第二新卒を採用している大手企業は?転職のプロが徹底比較!
第二新卒で大手企業へ転職したい!と考えている人は多いと思います。この記事では、第二新卒を採用している大手企業一覧を紹介し、プロの目線で解説しています。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
第二新卒を採用している大手企業一覧
大手といっても企業や業界によっても採用難易度などが異なってくるため、必ず事前に企業や業界などついて調べておくことが大切です。
そこでdodaの「社会人が選ぶ"働きたい企業"第1位は?転職人気企業ランキング2024」に掲載されている上位100位の企業の中から、第二新卒を歓迎・応募可能な大手企業を以下にまとめました。
インフラ・金融 | JR東日本 JR東海 NTT西日本 KDDI NHK 日本テレビ 日本銀行 |
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メーカー | トヨタ HONDA ソニー キヤノン シャープ 任天堂 村田製作所 ヤマハ 京セラ 味の素 武田薬品工業 ワコール P&G |
コンサル | アクセンチュア マッキンゼー 野村総合研究所 |
SIerなどのIT系 | 富士通 日本IBM NTTデータ |
Web・SaaS系 | ソフトバンク ヤフー サイボウズ ZOZO メルカリ |
無形サービス系 | リクルート サイバーエージェント |
店舗サービス系 | オリエンタルランド 星野リゾート ファーストリテイリング イオン |
例外 | 電通 |
末永
転職エージェントは大手企業の採用担当者と情報交換しているので、志望企業ごとに面接で重要視されるポイントや志望企業で採用されやすい志望動機の書き方などの情報を得た上で選考対策できるからです。
転職エージェントを利用しない場合、限られたネットの情報だけで対策することになり、志望企業独自に聞かれるような内容や選考フェーズごとに面接官が求める回答、それらの傾向に合った対策を行うことができません。
大手企業は特に、志望動機や転職理由などのよくある質問だけでなく独自の設問が含まれていることが多いので、転職エージェントを利用した専門の対策は必須です。
末永
特にリクルートエージェント・dodaは業界最大手であり、今までの転職支援で築いた膨大な対策用データがあるので、志望企業に特化した選考対策を他の候補者より有利におこなうことができます。
おすすめの大手総合型転職エージェント
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末永
また、大手企業に転職したい人は転職エージェント以外にもビズリーチのようなスカウト型の転職サイトを利用するのがおすすめです。
職務経歴書を見たヘッドハンターや求人企業から直接スカウトが届くので、求職者は待っているだけで大手優良企業と出会うことができますよ。
末永
ちなみに「次にどの業界・職種に就くか迷っている」という方は、dodaの転職タイプ診断と、マイナビエージェントのキャリア診断がおすすめです。
選択肢から理想の働き方や現職での不満・やりがいを回答するだけで、あなたに向いている職種や企業選びの軸など転職活動の参考にできる情報を得ることができます。
第二新卒におすすめの転職エージェントについて、さらに詳しく知りたい人は以下の記事もチェックしてみてくださいね。
それでは、表に挙げた各ジャンルごとの「風土」「採用難易度」「メリット・デメリット」について、さらに詳しく解説していきますね。
またそれぞれのリンク先でその企業への転職のより詳細なノウハウをお伝えしているのでぜひご覧ください。
インフラ・金融系
インフラ・金融系に該当する企業を改めて以下にまとめましたので、参考にしてください。
インフラ・金融系の大手企業
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 西日本電信電話(NTT西日本)
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- 日本放送協会(NHK)
- KDDI
- 日本テレビ放送網(日テレ)
- 日本銀行
インフラ・金融系の風土は旧態依然としているケースが多く、基本的に求人がなく、あるとしても同業同職種かつハイレンジな専門性を身につけている必要があるものばかりという特徴があります。
