AIエンジニアにおすすめの転職エージェント8選【2024年10月版】
この記事ではAIエンジニアにおすすめの転職エージェント・転職サイトを厳選し、それぞれのサービスの特徴、おすすめの人を紹介します。
またAIエンジニア向けの転職エージェントを活用するコツや未経験で目指す人向けの転職ノウハウもお伝えします。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
AIエンジニアにおすすめの転職エージェント
ここではAIエンジニアにおすすめの転職エージェントを8つ紹介します。
どの転職エージェント(転職サイト)を使うかによって転職成功の確率も変わるので、自分に合った転職エージェントに出会うために各社の特徴をしっかりと押さえておきましょう。
サービス名 | 求人数 | 特徴 | |
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マイナビIT AGENT |
求人多数 | ・関東圏に強い
・20〜30代の転職支援が得意 ・IT業界出身のアドバイザーが親身にサポート |
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Geekly(ギークリー)
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30,000件以上 |
・東京/神奈川/埼玉/千葉の案件に特化
・求人地域が限定されているからこそ企業への交渉力が強い ・IT業界に特化し10年以上の転職支援実績 |
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レバテックキャリア
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◉全体:29,930件
◉AIエンジニア:215件 |
・年7,000回以上企業にヒアリングし、現場の生の情報をキャッチ
・企業別の対策に強く、内定率が高い ・業界最大級の45万人の求職者が利用 |
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ビズリーチ(IT)
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◉全体:29,678件
◉AIエンジニア:3,894件 |
・ハイクラス向けの転職サイト
・スカウト受信可能 |
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リクルートエージェント(IT)
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◉全体:203,420件
◉AIエンジニア:約3,000件 ※非公開求人含む |
・求人数が多い
・選考対策に関するセミナーなど面談以外のフォローが充実 |
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2024年10月時点の求人数 |
マイナビIT AGENT
こんな人におすすめ
●エンジニアの実務経験がある人
●IT業界を熟知しているアドバイザーに、自分のキャリアについて相談したい人
●業界大手のマイナビにしかない非公開求人を紹介してほしい人
マイナビIT AGENTはマイナビグループが提供するIT業界・Web業界に特化した転職エージェントで、とくに20代〜30代のITエンジニアの転職支援を得意としています。
またIT・Web業界出身のキャリアアドバイザーが専任でサポートをしてくれます。
経験者だからこそ分かる視点で求人を紹介してくれるので利用者の転職後の年収は全体で74%ほどUPしており、人によっては前職と比較して110万円増えたケースもあります。
運営会社 公式サイト |
株式会社マイナビ https://mynavi-agent.jp/ |
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得意領域 | IT/金融/メーカー/物流/メディア/不動産/その他 |
対応エリア | 日本全国・海外 |
マイナビIT AGENTについてもう少し詳しく知りたい人は下記の記事で解説しているので、合わせてご覧ください!
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Geekly(ギークリー)
こんな人におすすめ
●IT領域経験者で年収を上げたい人
●応募したい求人がイマイチ見つからない人
●各職種のプロに相談したい人
Geekly(ギークリー)はゲーム業界やIT・Web領域に特化した転職エージェントです。キャリアアドバイザーの専門性が高く、特定企業に対する交渉力が強いのが特徴です。
運営会社 公式サイト |
株式会社Geekly(ギークリー) https://www.geekly.co.jp/ |
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得意領域 | IT・Web・ゲーム |
対応エリア 拠点 |
東京/神奈川/埼玉 東京 |
Geekly(ギークリー)について詳しく知りたい人は、こちらの記事で紹介しているので、ぜひ合わせて読んでみてくださいね!
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レバテックキャリア
こんな人におすすめ
●エンジニア経験者
●転職で年収UPしたい人
●将来のキャリアのためにスキルアップを実現したい人
レバテックキャリアは累計45万人が利用するエンジニア経験者専門の転職エージェントです。経験者を対象としていることもあり、保有する求人の約8割が年収600万円以上のハイクラス案件となっています。
運営会社 公式サイト |
レバテック株式会社 https://career.levtech.jp/ |
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得意領域 | IT/金融/メーカー/物流/メディア/不動産/その他 |
対応エリア | 全国 |
レバテックキャリアを利用する前に評判や口コミをチェックしたい人は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください!
