インフラエンジニアの将来性&需要は?必要なスキルを解説!
インフラエンジニアの需要や将来性が高いことをはじめ、平均年収や市場価値を高める方法を詳しく解説します。
また、キャリアパスやキャリアチェンジ、未経験からインフラエンジニアを目指す方法も合わせて紹介していきます。
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インフラエンジニアの需要は高まっている
インフラエンジニアの需要はここ数年で急速に高まってきています。というのも、クラウドコンピューティングが普及したことにより、さまざまな企業が物理的なサーバーからクラウド環境への移行を進めているからです。
さらに、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が各業界でのデジタル化を加速させています。このDXはネットワークやシステム構築・運用を安定させるために必要不可欠なものとなっています。
それだけではなく、サイバーセキュリティの重要性も課題の1つとされています。なぜなら、サイバー攻撃の高度化や頻度が増加しているからです。そこで需要が高まっているのが、システムを頑丈に保つための知識やスキルを持ったインフラエンジニアなんですね。
上記に挙げた理由や企業のデジタル基盤を支えるために、この先もインフラエンジニアの需要は高まっていくことが予想されています。
末永
【5年後】インフラエンジニアの需要
結論から申しますと、5年後もインフラエンジニアの需要は高いままだと言えるでしょう。冒頭でもお伝えした通り、従来のオンプレミス環境からクラウド環境への移行する際にインフラエンジニアの力が必要になるからです。
クラウド環境に合わせたインフラ設計や運用をしなければならないことも、インフラエンジニアの需要が高い理由として挙げられますね。だからこそ、クラウドに関する知識やスキル、経験を持っているインフラエンジニアは市場価値がとても高いと言えます。
また、サイバー攻撃が高度化してきていることから、サーバーセキュリティを対策するという役割もインフラエンジニアに課されています。そのため、クラウドに関する知識や技術、経験だけではなく、サイバー攻撃からシステムを守る高度な専門知識も求められます。
末永
このことから、インフラエンジニアの中でもとくにセキュリティに関する知識や技術、経験を保有するインフラエンジニアの需要は、5年後でも高いと予測されています。
【10年後】インフラエンジニアの需要
結論から申しますと、10年後でもインフラエンジニアの需要は引き続き高いと言えるでしょう。とはいえ、オンプレミス環境からクラウド環境へ移行されていくことにより、これまでとは異なる知識とスキルが求められることになります。
というのも、10年後には自動化ツールが発展していることが予測されているので、自動化スクリプトやIaC(インフラコード)の知識とスキルを持つインフラエンジニアの需要が増加していきます。
さらに各企業がセキュリティの強化を図っていく上でも、インフラエンジニアの役割は重要なポジションとなります。10年後でも需要の高いインフラエンジニアになるためには、最新セキュリティに関する知識や技術、そして何が最適な方法なのかつねに学ぶのがおすすめですね。
末永
このように、クラウドコンピューティングや自動化ツール、そしてサイバーセキュリティといった要因が相まって、この先10年でインフラエンジニアの需要はますます高まると考えられます。
インフラエンジニアの平均年収
インフラエンジニアの平均年収はその職種や経験年数、スキル標準レベルや業界、地域などによって大きく変わってくるのが現状です。
そのため、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」では平均年収が557万円、同じく厚生労働省のjobtagでは684.9万円と公表されています。(2024年8月時点)
さらに、インフラエンジニアの年収はITスキル標準(ITSS)によっても大きく変わってきます。これはIT領域でサービス提供をするために必要なスキルを11種類に分類して、それぞれの能力に応じたレベルを7段階で設定しているものです。
末永
ちなみに、金融業界やITコンサルティング業界で活躍しているインフラエンジニアは、比較的年収が高い傾向が見られますね。というのも、専門知識や高度なスキルが求められるからです。
また、オンプレミス環境からクラウド環境への移行がされているので、クラウドに関連する知識やスキル、経験を持っているインフラエンジニアも年収が高くなっていますね。
末永
年収アップを狙って転職したいと考えているインフラエンジニアの場合は、IT業界に強みがある転職エージェントに相談するのがおすすめですよ。
ITに関する専門性の高いスキルやノウハウ、情報を把握しているので、自分のスキルや経験ならどのくらいの年収を狙えるのか相談して教えてもらえるのが魅力です。
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インフラエンジニアとしての市場価値を高める方法
インフラエンジニアとしての市場価値を高めるには、まず継続的にスキルアップしていくことが大切になってきます。具体的には、新たなツールや技術を学び続けることが挙げられますね。
