アクセンチュアは激務?残業はどのくらい?コンサルの働き方の実態

アクセンチュアは激務?残業はどのくらい?コンサルの働き方の実態

    アクセンチュアは、企業課題に対して戦略策定やシステム構築を手がけて解決に導く総合型コンサルティングファームです。

    毎年各社が発表している就職人気ランキングで上位をキープしている一方で、「激務」「やばい」といった口コミも存在します。

    今回はアクセンチュア株式会社の激務と言われる理由や残業、働き方の実態について解説します。

末永雄大 この記事を書いた人

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現インディードリクルートパートナーズ)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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アクセンチュアは本当に激務なの?

結論、アクセンチュアは昔ほど激務ではなくなっています。

その理由のひとつが、残業時間の短さです。口コミサイト「エンカイシャの評判」によると、平均残業時間は月40時間ほどで、これは同業のコンサルティング会社と比べても短い水準です。

ただし、「激務」かどうかは、労働時間の長さだけで決まるわけではありません。仕事の密度やプレッシャー、必要な勉強量なども、忙しさを大きく左右します。

アクセンチュアは労働時間こそ大きく改善しました。一方で、仕事の密度や求められる勉強量の面では、今もハードといえます。

実際に勤務時間について以下のような口コミが寄せられています。

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アクセンチュアとは

アクセンチュアは、企業課題に対して戦略策定やシステム構築などを手がける世界最大規模の総合コンサルティングファームです。

本社所在地 アイルランド
グローバル規模 世界50カ国・200都市以上に展開
グループ従業員数 約53.7万人
グループ売上規模 約5兆円
日本法人名 アクセンチュア株式会社(Accenture Japan Ltd.)
日本法人従業員数 約16,000人
日本での業務開始 1962年

現在は、業界別に分かれた以下の5つの本部で、それぞれの事業領域に対応したコンサルティング業務をおこなっています。

アクセンチュアの5つの本部(業界別)

  • 通信・メディア・ハイテク本部
  • 金融サービス本部
  • 製造・流通本部
  • 素材・エネルギー本部
  • 公共サービス・医療健康本部

アクセンチュアは転職市場でも人気

アクセンチュアは転職市場でも人気が高く、dodaの「転職人気企業ランキング2026」では300社中34位にランクインしています。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

アクセンチュアは中途採用に積極的で、2025年度の中途採用比率は約67%です。


これは、その年に採用された正社員の約7割が経験者ということで、中途にも広く門戸が開かれた高い水準です。


ただし人気が高いぶん誰でも入れるわけではないため、選考対策をしっかり行った上で臨みましょう。

アクセンチュアへの転職は人気が高く、選考の難易度や求められるスキル、年収水準などを事前に把握しておくことが内定への近道です。

転職の難易度や具体的な選考対策を詳しく知りたい人は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

アクセンチュアの働き方改革「Project PRIDE」とは

アクセンチュアの働き方改革Project Pride

アクセンチュアは2015年から働き方改革「Project PRIDE」を進めており、これが労働環境改善の大きな要因です。

アクセンチュアは優秀なグローバル人材の獲得と女性比率50%達成を目標に掲げ、働きやすい環境づくりに取り組んでいます。

具体的な取り組み内容は以下のとおりです。

勤務時間 18時以降の会議原則禁止
残業の適用ルール厳格化
定時退社奨励
柔軟な働き方 在宅勤務制度の全社展開
短日短時間制度の導入
フレックス制度
休暇制度 有給休暇取得推進活動の実施
入社後の育休・時短制度の即時活用可
サポート体制 社外相談窓口設置
管理職研修の義務化
推進社員の表彰制度

また、Project PRIDEの具体的な成果として以下のようなものがあります。

残業 1日平均1時間に減少
離職率 実施前の約半分に低下
有休取得率 70%→85%に上昇
女性比率 22.1%→39.3%に上昇

参考:アクセンチュア公式サイト

実際に働いている社員の声を見ても、働き方改革の効果が表れていることが分かります。

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2024年からは成長支援をさらに強化(PRIDE+)

2024年からアクセンチュアは、働き方改革10年目の節目として新たに「PRIDE+(プラス)」をスタートしています。

アクセンチュアのPRIDE+

PRIDE+では、働きやすさの維持に加えて「時間あたりの生産性向上」と「スキル強化」の両立を目指しています。

意欲のある社員同士が刺激しあい挑戦・成長できる環境づくりを推進することで、成果には厳しく成長支援には手厚い会社を目指しています。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

アクセンチュアはワークライフバランスの改善だけでなく、成長支援にも力を入れている点が魅力です。


「働きやすさ」と「成長できる環境」の両方を求める人にとっては、魅力的な会社だといえるでしょう。

アクセンチュアの平均年収・残業時間

エンカイシャの評判」によると、アクセンチュアの平均年収は839万円、平均残業時間は40時間となっています。

これだけを見ると「残業が40時間もあるのか」と感じる人もいるかもしれませんが、同業他社と比較するとその実態が見えてきます。

アクセンチュアと同じく、世界的に展開するコンサルティングファーム(通称BIG4)と数字を比較してみましょう。

企業名 平均年収 平均残業時間
デロイト トーマツ 991万円 58時間
PwC 959万円 52時間
EY 939万円 53時間
KPMG 958万円 45時間
アクセンチュア 839万円 40時間