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ビズリーチ(IT)
こんな人におすすめ
●エンジニア経験者
●エンジニアとして年収アップを目指したい人
●スカウトサイトも併用して、万全の転職にしたいエンジニア
ハイクラス転職に強いビズリーチではIT・エンジニア向けの転職実績も豊富で、年収800万円以上のエンジニア求人が25,000件以上 (2024年10月時点)もあります。
また、ビズリーチ(IT)の最大の特徴は、転職後の年収が平均で120万円アップしている点です。
大企業や事業会社の高年収エンジニア求人があるだけではなく、経歴を確認したヘッドハンターがあなたのキャリアに沿った年収アップ、キャリアアップ可能な求人を紹介してくれます。
運営会社 公式サイト |
株式会社ビズリーチ https://www.bizreach.jp/ |
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業種例 | IT/インターネット・メーカー・商社・コンサルティング・金融 |
対応エリア | 全国・海外 |
ビズリーチについて詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください!
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リクルートエージェント(IT)
こんな人におすすめ
●初めて転職エージェントを利用する人
●業界大手のリクルートにしかない独占求人を紹介してほしい人
●IT業界へ未経験で挑戦したい人
リクルートエージェント(IT)は人材紹介業界最大手のリクルートグループが運営しており、IT・Web業界の転職も得意としています。
他のIT特化エージェントは領域・分野が偏っているのですが、リクルートエージェント(IT)は5つの領域(ハードウェア・ソフトウェア・インターネット・情報処理・情報通信)の求人を取り扱っているだけでなく案件も多く、充実しています。
運営会社 公式サイト |
株式会社リクルート https://www.r-agent.com/ |
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得意領域 | IT/Webの全職種 |
対応エリア | 全国・海外 |
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ウィルオブテック
こんな人におすすめ
●専属エージェント2名による多角的なサポートを受けたい人
●年収150万円以上UPの実績があるサポートを受けたい人
●大手有名企業からベンチャー・スタートアップ企業まで幅広い求人を見たい人
ウィルオブテックはITエンジニアに特化した転職エージェントで経験者向けの求人が多いです。
ウィルオブテックのサポートの特徴として2名体制で転職支援をおこなうのが特徴です。
キャリアアドバイザーに加え、企業担当者とのやり取りをしているリクルーティングアドバイザーも専属で担当してくれるため、多角的な視点からサポートを受けることができます。
運営会社 公式サイト |
株式会社ウィルオブ・ワーク https://willof.jp/ |
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取引実績 | sansan・speee・cyberAgentなど |
対応エリア 拠点 |
東京/神奈川/埼玉 東京 |
ウィルオブテックについて詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください!
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ユニゾンキャリア
こんな人におすすめ
●未経験からITエンジニアになりたい20代
●エンジニア経験のある24歳〜40歳
●成長意欲ある企業に出会いたい人
ユニゾンキャリアは2021年1月にできた比較的新しいIT特化の転職エージェントです。
ユニゾンキャリアの特徴は何と言っても、利用者のうちエンジニア経験者の83%が年収アップしている点です。
また、IT業界未経験者への対応にも強く、IT業界出身のアドバイザーが企業の内部事情までしっかりと伝えてくれます。結果的にGoogle口コミでは4.8点を取るなど利用の満足度も高いです。
運営会社 公式サイト |
株式会社ユニゾン・テクノロジー https://unison-career.com/company/ |
