障がい者向け転職エージェントおすすめ8選|失敗しない選び方

障がい者向け転職エージェントおすすめ8選|失敗しない選び方

    障がい者向け転職エージェントのおすすめ8社を、対応障がいやエリア、在宅求人、定着支援の同じ基準で比較します。

    失敗しない選び方やオープン就労とクローズ就労の違い、紹介を断られたときの対処、利用の流れまで解説するので、自分に合う障がい者向け転職エージェントが見つかります。

末永雄大 この記事を書いた人

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現インディードリクルートパートナーズ)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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障がい者向け転職エージェントおすすめ8選【比較一覧表】

今回紹介する8社を、対応する障がいや対応エリア、在宅求人の有無、タイプで一覧にしました。気になるところは後の章で詳しく解説します。

サービス名 対応する障がい 対応エリア 在宅求人 タイプ・特徴
dodaチャレンジdodaチャレンジ 身体・精神・発達・知的など幅広く 全国 あり 求人量が多い最大手。初めての1社に向く
atGPエージェントatGPエージェント 身体・精神・知的(手帳が必要) 全国(拠点は東京・大阪・名古屋) あり 20年以上の実績。スカウトも使える
ランスタッドランスタッド 身体・精神・知的・難病など 全国(専門支援は9都府県) あり 外資系大手。専門職や高めの年収帯に強い
マイナビパートナーズ紹介マイナビパートナーズ紹介 精神・身体・視覚・てんかんなど 全国 あり 特例子会社の運営で当事者目線
エージェント・サーナエージェント・サーナ 身体・精神・発達・知的など 関東・関西 一部 30年以上の老舗。定着まで手厚い
DIエージェントDIエージェント 身体・精神・発達など 全国(在宅中心) 多い 20代や在宅ワーク希望に強い
LITALICO仕事ナビLITALICO仕事ナビ 幅広く対応 全国 あり 自分で求人検索しつつ相談もできる
ミラトレミラトレ 身体・知的・精神・発達・難病 全国15事業所 就労移行支援。働く準備から整えたい人向け

迷ったら、求人量の多いdodaチャレンジかatGPエージェントを軸に、障がい特性や地域に強いところを1〜2社足して、合計2〜3社に登録するのがおすすめです。

障がい者向け転職エージェントの失敗しない選び方5つ

エージェント選びでつまずく原因の多くは、知名度や求人数だけで1社に絞ってしまうことにあります。大事なのは、自分の障がい特性や働き方の希望に、そのサービスがどれだけ噛み合っているかです。

①自分の障がい種別・特性に対応しているか

最初に確認したいのは、自分の障がいに強いエージェントかどうかです。障がい者向けといっても、身体障がいが中心のところもあれば、精神・発達障がいの支援ノウハウが厚いところもあります。

確認の仕方は3つあります。公式サイトの対応障がいの記載を見ること、同じ障がいの支援実績を質問すること、面談で配慮事項をどこまで具体的に聞いてくれるかを見ることです。

精神・発達障がいの場合は、体調の波や得意不得意への理解があるかが特に効いてきます。自分の障がい種別の実績が薄いと感じたら、別の専門エージェントを足すほうが早く進みます。

②雇用形態・働き方の求人があるか

次に、求人の働き方が自分の希望と合うかを見ます。フルタイム前提の求人が中心のところもあれば、時短勤務や在宅ワークの求人を多く持つところもあります。

体調を安定させながら働きたい場合は、在宅や時短の求人をどれくらい扱っているかが重要です。これは登録前でも、公式サイトの求人検索で件数を見ればある程度わかります。

面談では、希望する勤務時間や通院との両立をはっきり伝えておきましょう。最初から条件に合う求人だけを絞って紹介してもらえます。

③対応エリアが自分の希望と合っているか

意外と見落としがちなのが、対応エリアです。全国対応をうたうサービスでも、実際の求人は首都圏や関西に集中していることがあります。

地方在住の場合は、地元の求人をどれだけ持っているかを最初に確認しておくと、登録後のミスマッチを防げます。とはいえ、地方だからと諦める必要はありません。

在宅ワークの求人を中心に扱うエージェントを使えば、住む場所に縛られずに選べます。オンライン面談に対応するサービスも増えているので、近くに拠点がなくても相談を進められます。

