
ハローワークの職業訓練で看護学校!給付金と合格の秘訣
ハローワークの職業訓練で看護学校に通い、看護師を目指したい社会人は少なくありません。職業訓練校と看護学校の違いや対象条件から、専門実践教育訓練給付金で最大80%が支給される費用面、選考・面接の合格対策まで、現役キャリアアドバイザーがわかりやすく解説します。
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ハローワークの職業訓練で看護学校に行くには
「ハローワークの職業訓練で看護師になれると聞いたけど、どういう制度なんだろう」「自分も対象になるのかな」と、看護師という新しいキャリアを考え始めた人にとって、まだぼんやりしている部分があると思います。
まずは、ハローワークの職業訓練を使って看護師を目指すという選択がどんなものなのか、基本的なところを一緒に見ていきましょう。
職業訓練校と看護学校の違い
最初に押さえておきたいのが「職業訓練校と看護学校って何が違うの」というところですね。看護師を目指すうえで最初に整理しておきたいポイントです。
職業訓練校は、ハローワークが窓口になっている公的なトレーニング施設を指します。国の「ハロートレーニング(公的職業訓練)」の一環で、再就職やキャリアアップに役立つスキルを、費用を抑えて学べます。
一方で看護師になるための専門教育を受けるのが看護学校で、専門学校や大学、短期大学などが当てはまります。
看護師を目指す2つの方法
- 公共職業訓練として、都道府県などが運営する職業訓練校(公共職業能力開発施設)が「看護師育成コース」などを設けているケース
- 専門実践教育訓練として、国の指定を受けた看護師・准看護師の養成課程で学び、ハローワークで手続きをして給付金を受け取るケース
看護師などの資格取得を目指す養成施設の課程は、専門実践教育訓練の対象講座に選ばれやすいです。
ハローワークが直接運営する訓練校に通わなくても、ハローワークで相談・手続きをして国の給付金サポートを受けながら、指定された看護学校で学ぶというルートで看護師を目指せます。
末永
どちらのルートでも看護師になるための勉強をする場所は同じですが、入学の窓口や使える制度、学費のサポートに違いが出てきます。
この違いを最初に理解しておくと、自分にぴったりの道を選ぶヒントになりますよ。
職業訓練の対象者・条件
「職業訓練って誰でも利用できるの」と気になりますよね。とくに専門実践教育訓練給付制度を使って看護学校に行くなら、クリアしたい条件がいくつかあります。
まず、雇用保険に入っていた期間(初めて利用する人は2年以上、2回目以降は3年以上)がポイントになります。
また、すでに仕事を辞めている場合は、辞めてから1年以内に学び始めるのが基本です。(※妊娠、出産、育児、疾病、負傷などの理由により 適用対象期間の延長を行った場合を除く)
あわせて、看護学校ごとの応募資格(高校卒業以上など)もしっかりチェックしてください。
末永
「訓練開始までの間、失業保険をもらいながら準備したい」と考えているなら、求職活動実績が必要になってきます。
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訓練期間と取得資格
「看護師になるにはどのくらいの期間が必要で、どんな資格が取れるんだろう」と、キャリアプランを立てるうえで気になるところだと思います。
専門実践教育訓練給付制度などを使って看護師を目指す場合、期間や取れる資格は選ぶコースによって変わります。大きく分けて、正看護師を目指す3年課程と、准看護師を目指す2年課程の2つがあります。
正看護師コースと准看護師コースの違い
正看護師を目指すコースは訓練期間が3年間となることが多いです。看護に必要な専門知識・技術と、病院での実習を積むために必要な期間です。3年の課程を修了し国家試験に合格すると看護師資格を取得できます。
准看護師を目指す2年課程は、ドクターや看護師の指示を受けて看護業務を行う資格です。修了後は都道府県知事の試験を受けて准看護師になり、働きながら正看護師を目指す進学コースに進む人もいます。
准看護師の養成課程は、正看護師より修業期間が短く、働きながら通える定時制を設けている学校もあるため、早く現場に出たい社会人に選ばれやすい傾向があります。
