード(GE職・SE職・KS職)・部署によって変わることがあります。気になる場合は、応募先に確認するのが確実です。
SPIの受検方法
受検方法は、応募先によって次のいずれかになります。
| テストセンター | 専用会場またはオンラインで、監督者のもと受検する |
|---|---|
| WEBテスティング | 自宅などのパソコンで受検する(スマホ不可) |
| ペーパーテスティング | 企業が用意した会場でマークシート受検する |
| インハウスCBT | 応募先企業に出向き、社内のパソコンで受検する |

先に大事なことをお伝えすると、リクルートの選考で本当の関門は面接です。書類とSPIは比較的通りやすく、1次面接で「自分の頭で考えて動けるか」を厳しく見られます。
だからSPIは、足切りされない程度にきちんと対策しつつ、力を入れるべきは面接、と考えておくとバランスが良いですよ。
リクルート中途採用のSPI通過率・ボーダー
リクルートのSPIの合格ラインは公式には非公開です。ただ一般的には、正答率で7割ほどを目標にしておけば安心とされています。
職種グレード別のSPI難易度
リクルートグループ全体のSPIの難易度は高めですが、契約社員採用(KS職)であれば難易度が下がります。
- GE職(総合職):新卒採用と同じレベルが求められる(正答率7〜8割が目安)
- SE職(地域・職種限定社員):大学受験できちんと勉強していた人なら問題ないレベル(正答率7〜8割が目安)
- KS職(契約社員):高卒・専門卒の人でも、対策すれば十分受かるレベル
ちなみに、弊社すべらないキャリアエージェントの過去支援者の情報では、契約社員のSPI通過率・ボーダーは以下の通りです。
契約社員のSPI通過率・ボーダー
- SPIの通過率:約70%
- SPIのボーダー:東京・大阪エリアでは7段階中3点以上、その他のエリアでは7段階中2点以上
契約社員採用では学歴よりもポテンシャルを評価するため、学力のボーダーが低く設定されています。KS職はポテンシャル採用が中心なので、SPIより「なぜリクルートか」の動機づけのほうが重要です。

「自分のポジションだと、どこまで対策すれば通るのか」がわからないと、力の入れどころに迷いますよね。
すべらないキャリアエージェントは、リクルートへの支援を数多く手がけてきました。契約社員の通過率やボーダーの実績もあるので、志望ポジションごとに、どのくらい対策しておくと安心かの目安をお伝えできますよ。
リクルートSPIの例題・過去問
リクルートのSPIで実際に出る形式を、言語・非言語・性格検査に分けて紹介します。まず自分で解いてみて、答えは下のボタンから確認してみてください。
言語の例題
【例題】語の意味
下線部のことばの意味を考え、意味が最もよく合致するものを1つ選びなさい。
「火を消すこと」
A. 火事 B. 火気 C. 消火 D. 発火 E. 放火
答えを見る
答え:C(消火)
言語では、語句の意味・二語の関係・熟語の成り立ち・長文読解が出ます。長文は、本文より先に設問を読み、「何を問われているか」を確認してから読むと時間を大きく短縮できます。
非言語の例題
【例題】順序の推論
P・Q・R・S・Tの5人が1列に並んでいる。次のことが分かっている。
・Rは一番前に並んでいる
・Rの4人後ろにSが並んでいる
・PはQのすぐ後ろに並んでいる
このとき、Tの位置として考えられるのはどこか。
答えを見る
答え:前から2番目と4番目
Rが1番前、その4人後ろのSは5番目に決まります。残るP・Q・Tのうち、PはQのすぐ後ろなので「Q→P」の並び。これを空いた2〜4番目に当てはめると、Tは2番目か4番目になります。
非言語では、この推論のほか、料金計算・損益算・速度算・確率・表の読み取りなどが出ます。推論は頭の中だけで考えず、必ず手を動かして並びを書き出すと一気に解けます。計算問題は、公式に当てはめて解けるものを確実に取り、表は概算で選択肢を絞るのがコツです。
性格検査の例題
【例題】次の質問について、自分にどの程度あてはまるかを選びます。
「買い物では、よいと思ったらすぐ買ってしまう」
→ Aに近い/どちらかといえばAに近い/どちらかといえばBに近い/Bに近い
性格検査は、営業への適性や組織への向き・不向きを見るものです。応募する職種で求められる振る舞いを意識して答えるとよいですが、本来の自分とかけ離れると回答に矛盾が出ます。「求められる自分」を意識しつつ、離れすぎないのがコツです。
※例題は「SPIの能力検査とは?」・「SPIの性格検査とは?」(リクルートマネジメントソリューションズ)の公開問題例をもとにしています。
リクルートSPIの対策
リクルートのSPIは、正直そこまで長い対策時間は必要ありません。SPI対策アプリを1周し、苦手な問題を反復して解くくらいで十分です。ポイントを押さえておきましょう。
