外資系への転職で失敗したくない!後悔した例と対策法を徹底解説

外資系への転職で失敗したくない!後悔した例と対策法を徹底解説

    外資系へ転職したいけれど失敗したくない人に向けて、6つの失敗例や外資系への転職で失敗しないためのポイントを解説しています。また、失敗や後悔している場合に考えたいことも合わせてご紹介しています。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
詳細プロフィールはこちら

外資系への転職における6つの失敗例

外資系へ転職する際の失敗例があれば、事前に知っておきたいところですよね。そこで実際にあった失敗例を6つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

上記に挙げた6つの失敗例について、次でそれぞれご紹介していきたいと思います。

完全成果主義についていけなかった

人物 転職者

外資系企業は日系企業と違って成果が全てなので、過程が評価されずに苦労しました。結果を出せば出せただけ年収も上がっていきますが、しばらくしても成果が出ない人は逆に解雇されてしまうこともあります。


支社ごとに社長がいる企業の場合は、その支社の成果が出なければ社長であろうとも、解雇や異動にされるというケースもありましたね…。

外資系企業の大きな特徴として、過程よりも結果を見られることが挙げられます。自由度が高く柔軟性はあるものの、あくまでも成果を出していればという条件がつきます。

もちろん全ての外資系企業がここまで厳しいというわけではないので、その点はそこまで不安視しなくても大丈夫ですよ。

ただし、中でも営業職の場合は成果主義の傾向がみられるため、注意したほうが無難だと言えますね。

仲間同士の馴れ合いがなく、殺伐とした雰囲気

人物 転職者

外資系企業に入社して良かったなと思う点は、他人の時間を奪わないことに気をつけていて、それができない人は敬遠される風潮という部分ですね。


効率や成果を重視することがベースにあるからなのか、会議では無駄に人を集めないし、メールも必要な範囲にしか投げません。


もちろん、仕事が終わればみんなさっさと帰っていきます。

外資系企業は日系企業と比較をして、仕事とプライベートをしっかり分けて考える風土である傾向があります。あくまでも仕事での仲間という意識のほうが強いので、日系企業とは異なり殺伐とした印象を受けるかもしれませんね。

割り切れる性格の人であれば職場の環境に慣れることができると思いますが、そうでない人にとっては孤独を感じて少々辛いかもしれません。

英語力が足りず出世ができない

人物 転職者

最近、外資系企業に転職したのですが、日本人なのにみんな当たり前のように英語を話していて、とても驚き不安を感じました。


先日、アメリカ人も出席する会議があり、自分も出席したのは良かったものの、英語ができないのは自分だけでした…。英語ができないと外資系企業で働いていくのはつらいな…と思いましたね。

外資系企業の多くが基本的に英語を公用語にしています。なぜなら、共に働く同僚や上司が外国人であるケースが多いからなんです。

だからこそ、英語での深いコミュニケーションが取れないと業績に影響が出てきてしまいます。ポジションが上にいくほど外国人の上司などとの関わりが増えるので、出世にも大きく繋がってきますね。

たとえどんなに業績を作り上げて高評価を受けていたとしても、英語力が足りない場合は出世することが難しいかもしれませんね。

成果給のため固定給が低い

人物 転職者

外資系保険会社の営業はとても大変です。固定給ではなくほぼ歩合制となっています。売上を出せなければ解雇されてしまう可能性があり、シビアな世界だと痛感しています…。

これはその企業によって変わってきますが、外資系企業の多くが成果給やインセンティブ制度となっています。とくに生命保険会社などは、成果給である傾向が強く見られますね。

また、外資系企業は年俸制であることが多く、年俸÷12ヶ月で計算した金額が月給になります。ボーナスの支給もないケースが多いので、労働時間をしっかり確認・管理することが重要です。

さらに、住宅手当や退職金制度などもほぼ用意されていない場合が多いので、事前にきちんと確認し、勤務時間などの管理をしていく必要がありますね。

業務内容が明確に決まっており、飽きてしまう

人物 転職者

外資系企業に入ったのは良いけれど、業務内容に飽きを感じてつまらないです。外国が作ったものを国内で売るだけの仕事という感じですね。


個人的に開発関係以外の仕事はつまらないと思います。もう少しちゃんと考えてから、外資系企業に入れば良かったなって感じです。

外資系企業はその人物によって、業務内容が明確に決まっています。だからこそ働きやすいですが、同じことしか任せてもらえないため、成長することができません。

その理由として外資系企業に人材を育てるという概念がないことが挙げられますね。できることしかやらせてもらえないので、業務内容に飽きて2年〜3年で退職してしまう人が多く見られます。

