第二新卒は大手企業に転職できる?
第二新卒でも大手企業への転職は十分に可能です。卒業後3年以内なら、新卒と同じ枠で応募できる大手企業も数多くあります。
理由は、企業側で第二新卒の採用ニーズが高まっているからです。少子化で若手の採用競争が激しくなり、新卒だけでは予定の人数を採りきれない大手が増えました。そこを補うのが第二新卒です。
第二新卒には、基本的なビジネスマナーが身についていて育成コストが低く、それでいて将来性があるという強みがあります。社会人経験という土台がある分、新卒よりも早期に職場へなじみやすい若手人材として評価されることもあります。
ただし、採用枠が新卒の一括採用より少ないのは事実です。だからこそ、どの業界・職種なら自分にチャンスがあるのかを見極めることが、大手転職の出発点になります。
第二新卒の大手転職が「難しい」と言われる理由
大手は難しいと言われますが、難しさの中身を分解すれば対策は立てられます。理由は大きく3つです。
1つ目は、採用枠が新卒より少ないことです。中途の募集は欠員補充や事業拡大が目的なので、新卒一括採用のようにまとまった人数を採ることはほとんどありません。
2つ目は、学歴や経験のフィルタが業界ごとに違うことです。インフラや金融のように同職種の専門性を求める業界もあれば、店舗サービスのように未経験から現場で始められる業界もあります。
3つ目は、新卒の就活と同じ感覚で動いてしまうことです。中途は経験採用なので、企業は「今いる場所からどこへ動けるか」をシビアに見ます。
希望だけで業界を選ぶのではなく、自分の経験と求人要件を照らし合わせて動けるかが、結果を左右します。
転職市場は、現時点での経験と年齢でおおよそ対象求人が決まる世界です。とはいえ24歳から27歳ごろまでは第二新卒層として未経験でも採用されやすく、年齢の後押しがあるうちに動けるかがカギになります。
「大手は無理かも」と感じている人ほど、業界ごとの入りやすさの違いを知ってほしいです。
やみくもに有名企業へ応募する前に、自分の経験が活きる業界から狙っていきましょう。
第二新卒を採用している大手企業一覧【業界別】
ここからは、第二新卒を実際に募集・採用している大手企業を業界別にまとめます。採用難易度は業界で大きく変わるので、気になる業界から見ていってください。
転職サービスのdodaが公表する人気企業ランキングなども参考に、第二新卒を歓迎・応募可能な大手企業を以下に整理しました。
| 第二新卒を歓迎する大手企業一覧 | |
|---|---|
| インフラ・金融 | JR東日本 JR西日本 NTT西日本 KDDI NHK ソフトバンク 野村信託銀行 三井住友銀行 東京海上日動 日本生命 JAL |
| メーカー | トヨタ ソニー Honda シャープ 任天堂 村田製作所 ヤマハ 京セラ ワコール P&G パナソニック 日立製作所 オムロン 花王 バンダイナムコホールディングス 三菱電機 |
| コンサル | アクセンチュア マッキンゼー 野村総合研究所 デロイトトーマツ EY KPMG ボストンコンサルティンググループ |
| SIerなどのIT系 | 富士通 NTTデータ 日本IBM TIS 日立システムズ 野村総合研究所 NEC 大塚商会 |
| Web・SaaS系 | ソフトバンク LINEヤフー サイボウズ 楽天グループ DeNA クックパッド 日本オラクル MIXI ZOZO |
| 無形サービス系 | リクルート サイバーエージェント 電通 博報堂 エムスリー ベネッセ JTB HIS |
| 店舗サービス系 | 星野リゾート ファーストリテイリング イオン セブン&アイHD 日本マクドナルド すかいらーく |
※募集要項や応募条件は年度・職種によって変わるため、応募前に必ず各社の採用サイトで最新情報を確認してください。
多くの大手企業が第二新卒を募集していることがわかります。基本的なビジネスマナーがあり育成コストが低く、将来性もあるためです。
末永
