【徹底取材】既卒・第二新卒に寄り添うキャリアパークの魅力を紹介!

【徹底取材】既卒・第二新卒に寄り添うキャリアパークの魅力を紹介!

    既卒・第二新卒向けの就職支援サービスである「キャリアパーク」。サービスのこだわりや評判、使うべき人などをキャリアパークのキャリアアドバイザーに直接聞いてきました!

    20代で未経験転職を考えている人必見です。

主に新卒採用の領域で、就職支援サービス「キャリアパーク」を展開するポート株式会社。2021年からは支援対象を既卒・第二新卒者に広げた「キャリアパーク 既卒・第二新卒」がスタートしました。

新サービスでは少数精鋭体制ながら、非常に高い柔軟性で多彩な求職者様をサポートしています。今回はキャリアアドバイザーの今井さん、熊野さんに、サービスへのこだわりを伺いました!

今井祐大さん

ポート株式会社 キャリアアドバイザー

2018年4月にポートに入社後、新卒の人材紹介サービスの企業担当や未経験者向けITスクールの立ち上げを担当。2020年から既卒・第二新卒サービスの事業立ち上げを行う。

熊野公俊さん

ポート株式会社 キャリアアドバイザー

高校卒業後に自衛官として勤務していたが、22歳で大学に入学。卒業後は大手人材派遣会社の営業として大阪・香川エリアを担当。2018年3月にポートに入社し、2018年通期MVPを受賞。

キャリアパークのこだわり

すべらない転職編集部:まず、貴社の「キャリアパーク」のサービスにおけるこだわりを教えていただけますか?

今井:基本的に私達は、1回目の面談からすぐに(企業の)ご紹介をしないスタンスを取っています。

何をしたいのか、どんな方向性を目指すべきか。前職からどう改善すればいいか。これらが分からない求職者様は少なくありません。

その「分からない」を言語化した上で、納得感を醸成する。そのうえで企業様をご紹介して、長くお付き合いさせていただくことが重要だと考えています。

若手雇用の幅を広げるのに貢献したい

すべらない転職編集部:「キャリアパーク」が既存・第二新卒向けのサービスに支援の幅を広げられたのは、どんな経緯があるんでしょうか?

今井:事業拡大した背景には、大きく3つの転機がありました。

最初のきっかけは、ポートの「社会の問題や課題にアプローチして、少しでも解決していこう」というビジネスへの考え方から始まりました。

既卒や第二新卒、いわゆるフリーター・ニート層といった20代の非正規雇用労働者の方々は、毎年約200万人ほど継続して存在しているとされています。高卒、中卒の方々の約半数が、非正規労働者になっているのが現状です。

少子高齢化・人口減少という問題を抱える日本で、若手の正規雇用労働者を増やしていかなければならない。一方で、新卒採用は市場として盛り上がりを見せるものの、離職率という課題を抱えています。

今井:20代若手雇用の幅を広げていくべきだ。そういう大きな課題がありました。

この課題に対して「ポートならアプローチできるんじゃないか」という思いに至ったのが、二つ目の転機です。

キャリアパークには、2015年卒から2024卒までの、約100万人の会員データの蓄積があります。対象となる方が多くらっしゃる可能性が高いので、若手の正規雇用拡大を支援できるのではと考えました。

最後の転機は、企業様からの声でした。私達は約1,000社のお取引があり、新卒採用のみならず、既卒・第二新卒の採用ニーズの要望も多く耳に届いていました。

こうした背景が、大きな後押しになったと思います。

すべらない転職編集部:サービスが立ち上がったのはいつ頃ですか?

今井:正式にリリースしたのは2021年2月です。
去年の11月から私1人で企業開拓に専念し、2月~4月初頭までは面接などもすべて1人で担当していました。
4月からは熊野と2人体制で取り組んでいます。

すべらない転職編集部:お2人ですべて回しているんですか!すごいですね……。

最大25回!真摯に向き合う面談スタイル

※キャリアパーク公式サイトから引用

すべらない転職編集部:ここからは、具体的なサービスの流れについて教えてください。

熊野:私達の「キャリアパーク」のサポート内容ですが、まず初回面談で就職先の方向性や自己分析を行い、2回目、3回目を面談を重ねて実際に企業さんをご紹介いたします。その過程で書類添削や面接対策をおこない、内定までをご支援するという流れです。

先述の「初回面談では企業をご紹介していない」というのは、大きな特徴だと思います。 紹介数といった実績よりも「求職者様に良質なサービスを提供したい」というマインド、カルチャーがポートには定着していると思います。

すべらない転職編集部:実際に初回面談から転職先内定に至るまで、どの程度求職者様と接点を持たれるんですか?