インフラ・金融系の風土や採用難易度、メリットやデメリットを一覧にしたものが以下です。
風土 | ・旧態依然としている |
---|---|
採用難易度 | ・基本的に求人がなく、あるとしても同業同職種かつハイレンジな専門性を身につけている必要あり ・偏差値65以上で理系・院卒など (学歴は最低でもMARCH以上必要) ・社会人1年〜2年目は基本不可 |
メリット デメリット |
◆メリット ・年収・給与レンジが安定している ・規模の大きい仕事に関われる (ただし10年以上かかるのが一般的) ・研修制度や福利厚生がしっかりある ・社会的信用度が高い ◆デメリット ・年功序列で成果が給与に反映、評価されにくい ・個人に任される業務の幅が狭い ・形式的な会議や稟議が多い ・実際に入って風土が悪いこともある |
末永
求人数が少ないインフラ・金融系への転職は、転職エージェントの非公開求人紹介が必須です。
数あるエージェントの中でも第二新卒の転職に強みを持ちインフラ・金融系の求人を多く取り扱っているマイナビエージェントの利用がおすすめです。
こんな人におすすめ
・インフラ・金融業界への転職を考えている
・専門知識を活かした選考サポートをしっかり受けたい
・転職活動はスピーディーに進めたい
\末永からの一言アドバイス/
希望する企業の求人数が少ない場合も、リクルートエージェントとdoda登録してみてください。
大手企業は応募者の殺到を防ぐためにコーポレートサイトや転職サイトには求人を掲載せず、転職エージェントの非公開求人としてのみ掲載しているケースが多いからです。
リクルートエージェントとdodaは転職者斡旋の実績と知名度から信頼も厚く、公開求人数だけでなく非公開求人数も業界トップです。
メーカー系
メーカー系に該当する企業を改めて以下にまとめましたので、参考にしてください。
メーカー系の風土は旧態依然としているケースが多く、基本的に求人がなく、あったとしても不景気時に採用を絞った分で年齢帯が凹んでる層を追加採用する程度なのが特徴だと言えます。
メーカー系の風土や採用難易度、メリットやデメリットを一覧にしたものが以下です。
風土 | ・旧態依然としている |
---|---|
採用難易度 | ・基本的に求人が少なく、あるとしても不景気時に採用を絞った分で年齢帯が凹んでる層を追加採用する可能性がある程度 ・学歴はMARCH以上のみ ・同業同職種経験、2社以上転職してたら不可 ・社会人経験1年〜2年目は基本不可 |
メリット デメリット |
◆メリット ・年収・給与レンジが安定している ・規模の大きい仕事に関われる (ただし10年以上かかるのが一般的) ・研修制度や福利厚生がしっかりある ・社会的信用度が高い ◆デメリット ・年功序列で成果が給与に反映、評価されにくい ・個人に任される業務の幅が狭い ・形式的な会議や稟議が多い ・実際に入って風土が悪いこともある |
末永
メーカー系の求人数(2024年11月現在)
- リクルートエージェント:125,074件
- doda:91,178件
- マイナビエージェント:求人多数
こんな人におすすめ
・メーカー業界への転職を考えている
・業界No.1の求人数から選びたい
・非公開求人の数の多さも重視したい
コンサル系
コンサル系に該当する企業を改めて以下にまとめましたので、参考にしてください。
コンサル系の大手企業
コンサル系の風土は中庸であるケースが多く、求人は比較的にあるものの明確に学歴と経験で書類選考をおこなうのが特徴だと言えます。
コンサル系の風土や採用難易度、メリットやデメリットを一覧にしたものが以下です。
風土 | ・中庸である |
---|---|
採用難易度 | ・比較的に求人はあるが、明確に学歴と経験を考慮して書類を判定している会社が圧倒的に多い ・有名外資系は、学歴が早慶以上のみ ・社会人1年目は基本不可 ・社会人3年目までの場合、何らかの営業経験または管理部門経験が必要 ・社会人3年目以上の場合、無形法人営業もしくはSE、経理管理会計経験など特化した専門性がないと厳しい |
メリット デメリット |
