TOEIC転職で有利になるのは何点から?保有スコア別に解説!
TOEIC(トーイック)を活かした転職を検討する人に向けて、何点から有利になるのかご紹介します。TOEIC(トーイック)のスコアを活かせる業界・職種、活かせる企業例も合わせて解説します。
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TOEICが転職で有利になるのは700点以上
TOEIC(トーイック)が転職で有利になるのは、700点以上だと言えます。
実際にIIBCの「英語活用実態調査2019年度」によると、企業が海外部門の社員に期待する平均TOEIC(トーイック)スコアは690点と記載されています。
これはあくまでも平均値のため、外資系企業の場合はさらに高いTOEIC(トーイック)スコアが求められる傾向が見られます。英語を使った仕事がしたい人は、700点以上を目安にするのが望ましいと言えますね。
ちなみに、外資系企業の場合はTOEIC(トーイック)よりもTOEFLを重視するケースもあるため、事前に情報収集しておくことをおすすめします。
TOEICが転職で有利になる理由
TOEIC(トーイック)のスコアは海外部門でなければ意味ないのではないか、そう思う人も実際には多くいるかと思いますが、実はそうではないんです。
TOEIC(トーイック)が転職で有利になる理由は、企業が社員に対して英語スキルを求めているからなんです。
こちらについてもIIBCの「英語活用実態調査2019年度」を見てみると、企業が社員に求める知識・スキルの1位が英語となっています。
新卒採用位においては49.1%、英語を使用する部署の中途採用においては53.8%がTOEIC(トーイック)のスコアを要件または参考にしていると回答しています。
では、次に年代別にTOEIC(トーイック)の必要性について解説していきますね。
上記3つのパターンについて、次でさらに詳しくお話していきたいと思います。
20代の場合
20代の場合は、第二新卒としてスキルや経験よりもポテンシャルが評価されやすい傾向にあります。そのポテンシャルを図る際の材料として、TOEIC(トーイック)のスコアがチェックされます。
とくに応募者が多い企業では、人材を絞り込むためにTOEIC(トーイック)のスコアを採用基準にしている場合もあります。なぜなら、応募者間の英語力を比較しやすくなるからなんです。
また、採用担当者自身もTOEIC(トーイック)を受験しているケースもあるため、自身と比較をして応募者の英語力を評価できる強みもありますね。
30代の場合
30代の場合は、出世が影響しはじめてきますよね。その中でも事業を海外展開している企業では、海外出張や赴任をする機会があり、それが出世に繋がってくるケースも少なくありません。
IIBCが公表している「英語活用実態調査2019年度」によれば、海外出張者の選抜をする際にTOEIC(トーイック)のスコアを要件・参考とする可能性があると回答した企業は49.4%、海外赴任者は60.2%であるというデータが出ています。
また、要件・参考とするTOEIC(トーイック)の平均スコアは、海外出張者が620点、海外赴任者が635点となっています。海外出張や赴任をする際には、TOEIC(トーイック)のスコアは700点以上であるのが無難だと言えますね。
40代の場合
40代の場合は、昇進や昇格をする際にTOEIC(トーイック)のスコアが絡んでくるケースが見られます。
実際にこちらもIIBCの「英語活用実態調査2019年度」によれば、係長・主任への昇進でTOEIC(トーイック)のスコアを要件・参考とする可能性があると回答した企業は38%、課長が43.4%となっており、部長が34.2%、役員が32.2%であるというデータが出ています。
40代の場合はこれまでのキャリアもあるため、自然と求められる英語力も高くなる傾向があります。ですので、目指すべきスコアとしては700点〜750点くらいを目安にすると良いかもしれませんね。
転職に活かせるTOEICスコア【スコア別】
TOEIC(トーイック)のスコアを活かした仕事に携わるためには、具体的にどのくらいのスコアが必要になるのかまとめてみました。
あくまでも目安ですので、参考程度に留めておいて頂けると幸いです。