④定着支援・入社後フォローが手厚いか

障がい者の転職では、入社して終わりではなく、その後も働き続けられるかが何より大事です。だからこそ、定着支援の手厚さは選ぶうえで欠かせません。

見るべきは、入社後フォローの有無と、定着率の公表があるかどうかです。たとえばエージェント・サーナは、公式サイトで入社後の定着率99.5%を掲げています。

こうした数字は、入社後も困ったときに相談できる体制の目安になります。面談で入社後のサポート内容を質問しておくと、長く働けそうかを判断しやすくなります。

⑤複数登録を前提に相性で選ぶ

最後に伝えたいのは、最初から1社に決めないことです。エージェントの良し悪しは、担当者との相性で大きく変わります。同じサービスでも、担当者によって体験はまったく違います。

だからこそ、2〜3社に登録して、提案の質や連絡の早さ、話の聞き方を比べるのが賢いやり方です。比べることで求人の幅も広がり、自分に合う担当者にも出会いやすくなります。

1社しか使わないと、その担当者が合わなかったときに転職活動そのものが止まってしまいます。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

エージェントは「どこが一番か」より「自分に一番合うか」で選ぶものです。


まず2社、気軽に試してみてください。

【総合型】大手で求人が多い障がい者向け転職エージェント

まずは、求人量が多く、初めての1社に選びやすい総合型の大手4社を紹介します。どこも全国の幅広い障がいに対応しているので、方向性が定まっていない段階でも相談しやすいです。

dodaチャレンジ

dodaチャレンジ公式サイト

最初の1社で迷ったら、まず候補に入れたいのがdodaチャレンジです。人材大手パーソルグループのパーソルダイバースが運営する、障がい者向け転職エージェントの最大手の1つです。

身体・精神・発達・知的と幅広い障がいに対応しています。全国に求人があり、在宅勤務の求人も扱っているため、住んでいる地域や働き方を問わず相談しやすいのが強みです。

同じ運営元が就労移行支援のミラトレも手がけていて、すぐの就職が難しい場合は訓練からつなぐこともできます。求人量を活かして選択肢を広げたい人に向いています。

まずはdodaチャレンジの公式サイトから無料で登録し、どんな求人があるかを相談してみてください。

atGPエージェント

atGPエージェント公式サイト

20年以上にわたって障がい者の就職を支援してきた老舗が、ゼネラルパートナーズの運営するatGPエージェントです。障がい者の転職支援として業界最大級の実績があります。

身体・精神・知的の各障がい者手帳を持つ人が対象です。拠点は東京・大阪・名古屋にあり、電話やオンラインの相談にも対応しているので、近くに拠点がなくても利用できます。

一般に公開していない非公開求人を多く持っているのも特徴で、エージェント経由でしか出会えない求人にアクセスできます。実績に裏打ちされた面接対策を受けたい人に向いています。

気になる人はatGPエージェントの公式サイトから登録して、非公開求人を紹介してもらいましょう。

ランスタッド

ランスタッド公式サイト

専門性の高い仕事や、ある程度の年収帯を狙いたい人に向くのが、世界最大級の人材会社が運営するランスタッドの障がい者転職支援です。

身体・精神・知的障がいに加え、難病やてんかん、高次脳機能障がいなど幅広く対応し、精神保健福祉士による専門的な就労支援を行っています。

専任のコンサルタントが面談から入社後の定着フォローまで一貫して担当してくれます。大手優良企業との取引も多く、経験やスキルを活かしたい人に選択肢が広がります。

専門支援は東京や大阪など9都府県が中心ですが、その他の障がいは全国対応です。まずはランスタッドの公式サイトから相談してみてください。

マイナビパートナーズ紹介

マイナビパートナーズ紹介公式サイト

当事者の目線を大事にしたい人に心強いのが、マイナビパートナーズ紹介です。運営会社は、障がいのある社員が活躍するマイナビグループの特例子会社です。

障がい者雇用の現場を内側から知る立場でサービスを提供しています。精神障がいや身体障がい、視覚障がい、てんかんなど幅広い障がいに対応し、求人は全国に広がっています。

採用する企業側の環境づくりまでサポートしているため、入社後に配慮が得られやすい求人を紹介してもらいやすいのが特徴です。理解のある会社で長く働きたい人に向いています。