◆メリット ・年収・給与レンジが安定している ・規模の大きい仕事に関われる (ただし2年〜3年は下積み) ・研修制度や福利厚生がしっかりある ・社会的信用度が高い ◆デメリット ・成果次第での評価・給与なので昇給は個人の努力次第 ・UPorOUTの風土がある ・個人に任される業務の量が多い (事業によって書類作成や情報収集などを数年かけておこなう) ・責任あるクライアント業務は5年後くらい先になり多忙である |
末永
コンサル業界を目指す方には、リクルートエージェントを登録しておくといいです。
数あるエージェントのなかでもコンサル系の求人数が最も多いのがリクルートエージェントだからです。
2024年11月時点でリクルートエージェントは約72万件の求人を取り扱っていますが、その中のおよそ10万件ほどがコンサル系の求人です。実際に外資系の求人や未経験歓迎の求人も取り揃えているのでコンサル業界を見ている方は必須のエージェントとも言えるでしょう。
こんな人におすすめ
・コンサル業界への転職を考えている
・業界No.1の求人数から選びたい
・非公開求人・外資系企業の求人の数も重視したい
SIerなどのIT系
SIerなどのIT系に該当する企業を改めて以下にまとめましたので、参考にしてください。
SIerなどのIT系の風土は旧態依然としているケースが多く、求人は比較的にありますが、不景気時に採用を絞った分で年齢帯が凹んでる層を追加採用する程度なのが特徴だと言えます。
SIerなどのIT系の風土や採用難易度、メリットやデメリットを一覧にしたものが以下です。
風土 | ・旧態依然としている |
---|---|
採用難易度 | ・比較的に求人はあるものの、不景気時に採用を絞った分で年齢帯が凹んでる層を追加採用する可能性がある程度 ・同業同職種経験もしくは無形法人営業経験が必要 ・2社以上転職してたら不可 ・学歴はMARCH以上のみ ・社会人1年〜2年目は基本不可 ・未経験エンジニアは不可 |
メリット デメリット |
◆メリット ・年収・給与レンジが安定している ・規模の大きい仕事に関われる (ただし10年以上かかるのが一般的) ・研修制度や福利厚生がしっかりある ・社会的信用度が高い ◆デメリット ・年功序列で成果が給与に反映、評価されにくい ・個人に任される業務の幅が狭い ・形式的な会議や稟議が多い ・実際に入って風土が悪いこともある |
ただし、あくまでも「こういう傾向が見られますよ」というニュアンスでまとめているので、参考程度に見てくださいね。
末永
SIerなどのIT系ならマイナビIT AGENTに相談しましょう。
マイナビIT AGENTは母体が総合型エージェントのマイナビエージェントなので、Web系企業だけではなく、さまざまな企業の社内SE求人なども幅広く保有している点が強みです。
また2024年11月時点で多くの求人を取り扱っているので自分の希望の求人を見つけることもできると思いますよ。
こんな人におすすめ
・SIerやIT系への転職を考えている
・社内SEや事業会社の求人を探している
・面接対策などを手厚くして欲しい人
Web・SaaS系
Web・SaaS系に該当する企業を改めて以下にまとめましたので、参考にしてください。
Web・SaaS系の風土は比較的に革新的であるケースが多く、基本的に求人も多いです。
しかし一方、企業人気がある上に新卒で採用された人や社員は優秀な人が多いために、中途入社に求めるレベルや意欲も非常に高いのが特徴です。
Web・SaaS系の風土や採用難易度、メリットやデメリットを一覧にしたものが以下です。
風土 | ・比較的に革新的である |
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採用難易度 | ・求人は基本多いものの、企業人気がある上に新卒で採用された人や社員は優秀な人が多いために、中途入社に求めるレベルも非常に高い ・ビジネスの基礎力並びにフラットな姿勢や思考、スピードが求められる (メーカーやインフラ・金融系などとは全く土俵が異なるため) ・新しい情報収集にも積極的で、トレンドや競合状況も適宜把握をしている必要がある ・学歴は日東駒専、MARCH以上など高くなる傾向がある (社員のレベルが高いために必然的に採用される人の学歴が高くなりがち) ・無形法人営業や有形法人営業の経験が求められる ・全くの未経験は基本的に難しい |
メリット デメリット |
