
【元社員が解説】サイバーエージェントに転職!難易度や中途面接の特徴は?
- 転職難易度:かなり高い
- 未経験・第二新卒:転職可能
- 向いてる人の特徴:主体的・変化好き・仕事好き
この記事では、元サイバーエージェント社員が実際の転職難易度や選考フローについて解説します。
この記事では、元サイバーエージェント社員が、実際の転職難易度と選考の攻略法を解説します。
この記事の要約
- 転職難易度:高い(中途の倍率は約30倍とも)
- ただし中途採用が主軸に戻っており、20代・第二新卒にもチャンスは大きい
- 合否を分けるのはスキルよりカルチャーフィット(主体性・変化耐性・素直さ)
サイバーエージェントの転職難易度は「高い」
結論から言うと、サイバーエージェントの転職難易度は高いです。まず、どれくらい難しいのかを数字で見てみましょう。
難易度の目安
- 中途採用の倍率:公式非公開だが、転職メディアでは約30倍とも(新卒は約300倍)
- 評価の軸:スキル以上にカルチャーフィットを重視
- 応募の入口:社員紹介(リファラル)採用も活発で、一般応募からの通過は見た目の倍率以上に狭き門
ただし、悲観する必要はありません。サイバーエージェントの中途採用比率は2025年度に51.9%まで回復し、中途採用が採用の主軸に戻っています。つまり、20代や第二新卒にも十分にチャンスがある状態です。
末永
倍率が高いのは、単に人気企業だからではありません。サイバーエージェントはスキルが高くても「素直さ」や「変化への適応力」が足りないと落とす、カルチャーフィットの基準が非常に高い会社です。
だからこそ、経験や実績が十分でも「見せ方」で惜しく落ちる人が多い。逆に言えば、カルチャーフィットの見せ方さえ押さえれば、経歴に自信がなくても通過の余地は十分にあります。
会社概要
- 社名:株式会社サイバーエージェント
- 設立:1998年3月18日
- 代表者:代表取締役会長 藤田 晋/代表取締役社長 山内 隆裕
- 平均年収:約913万円(全社平均)
- 本社:東京都渋谷区宇田川町40番1号 Abema Towers
出典:株式会社サイバーエージェント 有価証券報告書(第28期)/社長交代の報道(2025年)
中途に求められる要件
難易度が高いのは、倍率だけが理由ではありません。中途採用には、はっきりした要件があります。
まず新卒側を見ると、学生時代にスポーツで日本代表を務めた人や、長期インターンで実績を出した人など、もともとポテンシャルの高い人材が多く集まっています。中途は、その中に「即戦力」として加わる立場です。だからこそ、ポテンシャルだけでは差別化できません。
中途採用の代表的な要件(インターネット広告営業の例)
- 大卒(4年制)以上・法人営業経験1年以上
- 困難な状況でも逃げずにやり遂げた経験
- チームワークを大切にする姿勢
- 指示待ちではなく主体的に動ける
ポイントは、単なる営業力ではなく「大手クライアントを、チームを巻き込んで動かせる力」が問われることです。
サイバーエージェントの広告営業は、金融・不動産・人材など大手企業が相手で、デザイナーやクリエイターなど社内の多職種を巻き込んで提案します。個人プレー型のゴリゴリ営業より、協調性やまとめる力のある人が評価されやすいのが実態です。

私自身サイバーエージェントにいたので言えますが、広告営業は大手のナショナルクライアントを担当する構造です。
なので、新規をガツガツ取るというより、大手を相手にチームで成果を最大化する動き方が求められます。この「巻き込み力」を面接でどう見せるかが、意外と差がつくポイントです。
サイバーエージェントの顔採用の噂は本当?
正直に申し上げると、顔が整っているから採用という方式は取っていません。
ただし、サイバーエージェントはエネルギーのある社員を求めているため、「内面から溢れ出るエネルギーが顔つきに現れている」人材を集めているのは確かです。
サイバーエージェントで学歴は見られる?