マイナビパートナーズ紹介の公式サイトから無料で登録できるので、当事者目線のサポートを受けたい人は相談してみてください。

【特性・目的別】タイプで選ぶ障がい者向け転職エージェント

ここからは、定着の手厚さや年代、障がい特性など、目的がはっきりしている人に向いた4社を紹介します。総合型と組み合わせて使うと、求人の幅が広がります。

エージェント・サーナ|定着まで手厚く支えてほしい人へ

エージェント・サーナ公式サイト

入社後も長く働けるかを重視するなら、エージェント・サーナが候補になります。運営する株式会社イフは、30年以上にわたって障がい者の就労支援を続けてきた老舗です。

注目したいのは定着率99.5%という数字で、初回面談から2ヶ月以内の内定率60%以上とあわせて公式サイトで公表しています。

身体・精神・発達・知的と幅広い障がいに対応し、対応エリアは関東と関西が中心です。面接対策や入社後の定着支援に力を入れています。

ブランクや早期離職の経験がある人ほど相性が良いです。手厚いサポートを受けたい人は、エージェント・サーナの公式サイトから面談を申し込んでみてください。

DIエージェント|20代や在宅ワークを希望する人へ

DIエージェント公式サイト

在宅で働きたい人や、20代で初めての障がい者雇用に挑む人に向くのがDIエージェントです。運営する株式会社D&Iは、障がい者雇用の支援と教育を15年以上手がけてきました。

テレワーク型の支援サービスも展開していて、在宅勤務の求人を多く扱っているのが大きな特徴です。通勤に不安がある人や、地方で近くに求人が少ない人でも選びやすいです。

公式サイトによると、これまでの就職支援実績は7,500人以上にのぼります。これまで出会いにくかった業界や職種の開拓にも力を入れ、新しい分野に挑戦したい若手にも向いています。

在宅中心で探したい人は、DIエージェントの公式サイトから相談してみてください。

LITALICO仕事ナビ|自分で求人を探しつつ相談もしたい人へ

LITALICO仕事ナビ公式サイト

まずは自分のペースで求人を眺めたい人には、LITALICO仕事ナビが使いやすいです。運営は障がい福祉サービスを幅広く手がける株式会社LITALICOです。

障がい者向けの求人を自分で検索しながら、必要に応じて相談もできる仕組みです。就労移行支援などの福祉サービスを地域から探すこともできます。

今すぐ転職するか、まず働く準備を整えるかで迷っている段階でも役立ちます。精神・発達障がいをはじめ幅広い障がいに対応し、求人は全国をカバーしています。

情報収集から始めたい人に向いています。気になる求人を見つけたら、LITALICO仕事ナビの公式サイトから問い合わせてみてください。

ミラトレ|まず働く準備から整えたい人へ

ミラトレ公式サイト

すぐの就職に不安がある人には、転職エージェントとは別の選択肢として就労移行支援のミラトレがあります。運営はdodaチャレンジと同じパーソルダイバースです。

就労移行支援とは、障がいや難病のある人が一般企業への就職を目指して、働く訓練や就職活動、入社後のサポートを受けられる福祉サービスのことです。

生活リズムを整えたり、自分に合う働き方を見つけたりするところから支援が受けられます。身体・知的・精神・発達障がいや難病に対応しています。

東京・神奈川・愛知・大阪など全国15の事業所があります。体調や生活面に不安がある人は、ミラトレの公式サイトから見学を申し込んでみてください。

障がい者が転職エージェントを使う5つのメリット

自分で求人を探すのに比べて、障がい者向けの転職エージェントを使うと、転職活動がぐっと進めやすくなります。

労働政策研究・研修機構によると、民間企業の障がい者の法定雇用率は2026年7月に2.7%へ引き上げられます。

障がい者を採用したい企業は増えていて、追い風のいまこそエージェントの強みを活かしたいところです。

メリット 障がい者が転職エージェントを使うメリット

  • 障がいに理解のある求人を効率よく紹介してもらえる
  • 配慮してほしいことの伝え方を一緒に整理できる
  • 履歴書や職務経歴書の添削、面接対策を受けられる
  • 非公開求人など自分では見つけにくい求人に出会える
  • 入社後も困ったときに相談できる定着支援がある

特に大きいのが、配慮事項の伝え方を整理してもらえる点です。「通院のため月1回は平日に休みたい」といった希望は、自分から企業に直接伝えるのは勇気がいります。

エージェントが間に入って伝えてくれるので、入社前のすれ違いを防げます。1人で抱え込まずに進められるのが、エージェント最大の価値です。

応募書類の添削や面接対策を通じて、障がいをどう説明すれば前向きに受け止めてもらえるかも一緒に考えられます。

障がい者向け転職エージェントの注意点とデメリット【対処法つき】

便利な障がい者向け転職エージェントにも、知っておきたい注意点があります。ここでは起こりやすい3つの状況と、その対処法をセットで紹介します。

紹介できる求人がない・連絡が来ないとき

エージェントに登録しても、求人を紹介されなかったり、連絡が途絶えたりすることがあります。希望条件に合う求人が今ちょうど無い場合や、対応エリア外に住んでいる場合に起こりやすいです。

