“パーソルキャリア転職”でキャリアを挽回したい人ほど失敗する?|やばい?ブラック?中途採用の難易度や対策方法も解説!

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“パーソルキャリア転職”でキャリアを挽回したい人ほど失敗する?
パーソルキャリアは高年収と市場価値の向上を実現できる、転職市場でも非常に人気のある企業です。
私が普段転職支援をしている中でも、パーソルキャリアを目指す方からは以下のような志望理由をよく耳にします。
よくあるパーソルキャリアの志望理由
- 人材業界大手のノウハウを吸収して成長したい
- マルチソリューションなのでキャリアパスが豊富で、キャリアチェンジがしやすい
- リモートワークを推奨しており、働き方の自由度が高い
- 「はたらいて、笑おう。」というビジョンの下、誇りを持って働ける
しかし、厳しい現実をお伝えすると、これらはある種の「幻想」にすぎず、実は一部の限られた成果を出せる人にだけ与えられる特権です。
この記事では、パーソルキャリアへの転職で失敗しないために、現役エージェントの第三者目線で「リアルな実情」と「どうすればその環境を手に入れられるのか」を徹底解説します。
パーソルキャリアはどんな会社?魅力は?
まずは、パーソルキャリアがなぜこれほどまでに人気なのか、その魅力の正体を整理します。
パーソルキャリアの魅力
-
「高年収」
平均年収819万円
(※業界平均と比較しても2倍以上の水準) -
「圧倒的成長環境」
業界大手の再現性の高い無形営業ノウハウを吸収でき、市場価値を高められる。 -
「柔軟な働き方」
フレックス制やリモートワーク(職種による)など、成果さえ出せば自由度の高い働き方が可能。
株式会社パーソルキャリアは、dodaをはじめとする人材紹介、求人メディア、新卒支援など、多岐にわたる人材サービスを展開する企業です。
末永
パーソルキャリアの最大の魅力は、「業界横断の転職支援」と「マルチソリューション」によるキャリアパスの広さです。
紹介、派遣、メディアなど多様な商材を持つため、顧客に対して本質的な提案ができ、その過程でビジネスパーソンとして圧倒的に成長できる環境があります。
パーソルキャリアが「激務」と言われている理由は?
「パーソルキャリアは激務らしい」という噂は絶えません。その背景には、構造的な理由があります。
業務量が多すぎるため
「業務量が多くて帰れない」というイメージを持たれがちですが、実は最新のデータを見ると、平均残業時間は月15.4時間(※2025年3月時点)と、業界内でも驚くほど少ない水準です。
ではなぜ「業務が多い」と感じる人がいるのか。それは、PCの強制シャットダウンなどで労働時間が厳格に管理されている中で、高い成果を求められるからです。
つまり、「ダラダラ残業して終わらせる」という逃げ道がないため、時間当たりの業務密度が濃くなり、効率的に動けない人にとっては「時間が足りない(=激務)」と感じてしまうのが真相です。
数値目標が高すぎるため
目標値の高さも激務の要因です。特に他社から転職してきた人にとっては、前職より大きくストレッチした目標を設定されることが多いため、数回しで成果を担保しようとすると必然的に負荷がかかります。
入社直後のキャッチアップ期間は、残業前提で成長のために時間を投資する覚悟が必要です。その期間を乗り越え、効率重視で成果を出せるようになった人だけが、スマートな働き方を手に入れています。
この「高い目標」をどう捉えるか?
【向いていない人】
目標を「ノルマ」と捉え、やらされ仕事になる人。
「なんでこんな無理な数字を」と環境のせいにしがちな人は、プレッシャーで潰れてしまいます。
【向いている人】
目標を「成長の物差し」と捉え、ゲーム感覚で挑める人。
高い壁を越えるプロセス自体に興奮し、未達を本気で悔しがれる泥臭さがある人は、圧倒的に成長します。
パーソルキャリアが「ブラック」と言われている理由は?