上記の4つについて、次でさらに詳しくお伝えしていきますね。
600点
TOEIC(トーイック)のスコアが600点くらいだと、ある程度の英語が理解できており、長文であったとしてもきちんと聞き取り、英語で会話できるレベルですね。ただ、複雑な英語の場合は理解が難しいこともあるかもしれません。
TOEIC(トーイック)のスコアが600点台の場合ですが、転職市場ではあまり英語力が評価されない可能性があります。
なぜなら、IIBCの「TOEIC Program DATA&ANALYSIS 2020」によると、社会人の公開テストの平均スコアが612点であるとデータが出ているからです。
つまり、600点台は平均点と変わらないからこそ、評価してもらえない可能性があるんです。
ですが、履歴書には十分記載できるスコアなので、アピールすることは可能です。とくに日系企業においては、評価してもらえる可能性があると言えますね。
700点
TOEIC(トーイック)のスコアが700点くらいだと、ある程度の複雑な英会話ができ、読み書きも不自由なくこなせるレベルですね。
TOEIC(トーイック)のスコアが700点台の場合は、企業側から英語力が高いと評価してもらえる水準だと言えますね。
「TOEIC Program DATA&ANALYSIS 2020」によると、海外部門の平均スコアは663点となっています。
だからこそ、TOEIC(トーイック)のスコアが700点以上であれば、英語力があると評価してもらうことができます。700点以上あるなら、国内の日系企業への転職を希望する際、十分武器としてアピールが可能でしょう。
ちなみに、外資系企業への転職を検討する場合は、最低限欲しいスコアがこの700点以上となります。もちろん企業により違いが生じるので、事前にコーポレートサイトにある採用情報などをチェックしてみましょう。
800点
TOEIC(トーイック)のスコアが800点くらいだと、文章の細かい部分まで理解することができ、ビジネスシーンでも意見交換できるレベルですね。
TOEIC(トーイック)のスコアが800点台の場合は、試験の正答率が80%を超えているため、海外事業部のある企業や海外製品を扱うような企業から評価してもらえます。
国内の日系企業に転職する際に周囲の応募者と差をつけることができますし、外資系企業においても採用基準をクリアできる場合がほとんどだと言えますね。
企業側から、簡単な日常会話だけではなく、ビジネスとしての書類業務や電話対応も問題なくこなせる人材だと評価してもらえるはずです。
900点以上
TOEIC(トーイック)のスコアが900点以上だと、英会話や文章の読解・聞き取りなど困ることはほとんどなく、スムーズにこなせるレベルですね。
TOEIC(トーイック)のスコアが900点以上の場合は、外資系企業において語学力に不安や懸念を感じることなく、即戦力として活躍することができます。
ちなみに、転職難易度が高い外資系企業の求人でも必須とされるスコアとなっています。
ただここで注意したいのは、900点以上を採用条件に入れている企業の場合、英語が社内の公用語であったり、外国人の同僚や上司に囲まれていたりする可能性が高いことです。
また、英語力があることを前提にした業務をおこなう可能性があります。
こうした企業への転職では、試験のスコアだけでなく、英語を利用した仕事の実務経験の有無が問われることも少なくありません。
TOEIC(トーイック)のスコアが900点以上ある人で、外資系企業への転職を強く希望する場合は、海外事業に携わった実績を積んでおくのが良いでしょう。
TOEICスコアを活かせる業界・職種
TOEIC(トーイック)のスコアを活かせる業界・職種について、気になるところですよね。そこで、以下に活かせる業界・職種をまとめてみました。
上記2つの職種について、詳しくお伝えしていきたいと思います。
商社
1つ目は商社です。商社は海外との取引も多いため、TOEIC(トーイック)のスコアが活かせる仕事の1つですね。
商社の仕事は、輸出入貿易ならびに国内小売業への販売や仲介、物流といった商取引をおこなうことです。製品などのモノに限らず、幅広い分野を扱っており、具体的には以下のような事業をおこなっています。
- 商品の仕入れや輸送、販売まで含めた物流事業
- 外国為替や先物取引などの金融事業
- 在庫管理システム提供などの情報事業