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得意領域 | 業界:IT/WEB業界 |
対応エリア | 東京、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木、愛知、大阪、兵庫、京都、福岡 |
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ワークポート
こんな人におすすめ
●ゲーム業界も検討している人
●管理アプリを使いたい人
●手厚いサポートを受けたい人
ワークポートは、IT・ゲーム業界に強みを持つ総合型の転職エージェントです。
総合型とはいえ、全公開求人の3割はITエンジニア系の求人となっているため、ワークポートはエンジニアにおすすめの転職エージェントだと言えます。
運営会社 公式サイト |
株式会社ワークポート https://www.workport.co.jp/ |
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得意領域 | IT業界・Web業界・ゲーム業界 |
対応エリア | 全国・海外 |
ワークポートについてさらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
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AIエンジニアが転職エージェントを利用するメリット
AIエンジニアが転職エージェントを利用するメリットは大きく3つあります。
転職活動をエンジニア転職のプロにサポートしてもらうと、効率よくより納得感のある転職ができる可能性も高まるので、メリットを理解して活用しましょう。
転職エージェントを利用するメリット
自分の希望に合った求人を厳選してくれる
IT業界特化の転職エージェントはAIエンジニアとしてのキャリアプランや希望条件に合った求人を厳選してくれます。
IT業界特化のエージェントだと様々なIT関連職種の転職支援をおこなっているので、どんな経験やスキルを持った人がどの企業のどの職種に進むことができるのかに詳しいです。
末永
非公開の求人に出会える
IT業界特化の転職エージェントを利用すると非公開求人に出会うことができます。
特に大手企業など、より質の良い人材に効率的にアプローチできるよう、転職エージェント経由でしか応募を受け付けていない企業もあります。
末永
転職エージェントは企業の人事戦略を把握した上で企業に候補者を紹介するので、企業には採用にかける人的コストが抑えられるメリットがあるんです。
転職エージェントでしか保有していない求人もあるので、転職サイトと並行して利用するのがおすすめですよ。
面接の日程調整や内定後の条件交渉を代わりにおこなってくれる
転職エージェントは面接の日程調整や内定後の条件交渉を代わりにおこなってくれます。
転職サイトや企業の採用ページから応募する場合は複数の採用担当者とやりとりしなければなりません。
また条件交渉もこれが妥当な範囲なのかもう少し引き上げることができるのかなど、市場感がわかっていないと交渉しづらいですよね。
末永
特に自分だとやりづらい年収交渉については、必ずしも希望が通るとは限らないものの、企業の採用意欲や求職者の他社の選考状況なども踏まえて上手に交渉してくれますよ。
AIエンジニアが転職エージェントを利用するデメリット・注意点
ここではAIエンジニアが転職エージェントを利用する際のデメリットや注意点をお伝えします。
転職エージェントは企業に内定が決まった際に紹介手数料をもらうという成果報酬型のビジネスモデルの下で求職者の転職支援をしています。
そのビジネスモデルによってどんなデメリットや注意点があるのか理解した上でうまく活用するようにしましょう。
勝手に応募されてしまうこともある
転職エージェントによっては勝手に応募されてしまうことがあります。
転職エージェント経由で応募する場合、複数のエージェントから1つの求人に応募することはできません。
そのため転職エージェントは自社経由で応募してもらうかが勝負になります。
末永
すべてのエージェントが勝手に応募するわけではないのですが、求人紹介を受けたら今応募するのかしないのかはっきりと伝え、テキストで応募意思の有無を残すと安心です。
担当者がAIエンジニアに詳しくないこともある
IT業界特化の転職エージェントでも担当者がAIエンジニアに詳しくないことがあります。
これは転職エージェントごとにキャリアアドバイザーに任せる領域が異なったり、担当アドバイザーの経験が浅かったりすることによって起こります。
