転職Bar店主が語る〜活躍したい20代のための仕事論〜

やすさん 取材 インタビュー

    この記事を書いた人
    末永 雄大
    アクシス代表取締役社長。リクルートキャリアで様々な企業の採用支援を経験、MVP6回受賞。転職エージェントや有料転職相談サービス「マジキャリ」など複数サービスを展開。Youtubeの総再生数は200万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」

    今回は、リクルートのOBという繋がりで9年前に知り合って以来、末永の相談役としてお世話になっている、転職BAR店主の鈴木康弘さんをゲストに招いてお送りします!

    鈴木さんの著書である「年収300万円の残念な働き方」を題材に、『年収を上げたい20代のビジネスパーソンが身に付けるべき基本的な考え方や習慣』について対談していただきました。

    「年収が上がらない…」「仕事が楽しくない…」キャリアに悩む全てのビジネスパーソンに向けて、普段周りの上司や先輩は教えてくれない(かもしれない)、厳しくも愛ある本音のアドバイスをお届けします!

    想いも内容もギュッと詰まった濃い記事になっているので、ぜひじっくり最後までご覧ください!

    鈴木康弘さん

    銀座の隠れ家BAR「助家」 店主

    23歳
    新卒でリクルートエージェント(現リクルートキャリア)に入社

    26歳 転職
    フィジー留学のベンチャーに飛び込む
    海外の現地法人の責任者や本社の取締役を経験

    29歳 起業
    転職相談Barをオープン
    経営の傍ら大手人材会社などの採用支援も行う

    34歳 海外就職
    某外資系のステーキレストランで新規店舗の立ち上げと採用責任者として現地人材の採用を経験

    現在 ふたたび起業して39歳
    銀座の隠れ家BAR「助家」の経営の傍ら、人事系フリーランサーとしても活動中。
    顧問先の1つである(株)Branding Engineerでは、Tech Stars事業部(人材エージェント事業部)のCHDO(チーフ人助けおじさん)を務める

    転職屋さんが書いた「転職するな本」

    末永:やすさんがこれまで出された本の中でも、この「年収300万円の残念な働き方」は、切り口が変わっていてとくに面白い。
    すごく勉強になるので、社内でも大量に購入して、社員やインターン生にも読んでもらってるんですよ。

    鈴木: 「転職しようよ本」っていっぱいあるんですよ。
    でも、転職せずに、「仕事をもっと楽しくしようよ本」って少ないし、あっても自己啓発本が多い。
    転職屋さんが書いた「転職するな本」ってほぼないので、書きたかった。

    末永: タイトルもかなりキャッチーな感じですけど、年収ゾーンを分けた助言・アドバイスっていうのは、本当にわかりやすくて面白いですよね。

    鈴木: 大体年収レンジによって、その人のビジネススキルや思考ってカテゴライズできるんですよ。(※下図参照)

    末永: この年収別のピラミッド図はすごくユニークで面白いですね。

    鈴木: 年齢なんかも書いてますね。
    これはスムーズにいった場合で、スムーズにいかなかったとしても凹む必要はないです。
    1歩1歩着実に上がればいいです。

    末永: 実際それぞれの課題があって、それを乗り越える壁みたいなものがやっぱりあるんですか?

    鈴木: そうですね。
    それぞれの年収によって求められることや評価ポイント、ぶち当たる悩みも違います。

    この本って、自分がキャリアを積む上で全部実際に当たった壁なんです。
    ちょうど私がその年収の時にぶち当たったことを書いています。笑
    つまり私自身の失敗の振り返りであり反省文です。笑

    末永: 今回は本の内容を取り上げつつ、20代のビジネスパーソンに多い悩みや不安、疑問についてお聞かせいただきたいと思っています!
    よろしくお願いいたします!

    鈴木: もちろんで〜す!!!

