ITコンサルタントへ転職|未経験で働ける?激務の噂についても解説
ITコンサルタントへ転職したい人向けに、企業から求められるポイントを転職支援のプロである転職エージェントが解説します。
他にも、未経験で働けるのか、事前に準備しておくこと、面接を突破するコツ、やりがいや激務なのかどうかについても紹介します。
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ITコンサルタントへの転職で求められるポイント
ITコンサルタントへ転職する際に、企業側から見られるポイントを以下の項目で解説していきます。
経験・スキル
ITコンサルタントになるためには、ITエンジニアの経験が必須となります。
他にも、以下の経験・スキルがあると需要が高いので、コンサルタント業界が未経験でも採用される可能性は高いです。
- プログラマー
- 開発工程
- 基本設計
- 詳細設計
- 要件定義
- 上流工程
- プロジェクトリーダー・マネージャーの経験
また、論理的思考力が高く、コミュニケーション能力がある人は評価が上がります。
ちなみに「コミュニケーション能力が高い」というのは、性格が明るいという意味ではなく、意思疎通がわかりやすくできるかどうかです。
ITエンジニアの知識と対人折衝能力の両方を持ち合わせた人は、採用されやすいです。
年齢
年齢は20代〜30代半ばまでの人が採用されやすいです。年齢が上がれば上がるほど求められるスキルは高くなっていきます。
30代以上の場合、プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーの経験があるほうが望ましいです。
学歴
ITコンサルタントの場合、学歴はそこまで見られず、基本的には経験・スキルを重視されます。
ただ、学歴が高い=論理的思考力が高いと考える人が多いので、学歴があるほうが望ましい場合があります。
そういった点で見れば、短大卒・高卒の人は学歴の高い人と比べると少し不利にはなります。
しっかりとした経験・スキルがあれば、学歴は関係なくなりますが、その分経験・スキルに対する期待値が上がります。
資格
資格に関しては、保有していればアピールにはなりますが、必須というわけではありません。
アピールとして有効な資格は、以下の3つです。
- ITコーディネーター
- プロジェクトマネージャー試験
- PMP
資格は、自分がこれまでに勉強してきたことを整理する意味で取得するのもアリです。
語学力
語学力は、必須ではありません。
とくに、クライアントが日系企業の場合は、語学力よりも技術があるほうが評価されます。ただ、語学力があることをまったく評価されないというわけではありません。
外資系企業をクライアントとしている企業であれば、語学力があることで仕事の幅が広がり、海外で仕事をするチャンスが増えるケースもあります。
ITコンサルタントとして活躍するための事前準備
ITコンサルタントとして活躍するために、事前準備として以下の2点を押さえておきましょう。
- 自ら勉強する
- 資格を取得する
コンサルタント業界は、社内のノウハウだけに依存せず、自分から勉強するのが当たり前な世界です。
とくに外資系企業の場合、企業から育てる概念がなく、実力主義なので、自分から勉強をしていかないと周りにおいていかれます。
おすすめの勉強法として、以下のような本を読み、日々の業務で実践すると良いです。
コンサルタント業界は知識産業なので、自分から様々な情報を吸収して、日々の業務と組み合わせることを常に意識しましょう。
資格に関しては先ほども述べましたが、面接ではアピールになるので、知識の整理として保有しておいても良いです。
ITコンサルタントの転職面接を突破するコツ
ITコンサルタントの転職面接は、以下の条件が揃っていると突破しやすいです。
- ITエンジニアの専門技術があるか
- コミュニケーション能力があるか
- マネジメント力や経験があるか
- ビジネスに対して興味・関心があるか
当たり前のことですが、ITコンサルタントなので、ITの知識がないと仕事になりません。
また、わかりやすく簡潔に物事を伝えられるコミュニケーション能力や、複数のメンバーを従えて仕事を管理するマネジメント経験があると良いです。
絶対というわけではありませんが、ビジネスに対しては少しでも興味や関心を持っておきましょう。なぜなら、クライアントのビジネスに対して興味が持てないと、良い提案ができないからです。
ビジネスに対して興味・関心を持つことで、クライアントに良い提案ができるだけでなく、仕事へのやりがいや楽しさを感じられます。
ITコンサルタントの仕事内容
ITコンサルタントの仕事内容は様々で、企業が抱える課題や問題事項によって以下の各フェーズに分かれています。
各フェーズについて解説していきます。
経営戦略フェーズ
企業が抱える経営課題を解決するために、経営者(ステークホルダー)が期待している「あるべき姿」と「現状」をヒアリングし、差異を認識・共有します。
