未経験からITコンサルタントに転職するには

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アクシス株式会社 代表取締役 末永雄大
新卒でリクルートキャリア入社。その後、サイバーエージェントにて集客支援を行う。 2012年転職エージェントとしてアクシス株式会社を設立。 ■Yahoo!ニュース(個人):IT/キャリアコンサルタントが語る「働き方3.0」 ■オールアバウトガイド:「キャリアプラン・転職ノウハウ」ガイド

こんにちは、自立型人材の転職・キャリア支援に特化した転職エージェント、アクシス代表の末永 雄大(すえなが ゆうた)です。

弊社運営サイト転職エージェントが語る「すべらない転職」では、主に20代~30代前半のビジネスパーソンを対象に、転職者に向けて転職のプロがぶっちゃけで転職やキャリア形成ノウハウをお伝えしています。

今回はITコンサルに興味がある方を対象に、仕事内容、やりがい、必要なスキルや将来性について、そして最後に未経験からITコンサルタントに転職する方法をご紹介していきます。

多岐にわたるITコンサルの仕事内容

ITコンサルタントの仕事内容は多岐にわたります。企業が抱える課題や問題事項がそれぞれ異なっており、それぞれに対してのITを活用した解決方針や具体策を示す必要があるためです。

仕事の進め方自体は、ITコンサルタントが所属する組織によってそれらが多少異なる場合がありますが、顧客から課題をヒアリングしたり整理するために行う一定の作法のようなものがあり、各フェーズに合ったヒアリング、整理、コーチングやサポートを行っていくことになります。

経営戦略フェーズ

企業が抱える経営課題を解決するために、経営者(ステイ久ホルダー)が期待している「あるべき姿」と「現状」をヒアリングし、差異を認識・共有します。
その上で、「あるべき姿」となるための方針を、企業理念を中心として内部要因・外部要因を材料にして打ち立てるフェーズです。

このフェーズでは、その課題や課題解決策はITに関係している必要はありません。

IT戦略策定フェーズ

経営戦略フェーズでとりまとめた結果をもとに、業務プロセスを効果的・効率的に遂行するためのITサービスを活用したビジネスプロセスモデルを策定するフェーズです。

各種ある経営課題の内、ITを活用する部分と、そうではない部分とに切り分けるのもここで行います。
どういったITサービスの活用を提案するかで、その成果や達成するまでの道のりが大きく変わってくるため、ITコンサルタントの技量や経験が必要とされるフェーズです。

IT資源調達フェーズ

T戦略策定フェーズで作成するIT戦略実行計画に基づき、IT資源(ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、設備、人材等)を適切な費用や期間で調達できるように、調達先や物・ソリューションを選定するフェーズです。

調達先からの有効な提案やデモンストレーションを受けるために、RFP(提案依頼書)として要件をとりまとめる、または取りまとめをサポートすることを実施します。
選定そのものに関するアドバイス等を行うこともあります。

IT導入フェーズ

IT資源調達フェーズにより契約した内容に沿って、順次、テストや納品が行われる際、その品質・納期・コストについて管理・管理サポートを行います。

また、新しい業務への適用をするための移行要件をとりまとめ、要件に沿った総合テストの実施・サポートを行います。

ITサービス活用フェーズ

構築されたIT環境において、正しくITが活用できているか継続的なモニタリングを行うフェーズです。

IT導入の効果測定も行い、想定通りの効果がでているかどうかの検証を行うことになります。IT導入当初、ITが正常に機能するまでに時間がかかったり、業務部門が正しく運用できなかったりすることが多く、モニタリングを行うことで正しく活用できるように導くことを行います。
また、継続的にITを追加・強化する判断を行うようなこともここで行います。

ITコンサルタントのやりがい

ITコンサルタントの相手となる顧客担当は、経営層や管理者などの上層部です。
このため、課題自体が企業の利益に直結するものがほとんどです。
自身の活動が顧客の利益に直結している事を実感しやすい職種です。

例えばプログラマだと、「顧客の経営課題→事業課題→IT化戦略課題→IT化戦略の中の1つのITの調達・実装」のような経緯を経て、「今回システム構築する中の購買システムのWebのパートをプログラミングをする」といった、顧客が実現したい課題解決の一部が仕事領域です。

顧客が真に成果を感じたり、喜ぶのは、システムが完成することではなく経営課題や事業課題が解決することであり、プログラマと顧客との満足度は不均衡な状態です。

一方でITコンサルタントは顧客と同じ課題を長期にわたって共有していることになり、課題が解決できた時の満足感は顧客と同等に近いものになっており、やりがいもあるといえます

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ITコンサルタントに必要なスキルは?

