アクセンチュアの平均年収は855万円!ポジション・年齢別に大公開!
アクセンチュアを就職先・転職先の候補に入れたい、と考えたときに、思い浮かべることの1つに年収がありますよね。労働環境はもちろんですが、働きに見合うだけのお金がもらえるのかは気になるものです。
そこでアクセンチュアへの就職・転職を考えている人向けに、気になる「アクセンチュアの平均年収」「アクセンチュアの給与制度」「職種別・職位別の平均年収」「年収に対する評判・口コミ」など、アクセンチュアの年収についてあますことなく徹底解説していきます。
アクセンチュアの平均年収
Openworkの情報によると、アクセンチュアの平均年収は約855万円です。
この平均年収の金額は、Openworkに口コミを寄せた回答者(1,125人)の平均年収です。
あくまでも2021年12月時点でのデータなので、時期によって変わる可能性があります。
アクセンチュアは、コンサルティングファームらしく、他の業界と比べると平均年収は高い傾向にあります。
また、dodaの「平均年収ランキング最新版(職種別)」によると、2020年度のコンサルティングファーム全体の平均年収は601万円でした。
全体の平均年収と比較しても、アクセンチュアの平均年収は高いと言えます。
その理由として、アクセンチュアでは成果を残せば高く評価してもらえ、昇格する度に年収がアップしていく制度が設けられているため、平均年収が高くなっていることが考えられます。
アクセンチュアの給与・評価制度
アクセンチュアの給与・評価制度について、ONE CAREER PLUSの口コミを一部抜粋しました。
コンサルタント
他にもONE CAREER PLUSでは、アクセンチュアで働いている人が前職でどんな会社に勤めていたかなども見ることができるので、アクセンチュアに興味がある方はぜひ登録してみてくださいね。
職種別の平均年収
アクセンチュアでは、「コンサルタント」と「ソリューションエンジニア(SE)」の給与体系は別になっています。
どの職種もマネージャー未満の残業は45時間までと決められています。実際、月45時間程度の残業はあるので、残業代込みの年収も見てみましょう。
年俸制のいいところは、成果が給与に反映されるので、20代、30代の若い人でも高い給与を目指せます。
そのかわり、次年度の年俸が下がることも考えられます。
コンサルタント
マネージャー職未満は約430万~600万円、残業45時間込みは約570万~800万円です。
マネージャーからシニアマネージャーは、1,000万~1,250万円+ボーナスと高くなります。
ソリューションエンジニア
マネージャー職未満は約320万~550万円、残業45時間込みは約440万~730万円+ボーナスです。
マネージャーからシニアマネージャーは、800万~1,000万円+ボーナスとなります。
職位別の平均年収
アクセンチュアは「アナリスト」→「コンサルタント」→「マネージャー」→「シニアマネージャー」→「マネジングディレクター」の順に職位が進んでいきます。
最初はアナリストからスタートし、実績を積みながら次のコンサルタントへ昇格していくのです。
アクセンチュアでは「up or elsewhere(昇格しなければ他へ異動)」の文化があるので、3~4年以内に昇格するように成果を出さなければなりません。ただ、SEの場合は、昇格スピードが遅めです。
ちなみに職位が1つ昇格すると、年収が約200万円あがります。
以下ではそれぞれの職位が担う業務内容と、具体的な年収について説明していきます。
アナリスト
新卒など、入社した直後はアナリストとしてプロジェクトに携わっていきます。データ収集・分析をおこなう過程で、コンサルタントとして必要なスキルを習得していきます。
本人の能力次第ですが、1年〜3年でコンサルタントへ昇格していきます。年収は約430万~600万円です。
コンサルタント
コンサルタントはプロジェクトのチームリーダーとして、業務の進捗管理をおこないます。また、高度な分析力を身に付けて、業務の幅を広げていきます。
入社して3〜4年目でコンサルタントの職位へ昇格します。年収は約600万~800万円です。
マネージャー
プロジェクトリーダーとして、携わるプロジェクトの成果物に責任を負います。
また、プロジェクトの運営が円滑に実施できるように、計画や設計、管理をクライアント企業と歩調を合わせて進めていきます。
マネージャー職からは年に1回、賞与が支給されます。年収は約1,000万~1,250万円になるので、マネージャーからは1,000万円を超えるようになります。
シニアマネージャー
マネージャーと比較して、プロジェクトの中でより高い位置で進捗管理をおこなうとともに、人材育成にも関わります。
本人の努力次第になりますが、入社9年〜10年で昇格します。年収は約1,300万~1,800万円です。
マネジングディレクター
プロジェクトの最高責任者として、クライアントに提供するサービスの品質と提案に対する一切の責任を負います。
マネジングディレクターまでになると、企業の経営自体にも参画して経営責任も担うので、年収は数千万〜数億円にもなります。
年代別の年収比較
アクセンチュアでは年収データを公表していないので、Openworkの「社員の口コミ」や公式HPの「新卒採用募集要項」などで確認してみました。
年収 | |
---|---|
新卒(コンサルタント職) | 約430万円 |
新卒(SE職) | 約324万円 |
25歳 | 約720万円 |
30歳 | 約860万円 |
35歳 | 約940万円 |
40歳 | 約990万円 |
年収は「年齢」よりも「成果」と「職位」が重要視される文化です。年齢が若くても成果に伴って自分の年収を上げることが可能なため「成果主義の会社で働きたい」「年功序列になっていない企業を探している」といった人は働きやすいでしょう。