今井:平均6~7回ですね。多い方では25回だったこともあります(笑)

すべらない転職編集部:えぇ、すごいですね!

今井:その方は、企業様を紹介するまでに4回ほど面談を重ねました。第一志望で最終面接まで進んだんですが、残念ながら落ちてしまって。またゼロから…というのを2回繰り返した結果、25回まで増えたという感じです。

すべらない転職編集部:通常のエージェントでは、初回面談でとりあえず20〜30社に応募し、「約1週間で判断して受けたいところを教えてください」というやり取りが多いと思います。貴社では、「こういう状態なら紹介する」という明確な基準があるんでしょうか?

熊野プラスとマイナスの情報を提示した上で、それでも希望するという意思表示が見えたときに、企業様をご紹介するようにしています。

不動産業界であれば「数字のコミットを求められる」「稼げるとは限らない」など。こうしたネガティブな情報を聞いても「それでも挑戦したい」と自己決定できる段階に至ったと感じたら、企業様をご紹介いたします。

熊野:ご支援できないと判断したケースでは、率直に「弊社ではご支援できません」とも申し上げているんです。
私達の提供するサービスとの親和性がない場合は、「他社のエージェント様のほうが相性良いと思います」とお伝えしています。

それでも「面談自体を受けて良かったな」と思っていただけるような意識は大事にしていますね。結果的に紹介できない場合でも、1つでも前へ進む手がかりをお持ち帰りいただきたいなと。

未経験者への高いサポート力も魅力

すべらない転職編集部:具体的に、ご支援が難しいケースとはどのような傾向がありますか?

熊野:そもそも転職市場において未経験採用の少ない求人や層が薄い業界などがあげられます。例えばデザイナー職などですね。

こうしたご希望に対しては、「経験がないとなかなか応募が難しい」と率直にお伝えします。

すべらない転職編集部:逆に、キャリアパークが得意とする業種はありますか?

熊野:営業、販売、ITエンジニア、製造など、人材紹介でターゲットになり得るカテゴリーは、おおよそカバーしていると思います。

すべらない転職編集部:ITエンジニアのジャンルで、例えばWEBエンジニアの職種での応募は可能でしょうか?

今井:経験があれば可能だと思います。未経験の方は、未経験からでもチャレンジ可能な求人があるインフラエンジニアをおすすめするケースが一般的です。

すべらない転職編集部:インフラエンジニアでは、例えばUZUZでは「UZUZカレッジ」というスクール形式で転職支援を行っています。貴社の場合、どのような支援を行っているのですか?

今井:まず、インフラエンジニアを提案させていただくと、ほとんどの人がその存在を知らないんです。インフラエンジニア=ITという認識ではないので、その誤解を解くことから始まります。

僕はいつも、道路や建物といった設備と、インターネットは同じだと話すことが多いです。

例えば、金曜ロードショーで『天空の城ラピュタ』が放映されると、Twitterでみんなが『バルス』とつぶやくじゃないですか(笑)。すると、一時的にサーバーが重くなりアクセスしにくくなります。

あれはTwitterのサーバーという箱に、たくさんの人がぎゅうぎゅうに入ってキャパシティがあふれちゃった状態なんですよと。

そこから徐々にイメージを膨らませて、SESのビジネスモデルを説明して、働き方をご紹介して…という感じです。

今井: また、私達も「ネットビジョンアカデミー」というインフラエンジニアのスクールを運営しています。その卒業生の方々が、実際に行っている業務内容などもお伝えします。

もしそこで興味を持っていただいたら、初歩的な知識をまとめたYouTube動画を10本ほど視聴していただきます。少し難しいですが、CentOSの仮想サーバー構築を体験いただくこともありますね。

その過程で面白い、やってみたいと感じたら、実際に企業様を提案します。

一定の勉強や手を動かしての実践を経ているため、他の求職者様と差別化され内定を獲得しやすいと思います。

すべらない転職編集部:なるべく業務イメージにギャップがない状態で、企業様に推薦するんですね。実際に、どんな業種・職種のご紹介が多いでしょうか?