ITコンサルタントに必要なスキルは多岐に渡ります。

先に挙げた資格相当のスキルもそうですし、論理的思考やリーダーシップといった振る舞いに関するスキルも必要です。
しかし、なんでもできるスーパーマンでなくてはITコンサルタントが務まらないかというと実はそうではありません。

ITコンサルタントの仕事内容を先に記述していますが、各フェーズにおいて顧客を正しく誘導し、経営・業務とITの橋渡しができるスキル、つまり各フェーズで何が必要で、何を取り決めなければいけないのかのフレームワークを熟知しておくことが必要です。
各フェーズ毎で求められる専門知識や経験はプロフェッショナルである必要があるため、ITコンサルタント自身にそのスキルが無いのであれば、そのスキルを持つ人をアサインすれば良いのです。

フレームワークを知っておくことで、事前の準備もできるため、自分に足りない知識や経験は別リソースを手配することで、結果として顧客に利益を提供できればよいのです。

このITコンサルタントのフレームワークを習得する方法は大きく3つあります。

  1. 長年のシステム開発・導入経験者が実務叩き上げ方式で身に付ける
  2. ITコンサルファームへ入社して社内ノウハウとしての教育を受ける
  3. ITコーディネーター資格試験を受験する

これからITコンサルタントを目指すという人には3つ目がおすすめで、ITコーディネーターの資格を取る際の実技研修では本番を想定したロールプレイ形式も行われます。
また、資格をとるに至らなくとも、ITコーディネーターのプロセスガイドランがインターネット上で公開されていますので、ITコンサルタントのお作法として勉強することができるようになっています。

ITコンサルタントって資格や語学力は必要?

次に、ITコンサルタントには資格や語学力が必要かをみていきましょう。

ITコンサルタントには、プログラマーやシステムエンジニアといったスペシャリストとしての能力に加えてコンサルティングについての知識が必要とされていますが、必ずしも資格や免許が必要なわけではありません。
但し、転職する上で希望する企業に対して、自分の能力をアピールすることは必要ですよね?そこで、ITコンサルタントとして役に立つ資格、アピールできる資格をご紹介します。

資格を保有していれば、企業は育成するコストや時間を節約できますし、資格を保有している時点で一定の知識を持っていることが理解されます。

ITコーディネーター

ITと企業経営両方の知識を持って、経営者の戦略実現に繋がる支援サービスを提供できる資格です。

民間資格で、資格保有者は国内で約6,500名。
平均年齢は48歳、最年少は25歳とされています。

ITコーディネーターという資格が設立された背景としては、1990年頃から始まった日本の国際競争力の低下があります。主に、中小企業のIT活用の遅れが原因ですが、このような状況を打開する為、当時の通商産業省の提案がもとになっています。

プロジェクトマネージャー試験

情報処理系の国家試験。システム開発のプロジェクト責任者として、プロジェクトの進捗を管理してクライアントやユーザーの期待水準を満たす成果物を出すのが、プロジェクトマネージャー。

試験は、情報処理の応用知識とシステム戦略についての能力を測る内容で、高度なスキルを認定されるため、企業は高く評価します。但し、合格難易度は非常に高く、合格率は13%程。高度情報処理技術者試験の中でも最難関と言われています。

PMP

プロジェクトマネージャーとしての国際資格。

プロジェクトマネージャー試験と同様に、プロジェクトマネジメントに関する経験、知識を測ります。専門知識を有することが国際的に証明されるため、国内のITやその関連企業は勿論、海外企業にもアピールできる資格と言えます。

ここまで、資格について見てきましたが、語学力はどうでしょうか?

