
第二新卒とは?いつまで・何歳までかと転職成功のコツをプロが解説
第二新卒とは、新卒入社からおおむね3年以内の若手社会人のことです。何歳まで対象なのか、新卒や既卒との違い、企業からの需要が高い理由に加え「やめとけ」「人生終了」と不安な人へ後悔しない転職の進め方まで、プロがわかりやすく解説します。
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第二新卒とは?いつまで・何歳までかをわかりやすく解説
「第二新卒」という言葉は耳にするものの、自分が当てはまるのか曖昧に感じている人は多いです。まずは定義と、何歳まで・いつまでを指すのかを整理して、自分の立ち位置をはっきりさせましょう。
第二新卒の定義|社会人1〜3年目が目安
第二新卒とは、新卒で入社した会社をおおむね3年以内に離れて転職する若手社会人のことです。社会人1年目から3年目あたりが目安になります。
ただし、第二新卒に法律上の明確な定義はありません。何年目までを第二新卒とするかは企業ごとに考え方が違い、求人で具体的に示されないことも多いです。
そのため自分が当てはまるか厳密に線引きするより、社会人経験が浅い若手という大枠で捉えておくと実用的です。
第二新卒は何歳まで?いつまでが目安か
年齢の目安は、大学卒業の22歳から27歳ごろまでです。高卒で就職した人なら、18歳から数年が該当します。
とはいえ年齢で機械的に区切られるわけではなく、企業は社会人経験1〜3年程度という経験年数を重視します。28歳や29歳でも第二新卒として扱う企業もあります。

転職支援の現場感覚では、企業が若さを理由に採用を検討する第二新卒層は、おおむね27歳が上限です。
24歳から27歳ごろは未経験でもポテンシャルで採用されやすく、28歳を過ぎると職種経験を求められやすくなります。
新卒・既卒・高卒と第二新卒の違い
第二新卒と似た言葉に、新卒・既卒・高卒があります。違いを押さえておくと、求人で「第二新卒歓迎」と書かれていたときに自分が対象か判断しやすくなります。
第二新卒と新卒・既卒・高卒の違い
- 新卒は学校を卒業してすぐ就職する人を指し、入社から1〜3年程度が第二新卒にあたります。
- 既卒は卒業後に正社員として働いた経験がない人で、第二新卒には含みませんが新卒枠で採用されることもあります。
- 高卒は高校卒業後に就職した人で、就職から1〜3年目なら第二新卒にあたります。
求人で「第二新卒歓迎」とある場合、社会人経験が短い若手を広く募集していることを意味します。応募する前に、その企業が求める人材像を確認しておくと安心です。
第二新卒採用と中途採用の違い
第二新卒も転職という意味では中途採用の一種です。ただ、企業が求める人材像や評価の軸は、経験豊富な中途採用とは大きく違います。それぞれの違いを下の表にまとめました。
| 特徴 | 第二新卒採用 | 中途採用 |
|---|---|---|
| 求められる人材像 | 社会人の基礎があり、若くて柔軟に企業文化になじめる | 即戦力として活躍でき、専門スキルと経験がある |
| 評価されるポイント | 新卒より社会人らしい振る舞いができ、成長意欲が高い | これまでの実績や専門性、職務経験 |
| 教育・育成 | 1から教える手間が少なく、自社の風土に合わせて育てやすい | 短期間で結果を求められ、新人教育の時間が少なくて済む |
| 面接で聞かれること | 転職理由やキャリアプラン、学ぶ姿勢 | これまでの実績やスキルをどう活かせるか |
第二新卒はポテンシャルや伸びしろ、中途は即戦力としての実績が見られます。自分の経験に合った枠で勝負することが、すべらない転職につながります。