「あるべき姿」となるための方針を、企業理念を中心として内部要因・外部要因を材料にして打ち立てるフェーズです。
このフェーズでは、その課題や課題解決策はITに関係している必要はありません。
IT戦略策定フェーズ
経営戦略フェーズでとりまとめた結果をもとに、業務プロセスを効果的・効率的に遂行するためのITサービスを活用したビジネスプロセスモデルを策定します。
各種ある経営課題の内、ITを活用する部分とそうではない部分とに切り分けるのもIT戦略策定フェーズでおこないます。
どういったITサービスの活用を提案するかで、その成果や達成するまでの道のりが大きく変わってくるため、ITコンサルタントの技量や経験が必要とされるフェーズです。
IT資源調達フェーズ
IT戦略策定フェーズで作成するIT戦略実行計画に基づき、IT資源(ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、設備、人材)を適切な費用や期間で調達できるように、調達先や物・ソリューションを選定するフェーズです。
調達先からの有効な提案やデモンストレーションを受けるために、RFP(提案依頼書)として要件をとりまとめる、または取りまとめをサポートすることを実施します。
選定そのものに関するアドバイスなどをおこなうこともあります。
IT導入フェーズ
IT資源調達フェーズにより契約した内容に沿って、テストや納品がおこなわれる際、その品質・納期・コストについて管理・管理サポートをおこないます。
また、新しい業務への適用をするための移行要件をまとめ、要件に沿った総合テストの実施・サポートをおこないます。
ITサービス活用フェーズ
構築されたIT環境において、正しくITが活用できているか継続的なモニタリングをおこなうフェーズです。
IT導入の効果測定をおこない、想定通りの効果がでているかどうかの検証もします。
IT導入当初は、ITが正常に機能するまでに時間がかかったり、業務部門が正しく運用できなかったりすることが多く、モニタリングをすることで正しく活用できるようになります。
また、継続的にITを追加・強化する判断もします。
ITコンサルタントのやりがいや労働環境
ITコンサルタントの仕事のやりがいや、働き方について以下の順で解説します。
ITコンサルタントのやりがい
ITコンサルタントの仕事のやりがいとして、主に以下の2点があります。
- 自身の活動が顧客の利益に直結していることを実感しやすい
- 課題が解決できたときの満足感は顧客と同等に近い
ITコンサルタントの相手となる顧客担当は、経営層や管理者などの上層部ですので、課題自体が企業の利益に直結するものがほとんどです。
例えばプログラマーの場合、以下のような経緯を経てプログラミングをし、顧客が実現したい課題解決の一部が仕事領域となります。
顧客の経営課題
↓
事業課題
↓
IT化戦略課題
↓
IT化戦略の中の1つのITの調達・実装
顧客が喜ぶのは、システムが完成することではなく経営課題や事業課題が解決することであり、プログラマーと顧客との満足度は釣り合いが取れていない状態です。
一方でITコンサルタントは顧客と同じ課題を長期に渡り共有していることになり、課題が解決できたときの満足感は顧客と近いので、やりがいがあると言えます。
ITコンサルタントの労働環境
ITコンサルだけに限った話ではありませんが、コンサルタント業界は基本的に激務です。激務なうえ、仕事内容が難しいので年収の水準が高くなっています。
非常に頭が良く、コミュニケーション能力の高い人が集まっていますが、一部では、我が強くてプライドが高い人もいます。
また、専門的なことだけを集中してやるので、偏った知識しかない人も一定います。コンサルタント業界に入ったら視野を広げて、色んな情報を吸収すると良いです。
ITコンサルタントを目指す人にオススメの転職エージェント
ITコンサルタントを目指すなら、ITに強い転職エージェントの利用をおすすめします。
ITコンサルタントは、コンサルタント業界未経験でも働ける仕事ではありますが、年収が高水準で人気な職種なので、簡単には内定をもらえません。
転職エージェントは、ITコンサルタントの企業を熟知しており、あなたがどうアピールすべきなのかをプロの目線でアドバイスしてくれます。
また、履歴書・職務経歴書の添削もしてくれるので、書類を書くのが苦手な人にもおすすめです。
ただ、担当のキャリアアドバイザーによってサポートの質が異なるので、特化型転職エージェントの中から1社、大手転職エージェントの中から2〜3社程度、複数登録し、優秀なキャリアアドバイザーを見つけるようにしましょう。
以下は、筆者がおすすめの転職エージェントなので、気になるものがあればぜひ登録してみてください!
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