末永
具体的にはある転職エージェントはweb業界、IT業界などの業界ごと、あるところでは企業ごとにアドバイザーの担当領域を決めているケースがあります。
そのため、担当アドバイザーが必ずしもAIエンジニア詳しいわけではなく、期待した通りのサポートを受けられないこともあります。
担当者が合わないと感じた場合は担当変更を依頼するか、他の転職エージェントにも相談してみましょう。
末永
AIエンジニアの転職に詳しい担当者にサポートしてもらえるよう、最初はエージェントに複数登録するのがおすすめです。
複数社比較して自分に合うサポートをしてくれるアドバイザーを見極めてから応募を進めましょう。
ちなみに複数登録するなら、エンジニアの転職支援に強いマイナビIT AGENT・Geekly(ギークリー)・レバテックキャリアの3社はまず登録しておきたい転職エージェントとしておすすめですよ。
エンジニアにおすすめ転職エージェント
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マイナビIT AGENT
マイナビのコネクションを活かした、人気企業求人や社内SEなどの求人が多数 -
レバテックキャリア
ITエンジニア経験者向けのハイクラスIT求人が多数!キャリアUPを狙うエンジニア定番のエージェント -
Geekly(ギークリー)
IT・WEB・ゲーム業界特化の転職エージェント!IT求人数は業界最大級を誇り、一都三県・関西圏に強い! -
リクルートエージェント(IT)
国内最大の定番エージェント!エンジニアやIT業界の求人も多数保有
応募や内定承諾を急かされることがある
転職エージェントを利用すると、応募や内定承諾を急かされることがあります。
転職エージェントは求職者が紹介した企業に入社を決めて初めて利益が出るビジネスモデルです。
そのため1つでも多くの企業の選考に進んでもらい、内定承諾までのスパンを短くしようとします。
末永
企業の採用がうまくいくと募集が閉じてしまうケースもあるため、応募や内定承諾を急かされることが一概に悪いことではありません。
ただ自分でコントロールしないと志望度の高い企業への選考対策が不十分なまま面接に臨んだり、じっくり比較できずに内定承諾して後悔したりすることもあります。
そのため応募数や面接のペース配分、スケジュール管理は自分でおこなって冷静に転職先を選べるようにしましょう。
AIエンジニアが転職エージェントを上手に活用するコツ
複数の転職エージェントに登録して比較する
AIエンジニアが転職エージェントを活用するコツの1つ目は、複数の転職エージェントに登録して比較することです。
転職エージェントにもそれぞれ得意とする転職支援の型があります。
例えば未経験でAIエンジニアを目指す人向けなのか、経験者向けでもハイクラス向けなのか一般職向けかといった具合です。
末永
最初から1社に絞って応募を進めてしまうと、サポートが微妙だと思ってエージェントを変えても、応募して選考に進んだものを取り消すことはできません。
そのため、複数のエージェントと会ってみて自分に合う担当者を見つけてみましょう。
また複数のエージェントと会っていることを伝えると、自分たちのところで応募を進めてもらおうとサポートを手厚くしてくれる可能性があるので、伝えてみるのがおすすめです。
初回面談前に経験や転職の目的を整理しておく
転職エージェントを活用するコツの2つ目は初回面談前に経験や転職の目的を整理しておくことです。
なぜかというと、転職エージェントは事前情報と面談でのヒアリングを基にサポートに注力するかやどんな求人を紹介するか決めるからです。
末永
転職エージェントは、できるだけ転職の可能性が高い人を優先的にサポートしようと考えます。
その可能性の高低はこれまでの経験やスキル、転職意欲の高さで判断します。
そのためできるだけ初回面談前にこれまでの経験や転職の目的などを整理しておき、転職エージェントに自分を売り込む気持ちで面談に臨みましょう。
転職エージェントに嘘をつかない
転職エージェントを活用するコツの3つ目は転職エージェントに嘘をつかないことです。
特に転職理由はネガティブなものになりやすいのではっきり伝えない人がいますが、ミスマッチの要因になりうるので避けた方が良いです。
末永
「今何が不満で会社を変えたいのか」が伝わらないと、紹介される求人が希望とずれます。
また選考に進んで内定が出ても退職理由にそぐわず決めきれないといったことが起こります。
そのためエージェントには正直に自分の気持ちを伝え、解消するためにどんな方向性で転職活動を進めたらいいか相談するようにしましょう。