はじめのうちはやりがいを感じて頑張れますが、同じことの繰り返しに飽きてしまい転職を視野に入れる人が多いようですね。

本国の影響を受ける

人物 転職者

外資系企業のダメなところは、本当に大事なことを全て本国で決められてしまうというところですね。そこに影響力を及ぼすのは至難の技だと思います。

外資系企業は本国の影響を受けるケースが高く、決裁権が本国にあるため決裁スピードが遅いんです。決定されるまでに時間がかかるので、それだけ待たされることも多いですね。

これは転職活動中にもよくある話で、本国の担当者が不在で会社に戻ってくるのが3ヶ月後だから、それまで面接を待っていてほしいというケースもあります。

外資系企業は本国と日本支社の関係も大きく影響してきます。「本国=プロダクト」「日本支社=販売会社」という認識が強い傾向が見られます。

そのため、プロダクトに興味があるから・プロダクト開発に携わりたいからと思って外資系企業に転職すると、失敗してしまう可能性が高いですね。

外資系への転職で失敗しないためのポイント

外資系へ転職する際に失敗しないポイントがあれば、事前に押さえておきたいところですよね。そこで、外資系へ転職する際に失敗しないポイントを以下に3つ挙げてみました。

上記3つについて、次でそれぞれ詳しく解説していきたいと思います。

日系企業との違いを把握する

失敗しないための1つ目のポイントは、「日系企業との違いを把握する」ことです。

日系企業は育成前提かつ中長期視点で採用する傾向が強いですが、その一方外資系企業の場合は、育成するつもりで人材を採用することはありません。

社風に馴染んで長く勤めてくれそうかどうかというカルチャー面よりも、スキルベースで即戦力として活躍してくれるかどうかを見る傾向が強いですね。

なぜこの点を理解しておかなければならないのかというと「外資系=カッコイイ・高給与」などと期待値が高くなりがちだからなんです。

外資系企業が高年収なのは、成果主義でスキルや経験・パフォーマンスに見合った給与体系になっているためです。言い換えると、常に成果を出し続けなければ給与が上がらないということなんです。

だからこそ、メリットだけではなくデメリットなども、事前に日系企業とどのように違うのか把握しておくことが大事だと言えますね。

企業の詳細情報を収集する

失敗しないための2つ目のポイントは「企業の詳細情報を収集する」ことです。

具体的には「本国の権限がどこまでなのか」「日本支社はどこまで任されているのか」といった詳細な情報を調べておきましょう。

実際に日本から撤退する外資系企業も多いんです。そのため、アジア圏を調べてみて、その外資系企業がどこにマーケットを注力したいのか、きちんとチェックしておくのが無難だと言えます。

他にも、優先順位がどのくらいであるのか、期待値はどれくらいなのかという点も合わせて確認しておく必要があります。日本の優先順位が低いと評価されていない、場合によっては日本から撤退するというケースもありますね。

転職エージェントに相談する

外資系企業への転職で失敗しないためには、転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェント末永 末永

外資系企業に転職することはぶっちゃけ難しいです。求人数は限られていて、外資系企業への転職に必要な面接の対策をする必要があります。


だからこそ、転職エージェントを使うべきなんです。転職エージェントは様々な企業の人事とコネクションを持っていて、企業・職種ごとに異なる必要な面接対策やアドバイスをしてくれます。


とはいえ、1つのエージェントで求人を網羅できるわけではないので、転職サイトと合わせて利用することをおすすめしますよ。

ハイクラス求人が多い転職サイト

外資系の転職面接で失敗しないコツ

外資系企業へ転職する際に面接で失敗はしたくないものですよね。

外資系だからとはいえ、日系企業の面接と大きく内容が変わるということはあまりありません。転職理由や志望動機、自己PRなど基本的な部分を質問されるので、しっかり応えられるように準備や対策をしておきましょう。

ただし、外資系企業は成果が出せるのかどうかという点を強く見る傾向にあります。だからこそ、再現性があることをきちんと伝えて納得させられるようなアピールの仕方が望ましいと言えますね。

さらに、英語による面接が用意されていることもあるため、事前にきちんと確認して練習や対策をしておくことをおすすめします。

以下の記事では、外資系へ転職する際に面接で質問される内容や回答例をはじめ、求められる英語力についても解説しています。

外資系に転職して失敗・後悔している場合

外資系企業に転職したのは良いものの、失敗した・後悔したという人が結構多く見られます。今の会社にいるべきなのか、それとも転職すべきなのか悩みどころだと思います。

ただ、今の会社にいるべきなのか転職すべきなのか、それは自分が何を後悔しているのかによって大きく変わってきます。

転職のプロとしてどんな選択肢が正解なのかというと、正直何とも言えないところなんです。なぜなら以下に挙げた4つのポイントによって、アドバイスすべき内容が異なるからです。