採用大学としては、早稲田大学、慶應義塾大学、青山学院大学、同志社大学、東京大学などが多く、一見高い学歴が求められると思うかもしれません。
しかし実際は、新卒・中途ともにいわゆる有名大学ではない人も採用されています。
サイバーエージェントで重要なのは大学名よりもパッションや人柄なので、学歴を過度に気にする必要はありません。
サイバーエージェントへの転職を成功させる攻略ルート
難易度は高いですが、攻略ルートはあります。ここでは、経験やタイプ別に2つのルートを紹介します。
第二新卒で転職するなら「Re:Career採用」
「経験が浅いから無理かも」と諦めるのは早いです。サイバーエージェントには、20代の社会人経験者が「新卒」として再スタートできる「Re:Career採用」という独自制度があります。
ポイントは、選考期間と対象者以外は、待遇・給与・研修まですべて新卒採用と同じということ。給与も新卒と同水準で、月給42万円〜からスタートできます。
Re:Career採用の概要
| 対象 | 20代の社会人経験者(通年採用) |
|---|---|
| 待遇 | 選考期間・対象者以外はすべて新卒採用と同じ |
| 給与 | 新卒と同水準(月給42万円〜) |
| 配属 | 全事業部が対象。自分で配属希望を出せる |
| 同期 | 新卒同期と同じタイミングで入社し、大勢の同期ができる |
この制度が優れているのは、「即戦力」ではなく「ポテンシャル」で勝負できる点です。通常の中途は法人営業経験などの要件を満たさないと土俵に上がれませんが、Re:Careerなら経験の浅さをポテンシャルでカバーできます。
新卒と同じ育成体制がつく
Re:Careerのもう一つの魅力が、入社前から入社後まで、新卒とまったく同じ育成サポートが受けられることです。
新卒と同じ3つの育成制度
| 内定者バイト | 入社前に各事業部でアルバイトができる制度。現場の雰囲気や業務を見て、配属希望の参考にできる。社員との関係も先に築ける |
|---|---|
| 新卒研修 | 4月〜5月上旬の約1ヶ月、新卒社員と同じ研修に参加。ビジネス知識・技術知識のインプット、グループワーク、チーム開発を行う |
| トレーナー・ トレーニー制度 |
新入社員1人に先輩社員1人がトレーナーとしてつく。進捗確認や定期面談で、特性に合わせた育成計画を立て、早期のひとり立ちを支える |
配属先を自分で選べて、新卒と同じ研修とトレーナーがつく。だから「一度社会に出たが、大手ITでゼロから挑戦し直したい」という20代にとっては、難易度を大きく下げられる本命ルートになります。
末永
Re:Career採用は、中途採用と新卒採用の「いいとこ取り」ができる制度です。ポテンシャルで評価され、配属先も選べ、育成も手厚い。キャリアをやり直したい20代には有力な選択肢ですが、応募者は年々増えているので、動くなら早めがおすすめです。
出典:サイバーエージェント公式
未経験で転職するなら「一度別の会社を挟む」
「未経験だけど、いつかサイバーエージェントで広告やマーケの仕事がしたい」若手からよく聞く相談です。結論から言うと、いきなり本体を狙うより、一度別の会社を挟むほうが確実です。
理由は、前述の「中途に求められる要件」にあります。サイバーの広告営業は「法人営業経験+デジタル広告の実務+大手をチームで動かす力」が前提。未経験のままでは、そもそも書類で土俵に上がれません。だからこの要件を、別の会社で先に満たしてから挑むのが近道になります。
末永
おすすめは、中小〜中堅のネット広告代理店の法人営業(アカウントプランナー)です。
ここなら未経験でも入りやすく、しかもデジタル広告の運用・提案という、サイバーが求める実務がそのまま身につきます。2〜3年で「デジタル広告の営業実績」を作れば、サイバーの要件を満たした状態で挑戦できます。
大事なのは、なんとなく「広告っぽい会社」に入るのではなく、サイバーの要件から逆算して、次に積むべき経験がある会社を選ぶことです。ここを外すと、遠回りが遠回りのまま終わってしまいます。

私も元々サイバーで広告の仕事をしていました。ここの営業(アカウントプランナー)は、GoogleやYahoo!など他社のメディアを、クライアントに代わって提案する仕事です。だから顧客に最適化した提案力がしっかり磨かれます。
この提案力は、中小の広告代理店でも同じように鍛えられます。まず入りやすい代理店で実績を作ってから本体を狙う。この順番が、未経験からの現実的な最短ルートなんです。
とはいえ、「どの会社なら未経験で入れて、かつサイバーにつながる経験が積めるのか」を一人で見極めるのは難しいものです。求人票だけでは、そこで積める経験の中身までは分かりません。