まず准看護師として経験を積み、その後に専門学校の進学コース(2年)で正看護師を目指す段階的な進み方もおぼえておくと、選択肢が広がりますよ。
末永
正看護師と准看護師のどちらを目指すかで、必要な期間も働き方も変わってきます。
「早く働き始めたいのか」「最初から正看護師を目指したいのか」を整理したうえで、これからのライフプランを立ててくださいね。
ハローワークの職業訓練で看護学校に通うメリット
このパートでは、ハローワークの職業訓練を使って看護学校に通うことの、うれしいメリットを具体的に見ていきましょう。
ハローワークの職業訓練で看護学校に通うメリット
学費・生活費のサポートが受けられる
ハローワークの職業訓練で看護学校を目指す大きなメリットは、お金の心配を減らせる手厚いサポートです。とくに専門実践教育訓練給付制度を活用すれば、学費や生活費の負担をぐっと軽くできます。
この制度では、支払った教育訓練経費の50%(年間上限40万円)が、受講中6ヶ月ごとに支給されます。資格を取って訓練修了から1年以内に就職し雇用保険に入ると、追加20%(合計70%)が支給されます。
2024年10月以降に開講する講座からは、修了後に賃金が5%以上アップした場合にさらに10%が上乗せされ、最大80%(年間上限64万円)まで支給される仕組みに広がりました。
3年間のコースなら、給付の合計は100万円を超えることも十分あります。「学費が高いから」と諦めかけていた人にも、看護師への道が現実的になりますね。経済的な不安が軽くなれば、勉強に集中しやすくなります。
手厚い就職サポートで就職も安心
ハローワークの職業訓練では、資格を取った後の就職活動も、看護師としてスムーズに働き始められるようしっかりサポートしてもらえます。
厚生労働省が定める専門実践教育訓練の多くのコースでは、訓練を修了した人の高い就職率が、講座指定の大切な基準の一つとされています。訓練校もしっかり就職できるようサポート体制を整えています。
加えてハローワークでも、専門の相談員によるキャリア相談や、希望に合った求人の紹介など、新しいスタートを応援してくれます。
卒業が近づいたら、看護師専門の転職サイトで求人の相場や働き方を見比べておくと、選択肢を広げながら自分に合った職場を選びやすくなりますよ。
専門知識・スキルが身につく
ハローワークの職業訓練で看護学校に通うと、現場で役立つ専門知識と実践的なスキルを効率よく身につけられます。
国が「専門的・実践的な教育訓練」と認めた専門実践教育訓練の対象コースでは、教科書を読むだけでなく、看護の現場で求められる知識や、すぐ役立つスキルを集中的に学べるようカリキュラムが組まれています。
実践をふまえた学びで看護師としての土台を磨けるので、卒業して医療現場に出たときもスムーズに業務へ入っていけますよ。「早く一人前の看護師として働きたい」という気持ちを、しっかり後押ししてくれます。
ハローワークの職業訓練で看護学校に通う注意点
このパートでは、ハローワークの職業訓練で看護学校を目指すうえで知っておきたい注意点や、人によっては「大変かも」と感じるデメリットを紹介します。しっかり準備するためのヒントにしてください。
ハローワークの職業訓練で看護学校に通う注意点
学習時間の確保と両立の難しさ
まず考えておきたいのが、看護学校の勉強はイメージ以上に時間とエネルギーが必要になるということです。
とくに看護師を目指す専門実践教育訓練は、厚生労働省の基準で、資格取得に必要な最短期間(通常2年から3年)で集中的に学ぶことを前提としています。
だからこそ、日々の授業に加えて、課題やレポート、病院での実習と、毎日コンスタントに学習時間を確保する必要があります。
家庭のことなど勉強以外にもやることがある人にとっては、この両立が最初の大きなハードルになるかもしれません。
末永
「こんなに大変だとは思わなかった」とならないために、入学前の準備が大切です。
「1日にどれくらい勉強時間が取れそうか」「家族の協力はどのくらい期待できそうか」を具体的にイメージしておきましょう。
クラスメイトの年齢や人間関係