エージェントに主導権を握らせない
転職エージェントを活用するコツの4つ目はエージェントに主導権を握らせないことです。
中には大量応募して1件でも内定を獲得させるという戦略をとっているエージェントもいます。
そうなると選考対策が万全でない状態で意図せず選考に進むことになり失敗するケースもあります。
末永
せっかくのチャンスを準備不足で無駄にするのはもったいないですよね。
そうならないためにも転職活動にかけられる時間や志望順位なども踏まえて、効率よく転職活動を進めるための戦略を立てましょう。
戦略を立てたらエージェントにも共有するとより進めやすくなります。変に急かされることもなくなり、また機会損失にならないよう志望度が高い企業の採用状況なども共有してもらえますよ。
AIエンジニアに強い転職エージェント利用の流れ
AIエンジニアに強い転職エージェントの利用の流れは以下の通りです。
それぞれ解説していきます。
登録
転職エージェントへの登録は各エージェントの公式サイトからおこないます。
公式サイトでそれぞれ転職エージェントへの登録ボタンが出てきますので、画面の指示に従って個人情報(氏名・生年月日・連絡先・経歴など)を入力していきます。
末永
登録が完了すると、そのままネット上で面談予約をするか、数日以内に登録した電話番号にオペレーターから連絡が来て面談の日程調整をする流れになります。
面談
面談はZoomなどのオンラインか対面で30〜1時間程度の時間でおこなわれます。
1〜2名のキャリアアドバイザーから転職の意向やこれまでの経験を具体的にヒアリングされます。
ヒアリングの内容としては以下のような内容です。
面談でのヒアリング内容
- 転職エージェントに登録した経緯
- 転職意欲
- 転職理由
- これまでの経験
- 転職の方向性
- 希望条件
- 転職エージェントのサポートで期待すること
末永
転職エージェントは登録時の事前情報や面談でのヒアリング内容を基に紹介する求人の方向性を決めます。
そのため上記の内容に関してはしっかり答えられるように準備しておきましょう。
求人紹介
求人紹介はエージェントによっては初回面談前に求人送付されたり、初回面談時に紹介されたりするケースもあります。
ですが、一般的には面談後にエージェントのシステムやメールなどを使って求人を紹介されることが多いです。
末永
エージェントによって10社程度に厳選して求人を紹介してくれるところもあれば、40社程度幅広く紹介してくれるところもあります。
紹介する求人数はエージェント側で調整可能なので、なるべく多めが良いのか少なめが良いのか希望があれば面談時に伝えるようにしましょう。
求人選定・エントリー
求人選定は紹介された求人の中から転職理由や希望条件に沿って自分でおこないます。
エントリーの方法はサービスによって異なり、担当のキャリアアドバイザーに口頭かLINEなどのテキストで応募意思を伝えるのみのケースと、システムを使っておこなうケースがあります。
末永
ここで気をつけたいのはエージェントに応募意思を伝えて応募するケースで、エージェントによって「推薦」「応募」「エントリー」など様々な言い方をします。
どういう意味かわからずに曖昧に返事をしてしまうと、勝手に応募されてしまうこともあるので、求人紹介されたら一度持ち帰って考えたいとはっきりと伝え、応募意思はテキストで送るようにしましょう。
選考(書類・面接)
書類については面談前に転職エージェントに送付するケースが多いですが、面談時に必ず書類の添削を依頼して問題ないことを確認してから応募意思を伝えましょう。
応募書類の選考結果は3日〜1週間程度で出ます。
転職エージェントから書類選考の結果が来たら面接日程の調整をしますが、結果が来た順ではなく志望順位が低い順に面接日程を調整するのがおすすめです。
末永
基本的に現職と並行して転職活動を進める人が多いと思うので、面接を組める時間も限られます。
最終的に複数社内定が出た状態で比較した方が転職先を決めやすいので、同じタイミングで内定が出るようにスケジュールをうまく調整しましょう。
内定・意思決定
内定が出ると大抵1週間以内が内定承諾期限として設定されます。
他に志望度が高い企業の選考が間に合わない場合などは転職エージェントに交渉して承諾期限を伸ばしてもらうことも可能です。
末永
ただ企業側の採用状況によって承諾期限の延長を受け入れてくれないケースもあります。
そのため最終選考フェーズになったら改めて志望順位を見直し、いつ内定が出ても意思決定できるように準備しておきましょう。
退職交渉
退職交渉は内定が出て、転職先を決めたらすぐにおこないます。