もう1つ市場価値を高めるのに必要なのは、より専門性を高めるために資格取得することです。クラウドに関する専門知識をはじめ、セキュリティに関する資格を取得すると自分のスキルを証明することができますよ。
他にもDevOps(デブオプス)など業界のトレンドと技術をつねにチェックして学んで理解を深めることも重要です。そうすることで実務で応用できますし、業務の効率化を図ることにも繋げられます。
さらに、業界セミナーや勉強会に参加をして他のいろいろなエンジニアと交流を深めることで、自分の知見を広げたり一緒にプロジェクトを進めたりする機会にも恵まれますよ。
末永
インフラエンジニアとしての市場価値を高めるための方法について、次でさらに詳しく解説していきます。
少しでも市場価値を高めたいと考えているインフラエンジニアの人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
技術力や専門分野の知識を深める
インフラエンジニアとしての市場価値を高めるためには、最新技術をキャッチアップすることが重要になってきます。例えば、定期的に業界ニュースや専門家のブログに目を通すことが挙げられますね。
また、実際にツールを試してみたり、習得した知識や技術を実際に取り入れたりしてみることで、実践的な知識を深めることも可能です。
さらに、市場価値を高めるのにおすすめなのが専門分野の資格を取得することです。とくにクラウド関連の資格を取得しておくと、転職するときや職場で自身の知識や技術などを証明することができますよ。
末永
需要の高いインフラエンジニアとしてこの先も活躍していくには、実務経験をしっかりと積み重ねていくことが必要不可欠になります。
そのため、積極的にプロジェクトや勉強会、セミナーなどに参加して新たな知識やスキルをアップデートしていきましょう。
ポータブルスキルを高める
インフラエンジニアとしての市場価値を高める方法として、ポータブルスキルの向上も挙げられますね。インフラエンジニアに必要なポータブルスキルは「基本的なネットワークとサーバーの知識」です。
具体的には、データのフォーマットと処理の一連のルールである、TCP/IP、DNS、HTTP/HTTPSといったネットワークプロトコルの理解ですね。他にもLinuxやWindowsサーバーの設定と管理が含まれますね。
また、AWS、Azure、Google Cloud Platformといった主要クラウドサービスの基本操作や、インフラ設計・実践、自動化ツールの取得も欠かせません。
末永
とくにクラウド環境においては、Terraform(HashiCorp Configuration Language)と呼ばれる、高水準のコンフィギュレーション言語をコードとして管理するツールも有用性が高いですね。
インフラエンジニアのキャリアパス
インフラエンジニアのキャリアパスは幅広くなっています。例えば、まだ経験が浅いインフラエンジニアの場合は、基本的なネットワーク構築とサーバー管理のスキルを習得して経験を積むことで、ステップアップしていけます。
中級インフラエンジニアからシニアインフラエンジニアへステップアップするなら、プロジェクトリーダーの経験とチーム全体の技術力向上に貢献できる能力が求められます。
シニアインフラエンジニアを目指すには、複雑なインフラ設計だけではなく新たな技術の導入にも対応できる専門知識が必要になります。また、インフラエンジニアからクラウドエンジニアへキャリアシフトすることも可能ですよ。
末永
このようにインフラエンジニアのキャリアパスは、幅広く多岐にわたるので、自分のキャリアプランを踏まえた上で、どの知識と経験、スキルを積むのが最適なのか考えてみましょう。
インフラエンジニアとして活躍していく際に、スペシャリストを目指すのが良いのか、それともゼネラリストを目指すのが良いのか、次で詳しくお伝えしていきますね。
スペシャリストを目指す
インフラエンジニアのスペシャリストは、ネットワークやサーバー、データベースやクラウドコンピューティングといった特定の分野において高い専門知識を持ち、最適な設計・運用を担うポジションです。
とても重要なポジションにあたるからこそ、企業のIT基盤を支えるための専門知識と経験が求められます。しっかりと経験を積み重ねていくことで、プロジェクトリーダーやコンサルタントとして活躍できる機会にも恵まれますよ。
インフラエンジニアのスペシャリストになるためには、自分が興味関心のある専門分野を見つけて、関連する資格を取得したり実務経験を積んだりすることが重要になってきます。
さらに、最新技術やトレンドをつねにチェックして自分の知識とスキルをアップデートし続けることも必要不可欠ですね。
末永
ただ、インフラエンジニアは活躍する業界や専門領域によって求められるスキルが異なります。
だからこそ、自分が目指したいキャリアプランに合わせて、計画的にスキルと知識の習得をすることが大事になってきます。
末永
自分のキャリアプランを考えることに対して不安を抱えている人は、一緒にキャリアプランを考えてもらえるITに特化している転職エージェントに頼るのもアリですよ。
IT業界に精通しており数多くの転職者を支援してきているノウハウを踏まえた上で、アドバイスや相談に乗ってくれます。自分では思いつかなかったキャリアプランを提案してもらえることもありますよ。