ネット上で囁かれる「ブラック」という噂。しかし、実態はブラックどころか、かなり整備された「ホワイト環境」です。
パワハラ企業だと言われているため
かつてのインテリジェンス時代の「体育会系」「詰め文化」のイメージがいまだに残っていることが原因ですが、現在はコンプライアンス遵守が徹底されています。
その証拠に、働きやすさの指標となる男性の育休取得率は87.9%(※女性は100%/2024年度実績)、女性管理職比率は33.6%と、多様な社員が安心して働ける環境が数字にも表れています。
組織的なパワハラはほぼありませんが、目標達成に対する圧力(プレッシャー)は当然あるため、それを「厳しい」と感じる人はいるかもしれません。
残業時間が長いため
前述の通り、平均残業時間は約15時間程度と短縮傾向にあります。
会社としては「22時以降の残業禁止」や「勤怠管理の徹底」を行っていますが、「数字を作るために、決められた時間内で必死に働く」という密度濃い働き方が求められるため、楽に働けるわけではない点には注意が必要です。
離職率が高いと言われているため
人材業界はもともと流動性が高い業界ですが、パーソルキャリアも例外ではありません。
ただし、これは「ブラックだから辞める」というよりは、「力をつけた社員が、さらなるキャリアアップや独立のために卒業していく」というポジティブな側面も大きいです。
パーソルキャリアが「やばい」と言われている理由は?
さらに踏み込んで、「やばい」と言われるネガティブな側面の真偽を検証します。
パーソルの転職エージェントサービス「doda」の評判が良くないため
利用者からの「連絡が遅い」「希望しない求人を紹介された」といったネガティブな口コミが、企業自体の評判に影響しているケースです。
これは、キャリアアドバイザー一人当たりの担当数が多く、どうしても対応品質にばらつきが出てしまう大手特有の課題と言えます。
業績不振や上場廃止の噂のため
「パーソルキャリアが上場廃止した」という噂がありますが、これは持株会社体制への移行に伴うものであり、経営不振によるものではありません。
むしろグループ全体での意思決定を迅速化するための戦略的な再編であり、経営基盤は盤石です。
転職の難易度が高すぎるため
「やばい」と言われるもう一つの理由は、その選考基準の高さです。
人気企業であり、かつ即戦力を求める傾向が強いため、生半可な対策では書類選考すら通過しません。「落ちすぎてやばい」という求職者の悲鳴が、難易度の高さを物語っています。
パーソルキャリアに向いている人の特徴
先ほどのデータで見た通り、パーソルキャリアは「ブラック企業」ではありません。むしろ、業界トップクラスに環境が整備された「ホワイト企業」です。
しかし、それは「環境のせいにできない」という残酷な裏返しでもあります。
「残業ができないから」「ツールがないから」といった言い訳が通用しない環境で、求められるのは以下の3つの素養です。
「整った環境」で成果を出せる人
- 「時間対効果(生産性)」にシビアな人
残業でカバーするのではなく、1時間あたりの成果にこだわり、テクノロジーや仕組みをフル活用して最短距離でゴールを目指せる人。 - 「正攻法」で勝つことにプライドを持てる人
「売れればいい」という強引な営業ではなく、厳しいコンプライアンス基準や顧客志向といった「縛り」の中で、正しいやり方で成果を出すことに価値を感じられる人。 - 豊富なリソースを「使い倒す」能動性がある人
研修制度やデータベース、ブランド力など、会社が持っている膨大な資産を「与えられるもの」ではなく「自分の武器」として自ら取りに行き、成果に繋げられる人。
パーソルキャリアの転職難易度
パーソルキャリアは、人材業界大手ということもあり人気企業のため応募数が多く、中途採用では専門性の高い人を求めているため転職難易度は高いです。
また、パーソルキャリアは人材領域のみでサービスを展開しているため人材への志望動機をしっかりと固めておくことが重要です。
その中でも人材業界の大手であるリクルートやマイナビと比較されることも多いため、「なぜ人材業界で、なぜパーソルなのか」を面接でしっかりと答えられることが求められます。
ここではパーソルキャリアの転職難易度を第二新卒と中途採用に分けて詳しく解説していきます。
パーソルキャリアの第二新卒の転職難易度
パーソルキャリアへの第二新卒の転職難易度は高いですが転職を狙うことは十分できます。
