虎ノ門病院看護師の口コミ・評判！人気の理由と働きやすさを解説

末永

はじめに

この記事では、虎ノ門病院への転職を考えている看護師向けに、現役の転職エージェントであり弊社代表の私・末永雄大が本音で解説していきます。

当編集部が、実際に虎ノ門病院に勤務している、または勤務経験のある方30名に独自のアンケート調査をおこない、そのリアルな評判と口コミを徹底検証しました。

さらに、長年転職エージェントとして現場を見てきたからこそ知っている裏事情も、ぶっちゃけてお話していきます。

虎ノ門病院の口コミ・評判まとめ

出典：虎ノ門病院 看護部公式サイト

まず、虎ノ門病院の様々な評判や口コミについて、まとめて解説します。

虎ノ門病院の最大の特徴は、看護師として圧倒的に成長できる環境が整っている点です。

豊富な症例に触れながら、国内トップクラスの教育を受けられるため「どこへ行っても通用するスキルが身につく」という口コミが多く聞かれます。

こうした環境が、プロ意識の高い人材を惹きつけ、良好なチームワークを生み出す要因にもなっているといえますね。

その一方で、高いレベルを維持するための代償として「激務」や「学習負担の大きさ」は覚悟する必要があります。当編集部のアンケートでも総合満足度は5段階中3.3点と、誰もが手放しで満足しているわけではないことがうかがえます。

出典：レバウェル看護(旧：看護のお仕事)

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激務は本当？虎ノ門病院の残業・休日・人間関係のリアル

転職を考える上で、やっぱり一番気になるのが「働きやすさ」ですよね。

とくに虎ノ門病院については「激務」なんて噂も耳にしますが、実際はどうなのでしょうか。

ここでは「残業」「休日」「人間関係」という3つの側面から、現場のリアルな声に耳を傾けてみましょう。

残業時間のリアルな口コミ

「激務」という評判の核心には、やはり残業時間の問題があるようです。

当編集部のアンケートでは、月の平均残業時間は「10～30時間」という回答が最も多く、ある程度の残業は日常的になっていることがうかがえます。

また、口コミサイトエンゲージ会社の評判でも「基本的にどの病棟も残業2～3時間はあたり前」という声があり、日々忙しくされている様子が目に浮かびますね。

ただ、ポジティブな情報として「残業代は1分単位で申請できる」という声が多数ありました。頑張った分が正当に評価される体制は、働く上でとても嬉しいポイントですね。

一方で「申し送り後の記録業務などが“自己研鑽”とみなされ、サービス残業扱いになることもあった」という声も一部見受けられました。このあたりは部署や状況によって運用に差があるのかもしれません。

評判・口コミ

30代後半・女性(内科系の一般病棟)
満足度：(4.0点)

虎ノ門病院は、夜勤手当が比較的高く、給与のベースアップがありがたかったです。

しかし基本給の伸びは緩やかで、昇給のペースにやや不満がありました。

残業代は1分単位で申請できる点は良かったです。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

40代前半・女性(内科系の一般病棟)
満足度：(3.0点)

虎ノ門病院の残業は業務の繁忙期に増加しましたが、時間管理は厳密でサービス残業はありませんでした。

休暇は計画的に取得できるものの、急な申請には対応が難しい場合もありました。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

20代後半・女性(急性期内科)
満足度：(3.0点)

虎ノ門病院は申し送り後も記録や点滴管理などで残る日が多く、毎日1時間ほどは残業していました。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

40代前半・女性(内科系の一般病棟)
満足度：(4.0点)

虎ノ門病院は業務量が多く残業は発生しましたが、残業代はきちんと申請できていました。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

休日・休暇の取得しやすさ

年間休日が120日以上は、とても魅力的ですよね。ただ、大切なのは「希望通りに休めるか」になります。

「希望休は師長によるが比較的通りやすい」という声がある一方で「1年目の職員は希望休、有給ともに希望通りに取得することは難しい」という口コミも見られ、年次や部署の方針に左右される部分が大きいようです。

長期休暇も取得は可能ですが、周りのスタッフと協力して、早めに調整することが大切になりそうですね。

評判・口コミ

30代前半・女性(外来病棟)
満足度：(3.0点)

虎ノ門病院は長期休暇は取りづらい雰囲気でしたが、希望すれば2〜3日の連休は比較的通りやすかったです。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

40代前半・女性(内科系の一般病棟)
満足度：(3.0点)

休暇は計画的に取得できるものの、急な申請には対応が難しい場合もありました。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

30代後半・女性(内科系の混合病棟)
満足度：(3.0点)

虎ノ門病院は、有給休暇は事前に相談すれば取得でき、長期休暇も交代制で対応可能でした。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