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ゼネラリストを目指す
ゼネラリストとは、幅広い知識や技術、経験や多角的な視点を持った人を指します。特定の技術領域に対する高い技術力を持っているスペシャリストとは異なり、ゼネラリストはさまざまな領域に対して広範囲な知識が求められます。
特定の領域や技術に特化するのではなく、柔軟に多岐にわたる業務に取り組むことも求められますね。プロジェクト全体を俯瞰しながら、各領域のエンジニアと協力をして製品開発やシステム開発に関わっていきます。
そんなゼネラリストのメリットは、幅広い知識とスキルを保有しているからこそ、さまざまなプロジェクトに参画できることです。他にも将来的に管理職に抜擢される機会も多いので、収入アップを狙うことができるのも魅力です。
末永
ただ、業務範囲が幅広いからこそ、専門家としての経験やスキルを積み重ねていくことが難しいのがデメリットとして挙げられますね。また、スキル不足によって転職がしにくくなる傾向にあるのもネックです。
ゼネラリストとして経験やスキルを積み重ねれば、プロジェクトマネージャーとしてチームを引っ張ったり、技術リーダーやコンサルタントとして活躍するというキャリアパスも選択できますよ。
インフラエンジニアのキャリアチェンジ
インフラエンジニアはキャリアチェンジの幅も広くなっています。インフラエンジニアがキャリアチェンジを考える大きなきっかけになっているのは、技術トレンドの変化や自分自身の成長意欲の向上が挙げられますね。
キャリアチェンジをする際に大切なポイントは、自分の強みを最大限に活かせる業界やポジションを選択することです。また、転職をするタイミングや戦略的なスキルアップも重要になってきますね。
末永
そんなインフラエンジニアのキャリアチェンジとして、選択するケースが多いものを下記に3つ挙げて紹介していきたいと思います。
インフラエンジニアからのキャリアチェンジで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
セキュリティエンジニア
インフラエンジニアからのキャリアチェンジでおすすめなのは、セキュリティエンジニアです。セキュリティエンジニアへの道を選択する際には、情報セキュリティに関する専門知識はもちろんのこと、それに関連する認定資格の取得も求められます。
なぜなら、セキュリティエンジニアは企業や組織の情報セキュリティを守る重要なポジションにあたるからです。システムやネットワークの脆弱性を見つけて対策しなければなりません。
また、ネットワークセキュリティの基礎知識の他に、サイバー攻撃の手法をはじめ、マルウェア解析に関する専門知識、そしてセキュリティツールの使用方法やログ解析のスキルも必要不可欠になります。
それだけではなく、高いリーダーシップやチームとのコミュニケーション能力も求められるのが特徴として挙げられますね。
末永
ちなみに、セキュリティエンジニアは高い技術力や専門知識、強い責任感が求められる職種です。だからこそ、それだけキャリアアップのチャンスにも恵まれて、より専門性を高められるのが魅力です。
実際にセキュリティエンジニアから情報セキュリティマネージャーや、セキュリティコンサルタント、システムアーキテクトや最高技術責任者(CTO)なども視野に入れることができますよ。
ITアーキテクト
インフラエンジニアのキャリアチェンジする際には、ITアーキテクトもおすすめです。ITアーキテクトを目指す場合は、システム全体の設計をはじめ、プロジェクト管理に関連するスキルを向上させることが必要不可欠となります。
というのも、ITアーキテクトは企業のビジネスニーズに合わせて、ITインフラの設計や既存システムの改善、そして技術的なガバナンスの確立を担うポジションだからです。
そのため、幅広い技術力とビジネスの知識の両方が求められることから、技術スキルをさらに深く習得することやビジネス理解を広げることが重要なポイントとなりますね。
末永
インフラエンジニアからITアーキテクトへのキャリアチェンジを希望する際には、さまざまな関係者と円滑にコミュニケーションを取らなければならないので、コミュニケーションスキルも大事です。
インフラエンジニアからITアーキテクトへキャリアチェンジすることの難易度は高いものの、とても価値のあるものだと言えるでしょう。
社内SE
インフラエンジニアからのキャリアチェンジとして、社内SEも選択肢の1つとして挙げられますね。企業内のIT環境・運用を担うポジションとなるので、社内のIT環境を最適化して業務の効率化を図るのがメインとなります。
そのため、幅広いITの知識だけではなくビジネスへの理解力や、コミュニケーションスキルも求められる傾向にあります。そんな社内SEに求められるスキルセットはさまざまです。
プログラミングスキルやネットワーク・サーバーの知識はもちろんのこと、トラブルシューティング能力、プロジェクトマネジメント能力などが必要になってきます。
末永
ちなみに、社内SEとして経験やスキルを習得した後は、管理者やITマネージャーに昇進するのがメジャーとなっています。さらに、専門知識をさらに深めて特定分野のエキスパートを目指す人もいますね。
