20代の平均年収は346万円!業界別&職種別にご紹介!

20代の平均年収は346万円!業界別&職種別にご紹介!

    こんにちは!すべらない転職の末永です。

    20代の平均年収がどれぐらいなのかを業界別、職種別、学歴別にご紹介します。

    また、20代で年収をアップさせるにはどうしたらいいのかも解説します。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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20代の平均年収は346万円

令和5年に国税庁が調査した「民間給与実態統計調査」によると、20代前半男性の平均年収は「約279万円」、後半で「約429万円」です。

女性の場合は、20代前半で「約253万円」、後半で「約353万円」という統計結果が出ています。

また、dodaが発表している「平均年収ランキング最新版【年齢別】」によると、20〜29歳の男女の平均年収は以下のようになります。

年齢 男性 女性
20歳 294万円 266万円
21歳 301万円 266万円
22歳 311万円 282万円
23歳 330万円 300万円
24歳 361万円 325万円
25歳 379万円 339万円
26歳 402万円 357万円
27歳 419万円 365万円
28歳 434万円 372万円
29歳 447万円 377万円

どの年齢も男女で年収に差が出ている傾向にあります。

理由としては、非正規雇用の割合が女性のほうが高いことや、平均年収が比較的低い職業への女性の就業率が高いことがあげられます。

同じ企業に勤め続けることで年収を高められる可能性があります。

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ただ、高められる年収としては上司と同じ水準までのケースが多いです。


実際に、戦略的な転職をすることで年収と市場価値を高められる人が多くいます。


20代のうちから戦略的に年収アップを目指したい人は以下の記事を参考にしてください。

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20代の年収の中央値

20代の年収の中央値は、345万円です。

男女別の年収の中央値では、男性は「360万円」女性は「300万円」になります。

そもそも年収の中央値とは、金額が低い順または高い順に並べたときに、ちょうど真ん中にくる年収のことを指します。

一方平均値は、すべての人の年収を合計して人数で割った値です。

なので、データの幅が大きいと実態の数値よりかけ離れる場合があります。

その点、中央値は年収が極端に高い人や低い人の差の影響を受けにくく、平均値よりも実際の数値に近いデータを算出できます。

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中央値を知ることで、20代の年収の実態により近い年収額を知ることができます。

【業界別】20代の平均年収

年収は、業界でおおよそ決まっています。

dodaが発表している「2024年の業種分類別の平均年収ランキング」によると、以下のようになります。

業界 平均年収
金融 491万円
メーカー 481万円
総合商社 472万円
IT・通信 460万円
建設・プラント・不動産 441万円
専門商社 439万円
インターネット・広告・メディア 436万円
メディカル 417万円
サービス 388万円
小売・外食 366万円

では、どの業界だと年収アップが見込めるのか詳しく解説します。

IT業界

IT・通信業界の平均年収は、460万円です。

IT業界の中でも、WEBエンジニアやプログラマーの平均年収は424万円と比較的高い収入といえます。

近年、デジタル化の推進によって企業や組織がIT技術を活用する必要性が増加しています。中でも、Webの市場では急速な成長をみせており、SaaSなどのWeb環境を使うクラウドサービスも注目されています。

SaaS市場は、勤怠管理などの業務ツールの改善やチャットツールであるChatwork、Slackなど、企業や個人向けにさまざまなサービスが展開され、より一層市場拡大も期待されています。

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Webシステムの企画・開発やサービスを行うWEBエンジニアやプログラマーの職種も、今後需要がますます高まると予想されるでしょう。

金融業界

金融業界の平均年収は491万円です。

その中でも、有望企業・未公開株式への投資を行うベンチャーキャピタルやプライベートエクイティが816万円と高年収になっています。

また、投信・投資顧問では800万円、証券会社は620万円と、金融業界全体が高収入の業界といえるでしょう。

投資銀行とは、政府や機関投資家など大口顧客を対象に、株式や債券の資金調達業務、M&A(合併・買収)の仲介などを行う金融機関です。

証券会社は、株式、投資信託や債券などの資産形成・運用のサポートを行う仕事です。

近年、DXやSaaSなどの新たなサービスが展開され、特にテクノロジーの進化を活かしたビジネスモデルが注目されており、投資先も新しい市場を開拓しています。

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また、iDeCoやFX取引、仮想通貨、外貨預金などの資産運用も近年注目を浴びているので、今後の金融業界の更なる成長も予想されます。

不動産業界

不動産業界の平均年収は、441万円です。

その中でも、土地や街の開発を手掛けるディベロッパーの平均年収が511万円と高収入です。

つづいて、不動産金融が500万円、ゼネコン・サブコンが475万円と不動産業界も比較的高収入の業界といえるでしょう。

不動産業界は、土地・街開発や物件の売買・賃貸の取引きなど、常に一定の市場ニーズがあります。

この市場ニーズの高さが不動産業界の収入の安定につながり、魅力的な職種となっています。

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不動産業界では、土地や物件など高額な商品を扱うことが多く、成果に応じたインセンティブ制度もあります。


