【難易度S級】電通に転職するには?中途採用/転職難易度や面接対策を徹底解説!

株式会社電通へ転職するコツを就職・転職支援のプロである現役転職エージェントが徹底解説します。
また、中途採用の転職難易度やて企業文化、面接で聞かれる質問や社員からの口コミも分かりやすくまとめました!
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電通はどんな会社?
電通は、東京都港区に本社を置く日本の総合広告代理店です。1901年(明治34年)の創業以来、日本の広告業界をリードしてきました。
同社は、広告キャンペーンの企画・実施、マーケティング・コミュニケーション、デジタルマーケティングなど幅広いサービスを提供しており、日本国内において最大手の広告代理店として高いシェアを持っています。
電通の転職難易度【S級】
株式会社電通の中途採用の難易度は非常に高いです。
その主な理由は、中途採用では即戦力として高い成果を出せる人材が求められる点にあります。
末永
基本的にどの職種も関連する実務経験が3年以上必要です。
例えば、マーケティング戦略担当の場合は、3C分析や5F分析などの環境分析を主導した経験や、事業としてのシナリオ策定経験が求められます。
さらに職種によってはビジネスレベルの日本語力・英語力(TOEIC900点相当)の他に、デジタルマーケティングやDX推進の専門知識も求められます。
電通へ転職できる条件とは?
電通への転職は、広告・マーケティング業界での実務経験はもちろん、創造力と実現力を兼ね備えた高いポータブルスキル、そして企業理念への深い共感と体現が求められます。
単にスキルがあるだけでなく、カルチャーフィットを具体的なエピソードで示せる人物が、転職成功の鍵を握ると言えるでしょう。
末永
カルチャーマッチの観点では、電通の掲げる8つの行動指針「The 8 Ways」に共感し実践できることが重要です。
過去の具体的なエピソードを元にアピールできるといいでしょう。入社後に活躍できる人材であると印象付けることができます。
- WE DREAM LOUD:夢は大きい方がいい。その大きさが人を集める
- WE INSPIRE CHANGE:変わり続けるからうまくいく。変わり続けるから最先端。
- WE TEAM WITHOUT LIMITS:会議で反対されたら感謝する。それは、自分では思いつかなかった視点。チームで仕事をする意義。
- WE ALL LEAD:リーダーという職階はない。アイデアを出した人、やり遂げた人が、リーダーと呼ばれる。
- WE MAKE IT REAL:企画書やプレゼンはただのプロセス。実施して成果を上げるのが私たち。
- WE CLIMB HIGH:残念なことに、困難は私たちを成長させる。
- WE CHOOSE EXCITEMENT:迷ったら、面白い方へ。迷ってなくても、その方がいい。
- WE ARE A FORCE FOR GOOD:世の中の幸福。それは、クライアント以上の、私たちのクライアント。
電通の選考フローは?
電通のキャリア採用(職種別)の選考は、下記のようなフローとなっています。複数回の面談を経て進み、カルチャーフィットや熱意が重視される傾向にあります。
末永
選考は2〜3ヶ月と比較的長期に渡り、各段階で電通のカルチャーとの適合性が重視されます。単なるスキルだけでなく、「チームメンバーとして活躍できるか」というカルチャーマッチの観点でも評価されます。
そのため、ご自身の価値観や経験と、電通のカルチャーとの親和性をアピールすることが重要です。
電通の面接でよく聞かれる質問とは?
電通の中途面接では、転職理由、志望動機、自己PRに加えて、電通への理解度や貢献意欲を問う質問が特徴的です。
- 新卒で選んだ業界の理由は?その時点ではどのようなキャリアパスを描いていたか?
- これまでに経験した困難とそれをどのように乗り越えたか?
- 現職(前職)で出した成果と成果を出せた要因は?
- あなたの強みと、それがどのように活かせるか?
- 前職(現職)を退職する理由は?