第二新卒は大手企業に転職できますが、一括で採る新卒よりは採用枠が少ないです。即戦力となる経歴も少ない分、いかに自分をアピールするかがポイントです。
学生時代の経験や、社会人になってから工夫して取り組んだことなど、アピールできる経験を見つけて伝えられるよう、自己分析を徹底しましょう。
一人での自己分析が難しい、第二新卒のアピール方法がわからないという人は転職エージェントを使ってみましょう。転職のプロから、気をつけることや転職ノウハウを教えてもらえます。
特にマイナビ転職エージェントは、新卒事業で培った若手を採用したい大手企業とのつながりがあり、第二新卒でも大手に挑戦しやすくなります。
第二新卒の転職や、そもそも第二新卒とは何か、おすすめの転職サイトやエージェントは以下の記事に詳しく載っているので参考にしてください。
インフラ・金融系の第二新卒採用大手企業
インフラ・金融業界は安定性を重視し、採用も慎重に行われます。あくまで傾向として参考にしてください。
| インフラ・金融系の特徴 | |
|---|---|
| 風土 | ・年功序列や堅実な組織文化が残りやすい ・安定性やルールを重視する傾向がある |
| 採用難易度 | ・基本的に求人が少なく、あっても同職種でハイレンジな専門性が必要 ・学歴はMARCH以上が目安 ・社会人1〜2年目は不可のことが多い |
| メリット デメリット |
◆メリット ・年収レンジが安定している ・規模の大きい仕事に関われる ・研修や福利厚生が手厚い ・社会的信用度が高い ◆デメリット ・年功序列で成果が反映されにくい ・任される業務の幅が狭い ・形式的な会議や稟議が多い |
インフラ・金融系は求人自体が少なく、あっても同職種で専門性を求められるため、第二新卒の難易度は高めです。ただ、まったく挑戦できないわけではありません。
JR東日本
JR東日本は第二新卒を受け入れている企業の一つです。新卒採用では、卒業年が一定期間内であれば既卒者も応募できます。
JR東日本の新卒採用サイトを見てみると、卒業後数年以内であれば新卒枠で挑戦できます。
総合職にこだわる人には向かないこともありますが、やりたい仕事が決まっている人や、大手の福利厚生を重視する人は挑戦する価値があります。
KDDI
KDDIも既卒者を受け入れています。新卒採用サイトでは就業経験を問わず応募できる枠があり、若手人材の採用に積極的です。
職種も営業・企画・開発・システムエンジニアなど幅広く、文系・理系を問わず応募できます。通信業界の中でも若手育成に力を入れている企業なので、第二新卒が安定した大手でキャリアを始める機会になります。
通信業界は若手の育成に力を入れる企業が多いです。職種の幅も広いので、興味があるなら早めに情報を集めておきましょう。
| エージェント▼ | ポイント▼ | 公式サイト▼ |
|---|---|---|
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メーカー系の第二新卒採用大手企業
続いてメーカー系です。ものづくりの現場から企画・営業まで職種が幅広く、第二新卒の受け入れ方も企業ごとに分かれます。
| メーカー系の特徴 | |
|---|---|
| 風土 | ・年功序列や堅実な組織文化が残りやすい ・安定性やルールを重視する傾向がある |
| 採用難易度 | ・求人が少なめ ・学歴はMARCH以上が目安で同職種経験が問われやすい ・社会人1〜2年目は不可のことが多い |
| メリット デメリット |
◆メリット ・年収レンジが安定している ・規模の大きい仕事に関われる ・研修や福利厚生が手厚い ・社会的信用度が高い ◆デメリット ・年功序列で成果が反映されにくい ・任される業務の幅が狭い ・形式的な会議や稟議が多い |
メーカー系は古い風土が残り求人も少なめで、インフラや金融と同様に難易度は高めです。それでも第二新卒を受け入れる例はあります。
トヨタ
