なぜリクルートへの転職は後悔するのか? 最近卒業した社員の話をもとに徹底解説!
なぜリクルートの営業職は、目標達成へのプレッシャー、質より量の営業スタイル、大手特有のもどかしさに後悔する人が多いのか、その実態を詳しく解説します。
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【元社員が暴露】リクルート転職で後悔する本質的な理由3選
リクルートに入社して後悔するのは、営業職の人が多いです。
後悔する理由は何なのか、なぜ後悔するのか、リクルートの内情を踏まえて解説します。
1. 質より量の営業スタイル
1つ目の後悔理由は、会社の事業方針として「質より量の営業スタイル」が強まっている点です。
この効率化の追求が、営業活動においては「対応できる件数」、つまり「量」を重視する動きに直結しています。
「顧客一人ひとりに深く向き合いたい」という想いを持って入社した人ほど、この点で大きなジレンマを抱える可能性があります。
評判・口コミ

新卒女性(退職)
リクルーティングアドバイザー
HRエージェント事業に所属していたが、事業全体の方針としても質より量という感じが否めない。入社した頃は質を重視する風土を感じられていたからこそ、直近の事業方針には違和感の方が大きい。
【エンゲージ 会社の評判】
一見マイナスのように見えますが、量をこなして、仮説を検証し、高速でPDCAを回すための貴重な実践の場であると捉えることもできますね。ということもできますね。
2. 目標達成への強烈なプレッシャー
2つ目の「目標達成への強烈なプレッシャー」については、2つの要因が関係しています。
目標達成への強烈なプレッシャー
- 達成までのプロセスを問われるプレッシャー
- 人事評価に直結するというプレッシャー
2-1. 達成プロセスを問われるプレッシャー
リクルートでは、達成できるかどうかギリギリの目標が設定され、上司から常に「どうやって達成する?」といった問いが頻繁に投げかけられます。
これは「考えながら走る」ことを促す成長支援の一環ですが、人によっては常に思考し続けないといけないという状況に息苦しさを感じます。
評判・口コミ

中途男性(現職)
リクルーティングアドバイザー
「自立・自走」を求められるあまり、人によっては放任に近いと感じる場面があることです。育成精度は整っていますが、受け身では成長できず、環境を活かすには高い主体性が求められます。
【エンゲージ 会社の評判】上司や同僚に相談することが禁止されているわけではないので、助けを求めれば懇切丁寧に応じてくれます。
しかし、一人で抱え込んでしまったり、「できない自分」を周りに発信することに抵抗がある人は、かなり苦戦しているイメージが強いです。
2-2. 人事評価に直結するプレッシャー
リクルートの人事評価は、定性評価と定量評価に分けて行われます。 営業職の場合は、定量目標が全体の9割を占める部署がほとんどであるため、目標達成が自分の給与やボーナスに密接に結びつきます。
特にボーナスは、目標を達成できたかどうかで支給額が大きく変動するのが特徴です。
「自ら考えて動く自走が求められる」というと聞こえは良いですが、裏を返せば、そのプロセスと結果の責任を個人が負っているとも言えます。
この厳しい環境を「成長機会だ」と楽しめるかどうかが、大きな分かれ道になるでしょう。

末永

営業スキルを高めて、自己成長したいと考えている人には、リクルートは最適な環境です。
目標達成に向け、自ら仮説を立て、圧倒的な行動量で検証を素早く行い、PDCAを回し続ける。
リクルートの営業では、単なる営業スキルではなく、どの業界でも通用する本質的な課題解決能力が身につきます。
中途入社比率は55.7%となっており、常に採用の門戸は開かれている状態です。
誰にでもチャンスはありますが、そのチャンスを確実に手に入れるためには、入念な面接対策が不可欠となります。
しかし、本当の意味での面接対策とは、単なる合格テクニックを学ぶことではありません。
私たち、すべらないキャリアエージェントが重視しているのは、「入社後の活躍」です。
そのため、元リクルート社員の私末永が、内部にいたからこそ分かる「本当に評価され、活躍する人材の条件」を基に、リクルートに特化した必勝の型を提供しています。
このメソッドにより、これまで数多くの方のリクルートへの転職を成功に導いています。
お使いいただければ、リクルートの特徴的な面接に自信を持って挑める状態までご支援いたします。
ただ一人ひとりの求職者に丁寧に向き合って、特化した選考対策をおこなっているため、面談枠には限りがあります。リクルートに入社して活躍したい、リクルートのような成長企業に入社して事業を牽引する社員になりたい、そんな人はお早めにご相談ください!
リクルートの選考対策なら
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すべらないキャリアエージェント
元リク社員作成したリクルート特化対策プログラムが受けられる!
また、リクルートへの転職をお考えの人は以下の記事がおすすめです。面接対策に限らず、リクルートの情報を網羅している記事なので、ぜひご覧ください。
3. 大手特有のもどかしさ
3つ目の後悔理由は、「メガベンチャー」というイメージとは裏腹な、大手企業特有の意思決定スピードの遅さです。
これは、会社の規模が大きくなり、社会に対して大きな影響を与えているからこその課題といえるかもしれません。
社内では、現場と企画の部署のフロアの階が異なり、顧客の声を事業にスピーディに反映しづらい部署もあります。
メディアやプロダクト変更に関して話題として上がりやすく、お客様の声を受ける機会が多い現場社員ほど、このもどかしさを感じやすいようです。
「ボトムアップでどんどん会社を良くしていきたい」と考える人にとっては、この小回りの利かなさが後悔ポイントになる可能性がありますね。
ただ、裏を返せば、変更が容易にできないほど、世の中に大きなインパクトを与えている事業に携われるということでもあるため、価値観によって合う・合わないが分かれる部分だと思います。
評判・口コミ

