
外資系企業の転職面接のポイントは?英語面接の対策も徹底解説!
外資系企業への転職を検討している人に向けて、面接のポイントや対策法をはじめ、英語面接についても解説していきます。
外資系企業の転職面接のポイント
外資系企業の面接を受けるにあたり、「日系企業とは全く異なる対策が必要なのでは?」と不安に感じる人も多いかもしれません。
外資系企業の面接においても、日系企業と同様に「定着性」と「活躍性」の2点がチェックされます。
しかし、今後の伸びを期待して育成前提で採用する日系企業とは異なり、外資系企業は「人を育てる」という前提で採用を行うことは基本的にありません。
そのため、定着性よりも、今持っているスキルで、即戦力として成果を出せるかという活躍性が圧倒的に重視される傾向にあります。
具体的に重要視されるのが以下のポイントです。
外資系面接でみられるポイント
上記の3つのポイントについて、詳しく解説します。
ロジカルシンキングができるか
外資系企業では、ロジカルシンキングができる人材が求められます。
ロジカルシンキングとは、物事を説明する際に結論から入り、事実に基づいて矛盾なく筋道を立てて考える力のことです。
特に、コンサルティング業界への転職では、ロジカルシンキングが必須のスキルとして求められます。
なぜなら、ビジネスの現場にある正解のない課題に対し、事実に基づいて筋道を立て、解決策を導き出す力が求められるからです。
そのため、面接では答えの正誤よりも、思考のプロセスをみるための「フェルミ推定」などが頻出です。
自分一人では思考の癖に気づきにくいため、エージェントとの模擬面接で実践的な対策をおこなうのがおすすめです。
外資系企業の転職や外資コンサルへの転職を検討している方は以下の記事もご覧ください。
高い専門スキルをもっているか
外資系企業は成果重視のため、採用でも成果につながる特化したスキルが評価されやすいです。
特に外資系の金融・投資銀行やIT業界では、ロジカルシンキング以上に「高い専門性」と「スキルマッチ」が重視されます。
なぜなら、コンサルタントが思考力で評価される一方、専門職では実務経験が重視され、ポテンシャルよりも過去の具体的な実績で判断されるからです。
以下で業界ごとの特徴をまとめてみました。
業界別の面接の特徴
- 金融・投資銀行:M&Aやデューデリジェンス(資産査定)などの実務経験
- IT(システム開発):プロジェクトマネジメント(PM)経験や、機械学習などの高度な技術スキル
- IT(Web・ネット):即戦力となる実務経験に加え、変化に対応できる地頭の良さ
ビジネスレベルの英語力があるか
外資系企業は英語力が必須だと思われがちですが、実際は企業や職種によって変わってきます。
英語力を必須条件にしているのは、海外とのやりとりが多い職種であったり、本社と連絡を取り合うようなマネージャー的なポジションです。
末永
英語力が必須となる企業では、書類選考や面接が英語でおこなわれることもあります。
一方で、楽天のような英語公用語化企業であってもTOEICの点数そのものより、英語を使って仕事をした実務経験があるかが重視される傾向にあります。
以下の記事では、外資系企業へ転職したいけれど英語ができない人に向けておすすめの職種などについて詳しく解説しています。
英語力に不安がある人は、こちらも参考にしてみてくださいね。
外資系企業は、転職難易度が高いうえにすべての面接で一貫したアピールができるように面接対策をすることが大切です。
そこで、面接対策には転職エージェントの利用をおすすめします。
なぜなら、エージェントは企業ごとの面接傾向を熟知しており、通過率を高めるための具体的なコツを教えてくれるからです。
外資系転職に強いおすすめの転職エージェントについて詳しく知りたい人は以下の記事も確認してください。
外資系企業の一般的な選考の流れ
外資系企業の選考フローも、基本的には以下の流れで日系企業と大きく変わりません。
外資系企業選考の流れ
- 書類選考
- 面接(2~3回)
- 内定(オファー)
しかし、採用の人事権がどこにあるかによって、面接回数や期間が大きく変動します。
なぜなら外資系企業では、直属の上司だけでなく、報告先となる本国の役員やアジア太平洋地域の代表の承認が必要になるケースがあるからです。
そのため、ポジションによっては面接が4〜5回に増えることも珍しくありません。
また、海外との面接は時差調整や通訳が必要になるため、日系企業よりも選考期間が長期化しやすい点には注意が必要です。
外資系企業の面接対策
外資系企業の面接では、どんなことが質問されるのかをはじめ、評価されるポイントを把握するといった事前準備が重要です。
そこで、外資系企業の面接に関する対策を以下に挙げました。
上記3つのポイントについて、それぞれ詳しくお伝えしていきます。
質問の傾向を把握する
1つ目のポイントは、質問の傾向を正しく把握することです。
外資系企業の面接では、単なる実績確認にとどまらず、どのような工夫をして成果を出したかが徹底的に深掘りされます。
なぜなら、候補者が自社でも同様に活躍できる再現性があるか見極めようとしているからです。
そのため、過去の成功・失敗体験や課題解決のエピソードを、具体的な根拠に基づいて語れるように準備する必要があります。
もちろん、志望動機や転職理由といったベーシックな質問は日系企業と同様に聞かれます。
英語が必要なポジションであれば、これらの回答を英語でスムーズに伝えられるよう、入念な準備をしておきましょう。
求める人物像や企業文化を理解する
2つ目のポイントは、その企業の求める人物像や企業文化を深く理解しておくことです。
外資系企業では、スキルがどれほど高くても、企業の掲げるミッションやバリューに合わなければ採用されません。