新卒の就活と中途の転職は、評価の仕組みがまるで違います。
第二新卒はその中間で、社会人の基礎を持ちつつポテンシャルも見てもらえる立ち位置です。
第二新卒の需要は高い?企業が積極採用する理由
結論から言うと、第二新卒の需要は高いです。新卒だけでは人手を確保しきれない企業にとって、基本的なマナーが身についた若手は魅力的な存在だからです。理由を3つに分けて解説します。
社会人としての基礎ができている
第二新卒は、名刺交換や報告・連絡・相談、電話応対といった基本的なビジネスマナーをすでに身につけています。新卒研修にかける時間を省けるのが企業にとっての利点です。
その上で専門性が固まりきっていないため、自社のやり方を素直に吸収しやすい点も評価されています。最低限のスキルを持ちながら柔軟に伸びる若手は、企業にとって扱いやすい存在になります。
新卒より早く戦力になりやすい
新卒はゼロから育てる必要がありますが、第二新卒は社会人経験があるぶん、教育の手間を抑えながら早く戦力化しやすいです。
特に同じ業界や職種からの転職なら、業務知識をそのまま活かして早期に成果を出すことも期待できます。採用から戦力化までのスピードを重視する企業ほど、第二新卒を歓迎します。
売り手市場で新卒を採りきれない
いまは新卒採用が売り手市場で、計画通りに人数を確保できない企業が増えています。新卒で不足したぶんを第二新卒の採用で補おうとする動きが強まっています。
実際、大手企業でも第二新卒の採用枠を設けるケースが増えており、第二新卒から大手をねらうことも十分に可能です。
転職市場での第二新卒の需要や、第二新卒を歓迎する大手企業については、以下の記事で詳しく解説しています。
採用に積極的な企業の情報は、転職エージェントが詳しく持っています。まずは総合型の大手エージェントに登録して、どんな求人があるかを把握するところから始めてみてください。
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第二新卒で転職するメリット・デメリット
第二新卒はまだ若手なのでメリットが多いように感じますが、デメリットもあります。両方を知ったうえで動くと、判断を誤りにくくなります。
第二新卒のメリット
- ポテンシャルや伸びしろを重視してもらえる
- 未経験の業界や職種にもチャレンジしやすい
- 育成を前提に迎えてもらえる
- 若く柔軟で吸収力があり、早く成長できる
第二新卒は、ほかの年代の転職者ほどスキルや実績を厳しく問われません。若くて吸収力があり、早く成長してもらえると期待されるからです。未経験の分野に挑戦しやすいのは、この時期ならではの強みです。
第二新卒のデメリット
- 早期離職を懸念されやすい
- 採用コスト次第で新卒を優先される場合がある
- スキルや経験を求める企業も増えている
社会人経験が短いぶん「またすぐ辞めるのでは」と見られることがあります。「第二新卒だから簡単に転職できる」と油断せず、経験から得た学びを言葉にして伝える準備が必要です。

第二新卒も中途採用の一員なので、新卒のときとは評価のされ方が変わります。
特に転職理由は、相手にしっかり理解してもらえるよう準備しておきましょう。
第二新卒のメリットとデメリットは、以下の記事でさらに掘り下げて解説しています。
「第二新卒はやめとけ・人生終了」は本当か
「第二新卒はやめとけ」「転職したら人生終了」といった声を見て、不安になる人は多いです。結論から言うと、これは誤解です。

ネットには否定的な意見もありますが、若いうちほど未経験の求人に挑戦しやすいのも事実です。
合わない環境にしがみつくより、早めに動いて経験を選び直すほうが、長い目で見て前向きな選択になります。
厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」(令和4年3月卒業者)によると、新卒入社から3年以内に辞める人は大卒で33.8%、高卒で37.9%にのぼります。
3人に1人が3年以内に辞めている計算で、第二新卒での転職はまったく珍しくありません。
早い段階で合わない環境を離れ、自分に合う職場で経験を積み直すことは、長い目で見ればキャリアにプラスに働きます。
大切なのは、自分の状況を理解して、しっかり準備したうえで動くことです。不安を一人で抱え込まず、まずは情報を集めるところから始めましょう。
「やめとけ」と言われる理由や、不安の解消法については、以下の記事でも詳しく扱っています。
第二新卒のよくある転職理由
第二新卒がどんな理由で転職を考えるのか、データから見てみましょう。働くうえで土台になる部分への不満が、転職のきっかけになっています。
株式会社学情が2025年に実施した調査によると、社会人経験3年未満の第二新卒の転職理由は、給与・年収アップが32.5%で最も多くなっています。
次いで職場の人間関係が26.1%、会社の風土が22.9%と続きます。新卒入社のときは情報が少ないまま会社を選びがちで、働き始めてから理想とのギャップに気づくケースは少なくありません。

労働時間や給与の不満をきっかけに転職を考えるのは、わがままでも甘えでもありません。
働いて初めて見えてくる条件もあります。現職にモヤモヤがあるなら、一度立ち止まって整理してみてください。
20代前半は、自分にとって本当にやりたい仕事を考え直す時期でもあります。今の不満を言葉にしてみると、次の職場に求める条件がはっきりしてきます。
第二新卒の就活は厳しいと感じる人は、内定率を上げるポイントを解説した記事も参考になります。
もし今の働き方に不満があるなら、社会人経験が浅い若手のサポートに強いエージェントに相談するのが近道です。未経験可の求人も多く、選択肢を広げられます。
第二新卒の転職活動の進め方
第二新卒の転職は、新卒の就活とは進め方が違います。計画的に動くために、まずは全体の流れをつかんでおきましょう。
- 自己分析をおこなう
- 転職先の業界・職種を絞る
- 転職サイトやエージェントに登録する
- 業界・職種の情報を集める
- 応募書類を作成する
- 面接対策をおこなう
最初の一歩は自己分析です。職歴が短くても、前職や学生時代の経験から「何が得意で、何にやりがいを感じるか」を書き出すと、向いている方向が見えてきます。
業界や職種を絞ったら、転職サイトやエージェントに登録して求人情報を集めます。応募書類では、短い社会人経験のなかで得た学びや成果を具体的に書くことがポイントです。
転職活動は基本的に在職中に進めるのがおすすめです。収入が途切れないぶん、焦って妥協せずにじっくり比較できます。
自己分析や業界研究、応募書類の書き方は、以下の記事でそれぞれ詳しく解説しています。
第二新卒におすすめの業界・職種
第二新卒は未経験からの挑戦がしやすいぶん、業界・職種選びで将来の市場価値が大きく変わります。特におすすめの4つを紹介します。
- IT業界
- 無形商材の法人営業
- コンサルティング業界
- 事務などのサポート職
IT業界は慢性的な人手不足で、第二新卒をポテンシャル採用する企業が多いです。未経験から挑戦でき、スキルを身につけるほど市場価値が上がりやすい分野です。
特におすすめなのが、人材や広告、Web業界などの無形商材の法人営業です。未経験でも挑戦しやすく、専門性が個人に蓄積しやすいため、その後のキャリアの選択肢を広げやすい職種になります。
コンサルティング業界も、若いうちから幅広い案件に関わって視野を広げられます。実力次第で早く昇進できる一方、最初は地道な下積みから始まる点は理解しておきましょう。
事務などのサポート職は、定時で帰りやすくワークライフバランスを取りやすいのが魅力です。