今井:前述のIT業界のエンジニア職、特に未経験からIT業界を目指したい方への支援実績は豊富にあります。

業界では不動産、Web・IT業界など、職種では法人営業・個人営業といった営業職が多いですね。人材紹介、人材教育といった業界も比較的得意です。

熊野「未経験の業種で、どんな職種・企業様を選べばいいか分からない」「どういう業界なら自分が評価してもらいやすいかが分からない」

こうした方々は、じっくり1人1人の求職者様とお付き合いしていく私達と相性が良いと思います。逆に、「求人だけとにかく紹介して」という方は、私達とは合わないかもしれません。

戦略的にCanを増やし、キャリア形成を支援

すべらない転職編集部:サポートの過程で、早く内定が決まる方となかなか決まらない方とがいると思います。お2人が話すように、自分のキャリアステップに不安を抱えている方は少なくありません。

例えば、未経験で正社員経験がない段階からしっかりと収入を得るには、どんなキャリア形成や考え方が必要だと思われますか?

今井:内定がなかなか出ない方は、Can(=できること)とWill(=やりたいこと)の乖離が激しいです。「こうしていきたい」と「自分ができること」とに、大きな差があるというか。

現在ご支援している方々の多くは、Canの範囲が狭い傾向にあります。まずは自分が、どんな位置づけにいるのかを理解する。そのうえで、Willに向けてどうキャリア形成するのかを、さまざまな事例をお伝えしつつイメージしていただく。

このプロセスを、私達は大切にしています。しんどいことやつらいことも、包み隠さずお伝えします。地に足をつけた考え方を持って、1つずつ目の前の目標を達成し続ける。これが収入を上げるために大事ではないかと個人的に思います。

すべらない転職編集部:なるほど。

今井:「やりたいことができないから会社を辞めました」とおっしゃる方を、よくお見かけします。これはまさに、自分ができることが俯瞰的に捉えられず、目の前のことを放棄してしまった典型例かなと。

すぐに自分のやりたいことができて、収入も上がる。そんな夢のような階段は、おそらくないだろうと思います。

すべらない転職編集部:確かに、一足飛びに理想を実現することは非常に困難だと思います。

今井:私はよく、スポーツでたとえています。野球選手になりたくて、ホームランの練習がしたい。でも、ボールにもバットにも触ったことがない。これっておかしいですよね?と。

やはり最初は、走り込みや筋トレ、球拾いをイメージするじゃないですか。ビジネスもまったく一緒です、と。

すべらない転職編集部:まずは、Canを増やしていきましょうということですね。

熊野戦略的にCanを増やして、自分の持っている要素をどう掛け合わせるか。こうした掛け合わせの戦略で、キャリアを作りましょうとお伝えしています。

最長1年以上、最短1週間以内。多彩な就職支援エピソード

すべらない転職編集部:これまでのご支援で、印象に残っているエピソードはありますか?

今井:たくさんあります。

例えば、キャリアパークで唯一の事例で、新卒紹介サービス、ネットビジョンアカデミー、そして私達が新たに展開する既卒・第二新卒向けのサービスを、すべて渡り歩いて内定を獲得した20年卒の方がいらっしゃるんですよ。

すべらない転職編集部:サービスへの信頼がすごいですね。

今井:その方は大学時代に合唱部の部長を務めて、アルバイトでは4年間寿司バーで働いていた頑張り屋さんでした。ただ人と話すときに過呼吸になってしまいやすく、なかなか面接を突破できませんでした。

新卒時も、紹介先がすべて落ちてしまって。そこで、インフラエンジニアになるためにネットビジョンアカデミーに入会しました。

そこで約半年間ご支援しましたが、結局決まらず…。派遣で働きながら、就活は続けることとなりました。

そしてついに、既卒・第二新卒の新サービスで、最終的に製造業に就職が決まったんです。派遣先も製造業で、コツコツ働くことが楽しいと感じられていたようです。結果として、約2年ご支援し続けることとなりました。

熊野:その方は、確か内定まで50〜60社応募しましたよね。

すべらない転職編集部:期間はかかってしまいましたが、その間サポートをお願いし続けられるということは、厚い信頼関係があってこそなのかなと思います。

今井:ありがとうございます。

2人目の方は、日本の大学を卒業後、オーストラリアの大学へ入学後、MBAを取得された27歳の方です。

現地で就職先も決まったんですが、コロナ禍で仕事がなくなり、帰国を余儀なくされてしまったんです。2020年10月頃から就活をスタートを始めて、当初は語学も堪能でMBAもお持ちということで、世界の名だたる企業や国内の総合商社を目指していました。

しかし…。初回の面談で話した時に、能力や性格的なところでこうした企業の就職は難しいと感じました。幼少期のエピソードやどんなことをしたいのか。いろいろお話を聞いて深堀りするうちに、人と人の間を取り持つお仕事が向いているかも?という結論に至ったんです。

そこから人材紹介会社などをご紹介しましたが、なかなか内定が得られず…。同時期に他のエージェント会社ともやり取りしていたのですが、そこでトラブルがありすっかり自信を失くしてしまって。

