看護師辞めて違う仕事！おすすめの転職先16選｜注意点も必見

【結論】看護師を辞めて違う仕事は可能

看護師を辞めて違う仕事に転職することは可能です。

看護師の転職事情について詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。

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次のトピックでは、看護師の経験や資格を活かせるおすすめの転職先を紹介します。

看護師が他の業種へ転職を考えた理由8選

日本看護協会の「2022年病院看護実態調査」によると、看護師の離職率は11.6%、新卒看護師の離職率が10.3%、既卒看護師が16.8%といずれも前年に比べると上昇傾向にあります。

学校で医療に関する知識やスキルを学び、国家資格を取得した看護師が離職を選ぶ理由はなぜなのでしょうか。

日本労働調査組合の「看護師の退職動機に関するアンケート調査(2021年10月)」を元に、看護師を辞めてしまう理由についてまとめてみました。

看護師が退職理由ランキングの上位を占めるのは労働条件や労働環境によるものです。

日本看護協会の調査では新卒看護師の平均給与は271,730円、勤続10年の看護師の平均給与は324,446円となっています。

賃上げの影響で基本給が3,000円～4,000円増加しているものの、看護師の仕事は労働に対しての報酬が少ないと感じ辞めていく人が多いようです。

看護師の経験や資格を活かせる！おすすめの転職先16選

看護師を辞めてまったく新しい異業種へ未経験からチャレンジしていく人もいますが、結局は仕事が合わないと感じて辞めてしまう人も少なくありません。

医療・福祉業界は慢性的な人材不足ですから看護師なら引く手あまたです。しかし、一般企業はライバルが多いため、相対的に転職は難しいです。

看護師を辞めても看護師資格が活かせる医療・福祉業界の仕事を紹介していきます。

美容クリニック

美容クリニックは、整形手術や脱毛レーザーなどの美容医療をおこなう施設のことです。大きく分けて「美容皮膚科」と「美容外科」があり、それぞれ医療施術内容が異なります。

美容クリニックでは、看護師のスキルや経験を活かし以下のような業務に従事していきます。

基本的に医療処置に関わるものは、国家資格のある看護師が担当することが多いです。

看護師の検査、点滴・採血・注射、診療介助や手術介助の経験とスキルが役立てられ、とくに注射や採血の経験が求められる傾向にあります。

また、美容クリニックは自由診療を提供していることもあり、来院する人は「患者さん」ではなく「お客様」としてサービスを提供すると言う点が大きく異なります。

検診・健診センター・献血ルーム

検診・健診センター・献血ルームでは、病気の予防や早期発見のために健康チェックをおこなっていく施設です。

健康意識が高まっている昨今でニーズも拡大傾向にあります。

検診・健診センター・献血ルームでは、看護師のスキルや経験を活かし以下の業務を担当します。

検診・健診センター・献血ルームでの仕事は、主に検査の実施や検査補助をおこないます。また、施設によっては出張健診や検診車での巡回検診、内視鏡検査の補助もおこなう可能性があります。

看護師としての経験や医療知識を活かして働くことができます。

また、同じ医療業界ですが、検診・健診センター・献血ルームの場合は夜勤や残業がないのが特徴です。

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訪問看護ステーション

訪問看護ステーションとは、利用者の自宅や介護施設を訪問する仕事を担っており、都道府県知事の指示に従って保健師または看護師が管理者となって運営している事務所を言います。