トヨタは新卒採用の対象に、卒業後数年以内の既卒者を含めている年があります。新卒で応募できれば、第二新卒でも新卒と同じ土俵で選考を受けられます。
社会人経験を活かしたい場合は、トヨタの採用サイトにあるキャリア採用の枠も用意されています。日本を代表するメーカーだけあって給与や福利厚生は充実しており、挑戦する価値は十分にあります。
シャープ
シャープは第二新卒に最も門戸が開かれた大手メーカーの一つです。新卒採用ページで、卒業後3年以内であれば職歴に関係なく新卒枠で応募できると明記しています。
新卒と第二新卒を同じ枠で扱っているため、職歴の有無を気にせず挑戦できます。家電や電子機器のメーカーに興味がある人は候補に入れてみてください。
シャープのように、既卒を新卒枠で受け入れる大手メーカーは増えています。
気になる企業の募集要項は、卒業後何年まで応募できるかを必ず確認しましょう。
コンサル系の第二新卒採用大手企業
コンサル系は比較的バランスの取れた風土が多く、求人も他業界より見つかりやすいのが特徴です。
| コンサル系の特徴 | |
|---|---|
| 風土 | ・中庸 |
| 採用難易度 | ・求人は比較的ある ・学歴と経験で書類を判定する会社が多い ・有名外資は早慶以上が目安 ・社会人3年目までなら営業か管理部門の経験が問われやすい |
| メリット デメリット |
◆メリット ・年収レンジが安定している ・規模の大きい仕事に関われる ・研修や福利厚生が手厚い ・社会的信用度が高い ◆デメリット ・成果次第での評価になる ・UP or OUTの風土がある ・個人に任される業務量が多い |
コンサル系は学歴や経験を重視して書類選考を行う傾向があります。第二新卒を採用している例としてアクセンチュアを見てみましょう。
アクセンチュア
アクセンチュアには第二新卒専用の採用枠があります。第二新卒採用ページでは、社会人経験4ヶ月以上5年未満の人を対象に専用の選考を受けられます。
社会人経験が浅くても、専用枠なら同じ立場の候補者と競うことになります。ただし、コンサルはケース面接など独特の選考があるため、初めて受ける人は対策が欠かせません。
末永
第二新卒でも転職できるコンサルですが、ケース面接があるなど特殊です。初めて選考を受ける人は注意しましょう。
業界に興味はあるけれど通過できるか不安という人は、業界No.1のノウハウを持つリクルートエージェントを使ってみるのも手です。ケース面接の対策やアピールの仕方を教えてもらえます。
こんな人におすすめ
・コンサルへの転職を考えている
・ケース面接の対策をしたい人
・第二新卒の自己PRの方法を知りたい人
SIerなどのIT系の第二新卒採用大手企業
SIerなどのIT系は、研修が手厚く未経験から挑戦しやすい企業がある一方、専門性を求める企業もあります。
| SIer・IT系の特徴 | |
|---|---|
| 風土 | ・年功序列や堅実な組織文化が残りやすい ・安定性やルールを重視する傾向がある |
| 採用難易度 | ・求人は比較的ある ・同職種経験か無形法人営業経験が問われやすい ・学歴はMARCH以上が目安 ・社会人1〜2年目は不可のことが多い |
| メリット デメリット |
◆メリット ・年収レンジが安定している ・規模の大きい仕事に関われる ・研修や福利厚生が手厚い ・社会的信用度が高い ◆デメリット ・年功序列で成果が反映されにくい ・任される業務の幅が狭い ・形式的な会議や稟議が多い |
IT業界は求人が比較的多いものの、企業によって求める経験はさまざまです。SIerで第二新卒を受け入れている例として富士通を紹介します。
富士通
富士通はキャリア採用で既卒者を受け入れており、ICT業界が未経験でも応募できる枠があります。富士通の採用サイトから応募できます。
入社後の研修で基礎から学べるため、エンジニア未経験でも挑戦しやすいのが強みです。手を動かしながらスキルを身につけたい第二新卒に向いています。
末永