なぜなら、多くの外資系企業には、社員全員が共有すべき行動指針が明確に定義されているからです。
面接官は「この人はチームに溶け込めるか?」「私たちの行動指針を体現できるか?」というカルチャーフィットを、スキルと同じくらい重要視しています。
そのため、応募企業の採用ページやミッション・バリューを必ず熟読しましょう。
そして、自分の強みをアピールする際は、その企業のキーワードに絡めて伝えることで通過率を高めやすくなります。
伝え方・アピールの仕方を押さえる
3つ目のポイントは、評価されるポイントを面接官に効果的に伝えるための論理的な話し方の型をおさえることです。
外資系面接の鉄板フレームワークである「STAR法」を使って回答を構成しましょう。
外資系の面接官は、短時間で候補者の能力を判断するために情報の構造化を求めます。
ダラダラと説明するのではなく、「どのような課題に対し(Situation/Task)、どう行動し(Action)、どんな結果が出たか(Result)」を整理して話すことが重要です。
ですが、自分一人で面接対策や企業研究をおこなうのは難しい場合もあると思います。
また、スキル・経験や希望を踏まえた上で最適な外資系企業の求人を知りたい人もいると思います。
そこで、転職エージェントを利用すれば、企業選びから選考対策まで専門性の高いサポートを受けることができます。
英語面接のポイントと対策法
外資系企業への転職において、多くの人が不安に感じるのが英語面接です。
ですが、ネイティブのような完璧な英語を話す必要はありません。
そこで、まずは企業が英語面接を行う目的と、必要な対策を解説します。
英語面接をおこなう目的
企業が英語面接をおこなう目的は、語学力のテストではなく、英語を使って業務上のコミュニケーションが円滑に取れるか確認することです。
そのため、文法の正確さよりも、相手の意図を汲み取る力や自分の考えを論理的に伝える意思が評価の対象となります。
一般的な目安としてTOEIC700点以上が求められるケースが多いですが、これはあくまで足切りラインに過ぎません。
実際の面接では、スコアの高さよりも英語での実務経験や対話のキャッチボールができるかが合否をわけます。
実際に「LINEヤフー」「P&G」の面接について簡単にご紹介したいと思います。
LINEヤフーの面接
LINEは外資系といえども比較的に日系企業のIT会社という風土なので、そこまで気負わなくても大丈夫です。
これまでの経験をどのように活かせるのか、未経験分野はどのようにキャッチアップしていけるのかという点を明確にした上で整理して、自分をプレゼンしていくのが良いです。
また、多角的に事業展開しているLINEの事業内容の理解や、将来の方向性に関しても頭に入れておく方が良いと言えます。
なぜなら、ITやSNS・情報リテラシーの高い人が多いため、ベンチャー界隈やSNS界隈の知見は多くあったほうが良いからです。
P&Gの面接
P&Gは、その時期によって変わってきますが、若手第二新卒層の総合職採用をたまにおこなうことがあります。
その際には転勤やジョブローテーションが発生するので、覚悟しておく必要があります。
人柄としては朗らかで親しみやすく、聡明な人が好まれる傾向があるため、あまり外資系と気負わずに臨んだほうが良いと言えるでしょう。
ただ、大手の外資系企業ということもあり、選考スケジュールや回答期限に関してはかなり明確にはじめから決まっており、個別対応をしてもらえることは少ないです。
ですので、他社と比較したいという場合などには、しっかりとスケジュールを把握してコントロールしていくのが良いかと思いますね。
LINEヤフーとP&Gの面接や転職難易度について知りたい人は、以下の記事にも目を通してみてください。
英語面接の対策方法
英語面接を突破するための対策は、以下の2点が重要です。
英語面接の対策方法
- テンプレや回答例を暗記しない
- 非言語コミュニケーション
台本を丸暗記するのは危険です。
想定外の質問が来た瞬間に対応できず、応用力がないと判断されるリスクがあります。
伝えたい単語と話の構成だけを頭に入れ、その場で文章を組み立てる練習をしましょう。
アイコンタクトなどの非言語的コミュニケーションも重要です。
目を逸らしたり、自信なさげに俯いたりすると、それだけでマイナス評価になりかねません。
堂々と相手の目を見て、笑顔でハキハキと話す練習をしましょう。
英語面接では、相手に伝えようとする熱意と十分な準備が、最大の鍵となります。
とはいえ、本番で自信を持って振る舞うための非言語コミュニケーションや、想定外の質問への対応力は、第三者との模擬面接を通して初めて身につくものです。
そこで、英語面接の対策には、外資系転職に強いプロを活用することも一つの有効な手段です。
外資系企業への転職可能性を高めるなら
外資系企業への転職を検討している人は、外資系企業の転職に強みを持つ転職エージェントを利用するのがおすすめです。
なぜなら、外資系特有の採用事情や、一般には公開されていない詳細情報を豊富に保有しているからです。
また、あなたが希望する外資系企業に合わせた履歴書・職務経歴書の作成や添削、面接対策など、徹底的にサポートしてもらえます。
もちろん、英語での面接対策もバッチリしてもらうことが可能です。
ただ、外資系企業のようなハイクラス求人は全体的に少ないため、網羅するためにも転職サイトと転職エージェントを併用することがベストですよ。
転職エージェントごとの違いや詳細は以下の記事でより詳しく解説しているのでぜひ合わせてご覧ください。














確かに成果主義や雇用形態といった文化の違いはありますが、面接の形式や流れ自体が、日系企業と大きく変わるわけではありません。
重要なのは、その文化の違いによって面接官が重視するポイントが異なるという点です。