    今回のお題

    1. できるビジネスパーソンの特徴って?
    2. 自分のやりたい仕事をやらせてもらえない
    3. 同じことを何度も叱られる
    4. 上司と馬が合わない
    5. 同僚が協力してくれない
    6. 今の仕事が向いていない
    7. 転職して年収をあげたい

    できるビジネスパーソンの特徴って?

    デキるビジネスパーソンの特徴、一方でちょっとイマイチ…というビジネスパーソンの特徴はありますか?

    鈴木: 気を抜いてるオフタイムである飲みの場は、めちゃめちゃ差がでます。
    飲んでる時ダメな人って出世しない。笑
    飲んでる時にちゃんと他の人に気配りができてマナーのある人って、現時点でそんなに成功してなくてもかなり高い確率で必ず上にあがります。

    末永: これまでの多くの転職相談者のキャリアをキャッチアップしていくと、そこに相関性があると。

    鈴木: あります。
    もうかれこれ16年間人材に関わる仕事をしてきて、1万人以上の経年変化をみてきました。
    23歳の時に出会った人は38歳になってるし、当時池袋のバーであった21歳の学生だった人が31歳になるところをみてるんですよ。

    上手くいってる人に共通するのは、結局ちゃんと挨拶できるとか、敬語がちゃんと使えるとか、「ビール!」じゃなくて、ちゃんと「ビールいただけますか?」って言えるとかそういうことだったりします。

    末永: 空気を読めるとか、マナーとかそういうことなんですか?

    鈴木: まとめると「メタ認知能力」です。

    やっぱり周りの人の状況がどれだけ見えていて、他者に対して感じ良く接することができるかなんですよ。
    感じの良い人には、教えてくれる人がたくさん現れて結果的にその人は成長速度が速くなります。
    教えられ上手は伸びる。その逆もまたしかり。

    オフタイムの飲みの場でも意識せずにできている人って、このメタ認知能力が高い人だと思います。

    末永: 仕事って、色々な利害関係者と関わる中で、双方の利害や感情を察知した上で、自分の意思を通したり、調整していくことが求められますよね。

    鈴木: そう、全員の立場になり切れるかどうか。
    その中で自分がどう立ち居振るまえば全員にとっての一番いい望むべき姿になるかを模索しなきゃいけない。

    転職活動だろうが、仕事だろうが、自己客観視でしかないので。
    気づく力って人によってすごく差が出ますね。

    末永: それが、20代のキャリア形成においても重要ということですね!

    結論

    できる社会人になりたいなら「メタ認知力」を磨くべし!

    メタ認知力を上げるには、我欲を捨てよう

    末永: メタ認知力を高めるにはどんなことを意識していけばいいんでしょう?

    鈴木: ずばり、我欲を滅しましょう。笑

    欲を捨てるっていうのはなかなかできないので、欲があるという自分を認識することですね。客観視する。

    人って、他人から見える「自分」のことは気にするけど、他人のことが見えてなかったりする。

    相手の都合に対して意識を100%集中できると、相手の欲や喜び楽しみに敏感になれると思いますよ。

    末永: 捨てるとかではなくて、切り離して考えるということですね。

    鈴木: お客さんのためを思えってどんな会社でも言いますけど、お客さんのためを思う比率を増やそうと思ったら、自分のためをどれだけ忘れられるかです。

    僕も我欲が強いほうですけど、だんだん自分のことを達成していくと、薄くなってきますね。

    若手の20代でも年収800万位いくと、徐々に我欲がなくなってきて、他人の欲に対して意識を持つ余裕が出てくると思います。
    好きなもの食べて、好きなところに旅行にいけて、好きな仕事ができるようになると、自分の業績よりも部下の業績のほうが気になったりとか。