- (未経験の場合)なぜこの業界に転職したいのか?
- なぜ他の会社ではなく電通なのか?
- 電通で成し遂げたいことは何か?
- 電通に入った後のキャリアをどう考えているか?
末永
電通の面接では、回答に対して「なぜそう考えるのか」「具体的にどう行動したのか」といった深掘りがされる傾向にあるため、表面的な回答では通用しません。
面接で通過するには、徹底した自己分析と企業研究をおこない、過去の経験から未来までの一貫した転職の軸作りと「なぜ電通でなければならないか」の説明を論理矛盾を起こさないように準備する必要があります。
ただ、面接は全体的に和やかな雰囲気で、親身に話を聞いてくれるという意見が多いので、すぐに返答できなくとも時間をとり落ち着いて回答しましょう。
電通の平均年収は?
2024年12月期の有価証券報告書によると、電通の平均年収は1508万円でした。
日本を代表する広告代理店として圧倒的なシェアを誇る電通は、国内広告代理店の中でもトップクラスの年収水準となっています。
また、20代でも年収1000万円を達成できる環境にあり、成果を出せばより高待遇が期待できます。基本給に加えて、グレードに応じた手当や賞与が年2回支給されるため、高い年収を実現できるようです。
電通の企業文化・働きがい・福利厚生
電通の企業文化・働きがい・福利厚生についてまとめました。
社風・企業文化
電通の社風は、「クライアントファースト」を根底に持ちながら、風通しが良く、挑戦を後押しする文化が特徴です。
評判・口コミ
末永
電通は近年、大規模な働き方改革を実施し、労働環境を大幅に改善しています。
OpenWorkに投稿された平均残業時間は2015年度の月46時間から2024年度には月34時間に減少しており、「働きがいのある企業ランキング2025」では2万484社中、第1位に選ばれています。
社員の口コミを見ても、「労働時間や休暇取得に関してシビアに管理されている」「テレワーク中心の勤務形態を選択できる」といった意見が多く、かつての「激務」というイメージから大きく変化しています。
DEI(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)の推進にも積極的で、多様な人材が活躍できる環境整備に注力しています。実際に、「えるぼし」認定3つ星や「PRIDE指標」ゴールドを獲得ししています。
成長・働きがい
電通は、OpenWork「働きがいのある企業ランキング2025」で2万484社中、第1位に選ばれています。
評判・口コミ
20代・男性
営業
実際に自分が携わった案件が世に出て、自分の目で見ることができます。また、全てチームで動くので、支え合う文化があります。
若手にもある程度の裁量を任せてくれて、自分の挑戦したい領域に手を挙げたら入れてもらえる環境です。
日本最大の広告代理店として、大きなイベント・大きなクライアントとの仕事をプロフェッショナルとして携われるのは大きなやりがいです。
OpenWork
20代・女性
プランナー
日々の業務の中で自己成長を実感できる機会が多いです。
チャレンジしやすい、誰にでも平等である組織です。クライアントからの高い要求があるので、それに応えるために自然と成長できる環境が整っています。
また、働き方改革の成果が進んでおり、非常に改善されています。一部クライアント対応を伴う部署とは差があることも多いですが、全体としてイメージよりも非常に調整しやすいと思います。
OpenWork
末永
日本最大の広告代理店として、大規模プロジェクトや社会的影響力の大きな仕事に携われることが電通の大きな魅力です。
若手にも裁量権が与えられ、挑戦を後押しする風土があるため、成長意欲の高い人にとっては最適な環境と言えるでしょう。
福利厚生
電通は、日系大企業として充実した福利厚生制度を提供しています。
社員の健康維持から、キャリア開発、ワークライフバランスの実現まで、長期的に活躍できるための制度が幅広く整備されています。
-
住宅支援
・社宅制度(新卒5年目まで、実家が遠方の場合)
・住宅取得支援制度(最大5万円)