ハローワークの職業訓練から看護学校に入るとき、制度そのもののデメリットというより、クラスメイトの年齢層や周りとの人間関係が気になる人もいます。
看護学校のクラスには、高校を卒業したばかりの若い世代から、社会人経験を経てキャリアチェンジを目指す30代・40代、それ以上の世代まで、幅広い年齢の人が一緒に学ぶケースは珍しくありません。
しかし「自分だけ年齢が離れていたらどうしよう」「若い世代とうまくコミュニケーションが取れるかな」と心配する人もいるのではないでしょうか。
末永
一番のポイントは、みんな「看護師になる」という同じ目標を持つ仲間だということです。年齢や経験が違っても、目指すゴールは同じです。
実習やグループワークなどチームで取り組む場面も多いので、自分から心を開いて関われば、年齢差もよい刺激になりますよ。
訓練内容のミスマッチ
注意点として、訓練内容のミスマッチも考えられます。「思っていたのと違うかも」と感じるのは、期待していた学びと実際のコース内容がずれてしまった時に起こりやすいです。
専門実践教育訓練給付制度の対象になる看護学校のコースは、厚生労働大臣が「専門的・実践的な教育訓練」と認めた質の高いプログラムです。各コースには、国の基準を満たした教育目標やカリキュラムがあります。
だからこそ、入学後にギャップを感じないためには、学びたいことや目指す看護師像とコース内容が合っているかを入学前に見極めることが大切です。
末永
「看護学校ならどこも同じだろう」と思い込まないことが大切です。
学校のパンフレットやウェブサイトで、授業内容・実習の頻度や場所・取得できる資格の種類をじっくり比べてみてください。
可能ならオープンキャンパスに参加して雰囲気を感じたり、先生に直接質問したりするのが、ミスマッチを防ぐベストな方法ですよ。
看護学校の費用とハローワークの給付金制度
看護師を目指すうえで、お金のことは避けて通れません。このパートでは、看護学校にかかる費用と、学びを経済的に支える給付金制度の大切なポイントを解説します。理解して、安心して準備を進めましょう。
看護学校の学費の目安
看護学校の学費は、選ぶ学校の種類、とくに国公立か私立かによって必要な金額が変わってきます。
都道府県や市町村が運営する国公立の看護専門学校や看護大学は、私立に比べて学費が抑えられています。3年制の専門学校なら総額150万円〜250万円ほど、4年制大学はさらにかかることもあります。
入学金や年間の授業料、教科書代、実習費用などを合わせたトータルの金額です。
一方で私立の看護専門学校や看護大学は、総額300万円〜500万円以上となるところも少なくありません。学校や設備、カリキュラムによって学費は大きく異なります。
専門実践教育訓練給付金とは
専門実践教育訓練給付金は、看護学校の学費負担を国がサポートしてくれる、とても心強い仕組みです。
この制度は、職業訓練の対象者が厚生労働大臣の指定する専門的・実践的な教育訓練(専門実践教育訓練)を受講・修了した場合に、本人がスクールに支払った訓練費用の一部が支給される仕組みになっています。
まず、教育訓練経費の50%が受講中6ヶ月ごとに支給されます(年間上限40万円)。資格を取って訓練修了から1年以内に就職し、雇用保険の被保険者になると、追加20%(合計70%)が支給されます。
2024年10月以降に開講する講座では、修了後に賃金が5%以上上がった場合にさらに10%が上乗せされ、最大80%(年間上限64万円)まで支給されるようになりました。
3年間のコースなら、給付の合計が100万円を超えることも十分あり得ます。
末永
専門実践教育訓練給付金を上手に活用できれば、看護師になるための経済的なハードルを大きく下げられます。
訓練開始までの期間に失業保険の受給や給付制限期間がある場合は、その間の求職活動実績も大切になります。
そんな時は、doda(デューダ)のオンラインセミナーで賢く実績作りをするのも一つの手ですよ。
求職者支援制度とは
求職者支援制度は、雇用保険の失業等給付を受けられない人を対象とした、国によるサポート制度です。
これは「ハロートレーニング」の一つで、新しいスキルを身につけて一日も早く仕事に就けるよう応援してくれるものです。たとえば、以下のような人が当てはまります。
求職者支援制度の対象者
