【未経験】コンサルに転職!事前に知っておくべきポイント

未経験でコンサルに転職する方法|20代30代の進め方を解説

    未経験でコンサルに転職できるかは、年代と前職の翻訳力で決まり、20代はポテンシャル、30代は専門性が鍵となります。

    コンサルタント未経験から狙えるファームと年収、面接突破の型、相談先の選び方まで、現役キャリアアドバイザーが具体的に解説します。

末永雄大 この記事を書いた人

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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未経験からコンサルに転職するのは可能か

結論、未経験からコンサルに転職するのは現状でも十分に可能です。

20代ならポテンシャル、30代なら前職の専門性を翻訳できれば、複数のファームに入社チャンスがあります。

特に総合系・ITコンサルは未経験採用枠を継続的に開いており、ボリュームゾーンは20代後半から30代前半です。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

コンサルタント未経験で挑戦するなら、追い風が吹いている今が狙い目だと考えています。


ファーム側もDX対応で人手が足りず、ポテンシャル枠が広がっているからです。

なぜ今コンサルは未経験を採用しているのか

コンサル未経験の採用が続いている最大の理由は、DX案件の急増による人材不足です。

IPA「DX動向2024」によると、2024年7月時点でDXを推進する人材が「大幅に不足している」と回答した企業は過半数を超えています。

ファーム側はコンサル経験者だけでは案件をさばききれず、ポテンシャル採用にも舵を切っている状況です。

その結果、SIerやSES、事業会社IT、無形商材営業など多様な前職の人にとって、未経験での入社チャンスが広がっています。

未経験者の入社割合は20代6割・30代4割

ファーム別の公開情報や転職市場のデータを総合すると、未経験コンサル入社者は20代が約6割・30代が約4割と推定されます。

20代の中でも特に多いのが25〜29歳の若手層で、第二新卒からの応募も増えています。

30代は前半が約3割、後半は専門性必須の枠が中心という分布です。

つまりコンサル未経験は珍しいルートではなく、年代によって戦い方を変えれば現実的な選択肢になります。

未経験でも内定を取れる人の3つの共通項

未経験でコンサル内定を取る人には以下の3つの共通項があります。

内定獲得者の共通項

  1. 論理性がある
  2. 前職での数値成果がある
  3. 学習意欲がある

論理性は「なぜそうなのか」を構造化して説明できる力で、ケース面接の合否を分けます。

前職の数字成果は「半年で売上15%向上」のような事実で、面接官に再現性を伝える材料になります。

学習意欲は新しい業界知識を毎週吸収できるかどうかで、入社後の活躍度を決めます。

3要素のうち2つ以上が揃えば、未経験でも勝負ラインに乗ります。

コンサルタント未経験がきついと言われる理由と乗り越え方

コンサルタント未経験がきついと言われる理由は、以下の3つに集約されます。

未経験がきつい理由

  1. 成長角度の急さ
  2. アウトプットの要求水準
  3. 学び続ける必要性

事前にこの3つを理解しておけば、入社後の心理的ギャップを大きく減らせます。

実際、未経験で入って活躍している人ほど「想定の範囲内だった」と振り返るケースが多いです。

アウトプットの質と量で詰まりやすい入社直後3ヶ月の壁

未経験コンサルがまずぶつかるのは、入社直後3ヶ月のアウトプット壁です。

スライド1枚に求められる情報密度や、議事録の論理構成が、前職と比べて段違いに高くなります。

対策は、入社前に公開されているコンサル思考の入門書を3冊ほど読み、ケース問題で構造化の素振りをしておくことです。

入社後は「すぐ書ける」より「反省してすぐ書き直せる」を優先すると、3ヶ月で水準に追いつきます。

プロジェクト切り替えで土地勘がリセットされる

コンサル未経験者がもう1つ苦労するのが、プロジェクト切り替えのたびに業界知識をゼロから学び直す負荷です。

製造業の次に金融、その次にヘルスケアといった配属が普通で、半年単位で土地勘がリセットされます。

ここを乗り越える人の共通項は、業界レポートを毎週読み込む習慣を持っていることです。

学習体力に自信がない場合は、業界特化型ファームを選んで知識資産を積み上げる戦略も有効になります。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