主に訪問看護従事者として看護師・准看護師・保健師・助産師が活躍しています。

訪問看護ステーションでは、看護師のスキルや経験を活かし、以下の業務を担います。

訪問看護ステーションでは、医療と生活の両面をサポートしていくため、医療従事者としての経験とスキルを活かすことができます。

利用者のほとんどが高齢者なので急変に備えて24時間体制をとっています。つまり、夜勤があることを理解しておく必要があります。

高齢者向け看護施設

高齢者向け看護施設は以下のような施設を指します。

高齢者向け看護施設では、看護師のスキルや経験を活かし、以下の業務を担います。

高齢者向けの看護施設では、介護が必要な高齢者に対し、医療だけでなく快適に過ごせるよう生活支援の業務もおこないます。

とくに医師が駐在していない施設では、看護師の有資格者が医療処置をおこなうケースもあり、自主的な判断能力を求められるため「特定看護師」の有資格者は重宝されます。

児童福祉施設

児童福祉施設とは、満18歳未満の児童に対し生活支援や相談、障害を持った子供の支援をおこないます。

児童福祉施設とは以下の場所を指します。

児童福祉施設では看護師は以下のような業務に携わります。

保育に関わることは保育士の役割となっているので、看護師のスキルや経験を活かして、健康の支援を期待されています。

コロナ禍の今では感染症対策や、保育士のメンタルケアなど、看護師に期待されている役割も多いです。

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障害者支援施設

障害者支援施設とは、介護や援助が必要な障害者に対し、生活介護、自立訓練を支援する機関です。

障害者支援施設は、以下の場所を指します。

障害者支援施設では、看護師のスキルや経験を活かし以下のような業務に携わります。

障害者支援施設では、医療行為があまり発生しないため、ブランクがある看護師でも復職しやすい環境です。

ただし、健康管理や投薬管理、必要に応じて医療行為が発生することもあるので看護師のスキルや経験を活かすことができます。

とくに精神科での看護経験がある人は重宝される傾向にあります。

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看護師等養成所

看護師等養成所は、看護師を育成するための学校です。

看護師としての経験は看護師等養成所でも活かすことができます。

看護師等養成所では、看護師のスキルや経験を活かし以下の業務に従事します。

看護師等養成所の教員を専任教員といい、専任教員になるためには「保健師、助産師又は看護師として1つの業務に3年以上従事しており、教育に関する科目を合計4単位以上取得している」もしくは「保健師、助産師又は看護師として5年以上業務に従事した者」などの条件があります。

看護師としての実際の経験や培ったスキルを学生の育成に役立てられるのが魅力です。

保健センター・保健所

保健センター・保健所は、保健指導や健康相談をすることで地域の人たちの健康をサポートする機関です。

保健センター・保健所で仕事する人を保健師と呼びます。保健センター・保健所では、看護師のスキルや経験を活かし以下の業務に関わります。

保健センター・保健所で勤務する保健師は、公務員となります。

保健師になるためには公務員試験を突破する必要があり、自分のタイミングで転職できたりする職種ではないので注意が必要です。

看護師としての健康や病気予防の知識、感染症対策の経験を活かして業務をおこなうことが可能です。

また、保健センター・保健所と同じく以下のような公的医療機関も看護師の活躍先として挙げられます。

おすすめの一般企業5選

看護師の資格は、医療業界だけでなく一般企業でも活かすことができます。ただし、基本的には求人が少ないので、医療・福祉業界に比べると転職難易度は高めです。

看護師の資格を活かせる一般企業の仕事を紹介していきます。

産業看護師

産業看護師は、一般企業の診療所や医務室・健康管理室に勤務する看護師を言います。

産業看護師の業務内容は基本的には以下の通りです。

一般企業の社員の発熱や急病に対応する仕事がメインになるため、看護師としての経験をしっかり活かせる職種です。

また、昨今ではメンタルヘルスケアを重要視している企業も多いので、仕事の幅を広げることができます。

救護室

商業施設やテーマパークに常設されている救護室の勤務ポジションが存在します。

商業施設やテーマパークを訪れた人たちが怪我や急病を引き起こした際に、救護室で適切な処置ができることが期待されています。

素人では病院に行くべきか判断できないこともあるので、病状や怪我の重度判断にも看護師としてのスキルや経験を活かすことが可能です。

医療機器メーカー(フィールドナース)

医療機器メーカー(フィールドナース)は、主に医療機器メーカーで以下の業務を行っていきます。

医療機器メーカー(フィールドナース)の業務内容は基本的には以下の通りです。

医療機器メーカー(フィールドナース)は、取引先の病院やクリニックに対し、自社製品の販売につながるよう専門的な視点での説明やデモンストレーションをおこなっていきます。