◆メリット ・年収・給与レンジが比較的安定している (未経験からだと400万前後) ・規模の大きい仕事に関われる可能性がある ・福利厚生は時代に即したものが多い ・ONとOFFが明確になっていることが多い ◆デメリット ・成果次第での評価・給与なので在籍年数で給与が上がることは少ない ・規模の大きな業務は能力が高ければアサインされる ・裁量が多い分、個人に任される業務の量が多い (ONとOFFは明確だが業務量は多いため、自身の能力次第となる) |
他にも、部署異動は比較的多いものの、ジョブローテーションというよりもその時に必要な社内の部署にアサインされたり、総合職で全国にある企業の場合は、転勤もあるところが多いです。
ただし、あくまでも「こういう傾向が見られますよ」というニュアンスでまとめているので、参考程度に見てくださいね。
末永
Web・SaaS系にも、マイナビIT AGENTがおすすめです。
IT・Web業界出身のアドバイザーによる専任チームが編成されていて、エンジニア・デザイナーなど職種ごとのサポートも安心して任せることができます。
また2024年11月時点で多くの求人を取り扱っているので自分の希望の求人を見つけることもできると思いますよ。
こんな人におすすめ
・Web・SaaS系への転職を考えている
・専門のアドバイザーチームのサポートを受けたい
・プログラマーや品質管理、社内SE、テクニカルサポートなど人気の職種を網羅
無形サービス系
無形サービス系に該当する企業を改めて以下にまとめましたので、参考にしてください。
無形サービス系の大手企業
無形サービス系の風土は比較的に革新的であるケースが多く、基本的に求人も多いです。
しかし一方、企業人気がある上に新卒で採用された人や社員は優秀な人が多いために、中途入社に求めるレベルや意欲も非常に高いのが特徴です。
無形サービス系の風土や採用難易度、メリットやデメリットを一覧にしたものが以下です。
風土 | ・比較的に革新的である |
---|---|
採用難易度 | ・求人は基本多いものの、企業人気がある上に新卒で採用された人や社員は優秀な人が多いために、中途入社に求めるレベルも非常に高い ・ビジネスの基礎力並びにフラットな姿勢や思考、スピードが求められる (メーカーやインフラ・金融系などとは全く土俵が異なるため) ・大卒であれば学歴不問のところが多いものの、その分即戦力性があるかどうかが見られている。ゆえに経験不問と謳っていても無形法人営業の経験、何らかの難易度の一定高い営業の経験を積んでいる人のほうが必然的に採用されることが多い ・ゲーム系はゲーム業界経験が必須 |
メリット デメリット |
◆メリット ・年収・給与レンジが比較的安定している (未経験からだと400万前後) ・規模の大きい仕事に関われる可能性がある ・福利厚生は時代に即したものが多い ・ONとOFFが明確になっていることが多い ◆デメリット ・成果次第での評価・給与なので在籍年数で給与が上がることは少ない ・規模の大きな業務は能力が高ければアサインされる ・裁量が多い分、個人に任される業務の量が多い (ONとOFFは明確だが業務量は多いため、自身の能力次第となる) |
また、Web・SaaS系と同じく部署異動は比較的多いものの、ジョブローテーションというよりもその時に必要な部署にアサインされたり、総合職で全国にある企業の場合は転勤もあるところが多いです。
ただし、あくまでも「こういう傾向が見られますよ」というニュアンスでまとめているので、参考程度に見てくださいね。
末永
すべらないキャリアエージェントでは、リクルートとサイバーエージェントに在籍していた私自身のノウハウを最大限に活かし、無形商材の法人営業職への支援に特化しています。
「多くの人のキャリアの自立」を実現するために、創業以来10年以上無形商材の法人営業職への支援を続けているため、業界動向からその後のキャリアパスまで、幅広くアドバイスすることができます。
実際に、販売職などの営業未経験の方でも、「現職で工夫したことの棚卸し」「面接対策」などを通じて、見事広告業界の内定を勝ち取ったなどの事例も数多くあります!
実際に、リクルートの契約エージェント200社以上の中から、最も優秀なエージェントとして、【リーディングエージェント】を受賞した実績もありますので、もし本気で無形商材の法人営業職を目指したいのであれば、ぜひ相談に来てください!