参考:エンカイシャの評判(2026年7月時点)

このデータからも、アクセンチュアは競合他社と比較して平均残業時間が最も短いことがわかります。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

コンサル業界は「年収は高いが激務」と思う人もいるかもしれません。


しかし、アクセンチュアは働き方改革によって年収水準を保ちながら労働時間の適正化も進めています。


「給料も大事だけど、プライベートの時間も確保したい」という人にとっては、年収とワークライフバランスの両立を狙える企業ですよ。

コンサルティングファームが激務になりやすい理由

アクセンチュアでは働き方改革が進んでいますが、コンサル業界には構造的に忙しくなりやすい要因があります。

ここではコンサルティングファームが激務になりやすい理由を以下の2つの観点から解説していきます。

納期がクライアント主導になりやすい

コンサルティングはクライアントの課題解決を請け負うビジネスです。

そのため、納期やスケジュールはクライアントの都合に左右されやすい構造があります。

急なトラブルで「来週までにこの資料が欲しい」と頼まれれば、タイトなスケジュールでも断ることは難しく、夜遅くまで対応せざるを得ないこともあります。

実際に働いている社員からも、クライアントワークの実態について以下のような口コミが寄せられています。

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すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

クライアントワークは「お客様のために」というプロ意識が高い人ほど無理をしてしまいがちです。


しかし、最近はクライアント側も労働環境への意識が高まっているので、深夜まで働き続けるような働き方は減ってきていますよ。

経験のない分野を任されることがある

コンサルタントは、プロジェクトごとに異なるチーム・テーマで動くため、常に自分の得意分野の仕事ができるとは限りません。

特に未経験の業界にアサインされると、業務時間外や週末を使ったキャッチアップが必要になり、長時間労働につながりやすくなります。

実際に働いている社員からも、キャッチアップの必要性について以下のような口コミが寄せられています。

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すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

これは大変な反面、コンサルタントとしての成長スピードが圧倒的に速い理由でもあります。


「新しいことを学ぶのが好き」「知的好奇心が強い」という人にとっては、むしろやりがいを感じる環境かもしれませんね。

アクセンチュアがやばいと言われている理由

Googleで「アクセンチュア」と検索すると「やばい」や「きつい」といったワードが見受けられます。

その背景には、過去に報道された2つのニュースが影響していると考えられます。

具体的にどのような出来事があったのか、以下の2つの事実をもとに解説します。

アクセンチュアがやばいと言われる理由

大規模な人員削減の発表

一つ目の理由は、2023年に発表された大規模な人員削減ニュースです。

日経クロステックによると、2023年3月にアクセンチュアは今後1年半で19,000人の従業員を削減すると発表しました。

これは当時の全世界の従業員の約2.5%に相当する規模です。

このニュースを見て「経営がうまくいっていないのでは」「自分もリストラされるのでは」と不安に感じた人も多く、「やばい」という印象につながったと考えられます。

ただし、この削減対象は主に人事や財務、法務などのコーポレート部門(間接部門)が中心であり、コンサルタント職が大量に解雇されたわけではありません。

そのため、コンサルタントとして転職を考えている人にとっては過度に心配する必要はないでしょう。

労働基準法違反での書類送検

二つ目の理由は、労働基準法違反に関する報道です。

朝日新聞デジタルによると、2022年3月に東京労働局はアクセンチュアと同社の管理職1人を労働基準法違反の疑いで東京地検へ書類送検しました。

社員に違法な長時間労働をさせた疑いがあり、このニュースによって「やはり激務なのではないか」というイメージが再燃しました。

現在はこの事態を受けて、全社的に労務管理の徹底やコンプライアンス遵守の姿勢をより一層強めているとされています。

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すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

これらのニュースは衝撃的でしたが、逆に言えば、これらがきっかけで会社全体が「法令遵守」「働き方改革」に対して本気になったとも言えます。


現在は監視の目も厳しくなっているため、無茶な働かせ方はできなくなっているのが実情です。

実際に、アクセンチュアのコンプライアンス遵守の動きについて以下のような口コミも寄せられています。

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アクセンチュアに転職するためには

アクセンチュアは、近年働き方改革の推進や社員のサポートの手厚さによって転職市場での人気が高くなっているため、入念な選考対策が必要です。

もし、1人での対策に不安がある場合は転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントを利用するメリットは以下の2つがあります。

転職エージェントを利用するメリット

  • 非公開求人へのアクセス
    アクセンチュアの求人は転職エージェント経由でしか応募できないポジションもある
  • 選考対策のサポート
    コンサル業界に強いエージェントであればケース面接など過去の出題傾向を分析した対策を実施してくれる
末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

アクセンチュアの選考を個人で対策する場合、自分の推測だけを頼りに対策を進めることになりやすいです。


少しでも内定に近づくにはハイクラスに特化した転職エージェントを活用するのがおすすめです。


ただし、担当のキャリアアドバイザーによってサポートの質は異なります。


まずは2〜3社複数登録して、自分に合ったキャリアアドバイザーと転職活動を進めていくのがベストです。

転職エージェントの活用方法や複数登録に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。

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