「正答率」より「解く速さ」を意識する
SPIで最も重要なのは、正答率よりも「解く速さ」です。最後まで解かないと正答数は上がらないため、分からない問題は飛ばして、どんどん次に進みましょう。
迷って3問しか解けないより、飛ばして10問解いたほうが、正解できる母数が増えます。あらかじめ1問にかけられる時間を概算し、時間配分を決めておくのがコツです。
分からない問題も、とにかく埋める
SPIは間違えても減点されません(誤謬率は測定していません)。選択式なので、適当に選んでも正解する可能性があります。空欄にせず、必ず何かを選んで埋めるようにしましょう。
非言語(計算)のコツ
非言語は、まず問題文をしっかり読んで「何を求めるのか」を把握します。細かく計算しなくても、概算で選択肢を絞れる問題が多いので、真面目に計算しすぎないこと。速度や割合の問題では、単位(km/時、m/分など)を必ず揃えて計算します。
言語(国語)のコツ
言語は、参考書を一周しておけば十分対応できます。長文読解では、本文に書いていないことは推測せず、書いてある内容だけで答えるのが鉄則です。設問を先に読んでから本文を読むと、時間を短縮できます。
性格検査は「求められる人物像」を意識しつつ、離れすぎない
性格検査は、営業適性や組織への向き・不向きを見るものです。
応募する職種で求められる振る舞いを意識して答えると評価につながりやすいですが、本来の自分とかけ離れると回答に矛盾が出て、かえってマイナスになります。「求められる自分」を意識しつつ、離れすぎないのがコツです。
補足すると、リクルートは各社でSPIの結果が共有されることがあります。複数のグループ企業に応募していても、最初に届いた企業のSPIを受ければ大丈夫なケースが多いです。

SPIは対策すれば十分通過できますが、リクルートの本当の勝負は面接です。とくに「なぜリクルートか」「3年後どうなりたいか」を自分の言葉で語れるかどうかで、結果が大きく変わります。
この言語化は1人だと詰めきれない部分です。そこを一緒にやりたい人は、元リクルート社員が在籍する弊社すべらないキャリアエージェントに相談してみてください。面接官が何を見ているかを踏まえて対策できますよ。
リクルートSPIのおすすめ対策本・アプリ・過去問
SPIはどの企業で受けても似た問題が出るので、参考書やアプリで対策するのがおすすめです。それぞれ長所と短所があります。
参考書とアプリの特徴
SPI参考書
一問ずつの解説が豊富で、机に向かってじっくり対策するのに向いています。一方、スキマ時間で対策したい忙しい人には不向きです。
SPIアプリ
電車などのスキマ時間の対策に向いています。一方、非言語の計算がしづらく、手で書いたほうが覚えやすい人には不向きです。
以下では、弊社すべらないキャリアエージェントの支援者で通過した人がよく利用していた、おすすめの参考書・アプリを紹介します。
【テストセンター・SPI3-G対応】これが本当の転職者用SPI3だ!
講談社の「これが本当のSPIだ!」シリーズは、新卒採用で使われるSPIの定番参考書です。新卒時代にこれで対策していた人は、この参考書から始めるのがおすすめです。
史上最強の転職者用SPI よくでる問題集
解説がとても丁寧で、正解するだけでなく「スピーディーに解くにはどうするか」も教えてくれます。SPIは速さが命なので、この解説があるのは心強いです。
大手・人気企業突破 SPI3問題集【完全版】
大手・人気企業のSPIで満点を狙う設計で、リクルートのSPI対策に向いています。ただし基本は新卒向けなので、転職者向けのSPI-Gで出る問題がカバーされていない点は要注意です。
SPI言語・非言語対策問題集 就活/転職対策アプリ
100万人以上が利用するSPI対策アプリで、問題数が500問と多いのが魅力です。シンプルなUIで広告もなく、間違えた問題だけを自動でまとめて復習できます。
SPI言語・非言語 就活問題集-適性検査SPI3対応-
就活生向けですが、転職者も利用できます。学習の進捗がグラフで見えるので、学習をしっかり管理したい人におすすめのアプリです。
リクルートのSPIで落ちる人の特徴
リクルートのSPIで落ちやすい人には、共通する特徴があります。当てはまるものがないか確認しておきましょう。
中途だからと油断して対策しない
最も多いのが、対策せずに受けてしまうパターンです。中途採用は職務経歴書や面接対策でやることが多く、SPIが後回しになりがちです。
ですが、SPIは面接のように経験や話し方でカバーできません。とくに非言語は、慣れていないと時間内に解ききれず、点数が伸びないまま終わります。
短期間でも対策すれば点数は上がるので、最低限の準備はしておきましょう。
基礎的な問題が抜けている