店舗サービス系
店舗サービス系に該当する企業を改めて以下にまとめましたので、参考にしてください。
店舗サービス系の大手企業
店舗サービス系の風土は中庸であるケースが多く、求人は多くありますが、基本的に現場からスタートになる可能性が高いという点が特徴だと言えます。
店舗サービス系の風土や採用難易度、メリットやデメリットを一覧にしたものが以下です。
風土 | ・中庸である |
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採用難易度 | ・求人は多くあるものの、基本的に現場からスタートになる可能性が高い ・これまで何らかの数字を追いかけた経験など求められることが多い ・本部採用は同業同職種にて企画やMD、生産管理やSVなどの経験を、そのまま活かしていける人でないと基本的に採用しない |
メリット デメリット |
◆メリット ・年収・給与レンジが比較的安定している ・年功序列色はインフラやメーカーよりは少ないものの一定ある ・研修制度や福利厚生がしっかりある ・社会的信用度が高い ◆デメリット ・店舗などの現場で数年の勤務からスタートすることが多く、本部にいけるのはとくに優秀な人のみ ・社会的認知度は高いものの、現場での就業は給料や休日などで大変なことが多く、多忙である ・給与もよほど本部の上層部にいかなければ頭打ち感が出ることが多い (ファーストリテイリングは年収1,000万円超えるが、相当の優秀者のみ) |
ただし、あくまでも「こういう傾向が見られますよ」というニュアンスでまとめているので、参考程度に見てくださいね。
末永
こんな人におすすめ
・店舗サービス系への転職を考えている
・スタッフが見極めた優良企業に転職したい
・手厚いサポートを受けたい
例外
最後に、例外に該当する企業を以下にまとめましたので、参考にしてください。
例外に該当する企業
例外の企業として、電通をピックアップしています。今現在、採用はほぼおこなわれていませんが、基本的に同業同職種の人が採用対象であるものの、5年満期の契約社員のみである点が特徴です。
少し前までは五輪オリンピックの期待もあってポテンシャルで幅広く採用をおこなっていましたが、現在は求人をクローズしており、しばらくの間は求人を掲載しない可能性が高いですね。
第二新卒でも大手企業に転職できる
結論から申しますと、第二新卒でも大手企業に転職できます。なぜなら、企業側から見て第二新卒者には魅力があるからなんです。
まず第二新卒者と企業側に分けて、それぞれの思いを以下に挙げたので、参考にしてみてください。
第二新卒者 | 企業側 |
---|---|
・新卒では大手企業に受からなかったけれど、やっぱり大手企業に入社したい | ・若手として育成するので将来的に貢献してほしい |
末永
第二新卒を採用するにあたり、企業は即戦力を求めているわけではありません。
企業は第二新卒に対し、専門的なスキルや経験よりも勤労意欲や組織への適応力、新しいことを吸収する力などのポテンシャルのある人物か?ということが重視しています。
そのポテンシャルを見込んで、将来的に活躍してほしいと育成前提で採用している場合が多いんです。
ちなみに大手企業は前職での成果や地頭の良さなど、求めるポテンシャルが色々あるものの、一般的には「学歴」が採用選考では注目されています。
その理由は、大手企業は新卒採用を含めて高学歴者を多く採用する傾向が強く、近しいレベルの人材を採用したいと考えているからなんです。
ですがあくまで「傾向」なので、現職で十分に評価されるスキルを身につけていたり、それを志望企業にきちんと評価してもらえるようなアピールができていれば、問題ありません。
大手企業に転職するメリット・デメリット
大手企業に転職を考えている方でまだそこまで理解が深くない方もいるのではないでしょうか?
そこで、大手企業に転職することのメリット・デメリットを以下にまとめました。
メリット | ・年収、給与レンジが安定している ・規模の大きい仕事に関われる (ただし10年以上かかるのが一般的) ・研修制度や福利厚生が充実している ・社会的信用度が高い |
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デメリット | ・年功序列で成果が給与に反映、評価されにくい ・個人に任される業務の幅が狭い ・形式的な会議や稟議が多い (IT化が進んでいないことも多い) ・実際に入って風土が悪いこともある |
上記に挙げたように、メリット・デメリットは合わせ鏡のようなものなので「大手企業に入社すること=幸せなこと」と考えているとミスマッチを起こしやすくなってしまいます。
大手企業でも激務なせいでブラック企業になってしまっている場合もありますし、パワハラがある場合もあります。他にも、転勤やジョブローテーションが当たり前になっているケースも多いです。
第二新卒が大手企業に転職するコツ
第二新卒が大手企業に転職する際に、何かコツがあるなら事前に把握しておきたいですよね。
そこで、第二新卒が大手企業に転職するための4つのコツを以下にまとめました。