雇用保険の適用がなかった離職者
フリーランスや自営業を廃業した人
雇用保険の受給期間が終了した人
学校を卒業した後、まだ仕事に就けていない人
収入が一定額以下のパートで働きながら、正社員への転職を目指している人
一定額以下とは
- 本人の収入が月8万円以下であること
- 世帯全体の収入が月30万円以下であること
- 世帯全体の金融資産が300万円以下であること
これらの条件に加えて、ハローワークに求職の申し込みを行い、支援指示を受けて職業訓練に参加することが必要です。
求職者支援制度を利用すると、訓練コースを基本的に無料で受講できます。テキスト代などは自己負担の場合があります。
本人や世帯の収入・資産が一定の条件を満たせば、訓練期間中に月10万円の職業訓練受講給付金と、訓練施設までの交通費(通所手当)が支給される場合もあります。
求職者支援制度は、専門実践教育訓練給付制度(訓練費用の一部が戻ってくる制度)とは別の仕組みです。
どちらの制度の対象になるのか、どんな訓練コースがあるのかは、必ず近くのハローワークで相談して確認してくださいね。
失業保険を受けながら準備する場合の求職活動実績は、オンラインセミナーを使う方法もあわせて知っておくと安心です。
ハローワークの所在地はこちら:全国のハローワークの所在案内
給付金申請の流れ
ここでは、給付金申請の流れを一緒に見ていきましょう。ポイントは、訓練を受けたい看護学校のコースが始まる「前」に、ハローワークで手続きをスタートすることです。
給付金申請の流れ
ハローワークで相談・受給資格の確認
訓練受講中の支給申請
訓練修了後の追加給付申請(該当する場合)
専門実践教育訓練給付金の申請は、原則として訓練講座を受け始める1ヶ月前までに、住んでいる地域を管轄するハローワークで「受給資格確認」の手続きを行うことからスタートします。
最初のステップでは、給付の対象になるか、どんな書類が必要かを相談員と一緒に確認します。ジョブ・カードの作成が必要になることもあります。
訓練開始前の手続きを忘れると、後から給付金を受け取れなくなることもあるので、絶対に忘れないようにしてくださいね。
末永
無事に受給資格が確認でき、訓練が始まった後も気は抜けません。
給付金は、原則として訓練を受けている間の6ヶ月ごとにハローワークへ支給申請をする必要があります。
看護師資格を取って1年以内に就職し雇用保険に入った場合は、追加給付の申請も忘れずにしてくださいね。
給付金申請の注意点
専門実践教育訓練給付金をスムーズに受け取るためには、申請の流れだけでなく、気をつけたい注意点がいくつかあります。とくに大切なのは、下の3つです。
給付金申請の注意点
すべての手続きには期限がある
必要な書類は「正確に」「早めに」準備する
訓練はきちんと「修了」することが大前提
訓練開始前の「受給資格確認」から、訓練中と修了後の「支給申請」まで、申請期間や提出期限が決められています。1日でも過ぎると給付金を受け取れないおそれがあるので、スケジュール管理に気をつけてください。
申請には本人確認書類や雇用保険被保険者証、教育訓練施設の証明書などが求められます。どんな書類が必要でどこで手に入るのか、ハローワークで事前に確認し、不備なく早めにそろえるのがおすすめです。
また給付金は、訓練を最後までやりきって修了することが支給条件の一つです。
末永
やむを得ない理由なく途中でやめたり、出席日数が大幅に足りなかったりすると、給付が受けられなくなる場合があります。
すでに受け取った給付金を返還することになるケースもあるので、最後まで頑張り抜く覚悟も大切ですよ。
看護学校の選考対策と合格のコツ
このパートでは、社会人がハローワークの職業訓練で看護学校を目指すときの、面接や筆記試験のポイントと、合格を引き寄せるコツをアドバイスしていきます。
職業訓練校の選考フロー
ここでは、職業訓練の看護学校を目指す選考が、どんな流れで進むのかを紹介します。学校やコース、募集時期によって違いますが、メジャーな選考フローは次のステップで進むことが多いです。
職業訓練校の選考フロー
出願準備
願書提出(出願)
選考試験(筆記・面接など)
合格発表
入学手続き
出願準備