医療に関する専門知識がないとできない仕事なので、看護師としての知識や経験をしっかり活かすことができます。

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治験コーディネーター(CRC)

治験コーディネーター(CRC)は、製薬会社で新しい医薬品を開発する際の臨床試験がスムーズにおこなえるように調整していく仕事を言います。

医療機器メーカー(フィールドナース)の業務内容は基本的には以下の通りです。

治験コーディネーター(CRC)の仕事は、資料作成のボリュームがかなり大きくなるのが特徴です。資料作成に際しても医療的な知見が必要になるので、看護師としてのスキルや経験を活かすことができます。

また、医師や被験者とのコミュニケーションがしっかり取れること、PCスキルなど求められることが多いポジションでもあります。

医療系コールセンター

医療系コールセンターとは、病気や怪我の相談や製品についての問い合わせなど、電話口で問い合わせに対応する業務を担います。

医療系コールセンターは、顧客からの質問対応をしていくのが主な仕事です。以下のような業界で募集がされている傾向にあります。

就業する施設によって業務内容は変わってきますが、受電で顧客対応をしていく点では同じです。

医療系コールセンターには素人ではわからない相談が寄せられることが多いため、医療業界での知識や経験を活かすことができます。

ちなみに医療系コールセンターは顧客満足度(CS)を高める目的で設置している企業も多いです。

おすすめの単発バイト・派遣3選

看護師の資格を活かせる仕事は常勤勤務だけでなく、以下のような単発の仕事もあります。

ただし、単発でのスポット勤務になるので常に求人が出ているわけではありません。

もし単発の仕事を求めているなら、看護師向けの転職サイトに登録し、募集が出たらチャンスを逃さないようにするのが大切です。

看護師の資格を活かせる単発の仕事は主に下記の3つがあります。

イベントナース

イベントナースは、音楽コンサートやスポーツ大会など屋内・屋外問わず、イベントで設置される救護室や医務室で業務をおこないます。

イベントナースの業務内容は基本的には以下の通りです。

仕事内容は救護室の仕事と同じ内容になりますが、大きな違いはイベントナースは1日などの短期間の勤務である点です。

短い勤務となりますが、看護師の知識や経験をしっかり活かすことができる仕事になります。

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ツアーナース

ツアーナースとは、学校や企業の旅行や課外活動、一般団体旅行に付き添う仕事です。

ツアーナースの業務内容は基本的には以下の通りです。

イベントナースと同じく、旅行や課外活動の期間中に発生する仕事なので単発での勤務になります。しかし、イベントナースとは違い、旅行者に同行するため宿泊も発生する場合が多いです。

急病や怪我の処置がメインになるので、看護師としてのスキルや経験を発揮できます。

シップナース

シップナースとは、豪華客船やクルージングなどの船に同乗して業務をおこなう仕事を言います。

シップナースの業務内容は基本的には以下の通りです。

シップナースは、応急処置の対応が必要になるので看護師としての資格やスキルを活かすことができます。

また、英語力を求められることも多く「英語で医療処置した経験」を条件にしている場合もあり、英語を活かして働くことも可能です。

ただし、長いと数週間～6ヶ月の長期間の乗船が条件になっているので、期間はしっかり確認しておく必要があります。

看護師を辞めて違う仕事へ転職するコツ

看護師を辞めて違う仕事へ転職を成功させるコツを紹介します。

医療・福祉業界、一般企業への転職すべてに当てはまるポイントなので要チェックです。

いつまでに転職するかを決める

いつまでに転職するのか転職活動のスケジュールを決めておくことが大切です。

看護師は休みが取りにくく仕事も夜勤があるため、転職活動に時間が取りにくいことが多いです。

それを見越した上でスケジュールを立ておくことが転職活動の成功に結びつきます。

選考でのアピールポイント

看護師の資格・経験・スキルを選考でどのようにアピールするかを整理しておくことも大切です。

求人先の仕事が異業種であったとしても、必ず看護師の経験で活かせるポイントがあるはずです。そこを探してアピールポイントを明確にすると良いです。

自己分析に合わせ、求人先ではどのような人材を求めているかをしっかり把握し、アピールポイントを整理しておくようにしましょう。

キャリアチェンジの大変さを把握する

看護師とは違う仕事にキャリアチェンジすることになるので、その大変さを把握することも重要です。

これまで違う仕事になるので、イメージがつきにくくキャップも生じやすくなります。とくに、営業職など数字を追いかける必要があったり、「患者さん」から「お客様」になり対応に違いが出てくるなど、環境が180度変わることもあります。