上記に挙げた4つのコツについて、それぞれ次でさらに詳しくお伝えしていきたいと思います。
同じ業界・職種で経験を3年程積む
1つ目のコツは、同じ業界・職種で経験を3年程積んでキャリアアップすることです。
なぜなら、しっかりとスキルを身につけて経験を積み、実績が出せれば、即戦力として活躍できる人材だと評価してもらえるからなんです。
私の経験上、その一つの目安となるのがおおよそ3年です。
だからこそ、まずは大手企業へ入社することを目的にせず、どういった業種で将来的に大手企業を目指すのかを具体的に決めておくことが大切です。
例えば、転職したい大手企業が電通だった場合は、中小の広告代理店でも営業を3年間経験して実績や成果を出せば、将来的に電通の営業職に転職できるチャンスがあります。
このように、 現状から逆算してキャリア戦略を立てていくというのが、転職エージェントのプロとして現役で支援をおこなっている筆者からの提案です。
末永
新卒の頃と同じような感覚で就活をしない
2つ目のコツは、新卒の頃と同じような感覚で就活をしないことです。
理由は、新卒と第二新卒では求人企業の採用目線が異なるからなんです。応募できる求人や選考を通過できる可能性、転職のスケジュール感や面接対策もしっかりと把握しておく必要があります。
興味のある企業の良いところや良いイメージしか捉えられていない人は、企業研究や仕事に対する概念の考え方が甘いと見なされてしまう可能性があります。
「良い部分だけではなく大変な部分もあるのだと理解していること」と、「社会人として働いた経験があるから言えること」を大事にしながら自分のやりたいことを伝えるのが重要ですね。
末永
また、第二新卒は社会人経験があるので、ビジネスマナーも新卒時よりしっかりとチェックされる傾向が強く見られます。
\末永からの一言アドバイス/
「初めての転職でわからないことが多い」「大手企業の他に自分に合った企業があれば検討したい」という人は第二新卒に特化した転職エージェントもおすすめです。
支援する層を「第二新卒」に絞ってサポートしており、実際にこれまで何人もの第二新卒の転職支援を行って来た実績があるので、安心してサポートを任せることができます。
正社員経験が少ない人におすすめのエージェント
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しっかりと自己分析をする
3つ目のコツは、しっかりと自己分析をすることです。
なぜなら、第二新卒は新卒時とは違い「なぜ今の会社を辞めて、この会社に入社したいのか?」という部分に重点が置かれ、深掘りされるからなんです。具体的には、退職理由と志望動機に論理の整合性や一貫性があるかどうかを見られています。
矛盾が生じて不信感を与えないためにも、自己分析をすることが重要です。自己分析をきちんとしておくことで、退職理由や志望動機などの質問に対し、しっかりと答えられるようになりますよ。
また、事前に自己分析をおこなえば、自分の得意不得意・向き不向きなどを把握できるので、企業選定や意思決定に迷わずに済みます。例えば営業に向いていないのに転職先を営業に絞ってしまう、などのミスマッチも防げます。
以下では、自己分析について詳しく解説しています。こちらも合わせて参考にしてくださいね。
第三者を活用して万全な履歴書・面接対策をおこなう
4つ目のコツは、自己分析の結果をもとに、第三者を活用して万全な履歴書・面接対策をおこなうことです。
なぜなら、第二新卒の場合は上記でお伝えしたように、新卒とは違った質問や深掘りをされる傾向が見られるからなんです。
また、第二新卒を採用する企業が増えているとはいえ、新卒と比較すると書類選考の落選率が高い傾向にあります。だからこそ、履歴書などの作成や面接対策をしっかりとおこなうことが大切です。
第三者の客観的な視点を取り入れると、自分では気づけなかった強みや興味が発見できることもありますよ。
第二新卒の履歴書や面接について、以下の記事でも詳しく解説しています。こちらも合わせて参考にしてみてくださいね。
第二新卒から大手企業への転職で最も大切なこと
第二新卒から大手に転職する際に最も大切なのは、他の候補者と少しでも差をつけることです。
具体的には、前項で述べた通り自己分析をはじめとした選考対策を万全に行い、それを企業に伝えることです。
大手企業を目指す人の中には、自分のキャリアに自信がある人も多く含まれます。
そこと差をつけるには、自分1人の分析や対策では限界がありますし、プロの力を借りた方がよりよい結果に導くことができます。
特に大きいメリットとしては、転職エージェントは企業ごとの採用担当者と連携しているので、選考時に面接官がどこを見ているかなどの重点ポイントを把握できるところなどが挙げられます。
どれも無料で手軽に登録できるので、転職活動のおともに相談してみてはいかがでしょうか。
\末永からの一言アドバイス/
転職活動がスムーズにいくかどうかは、担当のキャリアアドバイザーとの相性もあるので、まずは2~3社複数登録してから、自分に合ったエージェントと転職活動を進めるのがベストですね。
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