富士通のようなSIer・IT系は、特に未経験だとアピール方法が難しいです。それでも挑戦したい人は、マイナビ転職IT AGENTを使ってみてください。
母体が総合型のマイナビ転職エージェントなので、Web系だけでなく社内SE求人なども幅広く扱っています。未経験者がIT転職でアピールできるポイントも教えてくれます。
こんな人におすすめ
・SIerやIT系への転職を考えている
・社内SEや事業会社の求人を探している
・面接対策を手厚くしてほしい人
Web・SaaS系の第二新卒採用大手企業
Web・SaaS系は風土が比較的新しく、求人も多めです。一方で社員のレベルが高く、中途に求めるレベルも高い傾向があります。
| Web・SaaS系の特徴 | |
|---|---|
| 風土 | ・比較的革新的 |
| 採用難易度 | ・求人は多い ・社員のレベルが高く中途に求めるレベルも高い ・ビジネスの基礎力やスピード感が問われる ・学歴は日東駒専・MARCH以上の傾向 |
| メリット デメリット |
◆メリット ・年収レンジが比較的安定している ・規模の大きい仕事に関われる可能性がある ・時代に即した福利厚生 ・オンとオフが明確 ◆デメリット ・成果次第での評価になる ・裁量が多い分、業務量も多くなりやすい |
求人は多いものの、企業人気が高く中途に求める意欲やレベルも高いのが特徴です。Web・SaaS系で第二新卒を受け入れている企業としてソフトバンクを見てみましょう。
ソフトバンク
ソフトバンクは他の大手と比べても第二新卒に門戸が広い企業です。ユニバーサル採用として、入社時30歳未満であれば新卒・既卒・就業者を同じ枠で採用しています。
卒業後の経過年数を問わないため、一般的な第二新卒の枠を超えて挑戦できます。募集職種も幅広く用意されています。
職種の選択肢が豊富なので、通信業界に興味のある第二新卒は、自分の得意分野に合った部門を選びやすくなっています。
職種選びに迷ったらエージェントへ相談してみましょう。自分に合った業界や職種を一緒に整理してくれますよ。
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無形サービス系の第二新卒採用大手企業
広告・メディア・人材などを扱う無形サービス系は、柔軟な発想ができる第二新卒が求められやすい業界です。
| 無形サービス系の特徴 | |
|---|---|
| 風土 | ・比較的革新的 |
| 採用難易度 | ・求人は多い ・企業人気が高く中途に求めるレベルも高い ・大卒なら学歴不問の企業が多く即戦力性が重視される ・難易度の高い営業経験者が採用されやすい |
| メリット デメリット |
◆メリット ・年収レンジが比較的安定している ・規模の大きい仕事に関われる可能性がある ・時代に即した福利厚生 ・オンとオフが明確 ◆デメリット ・成果次第での評価になる ・裁量が多い分、業務量も多くなりやすい |
無形サービス系の第二新卒採用に積極的な企業として、リクルートを見てみましょう。
リクルート
リクルートは30歳以下であれば、既卒や就業経験者も新卒採用に応募できます。卒業後の経過年数を問わないのが特徴です。新卒採用の募集要項で確認できます。
第二新卒でも問題なく新卒採用に申し込め、30歳までなら何度でも挑戦できます。年度によって受付状況が変わるため、応募時期は採用サイトで確認しておきましょう。
末永
リクルートのような無形サービス業界を目指すなら、大手転職エージェントの活用がおすすめです。
人気企業は採用枠が限られるため、大手が持つ限定求人や選考対策のノウハウが効いてきます。転職市場の動きにも詳しく、経歴や強みに合った求人を幅広く紹介してくれます。
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店舗サービス系の第二新卒採用大手企業
店舗サービス業界はお客様と直接関わる仕事が多く、第二新卒でも挑戦しやすい分野です。該当する企業をまとめました。