コンサルのきつさは、事前準備で半分以上は減らせると考えています。


入社前の本読みやケース演習が、入社後3ヶ月の壁を低くしてくれるからです。

後悔した人としなかった人の分岐点はリアル理解と相談先選び

未経験でコンサルに行って後悔する人と、しない人の差は「入社前のリアル理解」と「相談先選び」の2点に集約されます。

きつさを過小評価したまま入社する人ほど、半年以内の離職率が高くなる傾向があります。

逆に、面接段階で現役コンサルから生の声を聞き、自分の覚悟と照らせている人は、入社後の活躍まで見据えた選択ができます。

つまり、最初に誰と相談するかが3年後のキャリアまで影響するということです。

コンサル未経験できついと感じる場面の多くは、入社前の情報不足が原因です。

現役のキャリアアドバイザーと一緒に、自分の覚悟と前職経験を整理することから始めてみてください。

【コンサル未経験の不安を整理】
キャリア戦略を相談する

コンサルに向いている未経験者・向いていない人

コンサルに向いているかどうかは、思考の癖・働き方の好み・学習スタイルの3軸で判定できます。

コンサルタント未経験でも、適性の軸が合っていれば入社後に伸びやすくなります。

逆に、軸がずれていると年収が高くても満足度が下がりやすいです。

向いている人の3つの特徴

コンサルに向いている人の特徴は、以下の3点です。

向いている人の特徴

  1. 構造化思考
  2. 成果志向
  3. 継続学習ができる

構造化思考は「物事を要素に分解して整理する」癖で、議論を前に進める力になります。

成果志向はゴールから逆算して行動を組み立てるスタイルで、納期と品質の両立に直結します。

継続学習は新しい業界や技術を毎週吸収する姿勢で、長期的な市場価値を高めてくれます。

3つすべてが揃わなくても、2つ以上が当てはまれば未経験でも十分に勝負できます。

向いていない人の3つの特徴

逆に向いていない人の特徴は以下の3点です。

向いていない人の特徴

  1. 答えの決まった作業を好む
  2. 個人プレー志向
  3. 知的好奇心が薄い

答えが決まった作業を好む場合、コンサルの「正解がない問いを定義する」仕事と相性が悪くなります。

個人プレー志向は、チームでアウトプットを磨く文化と衝突しやすい部分です。

知的好奇心が薄いと、半年ごとに変わる業界知識のキャッチアップが苦痛になります。

ただし、これらは全否定する話ではなく、自分の好みを先に把握して相性のいいファーム選びにつなげるためのチェック項目です。

向き不向きより「ファームと役割の相性」で判断する

実は向き不向きの議論より重要なのが、ファームと役割の相性です。

戦略コンサルは抽象度の高い経営課題、ITコンサルは技術と業務の橋渡し、専門系は業界特化と、求められる適性が大きく違います。

たとえばSIer出身者は戦略系よりITコンサルのほうが強みを活かしやすい傾向があります。

つまり「コンサルに向いてないかも」と感じても、ファームを変えると一気に活きるケースが珍しくありません。

未経験入社時のコンサル年収レンジ

未経験でコンサルに入社したときの年収レンジは、アナリスト・コンサルタント職位で500〜800万円が中央値です。

前職年収から50〜150万円のアップになるケースが多く、20代後半時点では業界差以上のメリットが出やすくなります。

ただしファーム種別と職位で幅があるため、自分の前職年収に応じてレンジを把握しておくことが大切です。

ファーム種別×職位で見る年収レンジ

ファーム種別ごとの未経験入社時年収レンジは、ITコンサル500〜700万円、総合系550〜750万円、戦略系650〜850万円が目安となります。

職位は新卒〜2年目相当の「アナリスト」3〜5年目相当の「コンサルタント」が一般的な入口です。

20代後半でコンサルタント職位に入れる場合、戦略系では1,000万円超のケースもあります。

専門系(BPO・会計財務・シンクタンク)は450〜700万円程度で、案件の専門性によって変動します。

ファーム種別 未経験入社時の年収目安 主な入口職位