- 子会社や他事業者への投資事業
商社は大きく「総合商社」と「専門商社」の2つ分けられています。
総合商社は複数分野で様々な事業をおこなう商社のことを指します。具体的には三菱商事や伊藤忠商事、住友商事が挙げられます。
一方、専門商社は扱う分野・事業を絞っているので、専門性が高いのが特徴です。それぞれ商社の得意分野に特化しています。具体的に挙げるなら、家具を扱うアイリスオーヤマや、プリンターの販売をおこなうエプソンですね。
いずれの商社でも仕入れや輸送で海外と取引する機会が多く、求人条件にTOEIC(トーイック)スコアが入れられている業種です。海外向け事業の担当になれば、英語力を存分に活かすことができます。
総合商社への転職を検討している人に向けて、詳しく解説している記事があります。興味がある人はこちらも読んでみてくださいね。
海外営業
海外営業は商社や有形メーカーに多い職種で、海外企業や個人に向けて営業活動をするのが仕事です。
海外営業には海外赴任で現地に常在する場合と、基本的に日本国内から現地法人や販売代理店とやり取りする場合の2種類があります。
日本国内で活動する場合は、販売やプロモーション戦略の立案・管理が主な仕事になりますね。現地法人の社員との連絡や書類作成で、英語が必要な場面が出てきます。
海外赴任の場合は、上記に加えてマーケティングや現地企業との交渉も業務に含まれます。国内で活動するよりも、さらにハイレベルな英語力が求められると言えますね。
このように、業務上一定の英語力が必要なため、海外事業に力を入れている企業では、TOEIC(トーイック)やTOEFLのスコアを海外営業の選抜条件に入れているケースが少なくありません。
【無料】英語力を活かした転職なら、年間3000人の転職相談を受けているすべらないキャリアエージェントにぜひご相談ください!TOEICスコアが転職で活かせる企業例
TOEIC(トーイック)のスコアを転職で活かして働きたいけれど、どんな企業なら可能なのか知っておきたいですよね。そこで、以下にTOEIC(トーイック)のスコアを活かして活躍できる企業を3つ挙げてみました。
上記3つの企業の詳細について、次でお話していきますね。
楽天
1つ目は「楽天市場」というeコマースサイトを運営している楽天です。
ネットショップを含むeコマース事業を軸に、広告やメディアのWebサービス・携帯電話事業や金融業、エネルギー関連事業など、何十種もあるサービスを幅広く手がけています。
楽天はグローバル化に力を入れており、英語を重視している企業です。その取り組みの一環として、社内公用語に英語を採用していることはよく知られていますよね。
強制的に英語を話す仕組みができているので、英語の使用頻度が高く、これまで培ってきた英語力を発揮できる転職先と言えます。
実際に楽天のコーポレートサイトにある採用情報には、FFEコーディネーターやWebディレクターの英語要件の部分に、TOEIC(トーイック)650点以上と記載されています。
また、品質保証リーダー・マネージャー(EC)やオートメーションテストエンジニア(EC)は歓迎されるスキル・経験の部分にTOEIC(トーイック)800点以上と記載されています。
この2つのポジションについては、800点以上ない人は入社後、一定期間中に取得してもらうとも記載されています。さらに、事業開発・管理課・新規事業開発は必須要件にTOEIC(トーイック)800点以上と記載があります。
このように、全職種共通でTOEIC800点以上(職種によっては600点以上)の英語力が必要となっていることがわかりますね。
以下の記事では楽天に転職するにはどうすれば良いのか解説しています。
ファーストリテイリング
2つ目は、ユニクロ(UNIQLO)やジーユー(GU)、セオリーなど複数のブランドを世界中で展開していることで知られているファーストリテイリングです。
素材調達から企画、生産や販売までの一貫したプロセスにより、高品質な服をリーズナブルな価格で販売しています。売上規模は、世界のアパレル製造小売業の中で第3位となっています。
展開している店舗数は、2020年8月時点で国内が831店舗、海外は1,089店舗と出店拡大させています。
職種によりますが、ビジネスレベルの英語力が求められるため、TOEIC(トーイック)のスコアを活かすことができます。