だからこそ、まずは①自分の市場価値を知ること、そして②実際にアクセンチュアで働いている人が前職でどんな仕事をしていたかを知ることで、逆算的にキャリア戦略を立てることが大切です。
上記それぞれにぴったりなサービスを以下でご紹介します。2つともぜひ押さえておきましょう。
アクセンチュアを目指す人におすすめのサービス
-
ONE CAREER PLUS
企業の評判が集まる口コミサイト。選考内容や実際に働いている人の経歴が見れる -
ビズリーチ
年収600万円以上の優良求人が集まるスカウトサービス。企業やヘッドハンターからのスカウトで自分の市場価値を知れる
というのも、転職エージェントは企業の採用担当と連携しているので、口コミサイトだけでは得られない情報を知ることができるからです。
とくにリクルートエージェントやdoda、マイナビエージェントといった転職エージェントなら、求人紹介だけでなく、年収アップの交渉もおこなってくれるので、ぜひ一度相談してみてくださいね。
アクセンチュアの残業代
アクセンチュアでは、2015年から「ワークライフバランスの適正化」を推進しています。
激務と言われる外資系企業ですが、昨今の働き方改革の流れに乗り、仕事に対しての対価も見直されました。そのため、成果さえ出せば、交渉次第では年収をどんどん上げることができるので、若い社員にとっては満足できる年収になっています。
また、フレックス制度や在宅勤務制度、短日短時間勤務制度などが設けられているため、多様な働き方が可能だと言えますね。
アクセンチュアの残業代
2017年からは残業は月45時間以内と決められ、原則45時間以上は働けません。ただ、未だに残業を申告しづらい風土があるので、サービス残業も多少あるようです。
マネージャー職以上は残業代の支給はありませんが、その分ベースが高く設定されています。
以前の残業代は50%割り増しでしたが、法定通りの25%割り増しに変更となり、マネージャー職未満が残業で大きく稼ぐということはなくなりました。その分、残業時間が削減され、ワークライフバランスは改善されています。
アクセンチュア社員の年収に対する口コミ
アクセンチュアの現役社員・元社員から寄せられた年収に対する評判・口コミをいくつかご紹介します。
同年代の他業界と比べると年収が高いという声が多い反面、同じコンサルティングファーム業界の中では低いという口コミが多かったです。
また、成果が出せなければ、別の部署へ異動させられるという口コミもしばしば。
一方でしっかりと成果を出せば、その分年収に反映されるのでモチベーションが保てるという口コミも多数寄せられていました。
年収に対する良い評判・口コミ
ランクが上がらなくても、毎年の評価分が加算されるので給与ベースは上がっていきます。
マネージャー職未満は、ボーナスこそ出ませんが、残業代と住宅手当が支給されるので、もらえているなという実感があります。
同年代のビジネスマンよりも高い収入が手に入ります。欲しいものも買えますし、自由な生活が手に入ります。
若いうちからとにかく稼ぎたいという人にはオススメの環境だと思います。
マネージャーになると、ボーナスの支給が手厚くなるので、成果を出せばより年収に反映されやすい。
やった分だけ稼げるというところはよりモチベーションに繋がっている。
マネージャーの時よりもさらに年収ベースで500万程度アップした。
プレッシャーや責任ももちろん大きくなっているが、報酬には十分満足している。
なりたての頃でも、年収は2000万円を超える。仕事はかなりハードだが、プロジェクトを自分が動かしているというやりがいはなにものにも変えがたいものがある。
年収に対する悪い評判・口コミ
コンサルタントと比べて給与ベースが低いことに不満をいただいているエンジニアも多い。
入社6年目の経験のあるSEが入社2年目のコンサルタントと同じ給与で働いているというケースも。
所属するプロジェクトによって忙しさも財政的にもまちまちなので、同期でもかなり年収に開きがでる。
最近は是正されてきているが、財政的に厳しいプロジェクトに所属すると、忙しいのに残業をあまりつけられないということもあった。
現場の忙しさは変わらないものの、残業の規制や賞与の回数が年2回から1回になるなど、毎年の給与改定によって徐々に稼ぎにくくなっていると感じる。
稼げる一方で、求められる成果もかなり高く、仕事ははっきり言ってハード。
成果が出せなければ別の部署へ異動させられるというケースもしばしば。
戦略コンサルだと、同業他社のコンサルティングファームと比べると、年収ベースは低め。
IT部門であれば、他のSIerのITコンサルよりは水準は高いと思うが。
アクセンチュアへの転職を成功させるには
アクセンチュアは世界最大のコンサルティングファームとして知名度も高く、各地から優秀な人材が応募してくるので、内定を獲得するには相当の準備が必要となります。
そのため、少しでも内定獲得率を上げたい人には転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントでは、ケース面接など過去のアクセンチュアの出題傾向を分析して対策を実施してくれるため、内定獲得率を上げられる可能性があるからです。
個人で対策する場合、自分の推測だけを頼りに対策を進めることになるので、少しでも内定に近づくには個人で挑むより、エージェントを頼るほうが得策でしょう。
ただ、担当のキャリアアドバイザーによってサポートの質が異なるので、まずは2~3社複数登録して、そこから自分に合ったキャリアアドバイザーと転職活動を進めていくのがベストですね。
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評価はプロジェクトの直属上司と、それとは別に割り当てられているキャリアカウンセラーとの間で相談して決められます。