戦略系 650〜850万円 アナリスト〜コンサルタント
総合系 550〜750万円 アナリスト〜コンサルタント
ITコンサル 500〜700万円 アナリスト〜コンサルタント
専門系 450〜700万円 アナリスト

厚労省データと比較した相対水準

厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、全産業の平均年収は約460万円です。

未経験コンサルの入社時年収500〜800万円は、全産業平均より40万〜340万円高い水準にあります。

20代後半でこの差は、生涯賃金に換算すると数千万単位の差になります。

ただし業務量も比例して多いため、時給換算で比較するクセを持つと判断を誤りません。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

コンサルは年収だけで選ぶと長続きしません。


3年後の市場価値とキャリアの広がりを、年収と同じ重さで比べてみてください。

年代別の未経験コンサル転職の現実味

年代別の未経験コンサル転職は、20代と30代で戦い方を分けるのが定石です。

20代はポテンシャル枠、30代は専門性枠と、評価される軸が変わるからです。

ここから年代別に、現実的な突破ルートを整理します。

20代前半〜中盤はポテンシャルで勝てる

20代前半から中盤までは、前職の華やかな実績がなくてもポテンシャルで突破できるレンジです。

ファーム側は素直さと地頭、伸びしろを見ているため、論理性とコミュニケーション力で十分に勝負になります。

第二新卒層は特に総合系ファームの主力ターゲットで、未経験採用枠が安定的に空いています。

20代後半は前職実績の翻訳力で勝負が決まる

20代後半になると、前職実績をコンサル価値に翻訳する力が合否を分けます

「半年で売上を15%伸ばした」のような事実を「課題定義→打ち手の優先順位付け→実行マネジメント」の3要素で語り直す形です。

マネジメント未経験でも、再現性のあるロジックを示せれば総合系・IT系の内定は十分狙えます。

ここでつまずく人の多くは、職務経歴書を出来事の羅列で書いてしまっています。

もし「20代のうちに上流のキャリアに移っておきたい」と感じているなら、最短ルートを設計するところから始めてみてください。

【20代の未経験チャンス】
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30代前半はマネジメント経験+業界専門性の掛け算

30代前半は、マネジメント経験と業界専門性の2つを掛け合わせて総合系・専門系を狙うのが現実的です。

「金融×PM経験」「製造業×PMO経験」のような掛け算は、ファーム側にとって即戦力候補になります。

逆にマネジメント経験ゼロで業界専門性も浅いと、書類で苦戦しやすくなります。

その場合は、ITコンサルや業界特化型のミドル枠から狙うルートがおすすめです。

30代後半は専門性or役職経験のどちらかが必須

30代後半でコンサル未経験から入るには、専門性か役職経験のどちらかが必須条件になります。

業界特化のシンクタンクや、特定領域に強いITコンサルなら、役員経験や15年以上の業界知識を武器にできる枠があります。

戦略系は実質的に難しく、総合系も狭き門になるため、現実的な狙いどころを絞るのが鍵です。

判断に迷う場合は、コンサル経験者がいる相談先で「自分の市場価値を客観評価してもらう」ことから始めるのが近道です。

未経験者でも狙えるコンサルファームの種類

未経験者でも狙えるコンサルファームは、総合系・ITコンサル・戦略系・専門系の4種類に大別できます。

種類ごとに難易度・前職適性・年収レンジが大きく違うため、自分の強みと相性のいい区分から候補を絞るのが効率的です。

ファーム種別 未経験難易度 相性のいい前職
総合系 ★★★ 営業・事業企画・SIer
ITコンサル ★★ SIer・SES・社内SE
戦略系 ★★★★★ 商社・金融・難関大卒
専門系 ★★★ 金融・会計・業界専門職