人間関係の雰囲気と部署ごとの違い

激務な環境だと人間関係がギスギスしがちですが、虎ノ門病院の人間関係の満足度は、アンケートで平均3.38点と、まずまずの結果です。

その理由として「チームで支え合う文化がある」「プリセプターの先輩がこまめに声をかけてくれた」といった口コミが見受けられます。

評判・口コミ

30代前半・女性(消化器外科病棟)
満足度：(4.0点)

若手とベテランの距離は近く、気軽に相談できる雰囲気でした。

虎ノ門病院はチームで支え合う文化があり、派閥やいじめはとくに感じませんでした。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

20代後半・女性(急性期内科)
満足度：(4.0点)

虎ノ門病院は忙しい職場ではありましたが、私の病棟は比較的穏やかな雰囲気で、わからないことを質問しやすい空気がありました。

プリセプターの先輩がこまめに声をかけてくれたのがありがたかったです。

ただ、一部の先輩が忙しいと表情に出すタイプで、話しかけるタイミングに気を使うこともありました。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

30代前半・女性(内科系の混合病棟)
満足度：(3.0点)

私が配属されたのは若手中心のチームで、表面上は和気あいあいとしていましたが、裏ではグループができやすく、情報共有の偏りが気になりました。

虎ノ門病院の上司の方針に納得できないこともありましたが、意見を言いにくい空気があり、ベテランになるほど立ち回りが難しくなる印象でした。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

虎ノ門病院の成長環境・教育体制・離職率

多くの看護師が虎ノ門病院にひかれる理由としては、やはり国内屈指の教育体制が大きいのではないでしょうか。

ここでは、虎ノ門病院の成長環境と、その裏側にあるリアルな部分を、離職率のデータと合わせて見ていきます。

充実の新人・中堅向けキャリアアップ支援

虎ノ門病院は、1974年に日本で初めて院内に看護教育部を設置した、看護師教育のパイオニア的な存在です。

とくに新人教育は手厚く、2年間の「新人コース」が用意されています。基礎から実践まで、焦らず段階的に学べるプログラムは、新人さんにとって心強いですよね。

現場ではプリセプターの先輩が、仕事のことはもちろん、時にはプライベートの相談にものってくれる、そんな温かいサポート体制が整っているようです。

評判・口コミ

30代前半・女性(外来病棟)
満足度：(4.0点)

新人研修や定期的な勉強会は充実していて、基礎からしっかり学べる体制が整っていたのは良かった点です。

プリセプター制度もあり、先輩が丁寧に指導してくれました。一方で、日々の業務が多忙な中で研修や課題の提出をこなすのは正直大変でした。

また、最先端の症例や手術も多く、学べる機会は多い反面、自分の知識や技術が追いつかないことに焦る場面もありました。学びが多い分、常に勉強が必要な環境でした。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

20代後半・女性(急性期内科)
満足度：(4.0点)

私は急性期内科の病棟に配属されました。

日々の業務はスピードと正確さが求められ、毎日があっという間でした。

急変対応や入退院の対応も多く、学生時代とはまったく違う責任の重さに最初は戸惑いました。先輩方のサポートがあったからこそ、乗り越えられたと思います。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

20代後半・女性(急性期内科)
満足度：(3.0点)

虎ノ門病院は新人の私にとっては「壁の多い職場」でしたが、その分成長できる土壌がありました。

失敗してもサポートしてくれる体制もあったので、自分の意欲次第でどんどん学べる環境だと感じました。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

教育体制の「負担」という側面

虎ノ門病院の教育体制は、アンケートでも満足度平均3.31点と評価されています。

ただ、時として看護師にとっては大きな「負担」にもなるという口コミも正直なところ少なくありません。

というのも、研修や勉強会の多くが、勤務時間外に行われることが多いからなんです。「業務と並行して学習する必要があり体力的にも精神的にも大変だった」という口コミは、その厳しさを物語っています。

評判・口コミ

40代前半・女性(内科系の急性期病棟)
満足度：(4.0点)

虎ノ門病院は研修や勉強会が多く、時間外での実施が基本でしたが、時間外手当として計上されるため「サービス残業」という感覚はあまりありませんでした。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

30代後半・女性(内科系の一般病棟)
満足度：(4.0点)

勉強会や研修は時間外扱いになることもありましたが、残業代はきちんと支払われていました。

虎ノ門病院はサービス残業がほぼなく、長期休暇も申請すれば取得可能で働きやすかったです。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

30代後半・女性(内科系の混合病棟)
満足度：(3.0点)

残業は多少ありましたが、申請すればきちんと時間外として処理されていました。

勉強会や研修も多く、基本的には勤務時間外の実施でしたが、強制ではなかったのが救いでした。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

30代後半・女性(呼吸器・感染症の混合病棟)
満足度：(3.0点)

残業は日によってありましたが、申請はしやすく、サービス残業はほとんどありませんでした。

勉強会や委員会活動が勤務後に設定されることもあり、体力的には少しきついこともありました。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