退職交渉に関してはエージェントは関与することができず自分で会社の上司に伝える必要がありますが、タイミングや伝え方に迷ったら転職エージェントに相談してみましょう。
末永
現職を続けながら転職活動をしていると後ろめたさから親しい先輩や後輩に転職を仄めかしてしまう人もいますが、上司にまで情報が回って引き留めにあうこともあるので退職の意思を伝えるのは転職先が決まってからにしましょう。
AIエンジニアが転職を成功させるためのステップ
AIエンジニアが転職を成功させるためには以下の4つのステップが必要です。
それぞれのステップで抑えておくべきポイントも解説するので、参考にしてみてくださいね。
AIエンジニアとしてのスキルセットや経験の棚卸し
まずAIエンジニアとしての自身のスキルと経験を棚卸しして、自分がAIエンジニアとして何ができるのか明確にしましょう。
棚卸しする際は「AI技術に関する知識」「実装スキル」「プロジェクト経験」の3つの観点で洗い出すのがおすすめです。
具体的にはそれぞれ以下のようなポイントについて振り返ってみましょう。
AI技術に関する知識
- 「教師あり学習、教師なし学習」など、機械学習や深層学習の基本的な概念を理解しているか
- 「ロジスティック回帰、決定木」などのアルゴリズムを理解しているか
- ・データ解析に必要な「微分、線形代数、確率論、統計学」などの数学的な理論を理解しているか
実装スキル
- 使用可能なプログラミング言語やライブラリは何か
- AIモデルの設計・実装・評価の経験や、クラウドプラットフォームを活用したAIシステムの構築経験があるか
プロジェクト経験
- 携わった業界や分野、そこでの課題は何か
- データの偏りや欠損、過学習やアンダーフィッティングなど、直面した課題をどのように解決した
末永
上記のスキルや経験を洗い出し、業界標準と比較した時の自身の現在地を把握することが重要ですね。
AIエンジニアとして転職する目的の整理
AIエンジニアとして転職を考える際、まず自身の転職の目的を明確にすることが重要です。
なぜなら転職の目的によって転職先に求める必要な条件やスキルが異なるからです。
例えば、AIエンジニアとしてサービス開発をしたいなら、ビジネス課題への理解やサービス開発を進める上での周囲とのコミュニケーション能力も重要になります。
一方、AIを活用したサービス開発をしたいなら、ビジネス課題への理解力やコミュニケーション能力も重要になります。
末永
このように何を目的に転職するかによって自分が転職先に求める条件や反対に企業から求められるスキルや経験が異なります。
そのため自分の経験と転職して得たいものを明確にしてそのギャップを埋めるための転職にすることを意識しましょう。
AIエンジニアの経験が伝わる職務経歴書の作成
職務経歴書では、「習得スキル」「プロジェクト経験とその成果」「コミュニケーション」の3つのポイントをアピールしましょう。
習得スキルについては、使用可能なプログラミング言語、ライブラリやフレームワーク、開発ツール(Jupyter Notebook、Git、Dockerなど)を明記します。
プロジェクト経験については、以下3点を抑えられると良いです。
- どんな業界の課題を解決するプロジェクトだったのか
- 経験した業務の範囲(設計・開発・運用など)
- 結果的にどんな成果を生み出したのか
最後にコミュニケーションについては、プロジェクトでの立ち回り方やクライアントとのコミュニケーションの中で工夫した点などをアピールしましょう。
末永
未経験の場合はプロジェクト経験について語るのは難しいですが、現職や前職に近い領域をクライアントにしている企業に応募すればそこで感じていた課題感を伝えるのもアピールポイントになりますね。
AIエンジニアとしての実力を示すポートフォリオの作成
ポートフォリオには、機械学習モデルやWebサービス、データ分析レポートなど、実務に近い課題解決経験を示すようにしましょう。
具体的な手法としてはGitHubでコードやドキュメントを公開し、Laboro.AIなどの技術ブログでプロジェクトの詳細を解説するのがおすすめです。
末永
プロジェクトの詳細には課題設定や解決方法、データの取り扱いスキル、プロセスの説明を記載すると実力のアピールにつながります。
AIエンジニアの転職に詳しいエージェントの選定
転職エージェントを選ぶ際は、業界の最新トレンドや求人情報に精通しているかや、担当者との相性はどうかを見極めましょう。
エージェントによって得意な転職支援の形が異なるので、求人の傾向や公式サイトに記載されている転職成功事例などを参考にしながら見極めていくと良いです。