落ち込んでしまってはいたのですが、まずは英語を生かせる仕事を、という点でご紹介できる企業様を探していきました。そこで見つかったのが、通訳コーディネーターという職種だったんです。

求職者様も興味を持ち、気持ちを持ち直してくれて。面接対策はずっと重ねていたので、スムーズに内定が取れて無事8月に入社されました。

熊野:この方は、最初はご紹介できないと判断したんですよね。時間をかけてお付き合いしたことで、結果的に内定へとこぎつけました。

すべらない転職編集部:お2人とも、ご支援された方のことをすごくよく覚えていらっしゃるんですね。すぐにこうしたエピソードが出てくるのは、すごいなと感心してしまいました。

今井:私の場合、自然と覚えているという感じではあります。お話ししたら勝手に記憶されるというか。

熊野:人材紹介サービス自体が好きというのも大きいです。相手に興味があるというか。

すべらない転職編集部:素敵ですね。これまでのエピソードは、比較的長期間にわたりサポートをされた事例でした。

貴社のサービス紹介では「最短1〜2週間で内定が出るケースがある」とも書かれていますよね。通常の転職活動は平均2〜3ヶ月かかるイメージなので、すごく短いなと。

ぜひ短期間で就職先が決まった事例もお聞かせください。

今井:お子さんが2人いる方で、前職がコロナ禍で大幅に給与がダウンしてしまったため、なるべく早く就職する必要がある方をサポートした際には1週間というケースもありました。

毎日子供との時間を持ちたいという条件を汲みながら、面談翌日に企業様のご紹介、翌日には書類選考、3日目には面接…とスケジュールを進めていき、無事に1週間程度で3社内定を獲得され、無事に就職されました。

熊野:働かないといけない理由がある方は、内定が決まるのも早い傾向があります。
求職者の方の就職希望時期やご状況に応じて、ご支援のスタイルや頻度を柔軟に対応しています。

人生を豊かにする選択を一緒に考えたい

すべらない転職編集部:今井さんも熊野さんも、求職者様ととても真摯に向き合っている姿勢が伝わります。お2人は、普段どんなこだわりをもって仕事をされていますか?

今井:働くということは、人生の大半を占めるものだと思います。福利厚生や給料といった条件も大事ですが、働きがいを見出せないと「なんでこの仕事をやってるんだろう」という気持ちに陥ってしまいます。

私が支援する方が、そういう状態にならないようにしたいということは特に大事にしていることですね。そのためには、言語化と納得感が重要だと考えています。

見えなかった部分をしっかり見えるようにして、「なぜ自分はこの職種を選ぶのか」「何のためにこの業種を選択するのか」を考えていただいたうえで、就職のご支援をする。個人的に、このプロセスにはもっともこだわっています。

ただ就職先を「紹介」するのではなく、キャリアを一緒に作るという立ち位置にこだわっているのが、キャリアパーク一番の特徴ではないでしょうか。

熊野:手厚いご支援と熱心にサポートを特に重視しているので、安心してご相談いただきたいですね。本気で向き合ってくれる温度感を求める求職者様には、私達はピッタリな存在かと思います。

また、私達は2人ともRA(リクルーティングアドバイザー)を兼任しているので、企業様とのマッチングにも強みがあります。

すべらない転職編集部:企業様側の詳細な情報も聞けるということですね。

熊野:今井はもともとRA担当者で、私はCAを中心に担当していました。2人とも両方営業経験者なので、企業様(特に人事担当者様)の事情なども、把握していることが多いと思います。

すべらない転職編集部:幅広い知見を持っていることは、求職者様にとって心強いですね。最後に、アドバイザーとして求職者様への思いをお聞かせください。

熊野:新卒で入社した人材派遣会社で営業職をしていたのですが、職場を見渡していて、自分の可能性を見出せず、ポジティブなチャレンジができない方が多いと感じたんです。

就職活動中って、「何をやりたいの?」「将来的にどうなりたいの?」としきりに聞かれるじゃないですか。

すべらない転職編集部:そうですね。

熊野:ですが、多くの人はそうした目標がありません。仕事にウェイトを置くことが正しいケースもあれば、正しくないケースもあります。

私は就職支援を通じて、お相手の気持ちを尊重しつつ、働くことの意味を一緒に考えるスタンスを持っていたいです。

今井:既卒者・第二新卒者の方々は、前職で嫌な経験・良かった経験を重ねています。

そこで改めて、自分という存在を見つめ直すお手伝いをしながら、より人生を豊かにする道を、一緒に模索していければと思います。

line

line

人気の転職エージェント