離職率と平均在職年数が示すこと

虎の門病院の「働きやすさ」を客観的に見る上で、離職率のデータはとても参考になります。

虎の門病院が公式に発表しているデータを見てみると、実は非常に興味深い傾向が隠れているんです。

まず注目したいのが、虎の門病院の新卒退職率が3.4%と全国平均と比較しても非常に低い点です。

これは、最初の2年間にわたる手厚いサポート体制が、新人看護師をしっかりと支え育てている何よりの証拠といえます。

虎ノ門病院の福利厚生や各種手当

日々の仕事を頑張るためには、生活の基盤となる福利厚生もとても重要ですよね。

とくに都心で働くとなると、家賃のサポートなどは見逃せません。

KKRならではの手厚い福利厚生

虎ノ門病院は国家公務員共済組合連合会(KKR)が運営しているため、福利厚生は手厚いと評判です。

とくに、入職2年目以降は国家公務員と同じ共済組合に加入できるというのは、民間の病院にはない大きな安心材料といえますね。

さらに、病院独自のサポートとして敷地内に24時間対応の院内保育所「とらの子保育園」が完備されており、子育てをしながらキャリアを続けたい看護師にとっては、心強い存在です。

評判・口コミ

20代後半・女性(急性期内科)
満足度：(3.0点)

寮に入ることができたので、生活費をかなり抑えられました。

病院からも徒歩圏内で、夜勤明けでもすぐに帰れて助かりました。

食堂はそこそこ美味しくて価格も安めで、新人にはありがたい存在でした。虎ノ門病院の福利厚生は全体的に満足度が高いと感じました。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

30代前半・女性(外科系の急性期病棟)
満足度：(3.0点)

福利厚生は整っていましたが、仕事中心の生活でほとんど活用できなかったというのが本音です。

住宅手当もありましたが、都心の家賃をカバーするには不十分でした。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

40代前半・女性(内科の急性期病棟)
満足度：(3.0点)

寮や食堂の利用は便利でありがたかったものの、福利厚生で生活が飛躍的に楽になるというほどではありませんでした。

制度はしっかり整っていますが、活用のしやすさには差があると感じました。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

看護師寮のリアル(家賃・立地・住み心地)

都心で働く看護師にとって、看護師寮は本当にありがたい存在です。

港区内にありながら家賃は月額38,000円と、かなり手頃な設定になっています。病院まで歩いて通えるというのも、嬉しいポイントですよね。

アンケートでも「生活費をかなりおさえられた」と満足する声がある一方で「設備がやや古く、快適さの面で改善の余地を感じた」という意見もありました。

評判・口コミ

20代後半・女性(内科病棟)
満足度：(3.0点)

虎ノ門病院の寮は家賃が安く便利でした。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

40代後半・女性(内科病棟)
満足度：(3.0点)

虎ノ門病院の福利厚生は基本的な内容は整っていましたが、寮の設備にやや古さを感じました。

住宅手当は助かりましたが、生活費全体の補助としては十分ではありませんでした。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

30代後半・女性(内科系の一般病棟)
満足度：(3.0点)

住宅手当は支給されましたが、寮の数は限られており希望者全員が利用できるわけではありませんでした。

食堂は価格も手頃で種類も豊富でしたが、混雑する時間帯があり改善の余地があると感じました。

独自アンケート(調査期間：2025年6月)

まとめ：虎ノ門病院がおすすめの看護師

ここでは、虎ノ門病院がどんな人に向いているのか見ていきます。

また、ミスマッチを避けるために、再検討した方が良い人の具体的な特徴も、キャリアの専門家の視点から解説していきます。

虎ノ門病院が向いている看護師

下のようなキャリア志向や学習意欲を持つ看護師にとって、虎の門病院はおすすめな環境といえます。

とくに、将来の目標(専門看護師や認定看護師など)が明確で、そのための厳しい環境も「成長の機会」と前向きにとらえられる人であれば虎ノ門病院は最高の環境です。

他では得られない貴重な経験とキャリアを築いていけるといえます。

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虎ノ門病院が向いていない看護師

次のような働き方を希望する看護師にとっては、虎の門病院の環境がミスマッチになってしまう可能性も正直あります。

「仕事とプライベートはきっちり分けたい」「定時で帰って自分の時間を大切にしたい」という人には、少し厳しい環境かもしれません。

また、次々と新しい課題に取り組むよりも、一つひとつの看護にじっくり時間をかけたいという人には、少し慌ただしく感じられる可能性があります。

こうしたミスマッチはどちらが良い・悪いではなく、単なる相性の問題です。もし、楽に働けて給料が高い職場を探したいと考えているなら看護roo!転職(カンゴルー)に相談してみると良いですよ。

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虎ノ門病院の看護師についてよくある質問(FAQ)