第二新卒は社会人として3年未満で転職をする人を指しますが、社会人スキルやマナーなど一定のビジネススキルを持っていることから育成コストを削減でき企業側にも第二新卒を採用することはメリットがあります。
また、新卒と同様にポテンシャルで採用されるケースもあり大きなスキルがなくても自分のポテンシャルを面接で伝えられば、採用されるチャンスもあります。
しかし、私末永が見てきた第二新卒の多くが自己分析ができておらず、このままだと面接で思うようにポテンシャルが伝えられなくて落ちてしまう人がいます。
そのため、第二新卒は自己分析がパーソルキャリアへ転職する一歩目です。
パーソルキャリアの中途採用の転職難易度
パーソルキャリアへの中途採用の転職難易度は高く、自身のスキルや今までのキャリアを具体的に説明できる必要があります。
中途採用では実務経験が豊富な求職者がライバルになる可能性があり、また専門性が求められるので未経験業種への転職難易度が上がります。
パーソルキャリアも中途採用では即戦力を求めているため、自分がパーソルキャリアにどう役立つかを明確にしなければなりません。
中途採用では、自己分析と企業分析を絡めて説明する必要があります。しかし私、末永が見てきた人の多くが持っている経験はあるのに言葉にできていない場合があります。
これまでの経験を面接でうまく伝える必要がありますが、人事に上手く伝わらず、お見送りに…というのをよく見てきました。
パーソルキャリアへ中途採用の転職をするなら、転職エージェントの利用がおすすめです。
末永
そんな転職エージェントの中でも、パーソルキャリアの転職支援に特化した転職エージェントの利用がおすすめです。
弊社すべらないキャリアエージェントは元リク社員の私末永が監修した選考対策プログラムもあり、難関である一次面接の通過率を飛躍的に上げることができます。
パーソルキャリアをはじめとした人材・IT/SaaS業界の企業の求人を中心に保有しています。
パーソルキャリアの選考フロー
パーソルキャリアの選考フローは以下の通りに進みます。
パーソルキャリアの面接は基本的に2〜4回おこなわれます。
1次面接では現場の管理職や人事、2次以降ではより上位の管理職が出てくるケースが多いです。また、選考プロセスの中でWeb適正検査がおこなわれます。
パーソルキャリアの転職難易度は?
結論、年齢問わず転職難易度は高いです。
ただ、パーソルキャリアの面接で問われるのは「経験をどう活かし、今後どう貢献できるか」という点なので、的確にアピールできればチャンスは十分にあります。
パーソルキャリアの面接の特徴は?
パーソルキャリアの面接の特徴は以下の3つです。
- 人柄や価値観を重視
- 徹底的な深掘り
- 業務の再現性
パーソルキャリアの平均年収
2025年3月期の有価証券報告書によると、パーソルキャリアの平均年収は819万円です。
dodaの平均年収ランキングと比較しても、人材サービス業界の平均を大きく上回る高水準です。
パーソルキャリアの年代別平均年収
転職口コミサイトのデータを参考に、年代別の平均年収をまとめました。
| 年代 | 平均年収 | 最高年収 |
|---|---|---|
| 25~29歳 | 491万円 | ----- |
| 30~34歳 | 534万円 | 950万円 |
| 35~39歳 | 656万円 | ----- |
| 40~44歳 | 673万円 | 1,100万円 |
新卒採用も多いため全体の平均は見かけ上低くなることもありますが、マネジメント職や成果を出しているプレイヤーは30代でも1,000万円近くを目指せる環境です。
まとめ
パーソルキャリアは、高年収と圧倒的な成長環境が得られる魅力的な企業ですが、その分「成果へのコミット」が強く求められる、ある意味で「人を選ぶ」企業でもあります。
「キャリアを挽回したい」「成長したい」という強い意志がある人にとっては、これ以上ない舞台になるはずです。
ご自身のキャリアプランに合致しているか、また選考を突破できるか不安な方は、ぜひ弊社すべらないキャリアエージェントの無料カウンセリングをご利用ください。
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パーソルキャリアは、良くも悪くも「優等生的な強さ」が求められる会社です。
ブラック企業のような理不尽さはありませんが、その分、「プロとして当たり前のことを、高い基準でやり続ける」という、ごまかしの効かない厳しさがあります。
この「健全なプレッシャー」を心地よいと感じ、整ったフィールドで自分の実力を試したい人には、これ以上ない最高の環境だと言えます。