| 店舗サービス系の特徴 | |
|---|---|
| 風土 | ・中庸 |
| 採用難易度 | ・求人は多い ・基本的に現場からのスタートが多い ・数字を追った経験が問われやすい ・本部採用は同職種の企画やMD・SV経験者が優遇される |
| メリット デメリット |
◆メリット ・年収レンジが比較的安定している ・研修や福利厚生が手厚い ・社会的信用度が高い ◆デメリット ・現場勤務からのスタートが多い ・休日や勤務が大変なことがある ・給与は本部上層部以外で頭打ち感が出やすい |
店舗サービス系は求人が多い一方、現場からのスタートになりやすいのが特徴です。例としてイオンを見てみましょう。
イオン
イオンは小売最大手で、既卒者も新卒採用で受け入れています。新卒採用ページから応募でき、未経験者も応募しやすいのが特徴です。
グループ合同募集のため、イオングループの中から複数社を併願できます。採用の可能性が広がり、未経験でも応募できるので経歴に自信がない人にも向いています。
末永
店舗サービス系は未経験でも応募できることが多く、比較的転職しやすい分野です。興味がある人にはハタラクティブがおすすめです。
第二新卒の転職に強いエージェントなので、初めての転職でも安心して使えます。フリーターや既卒のサポートも行っているため、職歴に自信がない人でも求人を探せます。
こんな人におすすめ
・店舗サービス系への転職を考えている
・スタッフが見極めた優良企業に転職したい
・手厚いサポートを受けたい
第二新卒が狙いやすい大手企業の職種
業界だけでなく職種から考える方法もあります。職種ごとに身につくスキルやキャリアの進み方が違うので、理想とする働き方ができる職種を選ぶことが大切です。
| 職種 | 採用している主な大手企業 |
|---|---|
| IT系技術職 | 富士通 NTTデータ 日本IBM 楽天グループ ソニー LINEヤフー DeNA サイボウズ TIS 日立システムズ NEC クックパッド 日本オラクル MIXI ZOZO |
| 営業職 | リクルート サイバーエージェント JR東日本 JR西日本 キヤノン アクセンチュア 電通 博報堂 KDDI ソフトバンク 三井住友銀行 東京海上日動 日本生命 野村信託銀行 |
| 販売職 | イオン ファーストリテイリング セブン&アイHD 日本マクドナルド すかいらーく ヤマハ ワコール バンダイナムコホールディングス |
| 事務職 | トヨタ イオン KDDI ソフトバンク 日本IBM NHK JAL 三井住友銀行 東京海上日動 日本生命 |
IT系技術職
IT系の技術職は需要が高く、未経験でも応募できる求人があります。最初は指示に従って業務をこなしながら、少しずつスキルを身につけてキャリアを積むのが一般的です。
富士通やNTTデータ、日本IBMなどは第二新卒向けの研修が充実していて、未経験からエンジニアを始められます。
楽天やLINEヤフーなどのWeb系も若手エンジニアの採用に力を入れていますよ。
営業職
営業職は第二新卒でもチャレンジしやすく、即戦力として期待されることが多い職種です。リクルートやサイバーエージェントなどでは、若さや行動力を活かした営業スタイルが評価されます。
特に無形商材の法人営業は、未経験から挑戦しやすく専門性も身につきやすい職種です。最初のキャリアとして選んでおくと、その後の選択肢が広がります。
実力主義の企業が多く、成果を上げればインセンティブをもらえることもあります。
数字を追う仕事に興味がある第二新卒には、やりがいを感じやすい環境です。
販売職
販売職は特別な資格がなくても始められる仕事で、業務のマニュアルも整っていることが多いです。前職で接客スキルやコミュニケーション能力を身につけた人には、その経験を活かせます。
一定の売上を超えると手当が出たり、店長を目指せたりします。
イオンやファーストリテイリングなどの大手小売は第二新卒を積極採用していて、店舗運営の中心人材として活躍できる可能性もありますよ。