    だんだん利他の心っていうのが芽生えてくると思うんですよね。

    自分のやりたい仕事をやらせてもらえない

    自分のやりたい仕事をやらせてもらえません。
    上司は「いいからとにかくやれ!」ばっかり。この会社でよかったのかな…と不安になることがあります。

    末永: 「給料払ってるんだからやれ」という会社も多いし、ちゃんと真摯に教えてくれる上司が少ないっていうのは一つ問題ですよね。

    もう一個は社会的風潮で、「そういう会社や上司=ブラック」って決めつけてしまいがち。
    ここがすごく課題だと思ってます。

    鈴木: 私は、「やれって言われたらやれよ」派です。

    僕も新卒でリクルートに入った時は同じ不満があった。笑
    上司に噛み付いたり反論したり、逃げたりもしてたし…苦笑

    でも、これって順番があって。まずは、やること決まってる仕事をこなしまくって筋トレする。
    するとようやく、やることが決まってない正解のない仕事が与えられる
    わけなので。

    まずはやることからです。

    鈴木: 上司は、自分より5倍10倍仕事やってきてる人なんで。
    彼らの業務指示をきいたほうが、数字を出せる可能性は高いです。

    会社というものは、そこで数字を残した先にやりたい仕事に挑戦できる権利が徐々に与えられていくようにできています。

    わがままな人ほど一回お金を稼ぐことですね。
    自由を手に入れるんだったら、まずは年収600万。


    年収600万超えないと結構選べないんですよ…
    そこに気づいたので、すごく辛かったし、人の言うことを聞くのが僕自身嫌だったけど、結構踏ん張りました。うん。

    末永: 転職支援していてもまさに、600万円以上の人が選べる立場になるっているのは、かなりリアルですね。
    企業からのオファーの内容が変わってきます。

    鈴木: 600万もらうのって結構簡単で、粗利で考えるといいんですよ。

    実は会社って稼いだ粗利の15%〜30%ぐらいもらえるようになってるんですよ。仮に25%とすると、会社に2400万の粗利を持ってくればいい。
    粗利で3000万稼いだら一丁前です。何を売ろうと。

    5000万言ったらかなり強いね。
    どこ行っても年収1000万ぐらいもらえますよ。
    もらえないとしたら払いが悪い会社なんで転職を検討してもいいかも。

    「仕事のスキル」とか「キャリアアップ」って言葉は抽象的でフワっとしていますが、「自分が仕事で稼ぐことのできる粗利の金額」に引き直すと、 大抵の業種共通で「ビジネス戦闘能力」は定量的な目安として計ることができると思います。

    結論

    まずは与えられた仕事で成果を出すこと。
    その先に自分のやりたいことをやらせてもらえる機会や環境が用意されている

    同じことを何度も叱られる

    周りの同期よりも上司から指摘されたり、怒られることが多く、嫌われているのでは…?と不安です。

    鈴木: 僕も叱られるの嫌いだったんですけど、自分が部下を持った時に、一番辛い仕事って「人を叱ること」だった

    わざわざそんなことをなぜその人に対してやるかっていうと、愛してるし、良くなって欲しいから叱ってるんです。

    ほんとにどうでもいいやつには叱らない。笑

    末永: その内容を前向きに真剣に受け止めて、改善やステップアップに向かっていくのが合理的であるということですね!

    鈴木: 逆に叱られなくなったらおしまいですよ。
    悪いところを教えてもらえなくなっちゃうわけですから。成長できなくなってしまう。

    結論

    叱られているうちが花。
    期待されているからこそ叱られる。自分の成長機会として捉えるべし。

    上司と馬が合わない

    上司と全然馬が合いません。

    鈴木: 昔言いませんでした?我々も。新卒のころ。
    僕も、上司と馬が合わないって思った事、すごくいっぱいある。
    今思えば僕が変わってましたからね。誰とも合わないです。笑

    僕を使いこなした上司は本当に尊敬してます。笑
    ありがとうございます!
    本当ご迷惑をおかけしました…!