すべらないキャリアエージェントは、目の前の一社だけでなく「サイバーエージェントのような会社に行くには、今どんな経験を積んでおくべきか」という道筋まで一緒に描きます。だから、遠回りに見えて結果的に近道になる一歩を選べますよ。
サイバーエージェントの面接対策
サイバーエージェントの選考プロセスと面接対策について解説します。
サイバーエージェントの選考プロセス
STEP1:書類選考
- 目的:スキル・経験と文化適性の初期スクリーニング
- 難易度:非常に高い(人気企業のため通過率低)
- ポイント:実績の数値化と企業文化への共感を明確に示す
STEP2:カジュアル面談
- 目的:相互理解・情報交換の場
- 難易度:低(選考要素は薄い)
- ポイント:選考ではないが、志望動機の解像度を上げる情報収集のチャンス。社員に事業や社風を質問しておく
STEP3:適性検査(SPI)
- 目的:能力・性格面でのカルチャーフィット測定
- 難易度:中〜高(基準は高め)
- ポイント:「素直さ」「成長意欲」が重視される。SPI対策は必須
STEP4:1次面接
- 目的:カルチャーフィット・論理的思考力・成長意欲の確認
- 難易度:高
- ポイント:フランクな雰囲気でも思考プロセスを見られている
STEP5:最終面接
- 目的:入社への覚悟・一貫性の最終確認
- 難易度:高(役員・事業責任者が担当)
- ポイント:これまでの選考と一貫したメッセージを伝える
一貫したカルチャーフィットと挑戦意欲の訴求が通過の鍵です。面接回数はポジションによって2〜4回程度で、うち1回は対面で実施されるケースもあります。
サイバーエージェントの頻出質問
- 入社して何をしたいのか
- 前職での成功体験・失敗体験
- 趣味について
- 仕事をしていく上で大事にしていること三つ
- 得意な仕事、苦手な仕事
- 長所・短所について
- サイバーエージェントの印象
- 10年後、30年後どのようになっていたいか
- 当社のプロダクトで何が好きか
- 尊敬する人は誰か
- これまで一番夢中になったこと
- 周りからどのような人だと言われるか
- 最近見たWeb広告の中で気になったもの
末永
特に注意すべきは「失敗体験」です。
サイバーエージェントは「挑戦した結果の失敗」を称賛する文化があるため、無難な成功話よりも、「派手に失敗したが、そこから何を学びどうリカバリーしたか」というエピソードの方が、面接官の心を掴みます。
サイバーエージェントに落ちる人の特徴は?
お見送りされる人に共通する特徴が2点あります。
1つ目は、「賢いが動かない」タイプです。高学歴やコンサル出身者に多いのですが、自ら手を動かして泥臭く実行する覚悟がない人は、内定するのが厳しいです。
2つ目は、「私」が主語の発言ばかりが目立つ人です。サイバーエージェントは「成果を出しても周囲から応援されない人は評価されにくい」という社風があり、個人よりもチームで大きな成果を出せる人材が好まれます。
サイバーエージェントへの転職がおすすめな人
サイバーエージェントへの転職をおすすめできる人と、おすすめしない人を紹介します。
転職をおすすめする人
-
主体的に行動できる
自ら課題を見つけて動ける人が集まっており、入社後もその姿勢が評価されます。 -
変化を楽しめる
新規事業の創出や組織の変化が多いため、変化を前向きに捉えられる人が向いています。 -
チームを巻き込んで成果を出せる
大手クライアントをデザイナーやクリエイターと連携して動かすため、協調性やまとめる力が重視されます。
転職をおすすめしない人
-
安定志向が強い
特に大手企業出身の人に多いですが、安定重視の人は変化の多さについていけないことがあります。 -
指示待ちが当たり前
自発的に動けないと、周囲と距離ができ、評価もされにくくなります。 -
ワークライフバランス優先
ぶっちゃけ、サイバーエージェントは残業が多めです。プライベートを最優先したい人には向いていません。
「自分は本当にサイバーエージェントに向いているのか分からない」という人向けにチェックリストを用意しました。8個以上当てはまる人は、ぜひ挑戦してみてください。
チェックリスト
- 自分のことを素直だと思う
- 若いうちから裁量を持って働きたい
- 変化をチャンスと捉えられる
- 失敗を成長の糧にできる
- 自分は主体的に仕事を取ってくるタイプだ
- チームで結果を出すのが好きだ
- インターネットの力で社会に影響を与えたい
- 自分はハードワーカーだと思う
- 安全ではなく成長したい
- データを用いた分析が好きだ
サイバーエージェントの年収・福利厚生・働きがい