事務職
基本的なビジネスマナーや柔軟性に自信がある人には事務職もおすすめです。スキルよりも人柄や働く姿勢が重視されることが多く、未経験から転職しやすい職種です。
MOSや日商簿記を持っていると有利になることもあります。
トヨタの業務職やKDDIのバックオフィスなど、大手では安定したキャリアを築ける環境が整っています。
第二新卒で大手に受かる人・受からない人の特徴
同じ第二新卒でも、受かる人と受からない人には明確な差があります。違いを知っておくと、自分が今どちらに近いかが見えてきます。
| 受かる人 | 受からない人 |
|---|---|
| ・退職理由と志望動機に一貫性がある ・業界や職種を絞って狙っている ・前職の経験を成果ベースで語れる ・大手の大変な面も理解している |
・新卒の就活と同じ感覚で幅広く応募する ・大手のブランドだけが目的 ・自己分析が浅く退職理由がネガティブなまま ・良い会社かどうかだけで選んでいる |
受かる人に共通するのは、退職理由と志望動機が筋の通った1本の線でつながっていることです。中途は経験採用なので、企業は「今の経験がうちでどう活きるか」を見ます。
逆に、大手のネームバリューだけを目的にすると、配属次第で市場価値が伸びないこともあります。会社名より、その会社で何の経験を積めるかで選ぶ人のほうが、結果的に通りやすくなります。
「現状から抜け出したい」という気持ちはとても自然です。
その不満を前向きな志望動機に翻訳できるかどうかが分かれ道になります。
第二新卒が大手転職を成功させるコツ
第二新卒が大手に転職するためのコツを4つにまとめました。それぞれ詳しくお伝えします。
同じ業界・職種で経験を3年ほど積む
1つ目は、同じ業界・職種で経験を3年ほど積んでキャリアアップすることです。スキルを身につけ実績を出せれば、即戦力として評価してもらえます。
転職の現場でも、定着して活躍できる目安はおおよそ3年と言われます。だからこそ、大手への入社を目的にせず、どの業界で将来的に大手を目指すかを先に決めておくことが大切です。
たとえば電通を目指すなら、中小の広告代理店で営業を3年経験し成果を出せば、将来的に電通の営業職へ近づけます。今の場所から逆算してキャリアを設計していく考え方です。
業界最大手のエージェントは、市場価値を踏まえた転職プランを提案してくれます。
「まずはこの会社で経験を積むべき」という数年先を見据えた助言も受けられますよ。
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20代支持率No.1!若手を採用したい企業の正社員求人が多数 | 詳細 |
新卒の頃と同じ感覚で就活しない
2つ目は、新卒の頃と同じ感覚で就活しないことです。新卒と第二新卒では企業の採用目線が異なります。
良いイメージしか捉えられていないと、企業研究や仕事への理解が甘いと見なされることがあります。良い面だけでなく大変な面も理解したうえで、社会人経験があるから言えることを大事にして伝えましょう。
第二新卒は社会人経験がある分、ビジネスマナーも新卒時より厳しくチェックされる傾向があります。
末永
初めての転職でわからないことが多い、大手以外にも合う企業があれば検討したいという人は、エージェントのサポートを活用しましょう。
社会人経験者としての振る舞い方についても、アドバイザーが具体的に伝えてくれます。
しっかり自己分析をする
3つ目は、しっかり自己分析をすることです。第二新卒は「なぜ今の会社を辞めて、この会社に入りたいのか」を深掘りされます。退職理由と志望動機に一貫性があるかが見られます。
矛盾で不信感を与えないためにも、自己分析は欠かせません。退職理由や志望動機に迷わず答えられるようになります。
おすすめは、転職動機に対して「なぜ」を3回繰り返すことです。本当に求めているものが見えてきて、企業選びや意思決定で迷わなくなります。
第三者を活用して履歴書・面接対策をする