    噛みつくし、暴れるし、吠えるし、いじけるし、ひどかったなぁ…苦笑

    鈴木: 馬が合わないと、若手のうちって仕事上不利になるので。可愛がられてるほうが得っすよ。

    「ごまをすれ」という意味じゃなくて、ちゃんと好感度を持って上司の協力を取り付けるっていうのってすごく大事なスキルだと思います。

    将来、部長職とかになったら役員の協力を取り付けて、自分の部隊の部下たちが働きやすい環境をメンテナンスするのが仕事になってくるじゃないですか。それの練習です。

    まずは自分自身の与えられた環境を、上司とネゴって握って作るっていう練習試合だと思ってください。

    末永: そういう長期視点でみると、今の上司との関係性も素振りや練習であるっていう。

    鈴木: 確かにムカつく人や自分と考えが違う人は多い。
    でも、そもそも上司と考えが合うことってあり得ないです。

    なぜかというと、部長は部長の視界で物をみてるんですよ。
    もし一緒だったら、あなたが部長になれるじゃんって話。合うはずがないんです。

    末永: その上司や部長は、その役割とか視点視座から発言している、という風に捉えるべきということですね。

    鈴木: ただ現場の事が100%見えてるとは限らないので、 そこに関して「お前はどう思う?」と聞いてくれる人はとても素敵な上司ですね!

    可愛がられるコツなんですけど、学生時代とか自分自身が可愛がった後輩ってどういう人かを考えてみればいい。
    素直に先輩の話を聞くとか、言われたことをすぐにやるとか人懐っこく接してくる、あとは頑張るとか?
    そうすると、好きって感じるんだよね。そういう人は可愛がられるので、得しますよ!

    結論

    可愛いがられる部下・後輩になって、仕事で同期に差をつけるべし!

    同僚が協力してくれない

    同僚が協力してくれず、仕事が思うように進みません。

    鈴木: 僕も、新人の時はめちゃくちゃ言ってましたね。笑
    まずは、他人に迷惑をかける仕事の振り方をしてないかな?って考えてみましょう。

    末永: 他人に迷惑をかける仕事の振り方ってあんまり20代のプレイヤーの方々って意識してない事が多いと思うんですけど、例えばどういう事ですか?

    鈴木協力してもらえないのには、必ず何か原因があります。
    もちろん協力的じゃない人間も中にはいる。
    でもみんながみんなに協力してもらえないとしたら、自分に何か原因がある。
    それが何かって考えたらいいわけです。

    仕事を依頼する時、こんなことしてませんか?

    • 相手への依頼事項を明確にしない
    • 最も少ない語数で、最速で正確に伝わる文章になっていない
    • 依頼する相手の担当範囲を確認していない
    • 依頼する相手の手が空いているかを確認していない
    • 期限を明確にしていない
    • 仕事の発生した背景を説明していない
    • 仕事を受けてもらったのに感謝の念を伝えていない

    鈴木: 相手に気持ちよく、ちゃんと期限を明確にして、背景や意図をちゃんと伝えて、手は今あいていますか?その人の責任範囲ですか?やっていただいたら、ありがとうございます、よろしくお願いしますってやればいい!

    末永: 意外とこれも、上司が教えてくれなかったりしませんか?社会人になっても。

    鈴木: 僕は同僚の隣のリーダーさんとかに、めっちゃ教わりました。
    いわゆる、「ビジネスマナー」というやつです。

    世の中にある仕事の99.8%ぐらいは、誰かがやりたくないめんどくさい仕事をお金をもらって代わりにやる代行業です。
    にもかかわらず、自分自身がお金をもらってる時にめんどくさい仕事を増やしてたら、お金をもらう権利ないです。笑

    めんどくさいことを減らして、周りとスムーズにやるのが仕事なので。
    仕事の圧倒的な基本です。

    周りの同僚や先輩を観てみれば、必ず協力してもらうのが上手な人はいるはずです。
    なんでだろう?ってその特徴とか行動を把握して、自分で真似してみてください。
    そうすると結構人って協力してくれます。

    末永: その視点を持てると、だいぶ仕事や職場の見え方が変わりそうですね。

    鈴木: 一人で戦い続けるのはきついからね。
    助けてもらってなんぼですよ。仕事は。

    結論

    頼み上手・巻き込み上手になって、最大成果を目指そう!