落ち込む必要はありません。希望条件を一度ゆるめて再相談することと、別のエージェントにも登録して間口を広げることの2つが対処法です。

1社で紹介がなくても、扱う求人はサービスごとに違います。精神・発達障がいで断られた経験がある人も、その障がいの支援に強いエージェントを選び直すと状況が変わります。

担当者と相性が合わないとき

担当のアドバイザーと話が噛み合わない、希望を汲んでくれないと感じることもあります。我慢して付き合い続けると、転職活動そのものが苦しくなってしまいます。

対処法はシンプルで、担当者の変更を申し出るか、別のエージェントに切り替えることです。担当変更は失礼なことではなく、多くのサービスで普通に受け付けています。

言い出しにくければ「別の視点でも求人を見てみたい」と伝えれば角が立ちません。最初から2〜3社に登録しておくと、合わないときにすぐ別の担当者に相談できます。

エージェント任せにしすぎないこと

エージェントは心強い味方ですが、すべてを任せきりにするのは考えものです。担当者も人間なので、紹介する求人にはどうしても得意分野の偏りが出ます。

提案された求人をそのまま受け入れるだけだと、本当は合う別の選択肢を見逃すおそれがあります。自分でも求人サイトで相場を見ておくことが対処法になります。

紹介された求人について「なぜこれを勧めるのか」を質問してみてください。理由を聞けば、その求人が自分に合うかを自分の頭で判断できます。

オープン就労とクローズ就労の違い|どちらで進めるべきか

障がい者の転職で最初にぶつかる分かれ道が、障がいを開示して働くオープン就労か、開示せず一般枠で働くクローズ就労かです。

結論から言うと、配慮を受けながら長く働きたいならオープン就労が基本の選択になります。それぞれの違いを表で整理します。

オープン就労(障がい者雇用枠) クローズ就労(一般雇用枠)
障がいの開示 開示する 開示しない
配慮 受けやすい 原則受けられない
求人の幅 限られる 広い
給与水準 やや低めの傾向 一般水準
長く働けるか 安定しやすい 無理が出やすい

オープン就労は、通院への配慮や業務量の調整を受けながら働けるため、体調を安定させやすいのが強みです。一方で求人の幅は狭まり、給与もやや低めになる傾向があります。

クローズ就労は求人が多く給与水準も高めですが、配慮を受けられないぶん、体調を崩して早期離職につながりやすい面があります。

迷ったら、ここ1年の体調の波と、仕事で必要な配慮があるかを基準に考えてみてください。配慮が必要ならオープン就労が無難です。

開示する場合は、伝え方が大切です。ただ障がい名を伝えるだけでなく、どんな状況が苦手で、どう配慮してもらえれば力を発揮できるかまでセットで伝えましょう。

たとえば「マルチタスクが重なると処理が追いつかないため、優先順位を一緒に整理してもらえると安定して働けます」といった伝え方です。これを一緒に組み立ててくれるのもエージェントの利点です。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

大事なのは隠すか明かすかより、自分が安定して働ける条件を言葉にできているかです。


そこを整えれば、選ぶ道は自然と決まります。

障がい者の転職エージェント利用の流れ

実際にエージェントを使うと、登録から入社後フォローまでどう進むのかを見ておきましょう。流れがわかっていれば、最初の面談も落ち着いて臨めます。

障がい者の転職エージェント利用の流れ

  1. 公式サイトから無料登録する
  2. 担当アドバイザーと面談する(障がいや希望をヒアリング)
  3. 希望や配慮事項に合う求人を紹介してもらう
  4. 応募書類を作成し、添削を受ける
  5. 面接対策をして、企業の選考を受ける
  6. 内定後、給与や配慮条件をすり合わせる
  7. 入社後も定着フォローを受ける

最初の面談では、障がいの状況や、できること・配慮してほしいことを聞かれます。ここで遠慮して希望を小さく伝えると、合わない求人ばかり紹介されてしまいます。

正直に話すのが結局は近道です。登録から内定までは、早ければ1ヶ月ほど、じっくり進める場合は3ヶ月程度が目安になります。

在職中でも、面談はオンラインや夜間に対応してもらえることが多いので、働きながらでも進められます。

障がい者の転職を成功させる3つのコツ

最後に、エージェントを使ううえで土台になる、転職を成功させるための3つのコツを紹介します。サービス選びと同じくらい、この準備が結果を左右します。

自分の「得意」と「苦手」を言葉にしておく

まず取り組みたいのが、自分の得意なことと苦手なことの言語化です。これまでの仕事やアルバイトを振り返り、成果を出せた場面と、つらかった場面を具体的に書き出していきます。