新卒男性(退職)
営業
大組織で好きステークホルダーが多いので新しいチャレンジへの判断スピードが遅い。
【エンゲージ 会社の評判】実は入社した方が良い理由3選
ここまで聞くと、「リクルートに転職すると後悔するかも…」と感じた人もいるかもしれません。
ただ、他社では手に入らない大きなメリットが存在します。ここからは視点を変えて、「3つの本質的なメリット」を解説します。
1. 自走スキルの向上
最大のメリットは、どこへ行っても通用する「事業成長スキル」が飛躍的に高まることです。
事業成長スキルとは?
- 構造把握力
- 課題設定力
- 施策設計力
- 施策推進力
リクルートの仕事では、「これは自分の事業だ」という意識を持って、事業を構造的に整理して、自ら課題を設定して、どうすれば解決できるか仮説を立て、周囲の人を巻き込んで実行し、その結果を振り返って次に活かす(PDCA)、というサイクルを常に高速で回すことが求められます。
誰かの指示を待つのではなく、自分で考えて動き、成果を出す。この経験を繰り返すことで、どんな事業でも伸ばしていく上でも必要なベーススキルが自然と身に付きます。これは、あなたの今後のキャリアにとって、とても貴重な財産になりますよ。
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中途女性(退職)
CA
部署内全員のモチベーションがとても高かったため、非常に刺激を受けた。私はノルマを達成できない期間が続き、できない自分に落ち込んだ。しかし、周囲の助言と協力を糧に、最終的にはノルマを達成でき、苦しい時期を乗り越えることができた。そこに自己成長と組織への貢献を感じられたことが、私の働きがいになった。
【エンゲージ 会社の評判】2. 転職で有利になる
2つ目のメリットは、その後のキャリアを考えた時に「転職で非常に有利になる」という点です。
「リクルート出身」という経歴は、転職市場において一種のブランドのような役割を果たしています。多くの企業から「目標達成意欲が高く、厳しい環境で成果を出してきた優秀な人材」というポジティブな評価を受けやすいです。
私も一例ではありますが、リクルートで得たスキルや実績を活かして、有名企業やスタートアップの幹部、または起業といった、多様なキャリアを歩んでいる人はたくさんいます。
リクルートを卒業した後のキャリア一覧
- マッキンゼー
- ボストン・コンサルティング
- SONY
- アクセンチュア
- 電通
- 博報堂
- サイバーエージェント
3. ワークライフバランス
「あれだけ激務なのに?」と驚かれるかもしれませんが、3つ目のメリットは「ワークライフバランス」を実現できる可能性です。
たしかに仕事はハードですが、リクルートは会社が社員の時間を厳しく管理するのではなく、個人の裁量に任せる文化が強いのが特徴です。
仕事の働き方や時間の使い方は比較的自由なんです。
周りの目を気にする方もおられますが、そこについては上司がしっかりと配慮してくださるので、居心地もとても良いです。
年間休日については145日と記載がなってますが、有給を含めると150日以上あり、GWや夏休み、お正月は10連休あります。
※週休3日の働き方を年間通してできるわけではないので、そこはご注意ください。


末永

リクルートへの転職を検討する際は、デメリットとメリットの両面をしっかりと理解することが重要です。
厳しい環境ですが、得られるスキルや経験は他では手に入らない価値があります。
自分のキャリア目標と照らし合わせて、総合的に判断することをおすすめします。
リクルートに転職して後悔しない人の特徴
ここまで、リクルートのメリットとデメリットを記載しました。
「結局、どういう人が合うの?」と思われている人もいるかと思います。
そこで、リクルートに合う人を以下にまとめました。
社交性がある人
リクルートでは、自分の意見を伝える文化が強いです。
周りが察してくれるような文化ではないため、上司や同僚から声がかかるのを待っている人は向いていません。
これは、「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という思想に根付いているからだと思われます。
評判・口コミ