また、社内SEになると他のIT分野のキャリアチェンジも可能になります。具体的には、セキュリティエンジニアやITアーキテクトが挙げられますね。
未経験からインフラエンジニアになる方法
未経験からインフラエンジニアになるには、まず基礎知識を習得することが何よりも大切になってきます。ネットワーク技術やサーバー管理の基礎に関連する書籍を購入して、知識を入れていくのが良いでしょう。
他にも通信講座を活用して基礎知識と専門知識を身につけていく方法もありますね。中には実践的な内容を学べる講座を提供しているところもあるので、未経験でも理解しやすいのが魅力ですね。
インフラエンジニアの基本スキルセットとして、LinuxやWindowsといった主要なオペレーティングシステムの理解が求められます。合わせてTCP/IPプロトコルの理解も求められます。
末永
このように未経験からインフラエンジニアを目指す場合は、いくつか方法があるので、自分がどのようにして学びたいのか決めた上で、未経験から目指せるルートを選択することをおすすめします。
独学で基礎知識や専門知識を習得すると挫折してしまう人も多いと思います。その場合はプログラミングスクールなどを活用して、しっかり学ぶと続けやすいですよ。
末永
インフラエンジニアの知識やスキルを習得した後に就職先を紹介してもらえたり、転職支援実績が豊富だったりするスクールを活用すれば、スムーズに活躍できる場所を見つけられます。
プロのエンジニアが指導してくれるので、わからないことをその場で質問して解決できるのも大きな魅力ですね。
下記におすすめのプログラミングスクールをまとめましたので、ぜひそれぞれ比較しながら活用するところを決めてみてくださいね!
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インフラエンジニアによくある質問
インフラエンジニアはクラウド環境へ移行していくことに伴い、需要がますます増加していくと予想されています。だからこそ、ITインフラの設計や構築・運用だけではなくセキュリティ対策に関する知識や技術も必要不可欠です。
求められるスキルセットも業界などによって異なってきます。そこでここでは、インフラエンジニアの将来性に関する悩みや不安、疑問をいくつか紹介していきたいと思います。
インフラエンジニアは将来仕事がなくなるのか
相談者
インフラエンジニアは将来、仕事がなくなるのでしょうか?
末永
結論から申しますと、インフラエンジニアの仕事がなくなるということはありません。
確かにインフラ管理の普及によって手動作業が自動化されていますが、だからこそインフラエンジニアに新しい技術やスキルが求められています。
末永
さらに、新たなツールやプラットフォームの知識が必要になるだけではなくより高いスキルも求められます。
クラウドへ移行する際に専門的な知識が必要不可欠になるため、クラウドに精通したインフラエンジニアの需要は今後高まっていきますよ。
クラウド系インフラエンジニアは将来性がないのか
相談者
クラウド系インフラエンジニアは将来性がないと言われていますが、それって本当なのでしょうか?
末永
クラウド系インフラエンジニアには十分将来性がありますよ。
なぜなら、サーバーやソフトウェアといった情報システムを使用者が管理する設備内に、設置したり運営したりすることを指すオンプレミスから、クラウドへの移行が進んでいるからです。
末永
今後、クラウドを取り入れたサーバーの運用やシステム構築が主流になると予測されているので、クラウド系インフラエンジニアの需要はさらに高まると言われています。
クラウド系インフラエンジニアとしてのキャリアをさらに積みたい場合は、AWS認定資格をはじめ、Google Cloud認定資格など、業界内で高く評価してもらえる資格を取得しておくのがおすすめですよ。
インフラエンジニアは海外で需要があるのか
相談者
インフラエンジニアは海外での需要がありますか?
末永
インフラエンジニアは海外でも需要が高まっている傾向が見られます。もちろん、地域によって結構異なってくるのですが、全体的に需要は高いので活躍できるでしょう。
とくに北米・ヨーロッパはクラウドやデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴って、インフラエンジニアの需要が加速しています。
他にもデータセンターの拡大や5Gの導入によってアジア太平洋地域でもインフラエンジニアの需要が急速している傾向が見受けられますね。
末永
ちなみにグローバル企業が求めているインフラエンジニアは、高度な技術力だけではなく、ポータブルスキルを保有している人です。
具体的にはクラウドプラットフォームの運用管理や、ネットワーク構築・セキュリティなどに関する知識と経験・スキルですね。
インフラエンジニアとして海外で活躍したい場合は、クラウド関連のAWSなどの認定資格を保有していると有利になります。さらに、ビジネスレベルの英語力も必要不可欠になりますね。
そんなインフラエンジニアですが、5年後や10年後には需要がなくなってしまうのではないか、そんなふうに不安を抱いている人もいると思います。
ここからは5年後・10年後それぞれのインフラエンジニアの需要がどうなっていくのかお伝えしていきますね。