まずは、興味のある看護学校のウェブサイトなどで「募集要項」を手に入れます。
募集要項には、出願できる期間・必要な書類・選考方法が詳しく書かれているので、しっかり読み込みましょう。
願書提出(出願)
募集要項の指示どおりに、入学願書や履歴書・職務経歴書など、必要な書類を準備します。
定められた期間内に提出してください。
選考試験(筆記・面接など)
書類選考の後、筆記試験や面接が実施されるケースが多いです。
筆記試験と面接が同日のこともあれば、別日のこともあります。試験日はもちろん、場所や持ち物も確認しておきましょう。
合格発表
選考試験が終わると、いよいよ合格発表です。
発表の日時や方法は募集要項に記載されています。郵送で結果が届く場合や、学校のウェブサイトで発表される場合があります。
入学手続き
合格したら入学手続きに進みます。
入学金の納付やその他必要な書類の提出にも期限があります。案内に従ってスピーディーに進めましょう。
末永
全体の流れを頭に入れておくだけでも、だいぶ見通しが立ちます。
選考内容は募集要項に詳しく書かれているので、まずは志望する訓練校の情報を確認することから始めてくださいね。
面接で聞かれることと回答の仕方
面接は、熱意や適性を直接アピールできる大切なチャンスです。とくに社会人は、これまでの経験もふまえて、よく聞かれる質問と答え方のポイントを準備しておくことが、合格への近道になります。
職業訓練校の看護師養成コースの面接では、主に以下のテーマについて質問される傾向があります。
面接でよく聞かれること
看護師を目指す理由(志望動機)
あなたの強み・自己PR
学習意欲と覚悟
将来の目標・キャリアプラン
看護師を目指す理由(志望動機)
「なぜ看護師になりたいのですか」「この学校・コースを選んだ理由は」はほぼ聞かれると考えてください。
「人の役に立ちたいから」だけでなく、自分の経験やエピソードを交えて、なぜ今目指そうと思ったのかを、自分の言葉で正直に伝えることが大切です。志望動機に一貫性があるほど、面接官の納得感が高まります。
あなたの強み・自己PR
「あなたの長所は」「これまでの社会人経験で得たものは」など、個性やスキルに関する質問です。
コミュニケーション能力・忍耐力・問題解決力など、看護師の仕事に活かせる強みを、エピソードとセットで2〜3点に絞って伝えると効果的です。社会人経験で培った視点は、大きなアピールポイントになります。
学習意欲と覚悟
「看護の勉強は大変ですが、最後までやり遂げられますか」「訓練期間中の生活設計は」など、学習への真剣度や計画性を見る質問です。
勉強の大変さを理解したうえで、それでも学びたいという意欲と、具体的な学習計画や困難を乗り越える覚悟を示せると、面接官にも安心感を与えられます。
将来の目標・キャリアプラン
「どんな看護師になりたいですか」「卒業後はどう活躍したいですか」といった将来のビジョンに関する質問です。
訓練を通じて得た知識やスキルを活かして、どんな分野でどう貢献したいかを具体的に語れるとよいですね。
筆記試験の出題傾向と対策
職業訓練の看護学校では、国語・数学(中学〜高校の基礎レベル)、一般常識、作文(小論文)が出題の中心です。専門知識よりも、看護を学ぶうえでベースとなる学力や思考力、言語化力がチェックされます。
論理的に考える力や、自分の意見をきちんと伝える力といった基本的な能力が試されると考えておいてください。
末永
対策としては、まず学生のころに習った基本をしっかりおさらいすることです。
市販の入試対策問題集で出題パターンに慣れたり、時間配分を練習したりするのも効果的です。
作文や小論文は「なぜ看護師になりたいか」などのテーマで実際に書く練習を重ねましょう。
合格しやすい人の特徴
選考を突破して看護師への扉を開く人たちには、いくつか共通する特徴や心がけがあります。これまで多くの社会人のチャレンジを見てきた中で、とくに大切だと感じるポイントを紹介します。
合格しやすい人の特徴
「なぜ看護師になるのか」熱意とストーリーがある
職業への理解と学ぶ覚悟がある
自分の強みと課題を客観視できている
事前の準備と計画性がしっかりしている
何よりも「なぜ看護師になりたいのか」という志望動機が明確で、その思いに一貫性があり、自分の言葉で熱く語れる人は強いです。