こちらも、ITコンサルタントとして必ずしも必要な能力ではありませんが、ITに関して日本は既に後進国と言われています。欧米だけではなく、アジア各国のIT情報に精通し、海外の企業とも取引きしていくことを考えると、資格で言えばTOEIC750点以上は保有しておきたいところですね。

ITコンサルタントの将来性

まず「転職」と聞くと気になるのが、その業界や職種の将来性ではないでしょうか?今日、業績管理、業務効率化、商品力の向上などあらゆる面で、ITによる経営改善を企業は求めています。

すなわちITコンサルタントへの期待は非常に大きく、将来性のある業種・職種であると言えるでしょう。

実務経験を積まれる中で実感があることと思いますが、皆さんにとってクライアントとなる一般企業ではITコンサルのような専門性の高い経営改善を、自前で行うことは簡単ではありません。

一方で、ERP、CRM、SCMなどのシステムを導入することによって経営改善を行うことは益々一般的になっており、専門家の助けが不可欠です。

このような市場環境下においては、数多くの経験を積み、市場において求められる知識や実力さえつけられれば、今後も働き続けられる可能性の高い職業でしょう。

ITコンサルタントは未経験でも転職可能?

ITコンサルタントに転職するためには、システム構築やプログラミング能力に長けているだけでは不十分です。

クライアントである企業の要求を的確に理解して、それを具現化するコンセプチュアルなスキルが要求されます。
そういった意味では、ITに特化した専門知識や経験があるに越したことはありませんが、ITコンサルタントとして必要な力は2つあると言えます。

論理的思考力

ITコンサルタントの役割としては、企業ニーズを満たしたシステム構築を提案すること。

企業の抱える問題を聞きだし、解決策の提案にいたるスキームの構築に論理的思考力は欠かせません。
論理的思考を伴う企画とプレゼンテーションができてはじめて、クライアントが納得する成果に繋がる仕事ができたと言えるでしょう。

リーダーシップ

ITコンサルタントがリーダーシップを求められる場面として2つあります。

ひとつはクライアントに対してです。
諸問題を抱える企業に対し、率先して問題を発見し、解決に導いていかなければなりません。

企業にとって分かり難いシステム面の問題や課題は経験豊富なコンサルタントでなければ発見できないことがあります。
そのような場合、企業からの問題提起を待つのではなく、コンサルタントの方から積極的に企業担当者とコミュニケーションをとり、提案ができなければなりません。

あと1つの場面としては、プロジェクトを含めたステークホルダー全体の調整場面です。

プロジェクト自体はプロジェクトマネージャーが工程を含めて管理責任を負いますが、企業担当者を含めた全体の調整役ともなれば、強いリーダーシップが必要になります。
それぞれの立場を理解して、対立する利害関係を上手く整理しながら、共通の目的を達成するための成果に繋げていくのがITコンサルタントです。
リーダーシップは、部下でもない人のモチベーションをいかに高めて、応用力のある仕事や、よりクリエイティブな仕事に導いていく非常に重要な能力です。

まとめ〜ITコンサルタントの転職事情

いかがでしたか?

ITコンサルタントは自らの意思や経験次第で、キャリア選択も前向きに行える職業です。年齢のところでも触れましたが、30代までにどのような経験やスキルを得るかが、ITコンサルタントに転職した後やキャリアを選択した後の成功を左右する大事な条件。資格の取得や、実務経験を通じたスキルの幅を広げておくことも必要ですし、一方で論理的思考力やリーダーシップといった能力を身につけることで、より高いレベルの仕事ができるようになります。今、成長し続けるIT業界において、高い専門性とビジネススキルを同時に身につけることができる魅力ある職業がITコンサルタントなのです。

それぞれの専門性によって活躍できるフィールドは異なりますので、「自分の今後のキャリアはどのように築いていこう?」とお悩みの場合は、ぜひ我々にご連絡ください。

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2019.04.08