・住宅補助(地域手当として支給) -
健康・医療
・電通健康保険組合(人間ドック費用の95%を会社負担)
・ストレスチェックの実施
・スポーツクラブの格安利用
・社内クリニック(業務時間中に利用可能) -
休暇制度
・年次有給休暇(入社時10日付与)
・特定積立休暇(年間20日、上限120日まで累積可能)
・有休奨励日(インプット等有休奨励日/毎月1回)
・育児・介護支援休暇 -
キャリア支援
・充実した研修制度(新入社員から管理職まで)
・自己啓発支援制度
・グローバル人材育成プログラム
・ナレッジシェアプラットフォーム -
その他
・社員持株会(奨励金8%)
・社員食堂(社員割引3割引)
・ベネフィットステーション
・リゾートマンション利用
・財形貯蓄
・テレワーク勤務制度
電通はやばいと言われる理由
電通は国内トップの広告代理店として人気が高い一方で、ネット上では「やばい」というネガティブな評判も見られます。
Googleで「電通」と検索すると、関連ワードに「電通 やばい」と表示されるほど、この評判は広まっています。実際に電通がやばいと言われる主な理由を、客観的なデータとともに見ていきましょう。
過去の労働環境問題
電通が最も「やばい」と言われる理由は、過去の長時間労働による事件です。
1991年の男性社員過労死事件、2015年の新人女性社員過労自殺事件により、電通は「ブラック企業」というイメージが定着しました。当時は「鬼十則」という厳しい行動規範があり、長時間労働を是とする文化が存在していたのは事実です。
しかし現在は働き方改革により労働環境が大幅に改善されており、2023年度の平均残業時間は月16.7時間と、一般企業と同水準まで改善しています。
- 2019年度:月8.6時間
- 2020年度:月3.2時間
- 2021年度:月18.6時間
- 2022年度:月13.1時間
- 2023年度:月16.7時間
※出典:電通公式サステナビリティレポート
政府・官僚との関係性
電通は東京オリンピック・パラリンピックの専属代理店を務めるなど、政府との密接な関係が指摘されています。
2022年には電通元専務が受託収賄罪等で起訴されるという事件もあり、「政府と癒着している」という批判の声が上がりました。広告業界における絶大な影響力ゆえの批判と言えるでしょう。
業績不振と連続赤字
電通グループは、2025年12月期通期の連結最終損益が3期連続の赤字になる見込みだと発表しています。
これは海外事業の不振が主な原因であり、業績悪化を受け、海外事業の従業員約3400人を削減するなど構造改革を進めている状況です。
一方で、国内事業は堅調に推移しており、インターネット広告を中心に売上・利益ともに過去最高を更新しています。
末永
「やばい」という評判の多くは、過去の労働環境問題に起因しています。
現在の電通は働き方改革により労働環境が大幅に改善されており、残業時間も月16.7時間と業界水準並みになっています。離職率も4.2%(2023年度)と、大企業の中でも低い水準です。
ただし、過去の事件のイメージが強く残っているのも事実です。転職を検討する際は、現在の実態を複数の情報源から多面的に判断することが重要です。
電通への転職方法は?
最難関企業である電通への転職を成功させるためには、転職エージェント、特に企業との繋がりが深い特化型エージェントの活用が最も効果的です。
自己応募では得られない非公開求人の情報や、求人票だけでは読み取れない詳細な採用要件、企業別の徹底した選考対策といったサポートは、内定獲得の可能性を大きく高めます。
末永
初回カウンセリングで第三者の目線から「電通」への転職が可能か判断してもらえるのも魅力のひとつです。
自分のスキルや経歴と企業の求める要件がマッチしていないと、どれだけ努力しても内定獲得は難しくなります。
プロの目線から「受かる可能性はどのくらいか、他にどんな選択肢があるか」を客観的に判断してもらうことで、効率的に転職活動を進められますよ。
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