また、エージェントが発信しているブログやセミナーなどの情報を見てみると、エージェントのAI分野への精通度合いが測れますよ。
末永
どんなエージェントにサポートしてもらうかによって転職成功率も変わってくるので、相性の良いエージェントをしっかりと見極めていきましょう。
末永
自分に合うエージェントを見極めるにはネットの情報だけでなく、実際に転職エージェントと話してみるとよりエージェントへの理解度が深まります。
そのためまずは複数登録して、何人かのキャリアアドバイザーと話してみるのがおすすめです。
マイナビIT AGENT・Geekly(ギークリー)・レバテックキャリアなどのエンジニア経験者向けのエージェントならAIエンジニアの支援にも強いので、まずはこの3社に相談してみると良いですよ。
未経験からAIエンジニアを目指す人向けの基本情報
ここでは未経験からAIエンジニアを目指す人向けの基本情報をお伝えします。
基本的に全くエンジニア経験がないとなるのが難しいと言われるAIエンジニアですが、実際にどんな仕事をするのかや必要なスキルについて解説します。
AIエンジニアの仕事内容・役割
AIエンジニアは、AI(人工知能)に与えるデータやAIが学習した後のデータ分析をおこない、システムやソフトウェアの開発でAIを活用できるようにする仕事です。
またAIエンジニアの役割は、機械学習エンジニアとデータサイエンティストの2種類に分類されます。
それぞれの特徴は以下の通りです。
AIエンジニアの役割
-
機械学習(*)エンジニア:AIの機械学習システムを開発するエンジニア。
機械学習や深層学習などのAI技術に関する知識はもちろん、PythonやC++などのプログラミング言語のスキルが求められる。 -
データサイエンティスト:AIが分析したデータを基にビジネスで活用するための施策の提案をおこなうアナリスト。
AIの知識の他に、統計学や数学、データベース、ビッグデータ、経営・マネジメントスキルなどが求められる。
*機械学習:AIに多くのデータを学習させ、データの特徴やパターンを解析して物事を判断するためのルールを獲得するデータ解析技術のこと。
末永
企業によって上記の役割が明確に分かれているところもあれば、兼任するところもあります。
そのため、転職の際はどちらのスキルを伸ばしていきたいかも企業選びの軸になりますね。
AIエンジニアの平均年収
求人ボックスによると、2024年10月時点でAIエンジニアの平均年収は、482万円です。
またdodaの平均年収ランキングによると、ITエンジニア全体の平均年収は452万円のため、AIエンジニアは平均よりも約40万円高い年収であることがわかります。
末永
ただし、経験年数や専門分野によって大きな差があり、給与幅は332万円から1,011万円と幅広いです。
高年収のエンジニアはTensorFlow・PyTorchなどディープラーニングで用いられるライブラリに関する知識があったり、AWS・Azure・GCPなどのクラウド環境での開発経験がある人材です。
AIエンジニアの中でもより高度な知識や経験を持った人ほど年収が高くなるので、年収を上げるためには日々スキルアップする意識が重要ですね。
未経験からAIエンジニアになる方法
未経験からAIエンジニアになるには「プログラミング言語の習得」「統計学や数学の基礎知識の習得」「モデル構築などの実践経験」が必要です。
プログラミング言語は機械学習やデータ分析によく使われるPythonやRの習得が必須です。
また統計学や数学においては、機械学習アルゴリズムの理解に欠かせない線形代数や微積分を使いこなせるようにしましょう。
さらに実践経験を積むために、政府や民間企業が公開しているオープンデータを利用して機械学習モデルを構築しポートフォリオを作成してみましょう。
末永
すべて独学で進めるのが難しいと感じる人はAIエンジニアに特化した講座の受講やセミナーへの参加がおすすめです。
講座やセミナーだとAIエンジニアになる上で重要なポイントに絞って学習できたり、講師に質問できたりするため比較的短い時間でAIエンジニアに必要な知識を学べます。
末永
また、講座やセミナー以外にもAIエンジニアのコミュニティや、ハッカンソンという参加者でチームを組んで一定期間集中して開発をおこなうイベントに参加してみるのもおすすめです。
イベントに参加すると他のAIエンジニアとのつながりができ、知識を深めるきっかけにもなりますよ。
未経験からAIエンジニアに転職する方法については下記の記事でも解説していますので、参考にしてみてくださいね。
エージェントによって紹介求人の量が異なるので、「多めが良い」「少なめが良い」など希望があれば伝えるようにしましょう。