    今の仕事が向いていない

    今の仕事が向いていません。転職すべきでしょうか?

    鈴木: 結果がでない環境もありますね。ぶっちゃけ。
    同期が十人いて、十人が総じて結果出てなかったら、これは会社の仕組みが悪いです。
    ただ、自分以外のみんなが結構結果出してるのに、自分が全然結果出せてないとしたら、これは自分のせいだよね。

    なので、自分のせいであるという風に考えて改善する努力をしてみて損はないです。

    ただし、どうしても仕事が向かないケースもありますよね?
    向いてない場合は、もし大手にいるなら、転職を考える前に、異動を検討してみてください。

    ベンチャーの場合だと、成果の出ない人を活用してる場合ではないんですよ。
    ところが、大手企業の場合は、部署ってたくさんある。

    最初に配属された1つの部署が「合わない」と思ってしまっただけでやめてしまうのは非常にもったいないです。
    他の部署にやってみたいかも?な仕事があるんだとしたら、ぜひその部署の人に話を聞きに行ってみてください。
    やりたい仕事が見つかる可能性は結構あります。
    異動したらモチベーションが爆発するかもしれないし、この仕事だったら成果出せるかもなっていうのがあるかもしれない。

    末永: 結構気まずくないですか? 成果出せてないのに、やりたい事があるので異動しますって…

    鈴木: 実は僕の体験談なんですけど。笑
    成果出すと、逆に異動しにくくなることもあります。
    自分が組織長だったら、成果出してる人をカンタンには異動させないですよね?

    僕は入社当初から異動がしたくてしたくて、1年目で営業目標147%達成したんですよ。
    で、異動願い出したんですけど無視されたんです。

    その半年後に達成率60%になって、もう会社やめたいですって異動願い出したの。
    そしたら異動できました。笑

    成果が出た人を異動させるんじゃなくて、成果の出てない人を異動させて、会社全体としての生産性を高める仕組みを大手企業は持ってる。

    末永: 逆に1年間はちゃんとやりきるっていうところは、環境のせい、商品のせいにしないで、1年はやりきろうって事ですよね。

    鈴木: 石の上にも3年なんて言いません。笑
    でも1年ぐらい踏ん張ろ。どんな会社に転職しても絶対1年ぐらいは辛い時あるんですよ。
    そこ踏ん張れないとどこでも使えないので。1年は踏ん張ろ。本気で。

    本気で1年やり切って、それでダメならしょうがない。
    それで成果が出るとだんだん面白くなってくる。
    1年は必要だね。3ヶ月じゃわからないよ。

    結論

    1年全力で頑張ってみる。それでも「向いてない」と思ったら、転職の前に異動を検討してみよう

    転職して年収をあげたい

    転職活動中です。提示される求人がどれも今の会社より年収が低くて、なかなか良いなと思える転職先が見つかりません。

    鈴木: 仕事って今もらえる給料と将来もらえる給料の2つで構成されます。
    初めからいっぱい給料がもらえる仕事って、将来もらえる給料が上がんなかったりするんですよ。

    僕はリクルート3年目の時、年収600万から年収200万円のフィジー旅行のベンチャーに行きました。400万円ダウンです。
    なんだけど、将来もらえる賃金も上がるし、キャリアの可能性も広がると思って転職したんですよ。

    英語ができる、外国人のマネジメントと商談もできる。
    取締役を経験しているので、経営ができる。
    英語圏の国であれば世界のどこでも事業の立ち上げ責任者ができる。
    これってキャリア価値として1500万ぐらいつくでしょ。

    末永: そうですね。希少価値がありますね。

    鈴木: リクルートにずっといたら、優秀な人たちが多い中で、僕の能力だと年収1500万行かないんですよ、どう考えても。 僕は部長になれない。
    10年後の自分がこのままだったらどうなってるのかな、うーん営業課長年収1000〜1200万だな。って。