それをしっかり意識して入社後も努力が必要であることを覚えておくと良いでしょう。

看護師を辞めて違う仕事へ転職する手順

看護師を辞めて違う仕事へ転職する手順を紹介していきます。

基本的に職種や業種問わず、転職活動は以下のような流れで入社まで進んでいきます。

看護師を辞めて違う仕事へ転職する場合は、企業に応募するまでの流れが非常に重要です。

それぞれ重要なポイントに合わせて細かく解説していきます。

なぜ看護師を辞めたいのかを明確にする

まずは、なぜ看護師を辞めてキャリアチェンジしたいのかを明確にしていきましょう。

転職活動においてゴールを決めておくことが重要で、このゴールを決めておかないとダラダラ転職活動をすることになります。最悪の場合は現職の仕事にも支障をきたし、悪循環となってしまいます。

自分で明確なゴールを決めるためには「なぜ看護師を辞めたいのか」を明確にする必要があるのです。

これを明確に知っていくためには自己分析が欠かせません。

自分でこれまでのことを振り返り一問一答方式で回答していくと考えが整理しやすいです。

自分自身に対し、一問一答方式で考えを整理しておくと自分の考えも整理しやすくなります。このように自己分析をおこない、転職活動の方向性を決めておくと良いです。

利用する転職サイト・エージェントを選ぶ

転職活動の方向性が定まったら、利用する転職サイト・エージェントを選んでいきましょう。

利用する転職サイト・転職エージェントはそれぞれ強みが異なるので、自分の転職活動の方向性にあった転職サイト・転職エージェントを選ぶ必要があります。

以下のような基準で転職サイト・エージェントを比較して、自分に合うサービスに登録しましょう。

転職サイト・エージェントの選び方や使い方をもっと詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。

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看護師を辞めて違う仕事へ転職する方法

看護師を辞めて違う仕事へ転職する方法は主に2通りあります。

看護師としての経験を活かして医療・福祉業界へ転職する場合と、異業種へキャリアチェンジする場合です。それぞれで転職する方法が異なるので、下記で詳しく解説していきます。

資格を活かして医療・福祉業界へ転職する場合

資格を活かして医療・福祉業界へ転職する場合には、看護師の転職に専門特化した転職サイト・転職エージェントを利用するのがおすすめです。

看護師転職に特化した転職サイト・転職エージェントであれば、高収入の求人が見つけやすいだけでなく、必要な情報が得られやすいメリットがあります。

また、特化型転職エージェントのキャリアアドバイザーは医療業界に精通していることもあり、相談もしやすく資格を活かすことができる求人を見つけてもらえます。

看護師や一般向けの転職サイトランキングは下記の記事で詳しく解説しています。

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異業種へキャリアチェンジする場合

看護師を辞めて営業職や事務、エンジニアなど、異業種へキャリアチェンジをする場合には、大手総合型の転職エージェントの利用がおすすめです。

転職市場では基本的に即戦力採用となり、異業種へ挑戦する場合には未経験での転職になるため、未経験歓迎の求人を多く保有した大手総合型転職エージェントに登録するのが手っ取り早いです。

看護師を辞めて違う仕事へ転職した人の体験談

看護師を辞めて違う仕事へ転職した人の体験談を紹介します。

看護師を辞めて違う仕事へ転職する際によくある質問

看護師を辞めて違う仕事へ転職する際によくある質問についてまとめました。

40代～50代の看護師が別の仕事へ転職できる？

看護師から一般職へ転職できる？

看護師から異業種への転職は不利になる？

ガルちゃんとは