実際にファーストリテイリングのコーポレートサイトにある採用情報には、商品マーケティングの職種に必須要件としてTOEIC(トーイック)700点以上と記載されています。
他の職種については、応募資格や歓迎条件の部分にビジネスレベルの英語力と書かれているので、TOEIC(トーイック)のスコアが役立つはずです。
以下の記事ではファーストリテイリングの中途採用や面接傾向について解説しています。こちらもぜひ目を通してみてください。
三菱商事
3つ目は、5大商社の中でも最も売上高の大きい三菱商事です。
天然ガスグループや総合素材グループなど、事業内容を10分野に分けています。各グループにおいて、入社後のキャリアパスで海外の事業会社にてマネジメントをするなど、海外駐在の機会がある部門がほとんどのようですね。
実際に三菱商事のコーポレートサイトにある採用情報をチェックしてみると、天然ガス事業バリューチェーン上の関連業務精通した人材という求人募集には、必須要件の部分に海外事業投資先やJVパートナーと高度な交渉ができるレベルの英語力(TOEIC860以上)という記載があります。
また、自動車川下バリューチェーン事業や自動車の海外新規事業、モビリティ事業の開発・推進の求人では、必須要件にビジネスレベルの英語力もしくは業務遂行に十分な英語力と明記されています。
ですので、ビジネスレベルの英語力があるとアピールする際に、TOEIC(トーイック)のスコアを役立てることができます。
以下の記事では、三菱商事への転職難易度をはじめ、求人情報や企業情報の詳細について解説しています。
TOEICスコアを活かした転職先の探し方
TOEIC(トーイック)のスコアを転職に活かすには、海外展開している事業を持つ企業を転職先として選ぶのが望ましいと言えますね。その転職先の探し方については2つの方法が挙げられます。
上記2つの探し方について、さらに詳しくお話していきたいと思います。
コーポレートサイトを調べる
1つ目の方法は、コーポレートサイトを調べることです。基本と言えば基本ですが、これが有効な方法です。コーポレートサイトを見ることで、社長の人となりや企業情報、具体的な事業内容を知ることができます。
その中でも下記の条件に当てはまるような、海外事業に注力している企業を転職先に選ぶと、TOEIC(トーイック)のスコアを活かせる仕事に携われる可能性が高いですね。
- 海外営業部が設けられている
- 外資系の企業
- 海外向けのサービスを展開している
海外事業と聞くと海外拠点を複数持つような大企業を想像しがちですが、成長しているベンチャー企業も積極的に海外展開をおこなっている傾向があります。
転職エージェントに相談する
2つ目の方法は、転職エージェントに相談することです。
転職エージェントにはキャリアアドバイザーがおり、どの企業がどのような人材を求めているのか詳細を把握しています。あなたの希望条件やスキル・経験、抱えている悩みを丁寧にヒアリングしてくれます。
その上でTOEIC(トーイック)のスコアを活かせる転職先候補の中から、あなたの強みを活かせる企業を探し出して提案してもらえます。
また、もう1つの利点として数多くの非公開求人を保有している点が挙げられますね。この非公開求人はその転職エージェントによって異なります。
特定のスキルが要求される高度な職種や大手企業の場合は、非公開で募集されることも珍しくありません。
あなたのハイレベルなTOEIC(トーイック)スコアを転職エージェントに伝えておけば、英語スキル必須の非公開求人を紹介してくれる可能性があります。
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いくら高いTOEIC(トーイック)スコアを持っていても、それだけでは転職活動は成功しません。
とくに20代はスキルや経験よりもポテンシャルが評価されやすい傾向にあり、その材料としてTOEIC(トーイック)のスコアは有効ですが、大切なのはあなた自身をどうやってアピールするかです。
すべらないキャリアエージェントは20代の転職サポートに特化しており、転職市場においてどのようにアピールするのがいいかを熟知しています。
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