    でも、みんながやらない海外とかどベンチャーの経営企画とかマーケとか全部やらせてもらうとぶち抜けるんです。

    ぶっちゃけ、みんなが止めるぐらいの転職のほうが高い値段つきますよ。
    やる人が少ない=希少価値が高い=市場価値が高いから。
    とはいえ、かなりリスクも大きいし、いばらの道ですが…

    って考えると、目先の年収より、一回しゃがんでも年収1000万ぐらい上げに行ったほうがペイするんですよ。

    末永キャリアも投資とリターンって事ですね。
    今の延長線上の未来と、リスクをとって年収を下げてでも投資をしたことのリターンを比べてみて、転職先を検討しようってことですね!

    とくに20代からは、「どんなキャリアや転職先を選ぶのが正解なんですか?」っていう質問を受けることが多いんですが、やすさんはいつもどんなアドバイスをされていらっしゃいますか?

    鈴木キャリアに正解はないです。自分で選ぶ必要がある。
    10年後の世界を予測して、よりバリューが上がりそうなものはなんだろう?と考えてみましょう。

    僕がリクルートを退職した2006年にはリクルートは海外に進出していませんでした。
    社内で海外進出の話なんて一切出てこなかった。
    でも今はどうでしょう?売上高の半分が海外ですよね?
    2006年の時点で、10年後の海外進出を予測して先回りして自分のキャリアを積んでおく。

    未来を予測してハズしたらただの失敗。当てればレバレッジが利きます。
    自分で予測しで自分の意思を込めてリスクを取って挑戦をする。それが「張る」ということです。

    そして自分の選択を正解にするまで覚悟を持って全力でやり切ることが何よりも大切。

    僕が年収200万のベンチャーに転職したのも、それ自体は正解じゃなくて、取締役までなれなければ市場価値は上がらない。

    筋の良さそうなキャリアを選んだら、頑張ってやり切って正解にする!これに尽きます!!

    高い年収くれる仕事って、自分がやりたい仕事はやらせてもらえないんです。
    自分ができる仕事ばっかりをやって成果出すから給料をもらえるわけで。未経験でできることを増やしたければ増やしたいほど年収は落ちますから。

    僕人生で3回、年収半額以下に下げてます。

    末永: 半額って…
    なかなかリスクテイクがすごいですね。笑

    一回年収はしゃがんでも、今投資をしたら、将来どういうリターンを得られるかっていう視点は戦略的なキャリアを描く上で知っておくと良いですね。

    やすさんの今のお話を聞いていると、俯瞰した視点がありますよね。
    自分自身のことと、自分の周りの環境とか業界のマッピングの中での自分の立ち位置っていうのを相対化して捉えている。

    鈴木: 熱っぽく話してますけど、ミスター冷静です。笑

    結論

    転職にも投資とリターンの発想を。投資期間と捉えれば、年収ダウンの転職もアリ!

    末永: そういう意味では、最初におっしゃった「メタ認知」できるっていうのが、キャリアにおいても共通して重要なことなのかなっていうのを感じましたね。

    鈴木: 雇う側の立場に立って考えれば、答えが出ます。
    お金だす側は会社とか経営者なんで。

    末永: まずは同僚とか上司とか身近な利害関係者という視点の目線で自分を見るとか。
    自分がされて嫌なことを人にしないっていうレベルからスタートなのかも知れないですね。

    鈴木: そうですね。

    で、相手が何をしてもらったら気持ちいいか、それをお客さんに対しては結構みんな尽くせるんですけど、社内だと結構目が行かなかったりするんで。

    末永: それも、バーや飲み会の席で自分がどう立ち振る舞うかと一緒ってことですね。

    鈴木: どう立ち居振るまうか、周りがどれだけ見えてるかと一緒です。
    まぁ僕もよく見えなくなって失敗することがいまだにあるんですけど。笑

    「他人の幸せ」に興味を持つことが全てだと思います。

    転職Bar店主から20代の若手社会人のみなさんへ

    末永: 最後になりますが、読者の方に向けてやすさんからのメッセージをお願いします!

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