総合系コンサルティングファーム

総合系コンサルティングファームは、未経験採用の門が最も広い区分です。

DX・業務改革・人事戦略など案件領域が広く、SIer・営業・事業企画など多様な前職を受け入れています。

20代後半までならポテンシャル枠での書類通過が現実的で、第二新卒もBIG4系で安定的に採用枠があります。

ITコンサルティング

ITコンサルティングは、SIer・SES・社内SE出身者にとって最有力ルートです。

下流工程の経験を「上流の課題解決」に翻訳しやすく、ファーム側も技術的な土地勘を高く評価してくれます。

未経験での入社時年収は500〜700万円が中心で、3年でマネージャー昇格を狙えるキャリアパスが見えやすい区分です。

戦略コンサルティング

戦略コンサルティングは未経験での難易度が最も高く、商社・金融・難関大卒など限定された属性が中心となります。

ケース面接の難度も高く、フェルミ推定や経営課題の構造化で深い練習量が求められます。

ただし外資系総合ファームの戦略部隊や、独立系ブティックなら、20代後半の商社・金融出身者にもチャンスがあります。

BPO・会計財務・シンクタンクなどの専門系

専門系ファームは、業界・領域の専門性で勝負できる枠です。

BPOは業務改革、会計財務は財務戦略、シンクタンクは政策や産業調査と、それぞれ別の専門性を求めます。

金融出身者がシンクタンクに移ったり、経理経験者が会計財務系に転じる事例は、未経験コンサルの王道ルートの1つです。

戦略系より難易度が下がり、前職の専門性をストレートに活かせる点が大きなメリットになります。

未経験者が突破するコンサル面接の型

コンサル未経験者が突破すべき面接の型は、以下の3つに集約されます。

コンサル面接の型

  1. 志望動機
  2. ケース面接
  3. 行動事実

3つそれぞれに型があり、独学でも準備すれば十分に合格水準に到達できます。

逆に型を知らずに臨むと、内容の良さとは無関係に落ちることがある点に注意が必要です。

志望動機はWHY consultingとWHY this firmの2階建てで作る

志望動機の型は、WHY consultingとWHY this firmの2階建てで作るのが鉄則です。

WHY consultingは「なぜコンサルなのか」WHY this firmは「なぜそのファームなのか」を、別々のロジックで答えます。

ここを混同すると「他のファームでもいいのでは」と突っ込まれて崩れやすくなります。

特にIT領域志望者は、技術の使い方や業界特化の方向性を絡めると説得力が一段上がります。

ケース面接は構造化→仮説→数値化の3手順を練習する

ケース面接の型は、構造化→仮説→数値化の3手順を踏むのが基本です。

構造化は問いを要素に分解し、仮説は最も効くポイントを1つに絞り、数値化は仮説を検証可能なロジックに落とす段階です。

週3回ペースで素振りを2ヶ月続けると、未経験者でも合格水準のロジックが組めるようになります。

市販のケース対策本を3冊ローテーションで使うのが効率的な練習法です。

行動事実STARで前職成果を語る準備

3つ目の型が、行動事実をSTAR形式で語る準備です。

Situation(状況)・Task(課題)・Action(行動)・Result(結果)の4要素で、前職成果を再現性ある形に翻訳します。

「売上を15%伸ばした」だけではなく「なぜ伸ばせたか」「他社でも再現できるか」までセットで語れる状態が理想です。

ここで具体性が薄いと、ケース面接が良くても最終で落ちる原因になります。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