とくに社会人なら、これまでの職務経験や人生経験を踏まえて「今だからこそ、この経験を活かして看護師を目指したい!」というストーリーがあると、面接官の心に響きやすいです。
看護の仕事の大変さも分かったうえでの「それでもやりたい」という覚悟と、真剣に学ぶ姿勢もポイントになります。さらに、自分の強みを客観的に理解し、看護の現場でどう活かせるかを具体的に示せることも必要です。
末永
選考に向けてしっかり準備を重ね、計画的に行動できる人はよい結果につながりやすいです。
筆記対策はもちろん、提出書類の丁寧さや面接での的確な受け答えにも、本気でこの道に進みたいという真剣さが表れますよ。
ハローワーク職業訓練と看護学校についてよくある質問
ハローワークの職業訓練で看護学校を目指すときに「これってどうなんだろう」と気になる疑問や不安がたくさん出てきますよね。
このパートでは、ハローワーク職業訓練と看護学校についてのよくある質問にQ&A形式でお答えしていきます。
ハローワークの職業訓練(看護学校コース)は、誰でも利用できますか?
いいえ、本気で看護師を目指し、訓練の必要性がハローワークに認められた人が主な対象です。
求職者支援制度や専門実践教育訓練給付制度には、それぞれ対象者の条件が定められていますね。
※詳しくは「職業訓練の対象者・条件」をごらんください。
職業訓練で正看護師と准看護師、どちらのコースを目指すべきですか?
早く現場に出て働きたいなら2年課程の准看護師、最初から幅広い業務と高い給与水準を目指すなら3年課程の正看護師が向いています。
准看護師として働きながら進学コースで正看護師を目指す段階的な道もあるので、自分の生活設計に合わせて選ぶのがおすすめです。
職業訓練で月10万円の給付金がもらえるのは、何ヶ月間ですか?
月10万円の職業訓練受講給付金は、原則として指定された職業訓練を受けている期間中に受け取ることができます。
求職者支援制度のもので、訓練期間が2年を超える場合でも支給対象は最長2年間と定められています。
6ヶ月の訓練ならその6ヶ月間、2年の訓練ならその2年間、ほかの支給条件を満たせば毎月10万円が支給されるイメージですね。
職業訓練の「受講手当」は日額500円と聞きましたが本当ですか?他に手当はありますか?
日額500円の受講手当は、主に雇用保険を受けながら公共職業訓練に参加する人が対象の手当です。
看護学校を目指す長期の専門訓練では、専門実践教育訓練給付金や求職者支援制度の職業訓練受講給付金など、別の形の給付が用意されていることが多いです。
たとえば専門実践教育訓練給付金を使う場合は、受講手当の代わりに学費の最大80%や、45歳未満の離職者など一定の条件を満たせば生活費を支える教育訓練支援給付金が受けられることがあります。
看護学校の職業訓練中にアルバイトはできますか?収入に上限はありますか?
職業訓練中のアルバイトは基本的に可能ですが、受け取る給付金の種類によって収入の上限やルールが決められています。
一定以上の収入があると「支援の必要性が低い」と見なされることがあるからです。
求職者支援制度の職業訓練受講給付金を受けるには、次のような条件があります。
- 本人の訓練期間中の月収が8万円以下(シフト制で働く人などは事情により月12万円以下)であること
- かつ世帯収入や金融資産も一定の基準内であること
月10万円の職業訓練受講給付金を受けたい場合は、アルバイト収入などをこの上限額内に抑える必要があります。
看護学校の職業訓練を休んだら失業給付はもらえませんか?
訓練を休むと、原則としてその日数分の失業保険(基本手当)や、その月の職業訓練受講給付金が受け取れなくなる可能性があります。
手当や給付金は、訓練にきちんと出席してスキルを身につけ、一日も早く就職することを前提に支給されるものだからです。
求職者支援制度の職業訓練受講給付金は、やむを得ない欠席でも1ヶ月の訓練日数の2割を超えて欠席すると、その月は支給されないと定められています。
体調不良などでやむを得ず休む場合は、すぐに訓練校とハローワークの両方に連絡し、医師の証明書などを提出するようにしましょう。
ハローワークの職業訓練(看護学校のコースなど)に、年齢制限はありますか?