SPIは難問より、基礎的な問題を確実に取れるかが勝負です。社会人になって数学から離れていると、分数・割合・速度算などでつまずきやすくなります。
難しい問題に時間をかけるより、取れる問題を確実に拾う意識が大切です。
IRT方式を知らず、序盤でつまずく
SPIの能力検査は、回答状況に応じて問題の難易度が変わるIRT方式が採用されています。正解が続くと難しい問題が、不正解が続くと簡単な問題が出る仕組みです。
この方式の厄介な点は、序盤のミスが響きやすいことです。最初の数問で焦って雑に解くと、その後が簡単な問題に寄ってスコアが伸びにくくなります。序盤こそ丁寧に解きましょう。
時間配分に失敗する
まじめに全問解こうとして、時間が足りなくなるパターンです。1問に時間をかけすぎて後半が手つかずになると、正答率以前に回答数が足りずスコアが伸びません。
SPIはタイムアタックに近いと考え、取れる問題から確実に拾いましょう。
性格検査を何も考えずに答えている
意外かもしれませんが、性格検査を無防備に答えるのも、落ちる一因になります。
性格検査は、営業への適性や人との関わり方など、組織人としての傾向・適職を見るものです。そのため、普段のありのままの自分というより、応募する職種(営業なら営業マン)として求められる振る舞いを意識して答えると、評価につながりやすくなります。

ただし、本来の自分とかけ離れた回答をすると、回答どうしで矛盾が生まれたり、面接で話す内容とズレたりします。意識はしつつ、離れすぎないのがちょうどいいバランスです。
リクルートのSPIは監視される?
自宅でWebテストを受ける際、「カメラで監視されるのでは」と不安になる人もいます。結論から言うと、リクルートのSPIは、基本的にカメラ監視はありません。
受検方法によって、監視の有無は次のように変わります。
| WEBテスティング(自宅受検) | カメラ監視は基本なし。自宅などのパソコンで受検する |
|---|---|
| テストセンター(オンライン) | 監督者がオンラインで監督する形式もある |
| テストセンター(会場) | 専用会場で監督者の監督のもと受検する |
ただし注意したいのは、リクルート以外の企業では、カメラ・マイク・画面共有で常時監視する監視ツールを導入しているケースもあることです。応募先によって方式が違うので、心配な場合は事前に確認しておくと安心です。
いずれにせよ、不正をしなければ問題ありません。監視の有無を気にするより、落ち着いて実力を出せる受検環境を整えるほうが大切です。静かな場所で、通信が安定したパソコンから、時間に余裕をもって受検しましょう。
リクルート転職成功者のSPI体験談
ここでは、弊社すべらないキャリアエージェントで支援した転職者の、SPIの体験談を紹介します。
私のおすすめは、シーンによって勉強方法を変えることです。家ではじっくり時間を使って参考書の問題を解き、通勤電車の中ではアプリで言語問題の一問一答を対策していました。
在職中の転職活動で、とにかく時間を効率的に使いたかったので、メリハリをつけて対策していましたよ。
能力検査の対策としては、参考書を一冊買って、それを3周しました。
性格検査は、エージェントさんから「くれぐれも嘘をつかないように」と言われていたので徹底しました。ただ、何を求められているのかを把握するのは大事だと思い、リクルートがどんな人材像を理想としているかは事前にリサーチしておきました。
能力検査は基礎問題ばかりだから大丈夫だろうと、正直なめていました。問題集をパラパラ見ただけで、時間を測って解く練習をほとんどしなかったんです。
結果、最後まで解ききれず時間が足りなくなって…。性格検査も、リクルートが求める「素直でいいヤツ」を意識しすぎて、逆に正直に答えられなかった部分があったかもしれません。それが響いたのかなと反省しています。
まとめ
リクルートのSPIは、正答率で7割ほどを目標に、1冊の参考書やアプリを繰り返して「速く正確に解く」形に仕上げれば十分通過できます。分からない問題は飛ばし、取れる問題を確実に拾うのがコツです。
ただし、リクルートの選考で本当の勝負は面接です。SPIは足切りを超える準備をしつつ、力を入れるべきは「なぜリクルートか」「3年後どうなりたいか」を語れるようにすることです。
この面接での言語化は、1人だと客観的に詰めるのが難しい部分です。
すべらないキャリアエージェントには元リクルート社員が在籍しているので、SPIの対策度合いから「なぜリクルートか」の言語化まで、選考全体を一緒に固められます。転職を決めていない段階でも相談できるので、まず動いてみるのがおすすめですよ。
- 特徴1:未経験からのリクルートグループへの転職実績100件以上!
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