コンサル面接は、独学で頭打ちになりがちな型がいくつもあります。


通過率を一段上げたいなら、現役のアドバイザーと模擬面接を回す選択肢も検討してみてください。

前職経験をコンサルでどう価値に変えるか

前職経験をコンサルの価値に変えるには、職種別の翻訳パターンを知っておくことが鍵になります。

前職を「やってきた仕事」のまま語るのではなく、コンサルが評価する軸(課題定義・打ち手・成果)に翻訳して見せる作業です。

ここから5パターンの翻訳例を整理します。

SIer・SES・IT部門 → ITコンサルで上流に翻訳する

SIer・SES・IT部門出身者の翻訳ポイントは、下流工程の経験を「上流の課題解決」に変換することです。

要件定義での顧客折衝、PJの炎上対応、PMOでの調整経験は、すべて上流コンサルの基礎能力にひっくり返せます。

「言われたものを作っていた」のではなく「顧客の業務課題に応えるために要件をどう構造化したか」という言い方に変えるだけで印象が大きく変わります。

ITコンサルが最有力ルートですが、業務領域に強い場合は総合系の業務改革部隊も有力候補です。

法人営業 → 課題発見と提案力を前面に出す

法人営業出身者の翻訳ポイントは、課題発見と提案力をコンサルの言葉に変換することです。

顧客折衝で「相手の本当の課題を引き出した経験」「複数選択肢を比較提案した経験」は、コンサルの提案フェーズと直結します。

特に無形商材の法人営業は、コンサルへの親和性が高い前職として知られています。

金融・会計 → 業界専門性を武器にする

金融・会計出身者は、業界専門性をそのままコンサルの武器にできます

銀行・証券・保険のフロント経験はファイナンシャルアドバイザリーで、経理・財務経験は財務系コンサルで強く評価されます。

専門系ファームなら、業界経験7年以上で30代後半でも入社チャンスがある区分です。

未経験という言葉のイメージとは違い、評価される事実上の経験者ルートになっています。

企画・マーケ → 仮説設定力と定量分析力を棚卸しする

企画・マーケ出身者の翻訳ポイントは、仮説設定力と定量分析力を棚卸しすることです。

事業計画の策定、KPI設計、A/Bテスト分析の経験は、戦略系・総合系どちらでも通用する能力になります。

ただし「企画書を作った」だけでなく「仮説をどう立てたか」「数字でどう検証したか」をセットで語れる準備が必要です。

事業会社のマーケティング出身者は、CDP導入やマーケティングオートメーション支援の領域で需要が伸びています。

未経験コンサル転職で評価される資格

未経験コンサル転職で評価される資格は、必須ではないが書類通過率を底上げする補強材として機能します。

選考では実務経験と論理性が最優先されますが、同等の候補者で迷ったときに資格が決め手になることもあります。

ここから領域別に、評価されやすい資格を整理します。

日商簿記2級以上は財務会計領域で必須レベル

日商簿記2級以上は、財務系コンサルや会計アドバイザリーを志望するなら必須レベルの資格です。

決算書を読み解ける前提で議論が進むため、簿記の基礎がないと業務についていけません。

3級では足りず、2級以上を持っていることが書類選考での足切り回避につながります。

学習期間は3〜6ヶ月程度で、独学でも十分に取得可能です。

ITストラテジスト・応用情報技術者はITコンサル志望に有効

ITコンサルを目指すなら、応用情報技術者やITストラテジストが有効な資格です。

応用情報は基礎の証明として、ITストラテジストは経営とITをつなぐ視点の証明として機能します。

特にITストラテジストは合格率15%前後の難関で、20代でこの資格を持っていると書類通過率が体感で2割ほど上がります。

SIer出身者は応用情報を持っているケースが多いので、追加でITストラテジストを狙う形が王道です。

TOEIC800以上は外資・グローバル案件で評価