会社の知名度より、どんな職種で経験を積むかが、その後の市場価値を左右します。
未経験から挑戦するなら、需要が大きく専門性を高めやすい職種を選ぶと、キャリアが伸びやすいです。
コンサル業界への転職や、応募前の企業研究のやり方は、以下の記事で詳しく解説しています。
第二新卒が転職で失敗しないための注意点
第二新卒の転職には、知っておきたい注意点があります。事前に押さえておくと、つまずきを避けられます。
勤続1年未満は難易度が上がる
前職の勤続年数が1年未満の場合、転職の難易度はぐっと上がります。「すぐ辞めるのでは」「考えが甘いのでは」と厳しく見られてしまうからです。
退職理由が倒産やパワハラなど、明らかに自分のせいでない場合は、面接できちんと説明して問題ありません。
しかし、伝え方で印象にぐっと差が出るのも事実です。以下の記事では退職理由の伝え方についてまとめているので参考にしてみてください。
また、求人が見つかりにくいときは、ハローワークを使う方法もあります。
ハローワークには見極めが必要な求人も混ざっているため、求人票の内容をしっかり確認するようにしましょう。
ハローワークの使い方や求人票の見極め方は、以下の記事が参考になります。
他責にせず退職理由を前向きに伝える
前職に不満があっても、会社を一方的に責めるスタンスでは選考で見送られやすくなります。他責の人は、入社後も同じように環境のせいにすると見られるからです。
面接では、前職で学んだことへの感謝と、自分なりの反省を添えたうえで、次でどう成長したいかを前向きに伝えましょう。
第二新卒の転職はエージェント活用がおすすめ
転職を考えているなら、第二新卒である今がチャンスです。転職は年齢が上がるほど難易度が上がるため、若いうちに動くほど選択肢が広がります。
「自分に合う企業がわからない」「キャリア設計に不安がある」という人は、転職エージェントに相談してみてください。第二新卒者の転職支援をしてきた経験から、エージェントをおすすめする理由は次のとおりです。
担当のキャリアアドバイザーとの相性もあるので、まずは2〜3社に複数登録してから、自分に合うエージェントと進めるのがおすすめです。

エージェントは担当者との相性で、進めやすさが大きく変わります。
合わないと感じたら担当変更もできるので、まずは複数登録して比べてみてください。
おすすめのエージェントや転職サイト、エージェントを使わない選択肢については、以下の記事で詳しくまとめています。
転職活動のスタート時は、求人数が多く実績も豊富な総合型の大手から登録しておくと安心です。
リクルートエージェント、doda、マイナビ転職エージェントは、幅広い求人と企業とのつながりがあり、多くの選択肢から自分に合う転職先を見つけやすくなります。
第二新卒に関するよくある質問
第二新卒に関して、特に多い質問をまとめました。
第二新卒は何歳まで?企業によって基準は違いますか?
明確な年齢制限はなく、一般的には22〜27歳が目安です。
多くの企業は年齢より「社会人経験1〜3年程度」という経験年数を重視するため、求人情報で条件を確認しておきましょう。
入社1年未満の転職は履歴書に書くとマイナスですか?
短期間でも正社員の経験は価値があり、隠すと信頼を損ねます。
必ず履歴書に記載し、転職理由を前向きに説明することが大切です。
第二新卒は未経験で異業種に転職できますか?
第二新卒は未経験での異業種転職がしやすいです。
若さと柔軟性があり育成しやすいため、ITや営業、サービス業などで積極的に採用されています。
第二新卒は面接でどうアピールすればいいですか?
「素直さ」「柔軟性」「成長意欲」を伝えましょう。
短い経験から何を学びどう成長したかを具体的に話し、転職理由は前向きにまとめるのがコツです。
第二新卒は、若さと柔軟性を評価してもらいやすい貴重な時期です。後悔のない一歩を踏み出すために、まずは大手エージェントに登録して求人を見比べることから始めてみてください。
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