受講そのものは、原則として年齢の上限は設けられていません。
国の制度は、幅広い年齢層のスキルアップや再就職を応援することを大きな目的としているからです。
専門実践教育訓練給付金や求職者支援制度の利用条件では、年齢よりも雇用保険の加入期間や現在の就労状況が重視される傾向にあります。
ただし生活費を支える教育訓練支援給付金は、原則として45歳未満の離職者が対象という年齢に関する条件があります。
ハローワークの職業訓練(看護学校のコースなど)は仕事をやめていない人でも利用できますか?
在職中でも、専門実践教育訓練給付金といった国の制度を使って、ハローワーク経由で看護学校のコースなどで学べるチャンスがあります。
厚生労働省の専門実践教育訓練給付制度では、雇用保険に一定期間加入しているなどの条件を満たせば、在職中でも学費(教育訓練経費)の一部支給の対象としています。
ただし生活費を支える教育訓練支援給付金は離職した人が対象となるなど、使えるサポート内容に違いが出る場合がありますね。
職業訓練の給付金をもらっていることは、以前の会社や家族にバレますか?
基本的に、ハローワークや関係機関から、給付金を受け取っているという情報が以前の会社や家族へ直接通知されることはありません。
給付金の受給に関する情報は大切な個人情報であり、プライバシーは守られるからです。
職業訓練の給付金をもらうとき、税金の扱いはどうなりますか?
職業訓練の給付金をもらうとき、多くが非課税扱いとなっています。
求職者支援制度の職業訓練受講給付金は、国の資料でも非課税であると記されています。
所得税や住民税の対象にならないため、確定申告も原則として不要ですよ。
ハローワークの職業訓練(看護分野)では、看護師以外にどんな医療・福祉系の資格を目指せますか?
看護師のほかにも、同じ医療・福祉の分野で社会に貢献できるさまざまな資格取得を目指せるコースがあります。
専門実践教育訓練給付制度の対象講座には、保健師や助産師といった、より専門性の高い看護系資格の養成課程が含まれることがあります。
求職者支援訓練などの制度では、介護福祉士・社会福祉士・医療事務・保育士といった、医療・福祉・保育分野のさまざまな専門職を目指すコースが設けられていることもあります。
職業訓練手当がもらえない理由は何ですか?
給付金がもらえない主なケースは、収入・資産・出席状況といった各制度が定める支給条件を満たしていない場合や、申請手続きの不備・期限切れです。
本当に支援を必要とする人が訓練に集中し、スムーズな就職につなげるために、公平なルールに基づいて支給されるものだからです。
求職者支援制度の職業訓練受講給付金は、本人の月収が8万円(シフト制などで働く場合は12万円)を超える場合や、訓練の出席日数が1ヶ月のうち8割に満たない場合は支給されません。
専門実践教育訓練給付金も、雇用保険の加入期間が足りず受給資格がない場合や、訓練を途中でやめて修了できなかった場合には支給されません。
訓練開始前にハローワークで状況を正確に伝え、支給条件を確認し、訓練が始まったら真面目に出席することが何よりも大切です。
訓練開始前のハローワークでの手続き忘れ、アルバイト収入の申告漏れ、正当な理由なく訓練を休む、といったことのないよう気をつけましょう。
訓練開始まで失業保険を受けたいのですが「求職活動実績」はどうすれば良いですか?
失業保険の給付を受け続けるには、ハローワークが求める求職活動実績を示す必要があり、転職サイトのオンラインセミナーも方法の一つです。
たとえばdoda(デューダ)のオンラインセミナーには、視聴するだけで求職活動実績として認められ、ハローワークに提出できる証明書が発行されるものがあります。
看護学校の入学準備で忙しい時期でも、効率よく求職活動実績を作り、安心して給付を受けながら次のステップに進むことができますよ。