そのため収入が平均よりも高くなりやすいです。

【職種別】20代の平均年収

収入アップを見込める職種として、専門性の高いITエンジニアやインセンティブがもらえる可能性が高い営業職はおすすめです。

専門性の高いITエンジニアの平均年収は、462万円です。

今後、さまざまな業界のデジタル化に伴って、専門性の高いITエンジニアの需要は高まると予想されるので年収アップが期待できるでしょう。

また、成果に応じたインセンティブ制度が充実している営業職の平均年収は、469万円です。

固定収入にプラスして、案件獲得や契約成立ごとに報酬がもらえるインセンティブ制度も年収アップに期待できるでしょう。

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しかし、営業職のインセンティブ制度は成果主義の場合が多く、契約数などのノルマが決まっていることが多いです。


ノルマ達成を重視する企業もあり、ノルマ達成の大きなプレッシャーがかかることも少なくありません。

【企業規模別】20代の平均年収

年収は、組織のフェーズによっても年収に違いがあります。組織のフェーズとしては、以下の3つが挙げられるでしょう。

スタートアップ

第1のフェーズはスタートアップです。

スタートアップは、新規事業の立ち上げや事業が軌道に乗って急成長を目指すフェーズです。

年収の特徴としては、固定給よりは、ストックオプションやインセンティブ中心となることが多くなるでしょう。

新規事業は、事業の急速な成長を求められ、資金面も不安定なことが多いです。

そこで、報酬は従業員が企業の成長に貢献することが重要視され、企業の成長と連動してストックオプションやインセンティブなどで報酬を得られることが多いといえます。

成長期

第2のフェーズは事業が拡大し、組織が複雑化する成長期です。

年収の特徴としては、 固定給と変動給のバランスが取れてきます。

成長期では、企業は自社の製品やサービスが市場に定着し始めるため、売り上げも安定してきます。

そして、市場シェアをさらに拡大することが求められるのです。

そうなれば、適切な人材の確保も必要となり、従業員の増加や役職の新設など組織が複雑化するでしょう。

企業が成長していくために、組織としての安全性は保ちつつ、従業員のモチベーションアップにつながる貢献度に応じた報酬制度に変化していきます。

成熟期

第3のフェーズは、 事業が安定し、組織が成熟していきます。

年収の特徴としては、固定給が中心となり、年功序列的な要素が強まる傾向があるでしょう。

成熟期では、企業はすでに確立された製品やサービスで市場シェアを持ち、長期間安定した収益を上げることが可能です。

組織的にも大きくなり、まとまった収益が見込めるので企業経営も安定してきます。

企業の存続やさらなる成長のためにも組織の安定性は重要です。

そこで、従業員にも長期的な貢献を期待するので、安定した給与体制である固定給が主流となるのです。

20代で年収を上げるために必要なスキル

20代で年収を上げるために必要なスキルとして、具体例を4つあげてみました。

営業力

  • 新規案件や既存案件の受注向上など、新しいビジネスをとってくる能力
  • 商材に囚われずに売上を作る力
  • PDCAサイクル、KPI設定などの目標から逆算した行動アクション能力

プロジェクト管理能力

  • WebやITなどにおける日々の業務管理を円滑におこなうための管理をスムーズにできる能力

専門性

  • WebマーケティングでCTR、CVR、CPAなどの改善ができるなど再現性がある知識

問題解決力・リーダーシップ

  • 日々発生する問題をリーダーシップを発揮して解決に導くことができる能力
  • 事業マネジメント、営業推進マネジメント、チームマネジメント、リスクマネジメントなどができる力

年収アップのためにできること

年収アップのために、以下2つの方法を実践してみましょう。

専門性の高いスキルを身につける

1つ目の方法は、専門性の高いスキルを身に着つけることです。

高収入の業界は、ITや金融、不動産などの専門性が高い業種が多いです。

そこで、ITスキルや語学力、専門資格など、企業が求めるスキルを習得することで、市場価値を高められます。

例えば、プログラミング言語、データ分析、マーケティングなど、時代のニーズに合ったスキルを身につけることが効果的です。

専門性の高いスキルを身につけることによって、自社や取引先から高評価を得ることができれば、年収アップにつながる可能性があります。

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今の会社でスキルアップをしても意味がないという人もいると思いますが、転職することになったらスキルがあるほうが有利になります。

転職活動でキャリアアップ

2つ目は、転職活動でキャリアアップをする方法です。

高成長企業への転職は、一般的に年収の水準が高く、キャリアアップの機会も豊富です。

例えば、成長が期待できる業界や企業として、SaaS業界や金融業界、不動産、医療機器、次世代エネルギー、AI関連など、成長分野を扱い業績を伸ばしている企業を選ぶのは有効でしょう。

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ただし、これから伸びていく業界となれば、参入する企業も増える可能性があり、市場競争も激化すると予想されます。


また、専門性が高い業界になるので、自身の勤務経験だけでなく、専門知識やスキルを身につけるのは必須です。


高成長企業への転職を検討している人は、しっかりと準備をして臨みましょう。

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