2019.08.13

エンジニアからデザイナーへの転職はあり?【キャリアアドバイザーが語る】

この記事を書いた人

アクシス株式会社 代表取締役

末永雄大

Suenaga Yuta

Profile 新卒でリクルートキャリア入社。その後、サイバーエージェントにて集客支援を行う。
2012年転職エージェントとしてアクシス株式会社を設立。
Yahoo!ニュース(個人)・オールアバウトガイドなどのメディアに転職のプロとして記事を寄稿している

エンジニアとして仕事をしていると、外的な仕事をしているデザイナーのほうが魅力的に感じることが出てきます。

そこでエンジニアからデザイナーへ転職を考える人も少なくありません。

この記事では、エンジニアからデザイナーへ転職を考えている方向けに、エンジニアとデザイナーの違いや、転職した際のメリット・デメリットについて解説します。

エンジニアとデザイナーの違いとは

エンジニアはWEB制作の「裏側」を設計するのに対し、デザイナーは「表側」を担当するという違いがあります。

共通するのは、顧客の要望をヒアリングし、要望に沿ったWEBサイトを設計することです。

エンジニアは、WEB上で利用するアプリケーションやサービスを開発します。

開発する際は、クライアント企業の業務分析やマーケティング、コンサルティング業務を行います。

一方デザイナーは、顧客の要望を聞き、ビジュアルや全体のイメージ、サイト構成を構築します。

ソフトを利用してデザインを起こし、WEBサイトで見れるようコーディングを行います。

細かく言うと、WEBデザイナーは、デザインを担当する「デザイナー」とコーディングを行う「コーダー」の2職種に分類されます。

このように、エンジニアはWEB上で利用する「サービス」を開発するのに対し、デザイナーはWEBサイトデザインなど「WEBサイトの見た目」を設計します。

エンジニアからデザイナーに転職するメリット

エンジニアからデザイナーに転職する場合、仕事内容が多少リンクしているため、今まで培ってきた知識や経験を活かすことができます。

例えば、WEB制作に必要なプログラムの設定や、Javascriptなどのプログラミング言語もエンジニアには多少なじみがあるでしょう。

デザインスキルは未熟であっても、細かいUX(ユーザーエクスペリエンス)部分を理解している人は多いはずです。

そして、エンジニア経験があるデザイナー志望の人の方が採用されやすいことがあります。

システムを組み、プログラムを作成できる、エンジニアとしての経験があるデザイナーは絶対数が少ないため、ニーズは高いでしょう。

このようなことから、エンジニアからデザイナーに転職するメリットは大きいと言えます。

デザイナーへの転職で+αで必要な知識

デザイナーへ転職するにあたって必要な知識やスキルは以下の通りです。

サイトを作成するための言語知識

デザイナーは、WEBサイトを作成するために、以下の言語を知っておく必要があります。

・HTML/CSS

HTMLは、WEBサイトの土台となる言語です。CSSは、文字に色を付けたりといった、WEBサイトの外観を飾るためのものです。

・Javascript

WEBサイトに動きを付け加え、クリックすると表示を変化させることが可能となります。

グラフィックツールを使うスキル

グラフィックデザインするためのツールを使うスキルが必要となります。

・Photoshop/Illustrator

Photoshopは主に画像の加工、Illustratorはイラストの作成業務に利用します。

・Dreamweaver

ホームページの構成からデザインまでできるソフトウェアです。Dreamweaverのスキルを求める企業が多くなっています。

デザインの知識・スキル

レイアウトや配色、色彩の知識があると、より魅力的なWEBサイトをデザインできます。

これらの知識は、本や学習サイト、スクールなどで習得することが可能です。

また、WEBデザイナーとしてステップアップするためには、以下の知識もあるとさらによいでしょう。

・HTML5、XHTML

新しいHTMLの規格であるHTML5やXHTMLは、最近のWEBサイトに用いられることが多くなっています。

・SEO

検索エンジン最適化を図ることで、検索に強いWEBサイトを構築することができます。

デザイン以外の部分でも、クライアント企業の要望を満たすことが可能です。

・マーケティングの知識

「クライアント企業が顧客を獲得する」という視点に立って、WEBサイトを制作できます。

デザイナーの将来性は?

成長し続けているネット業界で、今後WEBデザインの仕事がなくなることはないでしょう。

ただし、競争が激化していくことが予想されるため、単なる作業者であっては生き残ることは難しくなります。

デザイナーとして生き残るためには、ユーザーがサイトを訪れたときに得られる「感情・経験・行動」までをデザインすることが求められます。

クライアント企業を満足させることに加え、サイトを訪れるエンドユーザーまで見据えた仕事をすることが大切です。

このように、WEBデザイナーになったからといって安泰ということはなく、常により良い技術を提供していこうとする姿勢が求められます。

エンジニアからデザイナーへの転職はアリ?

エンジニアからデザイナーへの転職は、これまで培ったスキルを活かせるためとても有効です。

例えば、前職で培ったヒアリングのスキルを活かすことができます。

さらに、WEB制作に必要なプログラミング言語は、エンジニアにはなじみ深いものであるため、習得する時間を短縮できるでしょう。

また、WEBデザイナーが習得していることが少ないUI・UXに精通していることは、ほかのデザイナーと差別化できる強みとなります。

このように、エンジニアからデザイナーに転職することは、メリットが多いでしょう。

まとめ

エンジニアからデザイナーに転職することは、今まで培った自分のスキルを活かせるため、メリットが大きいと言えます。

デザイナーという職業は将来なくなることはありません。

スキルアップやトレンドを把握することで、顧客の要望に応えることができるデザイナーとして活躍できるでしょう。

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