中途男性(在籍)
営業
出る杭を伸ばすカルチャーですのでまじめでまともな人は出世しにくいです。我が強いほうがいいです。
【エンゲージ 会社の評判】口コミから分かる通り、社交性がある人が重宝される文化があるため、控えめな人や受け身な人は避けた方が良いでしょう。
選り好みしない人
「事業成長のために必要なことをする」という考えを持つ人は、リクルートでは重宝されます。
様々な事業や職種に関わる機会があると採用HPに書いていますが、入社時の職種をすぐに変えることはほぼ不可能です。
例えば、営業から企画職への異動は、少なくとも3~4年は要します。
キャリアアップを想定して、営業職から始めようと考えている人は、この時間軸を念頭に入れる必要があります。
リクルートへの転職を成功させるには
この記事を通して、リクルートで後悔する理由、リクルートに転職した方が良い人の特徴が分かったかと思います。
リクルートは中途採用比率55.7%と力を入れているため、「リクルートに向いているかも」と思った人は、積極的に選考へ応募し、面接の機会を掴みに行くことをおすすめします。
ただ、リクルートの面接は候補者の価値観やスタンスを徹底的に深掘りするため、一筋縄ではいきません。
この難しさから、多くの転職者が「どうすれば上手く答えられるか」という視点で、その場しのぎの面接テクニックを探してしまいがちです。
しかし、本当の意味での面接対策とは、単なる合格テクニックを学ぶことではありません。
私たち、すべらないキャリアエージェントが重視しているのは、「入社後の活躍」から逆算した面接対策です。
このメソッドにより、これまで数多くの方のリクルートへの転職を成功に導いています。
「リクルートに転職して活躍したい」「有名メガベンチャーで活躍したい」と思う人は、リクルートやメガベンチャーへの転職実績が豊富なすべらないキャリアエージェントにご相談ください。
弊社では元リク社員の私が独自に作成したオリジナルの質問シート(*1)で選考対策をおこない、これまで多くの転職者様をリクルートへお繋ぎしてきました。
また弊社は「リーディングエージェント」として、リクルートが契約している転職エージェント200社以上から、最も手厚い支援をしていると評価を受けています。
徹底的にあなたの経験や価値観、今後どんなことをしたいかを深くヒアリングし、書類添削や面接対策をします。
リクルートの内部事情に詳しいキャリアアドバイザーが在籍しているため、リクルートに本気で活躍したいと考えている人は、お問い合わせください。
*1:この質問シートは、リクルートへ多数の紹介決定実績があり、リクルートの中途採用面接官の経験もある著者自身が、面接で質問されることが多い内容をまとめたものです。
質問シートは、弊社に相談いただいた方のみお渡ししていますので、弊社の転職支援に興味がありましたら下記よりお問い合わせください。
また、すべらないキャリアエージェントは、営業職に特化した転職エージェントとして以下のような人材の転職支援には絶対の自信があります。
- 法人・個人営業いずれか3年以上経験がある人
- 数字を追う仕事がしたい人
- 現営業職からキャリアアップしたい人
- 過去に大会優勝や社内表彰などの経験がある人
これらのいずれかに当てはまる人をメインに転職支援を行っているすべらないキャリアエージェントは、大手エージェントの6倍の内定率があります。
「営業としてもっと成長したい!」「意味のある数値を追う営業をしたい!」と考えている人の力に必ずなりますので、ぜひご相談ください。
リクルートグループへの転職支援が得意なエージェント
弊社は、会社に依存せず、自分の実力や専門スキルでキャリアを築いていける人材のキャリア支援を提唱しています。
ポイント
- キャリアのプロが膨大な求人の中から最適な1社をご提案します。
- 内定決定率30以上!(業界平均6%)企業情報や転職活動に必要な情報を提供!
- リクルートの面接もう安心!元リクルート社員が徹底分析した対策で内定獲得率UP!
リクルートへの転職に関するFAQ
最後に、その他の疑問や不安について、よくある質問にまとめてみました。
30代未経験でも転職は可能?
結論から言うと、30代でリクルートが定める「未経験」の職種に転職できる可能性は十分にあります。
ただし、20代の若手のようなポテンシャル採用とは少し異なり、これまでの社会人経験で培ったスキルを「リクルートでどう活かせるのか」を具体的に示すことがとても重要になります。
例えば、異業種の営業経験者であれば、扱ってきた商材は違っても、目標達成のためにどんな工夫をしてきたのか、その再現性をアピールするといった形です。あなたのこれまでの経験の中に、リクルートで活躍できる力のヒントが必ずあるはずです。
女性の働きやすさは実際どう?
女性がキャリアを築いていく上で、働きやすい環境はかなり整っていると言えます。
産休・育休の取得やその後の復職は当たり前の文化として根付いていますし、時短勤務などを活用しながら管理職として活躍している女性もたくさんいます。性別によるハンデを感じる場面はほとんどないでしょう。
一方で、ここまでお伝えしたようなプレッシャーの強い環境であることは変わりません。そのため、ライフイベントの変化に合わせて「自分はどう働きたいのか」を考え、主張していく主体性が大切になる、とも言えますね。
「質より量」の背景には、会社が「より速く、シンプルに、もっと近くに。」というスローガンを新たに掲げ、全社的にスピードを重視し始めたことがあります。
実際に、AI活用に強みを持つindeedとの事業統合も行われ、効率化によって量を追う体制がさらに強化されています。