TOEIC800以上は、外資ファームやグローバル案件を抱える総合系で強く評価されます。

英語ミーティングや海外チームとの協働がある案件にアサインされるための足切りラインが、このあたりに設定されているからです。

500〜600点台では「英語ができる」とは見なされず、本当の意味で武器になるのは800点以上です。

外資戦略系を狙うなら900点を目指すと、書類段階での競争力が一段上がります。

中小企業診断士は業務改善・経営戦略案件で評価

中小企業診断士は、業務改善や経営戦略系の案件で評価される資格です。

経営の全領域を体系的に理解している証明になり、特に総合系コンサルの業務改革部隊で重宝されます。

合格まで1,000時間以上の学習が必要な難関資格ですが、保有しているとMBAに準じる扱いを受けることもあります。

20代で取得済みなら、未経験コンサル転職の有力な武器になります。

未経験でコンサル転職を成功させる5ステップ

未経験でコンサル転職を成功させるには、5ステップ・全期間6ヶ月で動くのが現実的なスケジュールです。

順番を入れ替えると効率が落ちるため、上流から順番に進めることをおすすめします。

STEP1 キャリアの軸と志望ファーム像を言語化する

最初のステップは、キャリアの軸と志望ファーム像を言葉に落とすことです。

「なぜコンサルなのか」「3年後にどうなりたいか」「どの業界・領域に行きたいか」を、A4一枚にまとめます。

この作業を飛ばすと、面接で深掘りされたときに崩れる確率が一気に上がります。

時間は1〜2週間取り、過去の意思決定の振り返りから始めるのが効率的です。

STEP2 前職経験の翻訳ストーリーを作る

2つ目のステップは、前職経験をコンサル価値に翻訳するストーリーを作ることです。

前段で整理した5パターンを参考に、自分の職務経歴を「課題定義→打ち手→成果→再現性」の4要素で書き直します。

ここをSTAR形式まで落とし込むと、書類でも面接でも一貫した説明ができるようになります。

職務経歴書は3回以上書き直すつもりで、現役コンサルや転職アドバイザーに添削してもらうのが理想的です。

STEP3 ケース面接・フェルミ推定の基礎演習を始める

3つ目のステップは、ケース面接とフェルミ推定の基礎演習に入ることです。

市販の対策本3冊を週3回ペースで回し、構造化→仮説→数値化の型を体に染み込ませます。

最初の2週間は質より量を優先し、3週目以降はフィードバックを受けながら質を上げる流れが効果的です。

ここを2ヶ月続けると、未経験でも合格水準のロジックが組めるようになります。

STEP4 応募は3〜6ヶ月の逆算で動く

4つ目のステップは、応募スケジュールを3〜6ヶ月の逆算で組み立てることです。

ファームの新卒・中途採用は四半期ごとに動くため、入社希望時期から逆算して書類提出のタイミングを決めます。

第1志望群を後半に置き、第2志望群を前半に置く順序で受けると、本番慣れができて第1志望の通過率が上がります。

応募社数は10〜15社が目安で、絞りすぎても広げすぎても効率が落ちます。

コンサルファームの採用枠は時期によって大きく変動します。

気になるファームがあるなら、早めにキャリア戦略を相談しておくのがおすすめです。

【今期の採用枠を逃さない】
コンサル戦略相談を始める

STEP5 書類→面接のフィードバックを1社ごとに更新する

5つ目のステップは、各社の選考結果から学びを抽出して、次の応募に反映する習慣です。

書類で落ちた理由、面接で詰まった質問、ケースの弱点を、1社ごとにメモして翌週の修正に活かします。

このサイクルを4〜5社分回すと、6社目以降の通過率が体感で大きく変わってきます。

独学だと客観視が難しい部分もあるため、転職アドバイザーと振り返るのが最短ルートです。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