4つ目は、自己分析の結果をもとに、第三者を活用して履歴書・面接対策をすることです。第二新卒は新卒とは違う質問や深掘りをされる傾向があります。
第二新卒を採用する企業が増えたとはいえ、新卒より書類選考の通過率は低めです。だからこそ書類作成や面接対策をしっかり行うことが大切です。
第三者の客観的な視点を入れると、自分では気づけなかった強みや興味が見つかることもあります。履歴書や面接、転職活動全体のコツは以下の記事も参考にしてください。
第二新卒で大手に転職するメリット・デメリット【状況別】
大手への転職は良いことばかりではありません。「大手に入る=幸せ」と考えるとミスマッチを起こしやすくなります。状況別に確認しておきましょう。
中小企業から大手企業
まず、第二新卒が中小企業から大手企業に転職するメリットとデメリットを解説します。
| 中小企業から大手企業への転職 | |
|---|---|
| メリット | ・給与や待遇の向上が期待できる ・規模の大きい仕事に関われる ・研修や福利厚生が充実している ・社会的信用度が高い |
| デメリット | ・年功序列で成果が反映されにくい ・任される業務の幅が狭い ・形式的な会議や稟議が多い ・転勤の可能性がある |
中小から大手に移ると、給与アップやネームバリューといった魅力があります。一方で年功序列で給与が上がりにくかったり、関われる業務の幅が狭まることもあります。
転勤が避けられない場合もあるので、転勤したくない人は入社前に有無や決まり方を確認しておきましょう。
大手企業から大手企業
次に、第二新卒が大手企業から大手企業に転職する場合のメリットとデメリットを解説します。
| 大手企業から大手企業への転職 | |
|---|---|
| メリット | ・より高い給与や待遇が期待できる ・専門性を活かしたキャリア形成ができる ・手厚い福利厚生を継続して受けられる ・雇用の安定性を保てる |
| デメリット | ・新卒入社時より評価されにくい場合がある ・風土に慣れるのに時間がかかる場合がある ・身につくスキルの幅が狭いことがある ・転勤の可能性がある |
大手から大手への転職は、給与や福利厚生の面でメリットがあります。ただ、大手でも激務だったりパワハラがあったりする場合があり、転勤やジョブローテーションが前提のケースも多いです。
大手企業と中小企業の違いをもっと詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。
第二新卒から大手企業へ転職した成功事例
実際に第二新卒から大手へ転職した人の体験談です。弊社で独自に調査したもので、大手への転職者に絞って紹介します。成功のヒントを見つけてみてください。
初めての転職で不安だったので転職エージェントに相談しました。そこでキャリアアドバイザーに「転職後、将来どうなりたいとかビジョンってありますか?」と聞かれたときに何も答えられませんでした。
今まではとくに将来のビジョンを深く考えてこなかったんですよね。だけど、明確にしたほうが良いと言われ、必死に考えました。
自分がどうなりたいのか想像したときに、営業という仕事を通してお客様に満足していただけるサービスを提供したいと思いました。
将来的には、会社単位よりも私だから一緒に仕事をしたいと思ってもらえる営業パーソンになりたいと考えたんです。
アドバイザーにも良いじゃないですかと言ってもらえたので、自信を持って面接で伝えられました。その結果、見事に希望通りの企業に転職することができました。
出典:すべらない転職独自調査
転職するなら失敗したくないと思い、企業を探すときに自分のルールを決めました。例えば条件面なら完全週休2日とか、今より年収をあげたいとかです。
色々条件を考えた後に、逆に妥協しても良いなと思う条件も決めましたよ。さすがに全部叶う会社は存在しないと思いましたからね(笑)
これっていうのも、新卒で就職先を探しているときにはとにかく就職しないとという思いが強くて、条件面はかなり妥協して後悔したからなんです。