サイバーエージェントの実際の年収レンジや福利厚生、働きがいについて解説します。
サイバーエージェントの年収
| 職種 | 平均年収 |
|---|---|
| 営業系 | 609万円(31.2歳) |
| 企画・事務・管理系 | 620万円(30.6歳) |
| クリエイティブ系 | 606万円(31.3歳) |
| IT系エンジニア | 661万円(32.7歳) |
| 年齢 | 平均 | 最高 |
|---|---|---|
| 25〜29歳 | 581万円 | 980万円 |
| 30〜34歳 | 638万円 | 1000万円 |
| 35〜39歳 | 694万円 | 1200万円 |
| 40〜44歳 | 766万円 | 1500万円 |
| 45〜49歳 | 762万円 | 1100万円 |
出典:エンカイシャの評判
なお、会社概要に記載した平均年収913万円は、役員なども含めた全社平均です。中途で入社した場合に狙える水準は、上の職種別・年代別テーブル(600万円台が中心)を参考にしてください。実際の中途求人でも、年収レンジはおおむね500〜750万円で提示されています。
サイバーエージェントの福利厚生
サイバーエージェントでは「挑戦と安心はセット」という考えのもと、充実した福利厚生が用意されています。
サイバーエージェントの福利厚生
- 家賃補助制度
- 各種社会保険完備
- 退職金制度
- 従業員持株会
- 慶弔休暇・見舞金
- リフレッシュ休暇
- macalon(女性支援)
- 親睦会費補助
- エステ制度
サイバーエージェントの働きがい
サイバーエージェントのやりがいは、事業ドメインが多岐にわたっており、インターネット広告やメディアなど様々な領域で市場を牽引していける点です。
多様な事業領域で市場を牽引
広告・メディア・ゲームなど幅広い分野でリーダーシップを発揮できる
若手でも大きな裁量権
入社後すぐから責任ある仕事を任せてもらえる環境
自分のやりたい分野に挑戦可能
部署異動希望制度で、理想のキャリアを自ら切り拓ける
サイバーエージェントに転職するなら
冒頭でも紹介したように、サイバーエージェントの転職難易度はかなり高いです。
とくに、業界未経験者が一人で転職活動をしても、内定できる可能性はかなり低いのが現実です。
求人数が多くIT・広告・マーケティング職に強いエージェントを使いながら、複数の選択肢を並行して検討することが、内定への最短ルートです。
私自身、サイバーエージェントで働いていた経験があります。だからこそ、この会社がどんな人を採り、面接で何を見ているかを、外からは分からない現場の感覚で理解しています。
末永
人気企業ほど「経験は十分なのに、見せ方で惜しく落ちる」人が多いです。
すべらないキャリアエージェントでは、内定した人と落ちた人の両方のデータに、私自身がサイバーエージェントの内部で見てきた基準を重ねて、事前につまずくポイントをお伝えしながら、面接に響く形まで経験を言語化します。
サイバーエージェントへの転職に関する質問
サイバーエージェントへの転職を検討している人からよく寄せられる質問にお答えします。
サイバーエージェントは未経験でも転職できますか?
職種によっては未経験でも転職可能です。特に営業職やビジネス職は未経験者の採用実績があります。ただし、エンジニアやデザイナーなどの専門職は実務経験やポートフォリオが求められるケースが多いです。未経験からの挑戦なら、第二新卒向けの「Re:career採用」も活用できます。
サイバーエージェントの中途採用の倍率はどのくらいですか?
公式に倍率は公開されていませんが、人気企業のため競争率は高く、転職メディアでは中途で約30倍とも言われています。加えて、社員紹介(リファラル)での採用も活発なため、一般応募からの通過は見た目の倍率以上に狭き門です。転職エージェントを活用して選考対策を徹底することをおすすめします。
サイバーエージェントは激務ですか?
部署やプロジェクトによって異なりますが、成長意欲が高い社員が多く、自主的に長時間働く人もいます。一方で、家賃補助制度など福利厚生は充実しており、働き方改革も進んでいます。「挑戦と安心はセット」という考えのもと、メリハリをつけて働く文化が根付いています。
サイバーエージェントで求められる人物像は?
「素直でいいやつ」がサイバーエージェントの採用基準のキーワードです。具体的には、変化を楽しめる柔軟性、自ら仕事を創り出す主体性、チームワークを大切にする協調性が重視されます。スキルが高くても「素直さ」や「変化への適応力」が不足しているとお見送りになるケースもあります。