  • 何に対して課題を抱えているのか
  • どんな経験・スキルを持っているのか
  • 何年今の企業に在籍しているのか
  • 現在、何歳なのか

現職で頑張るべきなのか転職して心機一転するべきなのか、上記に挙げた4つの条件次第で、その対処法が変わります。

自分がどうしたら良いのか考えて答えを出すのは難しいと思うので、転職エージェントに1度相談してみるのが良いかもしれませんね。

転職やキャリアに悩んでいるなら

これから外資系に転職を検討している人も、実際に転職をしたけど後悔しているという人にもおすすめなのは転職エージェントです。

転職エージェントは基本的に無料登録で利用できます。登録するとキャリアアドバイザーがあなたの相談に乗ってくれますよ。

あなたがどんな悩みを抱えているのか、どんなことを希望しているのか、ヒアリングをしてアドバイスしてもらえます。

ただ、キャリアアドバイザーの質やサポート力には違いがあるので、できるだけ複数登録するのが良いでしょう。以下におすすめの転職エージェントをまとめておいたので、ぜひ活用してみてくださいね!

年収500万円以上の転職を目指す人向け

ハイクラス求人は全体的に少ないため網羅するためにも、転職サイトと転職エージェントは両方に登録しておくのがオススメです。

ビズリーチ(転職サイト)

年収600万〜1500万の優良求人を多数掲載している転職サイト

登録しておくだけでスカウト機能が使えるので、どんな企業からどんなスカウトが来るかで、気軽に自分の市場価値を確かめることができますよ。

ビズリーチ(転職サイト)

おすすめポイント

  1. 企業の採用責任者やヘッドハンターから直接スカウトが届く!
  2. 中小のエージェントとのコネクションも作れるので、大手エージェントと併用して利用するのがオススメ
  3. 大手エージェントで取り扱っていないような隠れた優良求人が見つかる

ビズリーチ(転職サイト)に
相談する

JACリクルートメント

国内3位、高年収求人領域では国内No.1の転職エージェント
外資系企業やコンサル、管理職/専門職への転職サポートに強み(経験者のみ対象)

JACリクルートメント

おすすめポイント

  1. 年収600〜1500万円の高年収の非公開求人を大量に保有
  2. 30〜40代のマネジメント層や専門スキルを持った人向けの求人も多数
  3. 業界・職種別コンサルタントによるレベルの高いサポートを受けられる
※正しい連絡先・ご経歴を入力することで、より条件にマッチした求人のご紹介が可能になります

JACリクルートメントに
相談する

大手や人気企業の求人を多数保有!大手エージェント

大手エージェントには、全業界・職種の求人が集まっています。さらに、大手企業や人気企業の求人を独占で持っていることも。
幅広い選択肢の中から求人を提案してもらいたい、大手企業や人気企業への転職を検討しているという方は登録しておきましょう。

リクルートエージェント

業界No.1!転職者の8割が利用している
国内最大の定番エージェント

リクルートエージェント

おすすめポイント

  1. 求人数が業界No.1!人気企業・大手企業の非公開求人を多数保有
  2. 数の強みを活かした幅広い業界・職種の提案が可能
  3. たくさんの求人の中から比較検討できる

リクルートエージェントに
相談する

doda

CMでおなじみ!顧客満足度トップクラス!
豊富な求人数に加えて、専任アドバイザーの手厚いサポートが強み

doda

おすすめポイント

  1. リクルートと並ぶ、実績豊富な国内最大級の転職エージェント
  2. 20万件以上(2023年3月時点、非公開求人を含む)の求人から、厳選して紹介をしてくれる数少ないエージェント
  3. リクルートが保有していない有名企業の求人に出会える可能性が高い

dodaに
相談する

マイナビエージェント

20代の登録者数No.1!
20〜30代前半・第二新卒向けの非公開求人を多数保有

マイナビエージェント

おすすめポイント

  1. 新卒サイトNo.1のマイナビが運営。若手層を採用したい企業とのコネクションが豊富
  2. 営業、メーカー、金融、ITなどの転職支援に強み
  3. 20〜30代など若手層の転職サポート・アドバイスの手厚さに定評あり

マイナビエージェントに
相談する

line

line

人気の転職エージェント