つらかった理由を一段掘り下げるのがコツです。「接客が苦手」と感じても、よく見ると苦手なのは接客ではなく、突発的な電話対応や急な予定変更だった、ということがあります。

原因を細かく分けると、避けるべき環境と、配慮してほしいことがはっきりします。この整理ができていると、面談での説明もぶれません。

自分の特性に合う仕事の方向性を考えるヒントとして、適職を解説した記事もあわせて参考になります。

キャリアの軸を会社名ではなく仕事内容で考える

次に意識したいのが、有名な会社かどうかではなく、どんな仕事内容を積めるかでキャリアを考えることです。知名度で会社を選ぶと、入ってから配属やミスマッチで苦しむことがあります。

自分が安定して力を発揮できる仕事の中身で選ぶほうが、長く働ける可能性は高まります。「黙々と進められるデータ入力が合う」といった軸を先に決めておくと、求人を見る目が定まります。

エージェントに希望を伝えるときも、職種や働き方の軸で話すと、的確な求人を紹介してもらいやすくなります。

面接では結論から構造的に伝える

面接で力を発揮するコツは、結論から構造的に話すことです。障がいのことを聞かれると、つい状況を一から説明したくなりますが、聞き手は要点をつかみにくくなります。

まず「優先順位を整理してもらえれば安定して働けます」と結論を伝え、その後に理由と具体例を添える順番にすると、ぐっと伝わりやすくなります。

これは志望動機でも同じで「なぜこの仕事を選んだか」を先に言い切ってから背景を話します。面談でエージェントに伝え方を一緒に練習してもらうのがおすすめです。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

障がいの有無に関係なく、転職は準備が9割です。


得意と苦手の言語化だけでも、面接の通過率は変わってきます。

障がい者の転職エージェントに関するよくある質問

最後に、障がい者向け転職エージェントについて多く寄せられる質問にまとめて答えます。

50代でも障がい者向け転職エージェントは使える?

使えます。年齢制限を設けていないサービスが多く、これまでの実務経験を活かせる求人を紹介してもらえます。

ただ若年層向けの求人もあるため、実績のあるエージェントを複数使うのが安心です。

地方在住でも利用できる?

利用できます。在宅ワークの求人を多く扱うDIエージェントや、全国対応のdodaチャレンジなら、近くに拠点がなくても相談できます。

オンライン面談に対応するサービスを選べば、住む場所は問題になりません。

障がい者手帳がなくても登録できる?

サービスによります。障がい者雇用枠での就職には手帳が必要なため、atGPエージェントのように手帳を必須とするところもあります。

申請中の場合は、登録時にその旨を伝えれば相談に乗ってもらえます。

利用にお金はかかる?

今回紹介したエージェントは、すべて無料で利用できます。費用は求人を出す企業側が負担する仕組みのため、求職者がお金を払うことはありません。

複数のエージェントに登録しても大丈夫?

まったく問題ありません。むしろ2〜3社の登録が推奨されます。求人やサポートの質を比べられるうえ、自分に合う担当者にも出会いやすくなります。

連絡が多くて大変なときは、メインの1社に絞っていけば大丈夫です。

連絡が来ないときはどうすればいい?

まず自分から状況を問い合わせ、希望条件を見直してみてください。それでも動きがなければ、別のエージェントに登録するのが早いです。

扱う求人はサービスごとに違うので、別のところなら紹介が来ることはよくあります。

まとめ:自分に合う2〜3社にまず登録してみよう

障がい者向け転職エージェントは、知名度だけで1社に絞るのではなく、自分の障がい特性や働き方の希望に合うかで選ぶのが成功の近道です。

求人量の多いdodaチャレンジやatGPエージェントを軸に、在宅に強いDIエージェントや定着支援の手厚いエージェント・サーナなど、目的に合う専門サービスを足してみてください。

複数を比べることで、求人の幅が広がり、相性の良い担当者にも出会いやすくなります。登録の前に、自分の得意と苦手、配慮してほしいことを言葉にしておくと、面談がスムーズに進みます。

一歩を踏み出せば、配慮のある環境で長く働ける可能性は十分にあります。まずは気になった1社の公式サイトを開くことから始めてみてください。

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