自分の中で何が譲れない条件かを常に考えておけば、妥協できるところもわかってきます。
出典:すべらない転職独自調査
転職するときに1番困ったのが、面接で聞かれる退職理由でした。私、実は転職したい理由が前の会社での人間関係だったんです。
でも、そのまま伝えるのは避けたくて、どう話そうか悩んだ結果、人間関係のこじれによるモチベーションの低下に言い換えました。
実際の面接では、前の会社は成果を求めずに最低限の業務をしていくスタイルだったけど、私はもっと成果を求めて仕事をしたかったと伝えました。
周りにそういう人がおらずモチベーションも下がってしまった、そこで成果を常に求める御社の社風に共感して応募したと、ポジティブな理由に言い換えたんです。
出典:すべらない転職独自調査
他にもさまざまな第二新卒の転職成功体験談や、内定を勝ち取るための具体的なコツを下記の記事で解説しています。同じ悩みを抱える人はチェックしてみてください。
第二新卒の大手転職でよくある質問
第二新卒から大手企業への転職でよくある質問をまとめました。気になる質問はぜひ確認してみてください。
第二新卒でも大手企業に転職できますか?
転職できます。ただ新卒より難易度が高いことも多いので、自己分析をして自分をアピールできるかがポイントになります。
内定率を高めるポイントは下記の記事をご覧ください。
第二新卒が大手企業に求められる理由は何ですか?
基本的なビジネスマナーが備わっている分、育成コストが少なく済むためです。その上で若くて将来性もあるので、求められています。
そもそも第二新卒は何歳までですか?
明確な定義はありませんが、卒業後3年以内の求職者を指すことが多いです。企業によってはより高い年齢でも同様に採用しているので、興味のある企業を調べましょう。
第二新卒が大手企業に転職する方法は?
採用サイト・転職サイト・転職エージェントがあります。おすすめは若手に強いマイナビ転職エージェントや、第二新卒に特化したハタラクティブです。
不動産業界の大手企業でも第二新卒を募集していますか?
大手不動産でも、通常の中途とは別に若手向けの採用枠を設けていることがあります。
ただ公式サイトで第二新卒と明記されないこともあり、タイミングによっては見つけにくいこともあります。
一覧にない大手企業でも、第二新卒での入社は可能ですか?
可能なことが多いです。「若手採用」「キャリア採用(経験3年以内)」など別名称で募集していたり、エージェント経由のみの非公開求人もあります。
気になる企業があれば、dodaやリクルートエージェントなど大手に相談すると、表に出ない情報も踏まえて効率的に進められます。
まとめ|第二新卒の大手転職で最も大切なこと
第二新卒から大手に転職する際に最も大切なのは、他の候補者と少しでも差をつけることです。自己分析をはじめとした選考対策を万全にして、それを企業に伝えることに尽きます。
大手を目指す人にはキャリアに自信がある人も多く含まれます。そこと差をつけるには、自分1人の分析や対策では限界があり、プロの力を借りたほうがよい結果につながります。
転職エージェントは企業の採用担当者と連携しているので、面接官がどこを見ているかといった重点ポイントを把握できます。どれも無料で登録できるので、転職活動のおともに相談してみてください。
末永
転職がスムーズにいくかは、担当アドバイザーとの相性にもよります。まずは2〜3社ほど複数登録して、自分に合ったエージェントと進めるのがおすすめです。
大手企業の求人を多く扱う大手エージェントと、既卒や未経験に強いエージェントを併用すると、選択肢を広げながら選考対策まで受けられます。
大手や人気企業の求人を多数保有!大手エージェント
大手エージェントには、全業界・職種の求人が集まっています。さらに、大手企業や人気企業の求人を独占で持っていることも。
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