5ステップは1人でも回せますが、伴走者がいると2ヶ月以上短縮できます。


特にSTEP2の翻訳とSTEP5の振り返りは、第三者の視点があると精度が大きく変わります。

未経験のコンサル転職相談先の選び方

未経験のコンサル転職は、1人で挑むかプロと挑むかで成果が変わります

書類通過率と面接通過率の体感差は2〜3倍と言われており、相談先の質が結果に直結する世界です。

ここから、コンサル特化の相談先を選ぶ際の3観点を整理します。

自分でやるか、プロと挑むかで成果が変わる理由

未経験コンサル転職を1人で進めると、ケース面接の壁・職務経歴書の翻訳・ファーム選定の3点で詰まりやすくなります

特に職務経歴書は、コンサル評価軸を知らない人が書くと「やったことの羅列」になりがちです。

プロと挑むメリットは、各ファームの過去問・重視ポイント・面接官のクセまで把握した上で対策を組めることです。

その差が、書類通過率と最終内定率の両方に現れます。

コンサル転職に強い相談先を選ぶ3観点

コンサル特化の相談先を選ぶときに見るべきは、以下の3観点です。

相談先の3つの観点

  1. ファーム接点
  2. コンサル経験者の在籍
  3. キャリア設計力

ファーム接点は推薦枠や非公開求人へのアクセス、コンサル経験者の在籍は内部の選考実態の把握につながります。

キャリア設計力は、目先の内定だけでなく3年後・5年後の市場価値まで見据えて提案できるかどうかです。

3つすべて揃った相談先を見つけることが、未経験コンサル転職の成功率を大きく左右します。

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未経験のコンサル転職でよくある質問

未経験コンサル転職の代表的な疑問8つにまとめてお答えします。

Q. 未経験でコンサルに転職する場合、文系出身でも大丈夫ですか?

文系出身でも問題ありません。

総合系・戦略系では文系の比率が高く、ロジック構築力や言語化力で評価される場面が多いからです。

理系優位なのはITコンサルや一部のデータ系領域に限定されます。

Q. コンサル未経験でも内定が出やすいファームはどこですか?

総合系のBIG4と中堅ITコンサルが、未経験採用枠を継続的に開いています。

20代後半までならBIG4のアナリスト・コンサルタント職位が現実的です。

SIer出身ならITコンサルの中堅ファームも狙い目になります。

Q. 未経験からのコンサル転職で年収は下がりますか?

ほとんどのケースで上がるか同等です。

前職年収400万〜700万円の層は、未経験入社で50〜150万円アップする例が多くなっています。

900万円超の場合は初年度同水準で2年目以降に伸びる形が一般的です。

Q. 未経験で30代後半からコンサルに転職するのは無理ですか?

戦略系は実質難しいですが、業界特化型ファーム・専門系・ITコンサルなら現実的です。

15年以上の業界専門性、または部長クラスの役職経験のどちらかがあれば、入社枠は残されています。

Q. ケース面接の対策はどう始めれば良いですか?

市販の対策本3冊を週3回ペースで回すことから始めるのが定石です。

最初の2週間は構造化のクセをつけ、3週目以降は仮説と数値化の精度を上げる順序で進めます。

このペースを2ヶ月続けると、合格水準に近づきます。

Q. コンサルタント未経験で内定が出るまでの平均期間はどれくらいですか?

動き出しから内定までは平均3〜6ヶ月です。

準備期間に2ヶ月、応募から内定まで1〜4ヶ月が目安となります。

第1志望から受けると失敗しやすいため、第2志望群で慣らしてから本命に挑むのが王道の進め方です。

Q. コンサルに転職した後、ポストコンサルではどんなキャリアがありますか?

事業会社の経営企画・経営層、PEファンド、起業、別のコンサルファームへの転籍が主な選択肢です。

3〜5年のコンサル経験は市場価値を大きく押し上げるため、長期キャリアを見据えた選択ができます。

Q. 未経験でコンサルに行ったあと、後悔する人はどんな人ですか?

入社前の「きつさ」を過小評価していた人と、相談先選びを軽視した人に集中しています。

逆に、現役コンサルや経験豊富なアドバイザーから生の情報を得て覚悟を決めた人は、入社後3年で活躍するケースが多いです。

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